JP2004330524A - 静電式液体吐出ヘッドの駆動方法、静電式インクジェットヘッドの駆動方法、及びインクジェットプリンタ - Google Patents

静電式液体吐出ヘッドの駆動方法、静電式インクジェットヘッドの駆動方法、及びインクジェットプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】インクノズルの目詰まり等を、回路構成の複雑化、印字速度の低下を招くことなく防止可能な静電式インクジェットヘッドの駆動方法を提案すること。
【解決手段】静電式インクジェットヘッド110の駆動電圧パルス信号V3として、メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaとインク吐出用駆動電圧パルスPwbが交互に現れるものを用いる。インク液滴を吐出させるインクノズル115にはインク吐出用駆動電圧パルスPwbを印加し、それ以外のインクノズル115にはメニスカス振動用駆動電圧パルスPwaを印加して、インクメニスカスの微振動を発生させる。これらの駆動電圧パルスが選択的にインクノズル115に印加されるので、インクノズル115に粘度が増加したインクが滞留して目詰まり等が起きることを確実に防止できる。メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの印加時点を適切に設定しておくことにより、インク吐出用駆動電圧パルスPwbの周期を可能な限り小さくできるので、印字速度の低下を招くこともない。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電式インクジェットヘッドなどに代表される静電式液体吐出ヘッドの駆動方法に関し、ノズル内に粘度の増加した液体が滞留することに起因するノズルの目詰まりや液体の吐出不良を防止可能な静電式液体吐出ヘッドの駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体吐出ヘッド、例えば、インクジェットプリンタのインクジェットヘッドとしては、静電気力を利用してインクを貯留したインク室の容積を変化させて、インク室に連通しているインクノズルからインク液滴を吐出させる静電アクチュエータを備えた静電式インクジェットヘッドが知られている。静電アクチュエータは、インク室の一部を形成している振動板電極と、これに対向配置されている固定側電極とを備え、これらの間に駆動電圧パルスを印加すると、振動板電極が固定側電極に吸引され、駆動電圧パルスの印加を解除すると、振動板電極が固定側電極から開放されて弾性復帰する。かかる振動板電極の振動によってインク室のインク圧力が変動して、振動板電極が固定側電極から開放されて弾性復帰する過程で、インク室に連通しているインクノズルからインク液滴の吐出が行われる。
【0003】
インクノズルからインク液滴の吐出が行われない状態が継続すると、インクノズル内のインクが乾燥してその粘度が増加する。インクノズル内に粘度の増加したインクが滞留すると、次に発生するインク液滴の吐出時点においてインク液滴を吐出できないという目詰まりが発生する惧れがある。また、インク液滴を吐出できても、充分な量および速度でインク液滴を吐出できないというインク液滴の吐出不良が発生する惧れがある。インクノズルの目詰まり、インク液滴の吐出不良が発生すると、印字品質が大幅に低下してしまう。
【0004】
インクノズル内に留まっているインクの粘度増加を防止するための方法としては、インク液滴の吐出が行われないインクノズルのインクメニスカスを微振動させるものが提案されている。例えば、インク液滴の吐出が行われないインクノズルに対しては、インク液滴吐出用の駆動電圧パルスの印加時点において、それよりも振幅の小さな電圧パルスを印加して、インクノズル内のインクメニスカスを微振動させるようにしている。この方法は、例えば、次の特許文献に開示されている。
【0005】
【特許文献】
再公表特許WO97/32728号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般にインクジェットヘッドは多数のインクノズルを備えており、各インクノズルの静電アクチュエータを個別制御して選択的にインク液滴を吐出させている。従って、上記の従来の方法を採用する場合には、同一のタイミングで、インク液滴を吐出させるインクノズルの静電式アクチュエータにはインク吐出用の駆動電圧パルスを印加し、インク液滴を吐出させないインクノズルの静電式アクチュエータには振幅の小さなインクメニスカス微振動用の電圧パルスを印加する必要がある。かかる制御を実現するためには、同一のタイミングで異なる波形の駆動電圧パルスを選択的に各インクノズルに印加する必要があるので、一般に駆動用の回路構成が複雑化してしまう。
【0007】
本発明の課題は、駆動用の回路構成の複雑化を招くことなく、ノズルの目詰まりなどを防止するためにノズル内のメニスカスを微振動させることのできる静電式インクジェットヘッドなどの静電式液体吐出ヘッドの駆動方法を提案することにある。
【0008】
また、本発明の課題は、上記の課題と共に、印字速度の低下を招くことなく、ノズル内のメニスカスを微振動させることのできる静電式インクジェットヘッドなどの静電式液体吐出ヘッドの駆動方法を提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の静電式液体吐出ヘッドの駆動方法は、一定間隔で対向配置されている振動板電極および固定側電極の間に、液体吐出用駆動電圧パルスを印加し、これらの間に発生する静電気力によって前記振動板電極を振動させることにより液体圧力変動を発生させ、当該液体圧力変動を利用して液体吐出ノズルから液滴を吐出させ、
前記液体吐出用駆動電圧パルスを印加しない場合には、液滴を吐出させることなく前記液体吐出ノズルのメニスカスを振動可能なメニスカス振動用駆動電圧パルスを、前記液体吐出用駆動電圧パルスの印加時点の手前あるいは後の時点で、前記振動板電極および前記固定側電極の間に印加することを特徴としている。
【0010】
ここで、前記液体吐出用駆動電圧パルスの放電開始時点から後続の前記メニスカス振動用駆動電圧パルスの放電開始時点までの期間が、前記液体圧力変動の固有周期の1/4から1/2までの範囲内の値となるように、前記メニスカス振動用駆動電圧パルスの印加時点が定められていることが望ましい。
【0011】
本発明は静電式インクジェットヘッドの駆動方法に採用するのに適している。本発明を適用した静電式インクジェットヘッドの駆動方法は、
一定間隔で対向配置されている振動板電極および固定側電極の間に、インク吐出用駆動電圧パルスを印加し、これらの間に発生する静電気力によって前記振動板電極を振動させることによりインク圧力変動を発生させ、当該インク圧力変動を利用してインクノズルからインク液滴を吐出させ、
前記インク吐出用駆動電圧パルスを印加しない場合には、インク液滴を吐出させることなく前記インクノズルのインクメニスカスを微振動可能なメニスカス振動用駆動電圧パルスを、前記インク吐出用駆動電圧パルスの印加時点の手前あるいは後の時点で、前記振動板電極および前記固定側電極の間に印加することを特徴としている。
【0012】
本発明では、異なるタイミングで発生するインク吐出用駆動電圧パルスおよびメニスカス振動用駆動電圧パルスを選択的に印加ことにより、インク液滴の吐出およびインクメニスカスの微振動を選択的に行うようにしている。かかる制御は、電極間に印加する駆動電圧パルス信号として、インク吐出用駆動電圧パルスおよびメニスカス振動用駆動電圧パルスが交互に現れるものを用いることにより、回路構成の複雑化を招くことなく実現できる。
【0013】
また、本発明では、前記インク吐出用駆動電圧パルスの放電開始時点から後続の前記メニスカス振動用駆動電圧パルスの放電開始時点までの期間が、前記インク圧力変動の固有周期の1/4から1/2までの範囲内の値となるように、前記補助電圧パルスの印加時点が定められていることを特徴としている。
【0014】
印加されたインク吐出用駆動電圧パルスの放電開始から、インク圧力変動の固有周期の1/4〜1/2までの期間は、振動板電極と固定側電極のギャップが、待機状態でのギャップ以上になり、しかも、振動板電極が固定側電極から遠ざかる方向に弾性変位して電極間ギャップが広がる方向に変化する期間である。従って、かかる期間においてメニスカス振動用駆動電圧パルスを印加しても、固定側電極から離れる方向に弾性変位している振動板電極の挙動に対して実質的に影響が及ぶことがない。よって、インク吐出用駆動電圧パルス印加によるインク液滴の吐出特性が低下することがない。従って、インク吐出用駆動電圧パルスの周期を可能な限り短くできるので、印字速度の低下を招くことなく、インク液滴が吐出されないインクノズルのインクメニスカスを微振動させることができる。
【0015】
本発明による静電式インクジェットヘッドの駆動方法は、複数回のインク液滴の吐出により1画素印字を行う多ショット/画素印字の場合に有効である。この場合には、インク液滴が吐出されない状態が継続するインクノズルが発生し易いので、インクノズルの目詰まりや、インク液滴の吐出不良が発生し易い。本発明の方法を採用すれば、確実にこのような弊害を防止できる。
【0016】
次に、本発明を静電式インクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタに関するものであり、上記の駆動方法により静電式インクジェットヘッドを駆動することを特徴としている。本発明によれば、印字速度の低下を招くことなくインクノズルの目詰まりなどを防止できるので、高速で高品位の印字を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した静電式インクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタの実施の形態を説明する。
【0018】
(インクジェットプリンタの全体構成)
図1は本実施の形態に係る静電式インクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタを示す概略構成図である。
【0019】
本実施の形態に係るインクジェットプリンタ100は、記録紙102を主走査方向Yに向けて搬送するプラテン103と、このプラテン103にインクノズル面が対峙しているインクジェットヘッド110と、このインクジェットヘッド110を副走査方向Xに向けて往復移動させるためのキャリッジ105と、インクジェットヘッド110の各インクノズルにインクを供給するインクタンク106とを有している。プラテン103から副走査方向Xに外れた位置には、ノズルキャップ107が配置されており、このノズルキャップ107はインクポンプ108を介して廃インク回収部109に連通している。
【0020】
(静電式インクジェットヘッド)
図2は、静電式インクジェットヘッド110を示す概略構成図である。静電式インクジェットヘッド110は、半導体からなるキャビティ基板112、同じく半導体からなるノズル基板113、およびガラス製の電極基板114を積層することにより構成されている。ノズル基板113には複数のインクノズル115が形成されている。ノズル基板113とキャビティ基板112の間には、各インクノズル115に連通する独立したインク室116が区画形成されており、各インク室116は細いインクオリフィス117を介して単一の共通インク室118に連通している。共通インク室118には外部から不図示のインク供給経路を介してインクが供給される。
【0021】
各インク室116の底壁部分には面外方向に振動可能な振動板電極119が形成されており、各振動板電極119が共通電極として機能する。各振動板電極119に対峙している電極基板114の表面部分には凹部120がそれぞれ形成され、各凹部120の底面には、振動板電極119に所定の間隔で対峙している個別電極121(固定側電極)が形成されている。各振動板電極119と、それぞれに対峙している個別電極121とにより静電アクチュエータが構成されている。
【0022】
この静電アクチュエータに駆動電圧パルスを印加することによって発生する静電気力を利用して、振動板電極119を振動させるようになっている。振動板電極119の振動によって、インク室116の容積が増減し、これによってインク室116内に発生するインク圧力の変動に基づき、インク室116に連通しているインクノズル115からインク液滴122が吐出する。
【0023】
本例の静電式インクジェットヘッド110は、例えば、ノズル基板113に一列に形成された64個のインクノズル115を備えており、これら64個のインクノズル115から選択的にインク液滴を吐出させることにより、所望の文字や画像を印刷することが可能となっている。
【0024】
なお、図示の静電式インクジェットヘッド110は、ノズル基板113の上面に設けたインクノズルからインク液滴を吐出させるフェイスエジェクトタイプであるが、本発明の制御対象となる静電式インクジェットヘッドは、インク液滴を基板の端部に設けたインクノズルから吐出させるエッジエジェクトタイプでもよい。
【0025】
(インクジェットプリンタの制御系)
図3は、インクジェットプリンタ100の制御系を示す概略ブロック図である。この図を参照して、静電式インクジェットヘッド110を備えたインクジェットプリンタ100の制御系を説明する。本実施の形態に係るインクジェットプリンタ100は、静電式インクジェットヘッド110を駆動制御するためのインクジェットヘッド駆動制御装置1を有しており、このインクジェットヘッド駆動制御装置1は、CPU2aを中心に構成されたインクジェットヘッド制御部2を備えている。CPU2aには外部装置3からバス3aを介して印刷情報が供給され、また、内部バス2bを介してROM4a、RAM4bおよびキャラクタジェネレータ4cが接続されている。
【0026】
インクジェットヘッド制御部2では、RAM4b内の記憶領域を作業領域として用いて、ROM4a内に格納されている制御プログラムを実行し、キャラクタージェネレータ4cから発生するキャラクター情報に基づき、インクジェットヘッド駆動用の制御信号を生成する。制御信号は論理ゲートアレイ5および駆動パルス発生回路6を介して、印刷情報に対応した駆動制御信号となって、コネクタ7を経由して、ヘッド基板8に形成されたヘッドドライバIC9に供給される。また、ヘッドドライバIC9には、印字用の駆動電圧パルス信号V3、制御信号LP、極性反転制御信号REVなども供給される。
【0027】
ヘッドドライバIC9では、供給された上記の各信号および電源回路10から供給される駆動電圧Vpに基づき、静電式インクジェットヘッド110の各振動板電極119、すなわち共通電極に印加すべき駆動電圧パルスをその共通出力端子COMから出力し、各インクノズル115に対応する個別電極121に印加すべき駆動電圧パルスを、各個別電極121に対応した個数の個別出力端子SEGから出力する。共通出力端子COMの出力と個別出力端子SEGの出力との電位差が各インクノズル115に対応した各振動板電極119と、それぞれに対峙している個別電極121の間に印加される。駆動時(インク液滴の吐出時)には指定された向きの駆動電位差波形を与え、非駆動時には駆動電位差を与えないようになっている。
【0028】
また、非駆動時には、後述のように、インク吐出用駆動電圧パルスの印加時点よりも手前の時点でインクメニスカス微振動用の小さな波形のメニスカス振動用駆動電圧パルスが個別出力端子SEGに出力され、振動板電極119と個別電極121の間に指定された向きの駆動電位差波形が与えられる。
【0029】
図4は、ヘッドドライバIC9の内部構成の一例を示す概略ブロック図である。ヘッドドライバIC9は電源回路10から高電圧系の駆動電圧Vpおよび論理回路系の駆動電圧Vccが供給されて動作するCMOSの64ビット出力の高耐圧ドライバである。ヘッドドライバIC9は、供給された駆動制御信号に応じて、駆動電圧パルスとGND電位の一方を、インクジェットヘッド110の各インクノズル115に対応する対向電極間に印加する。
【0030】
ヘッドドライバIC9における番号91は64ビットのシフトレジスタを示している。シフトレジスタ91は、シリアルデータとして論理ゲートアレイ5より送信された64ビット長のDI信号入力を、DI信号に同期する基本クロックパルスであるXSCLパルス信号入力によりデータをシフトアップし、シフトレジスタ91内のレジスタに格納するスタティクシフトレジスタとなっている。DI信号は、64個のインクノズルのそれぞれを選択するための選択情報をオン/オフにより示す制御信号であり、この信号がシリアルデータとして送信される。
【0031】
92は64ビットのラッチ回路であり、シフトレジスタ91内に格納された64ビットデータを制御信号(ラッチパルス)LPによりラッチしてデータを格納し、格納されたデータを、64ビット反転回路93に信号出力するスタティクラッチである。ラッチ回路92では、シリアルデータのDI信号が各インクノズルの駆動を行なうための64セグメント出力を行うための64ビットのパラレル信号へと変換される。
【0032】
反転回路93では、ラッチ回路92から入力される信号と、REV信号との排他的論理和をレベルシフタ94へ出力する。レベルシフタ94は、反転回路93からの信号の電圧レベルをロジック系の電圧レベル(5Vレベルまたは3.3Vレベル)からヘッド駆動系の電圧レベル(0V〜45Vレベル)に変換するレベルインターフェイス回路である。
【0033】
SEGドライバ95は64チャンネルのトランスミッションゲート出力となっていて、レベルシフタ94の入力により、SEG1〜SEG64のセグメント出力に対して、駆動電圧パルス入力かまたはGND入力かの何れかを出力する。COMドライバは、REV入力に対して、駆動電圧パルス入力かまたはGND入力かの何れかをCOMへ出力する。
【0034】
XSCL、DI、LPとREVの各信号は、ロジック系の電圧レベルの信号であり、論理ゲートアレイ5よりヘッドドライバIC9に送信される信号である。
【0035】
このように、ヘッドドライバIC9を構成することにより、駆動するセグメント数(ノズル数)が増加した場合においても容易にヘッドの各インクノズルの駆動する駆動電圧パルスとGNDとを切り換え、かつ後述の正逆交互駆動を容易に実現することが可能となる。
【0036】
(駆動電圧パルス信号)
図5には駆動電圧パルス信号V3を示してある。駆動電圧パルス信号V3は、メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaとインク吐出用駆動電圧パルスPwbが一定の周期で繰り返し現れる波形となっている。各インク吐出用駆動電圧パルスPwbは台形波形であり、インクノズル115からインク液滴を吐出可能な振幅の波形とされている。これに対して、メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaは、インク吐出用駆動電圧パルスPwbよりも振幅およびパルス幅が狭い台形波形であり、インクノズル115からインク液滴を吐出させずに、インクノズル115のインクメニスカスを微振動させるためのものである。
【0037】
後述のように、インク液滴の吐出時にはインク吐出用駆動電圧パルスPwbが電極間に印加され、インク液滴の非吐出時には、インク吐出用駆動電圧パルスPwbよりも手前のメニスカス振動用駆動電圧パルスPwaが電極間に印加される。このように、インク吐出用駆動電圧パルスPwbおよびメニスカス振動用駆動電圧パルスPwaを選択的に電極間に印加することにより、各インクノズル115では、一定の周期で、インク液滴の吐出およびインクメニスカスの振動が選択的に行われる。よって、非印字状態が継続しても、周期的にインクノズル115のインクメニスカスが振動するので、インクノズル115内に粘度の増加したインクが滞留することを防止でき、インクノズル115の目詰まり、インク液滴の吐出不良を回避できる。
【0038】
次に、本例においては、インク吐出用駆動電圧パルスPwbの放電開始時点Aから、この後に現れるメニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの放電開始時点Bまでの間隔Taを、インク室116のインク圧力変動の固有周期To、換言すると、インクジェットヘッド100の固有周期Toの1/4〜1/2までの範囲内の値としてある。このように設定することにより、メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの印加により、インク液滴の吐出特性に悪影響が及ぶことを回避できる。
【0039】
図6および図7を参照して詳細に説明する。図6には、駆動電圧パルス信号V3の波形と、インク室116のインク圧力変動を引き起こす振動板電極119の変位との関係を示してあり、図7には振動板電極119の変位状態を示してある。なお、図6においては、理解を容易にするために、駆動電圧パルス信号V3の各駆動電圧パルスPwa、Pwbのパルス幅を広げた状態で示してある。
【0040】
インク吐出用駆動電圧パルスPwbが電極間に印加されて充電が開始されると(図6の時点T1)、それに伴って振動板電極119が待機位置(図7(a)に示す位置)から固定側電極121に吸引されて、固定側電極121に当接する(図6の時点T2、図7(b)の状態)。これに伴って、インク室116のインク圧力が負圧側に変化して、インクノズル115のインクメニスカスが大きく引き込まれる。インク吐出用駆動電圧パルスPwbの放電が開始すると(時点T3)、振動板電極119が固定側電極121から離れてその待機位置に向けて弾性復帰を開始する。振動板電極119の弾性復帰の過程で、インク液滴の吐出が行われる。振動板電極119の自由振動に伴ってインク室116内のインク圧力は固有周期Toで変動する。
【0041】
インク吐出用駆動電圧パルスPwbに引き続き発生するメニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの放電開始時点T5は、インク吐出用駆動電圧パルスPwbの放電開始時点T3から、To/4経過した時点T4およびTo/2経過した時点T6(図7(c)の状態)の範囲内の時点とされている。時点T4から時点T6までの期間においては、振動板電極119は固定側電極121から遠ざかる方向に変位している途中である。また、電極間ギャップが待機位置でのギャップGo(図7(a)参照)以上である。
【0042】
従って、この期間内において、メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaを電極間に印加しても、振動板電極119の挙動に影響が及ぶことが実質的にない。すなわち、電極間に発生する静電力はギャップの二乗に反比例するので、電極間ギャップが広がると静電気力は急激に小さくる。よって、インク吐出用駆動電圧パルスPwbによるインク液滴の吐出特性に悪影響が及ぶことがない。この結果、インク吐出用駆動電圧パルスPwbの周期Tを可能な限り小さくできる。よって、印字速度の低下を招くことなくインクノズルのインクメニスカスを微振動させ、インクノズルの目詰まりやインク液滴の吐出不良を確実に防止できる。
【0043】
ここで、メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの波形は予め設定されているので、上記のようにメニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの放電開始時点を決定すれば、メニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの印加時点を決定することができる。このためには、静電式インクジェットヘッド110の固有周期Toが分かっていることが必要である。
【0044】
また、設計仕様などに基づき固有周期Toが分かっている場合であっても、固体差に起因してヘッド間で固有周期にばらつきが生ずる。そこで、静電式インクジェットヘッド110の出荷前の段階などにおいて、振動板電極119を固定側電極121に吸引して開放した後に発生するインク室116のインク圧力変動の固有周期あるいは固有振動数を計測あるいは算出し、計測あるいは算出された固有周期あるいは固有振動数に基づき、各静電式インクジェットヘッド毎に最適なメニスカス振動用駆動電圧パルスPwaの印加時点を決定することが望ましい。
【0045】
(印字動作)
このように構成したインクジェットヘッド駆動制御装置1では、印字1画素を、連続した複数回のインク液滴を吐出することにより形成するように、静電式インクジェットヘッド110を駆動制御可能となっている。例えば最大3回のインク液滴を吐出することにより1画素を印字するように制御している。また、1画素印字期間におけるインク液滴の吐出回数を変更することにより、各画素の階調制御を行うことも可能となっている。
【0046】
図8には、外部装置3からの印字モード指令信号により1画素を最大3回のインク液滴の吐出により形成する印字モード(3ショット/画素モード)が指定された場合のタイミングチャートを示してある。図において、V3は、インクジェットヘッド制御部2の駆動パルス発生回路6からヘッドドライバIC9に供給される駆動電圧パルス信号であり、図6、7に示す波形のものである。すなわち、駆動電圧パルス信号V3は、インクノズルのインクメニスカスを微振動させるためのメニスカス振動用駆動電圧パルスPwa(図においては1画素印字区間毎にPwa(1)、Pwa(2)Pwa(3)と表示してある。)と、インク液滴吐出用の振幅の大きなインク吐出用駆動電圧パルスPwb(図においてはPwb(1)、Pwb(2)、Pwb(3)と表示していある。)とが一定の周期Tで交互に現れる波形である。
【0047】
LPおよびREVは上述のようにインクジェットヘッド制御部2の論理ゲートアレイ5からヘッドドライバIC9に供給される制御信号(ラッチパルス)および極性反転制御信号である。ドライバCOM出力は共通端子COMの出力であり、ドライバSEG出力は各個別端子SEGの出力である。COM−SEG電位差は、共通電極(振動板電極119)と個別電極121の間に発生する電位差(ノズル駆動電圧波形)である。
【0048】
また、ドライバCOM出力には、1画素印字期間T(1)、T(2)、T(3)・・・のそれぞれに現れる1番目〜3番目のメニスカス振動用駆動電圧パルスPwa(1)〜Pwa(3)および、1番目〜3番目のインク吐出用駆動電圧パルスPwb(1)〜Pwb(3)のうち、2番目のメニスカス振動用駆動電圧パルスPwa(2)およびインク吐出用駆動電圧パルスPwb(2)が現れ、それ以外の時点ではGNDに保持される。
【0049】
これに対して、ドライバSEG出力には、1画素を3回のインク液滴の吐出により形成する3ショット/画素による印字の場合には、1番目および3番目のインク吐出用駆動電圧パルスPwb(1)、Pwb(3)と、2番目のメニスカス振動用駆動電圧パルスPwa(2)が現れる。1画素を2回のインク液滴の吐出により形成する2ショット/画素による印字の場合には1番目のインク吐出用駆動電圧パルスPwb(1)と、2番目および3番目のメニスカス振動用駆動電圧パルスPwa(2)およびPwa(3)が現れる。1画素を1回のインク液滴の吐出により形成する1ショット/画素による印字の場合には1番目および2番目のインク吐出用駆動電圧パルスPwb(1)およびPwb(2)が現れる。非印字の場合には、2番目のインク吐出用駆動電圧パルスPwb(2)と、1番目および3番目のメニスカス振動用駆動電圧パルスPwa(1)、Pwa(3)が現れる。
【0050】
このように、ドライバSEG出力には、対となっている駆動電圧パルスPwa(1)およびPwb(1)のいずれか一方、同じく対となっている駆動電圧パルスPwa(2)およびPwb(2)のいずれか一方、並びに、Pwa(3)およびPwb(3)のいずれか一方が現れる。
【0051】
また、複数のインク液滴の吐出により1画素印字を行う場合には、1画素印字用の複数のタイミング、図示の例では連続する3回の吐出タイミングのうち、先頭の吐出タイミングを基準として(先頭基準により)、階調表現を行うようになっている。
【0052】
さらに、振動板電極119と個別電極121の間に印加されるノズル駆動波形、すなわちCOM−SEG電位差が、逆方向、正方向および逆方向の順序で切り替わる。よって、3ショット/画素による印字の場合(1画素印字期間T(1))には、逆駆動、正駆動および逆駆動による3回のインク液滴の吐出動作が行われる。2ショット/画素による印字の場合(1画素印字期間T(2))には、1番目および2番目のインク液滴の吐出時点において逆駆動および正駆動の順序でインク液滴の吐出動作が行われ、3番目のインク液滴の吐出時点の手前の時点でメニスカス振動用駆動電圧パルスPwa(3)が逆駆動状態で印加される。1ショット/画素による印字の場合(1画素印字期間T(3))には、1番目のインク液滴の吐出時点において逆駆動によりインク液滴の吐出動作が行われ、2番目および3番目のインクメニスカス振動時点で、正駆動および逆駆動の順序でインクメニスカスの微振動が行われる。さらに、非印字の場合(1画素印字期間T(4))では、逆駆動、正駆動および逆駆動の順序で、インクメニスカスの微振動が行われる。
【0053】
このように正逆交互通電を行うことにより、振動板電極119と個別電極121の間に残留電荷が発生することを抑制あるいは回避できる。
【0054】
(その他の実施の形態)
なお、上記の例は本発明を静電式インクジェットヘッドの駆動方法に適用したものであるが、インクジェットヘッド以外の静電式液体吐出ヘッドの駆動方法に対しても本発明を同様に適用できる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の静電式インクジェットヘッドなどに代表される液体吐出ヘッドの駆動方法では、駆動電圧パルス信号として、メニスカス振動用駆動電圧パルスと液体吐出用駆動電圧パルスが交互に現れるものを用いると共に、液体の吐出を行うノズルに対しては液体吐出用駆動電圧パルスのみを印加し、液体を吐出しないノズルに対してはメニスカス振動用駆動電圧パルスのみを印加して液体を吐出させることなくメニスカスを振動させるようにしている。
【0056】
従って、本発明によれば、各ノズルに対して、液体吐出用の駆動電圧パルスおよびインクメニスカス振動用の駆動電圧パルスを同一のタイミングで印加する方法に比べて、メニスカス駆動用の駆動電圧パルスを発生させて印加するための回路構成を複雑化させることなく、ノズルの目詰まり、液体吐出不良を防止できる。
【0057】
また、液体吐出用駆動電圧パルスの放電開始時点から、液体圧力変動の固有周期の1/4〜1/2だけ経過した時点までの間で、後続のメニスカス振動用駆動電圧パルスの放電が開始するようにしている。この結果、振動板電極が固定側電極から遠ざかる方向に変位している期間であって、しかも、その待機位置よりも電極間ギャップが広がった期間において、後続のメニスカス振動用駆動電圧パルスが印加される。よって、液体吐出用駆動電圧パルスの周期を可能な限り短くしても、メニスカス振動用駆動電圧パルスにより振動板電極の変位に悪影響が及ぶことがない。従って、印字速度の低下を招くことなく、ノズルの目詰まり、液体の吐出不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタを示す概略構成図である。
【図2】図1のインクジェットプリンタの静電式インクジェットヘッドの構成例を示す概略断面図である。
【図3】図1のインクジェットプリンタの制御系を中心に示す概略ブロック図である。
【図4】図3におけるヘッドドライバICの内部構成を示す概略ブロック図である。
【図5】図1のインクジェットプリンタにおける駆動電圧パルス信号の電圧波形を示す波形図である。
【図6】図1のインクジェットプリンタにおける駆動電圧パルス信号と振動板電極の変位の関係を示す説明図である。
【図7】図6における各時点での振動板電極と固定側電極の関係を示す説明図である。
【図8】図1のインクジェットプリンタにおける1〜3ショット/画素による印字動作時における各部の信号波形を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド駆動制御装置、2 インクジェットヘッド制御部、6駆動パルス発生回路、8 ヘッド基板、9 ヘッドドライバIC、100 インクジェットプリンタ、105 キャリッジ、110 インクジェットヘッド、115 インクノズル、116 インク室、117 インクオリフィス、118共通インク室、119 振動板電極、121 個別電極(固定側電極)、V3印字用の駆動電圧パルス信号、Pwb インク吐出用駆動電圧パルス、Pwaメニスカス振動用駆動電圧パルス、To インク圧力変動の固有周期、T インク吐出用駆動電圧パルスの周期、A インク吐出用駆動電圧パルスの放電開始時点、B メニスカス振動用駆動電圧パルスの放電開始時点、Ta 時点Aから時点Bまでの間隔、LP 制御信号、REV 極性反転制御信号

Claims (6)

  1. 一定間隔で対向配置されている振動板電極および固定側電極の間に、液体吐出用駆動電圧パルスを印加し、これらの間に発生する静電気力によって前記振動板電極を振動させることにより液体圧力変動を発生させ、当該液体圧力変動を利用して液体吐出ノズルから液滴を吐出させ、
    前記液体吐出用駆動電圧パルスを印加しない場合には、液滴を吐出させることなく前記液体吐出ノズルのメニスカスを振動可能なメニスカス振動用駆動電圧パルスを、前記液体吐出用駆動電圧パルスの印加時点の手前あるいは後の時点で、前記振動板電極および前記固定側電極の間に印加することを特徴とする静電式液体吐出ヘッドの駆動方法。
  2. 請求項1において、
    前記液体吐出用駆動電圧パルスの放電開始時点から後続の前記メニスカス振動用駆動電圧パルスの放電開始時点までの期間が、前記液体圧力変動の固有周期の1/4から1/2までの範囲内の値となるように、前記メニスカス振動用駆動電圧パルスの印加時点が定められていることを特徴とする静電式液体吐出ヘッドの駆動方法。
  3. 一定間隔で対向配置されている振動板電極および固定側電極の間に、インク吐出用駆動電圧パルスを印加し、これらの間に発生する静電気力によって前記振動板電極を振動させることによりインク圧力変動を発生させ、当該インク圧力変動を利用してインクノズルからインク液滴を吐出させ、
    前記インク吐出用駆動電圧パルスを印加しない場合には、インク液滴を吐出させることなく前記インクノズルのインクメニスカスを振動可能なメニスカス振動用駆動電圧パルスを、前記インク吐出用駆動電圧パルスの印加時点の手前あるいは後の時点で、前記振動板電極および前記固定側電極の間に印加することを特徴とする静電式インクジェットヘッドの駆動方法。
  4. 請求項3において、
    前記インク吐出用駆動電圧パルスの放電開始時点から後続の前記メニスカス振動用駆動電圧パルスの放電開始時点までの期間が、前記インク圧力変動の固有周期の1/4から1/2までの範囲内の値となるように、前記メニスカス振動用駆動電圧パルスの印加時点が定められていることを特徴とする静電式インクジェットヘッドの駆動方法。
  5. 請求項3または4において、
    複数回のインク液滴の吐出により1画素印字を行い、
    1画素印字のためのインク液滴の吐出回数を増減することにより、各画素の階調表現を行うことを特徴とする静電式インクジェットヘッドの駆動方法。
  6. 静電式インクジェットヘッドを備え、
    請求項3ないし5のうちのいずれかの項に記載の駆動方法により前記静電式インクジェットヘッドを駆動することを特徴とするインクジェットプリンタ。
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