JP2004330158A - 骨材用砂の分級装置および分級方法 - Google Patents

骨材用砂の分級装置および分級方法 Download PDF

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Abstract

【課題】骨材用砂の洗浄と角取りを連続して行い、自然砂、砕砂およびリサイクル砂から骨材用砂として使用可能な良質の砂を効率よく回収することができる方法及び装置を提供すること。
【解決手段】湿式分級機5内に向けて骨材用砂を高圧の水ジェットで供給する管路を有し、該管路から高圧で吐出される骨材用砂を分級するために、湿式分級機5内の入口に近い方から、篩い目の開きの大きい第一篩7、篩い目の開きの小さい第二篩8の順に配置している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は骨材用砂の分級装置および分級方法に関し、特に、自然砂、砕砂およびリサイクル砂からコンクリート骨材として使用可能な良質の砂を効率よく分級して回収することが可能で、天然の骨材資源を有効利用することができる分級装置および分級方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、わが国においては骨材用の砂を河川や山、あるいは海から採取している。ところが、これらの砂が大量に採取され続けたことにより、近年では自然から良質な砂を採取することが困難になってきている。天然砂の品質を低下させている大きな原因は、砂の中に粘土塊、土塊等の軟石が混入していることがあり、これらの軟石が砂の中に混入していると、比重、吸水性等の性質が悪くなり、コンクリート骨材として使用することができなくなってしまう。また、軟石の他にも木屑や草根等が砂の中に混入していることも多く、コンクリート骨材として使用するにはこれらの不純物を確実に除去する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、図5に示すように、原料砂を投入するホッパー61と、ホッパー61から放出された原料砂をベルトフィーダ62とベルトコンベヤ63を経て水洗いして大径成分と中径成分と小径成分とに分別する分別設備64と、分別設備64によって分別された小径成分に含まれる粘土塊等を粉砕する粉砕設備65と、粉砕設備65によって処理された原料から木屑等の軽量不純物を除去する不純物除去設備66と、不純物除去設備66によって処理された原料を細目砂と粗目砂とに分ける分級設備67とから構成され、原料砂を細目砂68と粗目砂69に分級するコンクリート骨材用砂の製造装置が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−276924号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載されているコンクリート骨材用砂の製造装置では、砂の中に混入している軟石や不純物を確実に除去することが困難であって、自然砂から骨材として使用することが可能な良質の砂を効率よく得ることが難しい。
【0006】
ところで、砕石から生産した骨材は、エッジなどと称される角部を有するため、その骨材を混合したコンクリートをコンクリートミキサー車で運搬する場合、回転するミキサーの内面に角部が当たり摩耗するなどの不具合が生じる。
【0007】
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、骨材用砂の洗浄と角取りを連続して行い、自然砂、砕砂およびリサイクル砂から骨材用砂として使用可能な良質の砂を効率よく回収することができる分級装置および分級方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、湿式分級機内に向けて骨材用砂を高圧の水ジェットとともに吐出し、湿式分級機内の入口に近い方から、篩い目の開きの大きい第一篩、篩い目の開きの小さい第二篩の順に配置したことにより、第一篩の目の開きより小さくて第二篩の目の開きより大きい骨材用砂は第一篩を通過して第二篩に達し、これら両篩いの目の開きの範囲に含まれる骨材用砂を巧みに篩い分けることができる(篩い効果)。
【0009】
しかも、骨材用砂は高圧の水ジェットで吐出されるから、第一篩に当接したときに、その衝撃力により砂の角部が取れて表面が平滑化するという効果が得られる(砂の平滑化効果)。
【0010】
さらに、高圧水のジェット流により第一篩の目詰まり防止効果が期待できる(篩いの目詰まり防止効果)。
【0011】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の骨材用砂の分級装置は、骨材用砂を分級するための湿式分級機を備えた骨材用砂の分級装置であって、湿式分級機内に向けて骨材用砂を高圧の水ジェットで吐出する管路を有し、該管路から高圧で吐出される骨材用砂を分級するために、湿式分級機内の入口に近い方から、篩い目の開きの大きい第一篩、篩い目の開きの小さい第二篩の順に配置したことを特徴としている。
【0012】
本発明によれば、上記のようにして、篩い効果と、砂の平滑化効果と、篩いの目詰まり防止効果を得ることができる。例えば、第一篩の目の開きを5.00mmとし、第二篩いの目の開きを0.25mmとすれば、0.25mm〜5.00mmの範囲の粒径であるJIS規格に適合した砂を得ることができる。
【0013】
より一層の平滑化効果と目詰まり防止効果を享受するためには、高圧水ジェットの圧力は、1.0kg/cm以上であるのが好ましい。しかし、洗浄水の圧力が強すぎると、機器が破損する恐れがあり、また、篩いの摩耗を早めるという欠点があるので、50.0kg/cm以下とするのが好ましく、3.0kg/cm〜10.0kg /cmであるのがより好ましい。
【0014】
また、水と砂の混合比率は、水による砂の洗浄効果を高めるためには、水1容量に対して、砂は0.7〜1容量であるのが好ましい。
【0015】
篩い効果(第一篩の目の開きより小さくて第二篩の目の開きより大きい砂は第一篩の目を通って第二篩で阻止され、第一篩と第二篩の間に捕捉されること)を上げるためには、第一篩および第二篩を振動させることが好ましい。例えば、1〜10ヘルツ程度の振動数で、高圧水のジェットの吐出方向と直交する方向に振動させるのが好ましい。
【0016】
湿式分級機内に、第一篩と第二篩の間から落下する第一篩の目の開きより小さくて第二篩の目の開きより大きい骨材用砂を搬送する搬送コンベヤを、第一篩および第二篩の直下にある第一プーリと、第一プーリより上方に位置する第二プーリとの間を循環駆動させることが好ましい。骨材用砂が搬送コンベヤ上を搬送される間に水切りされるからである。搬送コンベヤの種類は限定されないが、水切り効果を上げるためには、例えば、メッシュスクリーンを張り渡したエプロンコンベヤ(搬送方向または搬送方向に直交する方向にメッシュの目が一致するように張り渡したもの)などを採用することができる。
【0017】
第一篩上に滞留する骨材用砂を掻き揚げるための掻き揚げ機を湿式分級機入口部に設け、該掻き揚げ機で掻き揚げた骨材用砂を別の場所に移送することが好ましい。第一篩の篩い目を通過しなかった大粒径の砂を確実に分別することができるからである。
【0018】
湿式分級機の壁面近傍に設けたノズルから、搬送コンベヤ上の骨材用砂に圧力空気を吹き付けることが好ましい。骨材用砂の水切り性を向上させるためである。特に限定されるものではないが、空気の吹き付け圧力は、0.01〜1.00kg/cm程度が好ましい。
【0019】
第二プーリに沿って周回する搬送コンベヤから離脱する骨材用砂を湿式分級機外に排出するための排出口を湿式分級機に設けることが好ましい。第一篩と第二篩の目の開きの範囲内の大きさの砂だけを確実に分別することができるからである。
【0020】
湿式分級機の下方に泥分貯留槽を配置し、湿式分級機の底部から該泥分貯留槽に達するように湿式分級機の底部に堆積した骨材用砂と水からなるスラリーを排出するためのスラリー排出管路を形成し、泥分貯留槽の底部に滞留する泥分を掻き揚げるための泥分掻き揚げ機を泥分貯留槽に付設することが好ましい。最小粒径の砂だけを、泥分掻き揚げ機で抽出するためである。
【0021】
スラリー排出管路の泥分貯留槽内の端部をU字状に上方に向けて曲げて略J字状管路となし、該略J字状管路の底部から斜め下方に向けて骨材用砂を排出する排出管路を突設するのが好ましい。スラリーを水分と泥分にすみやかに分離するためである。
【0022】
泥分貯留槽に近接して沈澱槽を配置し、泥分貯留槽の頂部付近と沈澱槽の頂部付近を連通管で連通して泥分貯留槽内の上澄水を該連通管により沈澱槽に供給し、沈澱槽内の水を骨材用砂の洗浄装置に供給し、骨材用砂の洗浄装置から湿式分級機、泥分貯留槽および沈澱槽を経て骨材用砂の洗浄装置に至るクローズドシステムを形成するのが好ましい。経済的な骨材用砂の分級装置を実現するためである。
【0023】
【実施例】
以下に本発明の実施例を説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において適宜変更と修正が可能である。
【0024】
図1は、本発明の骨材用砂の分級装置を含む、砂の洗浄および分級システムの全体図である。1は山や河川で採取した砂、砂利、砕石または砕砂などを搬送するコンベヤである。2はコンベヤ1で搬送された砂等を投入するホッパーである。3は後記する骨材用砂の洗浄装置である。4は、砂と洗浄水の混合物を圧送する圧送管であり、湿式分級機5の入口に達している。
【0025】
図2は湿式分級機5の入口付近を拡大して示す図である。図2において、6は砂を高圧の水ジェットで吐出するための投入管であり、圧送管4は投入管6に接続されている。7は篩い目の開きの大きい(本実施例では、5.00mm)の第一篩であり、8は篩い目の開きの小さい(本実施例では、0.25mm)の第二篩である。第一篩7と第二篩8の間にある砂(粒径が0.25mm〜5.00mmの範囲にあるもの)は搬送コンベヤ9上に落下する。なお、分級の目的に合わせて各種の目の開きの篩いを使用することが可能であって、9a、9b、9c、9d、9eに示すように、篩い目の開きの大きさの異なる複数の篩いを適宜交換して使用することができる(第一篩7と第二篩8が実際に使用されている場合、これらの篩い9a〜9eは機側に配置されて待機状態にある)。例えば、篩い9aの篩い目の開きが4.00mmであって、篩い9cの篩い目の開きが1.00mmであって、1.00mm〜4.00mmの範囲の粒径の砂を篩い分けたい場合、第一篩7と第二篩8に代えて、これらの2枚の篩い9aと9cが湿式分級機5に組み込まれる。
【0026】
10はスクリューコンベヤであって、第一篩7上に滞留する骨材用砂(本実施例では、粒径5.00mmを超えるもの)を掻き揚げて、配管11を経て砂の自重により他の場所に移送する。なお、上記粒径の砂を掻き揚げることができる機能を有するものであれば、他の種類のコンベヤを使用することもできる。移送された砂は、必要な場合はさらに分級を施された後、所定の目的に供される。10aはスクリューコンベヤ10の駆動モータである。なお、第二篩8の篩い目の開きより小さいもの(粒径が0.25mm未満のもの)は、搬送コンベヤ9上に落下せず、矢示12で示すように(図1参照)、湿式分級機5の底部に向かって落下する。
【0027】
図1に示すように、搬送コンベヤ9は、第一篩7および第二篩8の直下にある第一プーリ13(従動側)と第一プーリ13より上方に位置する第二プーリ14(駆動側)との間を循環駆動する。
【0028】
15は空気ブロワーであり、空気ブロワー15から吐出された高圧空気(約0.01〜1.00kg/cmの圧力)は、湿式分級機5の壁面近傍に設けた複数の ノズル16から、搬送コンベヤ9上の骨材用砂に向けて吹き付けられる。
【0029】
17は湿式分級機5内の水位を指示するとともに、水位を調節する水位指示調節計である。
【0030】
第二プーリ14に沿って周回する搬送コンベヤ9から離脱する骨材用砂を湿式分級機外に排出するために、排出口18が湿式分級機5の下部に設けられている。排出口18から排出された砂はコンベヤ19により他の場所に搬送され、必要な処理が施された後、骨材成分として使用される。
【0031】
湿式分級機5の下方に泥分貯留槽20が配置されており、湿式分級機5の底部から泥分貯留槽20に達するように湿式分級機5の底部に堆積した骨材用砂と水からなるスラリーを排出するためのスラリー排出管路21が形成され、泥分貯留槽20の底部に滞留する泥分を掻き揚げるためのスクリューコンベヤ22が泥分貯留槽20に付設されている。スクリューコンベヤ22で掻き揚げられた泥分は、コンベヤ23により他の場所に搬送され、乾燥等の処理を施された後、所定の目的に供される。なお、泥分を掻き揚げることができる機能を有するものであれば、他の種類のコンベヤを使用することもできる。22aはスクリューコンベヤ22の駆動モータである。
【0032】
図3は、泥分貯留槽20の拡大図である。スラリー排出管路21の泥分貯留槽20内の端部はU字状に上方に向けて曲げられて略J字状管路を形成している。略J字状管路の底部から斜め下方に向けて骨材用砂を排出する排出管路24が突設されている。25は泥分層、26は実質的に砂を含まずに、殆どが水からなる液体である。
【0033】
図1に示すように、泥分貯留槽20に近接して沈澱槽27が配置されており、泥分貯留槽20の頂部付近と沈澱槽27の頂部付近が連通管28で連通されている。泥分貯留槽20内の上澄水は連通管28により沈澱槽27に供給される。沈澱槽27内の水は、ポンプ29により管路30を経て骨材用砂の洗浄装置3の洗浄水として圧送されるとともに、ポンプ31により管路32を経てホッパー2に圧送されている。
【0034】
図4は、骨材用砂の洗浄装置3の一例を示す断面図である。この洗浄装置3は、搬入管部33と直管部34と搬出管部35とを備えている。搬入管部33は直管部34より大径の大径部36を有し、大径部36の端部は略半円形の蓋体37で塞がれ、蓋体37には筒状の噴射口38が気密に挿通され、噴射口38は直管部34と同一方向で直管部34のほぼ中心に洗浄水Wを噴射する。噴射口38の先端より僅かに搬出側で、大径部36には直管部34と交差する方向に分岐管39と40が設けられ、上向きの分岐管39の先端が骨材用砂の投入口になっている。下向きの分岐管40は止水板41で塞がれている。大径部36はテーパ管41、直管部34と同径の短管部42、フランジ43、44を介して直管部34に接続されており、フランジ43と44をボルトナットなどの締結部材により連結して搬入管部33と直管部34とが着脱可能に連結されている。搬出管部35は、直管部34と同径の本管部45と、本管部45の途中で交差方向に分岐した分岐管46とを有するT字状をなし、フランジ47と48をボルトナットなどの締結部材により連結して搬出管部35と直管部34とが着脱可能に連結されている。また、本管部45の端部は止水板49で塞がれている。分岐管46の先端が排出口50である。
【0035】
次に、以上のように構成される本発明の骨材用砂の洗浄および分級システムの動作について説明する。
【0036】
図1において、コンベヤ1により破砂等の骨材用砂をホッパー2に投入し、図4に示す投入口51から洗浄装置3の管路内に連続的に骨材用砂を導入する。同時に、図1のポンプ29を駆動し、図4において、洗浄水Wを噴射口38から高圧(約150kg/cm) で噴射する。すると、骨材用砂は直管部34において砂同士が衝突するとともに直管部34の内面に衝突して骨材用砂の角取りがされるとともに、洗浄される。この場合、直管部34の入口側にはテーパ管41があるため、骨材用砂と洗浄水Wとの流れが混合されるとともに絞られ、後の洗浄及び角取りが良好に行われる。そして、骨材用砂と洗浄水Wとの混合物は止水板49に衝突した後、向きを変え、衝突によりやや運動エネルギーが減少した状態で排出口50から排出され、図1の圧送管4内を圧送されて湿式分級機5の入口に到達する。
【0037】
圧送管4は図2に示す投入管6に接続されているので、骨材用砂は投入管6により高圧水のジェットとともに湿式分級機5内に吐出される。投入時の水ジェットの圧力は、約3〜10kg/cm 程度である。投入された砂の中で、粒径が5mmを超えるものは第一篩7を通過しないので、第一篩7上に滞留する。この大径の砂はスクリューコンベヤ10で掻き揚げられて、配管11を経て砂の自重により他の場所に移送される。その大径の砂は、必要な場合はさらに分級を施された後、所定の目的に供される。粒径が0.25mmと5.00mmの範囲にある砂は、第一篩7と第二篩8の間から搬送コンベヤ9上に落下し、粒径が0.25mm未満のものは第二篩8を通過して湿式分級機5の底部に達する。
【0038】
図1に示すように、搬送コンベヤ9上に落下した砂はノズル16から噴射される高圧空気により水切りをされながら、搬送コンベヤ9とともに第二プーリ14に向かってゆっくりと上昇し、搬送コンベヤ9が第二プーリ14に沿って周回すると第二プーリ14の頂部付近で搬送コンベヤ9から離脱して排出口18から排出される。排出された砂はコンベヤ19により他の場所に搬送され、必要な処理がほどこされた後、骨材用砂として使用される。
【0039】
第二篩8を通過した、粒径が0.25mm未満の小径の砂は湿式分級機5の底部に達する。湿式分級機5内の水位は水位指示調節計17で調節されているが、一定以上の水位に達すると、水位指示調節計17の信号を受けて電動バルブ52が開かれ、湿式分級機5の底部に堆積した小径の骨材用砂と水からなるスラリーはスラリー排出管路21を経て、泥分貯留槽20に供給される。図3に示すように、スラリー排出管路21の泥分貯留槽20内の端部はU字状に上方に向けて曲げられて略J字状管路とされているので、スラリー排出管路21内の骨材用砂と水からなるスラリーの中で比重の大きな骨材用砂のみが斜め下方に向けて突設している排出管路24を経て排出される。そして、泥分貯留槽20の底部には骨材用砂が濃縮された泥分層25が形成される。この泥分はスクリューコンベヤ22により掻き揚げられて、図1に示すコンベヤ23上に落下され、他の場所に搬送されて乾燥等の処理が施された後、所定の目的に使用される。
【0040】
図1において、泥分貯留槽20に近接して沈澱槽27が配置されており、泥分貯留槽20の頂部付近と沈澱槽27の頂部付近は連通管28で連通されているので、泥分貯留槽20内の上澄水は連通管28により沈澱槽27に供給される。沈澱槽27内の水はポンプ29により骨材用砂の洗浄装置3に供給されるとともに、ポンプ31によりホッパー2に供給される。このように、本発明によれば、骨材用砂の洗浄装置3から湿式分級機5、泥分貯留槽20および沈澱槽27を経て骨材用砂の洗浄装置3に至る水のクローズドシステムを形成することができる。このシステムの使用に伴い砂とともに外部に持ち出されたり、蒸発するなどして、洗浄水の量が徐々に少なくなるので、必要に応じて沈澱槽27には図示しない管路から清澄な水が供給される。
【0041】
【発明の効果】
本発明は上記のとおり構成されているので、次のような効果を奏する。
(1)請求項1記載の発明は、湿式分級機内に向けて骨材用砂を高圧の水ジェットとともに吐出し、湿式分級機内の入口に近い方から、篩い目の開きの大きい第一篩、篩い目の開きの小さい第二篩の順に配置したことにより、第一篩の目の開きより小さくて第二篩の目の開きより大きい骨材用砂は第一篩を通過して第二篩に達し、これら両篩いの目の開きの範囲に含まれる骨材用砂を巧みに篩い分けることができる。しかも、骨材用砂は高圧の水ジェットで吐出されるから、第一篩に当接したときに、その衝撃力により砂の角部が取れて表面が平滑化するという効果が得られる。さらに、高圧水のジェット流により第一篩の目詰まり防止効果が期待できる。
(2)請求項2と13記載の発明は、高圧の水ジェットの圧力を、1〜50kg/cmとすることにより、砂の平滑化効果と篩いの目詰まり防止効果を向上することができる。
(3)請求項3と14記載の発明は、第一篩および第二篩を振動させることにより、篩い効果を上げることができる。
(4)請求項4と15記載の発明は、第一篩および第二篩を高圧水のジェットの吐出方向と直交する方向に1〜10ヘルツの振動数で振動させることにより、篩い効果をさらに向上することができる。
(5)請求項5記載の発明は、湿式分級機内に、第一篩と第二篩の間から落下する第一篩の目の開きより小さくて第二篩の目の開きより大きい骨材用砂を搬送する搬送コンベヤを、第一篩および第二篩の直下にある第一プーリと、第一プーリより上方に位置する第二プーリとの間を循環駆動させることにより、骨材用砂が搬送コンベヤ上を搬送される間に水切りすることができる。
(6)請求項6記載の発明は、第一篩上に滞留する骨材用砂を掻き揚げるための掻き揚げ機を湿式分級機入口部に設け、該掻き揚げ機で掻き揚げた骨材用砂を別の場所に移送することにより、第一篩の篩い目を通過しなかった大粒径の砂を確実に分別することができる。
(7)請求項7記載の発明は、湿式分級機の壁面近傍に設けたノズルから、搬送コンベヤ上の骨材用砂に圧力空気を吹き付けることにより、骨材用砂の水切り性を向上させることができる。
(8)請求項8記載の発明は、第二プーリに沿って周回する搬送コンベヤから離脱する骨材用砂を湿式分級機外に排出するための排出口を湿式分級機に設けることにより、第一篩と第二篩の目の開きの範囲内の大きさの砂だけを確実に分別することができる。
(9)請求項9記載の発明は、湿式分級機の下方に泥分貯留槽を配置し、湿式分級機の底部から該泥分貯留槽に達するように湿式分級機の底部に堆積した骨材用砂と水からなるスラリーを排出するためのスラリー排出管路を形成し、泥分貯留槽の底部に滞留する泥分を掻き揚げるための泥分掻き揚げ機を泥分貯留槽に付設することにより、最小粒径の砂だけを、泥分掻き揚げ機で抽出することができる。
【0042】
さらに、請求項6と9記載の発明を組み合わせた分級装置によれば、第一篩の目の開きより大きい大径砂を第一篩近傍に付設した掻き揚げ機により回収し、第二篩の目の開きより小さい小径の小径砂を泥分貯留槽に付設した掻き揚げ機により回収し、第一篩と第二篩の目の開きの範囲内にある中程度の大きさの砂を湿式分級機を経て回収するというように、篩い目の開きの異なる2枚の篩いを用いて、3種類の大きさの砂に分級することができる。
(10)請求項10記載の発明は、スラリー排出管路の泥分貯留槽内の端部をU字状に上方に向けて曲げて略J字状管路となし、該略J字状管路の底部から斜め下方に向けて骨材用砂を排出する排出管路を突設することにより、スラリーを水分と泥分にすみやかに分離することができる。
(11)請求項11記載の発明は、泥分貯留槽に近接して沈澱槽を配置し、泥分貯留槽の頂部付近と沈澱槽の頂部付近を連通管で連通して泥分貯留槽内の上澄水を該連通管により沈澱槽に供給し、沈澱槽内の水を骨材用砂の洗浄装置に供給し、骨材用砂の洗浄装置から湿式分級機、泥分貯留槽および沈澱槽を経て骨材用砂の洗浄装置に至るクローズドシステムを形成することにより、経済的な骨材用砂の分級装置を実現することができる。
(12)請求項12記載の発明は、高圧洗浄水により骨材用砂同士が衝突することによって角取りと洗浄を行った骨材用砂を洗浄水とともに湿式分級機まで圧送管路を経て圧送し、圧送管路から高圧の水ジェットによって吐出される骨材用砂を湿式分級機に供給し、湿式分級機内の入口に近い方から順に配置した篩い目の開きの大きい第一篩と篩い目の開きの小さい第二篩により、これら第一篩と第二篩の篩い目の開きの範囲内にある大きさの骨材用砂を篩い分けることにより、骨材用砂の洗浄と角取りを連続して行い、自然砂、砕砂およびリサイクル砂から骨材用砂として使用可能な良質の砂を効率よく回収することができるシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の骨材用砂の分級装置を含む、砂の洗浄および分級システムの全体図である。
【図2】湿式分級機の入口付近の断面を含む側面の拡大図である。
【図3】泥分貯留槽の断面を含む側面の拡大図である。
【図4】洗浄装置の断面図である。
【図5】従来の骨材用砂の製造装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1…コンベヤ
2…ホッパー
3…骨材用砂の洗浄装置
4…圧送管
5…湿式分級機
6…投入管
7…篩い目の開きの大きい第一篩
8…篩い目の開きの小さい第二篩
9…搬送コンベヤ
10…スクリューコンベヤ
13…第一プーリ
14…第二プーリ
15…空気ブロワー
16…ノズル
17…水位指示調節計
18…排出口
19…コンベヤ
20…泥分貯留槽
21…スラリー排出管路
22…スクリューコンベヤ
23…コンベヤ
24…泥分排出管路
25…泥分層
27…沈澱槽
28…連通管
29…ポンプ
31…ポンプ
33…搬入管部
34…直管部
35…搬出管部
38…噴射口
39…分岐管
40…分岐管
45…本管部
46…分岐管
50…排出口
51…投入口

Claims (15)

  1. 骨材用砂を分級するための湿式分級機を備えた骨材用砂の分級装置であって、湿式分級機内に向けて骨材用砂を高圧の水ジェットで吐出する管路を有し、該管路から高圧で吐出される骨材用砂を分級するために、湿式分級機内の入口に近い方から、篩い目の開きの大きい第一篩、篩い目の開きの小さい第二篩の順に配置したことを特徴とする骨材用砂の分級装置。
  2. 高圧の水ジェットの圧力が、1〜50kg/cmであることを特徴とする請求項1記載の骨材用砂の分級装置。
  3. 第一篩および第二篩を振動させることを特徴とする請求項1または2記載の骨材用砂の分級装置。
  4. 第一篩および第二篩を高圧水のジェットの吐出方向と直交する方向に1〜10ヘルツの振動数で振動させることを特徴とする請求項3記載の骨材用砂の分級装置。
  5. 湿式分級機内に、第一篩と第二篩の間から落下する第一篩の目の開きより小さくて第二篩の目の開きより大きい骨材用砂を搬送する搬送コンベヤを、第一篩および第二篩の直下にある第一プーリと、第一プーリより上方に位置する第二プーリとの間を循環駆動させることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の骨材用砂の分級装置。
  6. 第一篩上に滞留する骨材用砂を掻き揚げるための掻き揚げ機を湿式分級機入口部に設け、該掻き揚げ機で掻き揚げた骨材用砂を別の場所に移送することを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の骨材用砂の分級装置。
  7. 湿式分級機の壁面近傍に設けたノズルから、搬送コンベヤ上の骨材用砂に圧力空気を吹き付けることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の骨材用砂の分級装置。
  8. 第二プーリに沿って周回する搬送コンベヤから離脱する骨材用砂を湿式分級機外に排出するための排出口を湿式分級機に設けたことを特徴とする請求項5、6または7記載の骨材用砂の分級装置。
  9. 湿式分級機の下方に泥分貯留槽を配置し、湿式分級機の底部から該泥分貯留槽に達するように湿式分級機の底部に堆積した骨材用砂と水からなるスラリーを排出するためのスラリー排出管路を形成し、泥分貯留槽の底部に滞留する泥分を掻き揚げるための泥分掻き揚げ機を泥分貯留槽に付設したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の骨材用砂の分級装置。
  10. スラリー排出管路の泥分貯留槽内の端部をU字状に上方に向けて曲げて略J字状管路となし、該略J字状管路の底部から斜め下方に向けて骨材用砂を排出する排出管路が突設されていることを特徴とする請求項9記載の骨材用砂の分級装置。
  11. 泥分貯留槽に近接して沈澱槽を配置し、泥分貯留槽の頂部付近と沈澱槽の頂部付近を連通管で連通して泥分貯留槽内の上澄水を該連通管により沈澱槽に供給し、沈澱槽内の水を骨材用砂の洗浄装置に供給し、骨材用砂の洗浄装置から請求項9または10記載の湿式分級機、泥分貯留槽および沈澱槽を経て骨材用砂の洗浄装置に至るクローズドシステムを形成したことを特徴とする骨材用砂の分級装置。
  12. 高圧洗浄水により洗浄される間に骨材用砂同士が衝突することによって角取りと洗浄を行った骨材用砂を洗浄水とともに湿式分級機まで圧送管路を経て圧送し、圧送管路から高圧の水ジェットによって吐出される骨材用砂を湿式分級機に供給し、湿式分級機内の入口に近い方から順に配置した篩い目の開きの大きい第一篩と篩い目の開きの小さい第二篩により、これら第一篩と第二篩の篩い目の開きの範囲内にある大きさの骨材用砂を篩い分けることを特徴とする骨材用砂の分級方法。
  13. 高圧の水ジェットの圧力が、1〜50kg/cmであることを特徴とする請求項12記載の骨材用砂の分級方法。
  14. 第一篩および第二篩を振動させることを特徴とする請求項12または13記載の骨材用砂の分級方法。
  15. 第一篩および第二篩を高圧水のジェットの吐出方向と直交する方向に1〜10ヘルツの振動数で振動させることを特徴とする請求項12、13または14記載の骨材用砂の分級方法。
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