JP2004329082A - ヨーグルト製造用容器 - Google Patents

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JP2004329082A
JP2004329082A JP2003128121A JP2003128121A JP2004329082A JP 2004329082 A JP2004329082 A JP 2004329082A JP 2003128121 A JP2003128121 A JP 2003128121A JP 2003128121 A JP2003128121 A JP 2003128121A JP 2004329082 A JP2004329082 A JP 2004329082A
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Masayuki Morii
政行 森井
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MORII KK
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Abstract

【課題】家庭でのヨーグルト製造に便利な製造用容器を提供する。
【解決手段】容器本体1と容器本体に装着する蓋体2と、回動部材3,4で構成され、蓋体適宜位置に、1〜31の数値が確認できる日指示部(回動部材3の指標と日付表示部23a)と、1〜12又は1〜24の数値が確認できる時指示部(回動部材の指標と時間表示部23b)とを備えると共に、蓋体に開閉可能な通気部(蓋体の通気孔25a,25bと回動部材の通気孔31,41)を設けてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は家庭でヨーグルトを製造する際に使用するヨーグルト製造用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヨーグルトの製造は周知の通り、牛乳に乳酸菌を加え、適宜温度を維持して発酵させて製造するもので、家庭での製造を意図した器具は従前から提案されている。
【0003】
従前の器具としては、製造容器と製造容器を収納する保温ポットの組み合わせ(特許文献1)や、ヒーターを具備した製造具(特許文献2,3)が知られている。また家庭では特に前記のような専用器具を使用しないで一般的な容器を使用し、暖めた牛乳に種菌や種ヨーグルトを加え、そのまま保温して製造している。
【0004】
【特許文献1】
実公昭50−17982号公報。
【特許文献2】
実公昭50−11836号公報。
【特許文献3】
実開平6−64484号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで家庭でのヨーグルト製造は、出来上がりの味の好みによって発酵温度(保温温度)や発酵時間などを独自に定めていることが多いし、また保温温度が高いと発酵時間は短くてすみ、低いと長くなる。このようにヨーグルト製造においては、発酵時間を考慮して製造する必要がある。
【0006】
また家庭で製造した場合には、製造後直ちに冷却して食するとは限らず、発酵(保温状態)が終了すると、発酵が停止する冷却状態で保管し、適時食に供するもので、製造容器がそのまま保管容器として使用されることが多い。従って家庭でのヨーグルト製造では、製造日や賞味期限などをメモしておくことが必要である。
【0007】
更に製造容器と保管容器を兼ねた場合には、発酵時には菌の呼吸が可能なように空気の流通が必要であり、保管時には雑菌の侵入を防止するために、通気遮断が必要である。
【0008】
そこで本発明は、ヨーグルト製造に適した新規な容器を提案したものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
本発明に係るヨーグルト製造用容器は、熱湯消毒が可能である耐熱材質で形成した容器本体、及び容器本体に装着する蓋体とで構成され、蓋体又は容器本体の適宜位置に、1〜31の数値が確認できる日指示部と、1〜12又は1〜24の数値が確認できる時指示部とを備えると共に、蓋体に開閉可能な通気部を設けてなることを特徴とするものである。
【0010】
而して前記製造容器でヨーグルトを製造するもので、暖めた牛乳を入れ、種菌を混ぜ合わせ、所定の保温状態を維持するとヨーグルトが製出されるが、前記製造に際して、時指示部で出来上がり時間が示されることになり、通気部の開口で発酵時の空気供給が可能となる。更に製造後は、日指示部で賞味期限や製造日の記録ができ、通気部の遮断で保管時の密封が確保される。
【0011】
特に通気部を離れた位置に二カ所以上設ける構成(請求項2)を採用すると、容器内への空気の流れが生じ空気供給がスムーズになされる。
【0012】
また本発明は前記容器において蓋体又は容器本体の適宜位置に、所定温度以上で変色する限界温度表示部を設けてなる構成(請求項3)を採用したもので、原料牛乳の殺菌や、乳酸菌死滅温度を表示することで、ヨーグルトの製造に際しての失敗を防止できる。
【0013】
【実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した製造容器は、容器本体1と、容器本体1に装着する蓋体2と、蓋体2に装着される2個の回動部材3,4とで構成され、蓋体2と2個の回動部材3,4で、日指示部と時指示部と通気部を形成するものである。
【0014】
容器本体1は、熱湯消毒が可能である耐熱材質(ガラスや樹脂)で形成した適宜な深さを備えた縦型容器で、外周面に限界温度表示部11,12を付設してなる。
【0015】
限界温度表示部11,12は、所望の温度で変色(着色)する示温インクを使用したシールを貼付することで形成したもので、一方の限界温度表示部(低温部)11は例えば所謂「カスピ海ヨーグルト」に対応させて30℃で変温表示されるようにし、他方の限界温度表示部(高温部)12は、通常のヨーグルトに対応させて40℃で表示されるようにしたり、製造のスタート温度である55℃等で変温表示されるようにしたもので、その指示温度は、ヨーグルト製造の指針となる限界温度を選択すれば良いものである。
【0016】
蓋体2は前記容器本体1と同様に熱湯消毒可能な材質で形成したもので、容器本体1に略密閉状態で装着できるようにしたもので、上面の二カ所の離れた位置に円形凹部21a,21bを設け、凹部中央に軸部22a,22bを突設してなる。
【0017】
更に円形凹部21aの周囲には、1〜31の数が認識できる日付表示部23aと、当該数値の意味を示す文字部(賞味期限)24aを表示し、日付表示部23aから外れた位置に通気孔25aを設け、通気孔25aの外周に通気孔開放を認識できる文字部(呼吸口)26aを表示してなる。
【0018】
他方の円形凹部21bの周囲には、1〜12又は1〜24の数が認識できる時間表示部23bと、当該数値の意味を示す文字部(出来頃時間)24bを表示する。尚前記の時間表示部23bは数値を一連に表示せず、適宜なかたまりに分割し、分割した部分を一単位とし、当該単位に対応する位置に通気孔25bを設けてなる。更に時間表示部23bから外れた位置に通気孔遮断を認識できる文字部(保存)26bを表示してなる。
【0019】
回動部材3,4は、前記円形凹部21a,21b内に嵌合され軸部22a,22bに装着して回動自在としたもので、円形凹部21a,21b内の通気孔25a,25bに対応する位置に通気孔31,41を設け、更に通気孔31,41の外周に指標32,42を設けたものである。
【0020】
従って、蓋体2の日付表示部23aと回転部材3の指標32とで日指示部を構成し、蓋体2の時間表示部23bと回動部材4の指標42とで時指示部を構成する。更に蓋体2の通気孔25a,25bと回動部材3,4の通気孔31,41とで通気部を構成するものである。
【0021】
而して前記容器を使用してヨーグルトを製造する場合には、容器本体1及び蓋体2を熱湯消毒して雑菌を除去し、その後容器本体1に牛乳を入れ、蓋体2を装着し、一旦牛乳を電子レンジで温める。この温め温度は、製造するヨーグルトがカスピ海ヨーグルトか通常のヨーグルトであるかによって発酵最適温度(発酵最高温度)が異なるので、限界温度表示部11,12の変色の有無を確認して、当該発酵温度以内で種菌や種ヨーグルトを加えて攪拌し、保温器(電気定温器や断熱容器等)に収納して発酵を行い、発酵後は冷却して保存するものである。尚、前記の限界温度表示部は、所望の温度で所望数設ければ良いものである。勿論単一表示であっても良い。
【0022】
特に前記の製造容器は、発酵に際して回動部材3の指標32を呼吸口の文字部26aに合わせ(図3イ)、また回動部材4は、指標42を時間表示部23bの所定の発酵終了時間に合わせる(図4イ)。
【0023】
そうすると、発酵に必要な容器内の通気が確保されるとともに、発酵終了時間がメモされることになり、容器の時指示部を確認することで、ヨーグルトの製造が終了したか否かを確認できるものである。
【0024】
更に製造後の保管においては、回動部材3の数値を賞味期限の日付表示部23aの所定の数値に合致させ(図3ロ)、回動部材4の指標42を保存の文字部26bに合致させると(図4ロ)、容器内は密封状態となり雑菌の侵入を防止した状態での保管がなされ、日指示部の確認で、賞味期限や製造日を知ることが出来る。
【0025】
特に前記の実施形態は、回動部材3,4による指示動作によって通気部の開閉も自然に行われるようにしたもので、通気部の開閉操作を意識的に行わなくても良い利点がある。
【0026】
本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、図5に例示する通り、蓋体2aに独立した通気部5a,5bを設け、また通気部5a,5bと関わりのない指標61を備えた回動部材62と、日付表示部63から構成される日指示部6や、指標71を備えた回動部材72と、時間表示部73とで構成される時指示部7を設けても良い。更に日指示部6においては、前記の賞味期限を示さずに製造日(文字部64)を示すようにしても良いし、また時指示部7においても、出来頃時間指示ではなく、製造開始時間(文字部74)を指示するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明は、容器本体と容器本体に装着する蓋体とで構成され、蓋体又は容器本体の適宜位置に、1〜31の数値が確認できる日指示部と、1〜12又は1〜24の数値が確認できる時指示部とを備えると共に、蓋体に開閉可能な通気部を設けてなることを特徴とするヨーグルト製造用容器で、ヨーグルト製造に際して、時指示部で出来上がり時間等が示され、通気部の開口で発酵時の空気供給が可能となり、製造後の保管に際しては、日指示部で賞味期限や製造日の記録ができ、通気部の遮断で保管時の密封が確保されることになり、ヨーグルト製造に便利な容器を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体の分解斜視図。
【図2】同蓋体の平面図。
【図3】同回動部材(日指示部)の操作説明図。
【図4】同回動部材(時指示部)の操作説明図。
【図5】同別例の蓋体の平面図。
【符号の説明】
1 容器本体
11,12 限界温度表示部
2,2a 蓋体
21a,21b 円形凹部
22a,22b 軸部
23a 日付表示部
23b 時間表示部
24a,26a,24b,26b 文字部
25a,25b 通気孔
3,4 回動部材
31,41 通気孔
32,42 指標
5a,5b 通気部
6 日指示部
7 時指示部
61,71 指標
62,72 回動部材
63 日付表示部
73 時間表示部
64,74 文字部

Claims (5)

  1. 熱湯消毒が可能である耐熱材質で形成した容器本体及び容器本体に装着する蓋体とで構成され、蓋体又は容器本体の適宜位置に、1〜31の数値が確認できる日指示部と、1〜12又は1〜24の数値が確認できる時指示部とを備えると共に、蓋体に開閉可能な通気部を設けてなることを特徴とするヨーグルト製造用容器。
  2. 通気部を離れた位置に二カ所以上設けてなる請求項1記載のヨーグルト製造用容器。
  3. 蓋体又は容器本体の適宜位置に、所定温度以上で変色する限界温度表示部を設けてなる請求項1又は2記載のヨーグルト製造用容器。
  4. 限界温度が異なる複数の限界温度表示部を設けると共に、少なくともその一つの限界温度を30℃としてなる請求項3記載のヨーグルト製造用容器。
  5. 日指示部及び時指示部を、蓋体に装着した回動部材と回動部材周囲において、一方に数値表示を、他方に指標とを設けて構成すると共に、日指示部における日指示以外の範囲で通気可能となるように回動部材と回動部材裏面の蓋体に通気孔を形成し、時指示部における時指示の範囲で通気可能で且つ時指示範囲外で通気遮断となるように回動部材と回動部材裏面の蓋体に通気孔を形成して通気部を構成してなる請求項1乃至4記載のいずれかのヨーグルト製造用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022059845A1 (ko) * 2020-09-18 2022-03-24 주식회사 휴럼 드립커피용기가 부착된 친환경 무전원 가정용 요구르트 간편 발효기

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