JP2004327757A - 半導体装置 - Google Patents

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    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Abstract

【課題】歩留まりの低下を抑止するとともに電気的特性を向上させ、さらに装置を小型化することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】パッケージ基板102と、前記パッケージ基板102の第1主面上に設けられ、表面に複数のパッドを有する半導体チップ101と、前記半導体チップ101上に接続部材112を介して形成される導電性プレート113と、前記導電性プレート113と所定の前記パッドとを接続する第2の配線114と、前記半導体チップ101及び前記第2の配線114を封止する封止体115と、前記パッケージ基板102の第2主面に形成される電極端子108とを具備したことを特徴とする半導体装置である。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に係り、特にグランドプレーンまたは電源プレーンを有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体チップを搭載するパッケージ基板内に電源プレーン或いはグランドプレーンを設けて、半導体チップ上に多数設けられた電源パッド及びグランドパッドの電位を共通化させて、電源パッド間またはグランドパッド間の電位のばらつきを低減させることによって電気的特性を向上させた半導体装置がある。
【0003】
図14に従来の半導体装置の平面図を示す。図15は、図14に示した半導体装置のA−Aにおける要部断面図である。
【0004】
図15に示すように、半導体チップ1401を搭載するパッケージ基板1402として、複数の絶縁層及び配線層と、グランドプレーンが積層されている。下から順に、第1の絶縁層1403、第1の配線層1404、第2の絶縁層1405、グランドプレーン1406、第3の絶縁層1407、第2の配線層1408、第4の絶縁層1409が積層されている。前記第1及び第2の配線層1404,1408は、前記第1乃至第4の絶縁層1403,1405,1407,1409に形成されたビア(図示しない)を介して、相互に接続されている。また、前記第1乃至第4の絶縁層1403,1405,1407,1409は、エポキシ樹脂で形成されている。
【0005】
前記第1の配線層1404は、前記第1の絶縁層1403に形成されたビアを介して、前記パッケージ基板1402の裏面に配置されているボール状の電極端子1410と接続されている。前記第4の絶縁層1409に形成されているビアは、基板の周縁領域に形成されており、ビアの形成されていない中央領域上には、樹脂によってボンディングされた前記半導体チップ1401が形成されている。
【0006】
また、図14に示すように、前記半導体チップ1401上の周縁領域には、電源パッド1411及びグランドパッド1412が形成されており、ワイヤ1413によって、前記パッケージ基板1402の前記第4の絶縁層1409に形成されたビアに各々接続されている。図15に示すように、前記電極端子1410は、半導体装置の下に設置されるボード(図示しない)に設けられている端子と接続されている。前記半導体チップ1401に形成されている電源パッド1411及びグランドパッド1412は、前記ワイヤ1413及び前記パッケージ基板1402のビアを介して電極端子1410に各々接続され、電源電位及びグランド電位と接続している。また、前記グランドプレーン1406は、前記パッケージ基板1402のビア及び前記ワイヤ1413を介して、前記半導体チップ1401の前記グランドパッド1412に接続されている。前記半導体チップ1401及び前記ワイヤ1413は、樹脂1414によって封止されている。図16に、パッケージ基板内にさらに電源プレーン1601及び第5の絶縁層1602を形成した半導体装置の例を示す。
【0007】
このような半導体装置では、前記パッケージ基板1402内に前記グランドプレーン1406(及び前記電源プレーン1601を設けているため、電位の共通化を行い、前記半導体チップ上に設けられた前記グランドパッド1412間などのパッド間において、電位のばらつきが生じにくい構成とすることによって、電気的特性の向上をはかっている。この種の半導体装置は、特許文献1に記載されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−269376号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した半導体装置では、パッケージ基板内にグランドプレーンを形成する際、グランドプレーンと絶縁層の2層分を厚く形成する必要があるため、半導体装置を小型化することができないという問題があった。さらに、グランドプレーンと同時に電源プレーンを形成する場合には、さらに電源プレーンと絶縁層の2層分を厚く形成する必要があるため、半導体装置を小型化することができないという問題があった。また、パッケージ基板の検査では、層ごとの検査ではなく、パッケージ基板全体で検査を行う必要がため、パッケージ基板が厚くなると、それに伴って歩留まりが低下するという問題があった。
【0010】
本発明は、上記した問題点を解決すべくなされたもので、歩留まりの低下を抑止するとともに電気的特性を向上させ、さらに装置を小型化することが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するための本発明の半導体装置の一形態は、パッケージ基板と、
前記パッケージ基板の第1主面上に設けられ、表面に複数のパッドを有する半導体チップと、
前記半導体チップ上に接続部材を介して形成される導電性プレートと、
前記パッケージ基板と前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第1の配線と、
前記導電性プレートと前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第2の配線と、
前記半導体チップと前記第1及び第2の配線を封止する封止体と、
前記パッケージ基板の第2主面に形成される電極端子とを具備したことを特徴とする。
【0012】
また、上記した目的を達成するための本発明の半導体装置の一形態は、パッケージ基板と、
前記パッケージ基板の第1主面上に設けられ、表面に複数のパッドを有する半導体チップと、
前記半導体チップ上に接続部材を介して形成される絶縁性テープと、
前記絶縁性テープ上に離間して配置される複数の導電性プレートと、
前記パッケージ基板と前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第1の配線と、
前記複数の導電性プレートのそれぞれと前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第2の配線と、
前記半導体チップと前記第1及び第2の配線を封止する封止体と、
前記パッケージ基板の第2主面に形成される電極端子とを具備したことを特徴とする。
【0013】
上記した本発明の一形態によれば、歩留まりの低下を抑止するとともに電気的特性を向上させ、さらに装置を小型化することが可能な半導体装置を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2に本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す。
図1に、本実施の形態の半導体装置の平面図を示す。図2(a)は、図1に示したA−Aにおける半導体装置の要部断面図であり、図2(b)は、図1に示したB−Bにおける半導体装置の要部断面図である。
【0015】
図2に示すように、半導体チップ101を搭載するパッケージ基板102として、複数の絶縁層及び配線層が積層されている。下から順に、第1の絶縁層103、第1の配線層104、第2の絶縁層105、第2の配線層106、第3の絶縁層107が積層されている。前記第1及び第2の配線層104,106は、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107に形成されたビア(図示しない)を介して、相互に接続されている。また、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107は、エポキシ樹脂で形成されている。
【0016】
前記第1の配線層104は、前記第1の絶縁層103に形成されたビアを介して、前記パッケージ基板102の裏面に配置されている半田で形成されたボール状の電極端子108と接続されている。また、前記第3の絶縁層107に形成されているビアは、基板の周縁領域に形成されており、ビアの形成されていない中央領域上には、樹脂によってボンディングされた前記半導体チップ101が形成されている。
【0017】
また、図1に示すように、前記半導体チップ101上の周縁領域には、電源パッド109及びグランドパッド110が形成されており、第1のワイヤ111によって、前記パッケージ基板102の前記第3の絶縁層107に形成されたビアに各々接続されている。前記電極端子108は、半導体装置の下に設置されるボード(図示しない)に設けられている端子と接続されている。したがって前記半導体チップ101に形成されている前記電源パッド109及びグランドパッド110は、前記第1のワイヤ111及び前記パッケージ基板102のビアを介して電極端子108の各々に接続されることによって、電源電位及びグランド電位と接続されている。
【0018】
また、図2に示すように、前記半導体チップ101上には、接続部材112を介して、グランドプレーン113が形成されている。前記グランドプレーン113は、導電性のプレートであり、Cuを含む導電性材料やAlを含む導電性材料を用いて形成されている。前記接続部材112は、絶縁性エポキシ樹脂、導電性ペースト、フィラー入エポキシ樹脂などによって形成されている。前記グランドプレーン113は、接続部材によって接続されているため、材料及び厚さを任意に選択して形成することができる。前記グランドプレーン113は、厚い方が特性が良いため好ましく、導電性のプレートを用いてグランドプレーンを構成することによって、例えば、100μm以上の厚さで形成することも容易に可能である。また、前記接続部材を介して、プレーンを形成することによって、容量成分を有するよう形成することができ、ノイズ特性を向上することができる。前記グランドプレーン113は、第2のワイヤ114によって前記グランドパッド110と接続されており、前記グランドパッド110間の電位は共通化されている。
【0019】
また、前記半導体チップ101及び前記第1及び第2のワイヤ111,114は、封止体115によって封止されている。前記封止体115がプラスチックである場合には、前記第1及び第2のワイヤ111,114は、例えばAuで形成される。また、前記封止体115がセラミックである場合には、前記第1及び第2のワイヤ111,114は、例えばAlで形成される。前記封止体115がプラスチックなどの水分を吸収しやすい材料で形成されている場合には、Auなどの錆びにくい材料でワイヤを形成することが好ましい。
【0020】
また、ここでは、半田ボールによって構成されている前記電極端子108を半田実装する、BGA(Ball Grid Array)構造を例に示したが、特にこれに限定されず、スタッドバンプに導電性ペーストを用いて実装する構造であってもかまわない。
【0021】
本実施の形態によれば、前記半導体チップ101上に前記接続部材112を介して前記グランドプレーン113を形成しているため、前記半導体チップ101上に設けられたグランドパッドの電位を共通化することができ、電位のばらつきを抑止して、電気的特性を向上させることができる。
【0022】
さらに、その際に前記パッケージ基板102の層数を増加させることなく前記グランドプレーン113を形成することができるため、半導体装置を小型化するとともに、パッケージ基板102を構成する層数の増加に伴う歩留まりの低下を抑止することができる。また、前記グランドプレーン113をビアを介さずに前記グランドパッド110に接続し、また、より近い場所に配置することによって、電位の共通化をより確実に行うことができる。
【0023】
本実施の形態では、半導体チップ上に接続部材を介してグランドプレーンを形成し、グランドプレーンと半導体チップ上のグランドパッドを接続した半導体装置について記載したが、特にこれに限定されず、半導体チップ上に接続部材を介して電源プレーンを形成し、電源プレーンと半導体チップ上の電源パッドを接続した半導体装置であってもよい。
(第2の実施の形態)
図3及び図4に本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を示す。図3に本実施の形態の半導体装置の平面図を示す。図4は、図3に示した半導体装置のC−Cにおける要部断面図である。
【0024】
図4に示すように、半導体チップ101を搭載するパッケージ基板102として、複数の絶縁層及び配線層が積層されている。下から順に、第1の絶縁層103、第1の配線層104、第2の絶縁層105、第2の配線層106、第3の絶縁層107が積層されている。前記第1及び第2の配線層104,106は、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107に形成されたビア(図示しない)を介して、相互に接続されている。また、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107は、エポキシ樹脂で形成されている。
【0025】
前記第1の配線層104は、前記第1の絶縁層103に形成されたビアを介して、前記パッケージ基板102の裏面に配置されている半田で形成されたボール状の電極端子108と接続されている。また、前記第3の絶縁層107に形成されているビアは、基板の周縁領域に形成されており、ビアの形成されていない中央領域上には、樹脂によってボンディングされた前記半導体チップ101が形成されている。
【0026】
また、図3に示すように、前記半導体チップ101上の周縁領域には、電源パッド109及びグランドパッド110が形成されており、第1のワイヤ111によって、前記パッケージ基板102の前記第3の絶縁層107に形成されたビアに各々接続されている。前記電極端子108は、半導体装置の下に設置されるボード(図示しない)に設けられている端子と接続されている。したがって前記半導体チップ101に形成されている前記電源パッド109及びグランドパッド110は、前記第1のワイヤ111及び前記パッケージ基板102のビアを介して電極端子108の各々に接続されることによって、電源電位及びグランド電位と接続されている。
【0027】
また、図4に示すように、前記半導体チップ101上には、接続部材112を介して、グランドプレーン113が形成されている。前記グランドプレーン113は、導電性のプレートであり、Cuを含む導電性材料やAlを含む導電性材料を用いて形成されている。前記接続部材112は、絶縁性エポキシ樹脂、導電性ペースト、フィラー入エポキシ樹脂などによって形成されている。前記グランドプレーン113は、接続部材によって接続されているため、材料及び厚さを任意に選択して形成することができる。前記グランドプレーン113の厚さ、厚い方が特性が良いため好ましく、導電性のプレートを用いてグランドプレーンを構成することによって、例えば、100μm以上の厚さで形成することも容易に可能である。また、前記接続部材を介して、プレーンを形成することによって、容量成分を有するよう形成することができ、ノイズ特性を向上することができる。前記グランドプレーン113は、第2のワイヤ114(図示しない)によって前記グランドパッド110と接続されており、前記グランドパッド110間の電位は共通化されている。
【0028】
また、前記グランドプレーン113は、第3のワイヤ301を介して前記パッケージ基板102の前記第3の絶縁層に形成されたビアに接続され、ビア及び前記電極端子108を介してグランド電位と接続している。前記第3のワイヤ301は、図3に示すように、中央領域から周縁領域に放射状に形成されている前記第1及び第2のワイヤ111,114と接触しないように形成する必要があるため、前記半導体チップ101の角部から外方に形成されている。
【0029】
前記第3のワイヤ301は、封止体115によって封止する際に、水平方向に流れて、他のワイヤと接触することがないよう、約4mm以下の長さで形成されることが好ましい。また、前記第1及び第2のワイヤ111,114よりも太いワイヤで形成してもよい。前記第3のワイヤ301は、前記第1のワイヤ111と同様にボンディングによって形成することができ、比較的容易に形成することが可能である。
【0030】
また、図4に示すように、前記半導体チップ101及び前記第1乃至第3のワイヤ111,114,301は、前記封止体115によって封止されている。前記封止体115がプラスチックである場合には、前記第1乃至第3のワイヤ111,114,301は、例えばAuで形成される。また、前記封止体115がセラミックである場合には、前記第1乃至第3のワイヤ111,114,301は、例えばAlで形成される。前記封止体115がプラスチックなどの水分を吸収しやすい材料で形成されている場合には、Auなどの錆びにくい材料でワイヤを形成することが好ましい。
【0031】
また、ここでは、半田ボールによって構成されている前記電極端子108を半田実装する、BGA(Ball Grid Array)構造を例に示したが、特にこれに限定されず、スタッドバンプに導電性ペーストを用いて実装する構造であってもかまわない。
【0032】
本実施の形態によれば、前記半導体チップ101上に前記接続部材112を介して前記グランドプレーン113を形成しているため、前記半導体チップ101上に多数設けられたグランドパッドの電位を共通化することができ、電位のばらつきを抑止することができる。前記グランドプレーン113は、前記半導体チップ101を介さずに、第3のワイヤ301及び前記パッケージ基板102のビアを介してグランド電位と接続しているため、前記グランドプレーン113の電位をより安定させることができる。したがって、グランドパッドの電位をより安定した電位によって、共通化することができ、電気的特性をさらに向上させることができる。
【0033】
さらに、その際に前記パッケージ基板102の層数を増加させることなく前記グランドプレーン113を形成することができるため、半導体装置を小型化するとともに、パッケージ基板102を構成する層数の増加に伴う歩留まりの低下を抑止することができる。また、前記グランドプレーン113をビアを介さずに前記グランドパッド110に接続し、また、より近い場所に配置することによって、電位の共通化をより確実に行うことができる。
【0034】
本実施の形態では、半導体チップ上に接続部材を介してグランドプレーンを形成し、グランドプレーンと半導体チップ上のグランドパッドを接続し、さらに、ワイヤを介してグランドプレーンをパッケージ基板に接続した半導体装置について記載したが、特にこれに限定されず、半導体チップ上に接続部材を介して電源プレーンを形成し、電源プレーンと半導体チップ上の電源パッドを接続し、さらに、ワイヤを介して電源プレーンをパッケージ基板に接続した半導体装置であってもよい。
(第3の実施の形態)
図5及び図6に本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置を示す。図5に本実施の形態の半導体装置の平面図を示す。図6は、図5に示したC−Cにおける半導体装置の要部断面図である。
【0035】
図6に示すように、半導体チップ101を搭載するパッケージ基板102として、複数の絶縁層及び配線層が積層されている。下から順に、第1の絶縁層103、第1の配線層104、第2の絶縁層105、第2の配線層106、第3の絶縁層107が積層されている。前記第1及び第2の配線層104,106は、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107に形成されたビア(図示しない)を介して、相互に接続されている。また、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107は、エポキシ樹脂で形成されている。
【0036】
前記第1の配線層104は、前記第1の絶縁層103に形成されたビアを介して、前記パッケージ基板102の裏面に配置されている半田で形成されたボール状の電極端子108と接続されている。また、前記第3の絶縁層107に形成されているビアは、基板の周縁領域に形成されており、ビアの形成されていない中央領域上には、樹脂によってボンディングされた前記半導体チップ101が形成されている。
【0037】
また、図5に示すように、前記半導体チップ101上の周縁領域には、電源パッド109及びグランドパッド110が形成されており、第1のワイヤ111によって、前記パッケージ基板102の前記第3の絶縁層107に形成されたビアに各々接続されている。前記電極端子108は、半導体装置の下に設置されるボード(図示しない)に設けられている端子と接続されている。したがって前記半導体チップ101に形成されている前記電源パッド109及びグランドパッド110は、前記第1のワイヤ111及び前記パッケージ基板102のビアを介して電極端子108の各々に接続されることによって、電源電位及びグランド電位と接続されている。
【0038】
また、図6に示すように、前記半導体チップ101上には、接続部材112を介して、グランドプレーン501が形成されている。前記グランドプレーン501は、導電性のプレートであり、Cuを含む導電性材料やAlを含む導電性材料を用いて形成されている。前記接続部材112は、絶縁性エポキシ樹脂、導電性ペースト、フィラー入エポキシ樹脂などによって形成されている。前記グランドプレーン501は、接続部材によって接続されているため、材料及び厚さを任意に選択して形成することができる。前記グランドプレーン501は、厚い方が特性が良いため好ましく、導電性のプレートを用いてグランドプレーンを構成することによって、例えば、100μm以上の厚さで形成することも容易に可能である。また、前記接続部材を介して、プレーンを形成することによって、容量成分を有するよう形成することができ、ノイズ特性を向上することができる。前記グランドプレーン501は、第2のワイヤ114によって前記グランドパッド110と接続されており、前記グランドパッド110間の電位は共通化されている。
【0039】
また、前記グランドプレーン501は、角部から延びる足部502を有し、前記足部502を介して前記パッケージ基板102の前記第3の絶縁層に形成されたビアに接続され、ビア及び前記電極端子108を介してグランド電位と接続している。前記足部502は、中央領域から周縁領域に放射状に形成されている前記第1及び第2のワイヤ111,114と接触しないように形成する必要があるため、前記半導体チップ101の角部から外方に形成されている。前記足部502を有する前記グランドプレーン501はプレス加工やエッチング加工によって形成される。前記足部502は、導電性ペーストを用いて前記パッケージ基板102に接続してもよいし、半田を塗布してリフローすることによって前記パッケージ基板102に接続してもよい。
【0040】
また、前記半導体チップ101及び前記第1及び第2のワイヤ111,114は、封止体115によって封止されている。前記封止体115がプラスチックである場合には、前記第1及び第2のワイヤ111,114は、例えばAuで形成される。また、前記封止体115がセラミックである場合には、前記第1及び第2のワイヤ111,114は、例えばAlで形成される。前記封止体115がプラスチックなどの水分を吸収しやすい材料で形成されている場合には、Auなどの錆びにくい材料でワイヤを形成することが好ましい。
【0041】
また、ここでは、半田ボールによって構成されている前記電極端子108を半田実装する、BGA(Ball Grid Array)構造を例に示したが、特にこれに限定されず、リードフレームを用いたQFP(Quad Flat Package)構造であってもかまわない。
【0042】
本実施の形態によれば、前記半導体チップ101上に前記接続部材112を介して前記グランドプレーン501を形成しているため、前記半導体チップ101上に多数設けられたグランドパッドの電位を共通化することができ、電位のばらつきを抑止することができる。前記グランドプレーン501は、前記半導体チップ101を介さずに、足部502及び前記パッケージ基板102のビアを介してグランド電位と接続しているため、前記グランドプレーン501の電位をより安定させることができる。したがって、グランドパッドの電位をより安定した電位によって、共通化することができ、電気的特性をさらに向上させることができる。
【0043】
さらに、その際に前記パッケージ基板102の層数を増加させることなく前記グランドプレーン501を形成することができるため、半導体装置を小型化するとともに、パッケージ基板102を構成する層数の増加に伴う歩留まりの低下を抑止することができる。また、前記グランドプレーン501をビアを介さずに前記グランドパッド110に接続し、また、より近い場所に配置することによって、電位の共通化をより確実に行うことができる。
【0044】
本実施の形態では、半導体チップ上に接続部材を介してグランドプレーンを形成し、グランドプレーンと半導体チップ上のグランドパッドを接続し、さらに、グランドプレーンの足部を介してグランドプレーンをパッケージ基板に接続した半導体装置について記載したが、特にこれに限定されず、半導体チップ上に接続部材を介して電源プレーンを形成し、電源プレーンと半導体チップ上の電源パッドを接続し、さらに、電源プレーンの足部を介して電源プレーンをパッケージ基板に接続した半導体装置であってもよい。
(第4の実施の形態)
図7乃至図8に本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置を示す。
図7に、本実施の形態の半導体装置の平面図を示す。図8(a)は、図7に示した半導体装置のA−Aにおける要部断面図であり、図8(b)は、図7に示した半導体装置のB−Bにおける要部断面図である。
【0045】
図8に示すように、半導体チップ101を搭載するパッケージ基板102として、複数の絶縁層及び配線層が積層されている。下から順に、第1の絶縁層103、第1の配線層104、第2の絶縁層105、第2の配線層106、第3の絶縁層107が積層されている。前記第1及び第2の配線層104,106は、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107に形成されたビア(図示しない)を介して、相互に接続されている。また、前記第1乃至第3の絶縁層103,105,107は、エポキシ樹脂で形成されている。
【0046】
前記第1の配線層104は、前記第1の絶縁層103に形成されたビアを介して、前記パッケージ基板102の裏面に配置されている半田で形成されたボール状の電極端子108と接続されている。また、前記第3の絶縁層107に形成されているビアは、基板の周縁領域に形成されており、ビアの形成されていない中央領域上には、樹脂によってボンディングされた前記半導体チップ101が形成されている。
【0047】
また、図7に示すように、前記半導体チップ101上の周縁領域には、電源パッド109及びグランドパッド110が形成されており、第1のワイヤ111によって、前記パッケージ基板102の前記第3の絶縁層107に形成されたビアに各々接続されている。前記電極端子108は、半導体装置の下に設置されるボード(図示しない)に設けられている端子と接続されている。したがって前記半導体チップ101に形成されている前記電源パッド109及びグランドパッド110は、前記第1のワイヤ111及び前記パッケージ基板102のビアを介して電極端子108の各々に接続されることによって、電源電位及びグランド電位と接続されている。
【0048】
前記半導体チップ101上には、接続部材112を介して、絶縁性テープ701が形成されている。前記絶縁性テープ701は、例えば、ポリイミドテープである。ポリイミドテープに限定されないが、耐熱性、絶縁性のあるテープが好ましい。また、接着可能なテープ状の絶縁性テープ701を用いることによって、接続部材112を形成せず、直接、前記半導体チップ101上に絶縁性テープ701を形成することもできる。前記絶縁性テープ701上には、グランドプレーン702及び電源プレーン703が形成されている。前記グランドプレーン702はリング状であり、その内側に前記電源プレーン703が離間して配置されている。前記グランドプレーン702及び前記電源プレーン703は、導電性のプレートであり、Cuを含む導電性材料やAlを含む導電性材料を用いて形成されている。前記接続部材112は、絶縁性エポキシ樹脂、導電性ペースト、フィラー入エポキシ樹脂などによって形成されている。前記グランドプレーン702及び前記電源プレーン703は、前記絶縁性テープ701によって接着して形成されているため、材料及び厚さを任意に選択して形成することができる。前記グランドプレーン702は、厚い方が特性が良いため好ましく、導電性のプレートを用いてグランドプレーンを構成することによって、例えば、100μm以上の厚さで形成することも容易に可能である。また、前記絶縁性テープや前記接続部材を介して、プレーンを形成することによって、容量成分を有するよう形成することができ、ノイズ特性を向上することができる。
【0049】
前記グランドプレーン702及び前記電源プレーン703は、第2のワイヤ114a,114bによって前記グランドパッド110及び前記電源パッド109と接続されており、前記グランドパッド110間及び前記電源パッド109間の電位はそれぞれ共通化されている。なお、前記半導体チップ101上の周縁領域に多数形成されているグランドパッド110及び電源パッド109とグランドプレーン702及び電源プレーン703のそれぞれをワイヤで接続する際、前記グランドプレーン702及び前記電源プレーン703を平面において等方性を有する形状(例えば、リング形状)に形成することによって、比較的容易にボンディングすることができる。
【0050】
また、前記半導体チップ101及び前記第1のワイヤ111及び第2のワイヤ114a,114bは、封止体115によって封止されている。前記封止体115がプラスチックである場合には、及び前記第1のワイヤ111及び第2のワイヤ114a,114bは、例えばAuで形成される。また、前記封止体115がセラミックである場合には、及び前記第1のワイヤ111及び第2のワイヤ114a,114bは、例えばAlで形成される。前記封止体115がプラスチックなどの水分を吸収しやすい材料で形成されている場合には、Auなどの錆びにくい材料でワイヤを形成することが好ましい。
【0051】
また、ここでは、半田ボールによって構成されている前記電極端子108を半田実装する、BGA(Ball Grid Array)構造を例に示したが、特にこれに限定されず、スタッドバンプに導電性ペーストを用いて実装する構造であってもかまわない。
【0052】
本実施の形態によれば、前記半導体チップ101上に前記接続部材112及び前記絶縁性テープ701を介して前記グランドプレーン702及び前記電源プレーン703を形成しているため、前記半導体チップ101上に設けられたグランドパッド間及び電源パッド間の電位を共通化することができ、電位のばらつきを抑止して、電気的特性を向上させることができる。
【0053】
さらに、その際に前記パッケージ基板102の層数を増加させることなく前記グランドプレーン702及び前記電源プレーン703を形成することができるため、半導体装置を小型化するとともに、パッケージ基板102を構成する層数の増加に伴う歩留まりの低下を抑止することができる。また、前記グランドプレーン702及び前記電源プレーン703をビアを介さずに前記グランドパッド110及び前記電源パッド109に接続し、また、より近い場所に配置することによって、電位の共通化をより確実に行うことができる。
【0054】
本実施の形態では、半導体チップ上に、接続部材及び絶縁性テープ(または絶縁性テープのみ)を介して、リング状のグランドプレーン及びその内側に離間して電源プレーンを配置した例を記載したが、グランドプレーンと電源プレーンが逆であってもかまわない。また、より安定した接地電位を確保するために、プレーン面積の広いプレーンをグランドプレーンとして用いるとさらに有効である。
(第1の変形例)
また、本実施の形態の第1の変形例を図9に示す。第1の変形例では、絶縁性テープ701上にグランドプレーン901,第1の電源プレーン902及び第2の電源プレーン903を形成している。前記グランドプレーン901はリング状であり、その内側にリング状の第1の電源プレーン902が離間して配置されている。さらに、前記第1の電源プレーン902の内側に第2の電源プレーン903が離間して配置されている。
【0055】
前記半導体チップ101上に形成されたグランドパッド110は、第2のワイヤ114aを介して、前記グランドプレーン901と接続されており、前記グランドパッド110間の電位は共通化されている。また、前記半導体チップ101上に形成された第1の電源パッド109a及び第2の電源パッド109bは、第2のワイヤ114b,114cを介して、前記第1の電源プレーン902及び第2の電源プレーン903と接続されており、前記第1の電源パッド109a間及び第2の電源パッド109b間の電位をそれぞれ共通化している。
【0056】
第1の電源プレーン及び第2の電源プレーンは、例えば3.3V及び2.5Vなど、異なる電源を有する場合に設けられる。または、ディジタル回路の電源とノイズの影響を受けやすいアナログ回路の電源とを分けて形成する場合にも設けられる。この場合、アナログ回路の電源プレーンとディジタル回路の電源プレーンとを分けて形成することによって、ディジタル回路のノイズがアナログ回路に悪影響を及ぼすことを抑止することができ、有効である。
【0057】
前記半導体チップ101上に設けられた第1及び第2の電源パッド109a,109b及びグランドパッド110の電位を共通化することができ、電位のばらつきを抑止して、電気的特性を向上させることができる。
【0058】
また、パッケージ基板の層数は、パッケージ基板内にグランドプレーンと第1及び第2の電源プレーンの両方を形成した場合と比較して、減らすことができるため、電気的特性を向上させるとともに、半導体装置を小型化することができる。さらに、パッケージ基板102を構成する層数の増加に伴う歩留まりの低下を抑止することができる。また、前記グランドプレーン901と第1及び第2の電源プレーン902,903をビアを介さずに前記グランドパッド110と前記第1及び第2の電源パッド109a,109bに接続し、また、より近い場所に配置することによって、電位の共通化をより確実に行うことができる。
【0059】
第1の変形例では、リング状のグランドプレーン及び第1の電源プレーンの内側に第2の電源プレーンを形成したが、グランドプレーンが第1及び第2の電源プレーンの間に形成されていてもよいし、最も内側に形成されていてもよい。また、より安定した接地電位を確保するために、プレーン面積の広いプレーンをグランドプレーンとして用いるとさらに有効である。また、外側から第1の電源プレーン,グランドプレーン,第2の電源プレーンを配置し、よりノイズの影響を受けやすい電源を、グランドプレーンの外側の第1の電源プレーンとして配置する場合、内側に配置された第2の電源プレーンのノイズを接地電位のグランドプレーンによってシールドすることができ、第1の電源プレーンの電位をより安定させることができるため、さらに有効である。また、必要に応じて、プレーン数を増やして形成することも可能である。
(第2の変形例)
また、本実施の形態の第2の変形例を図10に示す。第2の変形例では、絶縁性テープ701上にグランドプレーン1001,第1の電源プレーン1002及び第2の電源プレーン1003を形成している。前記グランドプレーン1001と第1及び第2の電源プレーン1002,1003は並置され、離間して配置されている。
【0060】
前記半導体チップ101上に形成されたグランドパッド110は、第2のワイヤ114aを介して、前記グランドプレーン1001と接続されており、前記グランドパッド110間の電位は共通化されている。また、前記半導体チップ101上に形成された第1の電源パッド109a及び第2の電源パッド109bは、第2のワイヤ114b,114cを介して、前記第1の電源プレーン1002及び第2の電源プレーン1003と接続されており、前記第1の電源パッド109a間及び第2の電源パッド109b間の電位はそれぞれ共通化されている。前記したプレーンは、並置して配置されているが、パッドの配置を工夫することによって、それぞれをワイヤによってそれぞれを接続することが可能である。
【0061】
第1の電源プレーン及び第2の電源プレーンは、例えば3.3V及び2.5Vなど、異なる電源を有する場合に設けられる。または、ディジタル回路の電源とノイズの影響を受けやすいアナログ回路の電源とを分けて形成する場合にも設けられる。この場合、アナログ回路の電源プレーンとディジタル回路の電源プレーンとを分けて形成することによって、ディジタル回路のノイズがアナログ回路に悪影響を及ぼすことを抑止することができ、有効である。
【0062】
前記半導体チップ101上に設けられた第1及び第2の電源パッド109a,109b及びグランドパッド110の電位を共通化することができ、電位のばらつきを抑止して、電気的特性を向上させることができる。
【0063】
また、パッケージ基板の層数は、パッケージ基板内にグランドプレーンと第1及び第2の電源プレーンの両方を形成した場合と比較して、減らすことができるため、電気的特性を向上させるとともに、半導体装置を小型化することができる。さらに、パッケージ基板102を構成する層数の増加に伴う歩留まりの低下を抑止することができる。また、前記グランドプレーン1001と第1及び第2の電源プレーン1002,1003をビアを介さずに前記グランドパッド110と前記第1及び第2の電源パッド109a,109bにそれぞれ接続し、また、より近い場所に配置することによって、電位の共通化をより確実に行うことができる。
【0064】
第2の変形例では、グランドプレーンを端に形成したが、グランドプレーンが第1及び第2の電源プレーンの間に形成されていてもよい。また、より安定した接地電位を確保するために、プレーン面積の広いプレーンをグランドプレーンとして用いるとさらに有効である。また、第1の電源プレーンとよりノイズの影響を受けやすい第2の電源プレーンの間に、グランドプレーンを配置する場合、電源プレーンのノイズを接地電位のグランドプレーンによってシールドすることができ、ノイズの影響を受けやすい電源プレーンの電位をより安定させることができるため、さらに有効である。また、必要に応じて、プレーン数を増やして形成することができる。さらに、図11に示すように第2のグランドプレーン1101及び第2のワイヤ114dを形成し、碁盤状に並置して形成してもよい。また、グランドプレーンを形成せず、複数の電源プレーンのみを形成してもよい。
【0065】
また、半導体チップ上に接続部材及び絶縁性テープを介してグランドプレーン,第1及び第2の電源プレーンを形成し、グランドプレーン,第1及び第2の電源プレーンと半導体チップ上のグランドパッド,第1及び第2の電源パッドをそれぞれ接続したが、特にこれに限定されず、パッケージ基板内にいずれかのプレーンを形成し、半導体チップ上に接続部材及び絶縁性テープを介して残りのプレーンを形成した半導体装置であってもよい。
【0066】
上記した本発明の第1乃至第4の実施の形態を、種々組合せて実施することも可能である。図12は、第4の実施の形態における一形態(図7)を第2の実施の形態における一形態(図3)に適用した例を示す平面図である。すなわち、半導体チップ上に複数のプレーンを形成し、プレーンの角部または端部に第3のワイヤ301a,301bを接続し、このワイヤをパッケージ基板のビアにそれぞれ接続した例である。また、図13は、第4の実施の形態の一形態(図10)を第3の実施の形態の一形態(図5)に適用した例を示す平面図である。すなわち、例えば、半導体チップ上に複数のプレーンを形成し、グランドプレーン1301及び電源プレーン1302の角部または端部に足部502a,502bを有するよう形成し、この足部をパッケージ基板のビアにそれぞれ接続した例である。このように、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、開示した範囲内で種々組み合わせて適用することができ、各実施の形態に記載されたそれぞれの効果を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、半導体装置を小型化するとともに、歩留まりの低下を抑止しつつ、電気的特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を示す図1のA−A及びB−Bにおける要部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を示す図3のC−Cにおける要部断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置を示す図5のC−Cにおける要部断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置を示す平面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置を示す図7のA−Aにおける要部断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の第1の変形例に係る半導体装置を示す平面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態の第2の変形例に係る半導体装置を示す平面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態の第2の変形例に係る他の半導体装置を示す平面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の一形態を第2の実施の形態に係る半導体装置の一形態に適用した例を示す平面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の一形態を第3の実施の形態に係る半導体装置の一形態に適用した例を示す平面図である。
【図14】従来の半導体装置を示す平面図である。
【図15】従来の半導体装置を示す図14におけるA−Aにおける要部断面図である。
【図16】従来の他の半導体装置を示す図14におけるA−Aにおける要部断面図である。
【符号の説明】
101,1401・・・半導体チップ
102,1402・・・パッケージ基板
103,1403・・・第1の絶縁層
104,1404・・・第1の配線層
105,1405・・・第2の絶縁層
106,1408・・・第2の配線層
107,1407・・・第3の絶縁層
108,1410・・・電極端子
109,1411・・・電源パッド
109a・・第1の電源パッド
109b・・第2の電源パッド
110,1412・・・グランドパッド
111・・・第1のワイヤ
112・・・接続部材
113,501,702,901,1001,1301,1406・・・グランドプレーン
114,114a,114b,114c,114d・・・第2のワイヤ
115・・・封止体
301,301a,301b・・・第3のワイヤ
502,501a,501b・・・足部
701・・・絶縁性テープ
703,1302,1601・・・電源プレーン
902,1002・・・第1の電源プレーン
903,1003・・・第2の電源プレーン
1101・・・第2のグランドプレーン
1409・・・第4の絶縁層
1413・・・ワイヤ
1414・・・樹脂
1602・・・第5の絶縁層

Claims (12)

  1. パッケージ基板と、
    前記パッケージ基板の第1主面上に設けられ、表面に複数のパッドを有する半導体チップと、
    前記半導体チップ上に接続部材を介して形成される導電性プレートと、
    前記パッケージ基板と前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第1の配線と、
    前記導電性プレートと前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第2の配線と、
    前記半導体チップと前記第1及び第2の配線を封止する封止体と、
    前記パッケージ基板の第2主面に形成される電極端子とを具備したことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記導電性プレートと前記第2の配線によって接続されている前記パッドは、グランドパッドまたは電源パッドであり、前記導電性プレートは、グランドプレーンまたは電源プレーンであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. パッケージ基板と、
    前記パッケージ基板の第1主面上に設けられ、表面に複数のパッドを有する半導体チップと、
    前記半導体チップ上に形成される絶縁性テープと、
    前記絶縁性テープ上に離間して配置される複数の導電性プレートと、
    前記パッケージ基板と前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第1の配線と、
    前記複数の導電性プレートのそれぞれと前記半導体チップの所定のパッドとを接続する第2の配線と、
    前記半導体チップと前記第1及び第2の配線を封止する封止体と、
    前記パッケージ基板の第2主面に形成される電極端子とを具備したことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記絶縁性テープは、前記半導体チップ上に、接続部材を介して形成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記絶縁性テープは、ポリイミドを含むテープであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記複数の導電性プレートは、
    グランドプレーン及び電源プレーンの少なくとも一方を含むよう構成されており、
    前記複数の導電性プレートのそれぞれと接続される所定の前記パッドは、前記導電性プレートがグランドプレーンである場合にはグランドパッドであり、
    前記導電性プレートが電源プレーンである場合には電源パッドであることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記複数の導電性プレートは、少なくとも複数の電源プレーンを含むよう構成されており、
    前記複数の電源プレーンは、異なる電圧の電源プレーンであり、前記複数の電源プレーンのそれぞれと接続される所定の前記パッドは、異なる電圧の電源パッドであることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記複数の導電性プレートは、リング状の導電性プレートと、前記リング状の導電性プレートの内側に配置された導電性プレートである特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記複数の導電性プレートは、並置されていることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記導電性プレートと前記パッケージ基板とを接続する第3の配線をさらに有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記第3の配線は、AuまたはAlを含むワイヤであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記第3の配線は、前記導電性プレートから延びる足部によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置。
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