JP2004327467A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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JP2004327467A
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semiconductor laser
housing
cover
casing
mounting
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JP2003115539A
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Yoshiaki Takenaka
義彰 竹中
Hiroyuki Sakatani
博之 坂谷
Tomoyoshi Nagayasu
同慶 長安
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、半導体レーザ装置の構成部品の取付ネジの露出を防止し、かつ筐体の気密保持構造を簡略にした半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】レーザ光を出力する半導体レーザ素子1と、レーザ光を被加工物4へ集光する集光光学素子2と、半導体レーザ素子1と集光光学素子2とを収納する筐体3と、半導体レーザ素子1と集光光学素子2を筐体3に取り付ける取付ネジ8とを有し、取付ネジ8は筐体3の外面へ突出しないとともに、筐体3の少なくとも取付ネジ8の外側にカバー6を取付けることによって、取付ネジ8を直接外すことを防止することができ、筐体3内の気密保持構造を簡略化できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体レーザを格子状に配列して炭酸ガスレーザやYAGレーザ等と同等の出力を出すようにし、集光光学系で集光照射して被加工物を溶接、半田付け、熱処理、切断等の熱加工に供することが行われるようになっている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
図3(a)は上記従来の半導体レーザ装置を示しており、101は半導体レーザ素子、102は集光光学素子、103は筐体で、図には示していないが、このほかに半導体レーザ素子101を駆動する電源がある。104は被加工物、105は出力レーザ光である。
【0004】
図3(b)は半導体レーザ素子101や集光光学素子102等の半導体レーザ装置の半導体レーザ素子101や集光光学素子102などを保持する保持部材である構成部品106の取付部を示しており、107は構成部品106を筐体103に保持するための取付ネジで、筐体外部に対して露出されている。また、半導体レーザ素子101はクリーンな環境で使用する必要があるため、筐体103内部の気密性を確保するためのシール部材108を設けている。以上のように構成された半導体レーザ装置について、その動作を説明する。
【0005】
電源の供給する電気入力により半導体レーザ素子101がレーザ発振すると、出力レーザ光105は集光光学素子102により集光され、被加工物104に集光照射されて、溶接、熱処理、切断などの熱加工が行われる。
【0006】
【非特許文献1】
伊藤義郎、外2名、“ICALEO参加報告書”、レーザ加工学会誌第8巻1号53−59頁(2001年)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の半導体レーザ装置では、取付ネジ107が外部に露出しているためメンテナンス時などに、不用意に取り外す可能性があるという問題点を有していた。また気密性を確保するために構成部品106各々にシール部材108が必要となり、構造が複雑になるとともに、コストアップにつながり、さらに作りやすさにも問題点があった。
【0008】
本発明は、取付ネジ107を不用意に取り外すことを防止し、かつ筐体103の気密保持構造を簡略にした半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体レーザ装置は、上記課題を解決するために、レーザ光を出力する半導体レーザ手段と、前記レーザ光を被加工物へ集光する集光手段と、前記半導体レーザ手段と前記集光手段とを収納する筐体と、前記半導体レーザ手段と前記集光手段を前記筐体に取り付ける取付け部材とを有し、前記取付け部材は前記筐体の外面へ突出しないとともに、前記筐体の少なくとも取付け部材の部分の外側にカバーを取付けたため、カバーにより取付ネジの外部への露出を防止することができる。また、カバーと筐体の間に気密部材を配したことで気密性を確保するために半導体レーザ加工装置を構成する部品ごとにシール構造を備える必要がなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図2を用いて説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1(a)において1は半導体レーザ素子、2は集光光学素子、3は筐体で、図には示していないが、このほかに半導体レーザ素子1を駆動する電源がある。4は被加工物、5は出力レーザ光、6は筐体3外部を覆うカバーである。
【0012】
図1(b)は半導体レーザ素子1や集光光学素子2等の取付部を示しており、7は半導体レーザ装置を構成する部品、8は構成部品7を筐体3に保持する取付ネジ、9は筐体3内の気密性を確保するためのシール材、10はカバー6を筐体3に保持するためのカバー取付ネジを示す。
【0013】
以上のように構成された半導体レーザ装置について説明する。
【0014】
電源の供給する電気入力により半導体レーザ素子1がレーザ発振すると、出力レーザ光5は集光光学素子2により集光され、被加工物4に集光照射されて、溶接、熱処理、切断などの熱加工が行われる。従来は取付ネジ8は外部に露出していたが、筐体3をカバー6で覆うことで、取付ネジ8の露出を防止することができ、取付ネジ8を直接取り外すことが不可能になる。また、筐体3とカバー6の間にシール材9を設けることで、筐体3および構成部品7に特別なシール構造を施す必要がなくなる。
【0015】
以上のように、本実施の形態によれば筐体3をカバー6で覆うことにより、不注意で取付ネジ8を取り外す等の危険がなくなり、安全性を向上することができる。また、筐体3とカバー6の間にシール材9を設けることにより筐体3の気密性を容易に確保することができ、構成部品7の構造を簡略化できるため、部品加工費および取り付け工数を削減することができる。
【0016】
なお、実施の形態1において、銘板をカバーとして用いてもよい。
【0017】
また、実施の形態1において、シール材9を有した材料をカバーとして用いてもよい。
【0018】
また、実施の形態1において、カバー取付ネジ10を他のネジ、例えば取付ネジ8とは図2に示すようなネジ頭形状が異なるものを用いれば、さらに不用意な取り付けネジの取り外しが防止でき、より安全性を向上させることができる。
【0019】
なお、カバー取付ネジ10のネジ頭形状は図2に示す形状に限ることなく、例えば多角形やネジ穴の中心部が突起しているなど、カバー取付ネジ10以外のネジ頭形状や、一般的には用いられない特殊な形状にすればより好適である。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明は筐体にカバーを設けることにより安全性を向上させることができ、かつ、筐体とカバーの間にシール材を設けることで、構造を簡略化できるため、部品加工費および取り付け工数を削減することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における半導体レーザ装置の構成図
(b)同実施の形態1における半導体レーザ装置の取付ネジの構成図
【図2】同実施の形態1における半導体レーザ装置のカバー取付ネジ図
【図3】(a)従来の半導体レーザ装置の構成図
(b)従来の半導体レーザ装置の取付ネジの構成図
【符号の説明】
1 半導体レーザ素子
2 集光光学素子
3 筐体
5 出力レーザ光
6 カバー
7 構成部品
8 取付ネジ
9 シール材
10 カバー取付ネジ

Claims (5)

  1. レーザ光を出力する半導体レーザ手段と、前記レーザ光を被加工物へ集光する集光手段と、前記半導体レーザ手段と前記集光手段とを収納する筐体と、前記半導体レーザ手段と前記集光手段を前記筐体に取り付ける取付け部材とを有し、前記取付け部材は前記筐体の外面へ突出しないとともに、前記筐体の少なくとも取付け部材の部分の外側にカバーを取付けた半導体レーザ装置。
  2. カバーの一部を銘板とした請求項1記載の半導体レーザ装置。
  3. 筐体とカバーとの間に気密部材を配した請求項1または2記載の半導体レーザ装置。
  4. 気密部材はカバーに取付けられた請求項3記載の半導体レーザ装置。
  5. カバーの取付けに用いるネジは、それ以外に用いるネジと異なった請求項1から4記載の半導体レーザ装置。
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