JP2004327082A - バックライトユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リード線が導出されるように両端にランプホルダが装着された線状光源20と、線状光源20を側壁内面側に固定するための第1、第2の固定手段を有する箱型ハウジング60と、箱型ハウジング60の少なくとも線状光源20が配設される側壁62cの内面に接して底壁面に敷設される反射シートと、反射シートの上に載置され第1、第2の固定手段により箱型ハウジング内に位置決め固定される透光性材料からなる導光板40とを備えている。第1の固定手段は、箱型ハウジング60の底壁面から突出した小突起64a、64bからなり、小突起64a、64bにより、箱型ハウジング60の一側壁62cの内面側に線状光源20が固定され、第2の固定手段により箱型ハウジング60の他の側壁62dの内面側にリード線22bが固定され、且つ第1、第2の固定手段により導光板40が固定される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置におけるバックライトユニットに係り、更に詳しくは、ハウジングへの線状光源及び導光板の装着を工夫することにより表示品質の向上を図ったバックライトユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置に使用されるバックライトは、光源に冷陰極又は熱陰極管等の細径蛍光管が使用され、一般にエッジ型と直下型に大別されている。エッジ型バックライトは、導光板の側面に細径蛍光管からなる線状光源が配設され、この光源からの光が液晶表示パネルの表面に誘導される構造を有し、また直下型バックライトは、ランプ室に配設された線状光源からの光が拡散板を経て液晶表示パネルへ拡散照射される構造を有している。
【0003】
このうち、エッジ型バックライトは、導光板の側面に線状光源を配設できるので、直下型バックライトに比べて、線状光源の設置スペースが節約でき、小型化、薄型化が容易になる。この利点を生かして、このタイプのバックライトは、小型化、薄型化を必要とする液晶表示装置に多く採用されている。
【0004】
そして、近年、液晶表示装置は、さらに小型化、薄型化が進展しており、これに付随して、バックライトもより一層の小型化、薄型化が要求されている。一方でまた、組立て及びメンテナンスの容易性、或いは限られたスペースでの表示画面の大型化等も追求されてきており、これらに関する技術も特許文献で多く紹介されている。(例えば、特許文献1、2参照)。
【0005】
特許文献1には、組立て及びメンテナンスを簡単にした照明装置が記載されている。図6は、この文献に記載された照明装置を示した分解斜視図である。
【0006】
この照明装置100は、線状光源106、放熱板110a、反射板110b、導光板110c、拡散板110d、レンズシート110e等を収納し、これらの部材を固定する上下フレーム101、102を備え、前記下フレーム102の一側端に複数のピン109が設けられ、これらのピン109に挿入される孔111が前記上フレーム101及び各部材110a〜110eにそれぞれ設けられた構成からなっている。その組立ては、以下の手順で行われる。
【0007】
先ず、放熱板110a、反射板110b、導光板110c、拡散板110d及びレンズシート110eは、図の順序にしたがって積層され、下フレーム102のピン109に各部材の孔111が嵌め込まれる。
【0008】
次いで、線状光源106及びハーネス107が導光板110cの一側端に配設された後に、上フレーム101の孔111に下フレーム102のピン109が嵌め込まれ、更に上フレーム101の突起103が下フレーム102の凹部108に係止されて、上フレーム101が下フレーム102に固定される。その後、上フレーム101の上に液晶表示パネル104が載置されて固定枠105で固定される。
【0009】
また、特許文献2には、限られたスペースで上側フレームの表示窓を大きくした液晶表示装置が記載されている。図7はこの文献に記載された液晶表示装置のバックライトユニットを構成する線状光源、銀反射シート及び導光板組立体の対応関係を示した断面図である。
【0010】
このバックライトユニット200は、光源201と、一側面の端部がこの光源201に対向して配置される導光板203とを備え、前記導光板203には、光源201側の端部で液晶表示パネル(図示省略)側に凸部202aが形成され、この凸部202aの内面に遮光膜205が設けられ、銀反射シート206の一端が両面テープ207により凸部202aの外面(液晶表示パネル側の面)に固定された構成からなっている。
【0011】
上記銀反射シート206の他端は、反射シート204とモールド(図示省略)との間に挿入され、また、拡散シート208は、導光板203の液晶表示パネル側の面202で凸部202aの外面以外の領域に設けられている。
【0012】
この構成によると、凸部202aの外面に銀反射シート206の一端が両面テープ207により固定されるため、導光板203の発光領域は凸部202aを設けていないものに比べて大きくなる。したがって、導光板203の発光有効領域が同じであれば、導光板203の外形寸法を小さくできるので、液晶表示パネルの表示窓をより狭額縁化することができる。
【0013】
【特許文献1】
特開平9−147618号(請求項1〜4、図5)
【特許文献2】
特開平10−253956号(請求項1、図4(a))
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1の照明装置は、レンズシート、拡散板、導光板、及び反射板等の照明部材を上フレームと下フレームとで挟み込んで固定するために、それぞれの照明部材の側端部に出っ張りを設け、これらの出っ張りに孔を設けなければならないので、各照明部材の加工が複雑になり、またその出っ張り分だけ上下フレーム101、102等が大きくなってしまう。また、光量を上げるために光源にU字型の蛍光ランプを用いようとすると、蛍光ランプ管と導光板との間に突起等からなる係止爪などを配置することになり、この係止爪が蛍光ランプから出る光を遮光したり或いは対向面の光を反射して、影を落としたりして輝線が発生し、最悪の場合には、影が出来てその影の際に輝線が出来るといった照明ムラを発生する恐れがある。
【0015】
また、特許文献2のバックライトユニットは、この輝線を防止するために凸部内面に遮光膜を設けなければならず、また、銀反射シートを反射シートとは別に用意しなければならないので、複雑な構造となっている。
【0016】
本発明は、これら従来技術が抱える課題を解決するためになされたものであって、その発明の目的は、簡単な構造で表示品質の向上を図ると共に、一層の小型化を図るバックライトユニットを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のバックライトユニットは、リード線が導出されるように両端にそれぞれランプホルダが装着された線状光源と、該線状光源を側壁内面側に固定するための第1、第2の固定手段を有する箱型ハウジングと、該箱型ハウジングの少なくとも前記線状光源が配設される側壁内面に接して底壁面に敷設される反射シートと、該反射シートの上に載置され前記第1、第2の固定手段により前記箱型ハウジング内に位置決め固定される透光性材料からなる導光板とを備えたバックライトユニットであって、前記第1の固定手段は、前記箱型ハウジングの底壁面から突出した小突起からなり、該小突起が該箱型ハウジングの一側壁内面側の両端隅部に設けられ、前記小突起により、前記箱型ハウジングの一側壁内面側に前記線状光源が固定され、前記第2の固定手段により前記箱型ハウジングの他の側壁内面側に前記リード線が固定され、且つ前記第1、第2の固定手段により前記導光板が固定されることを特徴とする。
【0018】
そして、前記導光板は、前記線状光源と対面する側の端部に突出部が形成され、該突出部は、前記線状光源と対面する部分がその表面から裏面に向かって鋭角に傾斜した傾斜面とされ、前記各小突起と当接される部分が段部とされ、少なくとも該各小突起が位置する前記突出部の表面が前記線状光源を内側に含むように折り曲げられた前記反射シートの端部で覆われていることが好ましい。
【0019】
このバックライトユニットにおいては、前記第1の固定手段を小突起で形成し、この小突起を箱型ハウジングの一側壁内面の両端隅部に設け、これらの小突起により、前記箱型ハウジングの側壁内面との間で前記光源ランプを固定し、各小突起と前記第2の固定手段とで前記導光板を位置決め固定する。この固定方法により、前記小突起は、箱型ハウジングの一側壁内面の両端隅部に設けられるので、線状光源から出た光は各小突起に回り込むことになり、特に暗い低輝度部分もなくなって影等が表示画面から観察されることがなくなる。また、突起部の突出量が少なくて済み、突出部分の下側面が水平でなく傾斜しているので、この傾斜面で反射した光が観察面から見難く、また、表面側は突出面から光源を覗こうとしても突出部の傾斜絵面が観察されることがなくなる。また、前記第1、第2の固定手段で前記導光板を位置決め固定し、更に該第2の固定手段と前記箱型ハウジングの他の側壁内面とで前記リード線を固定するので、前記線状光源及び導光板の位置決め固定が正確で簡単になる。
【0020】
また、前記線状光源は、U字型蛍光ランプであり、前記第2の固定手段は、前記箱型ハウジングの底壁面から突出した小突起からなり、該小突起で前記ランプホルダをも固定するようにすることが好ましい。
【0021】
このバックライトユニットにおいては、前記線状光源にU字型蛍光ランプを使用することにより、前記第1の固定手段の各小突起は、該U字型蛍光ランプの底隅部に当接され、該蛍光ランプが位置決め固定されると共に、前記突起部が反射シートで覆われるので、線状光源から出た光は各小突起に2方向から回り込むことになる。この構成により、特に暗い低輝度部分もなくなり影等が表示画面から観察されることはなく、更に輝線等も観察されることがなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、バックライトユニットの分解斜視図、図2は図1の組立体の平面図、図3は組立体の部分断面を示し、同図(a)は図2のA−A、同図(b)は図2のB−Bのそれぞれ拡大断面図、図4は、線状光源を反射シートで覆った組立体の平面図、図5は、線状光源をハウジングに装着した組立体の平面図である。
【0023】
バックライトユニット10は、線状光源20と、反射シート30と、導光板40と、拡散板51と、レンズフィルム52と、拡散板53と、これらの部材を収納するハウジング60と、このハウジング60に装着される固定枠70とから構成されている。なお、光学部材50の上に液晶表示パネルが載置されるが、図1〜5では省略されている。
【0024】
以下、上記バックライトユニットを構成する主要部品を説明する。
【0025】
線状光源20には、細径管の蛍光ランプが使用される。その形状は、図1、5に示すように、導光板40の三側端面42a、42b、42cを囲むようにほぼU字型をなしている。この線状光源(蛍光ランプ)20は、その端部にリード線22a、22bが接続され、これらのリード線22a、22bが導出されるようにしてほぼL字状のランプホルダ23a、23bが装着される。リード線22a、22bの先端には電気コネクタ24が接続される。なお、線状光源20は、U字型のものに限定されず、L字或いは直線状のものも組み合わせることにより使用可能である。しかし線状光源20を点灯させるためのインバータ回路等は線状光源20の数だけ必要となるため、小型の表示装置で高輝度が要求されるものについてはU字型のものがよい。
【0026】
反射シート30は、ポリエチレンテレフタレート等からなるプラスチック材で形成されたシート材からなる。その大きさは、外周囲にU字型蛍光ランプ20を配設した導光板40の三側端面42a、42b、42cを包み込み、各シート側端32a、32b、32cの各屈曲片32a’、32b’、32c’は、導光板40の表面41の一部を覆う長さになっている。各シート側端32a、32b、32cは、反射シート30から屈曲されるが、この屈曲を容易にするために反射シート30の隅部に切込み33a、33bが設けられる。また、反射シート30は、一側端32cに近接してその底面31の両端に開口34bが形成されている。(図3(a)には一方の開口34bを示し、他方の開口34aは省略されている)。これらの開口には、ハウジング60に設けられた小突起64a、64bが挿通される。
【0027】
導光板40は、所定の厚さで液晶表示パネル(図示省略)とほぼ同じ横幅及び縦幅を有する矩形状をなし、透光性を有する部材、例えばアクリル樹脂等で形成される。この導光板40は、その一側端面42bに突出部が形成される。この突出部の形状については後述する。
【0028】
この導光板40の上には、光学部材50が積層される。この光学部材50は、拡散板51と、レンズフィルム52と、拡散板53との積層体からなる。また、拡散板51、レンズフィルム52、拡散板53には、一側端の両端付近にそれぞれ開口51aと51b、52aと52b、53aと53bが形成されている。(図1では、一方の開口51a、52a、53aを図示し、他方の開口51b、52b、53bは省略されている)。
【0029】
ハウジング60は、図5に示すように、前記のU字型蛍光ランプ20、導光板40、及び反射シート30をそれぞれ収納できる大きさを有し、浅底の箱型をなし合成樹脂で成型される。底壁面61は、蛍光ランプ20を包み込んだ反射シート30が敷設される広さを有し、周囲側壁62a、62b、62c、62dの高さは、導光板40の厚さより若干長くなっている。なお、底壁面61には、必要に応じて複数の開口61a〜61dが形成される。これらの開口61a〜61dは、主に蛍光ランプ20から発する熱を外部へ放散させるものである。
【0030】
また、底壁面61には、その一側壁62c両端の隅部63a、63bに、側壁62cの内壁面から所定距離だけ離れたところに底壁面61から隆起した小突起(第1の固定手段)64a、64bが形成される。この内壁面からの距離は、少なくとも蛍光ランプ20の管直径に反射シート30の厚さを加えた長さに設定される。小突起64a、64bの形状は、任意の形状、例えばピン状或いは細片状に形成される。これらの小突起は、一側(端)面が上記導光板の突出部42b’の段部に当接され、その高さはこの段部内に収まる高さに形成される。
【0031】
そして、各小突起64a、64bの一部は、上記U字型蛍光ランプ20がハウジング60内に配設されたとき、少なくともU字型蛍光ランプ20の底隅部24a、24bに当接される位置に設けるのが好ましい。なお、各小突起64a、64bは、他の側壁62a、62bに近接した場所でもよい。この場合、一方の小突起64aを一側壁62a側に他の小突起64bを他の側壁62b側に設けてもよく、その逆に設けてもよい。何れにしても、これらの小突起64a、64bは、U字型蛍光ランプ20のコーナー部が位置する一側壁62c両端の隅部63a、63b付近に設けられる。
【0032】
これらの小突起64a、64bは、各小突起の一側(端)面と一側壁62cの内壁面との間で上記蛍光ランプ20及び反射シート30が固定され、各小突起の他側(端)面と第2の固定手段64c、64d(後述する)とで上記導光板40が位置決め固定される。
【0033】
また、底壁面61の他側端には、側壁62dの内壁面から少なくともリード線22a、22bが挿通される間隔をあけて一対の小突起64c、64d(第2の固定手段)が形成される。これらの小突起64c、64dは、底壁面61から隆起し所定の長さを有し、その一端表面にピン状の小突起64c’、64d’が形成されている。これらピン状突起64c’、64d’は、光学部材50を位置決め固定するものであると共に、リード線22a、22bのガイドとしても用いられている。
【0034】
また、小突起64c、64dは、任意の形状に形成できるが、例えば線状に代えて、ピン状或いは細片状の小突起にして、側壁62dの隅部63c、63d付近に設け、導光板40の位置決め固定とランプホルダ23a、23bの固定を兼用させてもよい。
【0035】
したがって、前記各小突起64a、64bと64c、64dとは、一対の小突起64a、64bでU字型蛍光ランプ20の固定を行い、他の一対の小突起64c、64dとで導光板40を位置決め固定することになる。また、他の一対の小突起64c、64dは、側壁62dの内壁面との間で各リード線22a、22bを挟み込み固定し、また、各突起64c、64dの設ける箇所を変更することにより、導光板40及びランプホルダ23a、23bを同時に固定することもできる。
【0036】
また、箱型ハウジング60の各側壁62a、62b、62c、62dの外周面には、係止突起65a、65b、65c,65dがそれぞれ設けられている。更に、箱型ハウジング60の裏面には、液晶表示パネル(図示省略)を駆動・制御する回路基板80a、80bが装着されている。
【0037】
また、固定枠70は、図1に示すように、表面に設けた表示窓71と、この表示窓を形成する枠体72a、72b、72c、72dとから額縁状をなし、樹脂により形成される。樹脂は透光性のない黒色の材料を使用するのが好ましい。各枠体72a〜72dには、各枠体から垂下した舌片が形成され、これらの舌片に開口73a〜73dが設けられている。図1では開口73b、73dが省略されている。
【0038】
次に、導光板40の一側端面42bに形成される突出部42b’の形状について説明する。
【0039】
図3(a)、(b)を参照して、導光板40の一側端面42bは、その表面41から裏面43に向け鋭角に傾斜した傾斜面42b1が形成される。この傾斜面42b1は、蛍光ランプ20の管体に近接するように傾斜され、導光板40の厚さのほぼ中間部まで延びている。
【0040】
また、この傾斜面42b1は、導光板40の厚さのほぼ中間部を過ぎたところで、異なった形状に形成される。すなわち、ハウジング60に設けられた小突起64a、64bとの当接部分では、ほぼL字型の切り欠き段部42b2、42b’2が形成され、他の部分42b3ではその中間部分から裏面43へ垂下している。なお、各段部42b2、42b’2のうち、図3(a)には一方の小突起64aに対応した切り欠き段部42b2を示し、他の切り欠き段部42b’2は省略されている。
【0041】
この構成により、導光板40の一側端面42bは、裏面43に切り欠き段部が形成された部分では側端が長さt1突出し、他の部分は長さt2突出している。そして、突起の長さt1の部分で切欠き段部42b2、42b’2が覆われることになる。また、他の側端面42a、42b、42cには、側端42bの長さt2に相当する傾斜面が形成される。そして、導光板40の表面は、各側壁端の少なくとも上記長さt1の部分には、反射シートの側端縁が折り曲げられ固定される。この固定には、両面テープ等が使用される。
【0042】
また、一方で小突起64a、64bはハウジングの一側端面の両隅部分に形成されているので、蛍光ランプ20から出た光は各小突起64a、64bに2方向から回り込むことになり、低輝度部分となる影もなくなり、また反射によって輝線が発生することもなくなる。
【0043】
この点を更に詳述すると、上記小突起64a、64bに相当する固定手段は、例えば既に市販され公知の液晶表示装置では、ハウジングの隅部付近を避けたところに、所定の幅を有する突起が蛍光ランプと導光板の間に設けられている。
【0044】
この構造によると、蛍光ランプからの光が上記のように2方向から突起周辺へ回り込むことができず、この突起によってむしろ遮光された低輝度の部分が発生し、この低輝度部分が表示面から観察されることになる。
【0045】
また、導光板40の一側端面42bに形成される突出部42b’は、その突出部分の突出量が少なく、しかも、突出部分の下側が水平でなく傾斜しているので、反射した光が観察面から見難く、表面側は突出面から光源を覗こうとしても突出部の傾斜面が観察されない。
【0046】
これらの部品を用いバックライトユニットは、以下の手順で組立てられる。
【0047】
先ず、反射シート30の開口34a、34bを箱型ハウジング60の底壁61に形成された小突起64a、64bに挿入し、反射シート30を箱型ハウジング60の底壁面61に固定する。次いで、U字型蛍光ランプ20をU字型の底隅部24a、24bが小突起64a、64bに当接されるようにして、反射シート30の上に位置決め固定する。一方U字型蛍光ランプ20に接続されたリード線22a、22bは、小突起64c、64dとハウジング側壁62d間の隙間に収納して固定する。
【0048】
その後、導光板40を各小突起64a、64bと小突起64c、64dとで位置決め固定し、反射シート30の3側端32a、32b、32cを屈曲し、屈曲片32a’、32b’、32c’を導光板40の表面外周縁に固定する。この固定は、両面接着テープ(図示省略)等を用いて固定する。
【0049】
その後、この組立体の上に光学部材50を載置して組立てる。この載置組立ては、拡散板51、レンズフィルム52、拡散板53のそれぞれの開口51a〜53bをピン状突起64c’、64d’に嵌め込むことにより行う。
【0050】
その後、固定枠70をハウジング60に装着する。その装着は、係止舌片に設けた開口73a、73b、73c等をハウジングの係止突起65a、65b、65cに係合させることによって行う。
【0051】
【発明の効果】
本発明のバックライトユニットは、第1の固定手段が小突起で形成され、箱型ハウジングの一側壁内面の両端隅部にそれぞれ設けられるので、線状光源から出た光は各小突起を回り込むことになり、特に暗い低輝度部分もなくなり影等が表示画面から観察されることはなくなる。また、突起部の突出量が少なくて済み、突出部分の下側面が水平でなく傾斜しているので、この傾斜面で反射した光が観察面から見難く、また、表面側は突出面から光源を覗こうとしても突出部の傾斜面が観察されることがなくなる。また、前記第1、第2の固定手段で前記導光板を位置決め固定し、更に該第2の固定手段と前記箱型ハウジングの他の側壁内面とで前記リード線を固定するので、前記線状光源及び導光板の位置決め固定が正確で簡単になる。
【0052】
また、線状光源にU字型蛍光ランプを使用することにより、第1の固定手段の各小突起は、U字型蛍光ランプの底隅部に当接され、蛍光ランプが位置決め固定されると共に、前記突起部が反射シートで覆われるので、線状光源から出た光は各小突起に2方向から回り込むことになり、特に暗い低輝度部分もなくなり、影等が発生して表示画面から観察されることはなく、更に輝線等も観察されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるバックライトユニットの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態であるバックライトユニットの平面図である。
【図3】(a)は図2のA−A、(b)は図2のB−Bのそれぞれ拡大断面図である。
【図4】本発明の実施形態である線状光源を反射シートで覆った組立体の平面図である。
【図5】本発明の実施形態である線状光源をハウジングに装着した組立体の平面図である。
【図6】従来技術の照明装置を示した分解斜視図である。
【図7】従来技術のバックライトユニットを構成する線状光源、銀反射シート及び導光板組立体の対応関係を示した断面図である。
【符号の説明】
10 バックライトユニット
20 線状光源
22a、22b リード線
23a、23b ランプホルダ
30 反射シート
32a’、32b’、32c’ 屈曲片
40 導光板
42b’ 突出部
42b1 傾斜面
42b2 段部
60 箱型ハウジング
61 底壁面
62a、62b、62c、62d 側壁
64a、64b、64c、64d 小突起
Claims (6)
- リード線が導出されるように両端にそれぞれランプホルダが装着された線状光源と、該線状光源を側壁内面側に固定するための第1、第2の固定手段を有する箱型ハウジングと、該箱型ハウジングの少なくとも前記線状光源が配設される側壁内面に接して底壁面に敷設される反射シートと、該反射シートの上に載置され前記箱型ハウジング内に位置決め固定される透光性材料からなる導光板とを備えたバックライトユニットであって、前記第1の固定手段は、前記箱型ハウジングの底壁面から突出した小突起からなり、該小突起が該箱型ハウジングの一側壁内面側の両端隅部に設けられ、前記小突起により、前記箱型ハウジングの一側壁内面側に前記線状光源が固定され、前記第2の固定手段により前記箱型ハウジングの他の側壁内面側に前記リード線が固定され、且つ前記第1、第2の固定手段により前記導光板が固定されることを特徴とするバックライトユニット。
- 前記導光板は、前記線状光源と対面する側の端部に突出部が形成され、該突出部は、前記線状光源と対面する部分がその表面から裏面に向かって鋭角に傾斜した傾斜面とされ、前記各小突起と当接される部分が段部とされ、少なくとも該各小突起が位置する前記突出部の表面が、前記線状光源を内側に含むように折り曲げられた前記反射シートの端部で覆われていることを特徴とする請求項1に記載のバックライトユニット。
- 前記線状光源は、U字型蛍光ランプであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のバックライトユニット。
- 前記第2の固定手段は、前記箱型ハウジングの底壁面から突出した小突起からなり、該小突起で前記ランプホルダをも固定するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のバックライトユニット。
- リード線が導出されるように両端にそれぞれランプホルダが装着されたU字型線状光源と、該線状光源を側壁内面側に固定する箱型ハウジングと、該箱型ハウジングの少なくとも前記U字型線状光源が配設される側壁内面に接して底壁面に敷設される反射シートと、該反射シートの上に載置され前記箱型ハウジング内に位置決め固定される透光性材料からなる導光板とを備えたバックライトユニットであって、
前記箱型ハウジングには前記U字型線状光源を固定するための第1、第2の固定手段が設けらており、前記第1の固定手段は、前記箱型ハウジングの底壁面から突出した小突起からなり、該小突起が前記U字型線状光源のコーナー部付近に設けられ、該U字型線状光源を固定し、前記第2の固定手段により前記箱型ハウジングの側壁内面側に前記リード線が固定され、且つ前記第1、第2の固定手段により前記導光板が固定されることを特徴とするバックライトユニット。 - 前記導光板は、前記線状光源と対面する側の端部に突出部が形成され、該突出部は、前記線状光源と対面する部分がその表面から裏面に向かって鋭角に傾斜した傾斜面とされ、前記各小突起と当接される部分が段部とされ、少なくとも該各小突起が位置する前記突出部の表面が、前記線状光源を内側に含むように折り曲げられた前記反射シートの端部で覆われていることを特徴とする請求項5に記載のバックライトユニット。
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