JP2004253187A - 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004253187A JP2004253187A JP2003040271A JP2003040271A JP2004253187A JP 2004253187 A JP2004253187 A JP 2004253187A JP 2003040271 A JP2003040271 A JP 2003040271A JP 2003040271 A JP2003040271 A JP 2003040271A JP 2004253187 A JP2004253187 A JP 2004253187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide plate
- light guide
- light
- reflector
- light source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
Abstract
【課題】導光板が熱膨張あるいは吸湿により膨潤した場合でも、光源が破損されることのない照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】平板状の透明な導光板3と、導光板の端面に対向させて配置された略L字形状の光源2と、光源の周囲の一部を包囲するとともに、光源を導光板の端面に対向する位置に保持し、光源が発生する光を反射させて導光板の端面に入射させるリフレクタ4と、リフレクタを囲むように配されたハウジング7とを備え、光源からの光を導光板により導光して導光板の出射面から放出させるように構成される。リフレクタは断面が略コ字状であり、導光板に対するリフレクタの位置を一定に保持するための保持手段3a、4aが設けられ、導光板の端面とリフレクタの内面により形成される空間内に光源が収容されている。
【選択図】 図1
【解決手段】平板状の透明な導光板3と、導光板の端面に対向させて配置された略L字形状の光源2と、光源の周囲の一部を包囲するとともに、光源を導光板の端面に対向する位置に保持し、光源が発生する光を反射させて導光板の端面に入射させるリフレクタ4と、リフレクタを囲むように配されたハウジング7とを備え、光源からの光を導光板により導光して導光板の出射面から放出させるように構成される。リフレクタは断面が略コ字状であり、導光板に対するリフレクタの位置を一定に保持するための保持手段3a、4aが設けられ、導光板の端面とリフレクタの内面により形成される空間内に光源が収容されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置等に用いられる照明ユニット及び、それを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
近年、ノート型パーソナルコンピュータや、ワードプロセッサー等の情報機器の表示装置、あるいは携帯型テレビや、ビデオムービー、カーナビゲーションシステム等の映像機器の表示装置において、軽量、薄型、低消費電力という特徴を生かして液晶表示装置が多く用いられるようになった。これらの液晶表示装置では、明るい表示画面を実現するために、内蔵した照明ユニットにより、表示素子の背後から照明光を照射する構成をとっているものが多い。
【0003】
そのような照明ユニットにおいては、エッヂライト方式を採用することが多い。エッヂライト方式は、導光板を表示素子の裏面に配置し、その導光板の端面に、線光源として蛍光放電管を配置する方式であり、薄型化と発光面の輝度均一性に優れている。その特徴のため、ノート型パーソナルコンピュータ等に使用される液晶表示装置のバックライトの方式としては、薄さを優先してエッヂライト方式を採用することが多い。特に、携帯テレビやカーナビゲーションシステム等に使用される液晶表示装置においては、薄さと輝度を両立させるために、導光板の四方端面や二方端面に光源が配されるエッヂライト方式が採用されるケースが多い(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
図3に、従来例の照明ユニットが組み込まれた液晶表示装置の一部を、断面で示す。液晶表示モジュール1が配置された側が前面である。図4は、図3の液晶表示装置のB−B断面で示した平面図である。
【0005】
1は液晶表示モジュール1であり、その背面に平板状の透明な導光板3が重畳されている。蛍光放電管からなる光源2およびリフレクタ4が導光板3の端面に配置されて、エッヂライト方式の照明ユニットが構成されている。この照明ユニットにより、光源2からの光が液晶表示モジュール1の背面全体に伝達される。リフレクタ4は、光源2から発せられた光を導光板3の端面に導く機能を有し、光源2を囲むように断面が略コ字に形成されている。
【0006】
導光板3の背面には、反射シート5が配されている。反射シート5は、導光板3から外へ出る光を再度導光板3の中へ戻し、出射面から出る照明光を増大させる役割を有する。これらの導光板3、光源2等が、裏面カバー6およびハウジング7により保持されることにより、照明ユニットが形成されている。裏面カバー6は、反射シート5の背面より導光板3などを保持する機能を有するとともに、照明ユニットの筐体を構成する役割も有する。ハウジング7は、リフレクタ4を側面と前方から囲むように近接配置されている。ハウジング7は、リフレクタ4のホルダーとしての役割を果たすとともに、液晶表示モジュール1、光源2、および導光板3を保持する役割も有する。
【0007】
図4に示されるように、光源2はL字形ランプから構成される。断面が略コ字状のリフレクタ4は、導光板3の端部を挟持するように導光板3に装着される。光源2は、導光板3の端面とリフレクタ4の間に保持されて、位置が決められる。このような構成の照明ユニットの前面に、図3に示したように、光学フィルム9、液晶表示モジュール1を配し、裏面カバー6と金属製の表側フレーム8とを取り付けて、液晶表示モジュール1を固定することにより、液晶表示装置が形成される。光源2から発光された光は、直接又はリフレクタ4により集光されて導光板3へと導かれ、液晶表示モジュール1の背面全体に均等に伝えられることにより、液晶表示モジュール1の表示面に映し出された文字や映像が可視状態となる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−203420号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例の構成では、断面が略コ字状のリフレクタ4は、導光板3の端部を挟持するように導光板3に装着されるが、導光板3に対して平面位置が固定されることはない。また光源2は、導光板3の端面とリフレクタ4の間に収容され保持されるが、位置が固定されることはない。従って、導光板3が熱膨張あるいは吸湿により膨潤した場合に、光源2と接触して押圧力を加える干渉を生じ、光源2が破損するおそれがあった。
【0010】
そこで、本発明は、導光板が熱膨張あるいは吸湿により膨潤した場合でも、光源が破損されることのない照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の照明ユニットは、平板状の透明な導光板と、前記導光板の端面に対向させて配置された略L字形状の光源と、前記光源の周囲の一部を包囲するとともに、前記光源を前記導光板の端面に対向する位置に保持し、前記光源が発生する光を反射させて前記導光板の端面に入射させるリフレクタと、前記リフレクタを囲むように配されたハウジングとを備え、前記光源からの光を前記導光板により導光して前記導光板の出射面から放出させるように構成される。上記課題を解決するために、前記リフレクタは断面が略コ字状であり、前記導光板に対する前記リフレクタの位置を一定に保持するための保持手段が設けられ、前記導光板の端面と前記リフレクタの内面により形成される空間内に前記光源が収容されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の照明ユニットは、リフレクタの断面が略コ字状であり、導光板に対して装着されたリフレクタの平面位置を一定に保持するための保持手段が設けられ、導光板の端面とリフレクタの内面により形成される空間内に光源が収容されている。
【0013】
この構成によれば、導光板が熱膨張または、吸湿膨潤によりサイズに変化を生じても、光源と導光板の位置関係を一定に保つことが出来るので、熱および湿度の影響により光源が破損することを防止することができる。
【0014】
リフレクタは、そのコ字状断面を形成する前面梁と後面梁の少なくとも一方の側縁に設けられ内方に屈曲した爪部を有し、導光板はリフレクタの爪部に対応する凹部を有する構成とすることができる。爪部と凹部により保持手段が構成され、爪部と凹部の嵌合により、導光板に対してリフレクタが保持位置決めされる。
【0015】
リフレクタは、平面形状が前記光源に沿った略L字状であることが好ましい。
【0016】
上記の照明ユニットを用い、その導光板の出射面に対向して液晶パネルが配置された液晶表示装置を構成することができる。
【0017】
以下、本発明の実施の形態における照明ユニットおよび液晶表示装置について、図面を参照して説明する。
【0018】
本実施の形態の液晶表示装置は、図1に示す断面構造を有する。図2は、図1の液晶表示装置をA−A断面で示した平面図である。基本的な構造は、図3に示した従来例の液晶表示装置と同様である。液晶表示モジュール1の背面に、平板状の透明な導光板3が重畳されている。光源2およびリフレクタ4が導光板3の端面に配置されて、エッヂライト方式の照明ユニットが構成されている。
【0019】
照明ユニットにより、光源2からの光が液晶表示モジュール1の背面全体に伝達される。リフレクタ4は、光源2から発せられた光を導光板3の端面に導く機能を有し、光源2を囲むように断面が略コ字に形成されている。導光板3の背面には反射シート5が配されている。これら導光板3、光源2等は、裏面カバー6、およびハウジング7により保持されることにより、照明ユニットが構成されている。また、ハウジング7に取り付けられた金属製の表側フレーム8により、液晶パネル1がハウジング7に固定されている。
【0020】
液晶表示モジュール1は、表示用電極が付設された一対の透明基板を所定の間隔で対峙させて周辺をシール材で封止し、その透明基板の間隙に液晶材料を注入した液晶パネルを含む。液晶パネルの周囲には、液晶パネルを表示させるための複数の駆動用回路を実装した基板などが配置され、文字及び映像の表示を可能としている。
【0021】
光源2は、高周波の交流で駆動されて発光する蛍光放電管である。本実施の形態の光源2は、導光板3の端面に対向して配されている。光源2の平面形状は、図2に示すように略L字形状をしており、導光板3の角を挟む2端面にそれぞれ対向するように、1灯或いは複数灯配置されている。導光板3は、光伝達に必要な透過率及び屈折率で代表される光学特性が適切な、アクリル等の材料で形成されている。この導光板3には、光源2からの距離に応じて形状を変化させたドットパターンあるいは、溝パターン(図示せず)等が裏面に施されている。
【0022】
反射シート5は、導光板3の裏面から外へ出る光を再度導光板3内へ戻し、出射する照明光を増大させる役割を有し、導光板3の裏面に沿うように配されている。この反射シート5としては、光反射率を有する白色の樹脂製のフィルムが使用される。裏面カバー6は、反射シート5の背面から導光板3などを保持する機能を有するとともに、照明ユニットの筐体を形成する役割も有する。ハウジング7は、照明ユニットを構成する部品を保持する役割を果たすとともに、液晶表示モジュール1を保持する役割も有する。このハウジング7は、例えばポリカーボネイト樹脂等から作られる。
【0023】
光源2から発光された光は、直接又はリフレクタ4により集光されて導光板3へと導かれ、液晶表示モジュール1の背面全体に均等に伝えられることにより、液晶表示モジュール1の表示面に映し出された文字や映像が可視状態となる。
【0024】
図2に示されるように、リフレクタ4の平面形状も、光源2に沿った略L字形状を有し、簡単な曲げ構造で構成される。リフレクタ4は、そのコ字状断面を形成する前面梁及び後面梁の間に導光板3の端部を挟むようにして、導光板3に装着される。リフレクタ4の前面梁及び後面梁の側縁にはそれぞれ、内側に屈曲した爪部4aが形成されている。導光板3には、リフレクタ4の爪部4aと嵌合する凹部3aが形成されている。爪部4aと凹部3aの嵌合により、導光板3に対してリフレクタ4が一体化され、平面位置が保持される。その状態で形成される空間に光源2が収容される。爪部4aは、前面梁及び後面梁の双方に形成されなくとも、少なくとも一方に形成されれば、上記の機能を持たせることは可能である。
【0025】
この構造によれば、熱膨張あるい吸湿に起因する膨潤により、導光板3のサイズが変化しても、リフレクタ4が導光板3の変化に追従して動き、導光板3の端面とリフレクタ4の内面により形成される空間の形状・寸法は実質的に変化しない。従って、光源2と導光板3の位置関係が一定に保たれ、導光板3が光源2に対して押圧されることはない。したがって、本実施の形態の液晶表示装置においては、導光板3の膨張、膨潤によるサイズ変化による光源2への負荷を抑制し、破損に至ることが防止される。
【0026】
光源2と導光板3の位置関係を一定に保るためには、爪部4aと凹部3aの嵌合による係止構造に限らず、導光板3に対するリフレクタ4の平面位置を保持することが可能であれば、他のどのような構造を採ってもよい。
【0027】
照明ユニットを作製する際には、光源2を構成するL字形ランプを、リフレクタ4のコ字状断面の内部に収容し、次に、導光板3の端部に装着して、リフレクタ4の爪部4aを導光板3の凹部3aに嵌合させる。この場合、図2に示したように、リフレクタ4の平面形状が略L字形状であると、光源2を構成するL字形ランプを保護して、作業が容易になる。但し、リフレクタ4の平面形状が略L字形状であることは、本実施の形態の効果を奏するために必須の構成ではない。
【0028】
あるいは、光源2を構成するL字形ランプを導光板3の端面に対向させて配置した後、光源2を挟むようにリフレクタ4を配置し、導光板3の端面部をリフレクタ4に挿入して、爪部4aを凹部3aに嵌合させることも可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明の照明ユニットによれば、リフレクタと導光板を嵌合させ一体化することで、導光板と光源の位置関係を一定に保ち、導光板のサイズ変化に起因して光源に加わる負荷により、光源が破損することを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における照明ユニットを用いた液晶表示装置の断面図
【図2】図1の液晶表示装置の一部を示す平面図
【図3】従来の液晶表示装置の断面図
【図4】図3の液晶表示装置の一部を示す平面図
【符号の説明】
1 液晶表示モジュール
2 光源
3 導光板
3a 凹部
4 リフレクタ
4a 爪部
5 反射シート
6 裏面カバー
7 ハウジング
8 表側フレーム
9 光学フィルム
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置等に用いられる照明ユニット及び、それを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
近年、ノート型パーソナルコンピュータや、ワードプロセッサー等の情報機器の表示装置、あるいは携帯型テレビや、ビデオムービー、カーナビゲーションシステム等の映像機器の表示装置において、軽量、薄型、低消費電力という特徴を生かして液晶表示装置が多く用いられるようになった。これらの液晶表示装置では、明るい表示画面を実現するために、内蔵した照明ユニットにより、表示素子の背後から照明光を照射する構成をとっているものが多い。
【0003】
そのような照明ユニットにおいては、エッヂライト方式を採用することが多い。エッヂライト方式は、導光板を表示素子の裏面に配置し、その導光板の端面に、線光源として蛍光放電管を配置する方式であり、薄型化と発光面の輝度均一性に優れている。その特徴のため、ノート型パーソナルコンピュータ等に使用される液晶表示装置のバックライトの方式としては、薄さを優先してエッヂライト方式を採用することが多い。特に、携帯テレビやカーナビゲーションシステム等に使用される液晶表示装置においては、薄さと輝度を両立させるために、導光板の四方端面や二方端面に光源が配されるエッヂライト方式が採用されるケースが多い(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
図3に、従来例の照明ユニットが組み込まれた液晶表示装置の一部を、断面で示す。液晶表示モジュール1が配置された側が前面である。図4は、図3の液晶表示装置のB−B断面で示した平面図である。
【0005】
1は液晶表示モジュール1であり、その背面に平板状の透明な導光板3が重畳されている。蛍光放電管からなる光源2およびリフレクタ4が導光板3の端面に配置されて、エッヂライト方式の照明ユニットが構成されている。この照明ユニットにより、光源2からの光が液晶表示モジュール1の背面全体に伝達される。リフレクタ4は、光源2から発せられた光を導光板3の端面に導く機能を有し、光源2を囲むように断面が略コ字に形成されている。
【0006】
導光板3の背面には、反射シート5が配されている。反射シート5は、導光板3から外へ出る光を再度導光板3の中へ戻し、出射面から出る照明光を増大させる役割を有する。これらの導光板3、光源2等が、裏面カバー6およびハウジング7により保持されることにより、照明ユニットが形成されている。裏面カバー6は、反射シート5の背面より導光板3などを保持する機能を有するとともに、照明ユニットの筐体を構成する役割も有する。ハウジング7は、リフレクタ4を側面と前方から囲むように近接配置されている。ハウジング7は、リフレクタ4のホルダーとしての役割を果たすとともに、液晶表示モジュール1、光源2、および導光板3を保持する役割も有する。
【0007】
図4に示されるように、光源2はL字形ランプから構成される。断面が略コ字状のリフレクタ4は、導光板3の端部を挟持するように導光板3に装着される。光源2は、導光板3の端面とリフレクタ4の間に保持されて、位置が決められる。このような構成の照明ユニットの前面に、図3に示したように、光学フィルム9、液晶表示モジュール1を配し、裏面カバー6と金属製の表側フレーム8とを取り付けて、液晶表示モジュール1を固定することにより、液晶表示装置が形成される。光源2から発光された光は、直接又はリフレクタ4により集光されて導光板3へと導かれ、液晶表示モジュール1の背面全体に均等に伝えられることにより、液晶表示モジュール1の表示面に映し出された文字や映像が可視状態となる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−203420号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例の構成では、断面が略コ字状のリフレクタ4は、導光板3の端部を挟持するように導光板3に装着されるが、導光板3に対して平面位置が固定されることはない。また光源2は、導光板3の端面とリフレクタ4の間に収容され保持されるが、位置が固定されることはない。従って、導光板3が熱膨張あるいは吸湿により膨潤した場合に、光源2と接触して押圧力を加える干渉を生じ、光源2が破損するおそれがあった。
【0010】
そこで、本発明は、導光板が熱膨張あるいは吸湿により膨潤した場合でも、光源が破損されることのない照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の照明ユニットは、平板状の透明な導光板と、前記導光板の端面に対向させて配置された略L字形状の光源と、前記光源の周囲の一部を包囲するとともに、前記光源を前記導光板の端面に対向する位置に保持し、前記光源が発生する光を反射させて前記導光板の端面に入射させるリフレクタと、前記リフレクタを囲むように配されたハウジングとを備え、前記光源からの光を前記導光板により導光して前記導光板の出射面から放出させるように構成される。上記課題を解決するために、前記リフレクタは断面が略コ字状であり、前記導光板に対する前記リフレクタの位置を一定に保持するための保持手段が設けられ、前記導光板の端面と前記リフレクタの内面により形成される空間内に前記光源が収容されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の照明ユニットは、リフレクタの断面が略コ字状であり、導光板に対して装着されたリフレクタの平面位置を一定に保持するための保持手段が設けられ、導光板の端面とリフレクタの内面により形成される空間内に光源が収容されている。
【0013】
この構成によれば、導光板が熱膨張または、吸湿膨潤によりサイズに変化を生じても、光源と導光板の位置関係を一定に保つことが出来るので、熱および湿度の影響により光源が破損することを防止することができる。
【0014】
リフレクタは、そのコ字状断面を形成する前面梁と後面梁の少なくとも一方の側縁に設けられ内方に屈曲した爪部を有し、導光板はリフレクタの爪部に対応する凹部を有する構成とすることができる。爪部と凹部により保持手段が構成され、爪部と凹部の嵌合により、導光板に対してリフレクタが保持位置決めされる。
【0015】
リフレクタは、平面形状が前記光源に沿った略L字状であることが好ましい。
【0016】
上記の照明ユニットを用い、その導光板の出射面に対向して液晶パネルが配置された液晶表示装置を構成することができる。
【0017】
以下、本発明の実施の形態における照明ユニットおよび液晶表示装置について、図面を参照して説明する。
【0018】
本実施の形態の液晶表示装置は、図1に示す断面構造を有する。図2は、図1の液晶表示装置をA−A断面で示した平面図である。基本的な構造は、図3に示した従来例の液晶表示装置と同様である。液晶表示モジュール1の背面に、平板状の透明な導光板3が重畳されている。光源2およびリフレクタ4が導光板3の端面に配置されて、エッヂライト方式の照明ユニットが構成されている。
【0019】
照明ユニットにより、光源2からの光が液晶表示モジュール1の背面全体に伝達される。リフレクタ4は、光源2から発せられた光を導光板3の端面に導く機能を有し、光源2を囲むように断面が略コ字に形成されている。導光板3の背面には反射シート5が配されている。これら導光板3、光源2等は、裏面カバー6、およびハウジング7により保持されることにより、照明ユニットが構成されている。また、ハウジング7に取り付けられた金属製の表側フレーム8により、液晶パネル1がハウジング7に固定されている。
【0020】
液晶表示モジュール1は、表示用電極が付設された一対の透明基板を所定の間隔で対峙させて周辺をシール材で封止し、その透明基板の間隙に液晶材料を注入した液晶パネルを含む。液晶パネルの周囲には、液晶パネルを表示させるための複数の駆動用回路を実装した基板などが配置され、文字及び映像の表示を可能としている。
【0021】
光源2は、高周波の交流で駆動されて発光する蛍光放電管である。本実施の形態の光源2は、導光板3の端面に対向して配されている。光源2の平面形状は、図2に示すように略L字形状をしており、導光板3の角を挟む2端面にそれぞれ対向するように、1灯或いは複数灯配置されている。導光板3は、光伝達に必要な透過率及び屈折率で代表される光学特性が適切な、アクリル等の材料で形成されている。この導光板3には、光源2からの距離に応じて形状を変化させたドットパターンあるいは、溝パターン(図示せず)等が裏面に施されている。
【0022】
反射シート5は、導光板3の裏面から外へ出る光を再度導光板3内へ戻し、出射する照明光を増大させる役割を有し、導光板3の裏面に沿うように配されている。この反射シート5としては、光反射率を有する白色の樹脂製のフィルムが使用される。裏面カバー6は、反射シート5の背面から導光板3などを保持する機能を有するとともに、照明ユニットの筐体を形成する役割も有する。ハウジング7は、照明ユニットを構成する部品を保持する役割を果たすとともに、液晶表示モジュール1を保持する役割も有する。このハウジング7は、例えばポリカーボネイト樹脂等から作られる。
【0023】
光源2から発光された光は、直接又はリフレクタ4により集光されて導光板3へと導かれ、液晶表示モジュール1の背面全体に均等に伝えられることにより、液晶表示モジュール1の表示面に映し出された文字や映像が可視状態となる。
【0024】
図2に示されるように、リフレクタ4の平面形状も、光源2に沿った略L字形状を有し、簡単な曲げ構造で構成される。リフレクタ4は、そのコ字状断面を形成する前面梁及び後面梁の間に導光板3の端部を挟むようにして、導光板3に装着される。リフレクタ4の前面梁及び後面梁の側縁にはそれぞれ、内側に屈曲した爪部4aが形成されている。導光板3には、リフレクタ4の爪部4aと嵌合する凹部3aが形成されている。爪部4aと凹部3aの嵌合により、導光板3に対してリフレクタ4が一体化され、平面位置が保持される。その状態で形成される空間に光源2が収容される。爪部4aは、前面梁及び後面梁の双方に形成されなくとも、少なくとも一方に形成されれば、上記の機能を持たせることは可能である。
【0025】
この構造によれば、熱膨張あるい吸湿に起因する膨潤により、導光板3のサイズが変化しても、リフレクタ4が導光板3の変化に追従して動き、導光板3の端面とリフレクタ4の内面により形成される空間の形状・寸法は実質的に変化しない。従って、光源2と導光板3の位置関係が一定に保たれ、導光板3が光源2に対して押圧されることはない。したがって、本実施の形態の液晶表示装置においては、導光板3の膨張、膨潤によるサイズ変化による光源2への負荷を抑制し、破損に至ることが防止される。
【0026】
光源2と導光板3の位置関係を一定に保るためには、爪部4aと凹部3aの嵌合による係止構造に限らず、導光板3に対するリフレクタ4の平面位置を保持することが可能であれば、他のどのような構造を採ってもよい。
【0027】
照明ユニットを作製する際には、光源2を構成するL字形ランプを、リフレクタ4のコ字状断面の内部に収容し、次に、導光板3の端部に装着して、リフレクタ4の爪部4aを導光板3の凹部3aに嵌合させる。この場合、図2に示したように、リフレクタ4の平面形状が略L字形状であると、光源2を構成するL字形ランプを保護して、作業が容易になる。但し、リフレクタ4の平面形状が略L字形状であることは、本実施の形態の効果を奏するために必須の構成ではない。
【0028】
あるいは、光源2を構成するL字形ランプを導光板3の端面に対向させて配置した後、光源2を挟むようにリフレクタ4を配置し、導光板3の端面部をリフレクタ4に挿入して、爪部4aを凹部3aに嵌合させることも可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明の照明ユニットによれば、リフレクタと導光板を嵌合させ一体化することで、導光板と光源の位置関係を一定に保ち、導光板のサイズ変化に起因して光源に加わる負荷により、光源が破損することを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における照明ユニットを用いた液晶表示装置の断面図
【図2】図1の液晶表示装置の一部を示す平面図
【図3】従来の液晶表示装置の断面図
【図4】図3の液晶表示装置の一部を示す平面図
【符号の説明】
1 液晶表示モジュール
2 光源
3 導光板
3a 凹部
4 リフレクタ
4a 爪部
5 反射シート
6 裏面カバー
7 ハウジング
8 表側フレーム
9 光学フィルム
Claims (4)
- 平板状の透明な導光板と、前記導光板の端面に対向させて配置された略L字形状の光源と、前記光源の周囲の一部を包囲するとともに、前記光源を前記導光板の端面に対向する位置に保持し、前記光源が発生する光を反射させて前記導光板の端面に入射させるリフレクタと、前記リフレクタを囲むように配されたハウジングとを備え、前記光源からの光を前記導光板により導光して前記導光板の出射面から放出させるように構成された照明ユニットにおいて、
前記リフレクタは断面が略コ字状であり、前記導光板に対する前記リフレクタの位置を一定に保持するための保持手段が設けられ、前記導光板の端面と前記リフレクタの内面により形成される空間内に前記光源が収容されていることを特徴とする照明ユニット。 - 前記リフレクタは、そのコ字状断面を形成する前面梁と後面梁の少なくとも一方の側縁に設けられ内方に屈曲した爪部を有し、前記導光板は前記リフレクタの爪部に対応する凹部を有し、前記保持手段は前記爪部と前記凹部により構成され、前記爪部と前記凹部の嵌合により、前記導光板に対して前記リフレクタが保持位置決めされた請求項1記載の照明ユニット。
- 前記リフレクタは、平面形状が前記光源に沿った略L字状である請求項1記載の照明ユニット。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の照明ユニットと、前記照明ユニットの前記導光板の出射面に対向して配置された液晶パネルとを備えた液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003040271A JP2004253187A (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003040271A JP2004253187A (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004253187A true JP2004253187A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33024206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003040271A Pending JP2004253187A (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004253187A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009032664A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-02-12 | Fujifilm Corp | 面状照明装置 |
JP2009117349A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-28 | Fujifilm Corp | 面状照明装置 |
WO2009122603A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | サンケン電気株式会社 | 面光源装置 |
WO2009122604A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | サンケン電気株式会社 | 面光源装置 |
JP2010080401A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Fujifilm Corp | 面状照明装置 |
WO2012153615A1 (ja) * | 2011-05-10 | 2012-11-15 | 富士フイルム株式会社 | 面状照明装置 |
CN102798042A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-11-28 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种背光模组及液晶显示器 |
CN103090275A (zh) * | 2013-01-28 | 2013-05-08 | 广州创维平面显示科技有限公司 | 具有弹性调节装置的led背光模组 |
US9507079B2 (en) | 2013-12-06 | 2016-11-29 | Samsung Display Co., Ltd. | Display apparatus |
-
2003
- 2003-02-18 JP JP2003040271A patent/JP2004253187A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009032664A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-02-12 | Fujifilm Corp | 面状照明装置 |
JP2009117349A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-28 | Fujifilm Corp | 面状照明装置 |
EP2051114A3 (en) * | 2007-10-19 | 2011-06-22 | FUJIFILM Corporation | Planar lighting device |
WO2009122603A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | サンケン電気株式会社 | 面光源装置 |
WO2009122604A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | サンケン電気株式会社 | 面光源装置 |
JP2010080401A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Fujifilm Corp | 面状照明装置 |
WO2012153615A1 (ja) * | 2011-05-10 | 2012-11-15 | 富士フイルム株式会社 | 面状照明装置 |
CN102798042A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-11-28 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种背光模组及液晶显示器 |
CN103090275A (zh) * | 2013-01-28 | 2013-05-08 | 广州创维平面显示科技有限公司 | 具有弹性调节装置的led背光模组 |
US9507079B2 (en) | 2013-12-06 | 2016-11-29 | Samsung Display Co., Ltd. | Display apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100595796B1 (ko) | 면형상 조명 장치 및 그것을 사용한 액정 표시 장치 | |
KR20160095568A (ko) | 디스플레이 장치 | |
JP2007108739A (ja) | バックライトアセンブリ及びこれを備えた液晶表示装置 | |
WO2003083362A1 (fr) | Unite d'eclairage et appareil d'affichage a cristaux liquides comprenant cette unite | |
KR20060085011A (ko) | 백라이트 어셈블리 및 이를 갖는 표시장치 | |
KR20150066312A (ko) | 표시 장치 | |
US20020109805A1 (en) | Backlight unit for liquid crystal display device and portable terminal equipment | |
JP2002091330A (ja) | バックライトを備える平面表示装置 | |
US20120236588A1 (en) | Backlight assembly and display apparatus having the same | |
JP2002343126A (ja) | 照明ユニット及びその製造方法並びに照明ユニットを用いた液晶表示装置 | |
JP2004253187A (ja) | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 | |
JP2002279820A (ja) | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 | |
EP1283391A2 (en) | Spread illumination apparatus with protection cover | |
JP3981077B2 (ja) | 照明ユニット及びそれを用いた液晶表示装置 | |
JP2011150945A (ja) | 面光源装置、および当該面光源装置を備えた液晶表示装置 | |
KR20060111671A (ko) | 표시 장치용 조명 장치, 액정 표시 장치 및 광원 램프 | |
JP6282663B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2001216827A (ja) | 照明ユニット及びその製造方法並びに照明ユニットを用いた液晶表示装置 | |
KR20080024569A (ko) | 백라이트 어셈블리 및 이를 구비한 액정표시장치 | |
CN113219692B (zh) | 显示模组及显示系统 | |
JPH11296099A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2001166296A (ja) | 液晶表示装置 | |
CN107710310B (zh) | 显示装置 | |
JP2002109929A (ja) | 平面表示装置 | |
US10031273B2 (en) | Light source device and display apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040823 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040907 |