JP2001216827A - 照明ユニット及びその製造方法並びに照明ユニットを用いた液晶表示装置 - Google Patents

照明ユニット及びその製造方法並びに照明ユニットを用いた液晶表示装置

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JP2001216827A JP2000027605A JP2000027605A JP2001216827A JP 2001216827 A JP2001216827 A JP 2001216827A JP 2000027605 A JP2000027605 A JP 2000027605A JP 2000027605 A JP2000027605 A JP 2000027605A JP 2001216827 A JP2001216827 A JP 2001216827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明ユニットや液晶表示装置を構成する部材
をそのまま使用して表示領域側への塵埃の侵入を確実に
防止するとともに、両面テープ等の接着剤による弊害を
防止する。 【解決手段】 反射シート3は、光源2を囲む側の上端
側が折り曲げられると共に、この折り曲げ先端部3aが
その折り曲げによる反発力を利用して光補正シート4の
裏面4aと接するように構成されている。そして、反射
シート3の折り曲げ先端部3aが導光板1の照射面D1
にまで及ばず、光補正シート4が導光板1の照射面上に
配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導光板の側面に光
源を配した照明ユニット及びその製造方法並びに照明ユ
ニットを用いた液晶表示装置に関する。
【従来の技術】
【0002】近年、ノート型パーソナルコンピュータや
ワードプロセッサ等の情報機器の表示装置、あるいは携
帯型テレビやビデオムービー、カーナビゲーションシス
テム等の映像機器の表示装置において、軽量、薄型、低
消費電力という特徴を生かして液晶表示装置が多く用い
られるようになった。また、これらの液晶表示装置には
明るい表示画面を実現するために、内蔵した照明ユニッ
トにより表示素子の背後から照明光を当てるという構成
をとっているものが多い。
【0003】この照明ユニットにおいては、導光板を表
示素子の裏面に置きその導光板の端面に蛍光放電管等の
線光源を配置するエッジライト方式が、薄型化と発光面
の輝度均一性に優れるという特徴を有しており、ノート
型パーソナルコンピュータ等に使用される液晶表示装置
のバックライトの方式としては、薄さを優先してエッジ
ライト方式を採用することが多い。携帯型テレビやカー
ナビゲーションシステム等に使用される液晶表示装置に
おいては、薄さと輝度を両立させるために、二本以上の
蛍光放電管を使用したエッジライト方式、あるいはL字
型蛍光放電管やコの字型蛍光放電管を使用したエッジラ
イト方式が採用されるケースも多い。
【0004】また、蛍光放電管は高周波の交流で駆動さ
れて発光しており、蛍光放電管に所定の駆動電圧を外部
から供給するためにリード線がその両端に接続されてい
る。この二つのリード線の先端にコネクタが設けられ、
外部のインバータに接続されている。
【0005】エッジライト方式においては、導光板の外
側に蛍光放電管を配置しており、携帯性、省スペースと
いう液晶表示装置としての特徴をより伸ばすためには、
導光板や蛍光放電管、等の部材をいかに照明ユニット及
び液晶表示装置の中へコンパクトに配置するかがポイン
トとなる。
【0006】図6乃至図8は、従来の蛍光放電管を使っ
たエッジライト方式の照明ユニットUTと、これを有す
る液晶表示装置LDである。この照明ユニットUTは、
光を伝達する平板状の透明な導光板1と、この導光板1
の4辺のうちの2辺にL字型に曲げられたL字型の蛍光
放電管2と、蛍光放電管2から発せられた光を導光板1
の端面D1に導く反射シート3が配されている。導光板
1と、蛍光放電管2等は筐体9により保持されることに
より、照明ユニットUTを形成している。筐体9には、
外部にリード線を引き出すためと、筐体9の軽量化のた
めと、ユーザでの取付固定とを目的として、開口部10
が設けられている。開口部10は、照明ユニットUTの
外部と通じている。なお、照明ユニットUTの上に液晶
パネル11とフロントカバー12が搭載されて液晶表示
装置LDとなる(図6)。
【0007】反射シート3は、導光板1の裏面にも配さ
れており、導光板1の裏面から外へ出る光を再度導光板
1の中へ戻し、導光板1の出射面から出る照射光を増大
させるという役割を持たせている。また、反射シート3
は導光板1の端面のうち、蛍光放電管2の配されていな
い端面D2に沿うように折り曲げられることにより、導
光板1の端面D2まで達した光を反射して、再度導光板
1の中へ戻すことで、光の有効利用を図っている場合が
多い。さらに、反射シート3は、蛍光放電管2を囲むよ
うに配されており、蛍光放電管2から照射される光を導
光板1の入射端面D1に向かって反射することでも、光
の有効利用を図っている。また、反射シート3の折り曲
げ先端部3aは導光板1と両面テープ7によって接着さ
れており、反射シート3が折り曲げによる反発力により
垂直に戻ろうとするのを防止している。この反射シート
3としては、高反射率を有する白色の樹脂製のフィルム
が使用されている。この反射シート3は、図9に示すよ
うに、所定形状に裁断されて使用されるとともに、所定
箇所に第1の折り返し部S1と第2の折り返し部S2が
形成され、これら第1及び第2の折り返し部S1,S2
に各々ミシン目が施されて、折り返しやすいように構成
されている。なお、反射シート3のL字型の蛍光放電管
2が配される側3Aには、2カ所に折り返し部S1,S
2が形成され、L字型の蛍光放電管2が配されない側3
Bには、1カ所に折り返し部Sが形成される。
【0008】ここで、反射シート3としては、蛍光放電
管2の周囲の部分(この部分を「リフレクタ」と呼ぶこ
ともある。)と導光板1の裏面側の部分とを分離しつ
つ、両面テープで両者を接着させている構成のものもあ
るが、図6に示す一体的な構成のもの方が照明ユニット
UTの薄型化とコスト及び組立工数の削減をすることが
できる利点を有する。また、筐体9の外周壁の内側に
は、導光板1の上方の照射面側に向かって突出する内方
側突出部9Aを有するものもある(図5参照)。さら
に、反射シート3としては、蛍光放電管2の周囲の部分
を円弧形状に囲み、導光板1の照射面側の部分で両面テ
ープ等の接着剤7を介して接着させている構成のものも
ある。なお、この蛍光放電管2の周囲の部分を円弧形状
に囲む反射シート3には、上記ミシン目は施されない。
【0009】導光板1の照射面側には、光補正シート4
が配されている。光補正シート4には、拡散シートやプ
リズムシート等があり、各種仕様のものを必要に応じて
任意枚数設置することにより、導光板から照射される光
を拡散する等して、照射光の均斉化と高輝度化を図って
いる。光補正シート4は、蛍光放電管2を囲む反射シー
ト3Aまで配されているタイプの照明ユニットUTと、
導光板1の照射面側の中央にのみ配され、蛍光放電管2
を囲む反射シート3Aまで配されていないタイプの照明
ユニットもある(図5参照)。
【0010】導光板1、反射シート3や光補正シート4
は、温度変化による熱膨張の寸法差及び製造時の寸法誤
差を吸収するために、それぞれの周辺にクリアランスF
(F1,F2),F3,F4が設けられている。すなわ
ち、図6に示すように、反射シート3や光補正シート4
と筐体9との間には、クリアランスF(F1,F2)、
F3,F4が設けられている。ここで、符号Fは、反射
シート3の上端部と筐体9の内方側突出部9Aとの間の
間隔(クリアランス)を示し、上方側の光補正シート4
Aと筐体9の内方側突出部9Aとの間の間隔(クリアラ
ンス)をF1として示し、下方側の光補正シート4Aと
反射シート3の上端部との間をF2として示す。なお、
符号G、G1,G2は、塵埃の進入経路を示し、符号G
1は、上記間隔F1への塵埃の進入経路を示し、符号G
2は、上記間隔F2への塵埃の進入経路を示す。
【0011】他方、上記構成の従来の照明ユニットUT
を組み立てる製造方法においては、筐体9に、光源2を
囲む部分を形成した所定形状の反射シート3を光源2と
共に配し、反射シート3の上方に導光板1を配し、導光
板1の照射面上に光補正シート4を配する。この場合、
反射シート3の上端側の折り曲げ先端部3aは、導光板
1の照射面側と両面テープ等の接着剤7を介して接着さ
れた後、光補正シート4が配される。その後、照明ユニ
ットUTの上に、透過型や反射型の液晶パネル11が搭
載される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
従来の照明ユニットUT及び液晶表示装置LDにおいて
は、筐体9の内外の塵埃や、照明ユニットUT及び液晶
表示装置LDの組み立て時等に生じる塵埃が液晶パネル
11や光補正シート4が配される表示領域側に侵入する
ことを如何に防止するかが大きな問題となっている(図
6中の符号G、G1,G2参照)。すなわち、導光板
1、光補正シート4や反射シート3の温度変化による熱
膨張の寸法差や製造時の寸法誤差を吸収するため、これ
ら間やこれらと筐体9との間には間隔F(F1,F
2),F3,F4が設けられているが、筐体9の内部や
外部からの塵埃や液晶表示装置LDの組み立て時等に生
じる塵埃が、上記各間隔F(F1,F2),F3,F4
を介して表示領域側に侵入する危険性がある。また、筐
体9の側部には開口部10が設けられているが、この開
口部10は上記間隔Fに通じており、このため、開口部
10から侵入した塵埃が表示領域側に侵入する。
【0013】塵埃が表示領域側に侵入すると、出力光を
遮り、輝度ムラの原因となったり、また、塵埃と光補正
シート4との摩擦により光補正シート4等の表示領域側
の部材が損傷する問題が発生する。そして、液晶パネル
11と照明ユニットUTの間に塵埃が一度入り込むと、
解体せずに取り除くのは非常に困難である。そして、蛍
光放電管2が配される側のみならず、蛍光放電管2が配
されない側からの塵埃の侵入を防止しなければ有効では
ない。
【0014】また、上記構成の従来の照明ユニットUT
においては、両面テープ等の接着剤7により導光板1の
照射面上に反射シート3の上端側の先端部3aを接着す
る必要があるため、接着剤7による弊害が生じていた。
つまり、接着剤7が導光板の屈折率と異なるため、接着
剤7の配される部分では、他の部分よりも輝度が高くな
り、輝度むらが生じるという問題を発生させていた。さ
らに、光補正シート4と導光板1との間に反射シート3
の上端側の端部を狭持するように配する必要があるた
め、反射シート3及び接着剤7の厚さ分(符号F5)、
照明ユニットUTが厚くなっていた。
【0015】このような問題を解決するためには、塵埃
の侵入経路に塵埃侵入防止用の部材を別部材として設置
する方法が考えられる。しかし、照明ユニットUT及び
液晶表示装置LDの軽量小型化を達成するために、導光
板1から液晶表示装置LDの外形までの寸法や重量が制
約されており、塵埃が侵入することを防止する別部材を
導光板1の周囲に設けられない構成となっている。
【0016】他方、上記構成の従来の照明ユニットUT
を組み立てる製造方法においては、反射シート3の上端
側の折り曲げ先端部3aを導光板1と両面テープ等の接
着剤7を介して接着させる工程が必要であった。また、
照明ユニットUT及び液晶表示装置LDの組み立て時に
おいて生じる塵埃の侵入は重要な問題であった。
【0017】そこで、本発明の第1の目的は、照明ユニ
ットや液晶表示装置を構成する部材をそのまま使用して
表示領域側への塵埃の侵入を確実に防止するとともに、
両面テープ等の接着剤による弊害を防止する照明ユニッ
ト及びこの照明ユニットを用いた液晶表示装置を提供す
ることにある。また、本発明の第2の目的は、反射シー
トの上方側を両面テープ等の接着剤により接着する工程
を削減するとともに、簡単な工程で表示領域側への塵埃
の侵入を確実に防止する照明ユニットの製造方法を提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明ユニ
ットは、光源と、光源からの光を導光させる導光板と、
導光板の入射端面に開口部を有し光源を囲むようにして
配される反射シートと、導光板の上方の照射面側に配さ
れる光補正シートと、これらの部材を保持する筐体を備
え、反射シートは、光源を囲む側の上端側が折り曲げら
れると共に、この折り曲げ先端部がその折り曲げによる
反発力を利用して光補正シートの裏面と接するように構
成されていることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、反射シートの折り曲げ
先端部がその折り曲げによる反発力を利用して光補正シ
ートの裏面と接するように構成されていることから、別
部材を設けなくとも、導光板の照射面と光補正シートと
の間隔やその間隔に通じる部分から表示領域側への塵埃
の侵入を防止することができるとともに、導光板の照射
面側に両面テープ等の接着剤を使用する必要がなくな
る。
【0020】請求項2記載の照明ユニットは、請求項1
の照明ユニットにおいて、前記反射シートの折り曲げ先
端部が導光板の照射面にまで及ばず、前記光補正シート
が導光板の照射面上に配されていることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、反射シートは、その折
り曲げ先端部が導光板の照射面にまで達していなこと
と、光補正シートが導光板の照射面上に配されているこ
とから、従来のように光補正シートと導光板との間に反
射シートの上端側を挟持するように配する必要がなくな
り、光補正シートと導光板との間を狭くすることができ
る。すなわち、表示領域側にできる間隔を狭くすること
ができる。なお、表示領域側にできる間隔を狭くできる
ことは、光補正シートと導光板との間に光源が配されて
いない側から塵埃が表示領域側への侵入も防止できる
他、照明ユニットや液晶表示装置の薄型化にも貢献する
ことができる等の種々の利点を有する。
【0022】請求項3記載の照明ユニットは、光源と、
光源からの光を導光させる導光板と、導光板の入射端面
に開口部を有し光源を囲むようにして配される反射シー
トと、導光板の上方の照射面側に配される光補正シート
と、これらの部材を保持するとともに、外周壁の内側に
突出する内方側突出部を有する筐体を備え、反射シート
は、光源を囲む側の上端側が折り曲げられると共に、こ
の折り曲げ先端部の折り曲げによる反発力を利用して筐
体の内方側突出部の裏面と接するように構成されている
ことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、反射シートの折り曲げ
先端部がその折り曲げによる反発力を利用して筐体の内
方側突出部の裏面と接するように構成されていることか
ら、別部材を設けなくとも、導光板の照射面と光補正シ
ートとの間隔やその間隔に通じる部分から表示領域側へ
の塵埃の侵入が防止されるとともに、導光板の照射面に
両面テープ等の接着剤を使用する必要がなくなる。
【0024】請求項4記載の照明ユニットは、請求項2
の照明ユニットにおいて、前記反射シートの折り曲げ先
端部が導光板の照射面にまで及ばず、前記筐体の内方側
突出部の裏面の高さ位置が導光板の照射面の高さ位置と
されていることを特徴とする。
【0025】この発明によれば、反射シートは、その折
り曲げ先端部が導光板の照射面にまで達していなこと
と、前記筐体の内方側突出部の裏面の高さ位置が導光板
の照射面の高さ位置とされていることから、導光板と筐
体の内方側突出部との間を狭くすることができる。すな
わち、表示領域側にできる間隔を狭くすることができ
る。なお、表示領域側にできる間隔を狭くできること
は、光補正シートと導光板との間に光源が配されていな
い側から塵埃が表示領域側へ侵入するのを防止できる
他、液晶パネルの薄型化にも貢献することができる等の
種々の利点を有する。
【0026】請求項5記載の照明ユニットの製造方法
は、筐体に、光源を囲む部分を形成した所定形状の反射
シートを光源とともに配し、反射シートの照射面側に光
源からの光を導光させる導光板を配し、導光板の照射面
側に光補正シートを配する照明ユニットの製造方法にお
いて、反射シートの光源を囲む側の上端側を照射面側に
折り曲げた状態で光補正シートを配し、反射シートの折
り曲げ先端部をその折り曲げによる反発力を利用して光
補正シートの裏面に接するように構成することを特徴と
する。
【0027】この発明によれば、反射シートの上端側を
折り曲げた後に、光補正シートを導光板の上方の照射面
側に配する際、反射シートの折り曲げ先端部がその反発
力によって光補正シートの裏面と接するように構成され
ていることから、光補正シートの裏面に接するように加
工することを目的とした別工程が不要であり、簡単な工
程で塵埃の侵入を防止することができる。また、従来の
ように導光板の照射面側に両面テープ等の接着剤を塗布
し反射シートの折り曲げ先端部と導光板を接着させる工
程が不要となる。また、本発明による照明ユニットに液
晶パネルを搭載する場合には、液晶パネルの荷重が反射
シートの反発力に抗して光補正シート及び反射シートの
折り曲げ先端部を押圧するため、反射シートは所定の折
り曲げ状態に調整される。したがって、反射シートの折
り曲げ工程において、反射シートの折り曲げ状態を調整
するための工程が不要となる。
【0028】請求項6記載の照明ユニットの製造方法
は、外周壁の内側に突出する内方側突出部を有する筐体
を備え、この筐体に、光源を囲む部分を形成した所定形
状の反射シートを光源とともに配し、反射シートの上面
側に光源からの光を導光させる導光板を配し、導光板の
上方の照射面側に光補正シートを配する照明ユニットの
製造方法において、反射シートの上端側を上方の照射面
側に折り曲げた状態で光補正シートを配し、反射シート
の折り曲げ先端部をその折り曲げによる反発力を利用し
て筐体の内方側突出部の裏面に接するように構成するこ
とを特徴とする。
【0029】本発明によれば、反射シートの光源を囲む
側の上端側を折り曲げ、この折り曲げ先端部がその折り
曲げによる反発力を利用して筐体の内方側突出部の裏面
と接するように構成されていることから、筐体の内方側
突出部の裏面に接するように加工することを目的とした
別工程が不要であり、簡単な工程で塵埃の侵入を防止す
ることができる。また、従来のように導光板の照射面側
に両面テープ等の接着剤を塗布し反射シートの折り曲げ
先端部と導光板を接着させる工程が不要となる。また、
反射シートの折り曲げ先端部を筐体の内方側突出部の裏
面に接するように構成させるためには、反射シートの折
り曲げ状態を調整しなければならないが、本発明は反射
シートを筐体に配置することで筐体の内方側突出部によ
り自然に調整されるため、折り曲げ工程において調整す
る必要がない。
【0030】本発明の請求項7記載の液晶表示装置は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した照明ユニッ
トと、この照明ユニットの照射面側に配される液晶パネ
ルとを備えることを特徴とする。
【0031】本発明によれば、別部材を設けることなく
簡単な工程によって、光補正シートと導光板との間に光
源が配されていない側から塵埃が表示領域側へ侵入する
ことを防止できるとともに、液晶パネルの薄型化にも貢
献することができることから、安価で薄型且つ信頼性の
高い照明ユニットを用いた液晶表示装置となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0033】(第1の実施の形態)本実施の形態は、図
1乃至図3に示すように、光源2と、光源2からの光を
伝達する平板上の導光板1と、導光板1の裏面に沿うよ
うに配される反射シート3と、導光板1の照射面側に配
される光補正シート4と、反射シート3を囲むように間
隔を設けて配される筐体9とを備える照明ユニットUT
である。光源2は、高周波の交流(例えば、40〜10
0kHz)で駆動されて発光する蛍光放電管2が導光板
1の四辺のうち二辺にL字型に一つ配されている(「L
字型の蛍光放電管」と呼ばれる)。
【0034】筐体9は、導光板1と反射シート3と蛍光
放電管2等を左右方向から保持するとともに、液晶パネ
ル11も同時に保持する。このような筐体9としては、
各種のものがあり、上下方向から導光板1等を保持する
ものや、樹脂成形材料から箱形に形成されるものもあ
る。そして、前記筐体9に導光板1や蛍光放電管2等が
保持され照明ユニットUTが構成されている。さらに、
前記照明ユニットUTに液晶パネル11が搭載され、そ
の上にフロントカバー12が取り付けられて液晶表示装
置LDが構成される。なお、上記フロントカバー12も
一種の筐体である。また、図中符号11a、11bは、
液晶パネル11の一対の基板を示す。なお、上方側の基
板11aの内面側にはカラーフィルタが設けられ、下方
側の基板11bの内面側には液晶駆動用のパターンが設
けられている。
【0035】導光板1は、光伝達に必要な透過率及び屈
折率で代表される光学特性が最適なアクリル等の材料で
形成されている。この導光板1には、蛍光放電管2から
の距離に応じて形状を変化させたドットパターンあるい
は溝パターン(図示せず)等が裏面に施されている。蛍
光放電管2から発せられた光は、導光板1の入射側端面
D1に集められて内部へと導かれる。
【0036】導光板1の照射面側には、光補正シート4
(4A,4B)が配されている。光補正シート4は、照
明ユニットUTの出射光の均斉化と高輝度化を図るため
のものであり、本実施の形態では、1枚の拡散シート4
Aと1枚のプリズムシート4Bが使用されている。拡散
シート4Aは、蛍光放電管2からの光を拡散させ、液晶
パネル11を均一に照射するために用いられるシート状
の光学部材であり、プリズムシート4Aは、透明の樹脂
製フィルムであり、三角形状の規則的な溝を切った構造
をしている。光補正シート4は、拡散シート4Aやプリ
ズムシート4Bに限らず、各種仕様のものを必要に応じ
て任意枚数設置されるが、本発明は仕様及び枚数に制限
されることなく適用可能である。また、本実施の形態で
は、光補正シート4の一部は接着テープにより筐体9に
固定されている。これは光補正シート4が振動等により
移動して擦れ傷が発生するのを防止するための一部片側
のみの仮止めであり、接着位置は蛍光放電管2が配され
ていない側としている。なお、光補正シート4は、反射
シート3、筐体9、さらには導光板1等のいずれにも接
着されていないものもある。すなわち、光補正シート4
は、枠状の筐体9の側面に位置決めされるのみで、単に
積み重ねられているにすぎないものである。いずれの場
合も、本発明の作用効果に影響を与えることはない。ま
た、光補正シート4は、導光板1の照射面側の中央にの
み配され、蛍光放電管2を囲む反射シート3Aまで配さ
れていないタイプの照明ユニットもある(図5参照)
が、このタイプについては実施例2で説明する。
【0037】反射シート3は、高反射率を有する白色の
樹脂製フィルムが使用されており、反射シート3の裏面
から折り曲げられて形成されている。蛍光放電管2を囲
むように折り曲げることにより、蛍光放電管2から放射
される光を効率よく導光板1の入射端面D1に導く。こ
の反射シート3は、蛍光放電管2を囲む一方側が第1の
折り返し部S1から折り曲げられている。そして、この
折り返された上端側は、折り曲げられると共に、この折
り曲げ先端部3aがその折り曲げによる反発力を利用し
て光補正シート4の裏面4aと接するように構成されて
いる。なお、反射シート3の厚さは反発力が発揮される
厚さであれば、その材質等に応じて任意である。
【0038】他方、反射シート3蛍光放電管2の配置さ
れていない側3Bは、導光板端面D2に沿うように折り
曲げられている。導光体端面D2に沿うように折り曲げ
られることにより、導光板1の端面D2から出ていく光
を再度導光板1内へ戻し、導光板1の表面から出射され
る光を増やす働きをさせている。導光板1の裏面の反射
シート3は、導光板1の裏面から外へ出る光を再度導光
板1の中へ戻し出射する照明光を増大させる役割を持た
せている。反射シート3の種類としては、上記一体的構
成のものの他、蛍光放電管2の周囲の部分(この部分を
リフレクタと呼ぶことがある)と導光板1の裏面側の部
分を分離したものがあるが、本発明は、このような反射
シート3にも適用可能である。
【0039】上記反射シート3は、図4に示すように、
蛍光放電管2が配される側3Aに一条のミシン目S1が
施されている。すなわち、従来の図9では、蛍光放電管
2が配される側3Aに二条のミシン目S1、S2が施さ
れていたが、第1の折り返し部S1にのみミシン目が施
され、第2の折り返し部S2には、ミシン目が施されて
いないものが使用されている。ここで、第2の折り返し
部S2にもミシン目が施されていても良いが、反射シー
ト3の折り曲げ先端部3aの反発力が発揮され易くする
ためには、第2の折り返し部S2には、ミシン目が施さ
れてない方が好ましい。ただし、反発力に影響与えない
ものであれば、所定間隔を置いてミシン目を施す等する
ことは実施に応じ任意である。なお、この反射シート3
の蛍光放電管2が配されない側3Bは、蛍光放電管2が
配される側3Aよりも若干短い。
【0040】反射シート3の上端側は、折り返され、こ
の折り曲げ先端部3aがその折り曲げによる反発力を利
用して光補正シート4の裏面2aと接するように構成さ
れている。これによって、折り曲げ先端部3aと光補正
シート4とが密着するため、光補正シート4と導光板1
との間に設けられる間隔H1に、蛍光放電管2が配され
る側から表示領域側への塵埃の侵入が防止されている。
そして、反射シート3は、反射シート3自身の反発力を
利用して光補正シート4の裏面2aと接しており、導光
板1に両面テープ等で接着されることなく配されてい
る。したがって、導光板の照射面側に両面テープ等の接
着剤を使用する必要がなくなることにより、両面テープ
等の接着剤を原因とする輝度むら等を防止している。
【0041】反射シート3の上端側の折り曲げ先端部3
aは、導光板1の照射面D1にまで及ばないように配さ
れている。これによって、表示領域側にできる間隔を狭
くすることができるため、光補正シート4と導光板1と
の間H1に蛍光放電管2が配されていない側から塵埃が
侵入するのを防止できる他、照明ユニットUT及び液晶
表示装置LDの薄型化にも貢献している。なお、反射シ
ート3の光源側3Aの上端側3aは、その反発力を発揮
して光補正シート4に接していれば、従来のように導光
板1の照射面側に及ぶように設置することは実施に応じ
任意である。
【0042】ここで、従来例で示すように、導光板1、
光補正シート4や反射シート3は、温度変化による熱膨
張の寸法差及び製造時の寸法誤差を吸収するために、そ
れぞれの周辺に間隔F(F1,F2),F3,F4が設
けられている。すなわち、上述したように反射シート3
や光補正シート4と筐体9との間には間隔F(F1,F
2)、F3,4Fが設けられている。筐体9には、外部
にリード線を引き出すためと、筐体の軽量化のためと、
ユーザでの取付固定とを目的として、開口部10が設け
られ、間隔F(F1,F2)、F3、F4は開口部10
を介して照明ユニットUTの外部と通じている。
【0043】本実施の形態は、上記構成とされるもの
で、反射シート3の反発力を利用して、導光板1の照射
面と光補正シート4との間隔H1や、その間隔に通じる
部分F3から表示領域側への塵埃の侵入を防止すること
ができる。特に、外部から塵埃が侵入する筐体の開口部
10付近からは塵埃が侵入する可能性が高いため問題と
なるが、本実施の形態によれば、筐体の開口部10が蛍
光放電管2に近い場合は、筐体の開口部10から表示領
域側へと通じる間隔F3を塞ぐことができ、表示領域側
への塵埃の侵入を防止することができる。また、反射シ
ート3は両面テープ等の接着剤の使用を不要とするた
め、接着剤を原因とする輝度ムラ等の問題も解決でき
る。さらに、光補正シート4と導光板1との間に、反射
シート3の上端側の折り曲げ先端部3a及び接着剤を挟
持するための間隔が不要となるため、光補正シート4と
導光板1との間の間隔H1を狭くするか、或いは、無く
すことで、照明ユニットUTや液晶表示装置LDの薄型
化が図られると共に、補正シート4と導光板1との間の
間隔H1に蛍光放電管2が配されていない側からの塵埃
の侵入も侵入し難くすることができ、塵埃の大きさによ
っては、その塵埃の侵入を防止することもできる。
【0044】また、本発明の光補正シート4は樹脂製フ
ィルムであり、曲がり易いため、反射シート3の反発力
により光補正シート4の端部が液晶パネル11側に押し
上げられ、液晶パネル11に密着している。したがっ
て、隙間G2から侵入する塵埃を防止することができ
る。
【0045】なお、本発明では、反射シート3の先端部
3aは光補正シート4Aに接するように説明したが、光
補正シート4Aのサイズを小さくして光補正シート4B
に接するように構成した場合や、両光補正シート4(4
A,,4B)のサイズを小さくして、液晶パネル13に
直接接するように構成した場合にも同様な作用・効果が
得られる。
【0046】(第1の実施の形態の製造方法)次に、第
1の実施の形態の照明ユニットUTを組み立てる場合に
は、筐体9に蛍光放電管2を囲む部分を形成した所定形
状の反射シート3を蛍光放電管2とともに配する。次
に、導光板1と蛍光放電管2を反射シート3上の所定の
位置に設置させた後、反射シート3の上端側を折り曲
げ、この折り曲げた状態で、光補正シート4(4A,4
B)を配する。この場合、光補正シート4は、光補正シ
ート4の左右両端部が反射シート3の折り曲げ先端部3
aに及ぶ大きさのものを使用する。
【0047】反射シート3の上端部を折り曲げると、反
射シート3の反発力により、元の垂直な形に戻ろうとす
る力が働く。反射シート3の反発力は光補正シート4を
押圧する方向に常に働いているため、この力を利用し、
反射シート3をいずれにも接着しない状態で光補正シー
ト4を配することによって、反射シート3の折り曲げ先
端部3aが光補正シート4の裏面4aを押圧して密着す
るようになる。したがって、塵埃の侵入防止を簡単な工
程で実現することができる。さらに、従来は、反射シー
ト3を導光板1に両面テープ等の接着剤7で接着する工
程を必要としていたが、本実施の形態では必要としない
ため、この接着工程を削減できる。
【0048】前記製造方法によって組み立てられた照明
ユニットUTに液晶パネル11を搭載する。液晶パネル
11を配すると、液晶パネル11はその荷重により反射
シート3の反発力に反して光補正シート4及び反射シー
ト3を押し下げ、光補正シート4は導光板1の照射面上
に配される。つまり、反射シートの折り曲げ状態は、液
晶パネル11の荷重によって自然に調整される。したが
って、照明ユニットUTの製造時において反射シート3
を調整する工程が不要となり、簡単な工程で本発明の照
明ユニットUTを製造することができる。最後に、フロ
ントカバー12を取り付け液晶表示装置LDが完成す
る。
【0049】なお、本発明では、反射シート3aは光補
正シート4Aに接するように説明したが、光補正シート
4のサイズを小さくして光補正シート4Bに接するよう
に構成した場合や、同様にして、液晶パネル13に接す
るように構成した場合にも同様な効果が得られる。
【0050】また、本発明では、液晶パネル11の荷重
によって、反射シート3の折り曲げ状態が調整されてい
るが、光補正シート4と液晶パネル11の間に筐体9が
配される場合は、筐体9の形状によって同様な効果が得
られる。
【0051】(第2の実施の形態)本実施の形態の照明
ユニットは、図5に示すように、上記筐体9に、その一
部が導光板1の上方の照射面側に突出する内方側突出部
9Aを有するが、この内方側突出部9Aは、その裏面9
aの高さ位置が導光板1の照射面の高さ位置となるよう
に設けられている。また、光補正シート4(4A,4
B)は、導光板1の照射面側の中央に配され、蛍光放電
管2を囲む反射シート3Aの位置や蛍光放電管2が配さ
れない側の反射シート3Bまで配されていない。したが
って、このタイプの照明ユニットUTにおいては、第1
の実施の形態のように、反射シート3の折り曲げ先端部
3aをその折り曲げによる反発力を利用して光補正シー
ト4の裏面2aと接するように構成されることができな
い。
【0052】そこで、反射シート3の折り曲げ先端部3
aは、その折り曲げによる反発力を利用して筐体9の内
方側突出部9Aの裏面9aと接するように構成されてい
る。すなわち、反射シート3の折り曲げ先端部3aは、
導光板1の照射面D1にまで達しておらず、筐体9の内
方側突出部9Aの裏面9aと接するように構成されてい
る。したがって、第1の実施の形態と同様の作用効果が
得られる。
【0053】また、本実施の形態の反射シート3は、筐
体9の内方側突出部9Aの裏面9aと接するよう構成さ
れていることから、導光板の照射面と光補正シート4と
の間の間隔H1やその間隔に通じる部分F3への塵埃の
侵入が防止され、従来の両面テープによる輝度ムラの問
題もない。しかも、反射シート3の折り曲げ先端部3a
を筐体9の内方側突出部9Aの裏面9aと接するよう構
成されていることは、光補正シート4が導光板1の照射
面側の中央に配され、蛍光放電管2を囲む反射シート3
まで配されていないタイプの照明ユニットにおいても、
導光板1の照射面と光補正シート4との間隔やその間隔
に通じる部分F3から表示領域側への塵埃の侵入を防止
することができる。
【0054】そして、上記構成の照明ユニットUTの上
方に液晶パネル11を配されると、液晶パネル11が配
される表示領域側の間隔に筐体9の内部や外部からの塵
埃が表示領域側に侵入することが防止されることから、
薄型で且つ安価で信頼性の高い照明ユニットを用いた液
晶表示装置LDとなる。
【0055】(第2の実施の形態の製造方法)本実施の
形態の照明ユニットの組み立てにおいては、反射シート
3の蛍光放電管2を囲む側3Aの上端側を折り曲げた
後、内方側突出部9Aを有する筐体9に、蛍光放電管2
を囲む部分を形成した所定形状の反射シート3を蛍光放
電管2とともに配することによって、この折り曲げ先端
部3aの折り曲げによる反発力を利用して筐体9の内方
側突出部9Aの裏面に接するように構成させる。その
後、反射シート3の照射面側に導光板1を配し、導光板
1の照射面側に光補正シート4を配する等は、第1の実
施の形態の場合と同様である。この場合、筐体9の内片
側突出部9aは、その端部が反射シート3の折り曲げ先
端部3aに及ぶように配されている。
【0056】反射シート3の上端部を折り曲げると、反
射シート3の反発力により、元の垂直な形に戻ろうとす
る力が働く。この反射シート3の反発力は筐体10の内
片側突出部9aを押圧する方向に常に働いているため、
この力を利用し、反射シート3をいずれにも接着しない
状態で光補正シート4を配することによって、反射シー
ト3の折り曲げ先端部3aが光補正シート4の裏面4a
を押圧して密着するようになる。したがって、筐体の内
方側突出部の裏面に接するように加工することを目的と
した別工程が不要であり、簡単な工程で塵埃の侵入を防
止することができる。さらに、従来は、反射シート3を
導光板1に両面テープ等の接着剤7で接着する工程を必
要としていたが、本実施の形態では必要としないため、
この接着工程を削減できる。また、筐体9は形状が一定
であるため、反射シート3の開口幅3hが反発力によっ
て筐体9の開口幅9h以上となっている場合でも、反射
シート3を筐体9に配する際において、反射シート3の
反発力に反して反射シート4を押し下げ、反射シート3
は筐体9の内部に配される。したがって、前記反発力を
利用しない場合は、反射シート3の折り曲げ先端部3a
を筐体9の内片側突出部9aに接するように構成させる
ために反射シート3の折り曲げ状態を調整しなければな
らないが、本発明によれば、反射シート3を筐体9に配
置することで筐体9の形状により自然に調整されるた
め、折り曲げ工程において調整する必要がなく、塵埃の
侵入防止を簡単な工程で実現することができる。
【0057】
【実施例】ところで、第1及び第2の実施の形態におい
ては、反射シート3が導光板1の照射面にまで及ばない
こと、及び両面テープ等の接着剤を使用しないことで光
補正シート4と導光板1との間隔H1を狭くするか、
又、無くすることにより塵埃の侵入を防止しているが、
これは間隔H1においてのみ発揮される効果である。ま
た、実施の形態では光補正シート4が液晶パネル11に
密着することにより、隙間G2から侵入する塵埃が防止
されているが、光補正シート4が曲がりにくいものであ
る場合は、この効果は得られない。したがって、間隔H
1のみならず、光補正シート4と液晶パネル11との間
隔H2をも狭くすることにより、さらに塵埃を原因とす
る表示精度の低下を効果的に防止することができる。そ
こで、本発明者等は、上記一定の間隔H2を、表示精度
に影響を与える塵埃の侵入を防止するために有効な寸法
とするため、以下の実験を行った。
【0058】(実施例1)光補正シート4と液晶パネル
11との間に、0.4mm又は画素寸法の間隔H2を設
けて、透過型の液晶パネル11又は反射型の液晶パネル
11を搭載した。その結果、前記大きさ以上の塵埃は侵
入せず、液晶パネル11の表示に影響を及ぼさなかっ
た。本発明における画素寸法との関係から、前記大きさ
以下の塵埃が侵入した場合であれば、画面表示の際に画
素を隠すことがなく、表示不良とならないためである。
【0059】(比較例1)光補正シート4と液晶パネル
11との間に、0.5mm又は画素寸法を超えた間隔H
2を設けて、透過型の液晶パネル11又は反射型の液晶
パネル11を搭載した。その結果、前記大きさの塵埃が
侵入し、液晶パネル11の表示に影響を及ぼした。本発
明における画素寸法との関係から、前記大きさ以上の塵
埃が侵入した場合は、画面表示の際に画素を隠して表示
不良となるためである。
【0060】上記各実施例から明らかなように、使用す
る液晶パネル11を0.4mm以下、又は、使用する液
晶パネル11の画素寸法以下の間隔で搭載することによ
り、照明ユニットUT及び液晶表示装置LDにおいて、
液晶パネル11の表示に影響を及ぼす塵埃の侵入を確実
に防止することができる。したがって、光補正シート4
と液晶パネル11との間の間隔H2を、第1の実施の形
態において、上記のように構成するように製造した。こ
れにより、間隔H2において少なくとも液晶表示に影響
を及ぼすような大きさの塵埃が表示領域側へ侵入するこ
とを防止でき、塵埃を原因とする表示精度の低下を効果
的に防止することができた。
【0061】なお、上記間隔で液晶パネル11を搭載す
ることにより、パネル表示面をユーザーが不意の事故で
押圧した場合でも、背後に位置する照明ユニットUTが
液晶パネル11を受け止めるため、通常ガラスで構成さ
れる液晶パネル11が割れてしまう事態も防止すること
ができる。
【0062】以上、上記各実施の形態では、L字型の蛍
光放電管2を使用した照明ユニットUTに本発明を適用
した場合について説明したが、本発明は、このL字型で
なくとも各種の照明ユニットにも広く適用することがで
きる。また、上記各実施の形態では、反射シート3の光
源2が配される側3Aで主に説明したが、本発明は、反
射シート3の光源2が配されない側3Bにおいて同様の
構成を採用することによっても適用することができる。
さらに、反射シート3としては、第1の折り返し部S1
を有するもので説明したが、本発明は、光源2の周囲の
部分を円弧形状に囲む照明ユニットにも適用することが
できる。
【0063】
【発明の効果】本発明の照明ユニット及び液晶表示装置
によれば、反射シートの折り曲げ先端部がその折り曲げ
による反発力を利用して光補正シートの裏面や筐体の内
方側突出部の裏面と接するように構成されていることか
ら、導光板の照射面と光補正シートとの間隔や反射シー
トと筐体の内方側突出部との間隔やこれらの間隔に通じ
る部分への塵埃の侵入を防止することが可能となる。ま
た、導光板の照射面側に両面テープ等の接着剤を使用す
る必要がないため、その分光補正シートと導光板との間
隔を狭くすることができるとともに、従来の両面テープ
による輝度ムラの問題も解決することが可能となる。
【0064】本発明の照明ユニットの製造方法によれ
ば、反射シートの折り曲げ先端部がその折り曲げによる
反発力を利用して光補正シートの裏面や筐体の内方側突
出部の裏面と接するように構成することから、簡単な工
程で、導光板の照射面と光補正シートとの間隔やその間
隔に通じる部分への塵埃の侵入を防止することができ
る。また、導光板の照射面側に両面テープ等の接着剤を
使用する必要がないため、この接着工程を使用すること
なくなるとともに、接着剤による輝度ムラを防止でき
る。したがって、表示精度の高い薄型の照明ユニットを
簡易な製造方法で製造することが可能となる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の照明ユニットの構
成を示す断面図である。
【図2】上記第1の実施の形態の拡大断面図である。
【図3】上記第1の実施の形態の照明ユニットを示す平
面図である。
【図4】上記第1の実施の形態の反射シートを展開して
示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の照明ユニットの構
成を示す断面図である。
【図6】従来の照明ユニットの構成を示す断面図であ
る。
【図7】従来の照明ユニットの構成を示す平面図であ
る。
【図8】従来の照明ユニットの側面図である。
【図9】上記従来の反射シートを展開して示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 導光板 2 蛍光放電管(光源) 3,3A,3B 反射シート 3a 反射シートの折り曲げ先端部 4,4A,4B 光補正シート 4a 光補正シートの裏面 9A,9B 筐体の内方側突出部 9a 内方側突出部の裏面 10 筐体の開口部 11 液晶パネル 11a、11b 基板 D1,D2 導光板の入射端面 G,G1,G2 塵埃の進入経路 H1 補正シートと導光板との間の間隔 H2 照明ユニットの出射面上の間隔 S,S1,S2 反射シートの折り返し部 F,F1,F2,F3,F4 反射シート等の周辺の間
隔(クリアランス) F3 反射シート等の周辺の間隔に通じる
部分 UT 照明ユニット LD 液晶表示装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、光源からの光を導光させる導光
    板と、導光板の入射端面に開口部を有し光源を囲むよう
    にして配される反射シートと、導光板の照射面側に配さ
    れる光補正シートと、これらの部材を保持する筐体を備
    え、 反射シートは、光源を囲む側の上端側が折り曲げられる
    と共に、この折り曲げ先端部がその折り曲げによる反発
    力を利用して光補正シートの裏面と接するように構成さ
    れていることを特徴とする照明ユニット。
  2. 【請求項2】 前記反射シートの折り曲げ先端部が導光
    板の照射面にまで及ばず、前記光補正シートが導光板の
    照射面上に配されていることを特徴とする請求項1記載
    の照明ユニット。
  3. 【請求項3】 光源と、光源からの光を導光させる導光
    板と、導光板の入射端面に開口部を有し光源を囲むよう
    にして配される反射シートと、導光板の照射面側に配さ
    れる光補正シートと、これらの部材を保持するととも
    に、外周壁の内側に突出する内方側突出部を有する筐体
    を備え、 反射シートは、光源を囲む側の上端側が折り曲げられる
    と共に、この折り曲げ先端部の折り曲げによる反発力を
    利用して筐体の内方側突出部の裏面と接するように構成
    されていることを特徴とする照明ユニット。
  4. 【請求項4】 前記反射シートの折り曲げ先端部が導光
    板の照射面にまで及ばず、前記筐体の内方側突出部の裏
    面の高さ位置が導光板の照射面の高さ位置とされている
    ことを特徴とする請求項3記載の照明ユニット。
  5. 【請求項5】 筐体に、光源を囲む部分を形成した所定
    形状の反射シートを光源とともに配し、反射シートの照
    射面側に光源からの光を導光させる導光板を配し、導光
    板の照射面側に光補正シートを配する照明ユニットの製
    造方法において、 反射シートの光源を囲む側の上端側を導光板の照射面側
    に折り曲げた状態で光補正シートを配し、反射シートの
    折り曲げ先端部をその折り曲げによる反発力を利用して
    光補正シートの裏面に接するように構成することを特徴
    とする照明ユニットの製造方法。
  6. 【請求項6】 外周壁の内側に突出する内方側突出部を
    有する筐体を備え、この筐体に光源を囲む部分を形成し
    た所定形状の反射シートを光源とともに配し、反射シー
    トの照射面側に光源からの光を導光させる導光板を配
    し、導光板の照射面側に光補正シートを配する照明ユニ
    ットの製造方法において、反射シートは、光源を囲む側
    の上端側を導光板の照射面側に折り曲げた状態で筐体を
    配し、この折り曲げ先端部の折り曲げによる反発力を利
    用して筐体の内方側突出部の裏面に接するように構成す
    ることを特徴とする照明ユニットの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    した照明ユニットと、この照明ユニットの照射面側に配
    される液晶パネルとを備えることを特徴とする液晶表示
    装置。
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