JP2004326512A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿サイズまたは記録紙サイズのいずれかを優先するモードを選択し、プリントサイズを予め指定できる構成を有する印刷システムを提供すること。
【解決手段】原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、原稿画像を印刷する印刷手段と、該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、該操作手段には、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段が備えられていることを特徴とする印刷システム。
【選択図】 図3
【解決手段】原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、原稿画像を印刷する印刷手段と、該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、該操作手段には、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段が備えられていることを特徴とする印刷システム。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿画像を拡大または縮小して印刷しうる印刷システムに関し、特に、印刷のサイズを予め指定できる印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコンやスキャナを用いて作成した原稿画像をプリンタを介して出力する印刷システムや、紙等に作成された原稿画像を、固定式読取手段または自動原稿送り装置による移動式読取手段により読み取った後でプリントする複写機等からなる印刷システムは広く普及しているが、従来、サイズの異なる原稿が混在したものを自動的に繰り出して所定のサイズの記録紙に最適倍率でプリントする印刷システムは無かった。
【0003】
然るに、原稿自動給紙装置を用いて、複数のサイズの異なる原稿を自動的に給送する複写機において、原稿自動給紙装置内に原稿サイズを検出する原稿サイズ検出部を設け、検出した原稿サイズに応じて光学系の変倍率を変えて、一定サイズの記録紙に原稿画像をプリントする複写機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、原稿によってはそのままのサイズでプリントしたい場合や、拡大または縮小してプリントしたい場合があり、ユーザにより様々な要望が出ることもある。また、原稿サイズに応じて光学系の変倍率を変える方式では、1ページ当たりのプリント時間が長くなるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−102587号公報(第3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ユーザから出される様々な要望を満足させるため、複数のサイズの異なる原稿をプリントする印刷システムにおいて、操作手段に原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段を備えた構成とすることにより、印刷のサイズを予め指定できる構成を有する印刷システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記の構成によって達成することができる。
【0008】
(1) 原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、
原稿画像を印刷する印刷手段と、
該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、
複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、
該操作手段には、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段が備えられていることを特徴とする印刷システム。
【0009】
(2) 前記拡大・縮小手段は、拡大または縮小される原稿画像の拡大または縮小の割合を任意に変更し設定することができるように構成されていることを特徴とする(1)に記載の印刷システム。
【0010】
(3) 原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、
原稿画像を印刷する印刷手段と、
該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、
複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、
該操作手段には、記録紙系列優先モードを選択しうるモード選択手段が備えられ、該記録紙系列優先モードが選択されたとき、自動的に、原稿画像が原稿サイズに応じて前記拡大・縮小手段により拡大または縮小され、前記印刷手段により印刷される記録紙のサイズが同系列サイズとなるように構成されていることを特徴とする印刷システム。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態である印刷システムの概略構成図であり、図2は本発明に係る印刷システムの構成を説明するためのブロック図である。図3は、本発明に係る印刷システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【0012】
図1に示すように、印刷システム1はパソコン10と画像形成手段であるプリンタ20とで構成されている。
【0013】
パソコン10は、画像処理手段である画像処理部11、画像表示手段である画像表示部12、操作手段である操作部13、記憶手段である記憶部14、及び制御手段である制御部15を備えている。プリンタ20としては、例えば、ワイヤドットプリンタ、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等が用いられ、記録紙収納手段である給紙カセット21、22等を備えている。
【0014】
画像処理部11は、例えば、パソコン10に内蔵したプリンタドライバであり、デジタル化された画像データの処理及び保存を行うユニットで、原稿画像を拡大または縮小しうる拡大・縮小手段を有している。画像表示部12は等倍の原稿画像、または拡大、縮小した原稿画像を表示することができるユニット(ディスプレイ)である。操作部13は、原稿画像の呼び出しやプリント出力等の指示を入力するタッチパネルやテンキー(不図示)等で構成されたユニットで、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段であるモード選択ボタン(不図示)を有している。更に、操作部13には、原稿画像をページ毎に拡大または縮小してプリントする際に、拡大または縮小の比率を任意に設定変更できる設定変更手段(不図示)が備えられている。該設定変更手段は、操作部13に配設したボタンでも良く前記タッチパネル内に配設しても良い。記憶部14は予め入力された各種プログラム等を記憶する機能を有するユニットで、制御部15は印刷システム1の各部の動作を制御する機能を有するユニットである。
【0015】
次に、図2及び図3を用いて、印刷システムの動作について説明する。
ユーザはパソコン10の操作部13から所望の原稿画像を呼び出し(S1)、操作部13に設けてあるモード選択ボタンより、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択する(S2)。
【0016】
原稿サイズ優先モードが選択されると、制御部15からの指令により、記憶部14に保存された原稿サイズ優先プログラムが呼び出され、該プログラムの手順に従い、図示しない原稿サイズ検知センサにより原稿サイズが検出される(S3)。以下、該プログラムの手順に従い、S11まで動作が行われる。制御部15からの指令により、検出した原稿サイズに対して、プリンタ20の給紙カセット21または22にそれぞれに配設された図示しない記録紙サイズ検知センサにより検出された記録紙サイズが同一サイズとなる側の給紙カセットが選択され、該給紙カセットに備えられた送り出しローラ(不図示)の回転により記録紙が送り出され(S4)、次ステップS11へと進む。
【0017】
記録紙サイズ優先モードが選択されると、ユーザは操作部13に設けてある記録紙サイズ選択ボタン(不図示)により所望の記録紙サイズを選択する(S5)。次に、制御部15からの指令により、記憶部14に保存された記録紙サイズ優先プログラムが呼び出され、該プログラムの手順に従い、原稿サイズ検知センサにより原稿サイズが検出され、選択された記録紙サイズと同一サイズかどうかが比較され(S6)、原稿サイズと記録紙サイズとが同一のときは、S10へ進む。以下、該プログラムの手順に従い、S11まで動作が行われる。原稿サイズと記録紙サイズとが異なるときは、S7へ進み、記録紙サイズと比較して原稿サイズが大きいか、小さいかが判定される(S7)。原稿サイズが大きい場合にはS8に進み、制御部15からの指令により画像処理部11が動作され、原稿サイズが記録紙サイズと同一サイズになるよう縮小され(S8)、原稿サイズが小さい場合にはS9に進み、制御部15からの指令により画像処理部11が動作され、原稿サイズが記録紙サイズと同一サイズになるよう拡大される(S9)。所望のサイズの記録紙を収納した給紙カセット(例えば、給紙カセット21)に備えられた送り出しローラ(不図示)の回転により記録紙が送り出される(S10)。
【0018】
プリンタ20の画像形成部(不図示)が動作されてプリントが行われる(S11)。
【0019】
図4は、本発明に係る原稿サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。例えば、原稿サイズが1枚目から順に、A4、A4、A3、A4、と続く場合、記録紙サイズは原稿サイズと同様に1枚目から順に、A4、A4、A3、A4、となる。例えば、図1に示す一方の給紙カセット21にA4サイズの記録紙を、もう一方の給紙カセット22にA3サイズの記録紙を収納している場合には、1枚目、2枚目及び4枚目は給紙カセット21からA4サイズの記録紙を送り出し、3枚目は給紙カセット22からA3サイズの記録紙を送り出すということになる。
【0020】
図5は、本発明に係る記録紙サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。例えば、記録紙サイズとしてA4サイズが選択され、原稿サイズが1枚目から順に、A4、A4、A3、B5、と続いた場合、記録紙サイズは全てA4となるため、1、2枚目のプリントは等倍で出力されるが、3枚目はA3からA4への縮小プリント、4枚目はB5からA4への拡大プリントとなる。記録紙は、図1に示す一方の給紙カセット21にA4サイズ、もう一方の給紙カセット22に他のサイズの記録紙が収納されている場合、全て給紙カセット21から送り出されることになる。
【0021】
本実施の形態では3枚目のA3サイズの原稿をA4に縮小プリントし、4枚目のB5サイズの原稿をA4に拡大プリントして出力しているが、どの原稿サイズに対してどの倍率で拡大または縮小するかは、予めプログラムに入力して決めておくことも可能であり、前記設定変更手段により、プリント直前に所望の拡大倍率または縮小倍率を選定しておくことも可能である。
【0022】
図6は、本発明に係る第2の実施の形態としての記録紙系列を重視した構成における原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【0023】
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、パソコン10の操作部13のモード選択手段であるモード選択ボタンに記録紙系列優先モードが追加されていることである。その他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同一であるので、説明は省略する。例えば、該モード選択ボタンにより記録紙系列優先モードが選択され、記録紙サイズの系列としてA系列を指定した場合において、原稿サイズが1枚目から順に、A4、A4、B4、B5、と続いたときには、1、2枚目のプリントは等倍プリントでA4サイズの記録紙が送り出されるが、3枚目はB4からA3への拡大プリントでA3サイズの記録紙、4枚目はB5からA4への拡大プリントでA4サイズの記録紙が送り出される。
【0024】
本実施の形態では3枚目のB4サイズの原稿をA3に、4枚目のB5サイズの原稿をA4に拡大プリントして出力しているが、原稿サイズに対してA系列のどの記録紙サイズを選択するかは、予めプログラムに入力して決めておく構成とすることも可能であり、前記設定変更手段により、プリント直前に所望の拡大または縮小サイズに設定変更することも可能である。また、後工程でステープルやパンチが選択されているときには、自動的に記録紙系列優先モードが選択される構成としても良い。
【0025】
記録紙系列を揃えることにより、後処理のステープル、パンチ、及び紙折り作業のミスが少なくなり、ファイリングしやすくなるという利点がある。
【0026】
なお、本実施例では、原稿画像がパソコンの画像処理部に入力されている方式としているが、紙等の原稿をスキャナで読み込む方式でも本発明が適用できる。
【0027】
【発明の効果】
複数のサイズの異なる原稿をプリントする印刷システムにおいて、操作手段に原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段を備えた構成とすることにより、印刷のサイズを予め指定できる構成を有する印刷システムを提供することができる。また、記録紙系列を揃えることにより、後処理がやりやすくなる。更に、原稿サイズに対してどの記録紙サイズを選択するかを、予めプログラムに入力して決めておく構成とすることにより、ページ毎に原稿サイズと記録紙サイズとを比較して拡大、縮小する必要が無くなり、1ページ当たりのプリント時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である印刷システムの概略構成図である。
【図2】本発明に係る印刷システムの構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明に係る印刷システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明に係る原稿サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【図5】本発明に係る記録紙サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【図6】本発明に係る第2の実施の形態としての記録紙系列を重視した構成における原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 印刷システム
10 パソコン
11 画像処理部(画像処理手段)
12 画像表示部(画像表示手段)
13 操作部(操作手段)
14 記憶部(記憶手段)
15 制御部(制御手段)
20 プリンタ
21,22 給紙カセット(記録紙収納手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿画像を拡大または縮小して印刷しうる印刷システムに関し、特に、印刷のサイズを予め指定できる印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコンやスキャナを用いて作成した原稿画像をプリンタを介して出力する印刷システムや、紙等に作成された原稿画像を、固定式読取手段または自動原稿送り装置による移動式読取手段により読み取った後でプリントする複写機等からなる印刷システムは広く普及しているが、従来、サイズの異なる原稿が混在したものを自動的に繰り出して所定のサイズの記録紙に最適倍率でプリントする印刷システムは無かった。
【0003】
然るに、原稿自動給紙装置を用いて、複数のサイズの異なる原稿を自動的に給送する複写機において、原稿自動給紙装置内に原稿サイズを検出する原稿サイズ検出部を設け、検出した原稿サイズに応じて光学系の変倍率を変えて、一定サイズの記録紙に原稿画像をプリントする複写機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、原稿によってはそのままのサイズでプリントしたい場合や、拡大または縮小してプリントしたい場合があり、ユーザにより様々な要望が出ることもある。また、原稿サイズに応じて光学系の変倍率を変える方式では、1ページ当たりのプリント時間が長くなるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−102587号公報(第3頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ユーザから出される様々な要望を満足させるため、複数のサイズの異なる原稿をプリントする印刷システムにおいて、操作手段に原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段を備えた構成とすることにより、印刷のサイズを予め指定できる構成を有する印刷システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記の構成によって達成することができる。
【0008】
(1) 原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、
原稿画像を印刷する印刷手段と、
該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、
複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、
該操作手段には、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段が備えられていることを特徴とする印刷システム。
【0009】
(2) 前記拡大・縮小手段は、拡大または縮小される原稿画像の拡大または縮小の割合を任意に変更し設定することができるように構成されていることを特徴とする(1)に記載の印刷システム。
【0010】
(3) 原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、
原稿画像を印刷する印刷手段と、
該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、
複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、
該操作手段には、記録紙系列優先モードを選択しうるモード選択手段が備えられ、該記録紙系列優先モードが選択されたとき、自動的に、原稿画像が原稿サイズに応じて前記拡大・縮小手段により拡大または縮小され、前記印刷手段により印刷される記録紙のサイズが同系列サイズとなるように構成されていることを特徴とする印刷システム。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態である印刷システムの概略構成図であり、図2は本発明に係る印刷システムの構成を説明するためのブロック図である。図3は、本発明に係る印刷システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【0012】
図1に示すように、印刷システム1はパソコン10と画像形成手段であるプリンタ20とで構成されている。
【0013】
パソコン10は、画像処理手段である画像処理部11、画像表示手段である画像表示部12、操作手段である操作部13、記憶手段である記憶部14、及び制御手段である制御部15を備えている。プリンタ20としては、例えば、ワイヤドットプリンタ、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等が用いられ、記録紙収納手段である給紙カセット21、22等を備えている。
【0014】
画像処理部11は、例えば、パソコン10に内蔵したプリンタドライバであり、デジタル化された画像データの処理及び保存を行うユニットで、原稿画像を拡大または縮小しうる拡大・縮小手段を有している。画像表示部12は等倍の原稿画像、または拡大、縮小した原稿画像を表示することができるユニット(ディスプレイ)である。操作部13は、原稿画像の呼び出しやプリント出力等の指示を入力するタッチパネルやテンキー(不図示)等で構成されたユニットで、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段であるモード選択ボタン(不図示)を有している。更に、操作部13には、原稿画像をページ毎に拡大または縮小してプリントする際に、拡大または縮小の比率を任意に設定変更できる設定変更手段(不図示)が備えられている。該設定変更手段は、操作部13に配設したボタンでも良く前記タッチパネル内に配設しても良い。記憶部14は予め入力された各種プログラム等を記憶する機能を有するユニットで、制御部15は印刷システム1の各部の動作を制御する機能を有するユニットである。
【0015】
次に、図2及び図3を用いて、印刷システムの動作について説明する。
ユーザはパソコン10の操作部13から所望の原稿画像を呼び出し(S1)、操作部13に設けてあるモード選択ボタンより、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択する(S2)。
【0016】
原稿サイズ優先モードが選択されると、制御部15からの指令により、記憶部14に保存された原稿サイズ優先プログラムが呼び出され、該プログラムの手順に従い、図示しない原稿サイズ検知センサにより原稿サイズが検出される(S3)。以下、該プログラムの手順に従い、S11まで動作が行われる。制御部15からの指令により、検出した原稿サイズに対して、プリンタ20の給紙カセット21または22にそれぞれに配設された図示しない記録紙サイズ検知センサにより検出された記録紙サイズが同一サイズとなる側の給紙カセットが選択され、該給紙カセットに備えられた送り出しローラ(不図示)の回転により記録紙が送り出され(S4)、次ステップS11へと進む。
【0017】
記録紙サイズ優先モードが選択されると、ユーザは操作部13に設けてある記録紙サイズ選択ボタン(不図示)により所望の記録紙サイズを選択する(S5)。次に、制御部15からの指令により、記憶部14に保存された記録紙サイズ優先プログラムが呼び出され、該プログラムの手順に従い、原稿サイズ検知センサにより原稿サイズが検出され、選択された記録紙サイズと同一サイズかどうかが比較され(S6)、原稿サイズと記録紙サイズとが同一のときは、S10へ進む。以下、該プログラムの手順に従い、S11まで動作が行われる。原稿サイズと記録紙サイズとが異なるときは、S7へ進み、記録紙サイズと比較して原稿サイズが大きいか、小さいかが判定される(S7)。原稿サイズが大きい場合にはS8に進み、制御部15からの指令により画像処理部11が動作され、原稿サイズが記録紙サイズと同一サイズになるよう縮小され(S8)、原稿サイズが小さい場合にはS9に進み、制御部15からの指令により画像処理部11が動作され、原稿サイズが記録紙サイズと同一サイズになるよう拡大される(S9)。所望のサイズの記録紙を収納した給紙カセット(例えば、給紙カセット21)に備えられた送り出しローラ(不図示)の回転により記録紙が送り出される(S10)。
【0018】
プリンタ20の画像形成部(不図示)が動作されてプリントが行われる(S11)。
【0019】
図4は、本発明に係る原稿サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。例えば、原稿サイズが1枚目から順に、A4、A4、A3、A4、と続く場合、記録紙サイズは原稿サイズと同様に1枚目から順に、A4、A4、A3、A4、となる。例えば、図1に示す一方の給紙カセット21にA4サイズの記録紙を、もう一方の給紙カセット22にA3サイズの記録紙を収納している場合には、1枚目、2枚目及び4枚目は給紙カセット21からA4サイズの記録紙を送り出し、3枚目は給紙カセット22からA3サイズの記録紙を送り出すということになる。
【0020】
図5は、本発明に係る記録紙サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。例えば、記録紙サイズとしてA4サイズが選択され、原稿サイズが1枚目から順に、A4、A4、A3、B5、と続いた場合、記録紙サイズは全てA4となるため、1、2枚目のプリントは等倍で出力されるが、3枚目はA3からA4への縮小プリント、4枚目はB5からA4への拡大プリントとなる。記録紙は、図1に示す一方の給紙カセット21にA4サイズ、もう一方の給紙カセット22に他のサイズの記録紙が収納されている場合、全て給紙カセット21から送り出されることになる。
【0021】
本実施の形態では3枚目のA3サイズの原稿をA4に縮小プリントし、4枚目のB5サイズの原稿をA4に拡大プリントして出力しているが、どの原稿サイズに対してどの倍率で拡大または縮小するかは、予めプログラムに入力して決めておくことも可能であり、前記設定変更手段により、プリント直前に所望の拡大倍率または縮小倍率を選定しておくことも可能である。
【0022】
図6は、本発明に係る第2の実施の形態としての記録紙系列を重視した構成における原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【0023】
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、パソコン10の操作部13のモード選択手段であるモード選択ボタンに記録紙系列優先モードが追加されていることである。その他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同一であるので、説明は省略する。例えば、該モード選択ボタンにより記録紙系列優先モードが選択され、記録紙サイズの系列としてA系列を指定した場合において、原稿サイズが1枚目から順に、A4、A4、B4、B5、と続いたときには、1、2枚目のプリントは等倍プリントでA4サイズの記録紙が送り出されるが、3枚目はB4からA3への拡大プリントでA3サイズの記録紙、4枚目はB5からA4への拡大プリントでA4サイズの記録紙が送り出される。
【0024】
本実施の形態では3枚目のB4サイズの原稿をA3に、4枚目のB5サイズの原稿をA4に拡大プリントして出力しているが、原稿サイズに対してA系列のどの記録紙サイズを選択するかは、予めプログラムに入力して決めておく構成とすることも可能であり、前記設定変更手段により、プリント直前に所望の拡大または縮小サイズに設定変更することも可能である。また、後工程でステープルやパンチが選択されているときには、自動的に記録紙系列優先モードが選択される構成としても良い。
【0025】
記録紙系列を揃えることにより、後処理のステープル、パンチ、及び紙折り作業のミスが少なくなり、ファイリングしやすくなるという利点がある。
【0026】
なお、本実施例では、原稿画像がパソコンの画像処理部に入力されている方式としているが、紙等の原稿をスキャナで読み込む方式でも本発明が適用できる。
【0027】
【発明の効果】
複数のサイズの異なる原稿をプリントする印刷システムにおいて、操作手段に原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段を備えた構成とすることにより、印刷のサイズを予め指定できる構成を有する印刷システムを提供することができる。また、記録紙系列を揃えることにより、後処理がやりやすくなる。更に、原稿サイズに対してどの記録紙サイズを選択するかを、予めプログラムに入力して決めておく構成とすることにより、ページ毎に原稿サイズと記録紙サイズとを比較して拡大、縮小する必要が無くなり、1ページ当たりのプリント時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である印刷システムの概略構成図である。
【図2】本発明に係る印刷システムの構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明に係る印刷システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明に係る原稿サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【図5】本発明に係る記録紙サイズ優先モードが選択された場合の原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【図6】本発明に係る第2の実施の形態としての記録紙系列を重視した構成における原稿サイズと記録紙サイズとの関係を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 印刷システム
10 パソコン
11 画像処理部(画像処理手段)
12 画像表示部(画像表示手段)
13 操作部(操作手段)
14 記憶部(記憶手段)
15 制御部(制御手段)
20 プリンタ
21,22 給紙カセット(記録紙収納手段)
Claims (3)
- 原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、
原稿画像を印刷する印刷手段と、
該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、
複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、
該操作手段には、原稿サイズ優先モードまたは記録紙サイズ優先モードのいずれかを選択しうるモード選択手段が備えられていることを特徴とする印刷システム。 - 前記拡大・縮小手段は、拡大または縮小される原稿画像の拡大または縮小の割合を任意に変更し設定することができるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 原稿画像を拡大または縮小する拡大・縮小手段と、
原稿画像を印刷する印刷手段と、
該拡大・縮小手段及び該印刷手段に動作の開始を指示する操作手段と、
複数サイズの記録紙を収納しうる一つまたは複数の記録紙収納手段と、を有する印刷システムにおいて、
該操作手段には、記録紙系列優先モードを選択しうるモード選択手段が備えられ、該記録紙系列優先モードが選択されたとき、自動的に、原稿画像が原稿サイズに応じて前記拡大・縮小手段により拡大または縮小され、前記印刷手段により印刷される記録紙のサイズが同系列サイズとなるように構成されていることを特徴とする印刷システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003121427A JP2004326512A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003121427A JP2004326512A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 印刷システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004326512A true JP2004326512A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33500002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003121427A Pending JP2004326512A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 印刷システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004326512A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021168150A (ja) * | 2016-11-28 | 2021-10-21 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003121427A patent/JP2004326512A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021168150A (ja) * | 2016-11-28 | 2021-10-21 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム |
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