JP2004326503A - レンタル物品配給予定作成システム - Google Patents

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JP2004326503A
JP2004326503A JP2003121234A JP2003121234A JP2004326503A JP 2004326503 A JP2004326503 A JP 2004326503A JP 2003121234 A JP2003121234 A JP 2003121234A JP 2003121234 A JP2003121234 A JP 2003121234A JP 2004326503 A JP2004326503 A JP 2004326503A
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宏朗 北谷
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Abstract

【課題】利用者が店舗まで足を運ぶ労力と時間を削減し、在庫スペースを削減し、個別の配送料金も発生させないレンタル物品配給予定作成システム及びそのプログラムを提案し、低価格で利便性に富むレンタル業の提供を実現する。
【解決手段】レンタル物品配給予定作成システムとして、レンタル物品の貸出及び返却を行うレンタル物品貸出返却装置をそれぞれ設置した複数の配給先に対して、どのレンタル物品が配給されているかを示す情報を取得する取得手段と、上記各配給先にレンタル物品を入れ替えに配給要員が訪問する順序である訪問順情報を格納する記憶手段と、上記訪問の際に配給先で回収する予定のレンタル物品を、当該配給先より上記訪問順が後である配給先に配給可能なレンタル物品として設定し、各配給先への配給予定を作成許容する制御手段とを備えた。
【選択図】 図18

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばビデオテープやDVD等のレンタル物品を複数の施設に配給し、定期的若しくは不定期に上記レンタル物品を入れ替える際の配給予定を作成するようなレンタル物品配給予定作成システム、及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンタルに関するシステムとしては、貸出予約を受け付け、その対象商品(レンタル物品)が返却されたときに貸し出し可能メールを送信する貸出管理システム(特許文献1参照)が提案されている。
該貸出管理システムを利用することにより、利用者は希望する商品が店舗に確実にある状態で借りに行くことができる。
【0003】
また、複数のレンタル商品を集中管理し、利用者の指定する店舗に利用者の望む希望商品がない場合に、他の全商品からレンタル可能な前記希望商品を検索するレンタル商品管理システム(特許文献2参照)も提案されている。
該レンタル商品管理システムを利用することにより、利用者が利用する店舗にない商品を他の店舗にないか検索することができる。
【0004】
また、レンタルの申し込み、配送や返却、在庫状況の確認、返却方法や期間などに応じた課金等を行うレンタル品の配送・返却・課金情報管理システムも提案されている。
該レンタル品の配送・返却・課金情報管理システムを利用することにより、利用者は商品を借りに店舗まで足を運ばずとも、配送された商品を自宅で受け取ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−93043号公報
【特許文献2】
特開2001−325661号公報
【特許文献2】
特開2002−133319号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のようなシステムでは、利用者が店舗に商品を借りに行く必要があるという問題や、送料によりレンタル料金が高くなるという問題があった。
また、利用者の多種多様な好みに対応するため、膨大な量の商品を常備する必要が生じ、店舗で貸し出す場合には広大な陳列スペースが、配送する場合には広大な在庫格納スペースが必要であった。
【0007】
この発明は、上述の問題に鑑み、利用者が店舗まで足を運ぶ労力と時間を削減し、在庫スペースを削減し、個別の配送料金も発生させないレンタル物品配給予定作成システム及びそのプログラムを提案し、低価格で利便性に富むレンタル業の提供を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、レンタル物品の貸出及び返却を行うレンタル物品貸出返却装置をそれぞれ設置した複数の配給先に対して、どのレンタル物品が配給されているかを示す配給状態情報を取得する取得手段と、上記各配給先にレンタル物品を入れ替えに配給要員が訪問する順序である訪問順情報を格納する記憶手段と、上記訪問の際に配給先で回収する予定のレンタル物品を、当該配給先より上記訪問順が後である配給先に配給可能なレンタル物品として設定し、各配給先への配給予定を作成許容する制御手段とを備えたレンタル物品配給予定作成システムであることを特徴とする。
【0009】
前記レンタル物品貸出返却装置は、レンタル物品を収納する収納部を備えた貸出返却装置で構成することを含む。該レンタル物品貸出返却装置には、レンタル物品の収納部からの取出し可否を制御するロック手段、及び、暗証番号等の個人特定情報を入力させる入力手段を備えることができる。また該レンタル物品貸出返却装置には、硬貨や紙幣等の貨幣(価値媒体)の投入を受け付ける貨幣処理装置、キャッシュカードやデビッドカード等のICカード若しくは磁気カードといった価値カード(価値媒体)の投入を受け付けるカードリーダ、又はこれらの両方を備えることができる。
【0010】
前記配給先は、企業、病院、マンション等、特定多数の者が常時立ち寄る施設で構成することを含む。
前記配給状態情報は、配給先とレンタル物品を紐付けしたデータで構成することを含む。
【0011】
前記レンタル物品は、ビデオテープやDVD等の映像コンテンツを記録した映像コンテンツ記録媒体、又は、カセットテープやCDや音楽DVD等の音楽コンテンツを記録した音楽コンテンツ記録媒体等、レンタルに適した物品で構成することを含む。
【0012】
前記取得手段は、記憶装置に格納したデータを読み出す制御装置、外部の記録媒体(不揮発性メモリやフレキシブルディスク等)からデータを読取る読取装置、又は前記レンタル物品貸出返却装置からデータを受信する通信装置で構成することを含む。
【0013】
前記訪問順情報は、前記配給要員がレンタル物品の配給に訪問する順位である数字と、配給先若しくはレンタル物品貸出返却装置とを紐付けしたデータ等、訪問順が把握可能な情報で構成することを含む。
【0014】
前記記憶手段は、ハードディスクや不揮発性メモリ等、情報を記憶可能な装置で構成することを含む。
前記配給予定は、配給先と該配給先に配給する予定のレンタル物品を示す情報で構成することを含む。
前記制御手段は、CPU若しくはMPU等、制御処理を実行可能なプロセッサで構成することを含む。
【0015】
前記構成により、複数の配給先に順番に訪問してレンタル物品を配給する際に、すでに訪問してレンタル物品の配給を行うと共に入替により回収したレンタル物品を、次もしくはその後に訪問する配給先で配給するレンタル物品に組み込んだ配給予定を得ることができる。
【0016】
これにより、各配給先に配給している以外に保有するレンタル物品の在庫を極力減少させ、レンタル物品を各配給先に転々と流通させていくことができる。
【0017】
さらに、このようにレンタル物品を転々と流通させることで、全配給先に配給する分量(配給先数×各配給先に配給するレンタル物品数)のレンタル物品を保持したまま配給先に訪問する必要がなくなり、レンタル物品を配給する際の配送中保持量を減少させることができる。
【0018】
この発明の態様として、前記記憶手段に、各配給先へのレンタル物品の配給記録を配給記録情報として格納し、前記制御手段に、上記配給記録情報に基づいて過去に配給済みのレンタル物品を当該配給先への配給予定から除外可能にする重複配給防止処理を備えることができる。
【0019】
前記配給記録情報は、配給先又はレンタル物品貸出返却装置、及びレンタル物品等、どの配給先にどのレンタル物品を配給したことがあるかを確認可能な情報で構成することを含む。
【0020】
前記構成により、例えば様々なレンタル物品を保有しているにもかかわらず、ある配給先に同じレンタル物品を何度も重複して配給してしまい、種類を豊富に取り揃えたレンタル物品が適切に循環しないといった事態を防止することができる。
【0021】
これにより、デリバリによって入れ替えたレンタル物品を見る楽しみを利用者に与えることができ、また早く借りないと入れ替わることで、レンタル意欲を増加させることができる。
【0022】
またこの発明の態様として、配給するレンタル物品の希望予約を受け付ける予約受付手段と、該予約されたレンタル物品を前記配給予定に組み込む予約実行手段とを備えることができる。
【0023】
前記予約受付手段は、係員がデータ入力する入力手段、インターネット等の公衆回線を介して予約データを受信する受信手段、又はフレキシブルディスクや不揮発性メモリ等の記録媒体から予約データを読取る記録媒体読取手段等、予約を受け付ける装置で構成することを含む。
前記予約実行手段は、上記予約を配給予定に組み込む処理を実行する制御手段で構成することを含む。
【0024】
前記構成により、利用者の予約を受け入れ、利用者の満足度を向上させるとともに、利用者が借りたいレンタル商品を配給して確実に収益を上げることが可能となる。
【0025】
またこの発明の態様として、前記配給先に関する配給先情報として、配給先のそれぞれで人気のあるレンタル物品の属性を前記記憶手段に格納し、前記制御手段を、上記属性に基づいて前記配給予定を作成可能に設定することができる。
【0026】
前記属性は、例えばレンタル物品が映像コンテンツに関するものであれば、洋画アクションや邦画ドラマやアニメといった映像ジャンル、製作された年を示す制作年代、監督を示す製作者、又は出演俳優を示す出演者を設定する等、レンタル物品を利用者の好みによって分類可能な区分で構成することを含む。
前記構成により、配給先の利用者の好みに応じて配給するレンタル物品を選択し、貸出率を向上して収益増強を図ることができる。
【0027】
またこの発明は、複数の配給先に対してどのレンタル物品が配給されているかを示す配給状態情報を取得する取得手段と、上記各配給先にレンタル物品を入れ替えに配給要員が訪問する順序である訪問順情報を格納する記憶手段と、上記訪問の際に配給先で回収する予定のレンタル物品を、当該配給先より上記訪問順が後である配給先に配給可能なレンタル物品として設定し、各配給先への配給予定を作成許容する制御手段とを備えたレンタル物品配給予定作成装置とすることができる。
【0028】
該レンタル物品配給予定作成装置は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、又は携帯情報端末等のコンピュータで構成することを含む。
前記構成により、レンタル物品の配給予定を作成することが可能となる。
【0029】
またこの発明は、複数の配給先のそれぞれに対してどのレンタル物品が配給されているかを示す配給状態情報を取得手段で取得する取得処理と、上記各配給先にレンタル物品を入れ替えに配給要員が訪問する順序である訪問順情報を記憶手段から読取る読取処理と、訪問の際に配給先で回収する予定のレンタル物品を、当該配給先より上記訪問順が後である配給先に配給可能なレンタル物品として設定し、各配給先への配給予定を作成許容する配給予定作成処理とを実行可能に構成したレンタル物品配給予定作成プログラムとすることができる。
【0030】
これにより、該レンタル物品配給予定作成プログラムをコンピュータ等にインストールして、配給予定を作成することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
この発明により、配給先に配給しているレンタル物品以外で保有するレンタル物品の在庫を最小限に抑制した上で、豊富な種類のレンタル物品を少量の搬送で各配給先に循環させることができ、利用者の満足度の向上を図ることができる。
【0032】
また、レンタル物品の配給時の入替を行いそれまで貸出可能にしていたレンタル物品を回収することにより、興味のあるレンタル商品を発見した利用者のレンタル意欲を増加させることができる。すなわち、また今度とすると回収されてなくなっている可能性があるため、その場で借りようとする意識を高めることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず図1に示すシステム構成図と共に、レンタル商品のデリバリシステム1の全体構成について説明する。
【0034】
該デリバリシステム1は、デリバリ本部に備える管理サーバ2と、複数の自動レンタル機4とをインターネット(電気通信回線)5で接続して構成する。
【0035】
上記管理サーバ2は、CD−ROM3よりデリバリ管理プログラムをインストール済みであり、またデリバリ管理データベースを内部のハードディスク内に格納している。
【0036】
なお、上記デリバリ管理プログラムは、デリバリ計画作成プログラム、デリバリ記録蓄積プログラム、デリバリ傾向分析プログラム、商品管理プログラム、得意先管理プログラム、及びメンテナンスプログラムの各プログラムを統合したプログラムである。
【0037】
上記自動レンタル機4は、企業(A社、B社)や病院(C病院)等の施設(得意先)にそれぞれ備えており、その施設を常時利用する特定多数の者に対してビデオテープやDVD等のレンタル商品の貸出/返却を許容する。
【0038】
以上の構成により、自動レンタル機4にセットしたレンタル商品や貸出記録等に関するデータは、作業員の操作により、インターネット5を介して管理サーバ2に送信することができる。
【0039】
各施設に設置した自動レンタル機4には、それぞれビデオテープやDVD等のレンタル商品を各20本ずつ格納しており、利用者の操作に基づいて自動貸出/自動返却を実行する。管理サーバ2を設置するサービス提供本部では、わずかなレンタル商品の在庫、例えば最大必須本数となる20本程度、又は不足見込み本数である10本程度、若しくは破損予備を含めた準備数である30本程度を管理する。
【0040】
なお、得意先として図示しているA社、B社、C病院は、同じエリアに属し、図示省略している得意先を含めて、複数のエリアに分割して得意先を管理している。各エリアで1人のデリバリ要員を配置し、該デリバリ要員が自己の担当するエリア内の得意先に対して、レンタル商品を入れ替えて巡回するように運用する。
【0041】
次に、図2に示すブロック図と共に、管理サーバ2の回路構成について説明する。
管理サーバ2は、CPU,ROM,RAMで構成した制御装置21に対して、入力装置としてのマウス22及びキーボード23、表示装置であるCRTモニタ24、記録媒体読込装置であるCD−ROMドライブ25、記録媒体読書装置であるFDドライブ26、LANボード等で構成する通信装置27、記録装置であるハードディスク28を接続して構成する。
【0042】
前記制御装置21は、ハードディスク28に格納したプログラムに基づいて各種制御処理を実行する。
前記マウス22は、ポインティングデバイスであり、座標入力とクリック信号の送信を実行する。
前記キーボード23は、アルファベットや数字等のキー信号を送信する。
【0043】
前記CRTモニタ24は、制御信号21の制御に従って文字や絵等をカラー表示する。
前記CD−ROMドライブ25は、制御信号21の制御に従ってCD−ROMに格納されたプログラムやファイル等のデータを読込む。
【0044】
前記FDドライブ26は、制御信号21の制御に従ってフレキシブルディスク(FD)に対してデータの読書きを実行する。
前記通信装置27は、インターネット5(図1)を介して自動レンタル機4とデータの送受信を行う。
【0045】
前記ハードディスク28には、デリバリ予定を作成するデリバリ計画作成プログラム等で構成するデリバリ管理プログラムを格納すると共に、前記デリバリ管理データベースを格納している。
該デリバリ管理データベースには、図3、図4の説明図に示すようにファイルとして、在庫ファイル101、デリバリ記録蓄積ファイル102、予約伝票ファイル103、予約明細ファイル104、デリバリ予定伝票ファイル105、デリバリ予定明細ファイル106、仕入伝票ファイル107、及び仕入明細ファイル108を格納する。
【0046】
また、該デリバリ管理データベースには、図5〜図8の説明図に示すようにテーブルデータとして、機種マスタ109、レンタル機管理マスタ110、商品マスタ111、メディアマスタ112、ジャンルマスタ113、得意先マスタ114、エリアマスタ115、セールスマスタ116、仕入先マスタ117、担当者マスタ118、管理マスタ119、消費税率マスタ120、及びランクマスタ121を格納する。
【0047】
このデータ構造により、図9のデータ構造説明図に示すように、在庫ファイル101を基点として各施設に配給しているレンタル商品を把握することができる。
詳述すると、在庫ファイル101には、サービス提供本部で管理するレンタル商品、及び各得意先に配給している全レンタル商品を格納している。
【0048】
在庫ファイル101の商品コードから商品マスタ111にアクセスすることで、商品名称等を取得することができる。さらにメディアコードからメディアマスタ112に、ジャンルコードからジャンルマスタ113にそれぞれアクセスして、メディア名称及びジャンル名称を取得することができる。
【0049】
なお、商品名称にはレンタル商品のタイトルを格納し、メディア名称には「ビデオテープ」又は「DVD」の文字を格納し、ジャンル名称には洋画アクション、洋画SF、邦画アクション、アニメ、キッズアニメ等のジャンルを文字で格納する。
【0050】
また、在庫ファイル101のレンタル機管理コードからレンタル機管理マスタ110に、得意先コードから得意先マスタ114にアクセスすることができる。
このようにして、どのレンタル商品がどの得意先のどの自動レンタル機4に格納されているか把握することができる。
【0051】
また図10のデータ構造説明図に示すように、デリバリ記録蓄積ファイル102に基づいて、どの得意先にどのレンタル商品を配給したか、その配給時にそのレンタル商品を何回貸し出したかを把握することができる。
【0052】
詳述すると、得意先コードから得意先マスタ114にアクセスし、得意先名称を取得することができる。これと共に、商品コードから商品マスタ111にアクセスして商品名称を取得することができる。
【0053】
これにより、一のレコードに注目すれば、商品コードに示されるレンタル商品を、得意先コードに示される得意先に配給日から回収日まで配置しておき、その間に貸出回数に示される回数だけ貸し出しを行ったことが把握できる。
【0054】
以上に示した構成により、管理サーバ2は全得意先に対して現在どのレンタル商品を配布している状態か、過去にどの得意先にどのレンタル商品を配布したかといった情報を集中管理している。
【0055】
次に、図11に示す正面図及び図12に示すブロック図と共に、自動レンタル機4の構成について説明する。
自動レンタル機4には、正面開放の収納空間を上下に2つ配設し、該収納空間にはレンタル商品7をガイドで安定させて収納する収納部を各10個配設している。
【0056】
各収納部に収納しているレンタル商品7は、ロック部6で取り出し不能にロックしている。
【0057】
各収納空間の上方には、商品番号表示部を設け、対応する収納部のレンタル商品7の商品番号を表示している。
各収納空間の下方には、レンタル商品7に関する物品情報(タイトル、新作/旧作、及びレンタル価格)を表示する物品情報表示部を設け、対応する収納部に格納するレンタル商品7のタイトル、新作/旧作、及びレンタル価格を表示している。
【0058】
なお、該物品情報表示部は、U字型の取り付け枠に物品情報を印刷したプレート(樹脂板や金属板等)を差し込む構成としており、レンタル商品7の入れ替えに応じてプレートを変更できるようにしている。
【0059】
自動レンタル機4の正面右側には、上部に硬貨の投入を受け入れる硬貨投入口9、及び硬貨の払い戻し要求をうけつける返却レバー8を並設し、その下方に投入金額や商品番号等を表示する投入金額表示部10及び入力情報表示部11を備える。
【0060】
該投入金額表示部10及び入力情報表示部11の下方位置には、暗証番号や商品番号の数字入力、及び確認やキャンセルの入力を受け付けるボタン入力装置12を備え、その左下にデリバリ要員が硬貨の回収等の際に金庫を開けるための鍵穴13を備える。
【0061】
上記鍵穴13の下方には、釣銭の払出や投入硬貨の返却を行う硬貨排出口15を備える。
【0062】
このように外観を構成した自動レンタル機4の内部には、図6に示すように各装置を備えている。
自動レンタル機4には、制御部41に接続して、ボタン入力装置42、表示装置43、貨幣処理装置(価値媒体処理手段)44、駆動装置45、駆動検知センサ46、取得検知センサ47、返却検知センサ48、及び通信装置49を備えている。
【0063】
前記制御部41は、CPU(演算装置)、FRAM(Ferroelectric Random Access Memory、不揮発性メモリ)、及びRAM(揮発性メモリ)で構成し、上記CPUはFRAM内のプログラムに従ってRAMをワークエリアとして利用して処理を実行する。
【0064】
上記FRAM内には、曜日や休日を含めたカレンダデータ、商品番号とレンタル料金を関連付けた料金データ、利用者の暗証番号(例えば生年月日で構成し、企業が有する社員の生年月日一覧に基づいて予め入力)をまとめた認証データ、及び貸出履歴と返却履歴を蓄積する履歴データを格納している。
【0065】
また、プログラムとしては、貸出処理及び返却処理を実行するレンタルプログラム、及び、デリバリ要員(係員)によるメンテナンスを実行するメンテナンスプログラムを格納している。
【0066】
また制御部41にはタイマを備えており、年月日、曜日、時間を管理して貸出日時や返却日時を把握可能に構成している。
前記ボタン入力装置42は、利用者によってボタン入力装置12(図1)が押下されたときに、押下されたボタン入力装置12に該当する信号を制御部41に送信する。
【0067】
前記表示装置43は、投入金額表示部10(図1)及び入力情報表示部11(図2)に該当し、数字を表示可能な液晶画面で形成する。なお、「YES」や「In」等の文字も表示する。
前記貨幣処理装置44は、利用者によって硬貨投入口9(図1)から投入された硬貨の金種判別及び真偽判別を実行し、投入金額を制御部41に送信する。
【0068】
前記駆動装置45は、制御部41から受信する駆動制御信号に従ってソレノイドを駆動制御し、ロック部6を下方に後退させた非ロック状態と、ロック部6を図1に示したように上方に突出させたロック状態とに切替え動作させる。
前記駆動検知センサ46は、駆動装置45の正常駆動によってロック部6がロック開放状態となったか否かを検出する。
【0069】
前記取得検知センサ47は、利用者によってレンタル商品7が収納部から完全に取り出されたか否かを検出する。
前記返却検知センサ48は、返却時にレンタル商品7が奥まできちんと収納されたか否かを検出する。
【0070】
以上の構成により、利用者は硬貨投入口9からレンタル料金を投入し、ボタン入力装置12で商品番号及び誕生日で構成された暗証番号を入力し、収納空間内の収納部に安置されたレンタル商品7を取出して借りることができる。返却時についても、収納空間内の収納部に直接収納して返却することが可能となる。
【0071】
次に、図13に示す処理フロー図と共に、デリバリによって上述した自動レンタル機4に収納するレンタル商品7を入れ替えるためのデリバリ予定を作成するデリバリ予定作成処理について説明する。
【0072】
デリバリ本部の管理要員が管理サーバ2を操作してデリバリ管理プログラムを起動すると、該デリバリ管理プログラムに従って、制御装置21(図2)はCRTモニタ24に対して図14の画面イメージ図に示すメインメニュー61を表示する(ステップn1)。
【0073】
なお、該メインメニュー61の画面には、デリバリ計画ボタン61a、デリバリ記録ボタン61b、統計分析ボタン61c、商品管理ボタン61d、得意先管理ボタン61e、その他メンテナンスボタン61f、及び終了ボタン61gを配設している。
【0074】
上記デリバリ計画ボタン61aは、デリバリ計画作成プログラムを実行して次に説明するデリバリ計画の作成を開始するボタンである。
上記デリバリ記録ボタン61bは、デリバリ記録蓄積プログラムを実行して得意先に対するレンタル商品の配給日や回収日等を登録して蓄積する処理を開始するボタンである。
【0075】
上記統計分析ボタン61cは、デリバリ傾向分析プログラムを実行してデリバリ記録から得意先での好みの傾向等の統計分析を開始するボタンであり、分析した傾向からランク(ランクマスタ121)の編集を行うことも可能にしている。
【0076】
上記商品管理ボタン61dは、商品管理プログラムを実行してレンタル商品の発注・仕入れ等によるレンタル商品の登録・変更・削除の管理を開始するボタンである。
上記得意先管理ボタン61eは、得意先管理プログラムを実行して得意先の登録・変更・削除等の管理を開始するボタンである。
【0077】
上記その他メンテナンスボタン61fは、メンテナンスプログラムを実行してジャンルの修正やメディアの修正、エリアの追加・変更・削除、及び機種マスタ109への自動レンタル機4の登録・変更・削除等を開始するボタンである。
上記終了ボタン61gは、処理を終了するボタンである。
【0078】
このように構成したメインメニュー61の画面に対して、管理要員によって画面上のデリバリ計画ボタン61aが押下(マウスでクリック)されると、制御装置21は図15の画面イメージ図に示すデリバリ計画用設定画面62を表示し、設定入力を促す(ステップn2)。
【0079】
ここで、該デリバリ計画用設定画面62には、計画対象選択コンボボックス62a、予約配分入力ボックス62b、ランク配分入力ボックス62c、戻るボタン62d、及びデリバリ計画自動作成ボタン62eを配設している。
【0080】
上記計画対象選択コンボボックス62aは、デリバリ計画を作成するエリアを選択させるコンボボックスである。
上記予約配分入力ボックス62bは、デリバリするレンタル商品のうち、何割に対して得意先利用者の予約を反映させるかを入力させるテキストボックスである。なお、該予約については、利用者が予約依頼を記載した予約依頼書を配給要員がデリバリ時に回収し、これを管理サーバ2で手入力して予約データとして登録しておく。
【0081】
上記ランク配分入力ボックス62cは、デリバリするレンタル商品のうち、何割に対して得意先ランク(人気度)を反映させるかを入力させるテキストボックスである。
【0082】
上記戻るボタン62dは、前記メインメニュー61に戻るボタンである。
上記デリバリ計画自動作成ボタン62eは、選択及び入力された上記各設定データに基づいて、デリバリ計画を自動作成するボタンである。
【0083】
管理要員によって上記各設定が選択及び入力されてデリバリ計画自動作成ボタン62eが押下されると、制御装置21はワークファイル作成処理を実行する(ステップn3)。
【0084】
該ワークファイル作成処理では、在庫ファイル101に格納されているデータのうち削除日に入力のないレコードの全商品コード及び得意先コードを抽出し、これに基づいて図16の(A)のデータ説明図に示すように、商品名称、ジャンル名称、存在場所、及びデリバリ回数を抽出する。
【0085】
ここで、上記商品名称は上記商品コードに基づいて商品マスタ111を参照して取得する。
上記ジャンル名称は、上記商品コードに基づいて商品マスタ111及びジャンルマスタ113を参照して取得する。
【0086】
上記存在場所は、上記得意先コードに基づいて得意先マスタ114から抽出した得意先名称を割当てる。
上記デリバリ回数は、上記商品コード及び上記得意先コードに基づいてデリバリ記録蓄積ファイル102を参照して取得する。
【0087】
このようにしてワークファイル130を作成した制御装置21は、予約反映処理を実行する(ステップn4)。
該予約反映処理では、上述したステップn2の設定入力で予約配分入力ボックス62bに入力された数値(例えば2)に従い、その割合(すなわち2割)の予約を反映させる。
【0088】
例えば、B社に商品コード1000000000001の「○○○」の予約が予約伝票ファイル103に入っていたとすると、得意先マスタ114を参照してB社へのデリバリがA社の後であり全体として2番目であることを把握する。
【0089】
その後、ワークファイル130を参照して、デリバリ得意先コードが未入力でレコードの存在場所が倉庫(社内在庫)となっているかA社となっている商品「○○○」を検索し、該当するレコードの1番目のデリバリ得意先コードにB社の得意先コードを、デリバリ得意先名にB社の得意先名を入力する。
【0090】
図16に示している例では、(A)の最上段のレコードに商品コード1000000000001の「○○○」が存在し、この商品の存在場所はB社よりデリバリ順位が先のA社である。従って、(B)に示すようにデリバリ得意先コードに「100002」を登録し、またデリバリ得意先名に「B社」を登録する。
【0091】
これを繰り返して、全得意先への予約の反映を行う。なお、予約が重複している場合は先の方を優先し、また場合によっては、管理要員に指定された割合以下の予約となる場合もある。
【0092】
上記予約処理が終了すると、制御装置21はランク反映処理を実行する(ステップn5)。
該ランク反映処理では、上述の予約反映処理と同様に、上述したステップn2の設定入力でランク配分入力ボックス62cに入力された数値(例えば3)に従い、その割合(すなわち3割)のランクを反映させる。
【0093】
例えば、C病院ではエンタテイメントが最も高いランクとなっていた場合、C病院デリバリ回数が0となっているレンタル商品で、ジャンルコードが該エンタテイメントのジャンルコードに一致し、存在場所が倉庫、A社又はB社のいずれかとなっている商品のレコードを検索する。該当するものがなかった場合には、次のランクのジャンルに該当する商品を同様の条件で検索する。このように検索して発見したレコードのデリバリ得意先コード及びデリバリ得意先名にC病院の得意先コード及び得意先名を登録する。
【0094】
これを繰り返して、全得意先へのランクの反映を行う。これにより、C病院の訪問時には回収済みで配給可能な商品を含めてデリバリ予定を作成するようにしている。なお、ランクが高いものから順に登録するが、最大ランクのレンタル商品がなくとも順に次のランクのレンタル商品を登録するため、設定入力で指定された割合を確実に守ることができる。
【0095】
なお、登録可能なランクの下限を設定しておき、それ以下のランクのレンタル商品しかない場合にはランクを反映させない構成としても良い。また、デリバリ回数が0のものに限らず、例えば2回以下のものに設定する、あるいは最も少ない回数のものに設定する等、デリバリ回数の上限を抽出条件に設定しても良い。
【0096】
次に、制御装置21は、通常の処理である順番割当て処理(ステップn6)を実行する。
該順番割当て処理では、得意先マスタ114のデリバリNo.の順番に従って、各得意先にデリバリするレンタル商品を割当てる。
【0097】
すなわち、抽出条件として、デリバリ回数の小さいもの、及び、得意先マスタ114のデリバリNo.が割当て対象(すなわちA社)より小さい得意先又は倉庫が存在場所(在庫ファイル101の得意先コード)に格納されているものを設定している。
【0098】
従って、例えばA社に対しては、存在場所が倉庫となっているものでA社デリバリ回数が少ないものから割当てていき、該当するレコードのデリバリ得意先コード及びデリバリ得意先名にA社の得意先コード及び得意先名を登録する。
これを繰り返して、各得意先に必要な本数のレンタル商品を割当てる。
【0099】
このようにして完成したデリバリ計画を、制御装置21は図17の画面イメージ図に示すように、デリバリ計画用修正画面63としてCRTモニタ24に表示する(ステップn7)。
【0100】
該デリバリ計画用修正画面63は、エリア表示部63a、デリバリ予定表示部63b、印刷ボタン63c、戻るボタン63d、OKボタン63eを配設してク制する。
【0101】
前記エリア表示部63aは、デリバリ計画を自動作成したエリアを表示する。
前記デリバリ予定表示部63bは、デリバリ計画を自動作成した内容を表示しており、管理要員のマウスとキーボードの操作により、各データ内容の修正を許容する。
【0102】
前記印刷ボタン63cは、デリバリ計画をデリバリ予定として紙媒体に印刷する処理を実行するボタンである(ステップn9)。
前記戻るボタン63dは、前記デリバリ計画用設定画面62に戻るボタンである。
【0103】
前記OKボタン63eは、デリバリ計画を正式なデリバリ予定としてデリバリ予定伝票ファイル105、及びBデリバリ予定明細ファイル106に登録する処理を実行する。
このようにして修正入力及び印刷を実行し、制御装置21は処理を終了する。
【0104】
以上の動作により、デリバリ予定を作成し、印刷したデリバリ予定表を取得することができる。該デリバリ予定表には、レンタル商品のデリバリに訪問する順序でどの得意先の自動レンタル機4にどのレンタル商品7をセットするかが記載されており、図18のデリバリイメージ図に示すように、デリバリ要員は的確にレンタル商品7を配給/回収して回ることができる。
【0105】
すなわち、例えばA社にはNo.(商品コードの下二桁)1〜20、B社にはNo.21〜40、C病院にはNo.41〜60のレンタル商品7をセットした状態であったとする。
デリバリ要員は、(1)に示すように倉庫からNo.61〜80のレンタル商品を持って1番目のデリバリ先であるA社に訪問する。
【0106】
該デリバリ要員は、A社の自動レンタル機4から(2)に示すようにレンタル商品7を全て回収する。このとき、No.2,9,12,13,14のレンタル商品が貸し出し中で回収できなかったため、デリバリ予定表に従い(3)に示すようにNo.61〜75のレンタル商品7をセットする。No.76〜80のレンタル商品は余りとなる。
【0107】
デリバリ要員は、A社で回収したレンタル商品7と余りのレンタル商品7を持って次のデリバリ先であるB社に訪問し、(4)に示すようにレンタル商品7を回収する。このとき、No.36〜No.40が貸し出し中で回収できなかったため、デリバリ予定表に従い(5)に示すようにNo.1,3〜8,10,15〜20,76のレンタル商品7をセットする。
【0108】
なお、B社で予約されていたNo.1について、A社で回収できたために予約を反映することができている。また、No.11についてはC病院の予約分であるため、B社へのデリバリ予定表からは外されている。
【0109】
デリバリ要員は、B社で回収したレンタル商品7と余りのレンタル商品7を持って次のデリバリ先であるC病院に訪問し、(6)に示すようにレンタル商品7を回収する。このとき、No.60が貸し出し中で回収できなかったため、デリバリ予定表に従い(7)に示すようにNo.11,21〜35,76〜79のレンタル商品7をセットする。なお、No.80については余りとなる。
【0110】
デリバリ要員は、C病院で回収したNo.41〜59、及び余りのNo.80のレンタル商品7を持って、(8)に示すように帰社し、倉庫にこれらのレンタル商品7を保管する。
【0111】
このように一連の流れでレンタル商品7を入れ替えていくことができ、得意先であるA社、B社、C病院にはデリバリ毎に新しいレンタル商品7が陳列され貸し出し可能となる。
【0112】
これにより、利用者は会社から自宅に帰る際に気軽にレンタル商品7を借り、また出社時に手軽に返却することができ、便利に利用することができる。
このようにデリバリしてレンタル商品7を提供する提供者は、レンタル商品7を在庫として多量に保管する必要がなく、また店舗を構える必要もなく、安価にレンタル商品7を提供することが可能となる。
【0113】
さらに、得意先となる企業等を増加する際には、小型コンパクトに設計した自動レンタル機4を設置するだけで、企業側に特別な空間や設備を要求することもなく、容易に参加を促すことができ、これにより流通させるレンタル商品7の種類を豊富にすることができる。
【0114】
また、デリバリ予定表には、「予約」や「ランク」等の区分を表示しているため、デリバリ要員はデリバリするレンタル商品7の個別の重要度を明確に知ることができる。従って、いくつかのレンタル商品7が回収できないことで、デリバリ予定にあるがセットできないレンタル商品7が存在する場合に、重要度に基づいてセットするレンタル商品7を選択することができる。
【0115】
なお、上記区分には、「ランク」と表示するだけでなくそのランクの値を表示するようにしても良い。これにより、より詳細にレンタル商品7の重要度を把握することができる。
【0116】
また、デリバリ時に貸し出し中で回収できなかったレンタル商品7、及びこれによりセットできなかったレンタル商品7については、サービス提供本部で事後的に入力すると良い。
【0117】
このとき、上記手入力のデータをワークファイル130に格納のデータと比較し、未回収と入力されたレンタル商品7が存在場所に存在していたか、セットできなかったレンタル商品7がデリバリ予定のレンタル商品7であったかチェックし、入力ミスを防止すると良い。
【0118】
また、インターネット接続せずに、図2及び図12に仮想先で示すように、管理サーバ2及び自動レンタル機4に記録媒体リーダ/ライタ29,50をそれぞれ備えても良い。これにより、デリバリ要員がレンタル商品7の配給に訪問した際、不揮発性メモリ等の記録媒体にレンタル機から貸し出し記録等のデータを抽出し、デリバリ終了後に管理サーバ2で読込むことができる。
【0119】
また、上記記録媒体リーダ/ライタ29,50ではなく、バーコードスキャナ等の入力装置を管理サーバ2及び自動レンタル機4のそれぞれに備えても良い。これにより、レンタル商品にバーコードを貼り付けておきこれを読取り、レンタル商品7のセット記録、回収記録、及び未回収記録等のデリバリ記録を容易に蓄積することができる。
【0120】
また、デリバリ要員がデリバリ時にデリバリ記録(セット記録、回収記録、及び未回収記録)をノートに付け、管理サーバ2に手入力する構成としても良い。
【0121】
また、上記記録媒体リーダ/ライタやバーコードリーダを備えた携帯情報端末(ノートパソコンやPDA等)を使用する構成としても良い。この場合、デリバリ要員が携帯情報端末を携帯し、レンタル商品の入替時に貸出記録や入替情報を入力し、サービス提供本部に戻ってから管理サーバ2に登録するようにすればよい。
【0122】
また、ステップn5のランク反映処理ではジャンルについて人気のランクを反映させる構成としたが、これに代えて又はこれに加えて、DVDかビデオテープかといったメディアについて人気のランクを設定し、これを反映させる構成としても良い。
【0123】
また、ランクマスタ121に登録するランクは、得意先との打ち合わせによって決定して入力すると良いが、デリバリ傾向分析プログラムで分析した結果に基づいて決定し入力しても良い。
【0124】
また、利用者によるレンタル商品7の予約は、インターネット5に接続したパーソナルコンピュータ等の端末から、ホームページ上で予約依頼する、あるいは電子メールで予約依頼することを可能としても良い。これにより、利用者は手軽に予約を行うことができると共に、予約の受付を自動化して人的作業を削減することができる。
【0125】
また、予約時に暗証番号の入力を利用者に要求し、該予約に基づいてデリバリしたレンタル商品7については、予約を行った利用者の暗証番号が入力されないと貸し出さないように自動レンタル機4を構成しても良い。これにより、予約を行った利用者に確実に貸し出すことができる。この場合、電子メール等の通知手段により、利用者にデリバリ済みを通知しても良い。
【0126】
また、予約時に暗証番号の入力を利用者に要求し、該予約に基づいてデリバリしたレンタル商品7については、予約を行った利用者の暗証番号での貸出があるまで回収しないように、デリバリ予定の作成時に回収対象から外す構成としても良い。
【0127】
これにより、予約したレンタル商品7をその利用者がしばらく借りない場合であっても、レンタル商品7の貸出率を下げることなく確実に利用者に貸し出すことができる。この場合、一定期間経過してもその利用者が貸し出しを受けなかった場合には、回収するように構成すると良い。
【0128】
また、自動レンタル機4には硬貨投入口9と該硬貨投入口9の内部の貨幣処理装置を備えず、ボタン入力装置12による暗証番号でレンタル商品7の貸出及び返却を許容し、月締め等で得意先毎に暗証番号毎の金額を記載した請求書を発行する構成としても良い。この場合、デリバリ記録蓄積ファイル102に貸出回数の変わりに貸出日、返却日、および利用者の項目を設け、貸出単位でデータを蓄積する構成とすれば良い。
【0129】
これにより、自動レンタル機4をより安価に製造することが可能となる。利用者は、給料からの天引き等で代金を支払えば、レンタル時に小銭を用意する必要もなくなり、利用者にとっての利便性が向上する。
【0130】
またこのように構成したデリバリ記録蓄積ファイル102によれば、レンタルした利用者を特定することができ、返却が遅れている場合に注意を促すことも可能となる。これにより、暗証番号入力によって実現しているレンタル商品7の持ち逃げ防止等の抑止力に加えて、実際にその行為者を特定して再発を防止することができる。
【0131】
また、自動レンタル機4には、ICカードや磁気カード等の情報記録媒体から情報を読取る情報読取手段を備え、ボタン入力装置12での暗証番号による個人認証に代えてまたは加えて、ICカードや磁気カード等の情報記録媒体で個人認証を行う構成としても良い。これにより、暗証番号の入力間違い等による問題を回避し、セキュリティレベルを向上することができる。
【0132】
また、レンタル商品7の特徴情報に基づいて、ステップn9でデリバリ予定表を印刷する際に、その宣伝情報を出力するように構成しても良い。
【0133】
例えば、商品マスタ111の発売日がデリバリ予定作成時の前2ヶ月以内(セールスマスタ116の終了日を参照して確定)なら、「新作」表示(セールスマスタ116のセールスコメント1及び2を参照して確定)をそのレンタル商品7の横に表示したデリバリ予定表を印刷するとよい。
これにより、デリバリ要員はレンタル商品7の自動レンタル機4へのセット時に、「新作」と表示したPOP(point−of−purchase advertising、宣伝カード等の宣伝媒体)を合わせてセットすることができる。
【0134】
また同様に、デリバリ記録蓄積ファイル102に基づいて、貸出回数の多いレンタル商品7の横に「人気商品」と表示したデリバリ予定表を印刷しても良い。これにより、デリバリ要員はレンタル商品7の自動レンタル機4へのセット時に、「人気商品」と表示したPOPを合わせてセットすることができる。
【0135】
また、デリバリ予定の作成はエリア毎に実行したが、全エリアに対して一括して実行するように構成しても良い。この場合、エリアにも順番を設定し、エリア1で全得意先に一巡したレンタル商品7を、エリア2のデリバリ予定に組み込む設定にするように、エリア間でもレンタル商品7を共有すると良い。これにより、より豊富な種類のレンタル商品7を供給することができ、利用者は飽きることなく様々なレンタル商品7を借りることができる。
【0136】
また、自動レンタル機4は、1つの施設に複数台設置して良く、レンタル商品7の格納数も20本に限らず、それ以上の多数若しくはそれ以下の少数等、複数(若しくは1以上)収納可能に構成すればよい。
【0137】
また、例えばマンションの各階に自動レンタル機4を設置するような場合には、マンションを1つのエリアと捉えて各階の自動レンタル機4を各得意先と捉え、各階で順番にデリバリして巡回しても良い。あるいは、マンションを1つの得意先として捉え、他の得意先(企業や病院や他のマンション等)とで順番にデリバリして巡回しても良い。
【0138】
また、デリバリの順番を割り振る単位は、得意先を1単位としても良く、また自動レンタル機4を1単位としても良い。
【0139】
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のレンタル物品配給予定作成システムは、実施形態のデリバリシステム1に対応し、
以下同様に、
レンタル物品配給予定作成装置は、管理サーバ2に対応し、
レンタル物品貸出返却装置は、自動レンタル機4に対応し、
レンタル物品は、レンタル商品7に対応し、
制御手段は、制御装置21に対応し、
記憶手段は、ハードディスク28に対応し、
配給状態情報は、在庫ファイル101に対応し、
配給記録情報は、デリバリ記録蓄積ファイル102に対応し、
訪問順情報は、得意先マスタ114のデリバリNo.に対応し、
予約受付手段は、ステップn2を実行する制御手段21に対応し、
取得手段は、ステップn3を実行する制御手段21に対応し、
予約実行手段は、ステップn4を実行する制御手段21に対応し、
重複配給防止処理は、ステップn5,n6でのデリバリ回数に関する抽出条件に対応し、
取得処理は、ステップn3に対応し、
読取処理は、ステップn3に対応し、
配給予定作成処理は、ステップn6に対応し、
レンタル物品配給予定作成プログラムは、デリバリ計画作成プログラムに対応し、
属性は、ジャンル又は/及びメディアに対応し、
配給先は、A社、B社、及びC病院に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デリバリシステムのシステム構成図。
【図2】管理サーバの回路構成を示すブロック図。
【図3】ハードディスクに格納するファイルのデータ構成図。
【図4】ハードディスクに格納するファイルのデータ構成図。
【図5】ハードディスクに格納するテーブルデータのデータ構成図。
【図6】ハードディスクに格納するテーブルデータのデータ構成図。
【図7】ハードディスクに格納するテーブルデータのデータ構成図。
【図8】ハードディスクに格納するテーブルデータのデータ構成図。
【図9】ハードディスクに格納するテーブルデータのデータ構成図。
【図10】デリバリ記録に関するデータ構造説明図。
【図11】自動レンタル機の正面図。
【図12】自動レンタル機の回路構成を示すブロック図。
【図13】管理サーバの動作を示す処理フロー図。
【図14】メインメニューの画面イメージ図。
【図15】デリバリ計画用設定画面の画面イメージ図。
【図16】ワークファイルのデータ説明図。
【図17】デリバリ計画用修正画面の画面イメージ図。
【図18】デリバリ作業の説明図。
【符号の説明】
1…デリバリシステム
2…管理サーバ
4…自動レンタル機
7…レンタル商品
21…制御装置
28…ハードディスク
101…在庫ファイル
102…デリバリ記録蓄積ファイル
114…得意先マスタ

Claims (6)

  1. レンタル物品の貸出及び返却を行うレンタル物品貸出返却装置をそれぞれ設置した複数の配給先に対して、どのレンタル物品が配給されているかを示す情報を取得する取得手段と、
    上記各配給先にレンタル物品を入れ替えに配給要員が訪問する順序である訪問順情報を格納する記憶手段と、
    上記訪問の際に配給先で回収する予定のレンタル物品を、当該配給先より上記訪問順が後である配給先に配給可能なレンタル物品として設定し、各配給先への配給予定を作成許容する制御手段とを備えた
    レンタル物品配給予定作成システム。
  2. 前記記憶手段に、各配給先へのレンタル物品の配給記録を配給記録情報として格納し、
    前記制御手段に、上記配給記録情報に基づいて過去に配給済みのレンタル物品を当該配給先への配給予定から除外可能にする重複配給防止処理を備えた
    請求項1記載のレンタル物品配給予定作成システム。
  3. 配給するレンタル物品の希望予約を受け付ける予約受付手段と、
    該予約されたレンタル物品を前記配給予定に組み込む予約実行手段とを備えた
    請求項1又は2記載のレンタル物品配給予定作成システム。
  4. 前記配給先に関する配給先情報として、配給先のそれぞれで人気のあるレンタル物品の属性を前記記憶手段に格納し、
    前記制御手段を、上記属性に基づいて前記配給予定を作成可能に設定した
    請求項1、2又は3記載のレンタル物品配給予定作成システム。
  5. 複数の配給先に対してどのレンタル物品が配給されているかを示す配給状態情報を取得する取得手段と、
    上記各配給先にレンタル物品を入れ替えに配給要員が訪問する順序である訪問順情報を格納する記憶手段と、
    上記訪問の際に配給先で回収する予定のレンタル物品を、当該配給先より上記訪問順が後である配給先に配給可能なレンタル物品として設定し、各配給先への配給予定を作成許容する制御手段とを備えた
    レンタル物品配給予定作成装置。
  6. 複数の配給先のそれぞれに対してどのレンタル物品が配給されているかを示す配給状態情報を取得手段で取得する取得処理と、
    上記各配給先にレンタル物品を入れ替えに配給要員が訪問する順序である訪問順情報を記憶手段から読取る読取処理と、
    訪問の際に配給先で回収する予定のレンタル物品を、当該配給先より上記訪問順が後である配給先に配給可能なレンタル物品として設定し、各配給先への配給予定を作成許容する配給予定作成処理とを実行可能に構成した
    レンタル物品配給予定作成プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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