JP2004326334A - 通信カードシステム、通信カードおよびホスト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信カード2は、通信コントローラ4が何らかの原因により暴走している旨を検出すると、STSCHG信号をハイレベルからロウレベルに切替え、ホスト3は、通信カード用動作電力供給部10から通信コントローラ4に動作電力を供給させている途中でSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わった旨を検出し、そのSTSCHG信号の変化が通信コントローラ4の暴走に起因するものである旨を検出すると、通信カード用動作電力供給部10から通信コントローラ4への動作電力の供給を停止する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、待受動作を実行可能に構成されると共に着信などにより状態が正常に変化したときに状態変化信号の出力を変化させる通信カードと、前記通信カードから状態変化信号を入力するホストとを具備した通信カードシステム、前記通信カードシステム内で用いられる通信カードおよびホストに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PCカード型の通信カードが普及しており、待受動作を実行可能なものも普及している。この場合、待受動作を実行可能な通信カードがホスト(カード装着機器)に正常に装着されているときには、ホストにおいて、ホストコントローラは、通信カードの通信コントローラが待受動作を実行するための動作電力を通信コントローラに供給させる一方で、通信コントローラの待受動作時間を長くすることを目的として、低消費電力動作モードで動作するか、または、自己の動作電力をオフするようになっている。そして、ホストコントローラは、通信コントローラが着信を検出したことに伴って通信コントローラから入力されている状態変化信号が変化した旨を検出することにより、低消費電力動作モードから通常動作モードに切替えて、または、自己の動作電力をオンして(起動して)、所定の着信処理を実行するようになっている。
【0003】
ところで、通信コントローラが待受動作を実行している途中で何らかの原因により暴走してしまうと、これ以降、通信コントローラが正常な動作を実行することが不可能となり、通信カードにおける消費電力が増大した状態を継続することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、ホストコントローラは、通信コントローラが暴走している旨を検出することが不可能であるので、通信コントローラが暴走した場合に、通信コントローラの暴走を停止させることが不可能であり、通信カードにおける消費電力が増大した状態を停止させることが不可能である。そのため、ホストが例えば携帯情報機器や車載機器などのバッテリからの電力を動作電力とする構成では、ユーザが知らないうちにバッテリの電力が急激に低下し、場合によっては、バッテリの電力が枯渇してしまうという問題がある。
【0005】
このような問題に対しては、ホストコントローラが通信カードにおける消費電力を常時監視する方法が考えられるが、この方法では、ホストコントローラが通信カードにおける消費電力を常時監視するための動作電力を必要とするので、ホストコントローラ自体が電力を消費することにより、通信コントローラの待受動作時間を長くすることができなくなる。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信カードの通信制御手段が暴走したとしても、その通信制御手段の暴走を速やかに停止させることにより、通信カードにおける消費電力が増大した状態を速やかに停止させることができ、システム全体の電力を有効に利用することができる通信カードシステム、通信カードおよびホストを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した通信カードシステムによれば、通信カードにおいて、暴走検出手段は、通信カードの通信制御手段が暴走している旨を検出すると、通信制御手段から出力されてホスト制御手段に入力されている状態変化信号を変化させ、ホストにおいて、ホスト制御手段は、通信カード用動作電力供給手段から通信制御手段に動作電力を供給させている途中で通信制御手段から入力されている状態変化信号が変化された旨を検出し、その状態変化信号の変化が暴走検出手段に起因するものである旨を検出すると、通信カード用動作電力供給手段から通信制御手段への動作電力の供給を停止させる。
【0008】
これにより、通信カードの通信制御手段が何らかの原因により暴走したとしても、通信カード用動作電力供給手段から通信制御手段への動作電力の供給を速やかに停止させるようになるので、通信制御手段への動作電力の供給を速やかに停止させて通信制御手段の暴走を速やかに停止させることにより、通信カードにおける消費電力が増大した状態を速やかに停止させることができ、システム全体の電力を有効に利用することができる。しかも、この場合は、元々は通信カードが着信などにより状態が正常に変化した旨をホストに通知するための状態変化信号を利用し、通信制御手段が暴走したときに、状態変化信号を変化させることにより、通信制御手段が暴走した旨をホストに通知するように構成したので、通信カードとホストとの間のインタフェースの仕様を何ら変更する旨を不要として実現することができる。
【0009】
請求項2に記載した通信カードシステムによれば、ホストにおいて、ホスト制御手段は、通信カード用動作電力供給手段から通信制御手段に動作電力を供給させている途中で通信制御手段から入力されている状態変化信号が変化された旨を検出すると、通信制御手段との間でデータ通信が正常に実行可能であるか否かを判定し、通信制御手段との間でデータ通信が正常に実行可能でない旨を検出することにより、その状態変化信号の変化が暴走検出手段に起因するものである旨を検出する。これにより、元々は通信カードとホストとの間でデータ通信を実行するためのリソース(資源)を利用することにより、新たな構成を追加する旨を不要として通信制御手段が暴走しているか否かを適切に検出することができる。
【0010】
請求項3に記載した通信カードによれば、暴走検出手段は、通信カードの通信制御手段が暴走している旨を検出すると、通信制御手段から出力されてホスト制御手段に入力されている状態変化信号を変化させる。これにより、上記した請求項1または2に記載した通信カードシステム内のホストと組合わせて利用することにより、上記した請求項1または2に記載したものと同様の作用効果を得ることができ、すなわち、通信カードの通信制御手段が何らかの原因により暴走したとしても、通信カードにおける消費電力が増大した状態を速やかに停止させることができ、システム全体の電力を有効に利用することができ、しかも、通信カードとホストとの間のインタフェースの仕様を何ら変更する旨を不要として実現することができる。
【0011】
請求項4に記載したホストによれば、ホスト制御手段は、通信カード用動作電力供給手段から通信制御手段に動作電力を供給させている途中で通信カードから入力されている状態変化信号が変化された旨を検出し、その状態変化信号の変化が通信カードの通信制御手段の暴走に起因するものである旨を検出すると、通信カード用動作電力供給手段から通信カードへの動作電力の供給を停止させる。これにより、上記した請求項1または2に記載した通信カードシステム内の通信カードと組合わせて利用することにより、この場合も、上記した請求項1または2に記載したものと同様の作用効果を得ることができ、すなわち、通信カードの通信制御手段が何らかの原因により暴走したとしても、通信カードにおける消費電力が増大した状態を速やかに停止させることができ、システム全体の電力を有効に利用することができ、しかも、通信カードとホストとの間のインタフェースの仕様を何ら変更する旨を不要として実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)
以下、本発明を、車両に搭載可能に構成された通信カードシステムに適用した第1実施例について、図1および図2を参照して説明する。図1は、通信カードシステムの全体構成を機能ブロック図により示している。通信カードシステム1において、PCカード型通信カード(以下、通信カードと略称する)2(本発明でいう通信カード)は、車両に搭載されたPCカードホスト(以下、ホストと略称する)3(本発明でいうホスト)に対して着脱可能に構成されている。
【0013】
通信カード2は、通信コントローラ4(本発明でいう通信制御手段)、ウオッチドックタイマ5(本発明でいう暴走検出手段)、PCカードインタフェース部6、第1のOR回路7および第2のOR回路8を備えて構成されている。また、ホスト3は、ホストコントローラ9(本発明でいうホスト制御手段)、通信カード用動作電力供給部10(本発明でいう通信カード用動作電力供給手段)、ホストコントローラ動作制御部11およびPCカードインタフェース部12を備えて構成されている。
【0014】
通信カード2において、通信コントローラ4は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、通信カード2の動作全般を制御する。この場合、通信コントローラ4は、通信カード2がホスト3に対して正常に装着されている状態では、ホスト3の通信カード用動作電力供給部10から動作電力が供給されることにより、待受動作を実行可能になっている。そして、通信コントローラ4は、待受動作を実行しているときには、ハイレベルのSTSCHG(カードステータス変更)信号(本発明でいう状態変化信号)を第2のOR回路8の一方の入力端子に出力しており、待受動作を実行している途中で例えば着信などにより状態が正常に変化した旨を検出すると、STSCHG信号をハイレベルからロウレベルに切替え、ロウレベルのSTSCHG信号を第2のOR回路8の一方の入力端子に出力する。
【0015】
ウオッチドックタイマ5は、通信コントローラ4が正常に動作している状態では、通信コントローラ4からWD_CLOCK信号が定期的に入力されるようになっている。この場合、ウオッチドックタイマ5は、通信コントローラ4からWD_CLOCK信号が定期的に入力されているときには、ロウレベルのRESET_OUT信号を第2のOR回路8の他方の入力端子および第1のOR回路7の一方の入力端子に出力しており、通信コントローラ4が何らかの原因により暴走したことに伴って通信コントローラ4からWD_CLOCK信号が定期的に入力されなくなった旨を検出すると、RESET_OUT信号をロウレベルからハイレベルに切替え、ハイレベルのRESET_OUT信号を第2のOR回路8の他方の入力端子および第1のOR回路7の一方の入力端子に出力する。
【0016】
第2のOR回路8は、通信コントローラ4からSTSCHG信号が入力される入力端子が正論理になっていると共に、ウオッチドックタイマ5からRESET_OUT信号が入力される入力端子が負論理になっていると共に、STSCHG信号を出力する出力端子が負論理になっている。
【0017】
このような構成により、第2のOR回路8は、通信コントローラ4が正常に動作しているとき、つまり、ウオッチドックタイマ5からロウレベルのRESET_OUT信号が入力されているときに、通信コントローラ4が例えば着信などにより状態が正常に変化すると、つまり、通信コントローラ4から入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わると、STSCHG信号の出力をハイレベルからロウレベルに切替える。また、第2のOR回路8は、通信コントローラ4が待受動作を実行しているとき、つまり、通信コントローラ4からハイレベルのSTSCHG信号が入力されているときに、通信コントローラ4が何らかの原因により暴走すると、つまり、ウオッチドックタイマ5から入力されているRESET_OUT信号がロウレベルからハイレベルに切替わると、この場合も、STSCHG信号の出力をハイレベルからロウレベルに切替える。
【0018】
ホスト3において、ホストコントローラ9は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、ホスト3の動作全般を制御する。この場合、ホストコントローラ9は、通信カード2の第2のOR回路8からハイレベルのSTSCHG信号が入力されているときには、通信カード用動作電力供給部10から通信カード2の通信コントローラ4およびPCカードインタフェース部6に動作電力を供給させていると共に、通信コントローラ4の待受動作時間を長くすることを目的として、低消費電力動作モードで動作している。そして、ホストコントローラ9は、通信カード2の第2のOR回路8から入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わった旨を検出すると、ホストコントローラ動作制御部11から通常動作指示信号が入力されることにより、低消費電力動作モードから通常動作モードに切替え、通常動作モードで動作する。
【0019】
また、ホストコントローラ9は、通常動作モードで動作しているときには、ロウレベルのRESET信号を通信カード2の第1のOR回路7の他方の入力端子に出力しており、通信カード2のリセットを実行するためのトリガの発生を検出すると、RESET信号をロウレベルからハイレベルに切替え、ハイレベルのRESET信号を通信カード2の第1のOR回路7の他方の入力端子に出力する。
【0020】
第1のOR回路7は、ホスト3のホストコントローラ9からRESET信号が入力される入力端子が正論理になっていると共に、ウオッチドックタイマ5からRESET_OUT信号が入力される入力端子が正論理になっていると共に、RESET_IN信号を出力する出力端子が正論理になっている。
【0021】
このような構成により、第1のOR回路7は、通信コントローラ4が何らかの原因により暴走すると、つまり、ウオッチドックタイマ5から入力されているRESET_OUT信号がロウレベルからハイレベルに切替わると、または、ホスト3のホストコントローラ9にて通信カード2のリセットを実行するためのトリガが発生すると、つまり、ホストコントローラ9から入力されているRESET信号がロウレベルからハイレベルに切替わると、RESET_IN信号の出力をロウレベルからハイレベルに切替える。これに伴って、通信コントローラ4は、第1のOR回路7から入力されているRESET_IN信号がロウレベルからハイレベルに切替わった旨を検出すると、所定のリセット動作を実行する。
【0022】
PCカードインタフェース部6は、通信カード2がホスト3に対して正常に装着されている状態では、ホスト3の通信カード用動作電力供給部10から動作電力が供給され、ホスト3のPCカードインタフェース部12との間でデータやアドレスを送受信することにより、通信コントローラ4とホストコントローラ9との間のデータ通信を制御する。この場合、PCカードインタフェース部6は、第1のOR回路7から入力されているRESET_IN信号がロウレベルからハイレベルに切替わった旨を検出すると、所定のリセット動作を実行する。
【0023】
また、PCカードインタフェース部12は、通信カード2がホスト3に対して正常に装着されている状態では、通信カード2のPCカードインタフェース部6との間でデータやアドレスを送受信することにより、ホストコントローラ9と通信コントローラ4との間のデータ通信を制御する。
【0024】
次に、上記した構成の作用について、図2を参照して説明する。尚、ここでは、通信カード2がホスト3に対して正常に装着されている状態を前提として説明する。
【0025】
ホスト3において、ホストコントローラ9は、通信カード2がホスト3に対して正常に装着されている状態では、上記したように低消費電力動作モードで動作しており、通信カード用動作電力供給部10から通信カード2の通信コントローラ4およびPCカードインタフェース部6に動作電力を供給させている。
【0026】
さて、ホストコントローラ9は、通信カード2の第2のOR回路8から入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わったか否かを監視しており(ステップS1)、通信カード2の第2のOR回路8から入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わった旨を検出すると(ステップS1にて「YES」)、ホストコントローラ動作制御部11から通常動作指示信号が入力されることにより、低消費電力動作モードから通常動作モードに切替え、通常動作モードで動作する(ステップS2)。
【0027】
次いで、ホストコントローラ9は、PCカードインタフェース部12およびPCカードインタフェース部6を通じて通信コントローラ4との間でデータ通信が正常に実行可能であるか否かを判定する(ステップS3)。ここで、ホストコントローラ9は、PCカードインタフェース部12およびPCカードインタフェース部6を通じて通信コントローラ4の間でデータ通信が正常に実行可能である旨を検出すると(ステップS3にて「YES」)、通信カード2の第2のOR回路8から入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わった原因が、第2のOR回路8に入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わったこと、つまり、通信コントローラ4の状態が正常に変化したことに因るものであると特定する(ステップS4)。
【0028】
次いで、ホストコントローラ9は、状態変化問合信号を通信コントローラ4に送信し、通信コントローラ4から受信された状態変化応答信号を解析することにより、通信コントローラ4における状態の変化の原因を識別する(ステップS5)。ここで、ホストコントローラは、通信コントローラ4における状態の変化の原因が、着信を検出したことに因るものである旨を検出すると(ステップS6にて「YES」)、これ以降、所定の着信処理を実行し(ステップS7)、所定の通信処理を実行する(ステップS8)。また、ホストコントローラ9は、通信コントローラ4における状態の変化の原因が、着信を検出したこと以外に因るものである旨を検出すると(ステップS6にて「NO」)、待受動作指示信号を通信コントローラ4に送信し、通信コントローラ4に待受動作を実行させる(ステップS9)。
【0029】
これに対して、ホストコントローラ9は、低消費電力動作モードから通常動作モードに切替え、通常動作モードで動作した後に、PCカードインタフェース部12およびPCカードインタフェース部6を通じて通信コントローラ4との間でデータ通信が正常に実行可能でない旨を検出すると(ステップS3にて「NO」)、通信カード2の第2のOR回路8から入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わった原因が、第2のOR回路8に入力されているRESET_OUT信号がロウレベルからハイレベルに切替わったこと、つまり、通信コントローラ4が何らかの原因により暴走したことに因るものであると特定する(ステップS10)。そして、ホストコントローラ9は、通信カード用動作電力供給部10から通信カード2の通信コントローラ4およびPCカードインタフェース部6への動作電力の供給を停止させる(ステップS11)。
【0030】
以上に説明したように第1実施例によれば、通信カード2において、通信コントローラ4が何らかの原因により暴走している旨を検出すると、STSCHG信号をハイレベルからロウレベルに切替え、ホスト3において、通信カード用動作電力供給部10から通信コントローラ4に動作電力を供給させている途中でSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わった旨を検出し、そのSTSCHG信号の変化が通信コントローラ4の暴走に起因するものである旨を検出すると、通信カード用動作電力供給部10から通信コントローラ4への動作電力の供給を停止するように構成した。
【0031】
これにより、通信カード2の通信コントローラ4への動作電力の供給を速やかに停止させて通信コントローラ4の暴走を速やかに停止させることにより、通信カード2における消費電力が増大した状態を速やかに停止させることができ、システム全体の電力を有効に利用することができる。しかも、この場合は、元々は通信コントローラ4が着信などにより状態が正常に変化した旨をホストコントローラ9に通知するためのSTSCHG信号を利用し、通信カード2が暴走したときに、STSCHG信号をハイレベルからロウレベルに切替えることにより、通信コントローラ4が暴走した旨をホスト3に通知するように構成したので、通信カード2とホスト3との間のインタフェースの仕様を何ら変更する旨を不要として実現することができる。
【0032】
また、この場合は、ホスト3において、ホストコントローラ9と通信コントローラ4との間でデータ通信が正常に実行可能であるか否かを判定し、データ通信が正常に実行可能でない旨を検出することにより、STSCHG信号の変化が通信コントローラ4の暴走に起因するものである旨を検出するように構成したので、元々は通信カード2とホスト3との間でデータ通信を実行するためのリソース(資源)であるPCカードインタフェース部6およびPCカードインタフェース部12を利用することにより、新たな構成を追加する旨を不要として通信カード2が暴走しているか否かを適切に検出することができる。
【0033】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について、図3を参照して説明する。尚、上記した第1実施例と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第1実施例は、ホスト3が通信カード用動作電力供給部10から通信コントローラ4への動作電力の供給の停止をソフトウェア的に実行するように構成したものであるが、これに対して、この第2実施例は、通信カード用動作電力供給部10から通信コントローラ4への動作電力の供給の停止をハードウェア的に実行するように構成したものである。
【0034】
すなわち、図3に示すように、通信カードシステム21において、ホスト22は、ホストコントローラ43、通信カード用動作電力供給部24、AND回路25およびPCカードインタフェース部12を備えて構成されている。
【0035】
AND回路25は、ホストコントローラ43から出力されたCONT_IN信号が一方の入力端子に入力されると共に、通信カード2の第2のOR回路8から出力されたSTSCHG信号が他方の入力端子に入力されるように構成されている。この場合、AND回路25は、ホストコントローラ43からハイレベルのCONT_IN信号が入力されると共に、通信カード2の第2のOR回路8からハイレベルのSTSCHG信号が入力されているときに、ハイレベルのCONT_OUT信号を通信カード用動作電力供給部24に出力する。そして、通信カード用動作電力供給部24は、AND回路25からハイレベルのCONT_OUT信号が入力されているときに、通信カード2の通信コントローラ4およびPCカードインタフェース部6に動作電力を供給している。
【0036】
ここで、通信カード2の通信コントローラ4が何らかの原因により暴走すると、通信カード2の第2のOR回路8から出力されてAND回路25に入力されているSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わり、AND回路25は、通信カード2の第2のOR回路8からロウレベルのSTSCHG信号が入力されることにより、CONT_OUT信号をハイレベルからロウレベルに切替え、ロウレベルのCONT_OUT信号を出力する。そして、通信カード用動作電力供給部24は、AND回路25からロウレベルのCONT_OUT信号が入力されることにより、通信カード2の通信コントローラ4およびPCカードインタフェース部6への動作電力の供給を停止する。
【0037】
尚、この第2実施例に記載したものは、上記した第1実施例に記載したものとは異なって、通信カード2においては、通信コントローラ4が着信などにより状態が正常に変化した旨をホストコントローラ23に通知するために、STSCHG信号を利用することは不可能である。
【0038】
以上に説明したように第2実施例によれば、通信カード2において、通信コントローラ4が何らかの原因により暴走している旨を検出すると、STSCHG信号をハイレベルからロウレベルに切替え、ホスト22において、通信カード用動作電力供給部24から通信コントローラ4に動作電力を供給させている途中でSTSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わると、通信カード用動作電力供給部24から通信コントローラ4への動作電力の供給を停止するように構成した。
【0039】
これにより、上記した第1実施例に記載したものと同様の作用効果を得ることができ、すなわち、通信カード2の通信コントローラ4への動作電力の供給を速やかに停止させて通信コントローラ4の暴走を速やかに停止させることにより、通信カード2における消費電力が増大した状態を速やかに停止させることができ、システム全体の電力を有効に利用することができる。
【0040】
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
車両に搭載可能に構成された通信カードシステムに適用する構成に限らず、他の用途に利用される通信カードシステムに適用する構成であっても良い。
ホストコントローラは、通信カードがホストに対して正常に装着されている状態で自己の動作電力をオフし、STSCHG信号がハイレベルからロウレベルに切替わったときに、ホストコントローラ動作制御部から動作指示信号が入力されることにより、自己の動作電力をオンする(起動する)構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す機能ブロック図
【図2】ホストコントローラが実行する処理を示すフローチャート
【図3】本発明の第2実施例を示す機能ブロック図
【符号の説明】
図面中、1は通信カードシステム、2はPCカード型通信カード(通信カード)、3はPCカードホスト(ホスト)、4は通信コントローラ(通信制御手段)、5はウオッチドックタイマ(暴走検出手段)、9はホストコントローラ(ホスト制御手段)、10は通信カード用動作電力供給部(通信カード用動作電力供給手段)である。
Claims (4)
- 待受動作を実行可能に構成されると共に着信などにより状態が正常に変化したときに状態変化信号の出力を変化させる通信制御手段を備えた通信カードと、
前記通信カードを装着可能に構成され、前記通信制御手段から状態変化信号を入力するホスト制御手段と、前記通信制御手段が待受動作を実行するための動作電力を当該通信制御手段に供給する通信カード用動作電力供給手段とを備えたホストとを具備した通信カードシステムであって、
前記通信制御手段が暴走しているか否かを検出する暴走検出手段を備え、
前記暴走検出手段は、前記通信制御手段が暴走している旨を検出したときには、前記通信制御手段から出力されて前記ホスト制御手段に入力されている状態変化信号を変化させ、
前記ホスト制御手段は、前記通信カード用動作電力供給手段から前記通信制御手段に動作電力を供給させている途中で前記通信制御手段から入力されている状態変化信号が変化された旨を検出し、その状態変化信号の変化が前記暴走検出手段に起因するものである旨を検出したときには、前記通信カード用動作電力供給手段から前記通信制御手段への動作電力の供給を停止させることを特徴とする通信カードシステム。 - 請求項1に記載した通信カードシステムにおいて、
前記ホスト制御手段は、前記通信カード用動作電力供給手段から前記通信制御手段に動作電力を供給させている途中で前記通信制御手段から入力されている状態変化信号が変化された旨を検出したときには、前記通信制御手段との間でデータ通信が正常に実行可能であるか否かを判定し、前記通信制御手段との間でデータ通信が正常に実行可能でない旨を検出することにより、その状態変化信号の変化が前記暴走検出手段に起因するものである旨を検出することを特徴とする通信カードシステム。 - ホストに装着可能に構成され、待受動作を実行可能に構成されると共に着信などにより状態が正常に変化したときに状態変化信号の出力を変化させる通信制御手段を備えた通信カードであって、
前記通信制御手段が暴走しているか否かを検出する暴走検出手段を備え、
前記暴走検出手段は、前記通信制御手段が暴走している旨を検出したときには、前記通信制御手段から出力されて前記ホストに入力されている状態変化信号を変化させることを特徴とする通信カード。 - 通信カードを装着可能に構成され、前記通信カードから状態変化信号を入力するホスト制御手段と、前記通信カードが待受動作を実行するための動作電力を当該通信カードに供給する通信カード用動作電力供給手段とを備えたホストであって、
前記ホスト制御手段は、前記通信カード用動作電力供給手段から前記通信カードに動作電力を供給させている途中で前記通信カードから入力されている状態変化信号が変化された旨を検出し、その状態変化信号の変化が前記通信カードの通信制御手段の暴走に起因するものである旨を検出したときには、前記通信カード用動作電力供給手段から前記通信カードへの動作電力の供給を停止させることを特徴とするホスト。
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