JP2004326262A - 印刷制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】先行給紙機能を備えた印刷装置であっても、紙ジャムを発生し易い用紙の場合は実質的に先行給紙を行わせずに印刷させることを可能にすること。
【解決手段】印刷ジョブから印刷指定情報を取得する印刷情報取得ステップと、印刷装置からのエラー情報を受信するエラー情報受信ステップと、エラー情報ステップの後に実行されるステップであって、印刷情報取得ステップで取得した印刷指定情報に基づいて、エラー情報受信ステップで受信したエラー情報とあらかじめ設定され格納されているエラー判定基準情報を比較して、比較結果を出力する比較ステップと、比較ステップが実行された後に印刷データを印刷装置に送信する印刷データ送信ステップを備え、この印刷データ送信ステップは、各ページの印刷データを印刷装置に連続して送信するか、あるいはページ毎に間隔をあけて送信するかを比較結果に基づいて決定する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷制御方法に関し、より詳細には、先行給紙を実行することが可能な印刷装置を使用しながらも、印刷装置への印刷情報の送信を制御することにより、印刷装置に対して先行給紙を行わせずに、1枚づつ確実に印刷を実行させることが可能な印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷速度が高速な印刷装置(以下「プリンタ」という)において、複数ページで構成されたドキュメントの印刷を行う場合、プリンタの印刷速度を向上させるために、印字実行中の用紙(例えば(n)ページ目)がプリンタ内を搬送している間に、次ページの用紙(例えば(n+1)ページ目)の先行給紙を行うのが普通である。
【0003】
また、プリンタの印刷速度があまり高速ではない場合であっても、用紙トレイ又は用紙カセット等の、用紙格納場所から印字処理を行う部分までの紙搬送経路が長い場合には、印字実行中の用紙(例えば(n)ページ目)がプリンタ内を搬送している間に、(n+1)ページ目以降の用紙を先行給紙させ、印刷速度(パフォーマンス)に影響を与えない様にするのが普通である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平05−286608号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の場合、印刷中(n)ページ目の用紙がプリンタ内部で紙詰まり(以下「紙ジャム」という)状態になると、紙ジャムを引き起こした用紙をプリンタ内部から取り除かなくてはいけないが、この時印刷中の(n)ページ目の用紙だけでなく、先行給紙されてプリンタ内部を搬送中の(n+1)ページ目の用紙もプリンタ内部から取り出す必要があるため、紙ジャムを引き起こした原因となる(n)ページ目の用紙のみならず、先行給紙されてプリンタ内部を搬送中の(n+1)ページ目の用紙についても無駄になってしまう場合があった。また、この場合、2枚の用紙を取り出さなければならず、復旧処理に手間と時間がかかっていた。
【0006】
またこれと同様に、先行給紙された(n+1)ページ目の用紙が、プリンタ内部で紙ジャム状態になると、その時点でプリンタは印字動作を停止又は一時停止するため、(n+1)ページ目の用紙のみならず、印字処理中であった(n)ページ目の用紙についても無駄になってしまい、復旧処理に手間と時間がかかっていた。
【0007】
特に、紙ジャムが発生したりすると、通常電源をOFFしてから、筐体を開放し、途中の1枚の用紙を取り出したのみで復旧処理を完了したと思い込む場合がある。この場合、1枚の用紙を取り出した後に電源をONするが、その段階で紙ジャムが解消されていないことを知らされ、再度電源をOFFして、筐体を開放して残りの1枚を取り出し、再度電源をONすることになる。印刷装置内の用紙を取り出す場合、印刷装置を設置位置から移動しなければ、筐体を開放することができない場合もある。
【0008】
用紙搬送時のジャムを発生させると考えられる用紙タイプは、具体的には「厚紙」、「特殊用紙」、「一度印刷で使用した裏紙」、「再生紙」等である。もちろん通常の標準用紙であっても湿度やプリンタの状態によっては、ジャムを発生させる場合もある。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、先行給紙機能を備えた印刷装置あっても、一枚ずつ確実に印刷を実行することを可能とする情報処理装置、すなわち、複数ページの印刷時に、(1)印刷時に指定された用紙を格納している用紙トレイまたは用紙カセットにおける「印刷総枚数」と「紙ジャム発生枚数」を、プリンタの不揮発メモリ上に記憶・保持することで、それまでのジャム発生率を算出し、ある基準値以上の発生率であった場合には、現在使用しようとしている用紙はジャム発生しやすい用紙タイプであると自動的に判断することを可能にし、(2)印刷実行する用紙タイプがジャムの発生し易い用紙タイプであると判断された場合には、自動的に印刷時の給紙タイミングが変更されるようにすることで、その結果として紙間隔が制御されるようにして、(3)先行給紙機能を備えた印刷装置あっても、印刷した用紙の排紙完了後に次の印刷のための給紙を実行するようにして、1枚づつ確実に印刷を実行することを可能とする情報処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、印刷データと印刷指定情報を含む印刷ジョブを受けて印刷装置に対して印刷制御を実行する印刷制御方法であって、前記印刷ジョブを受けるステップと、前記印刷ジョブから印刷指定情報を取得する印刷情報取得ステップと、前記印刷装置からのエラー情報を受信するエラー情報受信ステップと、前記エラー情報ステップの後に実行されるステップであって、前記印刷情報取得ステップで取得した前記印刷指定情報に基づいて、前記エラー情報受信ステップで受信したエラー情報とあらかじめ設定され格納されているエラー判定基準情報を比較して、比較結果を出力する比較ステップと、前記印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信ステップであって、前記比較ステップが実行された後においては、各ページの印刷データを前記印刷装置に連続して送信するか、あるいはページ毎に間隔をあけて送信するかが前記比較結果に基づいて決定される印刷データ送信ステップとを備えることを特徴とする。
【0011】
なお、いわゆる先行給紙は、現在のページを印刷完了(通常においては排紙完了であり、印刷された用紙が印刷装置としての管理を離れた状態になることであり、別な視点では、エラー処理の対象エリア外への用紙の移動完了を言う。)する前に、次のページのデータを受けた場合に実行される次のページのための給紙を言い、この先行給紙は、その次のページのデータを受けたことを確認した時点、あるいはその後の適切な時点で、実行される。従って、現在のページの印刷完了後に、次のページのデータを受けた場合には、先行給紙の機能があっても、その次のページのデータを受けたことを確認した時点でそのページのための給紙が実行されるので、実質的に先行給紙は行われないことになる。また、複数の用紙カセットを使用する印刷装置においては、上述した用紙タイプは、通常、それぞれ個別に、あるいは個別の用紙カセットに収納されて、利用される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をその好適な実施形態に基づいて説明する。
【0013】
まず、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を説明する前に、本発明による印刷システムに適用可能なプリンタとしてのレーザ・ビーム・プリンタの構成について図1を参照しながら説明する。なお、本実施形態においてプリンタとして用いる装置はレーザ・ビーム・プリンタに限られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。さらに、プリンタに限らず、複写機やFAX等の印刷処理可能な装置でも良いことは言うまでもない。また、プリンタはカラー・プリンタ、モノクロ・プリンタのいずれであっても良いことは言うまでもない。
【0014】
図1において、符号1500はレーザ・ビーム・プリンタ本体であり、外部に接続されているホスト・コンピュータから供給される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶すると共に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォーム・パターン等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0015】
符号1501は操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。符号1000はプリンタ1500全体の制御およびホスト・コンピュータから供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザ・ドライバ1502に出力する。
【0016】
レーザ・ドライバ1502は半導体レーザ1503を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1503から出射されるレーザ光1504をオン・オフ切り替えする。レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向に走査され、反射鏡で方向を変換された後静電ドラム1506上に到達する。静電ドラム1506表面はあらかじめ一様に帯電されており、レーザ光の照射によりその表面にはビデオ信号に対応した(文字パターン等の)静電潜像が形成されることになる。
【0017】
この潜像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像器1507により現像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はプリンタ1500に装着した用紙カセット1508に収納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれて、静電ドラム1506と対向した位置に供給され、現像された像(トナー像)が転写される。
【0018】
また、プリンタ1500は、図示しないカード・スロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプション・フォント・カード、言語系の異なるカード(エミュレーション・カード)を接続できる様に構成されている。
【0019】
また、ネットワーク・インタフェースや通信インターフェースを有し、ネットワークを介して、もしくはケーブルにより直接接続されたホスト・コンピュータと通信可能に構成されている。
【0020】
なお、図1には、用紙カセットが1つしか示されていないが、異なる用紙を収容する複数の用紙カセットが用意され、適宜交換収容されるものとする。そして、プリンタ1500は、収容されている用紙カセットを識別して、個々の用紙カセット内の用紙種類を識別可能であるとする。
【0021】
図2は、図1に示したプリンタと、このプリンタを利用可能なホスト・コンピュータの構成例を示すブロック図である。図2において、プリンタ1500とホスト・コンピュータ3000とは通信可能に接続されている。
【0022】
ホスト・コンピュータ3000は、符号3で示すROM3に含まれるプログラム用ROM32に記憶された文章処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文章処理を実行するCPU1を備え、システム・バス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
【0023】
またこのROM3に含まれるプログラム用ROM32には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3に含まれるフォント用ROM31には上記文章処理の際に使用するフォント・データ等を記憶し、ROM3に含まれるデータ用ROM33は上記文章処理を行う際に使用する各種データを記憶する。
【0024】
符号2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワーク・エリア等として機能する。符号5はキーボード・コントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9やマウスやタブレット等、不図示のポインティング・デバイスからの入力を制御する。符号6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
【0025】
符号7はディスク・コントローラ(DKC)で、ブート・プログラム、種々のアプリケーション、フォント・データ、ユーザ・ファイル、編集ファイル等を記憶する、ハード・ディスク(HD)、フロッピー・ディスク(商標)(FD)、光磁気ディスク(MO)、ICカード(半導体メモリ)等の書き換え可能な記録装置および/又はCD−ROM等の読み取り専用の記憶装置等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。
【0026】
符号8はプリンタ・コントローラ(PRTC)で、所定の双方向インターフェース21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
【0027】
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトライン・フォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。
【0028】
また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウス・カーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0029】
プリンタ1500において、符号12はプリンタCPU(CPU)で、ROM13のプログラム用ROM132に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラムに基づいてシステム・バス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを統括的に制御し、印刷部インターフェース16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
【0030】
また、このROM13のプログラム用ROM132にはプリンタCPU12の制御プログラムを記憶する。ROM13のフォント用ROM131には上記出力情報を生成する際に使用するフォント・データ等を記憶し、HD、FD、MO、ICカード、CD−ROM等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ROM13のデータ用ROM133にホスト・コンピュータ上で利用される情報等を記憶する。
【0031】
プリンタCPU12は入力部18を介してホスト・コンピュータ3000との通信が可能となっており、プリンタ内の情報をホスト・コンピュータ3000に通知可能に構成されている。符号19は前記プリンタCPU12の主メモリ、ワーク・エリアとして機能するRAMで、図示しない増設ボードに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
【0032】
なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。前述したハード・ディスク(HD)等の外部メモリ14は、ディスク・コントローラ(DKC)20によりアクセス制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォント・データ、エミュレーション・プログラム、フォーム・データ等を記憶する。
【0033】
さらに、不揮発性RAM22を有し、操作パネル1501からのプリンタ・モード設定情報を記憶・保持する。また、不揮発性RAM22は、プリンタのエラー情報に関する特定の情報を記憶・保持する。
【0034】
また、符号1501は前述した操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。また、前述した外部メモリ11、14は1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプション・フォント・カード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。
【0035】
(印刷システムの全体構成)
図3は本実施形態に係る印刷システムで用いられる、ホスト・コンピュータおよびプリンタの機能構成例を示すブロック図である。図3に示される各ブロックは、ホスト・コンピュータのプログラムROM32および/又は外部メモリ11と、プリンタのプログラムROM132および/又は外部メモリ14にあらかじめ記憶されたプログラムを、必要に応じてCPU1および12がRAM2および19に読み込んで実行することによって実現される。
【0036】
図3に示すように、この印刷システムは、ホスト・コンピュータ(ホスト)300が印刷ジョブを作成し、双方向インターフェース308を介して印刷ジョブをプリンタ310に送信し、プリンタ310では、ホストから受信した印刷ジョブを処理し、印刷結果を出力する。
【0037】
なお、双方向インターフェース308は、ホスト300とプリンタ310間でデータの受け渡しが可能であればよく、ホスト300とプリンタ310が、直接ケーブル等で接続されていても、LAN等のネットワークを介して接続されていても良いことは言うまでもない。
【0038】
また、必要に応じてホスト300がプリンタ310に情報取得の要求を行い、プリンタ310は情報取得要求を受けると、双方向インターフェース308を介して要求に応じた情報をホスト300に送信するものとし、また、プリンタ310の状態、あるいは情報取得要求を受けた情報に変更が生じた場合には、プリンタ310はホスト300に対して情報の通知を行うものとする。
【0039】
ホスト300は、情報取得要求に対するプリンタ310からの応答又は通知を受け取ると、その内容に応じてプリンタ310に対して印刷ジョブの送信方法の変更や、印刷の実行、一時停止、中断といった印刷に関する制御を行えるものとする。
【0040】
(ホストの機能)
具体的には、図3に示すホスト300は、制御部301と、印刷ジョブ・スプール部302と、印刷ジョブ作成部303と、エラー判定部304と、印刷制御部305と、エラー発生基準値テーブル部306と、ホスト送受信部307からなる。
【0041】
印刷ジョブ作成部303は、使用しているアプリケーション・ソフト等によりOS経由で渡された情報(印刷制御コマンド)を元に、印刷ジョブの作成を行う。
【0042】
印刷ジョブ・スプール部302は、前記印刷ジョブ作成部303で作成された印刷ジョブを一時保存する。
【0043】
エラー発生基準値テーブル部306は、プリンタから取得したエラー情報との判定基準となるデータを保存している。
【0044】
エラー判定部304は、プリンタから取得したエラー情報と前記エラー発生基準値テーブル部306から得たエラー発生基準値とを比較し、プリンタの印刷に関する制御を行うためにその結果を提供する。
【0045】
制御部301は、各処理部への処理・指示等を行う制御部である。具体的には、この制御部301は、印刷実行が指示されると、印刷ジョブ作成部303へ通知を行い、印刷ジョブ作成指示を行う。印刷ジョブ作成部303で印刷ジョブが作成されると、制御部301は印刷ジョブ・スプール部302へ印刷ジョブを一時保存する様に指示を行う。
【0046】
印刷制御部305は、主にプリンタからの情報取得や処理・指示等を行う制御部である。具体的には、印刷ジョブ・スプール部302に印刷ジョブが作成されると、ホスト送受信部307を介してプリンタへエラー情報の取得要求を行い、プリンタ310からエラー情報を取得(受信)すると、エラー判定部304へエラー情報を渡し、プリンタのエラー状態についての判定指示を行う。エラー判定部304により判定された結果を受け取ると、その内容に基づき印刷ジョブを送信するタイミングを変更し、ホスト送受信部307を介してプリンタ310へ印刷ジョブを送信する。
【0047】
ホスト送受信部307は、印刷制御部305からの指示に従い、プリンタ310へ印刷ジョブを送信する。また、プリンタ310からプリンタの情報を受け取る。
【0048】
なお、使用しているアプリケーション・ソフト等によりOS経由で渡された印刷指定情報には、プリンタの用紙カセットの指定などの用紙を指定する情報も含まれ、この印刷指定情報はエラー判定部304に送られて判定する際の情報の選択に使用されたり、また、制御部301にも送られて後述するプリンタ310に対する情報取得要求に使用される。
【0049】
(プリンタの機能)
次に、図3に示すプリンタ310は、プリンタ送受信部311と、プリンタ制御部312と、用紙有無検知部313と、印刷バッファ部314と、排紙検知部315と、エラー情報制御部316と、エラー検出部317と、情報記憶部318と、データ印字部319とからなる。
【0050】
プリンタ送受信部311は、ホスト300から送信された印刷ジョブを受信する処理部である。また、ホスト300から要求があった場合には、情報記憶部318に記憶されているプリンタの情報をホスト300へ送信する処理部である。
【0051】
印刷バッファ部314は、前記プリンタ送受信部311で受け取った印刷ジョブを一時保存する。
【0052】
用紙有無検知部313は、プリンタが持つ用紙トレイや用紙カセット内に、用紙があるかどうかの検知を行う。用紙無しを検知した場合には、エラー情報制御部316へ通知を行い、情報記憶部318内に記憶・保持している用紙関連情報のリセット処理を行う。
【0053】
エラー検出部317は、印字動作に移行し用紙給紙が開始されると、紙搬送に関わるエラーを検知する。エラーを検知するとプリンタ制御部312へ印刷動作の一時停止処理や中断処理を行う様に指示を行う。また、エラー情報制御部316へエラー発生の通知を行う。
【0054】
エラー情報制御部316は、エラー検出部317からエラー発生通知を受けると、発生したエラーに関する情報を情報記憶部318へ記憶する。また、ホスト300から要求があった場合は、用紙関連情報をホスト300へ送信する。また、用紙有無検知部313から紙無しの通知を受け取ると、情報記憶部318の用紙関連情報の値をリセットする。
【0055】
情報記憶部318は、プリンタに関する情報を記憶する処理部である。具体的には、プリンタ310の持つ用紙トレイや用紙カセット毎の、印刷実行された印刷総枚数やエラー発生枚数といった情報を記憶・保持する。
【0056】
排紙検知部315は、用紙が印字処理を終了し、排紙トレイに用紙が排出されたか、又は用紙の後端が排紙口を通過したかの検出を行う。
【0057】
データ印字部319は、用紙に印字処理を行う。
【0058】
プリンタ制御部312は、各処理部と印刷ジョブ授受を通じた処理指示並びに情報記憶部318へアクセス等を行う制御部である。
【0059】
具体的には、プリンタ送受信部311が印刷ジョブを受け取ると、用紙トレイ又は用紙カセットから用紙の給紙を行う、用紙が給紙され、印刷が開始されると情報記憶部318に記憶されている、印刷を開始した用紙トレイ又は用紙カセットにおける印刷総枚数を1増加させる。また、用紙搬送中にエラー検出部317でエラーを検知すると、印刷処理を一時停止又は中断処理を行い、エラー情報制御部316へ指示を行う。
【0060】
また、プリンタ制御部312は、ホスト300から要求があった場合には、情報記憶部318内にある情報を、プリンタ送受信部311を介してホスト300へ送信する。
【0061】
また、プリンタ制御部312は、排紙検知部315から用紙の排出完了の通知を受けた場合は、必要に応じてホスト300へプリンタ送受信部311を介して通知する。
【0062】
以上、各処理部での処理内容について説明したが、以下に本発明の実施形態における具体的な実現方法を説明する。
【0063】
(第1の実施形態)
(印刷ジョブ生成、プリンタ情報取得、送信処理)
図4に示すフローチャートを用いて、本発明をホスト・コンピュータ、すなわち、情報処理装置側で実施する場合の、印刷ジョブ生成、プリンタ情報取得、送信処理の各処理について説明する。
【0064】
ホスト・コンピュータで実行中のアプリケーション等において、ユーザから印刷開始要求があると、CRT10上に印刷指示用のユーザ・インターフェース画面(図示せず)を表示する。この画面には通常印刷で指定する、印刷に使用する印刷用紙の大きさや用紙トレイ又は用紙カセット指定、印刷部数、印刷するページの指定等を行う欄を有しており、印刷開始(印刷実行)に相当する指示がなされると印刷データにこれら印刷指定情報を付加する印刷ジョブ生成処理が開始される。
【0065】
まず、制御部301が、印刷ジョブ作成部303に対して指示を行い、アプリケーションもしくはOSから受け取った印刷データを元に印刷ジョブを作成する。この時、印刷に使用する用紙トレイ又はカセット等の情報も同時に取得する。印刷ジョブは印刷ジョブ・スプール部302に一時保存される(ステップS401)。
【0066】
印刷ジョブが一時保存されると、制御部301は、印刷制御部305に処理を引き渡し、印刷指定時に指定された印刷指定情報を元に、プリンタ310から必要な情報を取得する。具体的には、プリンタ310に情報取得要求することで、プリンタ310の情報記憶部318に記憶・保持されているエラー情報で、該当する用紙トレイ又は用紙カセットにおける「印刷総枚数(T)」と「紙ジャム発生枚数(J)」を取得(受信)する(ステップS402)。
【0067】
次に、前記でプリンタ310から取得した情報を元に、ジャム発生率(B)を算出する。具体的な算出例として、用紙ジャム枚数(J)を印刷総枚数(T)で除算したものをジャム発生率(B)とする(ステップS403)。
ジャム発生率(B)=紙ジャム発生枚数(J)/印刷総枚数(T)
なお、このジャム発生率の計算方法は、上記に限るものではないことは言うまでもない。例えば、プリンタ310で、用紙関連情報をリセットした直後においては、紙ジャム発生枚数(J)と印刷総枚数(T)はゼロとなるので、上述した計算は成り立たないので、この場合は、ジャム発生率として100%としたり、あるいは0パーセントとしたりすることが考えられる。また、印刷枚数が少ない場合には、上述した計算式で求めたジャム発生率にある定数を加算して、最終的なジャム発生率とすることもできる。
【0068】
次に、制御部301は、エラー判定基準情報としてあらかじめ登録してあるエラー発生基準値テーブル部306から、該当するカセットのジャム発生基準値(A)を読み出す(ステップS404)。なお、ジャム発生基準値(A)は固定値に限るものではなく、印刷を実行するユーザが随時設定可能であっても良いことは言うまでもない。
【0069】
次に、制御部301はエラー判定部304にジャム発生基準値(A)とジャム発生率(B)を渡し、ジャム発生率(B)とジャム発生基準値(A)との比較判定を行う(ステップS405)。
【0070】
この時エラー判定部304において、ジャム発生率(B)がジャム発生率基準値(A)より小さい「A>B」と判定した場合は、印刷に指定されている用紙タイプは、紙ジャムの発生しない通常用紙タイプであるか又はジャムの発生しづらい用紙タイプであると判断し、すなわち、指定されている通りに標準的な印刷を実行しても特に問題は無いと決定し、印刷制御部305は特に給紙タイミングを変更せず、通常通りに印刷ジョブをプリンタへ送信する。
【0071】
具体的には、印刷制御部305は、印刷ジョブ・スプール部302に一時保存してある印刷ジョブを読み出し、プリンタ310が受信可能状態であればホスト送受信部307へ印刷ジョブの送信を指示する。この結果、通常のプリンタ装置であれば、先行給紙の機能が実行されて、高速に印刷が行われる。
【0072】
一方、エラー判定部304においてジャム発生率(B)がジャム発生率基準値(A)より大きい「A<=B」と判定した場合は、印刷に指定されている用紙タイプは、紙ジャムが発生し易い用紙タイプであると判断し、すなわち、指定されている通りの標準的な印刷を実行した場合には紙ジャムが発生すると決定し、給紙タイミング変更処理へ移行する。
【0073】
具体的には、まず印刷制御部305は、印刷ジョブ内の(n)ページ目の送信を行うために、印刷ジョブ・スプール部302に一時保存されている印刷ジョブから(n)ページ目のデータを読み出し、プリンタ310が受信可能状態であればホスト送受信部307へ印刷ジョブの送信を指示する(ステップS406)。(n)ページ目の送信が終了したら、印刷制御部305は、印刷ジョブ内に次(n+11)ページ目の印刷データがあるかどうかを確認し、(n+1)ページ目のデータが存在しない場合には、印刷ジョブ送信処理を終了する(ステップS407)。
【0074】
前記ステップS407において、(n+1)ページ目の印刷データが存在する場合、印刷制御部305は、次ページの印刷を行う準備として、(n)に1加算する(ステップS408)。次に、印刷制御部305は、用紙が排紙されるまでの一定時間(t)待った後、次ページの送信処理を行う(ステップS409)。
【0075】
なお、ここで(n+1)ページ目を送信するまでの待ち時間(t)は、(n)ページ目の印刷処理および排紙が完了するまでの時間であればよく、固定値であっても、プリンタが印刷可能な全ての用紙毎に定義された時間であっても、特別な条件により可変する時間であっても良いことは言うまでもない。
【0076】
その後、全ページの印刷ジョブをプリンタ310に送信完了するまで、給紙タイミング変更処理(ステップS406からS409まで)を繰り返す。
【0077】
以上のようにホスト・コンピュータ(情報処理装置)側で処理することにより、プリンタ(印刷装置)が先行給紙の機能を有している場合でも、先行給紙が行われないようにすることができ、従って、先行給紙をしていない場合にはたとえ紙ジャムが発生したとしても1枚の用紙の除去のみで済むことになり、且つ正常動作への復帰が容易になる。
【0078】
(プリンタ情報記憶部内の情報構造)
次にプリンタ310の情報記憶部318内に記憶・保持されている情報構造について説明する。
【0079】
図5は、プリンタ310の情報記憶部318内に記憶・保持されている情報構造の一例を示す図である。
【0080】
図5に示すように、情報記憶部内には、用紙関連情報として、プリンタ310に搭載されている用紙カセット番号、その用紙カセットにセットされている用紙サイズ、印刷総枚数、紙ジャム発生枚数等からなる。従って、この用紙関連情報を使えば、印刷総枚数と紙ジャム発生枚数により、用紙カセット毎のジャム発生率を算出することができ、その結果を利用することで現在セットされている用紙がジャムを引き起こし易い用紙タイプのものかどうかを判断することが可能となる。
【0081】
なお、用紙関連情報は、ジャム発生率といったジャムが発生し易い用紙タイプであるか判断できるのであれば、これら以外のものであっても良いことは言うまでもない。ここで、用紙タイプとは、例えば、複数の用紙カセットを有しないプリンタの場合であっても、印刷時の用紙指定情報(大きさ、紙質など)を利用することにより、用紙タイプ毎にエラー情報を分類することができる。この用紙関連情報は、用紙カセット毎の正確な値を記憶・保持するために、プリンタの電源ON時に初期化(リセット)されるようにしても良い。この場合、プリンタの電源ON時に必ずリセットするとは限らず、プリンタ使用者の意志でリセットしない様に設定されている場合は、リセットしなくても良いことは言うまでもない。例えば、紙質の異なる用紙に切り替えた場合などに、リセットするようにしても良い。
【0082】
(用紙関連情報リセット処理)
次に、図6に示すフローチャートを用いて、プリンタ310の情報記憶部318内に記憶・保持されている用紙関連情報リセット処理について説明する。
【0083】
プリンタ310において、プリンタ310が持つ用紙トレイや用紙カセットといった印刷用紙格納部において、用紙無しが発生した場合や用紙交換が行われた場合、用紙有無検知部313より「用紙無し」が検出される(ステップS601)。用紙無しが検出されると、プリンタ制御部312は、エラー情報制御部316に指示を行い、情報記憶部318内に記憶・保持されている用紙の無くなったトレイ又はカセットに関する用紙関連情報内の、印刷総枚数(T)および紙ジャム発生枚数(J)の値をリセットする。(ステップS602)
なお、必ず用紙無し検知時に用紙関連情報をリセットするとは限らず、プリンタ使用者の意志でリセットしない様に設定されている場合は、リセットしなくても良いことは言うまでもない。
【0084】
(用紙搬送処理、印刷処理)
次に、図7に示すフローチャートを用いて、プリンタ310における、用紙搬送処理、印刷処理について説明する。
【0085】
まず、プリンタ制御部312は、ホスト300が出力した印刷ジョブを、受信したかどうかをチェックする(ステップS701)。印刷ジョブを受信した場合は、プリンタ制御部312は受信した1ページ分の印刷ジョブを印刷バッファ部314に一時保存する(ステップS702)。
【0086】
次に、プリンタ制御部312は、印刷ジョブ内で指定された用紙トレイ又は用紙カセット内の用紙の給紙を開始し、用紙搬送および印字処理を開始する。(ステップS703)。
【0087】
この用紙搬送および印字処理時、エラー検出部317で紙ジャムを検出すると、プリンタ制御部312は印字処理を一時中断する(ステップS704、S705)。次にプリンタ制御部312は、情報記憶部318内に記憶・保持されている、該当する用紙トレイ又は用紙カセットの紙ジャム発生枚数(J)の値を1増加させる(ステップS706)。またこの時プリンタ制御部312は、情報記憶部318内に記憶・保持されている、該当する用紙トレイ又は用紙カセットの印刷総枚数(T)の値を1増加させる(ステップS707)。
【0088】
プリンタ使用者によりジャムが解除されると、プリンタ制御部312は再度印刷ジョブ・スプール部から印刷データを読み出し、印刷用紙の給紙を開始し、用紙搬送および印字処理を開始する(ステップS708)。
【0089】
前記ステップS704において、エラー検出部317が紙ジャムを検知しなかった場合は、データ印字部319により正常に印字処理を終了し、情報記憶部318内に記憶・保持されている、該当する用紙トレイ又は用紙カセットの印刷総枚数(T)の値を1増加させ、印刷用紙の排紙を完了し、受信した印刷ジョブの印刷処理を終了する(ステップS709)。
【0090】
このように、第1の実施形態に適用可能なプリンタ(印刷装置)は、プリンタの持つ用紙トレイ又は用紙カセットにおける「印刷総枚数(T)」、「紙ジャム発生枚数(J)」といった用紙関連情報を記録し、外部に対して出力可能な形で、プリンタ内部に記憶・保持する。
【0091】
ホスト・コンピュータは、上述したプリンタ内部に記憶・保持されている情報を取得し、印刷時に指定された用紙トレイ又は用紙カセットに対応する情報に基づいて、上述した「紙ジャム発生率(B)」を算出する。さらに、算出した紙ジャム発生率(B)とあらかじめ用意されているジャム発生基準値(A)とで比較判断を行い、紙ジャム発生率(B)がジャム発生基準値(A)を上回るか又は同等の場合(“A<=B”の場合)には、その用紙はジャムを引き起こし易い用紙タイプであると自動的に判断する。
【0092】
この場合、本実施形態では、ホスト側でプリンタに対して、まず(n)ページ目のデータを送信し、(n)ページ目の用紙が排紙されるまでの一定時間(t)待った後、(n+1)ページ目の送信処理を行うといった、印刷ジョブの送信タイミングの制御処理を行うことで、複数ページ印刷ジョブの次ページ目の先行給紙を抑止することを可能とし、プリンタの給紙間隔(紙間隔)をあけ、自動的に1枚づつ確実に印刷実行することを可能にする、といった効果を有する。
【0093】
また、自動的に1枚づつ確実に印刷実行することを可能にすることで、紙ジャムが発生した場合における先行給紙分の用紙の無駄を省く、といった効果を有する。
【0094】
また、紙ジャム発生率(B)がジャム発生基準値(A)を下回った場合(“A>B”の場合)には、その用紙は標準的な用紙タイプであると判断し、先行給紙を妨げることなくプリンタの持つ性能通りの通常の印刷制御を行う。
【0095】
(第2の実施形態)
第1実施の形態においては、プリンタにおける先行給紙の抑止手段として、紙ジャム発生率(B)がジャム発生基準値(A)を上回るか又は同等の場合(“A<=B”の場合)には、その用紙はジャムを引き起こし易い用紙タイプであると判断して、ホスト側でプリンタに(n)ページ目のデータを送信し、(n)ページ目の用紙が排紙されるまでの一定時間(t)待ち、その後(n+1)ページ目の送信処理を行うといった、ホスト上で印刷ジョブの送信を時間で制御することで、プリンタの給紙タイミングの制御を行うものとして説明したが、先行給紙の抑止手段に関わる処理については、これに限るものではない。
【0096】
本第2の実施形態では、先行給紙の抑止手段として、プリンタ側で用紙の排出を検知することで、プリンタの給紙タイミングの制御を行う方法を説明する。
【0097】
(印刷システムの全体構成)
本実施形態に係る印刷システムで用いられる、ホスト・コンピュータおよびプリンタの機能構成は、前記第1実施の形態において、図3に示したブロック図と同様で実現可能であるので、ここでは説明を省略する。
【0098】
以下に本実施形態における具体的な実現方法を説明する。
【0099】
(印刷ジョブ生成、プリンタ情報取得、送信処理)
次に、図8に示すフローチャートを用いて、印刷ジョブ生成、プリンタ情報取得、送信処理について説明する。図8に示すフローチャートにおいて、ステップS801〜S808の処理は、第1の実施形態における図4のステップS401からS408の処理と同様なので、説明は省略する。
【0100】
ステップS808を実行後、次に、印刷制御部305は、プリンタからの排紙完了通知を受けるまで待ち状態となり、次ページの送信処理を行わない。プリンタ側で排紙検知部315において排紙が検知すると、その旨の通知がホスト・コンピュータになされる。プリンタからの排紙完了の通知を受けると、印刷制御部305は次ページの送信処理を行う(ステップS809)。
【0101】
その後、全ページの印刷ジョブをプリンタ310に送信完了するまで、給紙タイミング変更処理(ステップS806からS809まで)を繰り返す。
【0102】
(プリンタ情報記憶部内の情報構造)
プリンタ310の情報記憶部318内に記憶・保持されている情報構造については、前記第1実施の形態において、図5で説明したものと同様の情報構造で実現可能であるので、説明は省略する。
【0103】
(用紙関連情報リセット処理)
プリンタ310の情報記憶部318内に記憶・保持されている用紙関連情報リセット処理については、前記第1実施の形態において、図6で説明したものと同様の処理で実現可能であるので、説明は省略する。
【0104】
(用紙搬送処理、印刷処理)
プリンタ310における、用紙搬送処理、印刷処理については、前記第1実施の形態において、図7で説明したものと同様の処理で実現可能であるので、説明は省略する。
【0105】
本第2の実施形態では、ホスト側でプリンタに対して、まず(n)ページ目のデータを送信し、排紙検知部315において(n)ページ目の用紙が排紙されるのが検知されるまで待った後、(n+1)ページ目の送信処理を行うといった、印刷ジョブの送信タイミングの制御処理を行うことで、複数ページ印刷ジョブの次ページ目の先行給紙を抑止することを可能とし、プリンタの給紙間隔(紙間隔)をあけ、自動的に1枚づつ確実に給紙−印刷−排紙の一連の処理をすることを可能にする、といった効果を有する。
【0106】
(他の実施形態)
上述した実施形態においては、受け取った印刷ジョブを印刷する前に、プリンタ310に情報取得要求することで、プリンタ310の情報記憶部318に記憶・保持されている該当する用紙トレイまたは用紙カセットにおける「印刷総枚数(T)」と「紙ジャム発生枚数(J)」を取得(ステップS402、ステップS802)していたが、例えば、プリンタ310において紙ジャムが発生した場合、図7に示すフローチャートのステップS707の時点において紙ジャム発生枚数(J)に1加算し、かつそれまでの印刷枚数に加算しているが、この加算によって、先にホスト・コンピュータに送信したプリンタのエラー情報に対して変更がなされていることになる。このため、この変更後のエラー情報をホスト・コンピュータに通知する。この通知をすることで、ホスト・コンピュータは新たなエラー情報を取得することになり、場合によってはホスト・コンピュータの動作を変更させることが可能になる。この場合、ホスト・コンピュータ側では、プリンタ310からのエラー情報通知を受けて、例えば、ステップS402〜S405、あるいはステップS802〜S805を実行し、また、受けたエラー情報中に、紙ジャムが発生したページ数がある場合は、ホスト・コンピュータ側では、次の残りのページを印刷する準備を整えることが可能になる。
【0107】
上述した処理をすると、例えば、新しいタイプの用紙を使用し始めたとして、プリンタ側でエラー情報をリセットし、その後、印刷を開始したと想定する。この場合、例えば、ステップS402あるいはS802で取得するデータはリセットされたデータであるので、ステップS403〜S405、あるいはS803〜S805の処理は実質的に意味が無くなる。このような場合、すなわち、取得したエラー情報がリセットされたデータである場合、安全を重視すると、通常の用紙制御を実行させる処理ではなく、ステップS406〜S409、あるいはS806〜S809の処理を、少なくとも最初の1ページ目に対してさせることも考えられる。また、受けた印刷ジョブの全ページに渡って、ステップS406〜S409、あるいはS806からS809の処理を実行させることも考えられる。また、印刷速度を重視して、通常の用紙制御をさせることも可能である。
【0108】
ここで、さらにエラー情報がリセットされていた場合に通常の用紙制御を実行させる処理を実行させるとした場合で、例えば、最初の1ページ目に紙ジャムが発生した場合を考える。この場合、発生した紙ジャムによって、通知されたエラー情報から算出されたジャム発生率は100%となり、その結果、その後は、ステップS406〜S409、あるいはS806からS809の処理が実行されることになる。言い替えれば、最初のジャム発生時においては、2枚の用紙が無駄にされるが、その後に発生するジャムにおいては、先行給紙を行っていないので、1枚の用紙が無駄になるだけとなる。また、同様にプリンタを紙ジャム発生状態から復旧させる場合も、1枚の用紙除去で済むことになる。
【0109】
また、他の実施形態として、ホスト・コンピュータが、対象とする用紙タイプあるいは用紙カセットについて、前回のエラー情報と異なるエラー情報を受けた場合、その後の一定の枚数あるいは印刷回数の印刷においては、先行給紙を実行させない処理を実行するようにすることも可能である。
【0110】
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム・コードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム・コードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0111】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム・コード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム・コードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラム・コードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラム・コードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティング・システム(OS)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラム・コードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラム・コードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図4、図6、図7、および図8の1つ以上に示す)フローチャートに対応するプログラム・コードが格納されることになる。
【0114】
なお、上述した説明で、プリンタ(印刷装置)は、ホスト・コンピュータ(情報処理装置)から、印刷ジョブを入力するとしたが、ホスト・コンピュータ(情報処理装置)とプリンタ(印刷装置)との間にプリンタ・サーバが備えられている場合、ホスト・コンピュータ(情報処理装置)で実行する上述した処理は、すべてプリンタ・サーバ上で、ホスト・コンピュータに代わって実行することができることは明らかである。この場合、プリンタ・サーバが情報処理装置から連続して受け取った印刷データをプリンタ・サーバ内にバッファして、プリンタへは1ページづつの出力をすることになる。
【0115】
なお、上述した説明で、複数ページの印刷ジョブの場合を説明したが、1ページのみの印刷データを備える印刷ジョブの場合であっても、複数の部数を連続して印刷する場合にも適用できることは明らかである。
【0116】
本発明の様々な例と実施例が示され、説明されたが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるのではなく、本願特許請求の範囲内で、様々の修正と変更が可能であることが理解されるであろう。
【0117】
本発明の実施態様の例を、実施態様1としての本願特許請求の範囲を含め、以下に列挙する。
【0118】
〔実施態様1〕 印刷データと印刷指定情報を含む印刷ジョブを受けて印刷装置に対して印刷制御を実行する印刷制御方法であって、前記印刷ジョブを受けるステップと、前記印刷ジョブから印刷指定情報を取得する印刷情報取得ステップと、前記印刷装置からのエラー情報を受信するエラー情報受信ステップと、前記エラー情報ステップの後に実行されるステップであって、前記印刷情報取得ステップで取得した前記印刷指定情報に基づいて、前記エラー情報受信ステップで受信したエラー情報とあらかじめ設定され格納されているエラー判定基準情報を比較して、比較結果を出力する比較ステップと、前記印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信ステップであって、前記比較ステップが実行された後においては、各ページの印刷データを前記印刷装置に連続して送信するか、あるいはページ毎に間隔をあけて送信するかが前記比較結果に基づいて決定される印刷データ送信ステップとを備えることを特徴とする印刷制御方法。
【0119】
〔実施態様2〕 前記印刷情報取得ステップで取得した印刷情報に基づいて、前記印刷装置に対してエラー情報の取得要求をするエラー情報取得要求ステップをさらに備え、前記エラー情報受信ステップは、前記エラー情報取得要求ステップの実行後に、実行されることを特徴とする実施態様1に記載の印刷制御方法。
【0120】
〔実施態様3〕 前記エラー情報が前記エラー判定基準情報より大きいと前記印刷情報取得ステップで取得した前記印刷指定情報に基づいて判定した場合、前記印刷データ送信ステップは、その後の最初のページの前記印刷データを送信した後で、あらかじめ設定した時間の経過後に、その次のページの前記印刷データを送信することを特徴とする実施態様1又は2に記載の印刷制御方法。
【0121】
〔実施態様4〕 前記印刷装置から排紙完了したことを指示する情報を受信する排紙完了情報取得ステップをさらに備え、前記エラー情報が前記エラー判定基準情報より大きいと前記印刷情報取得ステップで取得した前記印刷指定情報に基づいて判定した場合、前記印刷データ送信ステップは、その後の2ページ目以降のページNの前記印刷データを、ページN−1に対する前記排紙完了ステップの実行後に、送信することを特徴とする実施態様1又は2に記載の印刷制御方法。
【0122】
〔実施態様5〕 前記エラー情報は用紙タイプ毎に分類されているエラー情報であり、前記エラー判定基準情報は用紙タイプ毎のエラー率であることを特徴とする実施態様1乃至4に記載の印刷制御方法。
【0123】
〔実施態様6〕 前記エラー情報は、印刷装置の用紙カセット毎に分類されているエラー情報であり、前記エラー判定基準情報は用紙タイプ毎のエラー率であることを特徴とする実施態様1乃至4に記載の印刷制御方法。
【0124】
〔実施態様7〕 印刷ジョブを受けて印刷制御を実行する印刷装置における制御方法であって、
前記印刷装置内部で発生した種々のエラーを、用紙タイプ毎に分類して、不揮発性記憶装置にエラー情報として格納するエラー情報記録ステップと、外部装置からの要求に応じて、前記不揮発性記憶装置内の前記用紙タイプ毎のエラー情報を要求元に送信する第1のエラー情報送信ステップとを備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
【0125】
〔実施態様8〕 印刷ジョブを受けて、1ページの印刷を用紙上に実行し、印刷された前記用紙が排紙完了したことを指示する情報に入力した際に、前記印刷ジョブの発信元に排紙完了を指示する情報を送信するステップをさらに備えることを特徴とする実施態様7に記載の印刷装置の制御方法。
【0126】
〔実施態様9〕 前記エラー情報記録ステップの後に実行される第2のエラー情報送信ステップであって、前記エラー情報記録ステップで更新されたエラー情報を、要求元に送信する第2のエラー情報送信ステップをさらに備えることを特徴とする実施態様7に記載の印刷装置の制御方法。
【0127】
〔実施態様10〕 印刷データと印刷指定情報を含む印刷ジョブを受けて印刷装置に対して印刷制御を実行する情報処理装置において、前記印刷ジョブを受ける手段と、前記印刷ジョブから印刷指定情報を取得する印刷情報取得手段と、前記印刷装置からのエラー情報を受信するエラー情報受信手段と、前記エラー情報受信手段が受信したエラー情報の種類に対応して、あらかじめ設定されているエラー判定基準情報を格納する記憶手段と、前記印刷情報取得手段で取得した前記印刷指定情報に基づいて、前記エラー情報取得手段で取得したエラー情報と前記記憶手段からのエラー判定基準情報を比較して、比較結果を出力する比較手段と、前記印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信手段であって、前記比較手段からの比較結果を受けた後においては、各ページの印刷データを前記印刷装置に連続して送信するか、あるいはページ毎に間隔をあけて送信するかが前記比較結果に基づいて決定する印刷データ送信手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【0128】
〔実施態様11〕 前記印刷情報取得手段で取得した印刷情報に基づいて、前記印刷装置に対してエラー情報の取得要求をするエラー情報取得要求手段をさらに備え、前記エラー情報取得手段は、前記エラー情報取得要求手段が前記エラー情報の取得要求をした後に、動作することを特徴とする実施態様10に記載の情報処理装置。
【0129】
〔実施態様12〕 前記エラー情報が前記エラー判定基準情報より大きいと前記印刷情報取得手段で取得した前記印刷指定情報に基づいて前記比較手段が判定した場合、前記印刷データ送信手段は、その後の最初のページの前記印刷データを送信した後で、あらかじめ設定した時間の経過後に、その次のページの前記印刷データを送信することを特徴とする実施態様10又は11に記載の情報処理装置。
【0130】
〔実施態様13〕 前記印刷装置から排紙完了したことを指示する情報を受信する排紙完了情報受信手段をさらに備え、前記エラー情報が前記エラー判定基準情報より大きいと前記印刷情報取得手段で取得した前記印刷指定情報に基づいて判定した場合、前記印刷データ送信手段は、その後の2ページ目以降のページNの前記印刷データを、前記排紙完了受信手段がページN−1に対する排紙完了を指示する情報を受信した後に、送信することを特徴とする実施態様10又は11に記載の情報処理装置。
【0131】
〔実施態様14〕 前記エラー情報は用紙タイプ毎に分類されているエラー情報であり、前記エラー判定基準情報は用紙タイプ毎のエラー率であることを特徴とする実施態様10乃至13に記載の情報処理装置。
【0132】
〔実施態様15〕 前記エラー情報は、印刷装置の用紙カセット毎に分類されているエラー情報であり、前記エラー判定基準情報は用紙タイプ毎のエラー率であることを特徴とする実施態様10乃至13に記載の情報処理装置。
【0133】
〔実施態様16〕 印刷ジョブを受けて印刷制御を実行する印刷装置において、前記印刷装置内部で発生した種々のエラーを、用紙タイプ毎に分類して、不揮発性記憶装置にエラー情報として格納するエラー情報記録手段と、外部装置からの要求に応じて、前記不揮発性記憶装置内の前記用紙タイプ毎のエラー情報を要求元に送信するエラー情報送信手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
【0134】
〔実施態様17〕 印刷ジョブを受けて、1ページの印刷を用紙上に実行し、印刷された前記用紙が排紙完了したことを指示する情報に入力した際に、前記印刷ジョブの発信元に排紙完了を指示する情報を送信する手段をさらに備えることを特徴とする実施態様16に記載の印刷装置。
【0135】
〔実施態様18〕 前記エラー情報記録ステップの後に実行される第2のエラー情報送信ステップであって、前記エラー情報記録ステップで更新されたエラー情報を、要求元に送信する第2のエラー情報送信手段をさらに備えることを特徴とする実施態様16に記載の印刷装置。
【0136】
〔実施態様19〕 印刷データと印刷指定情報を含む印刷ジョブを受けて印刷装置に対して印刷制御を実行する情報処理装置であって、前記印刷ジョブを受ける手段と、前記印刷ジョブから印刷指定情報を取得する印刷情報取得手段と、前記印刷装置からのエラー情報を受信するエラー情報受信手段と、前記エラー情報受信手段が受信したエラー情報の種類に対応して、あらかじめ設定されているエラー判定基準情報を格納する記憶手段と、前記印刷情報取得手段で取得した前記印刷指定情報に基づいて、前記エラー情報取得手段で取得したエラー情報と前記記憶手段からのエラー判定基準情報を比較して、比較結果を出力する比較手段と、前記印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信手段であって、前記比較手段からの比較結果を受けた後においては、各ページの印刷データを前記印刷装置に連続して送信するか、あるいはページ毎に間隔をあけて送信するかが前記比較結果に基づいて決定する印刷データ送信手段とを備える印刷情報処理装置と、印刷ジョブを受けて印刷制御を実行する印刷装置であって、前記印刷装置内部で発生した種々のエラーを、用紙タイプ毎に分類して、不揮発性記憶装置にエラー情報として格納するエラー情報記録手段と、外部装置からの要求に応じて、前記不揮発性記憶装置内の前記用紙タイプ毎のエラー情報を要求元に送信するエラー情報送信手段とを備える印刷装置とを備えることを特徴とする印刷システム。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷対象装置としたプリンタから、そのプリンタの用紙トレイ又は用紙カセット毎の「印刷総枚数(T)」、「紙ジャム発生枚数(J)」といった用紙関連情報を入手し、印刷ジョブからの印刷指定情報との関係で、使用しようとしている用紙の「紙ジャム発生率(B)」を算出して、ジャムの発生し易い用紙タイプであるかを判定し、この判定結果をプリンタへの印刷ジョブの送信方法に反映させるようにしたので、紙ジャムの発生し易い用紙の場合、先行給紙機能を備えたプリンタであっても、実質的に先行給紙を行わせずに印刷することができる。従って、たとえ紙ジャムが発生しても除去すべき用紙は1枚となって、先行給紙の場合における2枚よりも、少なくすることができる。このことは、エラー発生時における正常動作への復帰を早め、あるいは、無駄にする用紙を低減する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムに適用可能なプリンタとしてのレーザ・プリンタの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の印刷システムを構成可能なホスト・コンピュータとプリンタの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るホスト・コンピュータとプリンタの機能ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における、印刷ジョブ送信処理を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の印刷システムにおいて、プリンタの記憶・保持するデータの構造例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態、および第2の実施形態における、データの初期化処理を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態、および第2の実施形態における、印刷処理、用紙搬送処理、エラー判定処理、データ記憶処理を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態における、印刷ジョブ送信処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
8 パラレル入出力コントローラ(PRTC)
16 印刷部I/F部
17 印刷部
18 入力部
21 双方向インターフェース
301 制御部
302 印刷ジョブ・スプール部
303 印刷ジョブ作成部
304 エラー判定部
305 印刷制御部
306 エラー発生基準値テーブル部
307 ホスト送受信部
311 プリンタ送受信部
312 プリンタ制御部
313 用紙有無検知部
314 印刷バッファ部
315 排紙検知部
316 エラー情報制御部
317 エラー検出部
318 情報記憶部
319 データ印字部
1000 プリンタ制御ユニット
1500 プリンタ
1501 操作パネル
3000 ホスト・コンピュータ

Claims (1)

  1. 印刷データと印刷指定情報を含む印刷ジョブを受けて印刷装置に対して印刷制御を実行する印刷制御方法であって、
    前記印刷ジョブを受けるステップと、
    前記印刷ジョブから印刷指定情報を取得する印刷情報取得ステップと、
    前記印刷装置からのエラー情報を受信するエラー情報受信ステップと、
    前記エラー情報ステップの後に実行されるステップであって、前記印刷情報取得ステップで取得した前記印刷指定情報に基づいて、前記エラー情報受信ステップで受信したエラー情報とあらかじめ設定され格納されているエラー判定基準情報を比較して、比較結果を出力する比較ステップと、
    前記印刷データを前記印刷装置に送信する印刷データ送信ステップであって、前記比較ステップが実行された後においては、各ページの印刷データを前記印刷装置に連続して送信するか、あるいはページ毎に間隔をあけて送信するかが前記比較結果に基づいて決定される印刷データ送信ステップと
    を備えることを特徴とする印刷制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257070A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Oki Data Corp 画像処理装置
JP2009008772A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 印刷制御装置

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