JP2004326247A - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】細氷を均一に混合することができ、口当たりが良く清涼感のあるフローズン飲料を調理可能なカップ式飲料自動販売機を提供すること。
【解決手段】カップ式飲料自動販売機1は、氷を粉砕して細氷を作る氷加工手段81と、カップC内に用意された飲料の主原料中に配置され、氷加工手段から投入される細氷を主原料と共に攪拌する攪拌羽根111とを備え、主原料を攪拌する際に、攪拌羽根を、主原料と細氷との境界近傍に配置し、かつ、細氷の投入による主原料の上昇に応じて攪拌羽根を上昇させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カップ式飲料自動販売機に関し、特に、カップなどの容器内に用意されたプレミックスのコーヒー飲料やシロップ等の主原料と氷とを攪拌してシャーベット状のフローズン飲料を調理するカップ式飲料自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ式飲料自動販売機として、製氷機で製造した氷を飲料入りのカップに供給して氷入りのコールド飲料を製造するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、最近では、飲料に対する嗜好の多様化により、口当たりが良く清涼感のあるコールド飲料として、例えばシャーベット状のフローズン飲料が好まれるようになってきている。このフローズン飲料を製造するためには、細氷(例えば、略米粒の寸法の氷)と飲料とを混合することが要求される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−6253号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のカップ式飲料自動販売機では、製氷機で作られた氷をそのままカップに投入し、攪拌羽根で攪拌している。この氷は、コールド飲料をできるだけ長く冷やすことを目的としているため、例えば、略10mm角の大きさとしてある。すなわち、従来のカップ式飲料自動販売機の構成では、上記フローズン飲料を製造するための細氷がなく、フローズン飲料を製造することができない。
【0006】
また、フローズン飲料を製造する細氷を得るため、例えば製氷機で作られた氷を粉砕する砕氷機構を備えることが考えられる。しかし、細氷を使用してフローズン飲料を製造する場合、先に通常のコールド飲料よりも濃い元飲料を調理しておき、この元飲料に砕氷機構で作られた細氷を混合する必要がある。この場合、元飲料は通常のコールド飲料よりも濃く粘稠なことから、従来のカップ式飲料自動販売機をそのままフローズン飲料の製造に用いることが難しかった。特に、従来のカップ式飲料自動販売機は、口当たりが良く清涼感のあるフローズン飲料を調理するうえで、細氷を元飲料に均一に混合させることが難しいという問題があった。
【0007】
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、細氷を均一に混合することができ、口当たりが良く清涼感のあるフローズン飲料を調理可能なカップ式飲料自動販売機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るカップ式飲料自動販売機は、氷を粉砕して細氷を作る氷加工手段と、カップ内に用意された飲料の主原料中に配置され、前記氷加工手段から投入される細氷を当該主原料と共に攪拌する攪拌羽根とを備え、前記主原料を攪拌する際に、前記攪拌羽根を、前記主原料と前記細氷との境界近傍に配置し、かつ、前記細氷の投入による前記主原料の上昇に応じて前記攪拌羽根を上昇させることを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明によれば、細氷を凝集させることなく細かい状態を保持したままで、主原料と即座に混合されるようにしている。
【0010】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項2の発明に係るカップ式飲料自動販売機は、前記カップの中心位置と前記攪拌羽根の回転中心とを互いに偏心させた状態で攪拌を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明によれば、攪拌羽根に作用する応力バランスを崩し、攪拌羽根の回転が円滑となるようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明に係るカップ式飲料自動販売機の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態であるカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【0013】
図1に示すように、カップ式飲料自動販売機1は、カップ搬送装置10、水リザーバ20、湯タンク40、コーヒー飲料調理装置50、製氷機60、氷振り分け装置70、氷加工供給装置80、シロップタンク90、キャニスタ100、攪拌装置110および排水容器120を備えている。
【0014】
カップ搬送装置10は、カップ供給装置(図示せず)により供給されたカップCを搬送する。カップCを搬送する位置としては、飲料を調理するための調理位置(図1に例示するカップCの位置)、および販売口(図示せず)に通じる販売位置がある。その他、カップ搬送装置10がカップCを搬送する位置には、各種原料などを受け取る受取位置があり、後述する攪拌装置110の攪拌羽根111の回転中心に対してカップCの中心を偏心させることができる。なお、調理位置には、排水のための排水口11が設けてある。
【0015】
水リザーバ20は、給水弁21を介して上水道から供給された水を貯留する。水リザーバ20には、送水配管22と製氷用水配管23とが接続されている。
【0016】
送水配管22は、水リザーバ20から延在する先端に三方弁24が設けられている。三方弁24は、一方に水配管25が接続され、他方には湯タンク用水配管26が接続されている。このように、送水配管22は、水配管25と湯タンク用水配管26とに分岐接続されている。
【0017】
三方弁24は、水配管25あるいは湯タンク用水配管26に対して個別に開閉可能であり、通常時はそれぞれに対して閉状態に保持されている。三方弁24は、送水配管22を水配管25あるいは湯タンク用水配管26に切替接続する。水配管25は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設され、三方弁24によって送水配管22と接続されると、水リザーバ20内の水が調理位置にあるカップCに供給される。また、湯タンク用水配管26は、湯タンク40に接続され、三方弁24によって送水配管22と接続されると、水リザーバ20内の水が湯タンク40に供給される。
【0018】
また、製氷用水配管23は、製氷機60と接続され、水リザーバ20内の水を製氷機60に供給する。
【0019】
湯タンク40は、ヒータ40aを内蔵し、湯タンク用水配管26により供給された水を加熱して貯留する。湯タンク40は、ヒータ40aによって、湯(加熱した水あるいは温水)の温度を例えば93〜97℃に保持している。湯タンク40には、湯配管41、コーヒー調理用湯配管42及び滑落湯配管43が接続されている。
【0020】
湯配管41は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設されている。湯配管41は、途中に湯弁41aが設けられている。湯配管41は、湯弁41aが開状態にあると湯タンク40内の湯が調理位置にあるカップCに供給され、湯弁41aが閉状態にあると湯配管41による湯の供給が停止される。また、コーヒー調理用湯配管42は、コーヒー飲料調理装置50に接続されている。コーヒー調理用湯配管42は、途中に湯弁42aが設けられ、湯弁42aが開状態にあると湯タンク40内の湯がコーヒー飲料調理装置50に供給され、湯弁42aが閉状態にあるとコーヒー調理用湯配管42による湯の供給が停止される。滑落湯配管43は、氷加工供給装置80の後述するシュータ82に湯を供給するもので、湯弁43が途中に設けられている。
【0021】
コーヒー飲料調理装置50は、挽いたコーヒー豆と、コーヒー調理用湯配管42により供給された湯とを用いてコーヒー飲料を抽出する。コーヒー飲料調理装置50には、コーヒー配管51が接続されている。コーヒー配管51は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設され、コーヒー飲料調理装置50により抽出したコーヒー飲料を調理位置にあるカップCに供給する。
【0022】
製氷機60は、製氷用水配管23を通じて水リザーバ20内から供給された水を用いて氷を製造して貯蔵する。この氷は、予め設定された大きさ、例えば略10mm角に製造され、以下、製氷機60で製造した氷を角氷という。製氷機60は、開閉可能に構成された氷排出口61を有している。氷排出口61は、氷振り分け装置70に接続され、開状態にあると角氷が氷振り分け装置70に供給され、閉状態にあると角氷の供給が停止される。
【0023】
氷振り分け装置70は、氷配管用位置(図1中破線で例示)と、氷加工供給装置用位置(図1中、実線で例示)との2通りの位置に可動する氷振り分け機構71を内蔵している。氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71の各位置に応じて一方あるいは他方の通路をなす。一方の通路は氷配管72に接続され、他方の通路は氷加工供給装置80に接続されている。氷配管72は、先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設されている。そして、氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71が氷配管用位置のときに一方の通路が開通し、氷配管72を介して製氷機60からの角氷が調理位置にあるカップCに供給される。また、氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71が氷加工供給装置用位置のときに他方の通路が開通し、製氷機60からの角氷が氷加工供給装置80に供給される。このように、氷振り分け装置70は、製氷機60が製造した氷を氷配管72(調理位置にあるカップC)あるいは氷加工供給装置80に択一的に振り分けて供給する。
【0024】
氷加工供給装置80は、氷振り分け装置70により供給された氷を粉砕して、例えば、略米粒の寸法となる小さい氷(以下、「細氷」という)を製造し、さらにこの氷を調理位置にあるカップCに供給する。氷加工供給装置80は、図2に示すように、氷加工手段81および案内路としてのシュータ82を備えている。
【0025】
氷加工手段81は、略すり鉢形状の容器81aの上面に氷投入口81bを有している。容器81aは、内部に回転羽根81cが設けられている。回転羽根81cは、容器81aのすり鉢状の底部に設けた回転軸に対して略放射状に複数(本実施の形態では3個)設けられ、当該回転軸を中心として容器81aのすり鉢状の内周面に沿って回転可能としてある。回転羽根81cは、容器81aの外部に設けたモータ81dによって前記回転軸を中心として回転される。また、容器81aのすり鉢状の周面の一部には、細氷排出口81eが設けられている。細氷排出口81eの開口縁には削り刃81fが設けられ、容器81aのすり鉢状の底部には、排水口81gが設けられている。氷加工手段81は、製氷機60で製造された角氷が氷振り分け機構71を介して氷投入口81bから容器81a内に投入される。このとき、角氷は、図2に示すように、氷加工手段81の直上に配置された導入部材85を介して氷投入口81bに供給される。その後、モータ81dの駆動によって回転羽根81cが回転すると、角氷が回転羽根81cによって容器81aのすり鉢状の内周面に押し付けられる。この結果、細氷排出口81eの位置で角氷が削り刃81fで砕かれて細氷となり、細氷排出口81eから容器81aの外部に排出される。
【0026】
シュータ82は、容器81a外部の細氷排出口81eに通じて設けられている。シュータ82は、断面略矩形状の筒体をなし、細氷排出口81eに向く搬入口82aと、容器81aの外部に向く搬出口82bとを有している。搬出口82bの下側縁には、さらに外部に延在する舌片82cが延設されている。舌片82cの先端は、調理位置にあるカップCの開口部分に臨んでいる。シュータ82は、搬入口82aよりも搬出口82bのほうが大きくなるように形成され、搬出口82bを下方(カップC)に向けて設けられている。また、シュータ82は、搬入口82aの近傍に導水口82dが設けられている。導水口82dには、滑落湯配管43の先端が接続され、湯弁43aが開状態にあると湯タンク40内の湯がシュータ82に供給され、湯弁43aが閉状態にあるとシュータ82への湯の供給が停止される。
【0027】
シロップタンク90は、シロップを貯蔵する。シロップタンク90には、シロップ配管91が接続してある。シロップ配管91は、その先端が調理位置にあるカップCに臨むように配設してある。シロップ配管91は、途中にシロップ弁91aが設けられ、シロップ弁91aが開状態にあるとシロップタンク90内のシロップが調理位置にあるカップCに供給され、シロップ弁91aが閉状態にあるとシロップ配管91によるシロップの供給が停止される。なお、本実施の形態におけるシロップタンク90は、図1において3個示してあり、各々に貯蔵されたシロップがそれぞれのシロップ配管91によってカップCに供給される。
【0028】
キャニスタ100は、粉末原料として、例えば砂糖、クリーム、インスタントコーヒーおよびココアなどを貯蔵している。キャニスタ100は、貯蔵してある粉末原料を受取位置にあるカップCに定量供給する。なお、本実施の形態でのキャニスタ100は、図1において3個示してあり、各々貯蔵した粉末原料をカップCに定量供給する。
【0029】
攪拌装置110は、調理位置にあるカップCに対して進退可能、かつ軸心回りに回転可能に構成された攪拌羽根111を有している。攪拌装置110は、飲料を調理するときには攪拌羽根111を下降させてカップC内に配置する一方、それ以外のときには攪拌羽根111を上昇させてカップCから出た位置で待機させている。
【0030】
排水容器120は、氷加工排水配管121と調理排水配管122とが接続され、排水を貯留する。氷加工排水配管121は、氷加工手段81の排水口81gに接続され、容器81a内の水を排水容器120に送出する。調理排水配管122は、上述したカップCの搬送系路(例えば調理位置など)に設けた排水口11に接続され、当該搬送系路上の水を排水容器120に送出する。
【0031】
上述したように構成したカップ式飲料自動販売機1において、口当たりが良く清涼感のあるコールド飲料として、例えばシャーベット状のフローズン飲料を製造するための動作について以下に詳述する。
【0032】
例えば、購入者により販売ボタン(図示せず)が操作されて、フローズン飲料、例えば、フローズンコーヒー飲料の販売指令が送出されると、カップ搬送装置10は、カップ供給手段(図示せず)により供給されたカップCを調理位置に搬送する。
【0033】
カップ搬送装置10がカップCを調理位置に搬送すると、攪拌装置110の攪拌羽根111が下降してカップCの下部に配置される。そして、湯タンク40からコーヒー調理用湯配管42を通って湯がコーヒー飲料調理装置50に供給される。これにより、抽出されたエスプレッソコーヒー飲料がコーヒー配管51からカップCへ供給され、これと並行してキャニスタ100から所定量の砂糖やクリーム等の粉末原料がカップCへ投入される。このとき、攪拌羽根111は、図3(a)に示すように、粉末原料が入ったコーヒー飲料中に浸漬されており、7000〜9000rpm程度の回転数で回転させて前記コーヒー飲料を攪拌し、砂糖やクリーム等の粉末原料が溶けたプレミックスのコーヒー飲料(以下、「主原料」という)とする。
【0034】
ここで、通常のコールド飲料、例えば、コールドコーヒー飲料の場合には、100gのコーヒー飲料に砂糖やクリーム等の粉末原料を10〜15g溶かしたカップCに、氷振り分け機構71によって氷配管72を介して110〜120g程度の角氷を投入して1カップ当たり220〜230gのコールドコーヒー飲料とされる。このように、通常のコールド飲料の場合、飲料の濃度が薄く、角氷がある程度解けて飲料が冷える程度に攪拌できればよいことから、攪拌羽根111は5000〜6000rpmの回転数で回転させればよい。
【0035】
これに対して、フローズン飲料は、飲料中に細氷が均一に分散したシャーベット状であることから、主原料は、コーヒー飲料に砂糖やクリーム等の粉末原料を20〜25g溶かした通常よりも3倍程度濃いプレミックス飲料を80〜90g使用し、このプレミックス飲料に140〜150gの細氷を均一に分散させている。このため、フローズン飲料においては、飲料に砂糖やクリーム等の粉末原料を溶かしてプレミックス飲料とするときには、同じ時間で攪拌を完了させるために、攪拌羽根111を通常のコールド飲料の場合よりも高速で回転させて溶かす必要がある。
【0036】
そして、主原料を調理している間に、製氷機60の氷排出口61を一時的に開いて、氷排出口61を通じて所定量の角氷を氷振り分け装置70に供給する。このとき、氷振り分け装置70は、氷振り分け機構71を氷加工供給装置用姿勢に保持して、製氷機60からの角氷を氷加工手段81に供給する。
【0037】
氷振り分け装置70によって製氷機60からの角氷が氷加工手段81に供給されると、氷加工供給装置80は、氷加工手段81のモータ81dを駆動して回転羽根81cを作動させ、角氷を粉砕して細氷にする。これによって、主原料が調理されたカップCには、シュータ82を通じて、図3(b)に示すように、攪拌羽根111が回転した状態で細氷Icrが供給される。このように、攪拌羽根111を回転させた攪拌状態で細氷を主原料に投入すると、細氷が主原料の表面で凝集して大きな塊とならず、投入される細氷が細かい状態に保持される。この結果、攪拌羽根111による攪拌によって細氷が主原料中に均一に分散混合されて、フローズンコーヒー飲料となってゆく。
【0038】
このとき、攪拌装置110は、攪拌羽根111の回転数を4000rpm程度に減じると共に、攪拌羽根111が、常に主原料内の細氷との境界近傍に位置するようにする。細氷の投入に伴って回転数を減じるのは、攪拌羽根111による攪拌によって、主原料中に細氷が均一に分散し、フローズンコーヒー飲料となってゆく際に空気が一緒に取り込まれて嵩が増すため、回転によってフローズンコーヒー飲料がカップCから溢れないようにするためである。
【0039】
また、攪拌羽根111による攪拌の際に、攪拌羽根111を上昇させることによって、常に主原料内の細氷との境界近傍に攪拌羽根111を配置して細氷を投入すると、凝集することなく細かい状態を保持したままで、細氷が主原料と即座に混合され、細氷が主原料中に均一に分散される。このため、最終的に口当たりが良く清涼感のあるフローズンコーヒー飲料を製造することができる。
【0040】
このとき、攪拌羽根111の位置を主原料内の細氷との境界近傍に配置するためには、図4(a),(b)に示すように、攪拌羽根111を主原料内の細氷との境界近傍に位置するように、細氷の投入に伴って攪拌羽根111を上昇させてゆく必要がある。このためには、例えば、氷加工供給装置80で加工され、カップCへ供給される細氷の供給量を予め測定しておく。そして、この供給量に基づいて、カップ内における主原料と細氷との境界位置を予測し、細氷の供給に合わせて、予測した境界位置となるように攪拌羽根111を上昇させればよい。或いは、カップ内への細氷の投入量を実測しておき、これに対応させるように攪拌羽根111の上昇速度を決めれば良い。このとき、攪拌羽根111は、主原料と細氷との境界位置に応じて段階的に回転数を減らすと、空気が取り込まれて嵩が増したフローズンコーヒー飲料がカップCから溢れ出すことを防止するうえで一層効果的である。
【0041】
更に、攪拌羽根111による攪拌の際に、カップ搬送装置10によってカップCを水平面内で動かし、図5に示すように、カップCの中心Ccを、攪拌羽根111の回転中心Crに対して水平面内で偏心させると、攪拌羽根111の回転が円滑になる。これは、攪拌羽根111の位置がカップCの中心に存在していると、攪拌羽根111の周囲における主原料と細氷が攪拌羽根111と一緒に回って効率の良い混合が阻害されてしまう場合がある。これに対し、攪拌羽根111の位置をカップCの中心から偏心させて攪拌を行うと、攪拌羽根111によるカップC内における主原料と細氷の流れが乱れる。このため、攪拌羽根111に作用する応力バランスが崩れる結果、攪拌羽根111の回転が円滑となるので、主原料と細氷とが十分に攪拌されて、細氷が主原料中に均一に分散したフローズン飲料となるからである。
【0042】
こうして主原料と細氷とが均一に分散されたフローズン飲料の製造が終了すると、攪拌装置110は、攪拌羽根111を上昇してカップCから出た位置で保持する。その後、カップ搬送装置10によりカップCを販売位置に搬送する。そして、フローズンコーヒー飲料が調理されたカップCが販売口(図示せず)から購入者に受け渡される。
【0043】
このように、本実施の形態であるカップ式飲料自動販売機1によれば、製氷機60からの角氷を粉砕する氷加工手段81を備え、氷加工手段81により粉砕した細氷をカップC内の主原料と混合するので、製氷機60で製造した角氷の大きさによらず、口当たりの良く清涼感のあるフローズンコーヒー飲料を製造することができる。
【0044】
なお、上述したカップ式飲料自動販売機1において製造可能なフローズン飲料は、プレミックスのコーヒー飲料を用いたものに限定されない。例えばシロップを用いたものや、キャニスタ100の粉末原料と湯タンク40の湯との混合液を用いたものからフローズン飲料を製造することができる。
【0045】
また、本実施の形態におけるカップ式飲料自動販売機1では、製氷機60からの氷を氷加工供給装置80および氷配管72に択一的に供給可能な氷振り分け装置70を備えているので、従来のものと同様に角氷入りのコールド飲料を製造することもできる。この場合、氷振り分け装置70により製氷機60からの氷を氷配管72に振り分けて供給すれば、製氷機60からの氷が氷配管72を通じてそのままカップCに供給される。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、主原料を攪拌する際に、攪拌羽根を、主原料と細氷との境界近傍に配置し、かつ、細氷の投入による主原料の上昇に応じて攪拌羽根を上昇させるので、細氷を主原料に均一に混合することができ、口当たりが良く清涼感のあるフローズン飲料を調理可能なカップ式飲料自動販売機を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカップ式飲料自動販売機の概略構成図である。
【図2】氷加工供給装置を示す斜視図である。
【図3】(a)は主原料が調理されたカップの正面図、(b)は攪拌羽根が回転した状態でカップに細氷が供給される状態を示す正面図である。
【図4】攪拌羽根を主原料内の細氷との境界近傍に位置させて、細氷の投入に伴って攪拌羽根を上昇させてゆく様子を示した正面図である。
【図5】カップの中心を、攪拌羽根の回転中心に対して水平面内で偏心させた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 カップ式飲料自動販売機
10 カップ搬送装置
11 排水口
20 水リザーバ
21 給水弁
22 送水配管
23 製氷用水配管
24 三方弁
25 水配管
26 湯タンク用水配管
27 滑落水配管
27a 水弁
40 湯タンク
40a ヒータ
41 湯配管
41a 湯弁
42 コーヒー調理用湯配管
42a 湯弁
43 滑落湯配管
43a 湯弁
45 弁駆動部
50 コーヒー飲料調理装置
51 コーヒー配管
60 製氷機
61 氷排出口
62 氷排出駆動部
70 氷振り分け装置
71 氷振り分け機構
72 氷配管
73 氷振り分け駆動部
80 氷加工供給装置
81 氷加工手段
81a 容器
81b 氷投入口
81c 回転羽根
81d モータ
81e 細氷排出口
81f 削り刃
81g 排水口
82 シュータ
82a 搬入口
82b 搬出口
82c 舌片
82d 導水口
85 導入部材
90 シロップタンク
91 シロップ配管
91a シロップ弁
100 キャニスタ
110 攪拌装置
111 攪拌羽根
112 攪拌駆動部
120 排水容器
121 氷加工排水配管
122 調理排水配管
Cc カップの中心
Cr 攪拌羽根の回転中心
Icr 細氷

Claims (2)

  1. 氷を粉砕して細氷を作る氷加工手段と、
    カップ内に用意された飲料の主原料中に配置され、前記氷加工手段から投入される細氷を当該主原料と共に攪拌する攪拌羽根とを備え、
    前記主原料を攪拌する際に、前記攪拌羽根を、前記主原料と前記細氷との境界近傍に配置し、かつ、前記細氷の投入による前記主原料の上昇に応じて前記攪拌羽根を上昇させることを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  2. 前記カップの中心位置と前記攪拌羽根の回転中心とを互いに偏心させた状態で攪拌を行うことを特徴とする請求項1に記載のカップ式飲料自動販売機。
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