JP2004326144A - 監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】中央監視装置と接続される複数の端末器より、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合に、端末器自体で警戒モードに移行した事を確認可能な監視システムを提供する。
【解決手段】定常または非定常の状態を監視する複数の端末器20、21および1台の中央処理装置19と、端末器20、21および中央処理装置19との間で、定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段5と、端末器20、21にて非定常の状態が発生した場合に警報音などを鳴らすブザー手段24を備え、中央処理装置19は、定常または非定常の状態の監視開始時に、端末器20、21より定常状態である信号を受信した場合、端末器のブザー手段24を動作させ確認音を発するようにする。
【選択図】 図2
【解決手段】定常または非定常の状態を監視する複数の端末器20、21および1台の中央処理装置19と、端末器20、21および中央処理装置19との間で、定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段5と、端末器20、21にて非定常の状態が発生した場合に警報音などを鳴らすブザー手段24を備え、中央処理装置19は、定常または非定常の状態の監視開始時に、端末器20、21より定常状態である信号を受信した場合、端末器のブザー手段24を動作させ確認音を発するようにする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末器からの非定常信号に基づいて中央処理装置から自動通報を行う監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、窃盗犯罪の増加に伴い、住居における監視システムの需要が増加している。従来この種の監視システムは、侵入者検知用のセンサ端末器と警報を発する中央処理装置との組み合わせからなり、中央処理装置は、各センサ端末器より侵入発生などの非定常状態を受け付けると(例えば使用者が警備サービスを契約している)警備会社の外線電話へ自動的に通報し、中央処理装置との間で音声通話、あるいは、中央処理装置に接続しているカメラの映像をFAX信号に変換するなどして警備会社に送信するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、最近では、カメラの映像を確認する機能を廃して、各センサ端末器と中央処理装置との間で簡易的な通話機能(宅内インターホン機能)を備えた安価な監視システムも提案されており、以下、その構成について説明する。
【0004】
図21は、従来この種の監視システムのシステムブロック図であり、1は中央処理装置、2または3は端末器である。これら中央処理装置1と端末器2または3の間は、後述する無線による通信手段によって通信が行われる。
【0005】
図22は中央処理装置1の内部ブロック図である。4は制御手段、5はデータ通信手段、6は音声を変復調して通信を行う音声通信手段、7はデータ通信手段5からの出力を受けて外線電話に接続して音声通信手段6を公衆回線に接続する公衆回線接続手段。8は電話回線に接続するための外線接続部、9は1全体の状態を表示する表示部、10は中央処理装置1全体の動作を設定する設定部である。11は音声通信手段5から出力される音声を拡声する音声出力手段、12は中央処理装置から端末器に対して音声を送信するための音声入力手段である。
【0006】
図23は端末器2または3の内部ブロック図である。13は侵入検知手段で(図示はしないが)人を検知するセンサーの場合では、赤外線の受発光部を設けており、端末器2または3の周囲1〜3mに発光した赤外線出力の変化に応じて非定常状態を検知するものであり、窓の開閉状態を検知するセンサーの場合では、窓の開閉により磁石の近接の変化に応じて非定常状態を検知するものである。
【0007】
つまり、この端末器を宅内の窓近傍あるいは居間などに設置することにより、外部から宅内への侵入を検知することができる。
【0008】
14は端末制御部で、侵入検知手段13からの非定常信号、すなわち侵入が発生したという情報を、中央処理装置1に対して自らの端末器コードと共に、データ通信手段15を用いて無線によって送信するものである。16は音声通信手段で、中央処理装置1との間で音声信号を通信する。17は音声出力手段で、音声通信手段16によって受信・復調された音声信号を拡声するものである。18は音声入力手段で、これによって端末器2周辺の音声は集音され、音声通信手段16で変調されて中央処理装置1に送信される。
【0009】
以上の構成に基づいて動作を説明する。使用者の外出時において、中央処理装置1の設定部10により警戒モードを設定することにより、制御手段4は、データ通信手段5に対して端末器2または3を警戒モードに切り替えるよう信号を出力し、端末器2または3のデータ通信手段15を介して端末制御部14は(それまでの)非警戒モードから警戒モードに切り替えるのと同時に、侵入検知手段13からの信号を受付け可能な状態にする。補足するが、非警戒モードでは侵入検知手段13からの信号を受付けを不能にすることにより、侵入検知手段13(例えば赤外線センサー)の検知回路への通電を遮断することにより、消費電力を軽減するわけである。一方で、侵入検知手段13からの信号を受付可能な状態になった段階で、端末制御部14は端末器2または3をとりまく状況が定常状態または非定常状態なのかを知り、この状態をデータ通信手段15を介して、中央処理装置1へ送信する。
【0010】
つまり、使用者が中央処理装置1の設定部10にて警戒モードを設定した場合、端末器2および3が窓の開閉状態を検知する開閉検知センサーとして、いずれも窓が閉じていると言う定常状態を検知することをもって警戒動作を開始する。
【0011】
警戒動作中において端末器2または3が設置されている宅内の窓近傍あるいは居間に外部から宅内への侵入があると侵入検知手段13が動作し、端末器2または3におけるデータ通信手段15に対して非定常状態発生の信号が出力される。データ通信手段15はこの信号を受けると中央処理装置1のデータ通信手段5に対して信号を発信する。この信号は、まず自らの端末器のアドレスコードと侵入が発生したという旨の状態コードを順次送信する。中央処理装置1では、中央処理装置1のデータ通信手段5においてこの送信信号を受信し、どの端末器からの信号かを判別し、さらには侵入発生した旨の信号を受信する。この信号に基づき、公衆回線接続手段7が動作し、外線接続部8から予め登録された電話番号に対応した宅外の電話機との通話構成が確立する。これによって端末器の周辺の音声を、音声入力手段18を通じて宅外の電話機でモニタすることができるようになり、周辺状況の傍受が可能となる。また、必要な場合は電話機を通じて音声出力手段17から使用者の音声によって侵入者に対して威嚇を行うわけである。
【0012】
【特許文献1】
特開平05−290416号公報(第1ー2頁、第1図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、使用者が中央処理装置1にて警戒モードを設定した場合、各端末器が警戒モードに移行したかどうかを端末器自体で確認する方法は、上記した窓の開閉検知センサーの例で言えば、実際に窓を開閉してセンサー機能を動作させるしか方法しかなかった。また、各端末器が警戒モードに移行したかどうかを表示するための集中表示手段を家屋に設けてそれに表示する方法も考えられる。しかしながら、そのために集中表示手段を備える費用の点を顧みるとあまり現実的でないといえる。
【0014】
また、警戒モード設定は、外出時に宅内の全てのセンサーを警戒モードに設定する場合と、2階にて就寝する時に1階に設置したセンサーのみを警戒モードに設定する部分警戒モードとの2つに大別されるが、後者の部分警戒モードを設定した場合には、上記の例で言えば1階に設置したセンサーだけが正しく警戒モードに移行したかをセンサー単体だけで確認するのが困難であると言う課題を有していた。
【0015】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、各端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認可能な監視システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の監視システムは、定常または非定常の状態を監視する複数の端末器および1台の中央処理装置と、前記端末器および前記中央処理装置との間で前記定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段と、前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザー手段を備え、前記中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音を吹鳴するようにしたものである。
【0017】
これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認可能とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、定常または非定常の状態を監視する複数の端末器および1台の中央処理装置と、前記端末器および前記中央処理装置との間で前記定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段と、前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザー手段を備え、前記中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認することが可能になるものである。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、ブザー手段の音量を設定する音量設定手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に前記端末器から定常状態である信号を受信した場合に前記端末器のブザー手段にて吹鳴する第1の確認音の音量を、警戒中に前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に前記端末器のブザー手段にて吹鳴する警報音の音量より小さく設定するようにしたものであり、これにより、警戒モードを設定する度に発生する各端末器の警戒モード設定確認音の音量を軽減することができ、近隣の住人に対して、警戒モード設定確認音を(実際に宅内へ不審者の侵入があった場合に報知する)警報音として誤って伝える懸念がなくなるというものである。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1〜2に記載の監視システムにて、端末器は中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に定常状態である旨を表示するようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音が、どの端末器が鳴って、どの端末器が鳴っていないのか聞き取りにくい場合においても、表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を短時間(例えば1分程度)点灯させることにより、使用者はどの端末器が警戒モードに移行したかを端末器自体で確認することを可能にするものである。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音とは音量または音色が異なる第2の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器が非定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が開いている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピーピーと言うような音)を鳴らすことにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることが可能となる。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の監視システムにて、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第2の確認音を吹鳴し、かつ、他の端末器のブザー手段を動作させないようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、直ちに他の端末器の警戒モード設定確認音を消すため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることが可能となる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、端末器は中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に非定常状態である旨を表示するようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることが可能となる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の監視システムにて、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に非定常状態である旨を表示し、かつ、他の端末器の表示手段を表示させないようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に表示手段により点灯あるいは点滅する警戒モード設定表示のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを見分けにくい場合おいても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、直ちに他の端末器の警戒モード設定表示を消すため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることが可能となる。
【0025】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、端末器は電池の電圧を検知する電池電圧検知手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記電池電圧検知手段にて電圧が所定の値に満たない場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音とは音量または音色が異なる第3の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、電池駆動の端末器において、電源電圧の値が低い状態(電池残量が少ない状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピッピッピッピッと言うような音の繰り返し)を鳴らすことにより、使用者は端末器の電池切れを容易に知ることが可能となる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、端末器は電池の電圧を検知する電池電圧検知手段と、中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段とを備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記電池電圧検知手段にて電池電圧が所定の値に満たない場合、前記端末器の表示手段に電池電圧が低い旨を表示するようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器の電池電圧が低いのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は端末器の電池切れをより確実に知ることが可能となる。
【0027】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれかに記載の監視システムの少なくとも一つの手段をコンピュータに実行させるためのプログラムである。この構成によれば、監視システムは、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、各端末器自体に内蔵している警報用ブザーを短時間吹鳴することにより警戒モード設定に移行したことを確認可能にするものである。また、プログラムであるのでマイコンなどを用いて本発明の監視システムの一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布が簡単にできる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1〜20を参照しながら説明する。なお、上記従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0029】
(実施例1)
図1は、本実施例1の監視システムのシステムブロック図、図2は、本発明の実施例1の中央処理装置の内部ブロック図、図3は、本発明の実施例1の端末器20、21の内部ブロック図であり、図4は、端末器20、21の端末制御部23の要部動作を示すフローチャートである。図3のブザー手段24は宅内にて不審者の侵入が発生するなど非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザーである。その他は、中央処理装置19、端末制御部23、端末器20、および21と表記している以外は従来例と同じ構成である。
【0030】
なお、端末器20、21は宅内への侵入検知を目的とした防犯用センサーであるが、本実施例では(わかりやすく説明するために)すべてを窓の開閉状態を検知する開閉センサーとして説明する。つまり、開閉センサーの検知状態は窓が閉まっている状態を定常状態とし、窓が開けられた状態を非定常状態として検知することにより宅内への侵入を検知しようというものである。
【0031】
その他、防犯用センサーには人体を検知する人感センサーがあり、この場合は赤外線の受発光部を設けてセンサーの周囲1〜3mに発光した赤外線出力の変化に応じて非定常状態を検知する訳である。
【0032】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0033】
使用者は外出時に監視システムを(それまでの非警戒モードより)警戒モードに切り替えるため、図2に示した中央処理装置19の設定部10により警戒モードを設定することにより、制御手段22は、データ通信手段5に対して端末器20、21を警戒モードに切り替えるようデータ信号を出力し、端末器20、21のデータ通信手段15を介して端末制御部23に伝えられ、端末制御部23は警戒モード設定処理を開始する。
【0034】
警戒モード設定処理を開始すると、図4のフローチャートに示すように、S1にて侵入検知手段13より現在の窓の状態を検知し、S2にて開閉センサーが定常状態(窓が閉まっている状態)を検知すると、S3aにて中央処理装置19に開閉センサーが定常状態である、つまり、警戒モードに移行することが可能である旨を伝え、S4aにて中央処理装置19からの応答を受けた後に、S5にて第1の確認音である「ピピッ」というブザー音を吹鳴し警戒モード設定処理を終了する。
【0035】
以上のように、本実施例では、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が中央処理装置と通信が完了して警戒モードに移行した事を端末器自体で確認することができるので中央処理装置を含めて警戒モードに設定ができたことを知ることができる。
【0036】
なお、本実施例では、第1の確認音を具体的に示したがこの確認音は特に限定するものではなく、メロディや音声合成による確認音を鳴らしても良い。
【0037】
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2の端末器20、21の内部ブロック図、図6は、端末器20、21の端末制御部25の要部動作を示すフローチャートである。図5に示すように、音量設定手段26は、ブザー手段24のブザーを吹鳴する音量を設定するものである。その他、端末制御部25以外は実施例1と同じ構成である。
【0038】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0039】
警戒動作を開始すると、図6のフローチャートに示すように、S6にて音量設定手段26によりブザー手段24のブザーを吹鳴する音量を、通常、防犯センサーとして侵入者を威嚇するための警報音の音量(90dB)に比べて半分の音量に設定し、S5にて第1の確認音である「ピピッ」というブザー音を吹鳴し、S7にて音量設定手段26にて音量を元の値に戻して警戒モード設定処理を終了する。
【0040】
以上のように、本実施例では、警戒モードを設定する度に発生する各端末器における警戒モード設定確認音の音量を軽減することができるため、使用者自らが耳障りな大音量を聞くことを避けることができるばかりか、近隣の住人に対しても、警戒モード設定確認音を(実際に宅内へ不審者の侵入があった場合に報知する)警報音として誤って伝える懸念を払拭することができる。
【0041】
なお、本実施例では、音量設定手段26にて軽減する音量を半分などと具体的に示したがこの音量は特に限定するものではない。また音量を変えるほかに音色を変えて、アラーム用の張りつめた音と設定確認用の優しい音とを切り換えても良い。
【0042】
(実施例3)
図7は、本実施例3の端末器20、21の内部ブロック図、図8は、端末器20、21の端末制御部27の要部動作を示すフローチャートである。図7に示すように、表示手段28は中央処理装置19から受信したデータを表示するものであり、たとえばLED半導体発光素子(LEDランプ)である。その他は、端末制御部27以外は実施例2と同じ構成である。
【0043】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0044】
図8のフローチャートに示すように、S5〜S7にてブザー手段24にて第1の確認音を吹鳴した後に、S8〜S9にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点灯させて、S10にてこれを消灯する。
【0045】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音が、どの端末器が鳴って、どの端末器が鳴っていないのか聞き取りにくい場合においても、表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を短時間(例えば1分程度)点灯させることにより、使用者はどの端末器が警戒モードに移行したかを端末器自体で確認することができる。
【0046】
なお、本実施例では、表示手段28(LEDランプ)を点灯する時間を具体的に示したがこの時間は特に限定するものではない。
【0047】
また、本実施例では、S5にてブザー手段24による確認音を吹鳴終了後に、表示手段28(LEDランプ)を点灯するようにしたがこのタイミングは限定するものではなく、ブザー吹鳴と表示手段(LEDランプ)の点灯を同時に行っても良い。
【0048】
さらに、S6によるブザー吹鳴の音量設定では無音の設定も可能である。つまり、ブザー吹鳴を行うことなく表示手段(LEDランプ)の点灯のみを行っても良い。
【0049】
(実施例4)
図9は、本発明の実施例4の端末器20、21の内部ブロック図、図10は、端末器20、21の端末制御部29の要部動作を示すフローチャートである。図9に示すように、端末制御部29以外は実施例3と同じ構成である。
【0050】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0051】
図10のフローチャートに示すように、S1にて侵入検知手段13より現在の窓の状態を検知し、S2にて開閉センサーが非定常状態(窓が開いている状態)を検知すると、S3bにて中央処理装置19に開閉センサーが非定常状態である、つまり、警戒モードに移行できない旨を伝え、S4bにて中央処理装置19からの応答を受けた後に、S11にて第2の確認音(使用者に対してこの窓が開いているので閉めて欲しいと喚起するための音)である「ピーピー」というブザー音を数回吹鳴し警戒モード設定処理を終了する。
【0052】
以上のように、本実施例では、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器が非定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が開いている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピーピーと言うような音)を鳴らすことにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることができる。
【0053】
なお、本実施例では、第2の確認音を具体的に示したがこの確認音は特に限定するものではなく、メロディや音声合成による確認音を鳴らしても良い。
【0054】
(実施例5)
図11は、本発明の実施例5の端末器20、21の内部ブロック図、図12は、端末器20、21の端末制御部30の要部動作を示すフローチャートである。図11に示すように、端末制御部30以外は実施例1と同じ構成である。
【0055】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0056】
図12のフローチャートに示すように、上記実施例4に加えた処理はS12のみである。ここで、もう一度だけ処理の流れを繰り返すが、使用者が外出時に監視システムを(それまでの非警戒モードより)警戒モードに切り替え操作を行った際に、中央処理装置19は複数個ある端末器に対して一斉に警戒モードに切り替えるようデータ送信を行う。各端末器では図12のフローチャートに示すS1、S2、S3aあるいはS3bの処理を各々行った後にS4aあるいはS4bにて中央処理装置19からの応答を待っている。
【0057】
一方、中央処理装置19は、すべての端末器からのS3aあるいはS3bによる各端末器の状態が全部揃うまで待ち、すべての端末器の状態を受付けて、かつ、すべての端末器の状態が定常状態である(つまりすべての窓が閉まっている)場合に各端末器にブザー手段24による第1の確認音の吹鳴を行う旨の指令を与え、S12にてブザー手段24による第1の確認音を吹鳴するか否かの判断後に、S5〜S7にてブザー手段24にて第1の確認音を吹鳴する。
【0058】
しかしながら、いずれかの端末器にてS2にて非定常状態(窓が開いている状態)を検知すると、S3bにて端末器より中央処理装置19へ(端末器の1つが)非定常状態であると伝えられると、中央処理装置19は、各端末器にブザー手段24による第1の確認音の吹鳴を行わない旨の指令を与えるため、これをS4aにて受け付けた端末器はブザー手段24による確認音の吹鳴は行わず、これをS4bにて受け付けた端末器(つまり窓が開いている状態を検知した端末器)だけブザー手段24による第2の確認音(ピーピー)を吹鳴する。
【0059】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、直ちに他の端末器の警戒モード設定確認音を消すため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることができる。
【0060】
(実施例6)
図13は、本発明の実施例6の端末器20、21の内部ブロック図、図14は、端末器20、21の端末制御部31の要部動作を示すフローチャートである。図13に示すように、端末制御部31以外は実施例5と同じ構成である。
【0061】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0062】
図14のフローチャートに示すように、上記実施例5との違いはS12の処理を廃して、S13〜S15の処理を追加している。つまり非定常状態を検知した端末にて、S11にてブザー手段24による第2の確認音(ピーピー)を吹鳴した後に、S13〜S14にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点滅させて、S15にてこれを消灯する。
【0063】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることが可能となる。
【0064】
なお、本実施例では、表示手段28(LEDランプ)を点灯する時間を具体的に示したがこの時間は特に限定するものではない。
【0065】
また、本実施例では、S11にてブザー手段24による確認音を吹鳴終了後に、表示手段28(LEDランプ)を点滅するようにしたがこのタイミングは限定するものではなく、ブザー吹鳴と表示手段(LEDランプ)の点滅を同時に行っても良い。
【0066】
(実施例7)
図15は、本発明の実施例7の端末器20、21の内部ブロック図、図16は、端末器20、21の端末制御部32の要部動作を示すフローチャートである。図15に示すように、端末制御部32以外は実施例6と同じ構成である。
【0067】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0068】
図16のフローチャートに示すように、上記実施例6に加えた処理はS12のみであり、使用者が外出時に監視システムを(それまでの非警戒モードより)警戒モードに切り替え操作を行った際に、中央処理装置19は複数個ある端末器に対して一斉に警戒モードに切り替えるようデータ送信を行う。各端末器では図16のフローチャートに示すS1、S2、S3aあるいはS3bの処理を各々行った後にS4aあるいはS4bにて中央処理装置19からの応答を待っている。
【0069】
ここで、いずれかの端末器にてS2にて非定常状態(窓が開いている状態)を検知すると、S3bにて端末器より中央処理装置19へ(端末器の1つが)非定常状態であると伝えられると、中央処理装置19は、各端末器にブザー手段24による第1の確認音の吹鳴を行わない旨の指令を与えるため、これをS4aにて受け付けた端末器はブザー手段24による確認音の吹鳴は行わず、これをS4bにて受け付けた端末器(つまり窓が開いている状態を検知した端末器)だけブザー手段24による第2の確認音(ピーピー)を吹鳴し、S13〜S14にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点滅させて、S15にてこれを消灯する。
【0070】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に表示手段により点灯あるいは点滅する警戒モード設定表示のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを見分けにくい場合おいても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、他の端末器の警戒モード設定表示をしないため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることができる。
【0071】
(実施例8)
図17は、本発明の実施例8の端末器20、21の内部ブロック図、図18は、端末器20、21の端末制御部33の要部動作を示すフローチャートである。図17に示すように、電池電圧検知手段34は端末器が電池駆動の場合に電池の電圧を検知するものであり、その他は、端末制御部33以外は実施例1と同じ構成である。
【0072】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0073】
図18のフローチャートに示すように、警戒モード設定処理を開始すると、S16にて電池電圧検知手段34にて電池の電圧を測定し、S17にて電池電圧がたとえば2Vに満たない場合、S18にて中央処理装置19に対して電池電圧が低下している旨を伝え、S19にて中央処理装置19からの応答を受けた後に、S20にて第3の確認音(使用者に対して電池の交換を喚起するための音)である「ピッピッピッピッ」というブザー音を吹鳴し警戒モード設定処理を終了する。
【0074】
以上のように、本実施例では、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、電池駆動の端末器において、電源電圧の値が低い状態(電池残量が少ない状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピッピッピッピッと言うような音の繰り返し)を鳴らすことにより、使用者は端末器の電池切れを容易に知ることができる。
【0075】
なお、本実施例では、第3の確認音を具体的に示したがこの確認音は特に限定するものではなく、メロディや音声合成による確認音を鳴らしても良い。
【0076】
(実施例9)
図19は、本発明の実施例9の端末器20、21の内部ブロック図、図20は、端末器20、21の端末制御部35の要部動作を示すフローチャートである。図19に示すように、表示手段28は中央処理装置19から受信したデータを表示するものであり、具体的にはLED半導体発光素子(LEDランプ)である。その他は、端末制御部35以外は実施例8と同じ構成である。
【0077】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0078】
図20のフローチャートに示すように、S18〜S20にてブザー手段24にて第3の確認音を吹鳴した後に、S21〜S22にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点滅させて、S23にてこれを消灯する。
【0079】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器の電池電圧が低いのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は端末器の電池切れをより確実に知ることができる。
【0080】
なお、本実施例では、表示手段28(LEDランプ)を点滅する時間を具体的に示したがこの時間は特に限定するものではない。
【0081】
また、本実施例では、S20にてブザー手段24による確認音を吹鳴終了後に、表示手段28(LEDランプ)を点滅するようにしたがこのタイミングは限定するものではなく、ブザー吹鳴と表示手段(LEDランプ)の点灯を同時に行っても良い。
【0082】
さらに、S20によるブザー吹鳴を行わず(つまりブザー吹鳴を行うことなく)表示手段(LEDランプ)の点滅のみを行っても良い。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、監視システムは、定常または非定常の状態を監視する複数の端末器および1台の中央処理装置と、前記端末器および前記中央処理装置との間で前記定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段と、前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザー手段を備え、前記中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシステムブロック図
【図2】本発明の実施例1の中央処理装置19の内部ブロック図
【図3】本発明の実施例1の端末器20、21の内部ブロック図
【図4】本発明の実施例1の端末器20、21の動作フローチャート
【図5】本発明の実施例2の端末器20、21の内部ブロック図
【図6】本発明の実施例2の端末器20、21の動作フローチャート
【図7】本発明の実施例3の端末器20、21の内部ブロック図
【図8】本発明の実施例3の端末器20、21の動作フローチャート
【図9】本発明の実施例4の端末器20、21の内部ブロック図
【図10】本発明の実施例4の端末器20、21の動作フローチャート
【図11】本発明の実施例5の端末器20、21の内部ブロック図
【図12】本発明の実施例5の端末器20、21の動作フローチャート
【図13】本発明の実施例6の端末器20、21の内部ブロック図
【図14】本発明の実施例6の端末器20、21の動作フローチャート
【図15】本発明の実施例7の端末器20、21の内部ブロック図
【図16】本発明の実施例7の端末器20、21の動作フローチャート
【図17】本発明の実施例8の端末器20、21の内部ブロック図
【図18】本発明の実施例8の端末器20、21の動作フローチャート
【図19】本発明の実施例9の端末器20、21の内部ブロック図
【図20】本発明の実施例9の端末器20、21の動作フローチャート
【図21】従来の監視システムのシステムブロック図
【図22】従来の監視システムの中央処理装置の内部ブロック図
【図23】従来の監視システムの端末器2〜3の内部ブロック図
【符号の説明】
19 中央処理装置
20、21 端末器
5 データ通信手段
6 音声通信手段
7 公衆回線接続手段(通信回線接続装置または外線接続手段)
9 表示手段
10 設定部
11 音声出力手段
12 音声入力手段
13 侵入検知手段
22 制御手段
23 端末制御部
24 ブザー手段
26 音量設定手段
34 電池電圧検知手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末器からの非定常信号に基づいて中央処理装置から自動通報を行う監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、窃盗犯罪の増加に伴い、住居における監視システムの需要が増加している。従来この種の監視システムは、侵入者検知用のセンサ端末器と警報を発する中央処理装置との組み合わせからなり、中央処理装置は、各センサ端末器より侵入発生などの非定常状態を受け付けると(例えば使用者が警備サービスを契約している)警備会社の外線電話へ自動的に通報し、中央処理装置との間で音声通話、あるいは、中央処理装置に接続しているカメラの映像をFAX信号に変換するなどして警備会社に送信するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、最近では、カメラの映像を確認する機能を廃して、各センサ端末器と中央処理装置との間で簡易的な通話機能(宅内インターホン機能)を備えた安価な監視システムも提案されており、以下、その構成について説明する。
【0004】
図21は、従来この種の監視システムのシステムブロック図であり、1は中央処理装置、2または3は端末器である。これら中央処理装置1と端末器2または3の間は、後述する無線による通信手段によって通信が行われる。
【0005】
図22は中央処理装置1の内部ブロック図である。4は制御手段、5はデータ通信手段、6は音声を変復調して通信を行う音声通信手段、7はデータ通信手段5からの出力を受けて外線電話に接続して音声通信手段6を公衆回線に接続する公衆回線接続手段。8は電話回線に接続するための外線接続部、9は1全体の状態を表示する表示部、10は中央処理装置1全体の動作を設定する設定部である。11は音声通信手段5から出力される音声を拡声する音声出力手段、12は中央処理装置から端末器に対して音声を送信するための音声入力手段である。
【0006】
図23は端末器2または3の内部ブロック図である。13は侵入検知手段で(図示はしないが)人を検知するセンサーの場合では、赤外線の受発光部を設けており、端末器2または3の周囲1〜3mに発光した赤外線出力の変化に応じて非定常状態を検知するものであり、窓の開閉状態を検知するセンサーの場合では、窓の開閉により磁石の近接の変化に応じて非定常状態を検知するものである。
【0007】
つまり、この端末器を宅内の窓近傍あるいは居間などに設置することにより、外部から宅内への侵入を検知することができる。
【0008】
14は端末制御部で、侵入検知手段13からの非定常信号、すなわち侵入が発生したという情報を、中央処理装置1に対して自らの端末器コードと共に、データ通信手段15を用いて無線によって送信するものである。16は音声通信手段で、中央処理装置1との間で音声信号を通信する。17は音声出力手段で、音声通信手段16によって受信・復調された音声信号を拡声するものである。18は音声入力手段で、これによって端末器2周辺の音声は集音され、音声通信手段16で変調されて中央処理装置1に送信される。
【0009】
以上の構成に基づいて動作を説明する。使用者の外出時において、中央処理装置1の設定部10により警戒モードを設定することにより、制御手段4は、データ通信手段5に対して端末器2または3を警戒モードに切り替えるよう信号を出力し、端末器2または3のデータ通信手段15を介して端末制御部14は(それまでの)非警戒モードから警戒モードに切り替えるのと同時に、侵入検知手段13からの信号を受付け可能な状態にする。補足するが、非警戒モードでは侵入検知手段13からの信号を受付けを不能にすることにより、侵入検知手段13(例えば赤外線センサー)の検知回路への通電を遮断することにより、消費電力を軽減するわけである。一方で、侵入検知手段13からの信号を受付可能な状態になった段階で、端末制御部14は端末器2または3をとりまく状況が定常状態または非定常状態なのかを知り、この状態をデータ通信手段15を介して、中央処理装置1へ送信する。
【0010】
つまり、使用者が中央処理装置1の設定部10にて警戒モードを設定した場合、端末器2および3が窓の開閉状態を検知する開閉検知センサーとして、いずれも窓が閉じていると言う定常状態を検知することをもって警戒動作を開始する。
【0011】
警戒動作中において端末器2または3が設置されている宅内の窓近傍あるいは居間に外部から宅内への侵入があると侵入検知手段13が動作し、端末器2または3におけるデータ通信手段15に対して非定常状態発生の信号が出力される。データ通信手段15はこの信号を受けると中央処理装置1のデータ通信手段5に対して信号を発信する。この信号は、まず自らの端末器のアドレスコードと侵入が発生したという旨の状態コードを順次送信する。中央処理装置1では、中央処理装置1のデータ通信手段5においてこの送信信号を受信し、どの端末器からの信号かを判別し、さらには侵入発生した旨の信号を受信する。この信号に基づき、公衆回線接続手段7が動作し、外線接続部8から予め登録された電話番号に対応した宅外の電話機との通話構成が確立する。これによって端末器の周辺の音声を、音声入力手段18を通じて宅外の電話機でモニタすることができるようになり、周辺状況の傍受が可能となる。また、必要な場合は電話機を通じて音声出力手段17から使用者の音声によって侵入者に対して威嚇を行うわけである。
【0012】
【特許文献1】
特開平05−290416号公報(第1ー2頁、第1図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、使用者が中央処理装置1にて警戒モードを設定した場合、各端末器が警戒モードに移行したかどうかを端末器自体で確認する方法は、上記した窓の開閉検知センサーの例で言えば、実際に窓を開閉してセンサー機能を動作させるしか方法しかなかった。また、各端末器が警戒モードに移行したかどうかを表示するための集中表示手段を家屋に設けてそれに表示する方法も考えられる。しかしながら、そのために集中表示手段を備える費用の点を顧みるとあまり現実的でないといえる。
【0014】
また、警戒モード設定は、外出時に宅内の全てのセンサーを警戒モードに設定する場合と、2階にて就寝する時に1階に設置したセンサーのみを警戒モードに設定する部分警戒モードとの2つに大別されるが、後者の部分警戒モードを設定した場合には、上記の例で言えば1階に設置したセンサーだけが正しく警戒モードに移行したかをセンサー単体だけで確認するのが困難であると言う課題を有していた。
【0015】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、各端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認可能な監視システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の監視システムは、定常または非定常の状態を監視する複数の端末器および1台の中央処理装置と、前記端末器および前記中央処理装置との間で前記定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段と、前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザー手段を備え、前記中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音を吹鳴するようにしたものである。
【0017】
これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認可能とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、定常または非定常の状態を監視する複数の端末器および1台の中央処理装置と、前記端末器および前記中央処理装置との間で前記定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段と、前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザー手段を備え、前記中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認することが可能になるものである。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、ブザー手段の音量を設定する音量設定手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に前記端末器から定常状態である信号を受信した場合に前記端末器のブザー手段にて吹鳴する第1の確認音の音量を、警戒中に前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に前記端末器のブザー手段にて吹鳴する警報音の音量より小さく設定するようにしたものであり、これにより、警戒モードを設定する度に発生する各端末器の警戒モード設定確認音の音量を軽減することができ、近隣の住人に対して、警戒モード設定確認音を(実際に宅内へ不審者の侵入があった場合に報知する)警報音として誤って伝える懸念がなくなるというものである。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1〜2に記載の監視システムにて、端末器は中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に定常状態である旨を表示するようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音が、どの端末器が鳴って、どの端末器が鳴っていないのか聞き取りにくい場合においても、表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を短時間(例えば1分程度)点灯させることにより、使用者はどの端末器が警戒モードに移行したかを端末器自体で確認することを可能にするものである。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音とは音量または音色が異なる第2の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器が非定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が開いている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピーピーと言うような音)を鳴らすことにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることが可能となる。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の監視システムにて、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第2の確認音を吹鳴し、かつ、他の端末器のブザー手段を動作させないようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、直ちに他の端末器の警戒モード設定確認音を消すため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることが可能となる。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、端末器は中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に非定常状態である旨を表示するようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることが可能となる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の監視システムにて、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に非定常状態である旨を表示し、かつ、他の端末器の表示手段を表示させないようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に表示手段により点灯あるいは点滅する警戒モード設定表示のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを見分けにくい場合おいても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、直ちに他の端末器の警戒モード設定表示を消すため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることが可能となる。
【0025】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、端末器は電池の電圧を検知する電池電圧検知手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記電池電圧検知手段にて電圧が所定の値に満たない場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音とは音量または音色が異なる第3の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、電池駆動の端末器において、電源電圧の値が低い状態(電池残量が少ない状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピッピッピッピッと言うような音の繰り返し)を鳴らすことにより、使用者は端末器の電池切れを容易に知ることが可能となる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の監視システムにて、端末器は電池の電圧を検知する電池電圧検知手段と、中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段とを備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記電池電圧検知手段にて電池電圧が所定の値に満たない場合、前記端末器の表示手段に電池電圧が低い旨を表示するようにしたものであり、これにより、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器の電池電圧が低いのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は端末器の電池切れをより確実に知ることが可能となる。
【0027】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれかに記載の監視システムの少なくとも一つの手段をコンピュータに実行させるためのプログラムである。この構成によれば、監視システムは、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、各端末器自体に内蔵している警報用ブザーを短時間吹鳴することにより警戒モード設定に移行したことを確認可能にするものである。また、プログラムであるのでマイコンなどを用いて本発明の監視システムの一部あるいは全てを容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布が簡単にできる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1〜20を参照しながら説明する。なお、上記従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0029】
(実施例1)
図1は、本実施例1の監視システムのシステムブロック図、図2は、本発明の実施例1の中央処理装置の内部ブロック図、図3は、本発明の実施例1の端末器20、21の内部ブロック図であり、図4は、端末器20、21の端末制御部23の要部動作を示すフローチャートである。図3のブザー手段24は宅内にて不審者の侵入が発生するなど非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザーである。その他は、中央処理装置19、端末制御部23、端末器20、および21と表記している以外は従来例と同じ構成である。
【0030】
なお、端末器20、21は宅内への侵入検知を目的とした防犯用センサーであるが、本実施例では(わかりやすく説明するために)すべてを窓の開閉状態を検知する開閉センサーとして説明する。つまり、開閉センサーの検知状態は窓が閉まっている状態を定常状態とし、窓が開けられた状態を非定常状態として検知することにより宅内への侵入を検知しようというものである。
【0031】
その他、防犯用センサーには人体を検知する人感センサーがあり、この場合は赤外線の受発光部を設けてセンサーの周囲1〜3mに発光した赤外線出力の変化に応じて非定常状態を検知する訳である。
【0032】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0033】
使用者は外出時に監視システムを(それまでの非警戒モードより)警戒モードに切り替えるため、図2に示した中央処理装置19の設定部10により警戒モードを設定することにより、制御手段22は、データ通信手段5に対して端末器20、21を警戒モードに切り替えるようデータ信号を出力し、端末器20、21のデータ通信手段15を介して端末制御部23に伝えられ、端末制御部23は警戒モード設定処理を開始する。
【0034】
警戒モード設定処理を開始すると、図4のフローチャートに示すように、S1にて侵入検知手段13より現在の窓の状態を検知し、S2にて開閉センサーが定常状態(窓が閉まっている状態)を検知すると、S3aにて中央処理装置19に開閉センサーが定常状態である、つまり、警戒モードに移行することが可能である旨を伝え、S4aにて中央処理装置19からの応答を受けた後に、S5にて第1の確認音である「ピピッ」というブザー音を吹鳴し警戒モード設定処理を終了する。
【0035】
以上のように、本実施例では、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が中央処理装置と通信が完了して警戒モードに移行した事を端末器自体で確認することができるので中央処理装置を含めて警戒モードに設定ができたことを知ることができる。
【0036】
なお、本実施例では、第1の確認音を具体的に示したがこの確認音は特に限定するものではなく、メロディや音声合成による確認音を鳴らしても良い。
【0037】
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2の端末器20、21の内部ブロック図、図6は、端末器20、21の端末制御部25の要部動作を示すフローチャートである。図5に示すように、音量設定手段26は、ブザー手段24のブザーを吹鳴する音量を設定するものである。その他、端末制御部25以外は実施例1と同じ構成である。
【0038】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0039】
警戒動作を開始すると、図6のフローチャートに示すように、S6にて音量設定手段26によりブザー手段24のブザーを吹鳴する音量を、通常、防犯センサーとして侵入者を威嚇するための警報音の音量(90dB)に比べて半分の音量に設定し、S5にて第1の確認音である「ピピッ」というブザー音を吹鳴し、S7にて音量設定手段26にて音量を元の値に戻して警戒モード設定処理を終了する。
【0040】
以上のように、本実施例では、警戒モードを設定する度に発生する各端末器における警戒モード設定確認音の音量を軽減することができるため、使用者自らが耳障りな大音量を聞くことを避けることができるばかりか、近隣の住人に対しても、警戒モード設定確認音を(実際に宅内へ不審者の侵入があった場合に報知する)警報音として誤って伝える懸念を払拭することができる。
【0041】
なお、本実施例では、音量設定手段26にて軽減する音量を半分などと具体的に示したがこの音量は特に限定するものではない。また音量を変えるほかに音色を変えて、アラーム用の張りつめた音と設定確認用の優しい音とを切り換えても良い。
【0042】
(実施例3)
図7は、本実施例3の端末器20、21の内部ブロック図、図8は、端末器20、21の端末制御部27の要部動作を示すフローチャートである。図7に示すように、表示手段28は中央処理装置19から受信したデータを表示するものであり、たとえばLED半導体発光素子(LEDランプ)である。その他は、端末制御部27以外は実施例2と同じ構成である。
【0043】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0044】
図8のフローチャートに示すように、S5〜S7にてブザー手段24にて第1の確認音を吹鳴した後に、S8〜S9にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点灯させて、S10にてこれを消灯する。
【0045】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音が、どの端末器が鳴って、どの端末器が鳴っていないのか聞き取りにくい場合においても、表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を短時間(例えば1分程度)点灯させることにより、使用者はどの端末器が警戒モードに移行したかを端末器自体で確認することができる。
【0046】
なお、本実施例では、表示手段28(LEDランプ)を点灯する時間を具体的に示したがこの時間は特に限定するものではない。
【0047】
また、本実施例では、S5にてブザー手段24による確認音を吹鳴終了後に、表示手段28(LEDランプ)を点灯するようにしたがこのタイミングは限定するものではなく、ブザー吹鳴と表示手段(LEDランプ)の点灯を同時に行っても良い。
【0048】
さらに、S6によるブザー吹鳴の音量設定では無音の設定も可能である。つまり、ブザー吹鳴を行うことなく表示手段(LEDランプ)の点灯のみを行っても良い。
【0049】
(実施例4)
図9は、本発明の実施例4の端末器20、21の内部ブロック図、図10は、端末器20、21の端末制御部29の要部動作を示すフローチャートである。図9に示すように、端末制御部29以外は実施例3と同じ構成である。
【0050】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0051】
図10のフローチャートに示すように、S1にて侵入検知手段13より現在の窓の状態を検知し、S2にて開閉センサーが非定常状態(窓が開いている状態)を検知すると、S3bにて中央処理装置19に開閉センサーが非定常状態である、つまり、警戒モードに移行できない旨を伝え、S4bにて中央処理装置19からの応答を受けた後に、S11にて第2の確認音(使用者に対してこの窓が開いているので閉めて欲しいと喚起するための音)である「ピーピー」というブザー音を数回吹鳴し警戒モード設定処理を終了する。
【0052】
以上のように、本実施例では、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器が非定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が開いている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピーピーと言うような音)を鳴らすことにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることができる。
【0053】
なお、本実施例では、第2の確認音を具体的に示したがこの確認音は特に限定するものではなく、メロディや音声合成による確認音を鳴らしても良い。
【0054】
(実施例5)
図11は、本発明の実施例5の端末器20、21の内部ブロック図、図12は、端末器20、21の端末制御部30の要部動作を示すフローチャートである。図11に示すように、端末制御部30以外は実施例1と同じ構成である。
【0055】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0056】
図12のフローチャートに示すように、上記実施例4に加えた処理はS12のみである。ここで、もう一度だけ処理の流れを繰り返すが、使用者が外出時に監視システムを(それまでの非警戒モードより)警戒モードに切り替え操作を行った際に、中央処理装置19は複数個ある端末器に対して一斉に警戒モードに切り替えるようデータ送信を行う。各端末器では図12のフローチャートに示すS1、S2、S3aあるいはS3bの処理を各々行った後にS4aあるいはS4bにて中央処理装置19からの応答を待っている。
【0057】
一方、中央処理装置19は、すべての端末器からのS3aあるいはS3bによる各端末器の状態が全部揃うまで待ち、すべての端末器の状態を受付けて、かつ、すべての端末器の状態が定常状態である(つまりすべての窓が閉まっている)場合に各端末器にブザー手段24による第1の確認音の吹鳴を行う旨の指令を与え、S12にてブザー手段24による第1の確認音を吹鳴するか否かの判断後に、S5〜S7にてブザー手段24にて第1の確認音を吹鳴する。
【0058】
しかしながら、いずれかの端末器にてS2にて非定常状態(窓が開いている状態)を検知すると、S3bにて端末器より中央処理装置19へ(端末器の1つが)非定常状態であると伝えられると、中央処理装置19は、各端末器にブザー手段24による第1の確認音の吹鳴を行わない旨の指令を与えるため、これをS4aにて受け付けた端末器はブザー手段24による確認音の吹鳴は行わず、これをS4bにて受け付けた端末器(つまり窓が開いている状態を検知した端末器)だけブザー手段24による第2の確認音(ピーピー)を吹鳴する。
【0059】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、直ちに他の端末器の警戒モード設定確認音を消すため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることができる。
【0060】
(実施例6)
図13は、本発明の実施例6の端末器20、21の内部ブロック図、図14は、端末器20、21の端末制御部31の要部動作を示すフローチャートである。図13に示すように、端末制御部31以外は実施例5と同じ構成である。
【0061】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0062】
図14のフローチャートに示すように、上記実施例5との違いはS12の処理を廃して、S13〜S15の処理を追加している。つまり非定常状態を検知した端末にて、S11にてブザー手段24による第2の確認音(ピーピー)を吹鳴した後に、S13〜S14にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点滅させて、S15にてこれを消灯する。
【0063】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を容易に知ることが可能となる。
【0064】
なお、本実施例では、表示手段28(LEDランプ)を点灯する時間を具体的に示したがこの時間は特に限定するものではない。
【0065】
また、本実施例では、S11にてブザー手段24による確認音を吹鳴終了後に、表示手段28(LEDランプ)を点滅するようにしたがこのタイミングは限定するものではなく、ブザー吹鳴と表示手段(LEDランプ)の点滅を同時に行っても良い。
【0066】
(実施例7)
図15は、本発明の実施例7の端末器20、21の内部ブロック図、図16は、端末器20、21の端末制御部32の要部動作を示すフローチャートである。図15に示すように、端末制御部32以外は実施例6と同じ構成である。
【0067】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0068】
図16のフローチャートに示すように、上記実施例6に加えた処理はS12のみであり、使用者が外出時に監視システムを(それまでの非警戒モードより)警戒モードに切り替え操作を行った際に、中央処理装置19は複数個ある端末器に対して一斉に警戒モードに切り替えるようデータ送信を行う。各端末器では図16のフローチャートに示すS1、S2、S3aあるいはS3bの処理を各々行った後にS4aあるいはS4bにて中央処理装置19からの応答を待っている。
【0069】
ここで、いずれかの端末器にてS2にて非定常状態(窓が開いている状態)を検知すると、S3bにて端末器より中央処理装置19へ(端末器の1つが)非定常状態であると伝えられると、中央処理装置19は、各端末器にブザー手段24による第1の確認音の吹鳴を行わない旨の指令を与えるため、これをS4aにて受け付けた端末器はブザー手段24による確認音の吹鳴は行わず、これをS4bにて受け付けた端末器(つまり窓が開いている状態を検知した端末器)だけブザー手段24による第2の確認音(ピーピー)を吹鳴し、S13〜S14にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点滅させて、S15にてこれを消灯する。
【0070】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に表示手段により点灯あるいは点滅する警戒モード設定表示のうち、どの端末器が警戒モードに移行でき、どの端末器が警戒モード移行できなかったのかを見分けにくい場合おいても警戒モードに移行できない端末器が発生した時点で、他の端末器の警戒モード設定表示をしないため、使用者は非定常状態を検知した端末器(窓が開いていると検知した場所)を速やかに知ることができる。
【0071】
(実施例8)
図17は、本発明の実施例8の端末器20、21の内部ブロック図、図18は、端末器20、21の端末制御部33の要部動作を示すフローチャートである。図17に示すように、電池電圧検知手段34は端末器が電池駆動の場合に電池の電圧を検知するものであり、その他は、端末制御部33以外は実施例1と同じ構成である。
【0072】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0073】
図18のフローチャートに示すように、警戒モード設定処理を開始すると、S16にて電池電圧検知手段34にて電池の電圧を測定し、S17にて電池電圧がたとえば2Vに満たない場合、S18にて中央処理装置19に対して電池電圧が低下している旨を伝え、S19にて中央処理装置19からの応答を受けた後に、S20にて第3の確認音(使用者に対して電池の交換を喚起するための音)である「ピッピッピッピッ」というブザー音を吹鳴し警戒モード設定処理を終了する。
【0074】
以上のように、本実施例では、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、電池駆動の端末器において、電源電圧の値が低い状態(電池残量が少ない状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを定常状態を検知した場合に吹鳴する確認音とは違う種類のブザー音(例えばピッピッピッピッと言うような音の繰り返し)を鳴らすことにより、使用者は端末器の電池切れを容易に知ることができる。
【0075】
なお、本実施例では、第3の確認音を具体的に示したがこの確認音は特に限定するものではなく、メロディや音声合成による確認音を鳴らしても良い。
【0076】
(実施例9)
図19は、本発明の実施例9の端末器20、21の内部ブロック図、図20は、端末器20、21の端末制御部35の要部動作を示すフローチャートである。図19に示すように、表示手段28は中央処理装置19から受信したデータを表示するものであり、具体的にはLED半導体発光素子(LEDランプ)である。その他は、端末制御部35以外は実施例8と同じ構成である。
【0077】
以上のように構成された監視システムについて、以下その動作、作用を説明する。
【0078】
図20のフローチャートに示すように、S18〜S20にてブザー手段24にて第3の確認音を吹鳴した後に、S21〜S22にて1分間だけ表示手段28(LEDランプ)を点滅させて、S23にてこれを消灯する。
【0079】
以上のように、本実施例では、同じ部屋に複数の窓の開閉検知センサーを設置していて、それらが一斉に警戒モードに移行した場合に発せられる警戒モード設定確認音のうち、どの端末器の電池電圧が低いのかを聞き取りにくい場合においても表示手段(LED発光素子あるいは簡易ランプ)を点滅させることにより、使用者は端末器の電池切れをより確実に知ることができる。
【0080】
なお、本実施例では、表示手段28(LEDランプ)を点滅する時間を具体的に示したがこの時間は特に限定するものではない。
【0081】
また、本実施例では、S20にてブザー手段24による確認音を吹鳴終了後に、表示手段28(LEDランプ)を点滅するようにしたがこのタイミングは限定するものではなく、ブザー吹鳴と表示手段(LEDランプ)の点灯を同時に行っても良い。
【0082】
さらに、S20によるブザー吹鳴を行わず(つまりブザー吹鳴を行うことなく)表示手段(LEDランプ)の点滅のみを行っても良い。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、監視システムは、定常または非定常の状態を監視する複数の端末器および1台の中央処理装置と、前記端末器および前記中央処理装置との間で前記定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段と、前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザー手段を備え、前記中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音を吹鳴するようにしたものであり、これにより、使用者が中央処理装置にて警戒モードを設定した場合、端末器は定常状態(窓の開閉検知センサーであれば窓が閉じている状態)を検知して(中央処理装置へ状態を送信して折り返し中央処理装置は)端末器のブザーを(例えばピピッと言うように)短時間だけ鳴らすことにより、使用者はその端末器が警戒モードに移行した事を端末器自体で確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のシステムブロック図
【図2】本発明の実施例1の中央処理装置19の内部ブロック図
【図3】本発明の実施例1の端末器20、21の内部ブロック図
【図4】本発明の実施例1の端末器20、21の動作フローチャート
【図5】本発明の実施例2の端末器20、21の内部ブロック図
【図6】本発明の実施例2の端末器20、21の動作フローチャート
【図7】本発明の実施例3の端末器20、21の内部ブロック図
【図8】本発明の実施例3の端末器20、21の動作フローチャート
【図9】本発明の実施例4の端末器20、21の内部ブロック図
【図10】本発明の実施例4の端末器20、21の動作フローチャート
【図11】本発明の実施例5の端末器20、21の内部ブロック図
【図12】本発明の実施例5の端末器20、21の動作フローチャート
【図13】本発明の実施例6の端末器20、21の内部ブロック図
【図14】本発明の実施例6の端末器20、21の動作フローチャート
【図15】本発明の実施例7の端末器20、21の内部ブロック図
【図16】本発明の実施例7の端末器20、21の動作フローチャート
【図17】本発明の実施例8の端末器20、21の内部ブロック図
【図18】本発明の実施例8の端末器20、21の動作フローチャート
【図19】本発明の実施例9の端末器20、21の内部ブロック図
【図20】本発明の実施例9の端末器20、21の動作フローチャート
【図21】従来の監視システムのシステムブロック図
【図22】従来の監視システムの中央処理装置の内部ブロック図
【図23】従来の監視システムの端末器2〜3の内部ブロック図
【符号の説明】
19 中央処理装置
20、21 端末器
5 データ通信手段
6 音声通信手段
7 公衆回線接続手段(通信回線接続装置または外線接続手段)
9 表示手段
10 設定部
11 音声出力手段
12 音声入力手段
13 侵入検知手段
22 制御手段
23 端末制御部
24 ブザー手段
26 音量設定手段
34 電池電圧検知手段
Claims (10)
- 定常または非定常の状態を監視する複数の端末器および1台の中央処理装置と、前記端末器および前記中央処理装置との間で前記定常状態または非定常状態に関するデータの送信および受信を行うデータ通信手段と、前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に警報音を鳴らすブザー手段を備え、前記中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音を吹鳴するようにした監視システム。
- ブザー手段の音量を設定する音量設定手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に前記端末器から定常状態である信号を受信した場合に前記端末器のブザー手段にて吹鳴する第1の確認音の音量を、警戒中に前記端末器にて非定常の状態が発生した場合に前記端末器のブザー手段にて吹鳴する警報音の音量より小さく設定するようにした請求項1記載の監視システム。
- 前記端末器は中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に定常状態である旨を表示するようにした請求項1〜2のいずれか1項記載の監視システム。
- 中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音とは音量または音色が異なる第2の確認音を吹鳴するようにした請求項1記載の監視システム。
- 中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第2の確認音を吹鳴し、かつ、他の端末器のブザー手段を動作させないようにした請求項4記載の監視システム。
- 端末器は中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に非定常状態である旨を表示するようにした請求項1記載の監視システム。
- 中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記端末器から非定常状態である信号を受信した場合、前記端末器の表示手段に非定常状態である旨を表示し、かつ、他の端末器の表示手段を表示させないようにした請求項6記載の監視システム。
- 端末器は電池の電圧を検知する電池電圧検知手段を備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記電池電圧検知手段にて電圧が所定の値に満たない場合、前記端末器のブザー手段を動作させ第1の確認音とは音量または音色が異なる第3の確認音を吹鳴するようにした請求項1記載の監視システム。
- 端末器は電池の電圧を検知する電池電圧検知手段と、中央処理装置からの受信したデータを表示する表示手段とを備え、中央処理装置は、定常または非定常の状態の監視開始時に、前記電池電圧検知手段にて電池電圧が所定の値に満たない場合、前記端末器の表示手段に電池電圧が低い旨を表示するようにした請求項1記載の監視システム。
- 請求項1〜9のいずれか記載の監視システムにて少なくとも一つの手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2003115545A JP2004326144A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 監視システム |
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JP2003115545A JP2004326144A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 監視システム |
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JP2004326144A true JP2004326144A (ja) | 2004-11-18 |
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Family Applications (1)
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JP2003115545A Withdrawn JP2004326144A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 監視システム |
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2003
- 2003-04-21 JP JP2003115545A patent/JP2004326144A/ja not_active Withdrawn
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