JP2004325710A - 雲台時間指定ショット動作 - Google Patents

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Abstract

【課題】現在位置から目的位置へ撮影位置の移動において、パン、チルト、ズーム、フォーカスなど移動を操作者の意図した速度で同時開始、同時終了させることを目的とする。
【解決手段】現在位置から目的位置へ撮影位置の移動において、パン、チルト、ズーム、フォーカスなどの移動指令において、現在位置から目的位置までの移動時間を指定し、その指定時間と、パン、チルト、ズーム、フォーカスなどの移動部材のそれぞれの移動距離から最適な移動速度を算出することで、同時駆動、同時終了させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雲台システムにおけるショット動作に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、雲台に搭載されるかカメラやレンズの特性とパンニング機構やチルティング機構の特性にあわせて最大速度によるショット動作を行うため、パンニング、チルティングやレンズの動きにばらつきが存在している。また、パンニング、チルティングやレンズの一番時間のかかる動きに他のものを合わせて、同時駆動開始、同時駆動終了を行っている(特開平5−268506号公報、特開平4−60639号公報、特開平4−60640号公報、特開平5−268509号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、ズーミング、フォーカシング、パンニング、チルティングの同期が取れず、それぞれの起動や終了が一致せず、モニターに写される映像が見にくいという欠点があったり、移動時間が指定できないため、その都度移動時間が変わってしまうという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ズーミング、フォーカシング、パンニング、チルティングを駆動する際に、移動時間を指定し、その時間によって各移動部材が適切な速度で同時起動と同時終了するように駆動することで、モニター映像の揺れをなくすことができ、移動時間のばらつきを抑えることが可能となり、見やすい映像になる。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
図1は本発明の実施形態を示す雲台システムのブロック図である。
【0006】
110は雲台で、その主な構成は、雲台110を固定する台座111、雲台を管理し制御するヘッド112、カメラやレンズを搭載しているハウジング113から成る。ヘッド112は台座111を通して、制御信号a124が中継ボックス104と通信され、またハウジング113に搭載のカメラの映像信号125、および音声信号126が中継ボックス104に送られる。
【0007】
101は雲台110の制御やハウジング113に搭載されているレンズやカメラの制御を行うためのオペレーション・ボックスであり、制御信号c121をMODEMa102と通信し、公衆回線130や専用回線131を通じてMODEMb103と通信する。MODEMb103は制御信号b123を通じて中継ボックス104と通信する。
【0008】
中継ボックス104に送られてきた映像信号125や音声信号126はFPUa105と通して電波による通信を用いてFPUb105に送られ、FPUb106から放送局107に送られる。
【0009】
図2を用いて、雲台回路基本構成を説明する。
【0010】
ハウジング113にはレンズ200およびカメラ201が搭載されている。ヘッド112にはCPUa206があり、タイマ209と接続され、雲台110の制御のタイミングを取りながら、雲台110の管理に使用されている。さらに、CPUa206にはメモリ210が接続され、ショット位置の記憶や演算処理などに使用可能となっている。また、制御信号d127を用いてカメラ201のゲイン調整やホワイトバランスなどの制御も行う。
【0011】
さらにCPUa206は、パンニング制御回路207やチルティング制御回路に接続され、パンニングやチルティングの制御も行っている。
【0012】
また、CPUa206はハウジング113に搭載されているレンズ200の制御も行っている。
【0013】
D/Aa202を用いてフォーカス位置指令電圧607をレンズ200に送りフォーカスの制御を行い、レンズ200のフォーカス位置電圧608をA/Da203を用いて入力する。
【0014】
さらにCPUa206はD/Ab204に接続され、D/Ab204の出力はズーム位置指令電圧1002として差動増幅器a1001の+側に接続されている。差動増幅器a1001の出力はズーム速度指令電圧507としてレンズ200に送られズームの制御を行う。レンズ200のズーム位置電圧508は、差動増幅器a1001の−側に接続されフィードバック系を形成し、さらに、A/Db205を通してCPUa206に送られているため、ズーム・レンズ位置を知ることが可能となっている。
【0015】
CPUa206に接続されている制御信号a124とメラから出力される映像信号125および音声信号126は、台座111を通して、中継ボックス104に接続される。
【0016】
図3を用いて雲台パンニング制御部の説明を行う。
【0017】
CPUa206はD/Ac304を通して、モータ・ドライバa303の+側に接続されている。モータ・ドライバa303の出力はDCaモータ302に接続され、DCモータa302はパンニング機構部301に接続されている。パンニング機構部301の制御状態を知るために、パンニング機構部301にはポテンショ・メータa306およびタコ・ジェネレータa305が接続されている。ポテンショ・メータa306の出力はA/Dc307を通してCPUa206に入力される。またタコ・ジェネレータa305の出力はモータ・ドライバa303の−側に接続され、フィードバック系を形成している。また、CPUa206には中継ボックス104に接続されている制御信号124が接続され、パンニング機構部301の制御用信号を通信している。
【0018】
図4を用いて雲台パンニング制御部の説明を行う。
【0019】
CPUa206はD/Ad404を通して、モータ・ドライバb403の+側に接続されている。モータ・ドライバb403の出力はDCモータb402に接続され、DCモータb402はチルティング機構部401に接続されている。チルティング機構部401の制御状態を知るために、チルティング機構部401にはポテンショ・メータb406およびタコ・ジェネレータb405が接続されている。ポテンショ・メータb406の出力はA/Dd407を通してCPUa206に入力される。またタコ・ジェネレータb405の出力はモータ・ドライバb403の−側に接続され、フィードバック系を形成している。また、CPUa206には中継ボックス104に接続されている制御信号124が接続され、チルティング機構部401の制御用信号を通信している。
【0020】
図5を用いてズーム・レンズ制御部の説明を行う。
【0021】
一般にズーム・レンズは速度制御を行うように回路構成されている。
【0022】
外部インターフェースc509には、ズーム速度指令電圧507とズーム位置電圧508が構成されている。ズーム速度指令電圧507は保護回路506に接続されている。この保護回路506はズーム・レンズが速度制御のため、端にいる場合それ以上移動しないように、すなわちテレ端にいる場合はテレ方向の駆動信号がきても、それ以上テレ側に移動しないようにし、またワイド端にいる場合はワイド方向の駆動信号が着ても、それ以上はワイド側に移動しないようにするためのものである。保護回路506の出力はモータ・ドライバc503の+側に接続され、モータ・ドライバc503の出力はDCモータc502に接続され、DCモータc502の出力はズーム・レンズ501に接続されている。ズーム・レンズ501の制御状態を知るために、ポテンショ・メータc505cおよびタコ・ジェネレータc504が接続されている。タコ・ジェネレータc504の出力はモータ・ドライバcの−側に接続されており、フィードバック系を形成している。またポテンショ・メータc505の出力はズーム位置電圧として、保護回路506に接続されている。また、ポテンショ・メータc505の出力は、ズーム位置電圧508として外部インターフェースc509の一部を構成している。
【0023】
図6を用いてフォーカス・レンズ制御部の説明を行う。
【0024】
一般にフォーカス・レンズは位置制御を行うように回路構成されている。
【0025】
外部インターフェースd609には、フォーカス位置指令電圧607とフォーカス位置電圧608が構成されている。フォーカス位置指令電圧607は差動増幅器d604の+側に接続されている。差動増幅器d604の出力はモータ・ドライバdの+側に接続され、モータ・ドライバd603の出力はDCモータd602に接続され、DCモータd602の出力はフォーカス・レンズ601に接続されている。フォーカス・レンズ601の制御状態を知るために、ポテンショ・メータd606dおよびタコ・ジェネレータd605が接続されている。タコ・ジェネレータd605の出力はモータ・ドライバdの−側に接続されており、フィードバック系を形成している。またポテンショ・メータd506の出力はフォーカス位置電圧として、差動増幅器d604の−側に接続されており、フィードバック系を形成している。また、ポテンショ・メータd606の出力は、フォーカス位置電圧608として外部インターフェースd609の一部を構成している。
【0026】
図7を用いて簡易型ズーム・レンズ制御部の説明を行う。
【0027】
704はズーム・レンズ部の制御を管理するCPUbである。CPUb704はD/Ae706に接続され、D/Ae706の出力がズーム位置電圧508として外部インターフェースc509の一部を構成している。また、外部インターフェースc509におけるズーム速度指令電圧507はA/De705と通して、CPUb704に接続されている。さらに、CPUb704は、パルス・モータ・ドライバ702に接続され、その出力はパルス・モータ701に接続されている。そのパルス・モータ701はズーム・レンズ601に接続されている。このような構成においては、ズーム・レンズ601の位置が相対制御になるため、初期化用として原点センサ703がズーム・レンズ601に接続され、その原点センサ703の出力はCPUb703に接続され、CPUb704が初期化時にズーム・レンズ601の位置を決定することが可能となっている。また、ズーム・レンズ601のテレ端やワイド端はパルス・モータ701の駆動パルスで管理可能となっている。すなわち原点センサ703の位置から決められたパルスだけテレ側に移動したらテレ端があり、また原点センサ703の位置から決められたパルスだけワイド側に移動したらワイド端があることが分かっているものとする。
【0028】
図8を用いて別なタイプの簡易型ズーム・レンズ制御部の説明を行う。
【0029】
704はズーム・レンズ部の制御を管理するCPUbである。CPUb704はD/Ae706に接続され、D/Ae706の出力がズーム位置電圧508として外部インターフェースc509の一部を構成している。また、外部インターフェースc509におけるズーム速度指令電圧507はA/De705と通して、CPUb704に接続されている。さらに、CPUb704は、パルス・モータ・ドライバ702に接続され、その出力はパルス・モータ701に接続されている。そのパルス・モータ701はズーム・レンズ601に接続されている。またズーム・レンズ501にはエンコーダ801が接続されており、エンコーダ801の出力はカウンタ802に接続されている。またCPUb702はカウンタ802のカウンタ値を読み込んだり設定したりすることが可能なように接続されている。このとき、エンコーダ801にはZ相が存在するため、そのZ相をCPUb704がカウンタ802を通して読み込むことが可能になっているため、ズーム・レンズ501の初期化に使用することができる。このような構成においては、ズーム・レンズ601がパルス・モータ701による駆動時に脱調を起こしても、エンコーダ801から出力されるパルス列をカウンタ802を通して読み込めるため、脱調補正が可能となっている。また、ズーム・レンズ601のテレ端やワイド端はパルス・モータ701の駆動パルスもしくはカウンタ802のカウンタ値で管理可能となっている。すなわちエンコーダ801のZ相の出力位置から決められたパルスだけテレ側に移動したらテレ端があり、また原点センサ703の位置から決められたパルスだけワイド側に移動したらワイド端があることが分かっているものとする。
【0030】
図9を用いて、ショット動作の説明を行う。
【0031】
ショット動作とは、ズーム・レンズ、フォーカス・レンズ、パンニング、チルティングそれぞれの現在位置から、指定場所まで移動することを言う。
【0032】
ここで、パンニングのCCW端901の位置データをPanCcwPos=0、CW端902の位置データをPanCwPos=65535とする。チルティングのLOWER端903をTiltLowerPos=0、UPPER端904の位置データをTiltUpperPos=65535とする。ズーミングのWIDE端905の位置データをZoomWidePos=0、TELE端906の位置データをZoomTelePos=65535とする。フォーカシングのINF端907の位置情報をFocusInfPos=0、MOD端908の位置データをFocusModPos=65535とする。
【0033】
また、パンニングの現在位置をPanCurPos911,停止目標位置をPanShotPos912とする。チルティングの現在位置をTiltCurPos913、停止目標位置TiltShotPos914とする。ズーミングの現在位置をZoomCurPos915、停止目標位置をZoomShotPos916とする。フォーカシングの現在位置をFocusCurPos917、停止目標位置をFocusShotPos918とする。
【0034】
このとき、パンニング、チルティング、ズーミング、フォーカシングそれぞれの現在位置から停止目標位置まで移動することになる。これをショット動作という。
【0035】
ここで、パンニングの位置制御に使用するD/Ac304を16ビット、チルティングの位置制御に使用するD/Ad404を16ビット、ズーミングの位置制御に使用するD/Ab204を16ビット、フォーカシングの位置制御に使用するD/Aa202を16ビットとする。
【0036】
また、パンニングの位置を知るためのA/Dc307を16ビット、チルティングの位置を知るためのA/Dd407を16ビット、ズーミングの位置を知るためのA/Db205を16ビット、フォーカシングの位置を知るためのA/Daを16ビットとする。
【0037】
さらに、パンニングの位置制御に使用するD/Ac304に与える値を0にした場合、CCW端すなわちPanCcwPos=0の位置に移動し、D/Ac304に65535を与えた場合、CW端すなわちPanCwPos=65535に移動するように位置制御のフィードバック回路が構成されているものとする。チルティングの位置制御に使用するD/Ad404に与える値を0にした場合、LOWER端すなわちTiltLowerPos=0の位置に移動し、D/Ad404に65535を与えた場合、UPPER端すなわちTiltUpperPos=65535に移動するように位置制御のフィードバック回路が構成されているものとする。ズーミングの位置制御に使用するD/Ab204に与える値を0にした場合、WIDE端すなわちZoomWidePos=0の位置に移動し、D/Ab204に65535を与えた場合、TELE端すなわちZoomTelePos=65535に移動するように位置制御のフィードバック回路が構成されているものとする。フォーカシングの位置制御に使用するD/Aa202に与える値を0にした場合、INF端すなわちFocusInfPos=0の位置に移動し、D/Aa202に65535を与えた場合、MOD端すなわちFocusModPos=65535に移動するように位置制御のフィードバック回路が構成されているものとする。
【0038】
図10を用いて、ズーム・ショットのための追加回路の説明を行う。
【0039】
ズーム・レンズは一般的に速度制御にて駆動回路が構成されている。これをショット動作に対応するために位置制御が可能になるように回路を構成して、外部インターフェース509に接続する。
【0040】
ズーム位置指令電圧1002は差動増幅器b1001の+側に接続され、差動増幅器b1001の出力は外部インターフェース509のズーム速度指令電圧507に接続可能となっている。また、外部インターフェース509のズーム位置電圧508は差動増幅器b1001の−側に接続され、フィードバックを構成している。また、外部インターフェース509のズーム位置電圧508は、ショット動作の確認用として利用可能となっている。
【0041】
図11を用いて、メイン・フローを説明する。
【0042】
ステップ1101では、InitSystemを呼び出し、雲台システムの初期化を行う。そしてステップ1102へ移る。
【0043】
ステップ1102では、オペレーション・ボックス101からのコマンド受信待ちをしている。コマンド受信が無い場合は、ステップ1102を繰り返す。またステップ1102でコマンド受信があった場合は、受信したコマンドを処理するために、ステップ1103へ行く。
【0044】
ここで受信したコマンドを処理するに当たり、本発明で必要なコマンドのみをチェックしているが、実際にはズーミングやフォーカシングの処理、パンニングやチルティングの処理、さらにはカメラ制御のためのゲイン調整やホワイトバランスなどがある。
【0045】
ステップ1103ではショット位置記憶のためのコマンドかどうかをチェックする。ショット位置記憶のためのコマンドであると判断された場合、ステップ1104へ行く。
【0046】
ステップ1104では、MemoryShotPositionを呼び出し、ショット位置の記憶を行う。また、ステップ1103でショット位置記憶のためのコマンドではないと判断した場合、ステップ1105へ行く。
【0047】
ステップ1105では、ショット動作要求のコマンドかどうかを判断する。ショット動作要求コマンドであると判断した場合、ステップ1106へ行く。
【0048】
ステップ1106では、ShotDriveRequestを呼び出し、ショット動作を行う。また、ステップ1105でショット動作要求コマンドではないと判断した場合、ステップ1102へ戻る。
【0049】
図12を用いて、雲台システムの初期化処理ルーチンであるInitSystemの説明を行う。
【0050】
ステップ1201では、パンニング位置をPanCcwPos=0まで移動する。そしてパンニングの現在位置をPanCurPos=PanCcwPosとする。そしてステップ1202へ行く。
【0051】
ステップ1202では、チルティング位置をTiltLowerPos=0まで移動する。そしてチルティングの現在位置をTiltCurPos=TiltLowerPosとする。そしてステップ1203へ行く。
【0052】
ステップ1203では、ズーミング位置をZoomWidePos=0まで移動する。そしてズーミングの現在位置をZoomCurPos=ZoomWidePosとする。そしてステップ1204へ行く。
【0053】
ステップ1204では、フォーカシング位置をFocusInfPos=0まで移動する。そしてフォーカシングの現在位置をFoucsCurPos=FoucsInfPosとする。そして終了する。
【0054】
図13を用いて、ショット要求処理フローであるShotDriveRequestを説明する。
【0055】
ステップ1301では、オペレーション・ボックス101から送られてきたショット番号(ShotNo)およびショット移動時間(ShotDriveTime)の入力をする。そしてステップ1302へ行く。
【0056】
ステップ1302では、ショット番号(ShotNo)に応じたパンニング位置(PanShotPos)、チルティング位置(TiltShotPos)、ズーミング位置(ZoomShotPos)、フォーカシング位置(FocusShotPos)をメモリ210から読み出す。そしてステップ1303へ行く。
【0057】
ステップ1303では、ショット距離算出のために、CalcShotDistanceを呼び出す。そしてステップ1304へ行く。
【0058】
ステップ1304では、ショット動作開始のために、StartShotDriveを呼び出す。そして終了する。
【0059】
図14を用いて、ショット距離算出用ルーチンであるCalcShotDistanceの説明を行う。ステップ1401では、パンニング距離算出のために、CalcPanningDistanceを呼び出す。そしてステップ1402へ行く。
【0060】
ステップ1402では、チルティング距離算出のために、CalcTiltingDistanceを呼び出す。そしてステップ1403へ行く。
【0061】
ステップ1403では、ズーミング距離算出のために、CalcZoomingDistanceを呼び出す。そしてステップ1404へ行く。
【0062】
ステップ1404では、フォーカシング距離算出のために、CalcFocusingDistancを呼び出す。そして終了する。
【0063】
図15を用いて、ショット動作開始処理であるStartShotDriveの説明を行う。
【0064】
ステップ1501で、ショット駆動開始時間T0をタイマ209から読み込む。そして、
パンニング開始時間 : Tp = T0
チルティング開始時間 : Tt = T0
ズーミング開始時間 : Tz = T0
フォーカシング開始時間 : Tf = T0
とする。そしてステップ1502へ行く。ステップ1502では、ショット動作中フラグの設定を行う。すなわち、
ShotPanFlag = True
ShotTiltFlag = True
ShotZoomFlag = True
ShotFocusFlag = True
とする。そしてステップ1503へ行く。
【0065】
ステップ1503では、ショット動作処理を管理するルーチンであるShotDriveProcedureを呼び出す。そして、ステップ1504へ行く。
【0066】
ステップ1504では、パンニングのショット動作の実行中・終了のチェックを行う。ShotPanFlagがTrueの場合は、パンニングのショット動作中のため、ステップ1503へ行く。またShotPanFlag=Falseの場合は、パンニングのショット動作が終了したため、ステップ1505へ行く。
【0067】
ステップ1505では、チルティングのショット動作の実行中・終了のチェックを行う。ShotTiltFlag=Trueの場合は、チルティングのショット動作中のため、ステップ1503へ行く。またShotTiltFlag=Falseの場合は、チルティングのショット動作が終了したため、ステップ1506へ行く。
【0068】
ステップ1506では、ズーミングのショット動作の実行中・終了のチェックを行う。ShotZoomFlag=Trueの場合は、ズーミングのショット動作中のため、ステップ1503へ行く。またShotZoomFlag=Falseの場合は、ズーミングのショット動作が終了したため、ステップ1507へ行く。
【0069】
ステップ1507では、フォーカシングのショット動作の実行中・終了のチェックを行う。ShotFocusFlag=Trueの場合は、フォーカシングのショット動作中のため、ステップ1503へ行く。またShotFocusFlag=Falseの場合は、フォーカシングのショット動作が終了したため、StartShotDriveルーチンを終了する。
【0070】
図16を用いて、ショット動作処理ルーチンであるShotDriveProcedureを説明する。
【0071】
ステップ1601では、タイマ209より現在時間Tcurの入力を行う。そしてステップ1602へ行く。
【0072】
ステップ1602では、ShotPanFlagのチェックを行う。ShotPanFlag=Trueの場合は、パンニング・ショット動作処理を行うため、ステップ1603へ行き、PanningShotDriveProcedureを呼び出す。そしてステップ1604へ行く。またステップ1602で、ShotPanFlag=Falseの場合は、パンニングのショット動作が終了しているため、ステップ1604へ行く。
【0073】
ステップ1604では、ShotTiltFlagのチェックを行う。ShotTiltFlag=Trueの場合は、チルティング・ショット動作処理を行うため、ステップ1605へ行き、TiltingShotDriveProcedureを呼び出す。そしてステップ1606へ行く。またステップ1604で、ShotTiltFlag=Falseの場合は、チルティングのショット動作が終了しているため、ステップ1606へ行く。
【0074】
ステップ1606では、ShotZoomFlagのチェックを行う。ShotZoomFlag=Trueの場合は、ズーミング・ショット動作処理を行うため、ステップ1607へ行き、ZoomingShotDriveProcedureを呼び出す。そしてステップ1608へ行く。またステップ1606で、ShotZoomFlag=Falseの場合は、ズーミングのショット動作が終了しているため、ステップ1608へ行く。
【0075】
ステップ1608では、ShotFocusFlagのチェックを行う。ShotFocusFlag=Trueの場合は、フォーカシング・ショット動作処理を行うため、ステップ1609へ行き、FocusingShotDriveProcedureを呼び出す。そしてShotDriveProcedureを終了する。またステップ1608で、ShotFocusFlag=Falseの場合は、フォーカシングのショット動作が終了しているため、ShotDriveProcedureを終了する。
【0076】
図17を用いて、パンニング・ショット動作処理ルーチンであるPanningShotDriveProcedureを説明する。
【0077】
ステップ1701では、パンニングの現在位置とショット位置との比較を行う。PanCurPos=PanShotPosが成立した場合、パンニング・ショットが終了したとし、ステップ1702へ行き、ShotPanFlag=Falseとする。そして、PanningShotDriveProcedureを終了する。また、ステップ1701で、PanCurPos=PanShotPosが成立していなかった場合、ステップ1703へ行く。
【0078】
ステップ1703では、D/Ac304への出力タイミング時間経過のチェックを式(1)を用いて行う。
Figure 2004325710
式(1)が成立した場合、D/Ac304への出力タイミング時間が経過したので、ステップ1704へ行く。ステップ1703で式(1)が成立しなかった場合、D/Ac304への出力タイミング時間が経過していないので、PanningShoDriveProcedureを終了する。
【0079】
ステップ1704では、パンニング駆動方向をチェックする。PanningDir=CWの場合、ステップ1706へ行く。また、PanningDir=CCWの場合は、ステップ1705へ行く。
【0080】
ステップ1705では、CCW方向へ駆動するために、式(2)を用いてパンニング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ1707へ行く。
【0081】
ステップ1706では、CW方向へ駆動するために、式(3)を用いてパンニング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ1707へ行く。
【0082】
ステップ1707では、パンニング用D/Ac304への出力を行うために、PanningDaOutputを呼び出す。そしてステップ1708へ行く。
【0083】
ステップ1708では、D/Ac304への出力時間を記憶するために、Tp=Tcurとする。
そしてPanningShotDriveProcedureを終了する。
【0084】
図18を用いて、チルティング・ショット動作処理ルーチンであるTiltingShotDriveProcedureを説明する。
【0085】
ステップ1801では、チルティングの現在位置とショット位置との比較を行う。TiltCurPos=TiltShotPosが成立した場合、チルティング・ショットが終了したとし、ステップ1802へ行き、Shot Tilt Flag=Falseとする。そして、TiltingShotDriveProcedureを終了する。また、ステップ1801で、TiltCurPos=TiltShotPosが成立していなかった場合、ステップ1803へ行く。
【0086】
ステップ1803では、D/Ad404への出力タイミング時間経過のチェックを式(4)を用いて行う。
Figure 2004325710
式(4)が成立した場合、D/Ad404への出力タイミング時間が経過したので、ステップ1804へ行く。ステップ1803で式(4)が成立しなかった場合、D/Ad404への出力タイミング時間が経過していないので、TiltingShotDriveProcedureを終了する。
【0087】
ステップ1804では、チルティング駆動方向をチェックする。TiltingDir=UPPERの場合、ステップ1806へ行く。また、TiltingDir=LOWERの場合は、ステップ1805へ行く。
【0088】
ステップ1805では、LOWER方向へ駆動するために、式(5)を用いてチルティング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ1807へ行く。
【0089】
ステップ1806では、UPPER方向へ駆動するために、式(6)を用いてチルティング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ1807へ行く。
【0090】
ステップ1807では、チルティング用D/Ad404への出力を行うために、TiltingDaOutputを呼び出す。そしてステップ1808へ行く。
【0091】
ステップ1808では、D/Ad404への出力時間を記憶するために、Tt=Tcurとする。
【0092】
そしてTiltingShotDrive Procedureを終了する。
【0093】
図19を用いて、ズーミング・ショット動作処理ルーチンであるZoomingShoDriveProcedureを説明する。
【0094】
ステップ1901では、ズーミングの現在位置とショット位置との比較を行う。Zoom Cur Pos=Zoom Shot Posが成立した場合、ズーミング・ショットが終了したとし、ステップ1902へ行き、ShotZoomFlag=Falseとする。そして、ZoomingShotDriveProcedureを終了する。また、ステップ1901で、ZoomCurPos=ZoomShotPosが成立していなかった場合、ステップ1903へ行く。
【0095】
ステップ1903では、D/Ab204への出力タイミング時間経過のチェックを式(7)を用いて行う。
Figure 2004325710
式(7)が成立した場合、D/Ab204への出力タイミング時間が経過したので、ステップ1904へ行く。ステップ1903で式(7)が成立しなかった場合、D/Ab204への出力タイミング時間が経過していないので、ZoomingShotDriveProcedureを終了する。
【0096】
ステップ1904では、ズーミング駆動方向をチェックする。ZoomingDir=TELEの場合、ステップ1906へ行く。また、ZoomningDir=WIDEの場合は、ステップ1905へ行く。
【0097】
ステップ1905では、WIDE方向へ駆動するために、式(8)を用いてズーミング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ1907へ行く。
【0098】
ステップ1906では、TELE方向へ駆動するために、式(9)を用いてズーミング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ1907へ行く。
【0099】
ステップ1907では、ズーミング用D/Ab204への出力を行うために、ZoomingDaOutputを呼び出す。そしてステップ1908へ行く。
【0100】
ステップ1908では、D/Ab204への出力時間を記憶するために、Tz=Tcurとする。
【0101】
そしてZoomingShotDriveProcedureを終了する。
【0102】
図20を用いて、フォーカシング・ショット動作処理ルーチンであるFocusingShotDriveProcedureを説明する。
【0103】
ステップ2001では、フォーカシングの現在位置とショット位置との比較を行う。FocusCurPos=FocusShotPosが成立した場合、フォーカシング・ショットが終了したとし、ステップ2002へ行き、ShotFocusFlag=Falseとする。そして、FocusingShotDriveProcedureを終了する。また、ステップ2001で、FocusCurPos=FocusShotPosが成立していなかった場合、ステップ2003へ行く。
【0104】
ステップ2003では、D/Ab204への出力タイミング時間経過のチェックを式(10)を用いて行う。
Figure 2004325710
式(10)が成立した場合、D/Aa202への出力タイミング時間が経過したので、ステップ2004へ行く。ステップ2003で式(10)が成立しなかった場合、D/Aa202への出力タイミング時間が経過していないので、FocusingShotDriveProcedureを終了する。
【0105】
ステップ2004では、フォーカシング駆動方向をチェックする。FocusingDir=MODの場合、ステップ2006へ行く。また、FocusningDir=INFの場合は、ステップ2005へ行く。
【0106】
ステップ2005では、INF方向へ駆動するために、式(11)を用いてフォーカシング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ2007へ行く。
【0107】
ステップ2006では、MOD方向へ駆動するために、式(12)を用いてフォーカシング位置の更新を行う。
Figure 2004325710
そしてステップ2007へ行く。
【0108】
ステップ2007では、フォーカシング用D/Aa202への出力を行うために、FocusingDaOutputを呼び出す。そしてステップ2008へ行く。
【0109】
ステップ2008では、D/Aa202への出力時間を記憶するために、Tf=Tcurとする。
【0110】
そしてFocusingShotDriveProcedureを終了する。
【0111】
図21を用いて、ショット位置記憶処理であるMemoryShotPositionの説明を行う。
【0112】
ステップ2101では、オペレーション・ボックス101から送られてきたショット番号(ShotNo)の入力をする。そしてステップ2102へ行く。
【0113】
ステップ2102では、現在の
パンニング位置(PanCurPos)
チルティング位置(TiltCurPos)
ズーミング位置(ZoomCurPos)
フォーカシング位置(FocusCurPos)
をショット番号(ShotNo)に対応させて記憶する。そして終了する。
【0114】
実際のプログラムでは、パンニング位置、チルティング位置、ズーミング位置、フォーカシング位置それぞれにショット位置用の配列を確保しておき、ショット番号を配列の番号としてそれぞれのデータを記憶することで実現可能である。(例)ここでは、c言語による10個の配列を確保した場合の例を示す。
Figure 2004325710
とした場合、以下のようにすれば、ショット位置が記憶可能である。
Figure 2004325710
【0115】
図22を用いて、パンニング移動距離の算出ルーチンであるCalcPanningDistanceを説明する。
【0116】
ステップ2201では、パンニングの現在位置PanCurPosとパンニングのショット位置PanShotPosとの距離PanShotDistanceを式(13)を用いて算出する。そしてステップ2202へ行く。
Figure 2004325710
【0117】
ステップ2202では、ショット距離であるPanShotDistanceの符号を調べる。PanShotDistance≧0の場合は、CW方向に駆動のため、ステップ2204へ行き、PanningDir=CWとする。そしてステップ2205へ行く。また、ステップ2202でPanShotDistance<0の場合は、CCW方向へ駆動のため、ステップ2203へ行き、PanningDir=CCWとする。そしてステップ2205へ行く。
【0118】
ステップ2205では、パンニング制御用のD/Ac304への出力タイミング時間Tspを式(14)を用いて算出する。
Figure 2004325710
ここで、ABS(x)は、xの値の絶対値を算出する処理とする。
【0119】
そして、CalcPanningDistanceを終了する。
【0120】
図23を用いて、チルティング移動距離の算出ルーチンであるCalcTiltingDistanceを説明する。
【0121】
ステップ2301では、チルティングの現在位置TiltCurPosとチルティングのショット位置TiltShotPosとの距離TiltShotDistanceを式(15)を用いて算出する。そしてステップ2302へ行く。
Figure 2004325710
【0122】
ステップ2302では、ショット距離であるTiltShotDistanceの符号を調べる。TiltShotDistance≧0の場合は、UPPER方向に駆動のため、ステップ2304へ行き、TiltningDir=UPPERとする。そしてステップ2305へ行く。また、ステップ2302でTiltShotDistance<0の場合は、LOWER方向へ駆動のため、ステップ2303へ行き、TiltningDir=LOWERとする。そしてステップ2305へ行く。
【0123】
ステップ2305では、チルティング制御用のD/Ad404への出力タイミング時間Tstを式(16)を用いて算出する。
Figure 2004325710
ここで、ABS(x)は、xの値の絶対値を算出する処理とする。
【0124】
そして、CalcTiltingDistanceを終了する。
【0125】
図24を用いて、ズーミング移動距離の算出ルーチンであるCalcZoomingDistanceを説明する。
【0126】
ステップ2401では、ズーミングの現在位置ZoomCurPosとズーミングのショット位置ZoomShotPosとの距離ZoomShotDistanceを式(17)を用いて算出する。そしてステップ2402へ行く。
【0127】
Figure 2004325710
ステップ2402では、ショット距離であるZoomShotDistanceの符号を調べる。ZoomShotDistance≧0の場合は、TELE方向に駆動のため、ステップ2404へ行き、ZoomningDir=TELEとする。そしてステップ2405へ行く。また、ステップ2402でZoomShotDistance<0の場合は、WIDE方向へ駆動のため、ステップ2403へ行き、ZoomningDir=WIDEとする。そしてステップ2405へ行く。
【0128】
ステップ2405では、ズーミング制御用のD/Ab204への出力タイミング時間Tszを式(18)を用いて算出する。
Figure 2004325710
ここで、ABS(x)は、xの値の絶対値を算出する処理とする。
【0129】
そして、CalcZoomingDistanceを終了する。
【0130】
図25を用いて、フォーカシング移動距離の算出ルーチンであるCalcFocusingDistanceを説明する。
【0131】
ステップ2501では、フォーカシングの現在位置FocusCurPosとフォーカシングのショット位置FocusShotPosとの距離FocusShotDistanceを式(19)を用いて算出する。そしてステップ2502へ行く。
【0132】
Figure 2004325710
ステップ2502では、ショット距離であるFocusShotDistanceの符号を調べる。FocusShotDistance≧0の場合は、MOD方向に駆動のため、ステップ2504へ行き、FocusningDir=MODとする。そしてステップ2505へ行く。また、ステップ2502でFocusShotDistance<0の場合は、INF方向へ駆動のため、ステップ2503へ行き、FocusningDir=INFとする。そしてステップ2505へ行く。
【0133】
ステップ2505では、フォーカシング制御用のD/Aa202への出力タイミング時間Tsfを式(20)を用いて算出する。
Figure 2004325710
ここで、ABS(x)は、xの値の絶対値を算出する処理とする。
【0134】
そして、CalcFocusingDistanceを終了する。
【0135】
図26を用いて、パンニング用D/A出力ルーチンであるPanningDaOutputを説明する。
【0136】
ステップ2601では、16ビットD/AであるD/Ac304の出力用データの算出を式(21)を用いて算出する。そしてステップ2602へ行く。
Figure 2004325710
【0137】
ステップ2602では、パンニング用D/AであるD/Ac304に、TiltDaDataを設定する。そして終了する。
【0138】
図27を用いて、チルティング用D/A出力ルーチンであるTiltingDaOutputを説明する。
【0139】
ステップ2701では、16ビットD/AであるD/Ad404の出力用データの算出を式(22)を用いて算出する。そしてステップ2702へ行く。
【0140】
Figure 2004325710
ステップ2702では、チルティング用D/AであるD/Ad404に、TiltDaDataを設定する。そして終了する。
【0141】
図28を用いて、ズーミング用D/A出力ルーチンであるZoomingDaOutputを説明する。
【0142】
ステップ2801では、16ビットD/AであるD/Ab204の出力用データの算出を式(23)を用いて算出する。そしてステップ2802へ行く。
Figure 2004325710
【0143】
ステップ2802では、ズーミング用D/AであるD/Ab204に、ZoomDaDataを設定する。そして終了する。
【0144】
図29を用いて、フォーカシング用D/A出力ルーチンであるFocusingDaOutputを説明する。
【0145】
ステップ2901では、16ビットD/AであるD/Aa202の出力用データの算出を式(24)を用いて算出する。そしてステップ2902へ行く。
Figure 2004325710
【0146】
ステップ2902では、フォーカシング用D/AであるD/Aa202に、FocusDaDataを設定する。そして終了する。
【0147】
図30を用いて、簡易型ズーム・レンズ制御用速度テーブルの説明を行う。
【0148】
以降、図30で示される表を、ズーム速度テーブルと表現する。
【0149】
図7や図8に示されるようなズーム・レンズ駆動構成においては、ズーム速度指令電圧507をA/De705でA/D変換し、CPUb704がパルス・モータ701を用いて駆動するようになっている。またA/D変換器もCPUに内蔵されているものもある。このような簡易型ズーム駆動機構をもつレンズでは、A/De705が8ビット程度のA/D変換器だったり、ズーム速度が連続的に変わらず、A/D変換器の出力データのノイズ防止のために、8段程度の速度しか持たないものもある。そこでA/De705を8ビットA/D変換器とし、テレ方向、ワイド方向それぞれに8段の速度をもつものとして、A/D値とズーム速度の関係の一例を図30に示す。ただし、ズーム・レンズの全域移動パルスを5000パルス、8ビットのA/D変換値は、0x80を中心値(停止)として、0x00〜0x7Fはワイド方向、0x81〜0xFFはテレ方向に駆動するものとする。ただし、表は0x80を中心とした差分データとする。またズーム・レンズ駆動速度は停止も含めて、A/D変換値に対してある幅をもって定義されている。
【0150】
このとき、速度指令の各段におけるズーム速度を表のように定義すると、全域移動時間が表のように決まる。また、外部インターフェースc509のズーム速度指令電圧507には、各段の速度指令電圧として、8ビット速度指令値相当で、各段のA/D値の幅における中心値を与えるようにするとノイズに強くなるため、その値を8ビット速度指令値として表に示す。
【0151】
このような簡易型ズーム駆動回路を搭載するレンズでは、ショット動作において、パンニングやチルティングなどと同時駆動開始、同時駆動終了を行うのが困難である。そこで、オペレーション・ボックス101からの指令であるショット駆動時間およびショット位置に基づいて、ズーム・レンズを駆動する際には、同時駆動開始、同時駆動終了が困難な場合は、ショット駆動時間にできるだけ近い駆動時間で移動させる速度を表から算出し、ショット駆動時間と実際の移動時間との差分時間は、レンズを駆動せずに待っていることで、擬似的に同時駆動開始、同時駆動停止を実現可能となる。
【0152】
このイメージを図36を用いて、説明する。
各現在位置を
パンニング現在位置 PanCurPos(911)
チルティング現在位置 TiltCurPos(913)
ズーミング現在位置 ZoomCurPos(915)
フォーカシング現在位置 FocusCurPos(917)
とし、オペレーション・ボックス101からのショット指令による各位置を
パンニング・ショット位置 PanShotPos(912)
チルティング・ショット位置 TiltShotPos(914)
ズーミング・ショット位置 ZoomShotPos(916)
フォーカシング・ショット位置 FocusShotPos(918)
とする。
【0153】
このときオペレーション・ボックス101により指定されたショット駆動時間ShotDriveTimeの間に、それぞれ上記現在位置から上記ショット位置まで移動するが、ズーミングにおいては、ショット駆動の同期が取れないため、ズーミング駆動待ち時間後に、ズーミング駆動待ち時間が最小になる適切な速度にて、ズーミング駆動時間だけ駆動することにより、同時停止が可能となる。
【0154】
図35を用いて、簡易型ズーム・レンズ駆動タイプに対応した雲台回路基本構成を説明する。
【0155】
ハウジング113にはレンズ200およびカメラ201が搭載されている。ヘッド112にはCPUa206があり、タイマ209と接続され、雲台110の制御のタイミングを取りながら、雲台110の管理を行っている。さらに、CPUa206にはメモリ210が接続され、ショット位置の記憶や演算処理などに使用可能となっている。また、制御信号d127を用いてカメラ201のゲイン調整やホワイトバランスなどの制御も行う。
【0156】
CPUa206は、パンニング制御回路207やチルティング制御回路に接続され、パンニングやチルティングの制御を行う。
【0157】
また、CPUa206はハウジング113に搭載されているレンズ200の制御も行っている。
【0158】
D/Aa202を用いてフォーカス位置指令電圧607をレンズ200に送りフォーカスの制御を行い、レンズ200のフォーカス位置電圧608をA/Da203を用いて入力する。
【0159】
さらにCPUa206はD/Af3501に接続され、D/Af3501の出力はズーム速度指令電圧507としてレンズ200に送られズームの制御を行う。レンズ200のズーム位置電圧508は、A/Db205を通してCPUa206に送られている。
【0160】
CPUa206に接続されている制御信号a124とメラから出力される映像信号125および音声信号126は、台座111を通して、中継ボックス104に接続される。
【0161】
また、ここでD/Af3501は、8ビットD/A変換器とし、0x00〜0x7Fのときワイド方向、0x80〜0xFFのとき、テレ方向にズーム・レンズ601がズーミングされるものとする。
【0162】
ただし簡易型ズーム・レンズ駆動タイプが図30で示されるような場合は、0x80付近での不感帯などが存在するのは明らかである。
【0163】
図31を用いて、ズーム遅延駆動演算処理ルーチンであるCalcZoomDelaySpeedを説明する。
【0164】
このルーチンは、ショット動作においてズーミングが同時駆動開始、同時駆動終了が困難な場合に、CalcZoomingDistanceの代わりに呼ばれる処理である。
【0165】
ステップ3101では、ズーミングの現在位置ZoomCurPosとズーミングのショット位置ZoomShotPosとの距離ZoomShotDistanceを式(17)を用いて算出する。そしてステップ3102へ行く。
【0166】
Figure 2004325710
ステップ3102では、ショット距離であるZoomShotDistanceの符号を調べる。ZoomShotDistance≧0の場合は、TELE方向に駆動のため、ステップ3104へ行き、ZoomningDir=TELEとする。そしてステップ3105へ行く。また、ステップ3102でZoomShotDistance<0の場合は、WIDE方向へ駆動のため、ステップ3103へ行き、ZoomningDir=WIDEとする。そしてステップ3105へ行く。
【0167】
ステップ3103では、ズーミング駆動待ち時間を算出するために、CalcZoomWaitTimeを呼び出す。そして、ステップ3106へ行く。
【0168】
ステップ3106では、ズーミング駆動方向を調べる。ZoomDir=TELEの場合は、ステップ3108へ行き、CalcZoomWaitTimeルーチンで算出された最適速度指令値用D/Aオフセット値ZoomDelaySpeedOffsetを用いて、式(26)によりズーミング用D/A変換値ZoomDelayDaSpeedを算出する。そしてステップ3108へ行く。
【0169】
Figure 2004325710
ステップ3106で、ZoomDir=WIDEの場合は、ステップ3107へ行き、CalcZoomWaitTimeルーチンで算出された最適速度指令値用D/Aオフセット値ZoomDelaySpeedOffsetを用いて、式(27)によりズーミング用D/A変換値ZoomDelayDaSpeedを算出する。そしてステップ3108へ行く。
Figure 2004325710
【0170】
ステップ3108では、ズーミング駆動待ち時間後のD/A出力済みフラグをZoomDelaySpeedDaFlag=Falseに設定し、D/A未出力状態とする。そしてCalcZoomDelaySpeedルーチンを終了する。
【0171】
図32を用いて、ズーミング駆動待ち時間の算出および最適速度指令オフセット値の算出処理であるCalcZoomWaitTimeの説明を行う。
【0172】
ステップ3201では、ズーム速度テーブルをサーチするために、テーブル番号の初期化を行う。
ZoomTableNo=1
そして、ステップ3202へ行く。
【0173】
ステップ3202では、ズーム速度テーブルから、ZoomTableNoに対応した全域移動時間を読み込み、ZoomTotalDriveTimeに設定する。また同様に、速度指令値をZoomDelaySpeedOffsetに設定する。そしてステップ3203へ行く。
【0174】
ステップ3203では、式(28)によりズーミング駆動時間ZoomShotDriveTimeを算出する。そしてステップ3204へ行く。
Figure 2004325710
ここで、ABS(x)は、xの値の絶対値を算出する処理とする。
【0175】
また、ズーミング移動全域パルス ZoomTotalDistance=5000
とする。
【0176】
ステップ3204では、ズーミング駆動時間ZoomShotDriveTimeとショット駆動時間ShotDriveTimeから、式(29)を用いてズーミング待ち時間ZoomShotWaitTimeを算出する。そしてステップ3205へ行く。
Figure 2004325710
【0177】
ステップ3205では、ZoomShotWaitTimeの符号を調べる。ZoomShotWaitTime≧0の場合は、CalcZoomWaitTimeを終了する。またZoomShotWaitTime<0の場合は、ステップ3206へ行き、ZoomShotWaitTime=0とする。そして、ステップ3207へ行く。
【0178】
ステップ3207では、ズーム速度テーブルのサーチが終了したかどうかを調べるため、ZoomTableNoをチェックする。ZoomTableNo≧8の場合、ズーム速度テーブルのサーチが終了したため、CalcZoomWaitTimeを終了する。またZoomTableNo<8の場合は、ステップ3208へ行く。
【0179】
ステップ3208では、次のテーブル番号を設定するために、テーブル番号をインクリメントする。
Figure 2004325710
そしてステップ3202へ行く。
【0180】
図33を用いて、ズーム遅延ショット動作処理であるZoomDelayShotDriveProcedureを説明する。
【0181】
このルーチンは、ショット動作においてズーミングが同時駆動開始、同時駆動終了が困難な場合に、ZoomingShotDriveProcedureの代わりに呼ばれる処理である。
【0182】
ステップ3301では、ズーミング駆動待ち時間後のD/A出力済みフラグZoomDelaySpeedDaFlagを調べる。ZoomDelaySpeedDaFlag=Trueの場合は、ステップ3306へ行き、ショット位置に到達したかどうかを調べるために、CheckZoomInShotPositionを呼び出す。そしてDelayShotDriveProcedureを終了する。またステップ3301でZoomDelaySpeedDaFlag=Falseの場合は、まだズーミング駆動待ち時間のためステップ3302へ行く。
【0183】
ステップ3302では、式(30)によりズーミング駆動待ち時間の経過時間ShotPassedTimeをショット駆動開始時間T0と現在時間Tcurを用いて算出する。そしてステップ3303へ行く。
Figure 2004325710
【0184】
ステップ3303では、ズーミング駆動待ち時間と経過時間の比較を行う。ZoomShotWaitTime>ShotPassedTimeが成立した場合は、「Y」に行き、ズーミング駆動待ち時間が完了していないため、ZoomDelayShotDriveProcedureを終了する。ZoomShotWaitTime>ShotPassedTimeが成立しない場合は、ズーミング駆動待ち時間が完了したので、「N」に行き、ステップ3304へ行く。
【0185】
3304では、ズーミング用D/Af3501に、ZoomDalayDaSpeedデータを設定する。そしてステップ3305へ行く。
【0186】
ステップ3305では、ズーミング用D/Af3501にデータを設定完了したため、ZoomDelaySpeedDaFlag=Trueとする。そしてZoomDelayShotDriveProcedureを終了する。
【0187】
図33を用いて、ズーム・ショット位置到達チェック・ルーチンであるCheckZoomInShotPositionを説明する。
【0188】
ステップ3401では、現在のズーミング位置ZoomCurPosをA/Db205から入力する。そしてステップ3402へ行く。
【0189】
ステップ3402では、現在のズーミング方向をチェックする。ZoomDir=TELEの場合は、ステップ3404へ行き、ショット位置到達のチェックを行う。
【0190】
ステップ3404では、現在テレ方向に駆動中なので、ショット位置到達をオーバーランも含めて式(31)にてチェックする。
Figure 2004325710
式(31)が成立する場合は、まだ到達していないので、「Y」に行き、CheckZoomInShotPositionを終了する。また式(31)が不成立の場合は、ショット位置に到達したので、「N」に行き、ステップ3405へ行く。
【0191】
ステップ3402で、ZoomDir=WIDEの場合は、ステップ3403へ行き、ショット位置到達をチェックする。
【0192】
ステップ3403では、現在ワイド方向に駆動中なので、ショット位置到達をオーバーランも含めて式(32)にてチェックする。
Figure 2004325710
式(32)が成立する場合は、まだ到していないので、「Y」に行き、CheckZoomInShotPositionを終了する。また式(32)が不成立の場合は、ショット位置に到達したので、「N」に行き、ステップ3405へ行く。
【0193】
ステップ3405では、ショット位置に到達したので、ショット動作終了を示すために、ZoomShotFlag=Falseとする。そしてステップ3406に行く。
【0194】
ステップ3406では、ズーミング停止のために、ズーミング用D/Af3501に0x80を設定する。そして、CheckZoomInShotPositionを終了する。
【0195】
図37を用いて、ズーミングのワイド優先の場合を説明する。
【0196】
ズーミング動作を含むショット動作の場合、モニター上に移る映像データ情報が多いほうが移動方向を確認するのに適している。すなわち、テレ方向に駆動する場合は、(37−1)のようにショット開始位置で待ち時間経過後にズーミング動作を開始するが、ワイド方向にショット動作をさせる場合、より多くの映像データを取得するために、(37−2)のようにズーミング動作を優先させ、ショット位置にて停止し、ショット動作終了待ちをさせることで、より多くの映像データ情報を得ることができるショット動作となる。ここで、待ち時間が最小になる速度でズーミングさせる方法は、前述のとおりである。
【0197】
図38を用いて、ワイド優先のズーミング駆動待ち時間の算出および最適速度指令オフセット値の算出処理であるCalcZoomPriWideWaitTimeの説明を行う。
【0198】
このルーチンは、ショット動作においてズーミングが同時駆動開始、同時駆動終了が困難な場合に、CalcZoomWaitTimeの代わりに呼ばれる処理である。
【0199】
ステップ3801では、ズーム速度テーブルをサーチするために、テーブル番号の初期化を行う。
ZoomTableNo=1
そして、ステップ3802へ行く。
【0200】
ステップ3802では、ズーム速度テーブルから、ZoomTableNoに対応した全域移動時間を読み込み、ZoomTotalDriveTimeに設定する。また同様に、速度指令値をZoomDelaySpeedOffsetに設定する。そしてステップ3803へ行く。
【0201】
ステップ3803では、式(28)によりズーミング駆動時間ZoomShotDriveTimeを算出する。そしてステップ3804へ行く。
Figure 2004325710
ここで、ABS(x)は、xの値の絶対値を算出する処理とする。
【0202】
また、ズーミング移動全域パルス ZoomTotalDistance=5000とする。
【0203】
ステップ3804では、ズーミング駆動時間ZoomShotDriveTimeとショット駆動時間ShotDriveTimeから、式(29)を用いてズーミング待ち時間ZoomShotWaitTimeを算出する。そしてステップ3805へ行く。
Figure 2004325710
【0204】
ステップ3805では、ZoomShotWaitTimeの符号を調べる。ZoomShotWaitTime≧0の場合は、ステップ3809へ行く。またZoomShotWaitTime<0の場合は、ステップ3806へ行き、ZoomShotWaitTime=0とする。そして、ステップ3807へ行く。
【0205】
ステップ3807では、ズーム速度テーブルのサーチが終了したかどうかを調べるため、ZoomTableNoをチェックする。ZoomTableNo≧8の場合、ズーム速度テーブルのサーチが終了したため、ステップ3809へ行く。またZoomTableNo<8の場合は、ステップ3808へ行く。
【0206】
ステップ3808では、次のテーブル番号を設定するために、テーブル番号をインクリメントする。
Figure 2004325710
そしてステップ3802へ行く。
【0207】
ステップ3809では、ズーミングの駆動方向のチェックを行う。ZoomDir=TELEの場合は、CalcZoomPriWideWaitTimeを終了する。また、ZoomDir=WIDEの場合は、待ち時間を0にすることですぐにワイド方向に駆動されるため、ZoomShotWaitTime=0とする。そしてCalcZoomPriWideWaitTimeを終了する。
【0208】
また、ショット動作によりワイド画面優先よりテレ画面優先の方が都合良い場合がある。それはショット位置の映像を拡大して見たい場合などが考えられる。その場合の処理を図39を用いて、CalcZoomPriTeleWaitTimeを説明する。
【0209】
このルーチンは、ショット動作においてズーミングが同時駆動開始、同時駆動終了が困難な場合に、CalcZoomWaitTimeの代わりに呼ばれる処理である。
【0210】
ステップ3901では、ズーム速度テーブルをサーチするために、テーブル番号の初期化を行う。
ZoomTableNo=1
そして、ステップ3902へ行く。
【0211】
ステップ3902では、ズーム速度テーブルから、ZoomTableNoに対応した全域移動時間を読み込み、ZoomTotalDriveTimeに設定する。また同様に、速度指令値をZoomDelaySpeedOffsetに設定する。そしてステップ3903へ行く。
【0212】
ステップ3903では、式(28)によりズーミング駆動時間ZoomShotDriveTimeを算出する。そしてステップ3904へ行く。
Figure 2004325710
ここで、ABS(x)は、xの値の絶対値を算出する処理とする。
【0213】
また、ズーミング移動全域パルス ZoomTotalDistance=5000とする。
【0214】
ステップ3904では、ズーミング駆動時間ZoomShotDriveTimeとショット駆動時間ShotDriveTimeから、式(29)を用いてズーミング待ち時間ZoomShotWaitTimeを算出する。そしてステップ3905へ行く。
Figure 2004325710
【0215】
ステップ3905では、ZoomShotWaitTimeの符号を調べる。ZoomShotWaitTime≧0の場合は、ステップ3909へ行く。またZoomShotWaitTime<0の場合は、ステップ3906へ行き、ZoomShotWaitTime=0とする。そして、ステップ3907へ行く。
【0216】
ステップ3907では、ズーム速度テーブルのサーチが終了したかどうかを調べるため、ZoomTableNoをチェックする。ZoomTableNo≧8の場合、ズーム速度テーブルのサーチが終了したため、ステップ3909へ行く。またZoomTableNo<8の場合は、ステップ3908へ行く。
【0217】
ステップ3908では、次のテーブル番号を設定するために、テーブル番号をインクリメントする。
Figure 2004325710
そしてステップ3902へ行く。
【0218】
ステップ3909では、ズーミングの駆動方向のチェックを行う。ZoomDir=WIDEの場合は、CalcZoomPriWideWaitTimeを終了する。また、ZoomDir=TELEの場合は、待ち時間を0にすることですぐにテレ方向に駆動されるため、ZoomShotWaitTime=0とする。そしてCalcZoomPriWideWaitTimeを終了する。
【0219】
以上のように、位置制御にてショット動作を行うことで説明してきたが、この制御方法はランプ指令による速度制御方法を取っている。しかし、パンニング、チルティング、ズーミング、フォーカシングの位置を検出しながら、速度制御による速度フィードバック系の構成でも実現可能なことは明らかである。
【0220】
また、フォーカシング、パンニング、チルティング動作を伴わずに、ズーミングのみのショット動作を行う場合は、テレ方向、ワイド方向にショット動作するのにかかわらず、ショット動作終了待ち時間が最小になるズーミング速度ですぐに駆動開始させることも可能である。これは、ショット動作開始待ち時間が存在すると、モニター上で映像情報がまったく変わらない時間が存在するのを回避するためである。
【0221】
ここで、個々のA/D変換器やD/A変換器のビット数を16ビットや8ビットなどに固定したが、このビット数以外でも構成可能であることは言うまでも無い。また、簡易型の駆動回路を構成しているものをズーム・レンズ用駆動回路として説明したが、フォーカス・レンズやパンニング、チルティングであっても同様に擬似同期ショット動作を行うことは可能である。
【0222】
また、ズーム速度テーブルの段数を8段として、実施例をあげたが、この段数が8段以外であっても問題ないことは明らかである。
【0223】
ショット動作において同時駆動開始、同時駆動終了が困難な場合に、駆動待ち時間が最小になるような速度で駆動するようにしたが、駆動時間が最小になるように最大速度で駆動させることも可能である。
【0224】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ズーミング、フォーカシング、パンニング、チルティングを駆動する際に、移動時間を指定し、その時間によって各移動部材が適切な速度で同時起動と同時終了するように駆動したので、モニター映像の揺れをなくすことができ、移動時間のばらつきを抑えることが可能となり、見やすい映像になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】雲台基本構成図
【図2】雲台回路基本構成図
【図3】雲台パンニング制御部
【図4】雲台チルティング制御部
【図5】ズーム・レンズ制御部
【図6】フォーカス・レンズ制御部
【図7】簡易型ズーム・レンズ制御部1
【図8】簡易型ズーム・レンズ制御部2
【図9】ショット動作概略図
【図10】ズーム・ショットのための追加回路
【図11】メイン・フロー
【図12】初期化ルーチン
【図13】ショット要求
【図14】ショット距離算出
【図15】ショット動作開始処理フロー
【図16】ショット動作処理
【図17】パンニング・ショット動作処理
【図18】チルティング・ショット動作処理
【図19】ズーミング・ショット動作処理
【図20】フォーカシング・ショット動作処理
【図21】ショット位置記憶
【図22】パニング移動距離の算出
【図23】チルティング移動距離の算出
【図24】ズーミング移動距離の算出
【図25】フォーカシング移動距離の算出
【図26】パンニング用D/A出力
【図27】チルティング用D/A出力
【図28】ズーミング用D/A出力
【図29】フォーカシング用D/A出力
【図30】ズーム速度テーブル
【図31】ズーム遅延駆動演算
【図32】ズーム待ち時間の算出
【図33】ズーム遅延ショット動作処理
【図34】ズーム・ショット位置到達チェック
【図35】雲台回路基本構成図2
【図36】疑似同期ショット
【図37】ワイド優先疑似同期ショット
【図38】ワイド優先ズーム待ち時間の算出
【図39】テレ優先ズーム待ち時間の算出
【符号の説明】
110 雲台
104 中継ボックス
101 オペレーション・ボックス
102、103 MODEM
105、106 FPU
206 CPUa
200 レンズ
201 カメラ

Claims (1)

  1. カメラを搭載しカメラ光軸を水平軸および垂直軸まわりに回転する雲台
    前記雲台を制御する雲台制御手段(オペレーション・ボックス)
    雲台には、カメラのズーミング、フォーカシング、パンニング、チルティングなどの各ファンクションを駆動制御する駆動手段
    雲台には、特定の撮影位置での各ファンクションの位置を記憶する位置記憶手段
    雲台制御手段から各ファンクションの現在位置を位置記憶手段に記憶させる位置記憶指定手段
    雲台制御手段から位置記憶手段に記憶されている各ファンクションの位置を指定する位置指定手段
    各ファンクションの現在位置から位置指定手段により指定された位置まで移動する際に、各ファンクションの移動距離を算出する位置距離算出手段
    各ファンクションの現在位置から位置指定手段により指定された位置まで移動する際に、その移動時間を指定する位置移動時間指定手段
    を有するカメラ遠隔装置において
    位置移動時間指定手段により指定された時間と各ファンクションの移動距離算出手段によって算出された各移動距離とによって、各ファンクションの移動最適速度を算出する速度算出手段を有し、速度算出手段によって算出された速度にて各ファンクションを移動させることで、各ファンクションを同時駆動開始、同時駆動終了させることを特徴とするカメラ遠隔制御手段。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008278044A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法

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