JP2004324837A - 高負荷伝動ベルト - Google Patents
高負荷伝動ベルト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004324837A JP2004324837A JP2003123426A JP2003123426A JP2004324837A JP 2004324837 A JP2004324837 A JP 2004324837A JP 2003123426 A JP2003123426 A JP 2003123426A JP 2003123426 A JP2003123426 A JP 2003123426A JP 2004324837 A JP2004324837 A JP 2004324837A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- load transmission
- transmission belt
- resin
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/166—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
【課題】ブロック重量を軽くし、高速回転した場合であっても、十分な強度を有するとともに、高負荷伝動ベルトとして要求されている条件を高いレベルで満足できる引張伝動式の高負荷伝動ベルト及びそのブロックを提供する。
【解決手段】該張力帯3a、3bの長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロック2とからなる高負荷伝動ベルト1において、ブロック2はインサート材を埋設しておらず熱硬化性樹脂と繊維状の補強材とを主成分とし、前記熱硬化性が100質量部に対し、前記繊維状の補強材が15〜90質量部配合した材料からなっており、熱硬化性樹脂はフェノール樹脂もしくはジアリルフタレート樹脂からなっている。
【選択図】 図1
【解決手段】該張力帯3a、3bの長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロック2とからなる高負荷伝動ベルト1において、ブロック2はインサート材を埋設しておらず熱硬化性樹脂と繊維状の補強材とを主成分とし、前記熱硬化性が100質量部に対し、前記繊維状の補強材が15〜90質量部配合した材料からなっており、熱硬化性樹脂はフェノール樹脂もしくはジアリルフタレート樹脂からなっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、張力帯の長手方向に沿って所定ピッチでブロックを固定した高負荷伝動ベルト及びそのブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
ベルト式無段変速装置に使用するベルトは、プーリのV溝幅を変えることによってプーリに巻きかかる有効径を変化させ変速比を調節する様な変速プーリに巻き掛けて使用するものであり、プーリからの側圧が大きくなるのでベルトは大きな側圧に耐えるものでなくてはならない。また、無段変速の用途以外にも通常のゴムベルトでは寿命が短くなりすぎるような高負荷伝動の用途には特別に高負荷に耐えうるようなベルトを用いる必要がある。
【0003】
そのようなベルトとして使用されるものの中に、センターベルトにブロックを固定してベルト幅方向の強度を高めた引張伝動式の高負荷伝動ベルトがあり、具体的な構成としては、心線をゴムなどのエラストマー中に埋設したセンターベルトにボルトやリベットなどの止着材を用いてセンターベルトに使用しているエラストマーよりも比較的硬質のエラストマーからなるブロックを止着固定したものがある。
【0004】
このような引張伝動式の高負荷伝動ベルトのブロックの要求品質としては、上記のように摩擦伝動において高負荷の伝動を目的としているために、曲げ疲労性、耐摩耗性、耐熱性、剛性、耐衝撃性等の性質をバランス良く保有する必要がある。さらにプーリを摩耗させないようにすることも大切な要素である。
【0005】
これらの要求を満たす高負荷伝動ベルトとして、例えば、特許文献1に開示されているようなものがある。このベルトは、ブロックとプーリの接触する部分が、フェノール系樹脂成分にゴム成分が添加された樹脂成形材料によって、金属等によって形成されているインサート材を被覆した2重構造のブロックを用いたものである。
【0006】
また、特許文献2には、フェノール系樹脂にアクリロニトリル−ブタジエン系ゴムをマトリックスとして炭素繊維及びアラミド繊維の2繊維を含む繊維質充填率25〜60重量部を配合させて、炭素繊維はオニオン構造を有し、結晶層厚が25〜200μmであるフェノール系樹脂を用いたブロックが用いられた高負荷伝動ベルトが開示されている。
【0007】
特許文献3にはポリアミドなどの熱可塑性樹脂に炭素繊維を配合したもので、金属製のインサート材を埋設していないブロックを用いた高負荷伝動ベルトが開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開昭63−34342号公報
【特許文献2】
特公平7−110900号公報
【特許文献3】
特開2001−311453号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近はニーズの多様化により、高負荷ではあるが、従来のものより負荷が少し低く、高速で回転させることができる高負荷伝動ベルトが要求されるようになってきている。
【0010】
このため、例えば特許文献1に開示されているベルトは、アルミニウム合金等をインサート材として使用しているため、高速で回転すると、その重量のため、大きな遠心力がかかり、ベルトに大きな張力が作用して、ベルトが早期破損するという問題が生じるようになった。
【0011】
また、高速回転により、プーリとブロック間で発生する熱量も多くなり、そのため、特許文献2で開示されているようなフェノール系樹脂を主成分とするブロックでは、フェノール系樹脂が耐衝撃性に劣るところがあり、ベルトの破損が発生することがある。また、炭素繊維の配向が原因と考えられる、摩擦係数等の特性の異方性も生じ、これらを改善しなくては、前述の高負荷伝動ベルトとしての要求を高いレベルで満足することができないものであった。
【0012】
特許文献3に開示されているように金属製のインサート材を埋設せずに樹脂のみでできたブロックを用いて、軽量化をはかり走行中の遠心力による張力の増加が原因でベルトが故障するという問題を解消しようとしたものが提案されているが、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂では、融点が低くガラス転移点も低いためにプーリとの摩擦により高温になると、ブロックが溶融状態となって摩耗してしまうという問題がある。
【0013】
本発明は、前記問題点に鑑みなされたものであり、ブロック重量を軽くし、高速回転した場合であっても、十分な強度を有するとともに、高温環境下においてもブロックの摩耗などの問題が少なく、高負荷伝動ベルトとして要求されている条件を高いレベルで満足できる引張伝動式の高負荷伝動ベルト及びそのブロックを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の高負荷伝動ベルトは、張力帯と、該張力帯の長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロックとからなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロックが熱硬化性樹脂と繊維状の補強材とを主成分とし、前記熱硬化性樹脂が100質量部に対し、前記繊維状の補強材が15〜100質量部であることを特徴とする。
【0015】
ブロックを熱硬化性樹脂で構成することによって高温の環境下においても樹脂が溶融してしまうということがないので、溶融摩耗の問題を防止することができる。また、繊維状の補強材を配合することによって素材のもろさや耐摩耗性を改善することができるとともに、強度をより向上させることができるのでブロックの軽量化を図ることができる。
【0016】
請求項2では、熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、耐熱性に優れ高温環境下においてより高い耐久性を持たせることができる。
【0017】
請求項3では熱硬化性樹脂がジアリルフタレート樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、ブロックを成形後の収縮量が少なくより正確な寸法やブロック側面の角度を出すことができ、ひいてはベルト走行時における騒音の低減や長寿命化につながる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る高負荷伝動ベルト1の一例を示す斜視概略図であり、図2はその側断面図である。本発明の高負荷伝動ベルト1は、エラストマー4内にロープ状の心体5をスパイラル状に埋設してなる同じ幅の二本のセンターベルト3a、3bと、このセンターベルト3a、3bの上下面6、7に所定ピッチで形成された凹条部18、19に嵌合し、係止固定されている複数のブロック2とから構成されている。このブロック2の両側面8、9は、プーリのV溝と係合する傾斜のついた面となっており、駆動されたプーリから動力を受け取って、係止固定されているセンターベルト3a、3bを引張り、駆動側プーリの動力を従動側プーリに伝動している。
【0020】
ブロック2の形状は図1に示すように、上ビーム部11および下ビーム部12と、上下ビーム部11、12の中央部同士を連結したセンターピラー13からなっており、ブロック2の両側面にはセンターベルト3a、3bを嵌めこむ溝14、15が形成されている。また、溝15内の溝上面16および溝下面17にはセンターベルト3a、3bの上面6に設けた凹条部18と下面7に設けた凹条部19に係合する凸条部20、21が設けられている。
【0021】
図3は、別のベルトの例であり、ビーム部31の両端から上方に向かって一対のサイドピラー32、33が延びており、このサイドピラー32、33の上端からそれぞれブロック2の中心に向かって延びるロック部34、35が対向するように設けられている。そして、これらビーム部31、サイドピラー32、33及びロック部34、35によってセンターベルト3a、3bが嵌合する嵌合溝30が形成されている。この嵌合溝30に、センターベルト3a、3bが、ロック部34、35間の開口部より挿入され装着される。
【0022】
また、ロック部34、35の嵌合溝30側には、凸部37がそれぞれ設けられており、この凸部37が、センターベルト3a、3bに所定ピッチで設けられている凹部36に嵌合する。これによって、センターベルト3a、3bは、装着後はブロック2から抜けにくい状態となる。
【0023】
本発明においてブロック2は、熱硬化性樹脂と繊維状の補強材からなっており、アルミニウム合金などの金属などからなるインサート材を埋設していないブロックである。また、熱硬化性樹脂100質量部に対して繊維状の補強材を15〜90質量部の割合とし、更に好ましくは30〜80質量部の範囲である。インサート材とは、アルミニウム合金などの金属やセラミックなどの硬質材料からなるブロックの外観形状と略同じ形状を有するものであって、短繊維、長繊維などの補強材を配合したブロックは本発明の範囲に含まれるものである。
【0024】
繊維状の補強材の割合が熱硬化性樹脂100質量部に対して15質量部未満であると補強効果が少なく、90質量部を超えると硬度は上がるが靭性が低下してブロックの耐衝撃性の面では低くなるので好ましくない。
【0025】
本発明で用いられる熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂などを挙げることができ、この中でもフェノール樹脂とジアリルフタレート樹脂を用いることが好ましい。
【0026】
フェノール樹脂を用いた場合は非常に耐熱性に優れていることから高温環境下における、溶融摩耗といった問題を防止することができ、インサート材を埋設していないブロックを用いたベルトであって、軽量化をはかり高速回転で使用しても遠心張力を低く抑えることができるベルトにおいて寿命を延長することができる。
【0027】
また、ジアリルフタレート樹脂を用いた場合は、熱硬化性樹脂なので熱可塑性樹脂よりも高温環境には強いが、それ以外に成形時に高温で成形できるので成形時間が短く、成形収縮率も小さいので高寸法精度のブロックを得ることができるといった利点もある。よって所望の寸法で所望のV角度を有するブロックを正確に成形することができ、ベルトとして走行させた際にも騒音の発生や摩耗が少なく長寿命化にもつながる。
【0028】
また、繊維状の補強材としては、炭素繊維、ポリアミド繊維、セルロース、綿、アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、ポリアリレート繊維、ガラス繊維、金属繊維、炭素繊維の単独もしくは複数を組み合わせたものを用いることができる。更にそれ以外にもチタン酸カリウム、ホウ酸アルミニウムなどのウィスカを配合することも可能である。
【0029】
ウィスカとしては、酸化亜鉛ウィスカを用いることが好ましい。酸化亜鉛ウィスカは、テトラポット状に四方に手が延びた立体的形状をしている。この酸化亜鉛ウィスカは、これ単独でも耐熱性、耐摩耗性に優れたものであるが、前述のようにテトラポット状の立体的形状をしているため、炭素繊維とともに配合すると、炭素繊維の配向が抑制され、成形時のそりや成形収縮の異方性が改良される。さらに、このように炭素繊維の配向を低減できるため、ブロック2の靭性、曲げ剛性等の強度についての異方性も低減することができ、かつ、摩擦係数が安定するため、耐摩耗性が向上する。また、酸化亜鉛ウィスカは、高比重、高剛性であるため、プーリとの接触時の振動を低減でき、ノイズの発生を小さくすることができる。なお、この酸化亜鉛ウィスカを、前述の熱可塑性樹脂100質量部に対して、その添加量が5質量部よりも少ない場合は、添加した効果が発現せず、60質量部を越えて添加した場合は、混練できず、成形することが困難となる。
【0030】
なお、これらの他に、二硫化モリブデン、グラファイト、フッ素系樹脂から選ばれてなる少なくとも一つを混入することによってもブロック2の潤滑性を向上させることができる。フッ素系樹脂としては、ポリ4フッ化エチレン(PTFE)、ポリフッ化エチレンプロピレンエーテル(PFPE)、4フッ化エチレン6フッ化プロピレン共重合体(PFEP)、ポリフッ化アルコキシエチレン(PFA)等が挙げられる。
【0031】
張力帯3a、3bは、前述のように、上面、即ちブロック2のロック部8、9に接する面側に所定ピッチで凹部6が形成されている。この凹部6にブロック2のロック部8、9に設けられている凸部7が嵌合される。
【0032】
張力帯3a、3bのエラストマー4として使用されるものは、クロロプレンゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、水素化ニトリルゴムなどの単一材またはこれらを適宜ブレンドしたゴムあるいはポリウレタンゴム等が挙げられる。そして、心線5としてはポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、スチールワイヤ等から選ばれたロープが用いられる。また、心線5はロープをスパイラル状に埋設したもの以外にも、上記の繊維の織布、編み布や金属薄板等を使用することもできる。
【0033】
【実施例】
次に、本発明の高負荷伝動ベルトを表1に示すような構成で作製し、ベルトの走行試験を行い、ブロック側面の摩耗量を測定した。
【0034】
なお、使用した高負荷伝動ベルトは、図1に示すようなブロックを用いたものであり、そのブロックの材料配合比を表1に示すように変えて、実施例、比較例の高負荷伝動ベルトとした。また、使用した張力帯3a、3bは、全て共通であり、心線5はアラミド繊維、エラストマー4はクロロプレンゴムを用いた。ベルトピッチ幅は25mm、ピッチ周長は831mm、ブロックピッチは3mmである。
【0035】
(実施例)
ジアリルフタレート樹脂(フドー社製ダポール)100質量部に対してPAN系炭素繊維50質量部、グラファイト15質量部を配合し、射出成形により図1の形状のブロック2に成形した。このブロック2に、前述の2本の張力帯3a、3bを嵌合して試験用の高負荷伝動ベルトを作製した。
【0036】
(比較例1)
ジアリルフタレート樹脂(フドー社製ダポール)をポリアミド46樹脂(DJEP社製Stanyl)に変更した以外は、実施例1と同様にして試験用の高負荷伝動ベルトを作製した。
【0037】
以上の、高負荷伝動ベルトの耐久試験としては、駆動プーリ、従動プーリともに幅が18mm、V角度が26°、径が81mmで、軸荷重が1000±80N、駆動プーリ回転数を10000rpm、駆動プーリのトルクを4.2N、従動プーリのトルクを3.6N、ベルト走行時の雰囲気温度を100℃でベルトを走行させた。
【0038】
ブロック側面の摩耗量は、ベルト走行24時間後のベルトからブロックを抜き取り投影機を用いて測定した。以上の結果を表1にまとめて示す。
【0039】
【表1】
【0040】
表1より判るように、熱硬化性樹脂であるジアリルフタレート樹脂をブロックの素材として用いた実施例のベルトは、ブロックの摩耗量が0.2mmであり、一方熱可塑性樹脂であるポリアミド46をブロックの素材として用いた比較例のベルトはブロックの摩耗量が0.9mmとなっており、4倍以上の差となって現れている。熱硬化性樹脂を用いることにより溶融摩耗が少なくなっていることが認められる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されており、張力帯と、該張力帯の長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロックとからなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロックが熱硬化性樹脂と繊維状の補強材とを主成分とし、前記熱硬化性樹脂が100質量部に対し、前記繊維状の補強材が15〜90質量部であることを特徴とする。
【0042】
ブロックを熱硬化性樹脂で構成することによって高温の環境下においても樹脂が溶融してしまうということがないので、溶融摩耗の問題を防止することができる。また、繊維状の補強材を配合することによって素材のもろさや耐摩耗性を改善することができるとともに、強度をより向上させることができるのでブロックの軽量化を図ることができる。
【0043】
請求項2では、熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、耐熱性に優れ高温環境下においてより高い耐久性を持たせることができる。
【0044】
請求項3では熱硬化性樹脂がジアリルフタレート樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、ブロックを成形後の収縮量が少なくより正確な寸法やブロック側面の角度を出すことができ、ひいてはベルト走行時における騒音の低減や長寿命化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高負荷伝動ベルトの一例を示す斜視概略図である。
【図2】本発明に係る高負荷伝動ベルトの他の例を示す斜視概略図である。
【符号の説明】
1 高負荷伝動ベルト
2 ブロック
3a センターベルト
3b センターベルト
4 エラストマー
5 心体
6 上面
7 下面
11 上ビーム部
12 下ビーム部
13 センターピラー
14 嵌合溝
15 嵌合溝
18 凸条部
19 凸条部
20 溝条部
21 溝条部
【発明の属する技術分野】
本発明は、張力帯の長手方向に沿って所定ピッチでブロックを固定した高負荷伝動ベルト及びそのブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
ベルト式無段変速装置に使用するベルトは、プーリのV溝幅を変えることによってプーリに巻きかかる有効径を変化させ変速比を調節する様な変速プーリに巻き掛けて使用するものであり、プーリからの側圧が大きくなるのでベルトは大きな側圧に耐えるものでなくてはならない。また、無段変速の用途以外にも通常のゴムベルトでは寿命が短くなりすぎるような高負荷伝動の用途には特別に高負荷に耐えうるようなベルトを用いる必要がある。
【0003】
そのようなベルトとして使用されるものの中に、センターベルトにブロックを固定してベルト幅方向の強度を高めた引張伝動式の高負荷伝動ベルトがあり、具体的な構成としては、心線をゴムなどのエラストマー中に埋設したセンターベルトにボルトやリベットなどの止着材を用いてセンターベルトに使用しているエラストマーよりも比較的硬質のエラストマーからなるブロックを止着固定したものがある。
【0004】
このような引張伝動式の高負荷伝動ベルトのブロックの要求品質としては、上記のように摩擦伝動において高負荷の伝動を目的としているために、曲げ疲労性、耐摩耗性、耐熱性、剛性、耐衝撃性等の性質をバランス良く保有する必要がある。さらにプーリを摩耗させないようにすることも大切な要素である。
【0005】
これらの要求を満たす高負荷伝動ベルトとして、例えば、特許文献1に開示されているようなものがある。このベルトは、ブロックとプーリの接触する部分が、フェノール系樹脂成分にゴム成分が添加された樹脂成形材料によって、金属等によって形成されているインサート材を被覆した2重構造のブロックを用いたものである。
【0006】
また、特許文献2には、フェノール系樹脂にアクリロニトリル−ブタジエン系ゴムをマトリックスとして炭素繊維及びアラミド繊維の2繊維を含む繊維質充填率25〜60重量部を配合させて、炭素繊維はオニオン構造を有し、結晶層厚が25〜200μmであるフェノール系樹脂を用いたブロックが用いられた高負荷伝動ベルトが開示されている。
【0007】
特許文献3にはポリアミドなどの熱可塑性樹脂に炭素繊維を配合したもので、金属製のインサート材を埋設していないブロックを用いた高負荷伝動ベルトが開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開昭63−34342号公報
【特許文献2】
特公平7−110900号公報
【特許文献3】
特開2001−311453号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近はニーズの多様化により、高負荷ではあるが、従来のものより負荷が少し低く、高速で回転させることができる高負荷伝動ベルトが要求されるようになってきている。
【0010】
このため、例えば特許文献1に開示されているベルトは、アルミニウム合金等をインサート材として使用しているため、高速で回転すると、その重量のため、大きな遠心力がかかり、ベルトに大きな張力が作用して、ベルトが早期破損するという問題が生じるようになった。
【0011】
また、高速回転により、プーリとブロック間で発生する熱量も多くなり、そのため、特許文献2で開示されているようなフェノール系樹脂を主成分とするブロックでは、フェノール系樹脂が耐衝撃性に劣るところがあり、ベルトの破損が発生することがある。また、炭素繊維の配向が原因と考えられる、摩擦係数等の特性の異方性も生じ、これらを改善しなくては、前述の高負荷伝動ベルトとしての要求を高いレベルで満足することができないものであった。
【0012】
特許文献3に開示されているように金属製のインサート材を埋設せずに樹脂のみでできたブロックを用いて、軽量化をはかり走行中の遠心力による張力の増加が原因でベルトが故障するという問題を解消しようとしたものが提案されているが、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂では、融点が低くガラス転移点も低いためにプーリとの摩擦により高温になると、ブロックが溶融状態となって摩耗してしまうという問題がある。
【0013】
本発明は、前記問題点に鑑みなされたものであり、ブロック重量を軽くし、高速回転した場合であっても、十分な強度を有するとともに、高温環境下においてもブロックの摩耗などの問題が少なく、高負荷伝動ベルトとして要求されている条件を高いレベルで満足できる引張伝動式の高負荷伝動ベルト及びそのブロックを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の高負荷伝動ベルトは、張力帯と、該張力帯の長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロックとからなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロックが熱硬化性樹脂と繊維状の補強材とを主成分とし、前記熱硬化性樹脂が100質量部に対し、前記繊維状の補強材が15〜100質量部であることを特徴とする。
【0015】
ブロックを熱硬化性樹脂で構成することによって高温の環境下においても樹脂が溶融してしまうということがないので、溶融摩耗の問題を防止することができる。また、繊維状の補強材を配合することによって素材のもろさや耐摩耗性を改善することができるとともに、強度をより向上させることができるのでブロックの軽量化を図ることができる。
【0016】
請求項2では、熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、耐熱性に優れ高温環境下においてより高い耐久性を持たせることができる。
【0017】
請求項3では熱硬化性樹脂がジアリルフタレート樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、ブロックを成形後の収縮量が少なくより正確な寸法やブロック側面の角度を出すことができ、ひいてはベルト走行時における騒音の低減や長寿命化につながる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明を具体的に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る高負荷伝動ベルト1の一例を示す斜視概略図であり、図2はその側断面図である。本発明の高負荷伝動ベルト1は、エラストマー4内にロープ状の心体5をスパイラル状に埋設してなる同じ幅の二本のセンターベルト3a、3bと、このセンターベルト3a、3bの上下面6、7に所定ピッチで形成された凹条部18、19に嵌合し、係止固定されている複数のブロック2とから構成されている。このブロック2の両側面8、9は、プーリのV溝と係合する傾斜のついた面となっており、駆動されたプーリから動力を受け取って、係止固定されているセンターベルト3a、3bを引張り、駆動側プーリの動力を従動側プーリに伝動している。
【0020】
ブロック2の形状は図1に示すように、上ビーム部11および下ビーム部12と、上下ビーム部11、12の中央部同士を連結したセンターピラー13からなっており、ブロック2の両側面にはセンターベルト3a、3bを嵌めこむ溝14、15が形成されている。また、溝15内の溝上面16および溝下面17にはセンターベルト3a、3bの上面6に設けた凹条部18と下面7に設けた凹条部19に係合する凸条部20、21が設けられている。
【0021】
図3は、別のベルトの例であり、ビーム部31の両端から上方に向かって一対のサイドピラー32、33が延びており、このサイドピラー32、33の上端からそれぞれブロック2の中心に向かって延びるロック部34、35が対向するように設けられている。そして、これらビーム部31、サイドピラー32、33及びロック部34、35によってセンターベルト3a、3bが嵌合する嵌合溝30が形成されている。この嵌合溝30に、センターベルト3a、3bが、ロック部34、35間の開口部より挿入され装着される。
【0022】
また、ロック部34、35の嵌合溝30側には、凸部37がそれぞれ設けられており、この凸部37が、センターベルト3a、3bに所定ピッチで設けられている凹部36に嵌合する。これによって、センターベルト3a、3bは、装着後はブロック2から抜けにくい状態となる。
【0023】
本発明においてブロック2は、熱硬化性樹脂と繊維状の補強材からなっており、アルミニウム合金などの金属などからなるインサート材を埋設していないブロックである。また、熱硬化性樹脂100質量部に対して繊維状の補強材を15〜90質量部の割合とし、更に好ましくは30〜80質量部の範囲である。インサート材とは、アルミニウム合金などの金属やセラミックなどの硬質材料からなるブロックの外観形状と略同じ形状を有するものであって、短繊維、長繊維などの補強材を配合したブロックは本発明の範囲に含まれるものである。
【0024】
繊維状の補強材の割合が熱硬化性樹脂100質量部に対して15質量部未満であると補強効果が少なく、90質量部を超えると硬度は上がるが靭性が低下してブロックの耐衝撃性の面では低くなるので好ましくない。
【0025】
本発明で用いられる熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂などを挙げることができ、この中でもフェノール樹脂とジアリルフタレート樹脂を用いることが好ましい。
【0026】
フェノール樹脂を用いた場合は非常に耐熱性に優れていることから高温環境下における、溶融摩耗といった問題を防止することができ、インサート材を埋設していないブロックを用いたベルトであって、軽量化をはかり高速回転で使用しても遠心張力を低く抑えることができるベルトにおいて寿命を延長することができる。
【0027】
また、ジアリルフタレート樹脂を用いた場合は、熱硬化性樹脂なので熱可塑性樹脂よりも高温環境には強いが、それ以外に成形時に高温で成形できるので成形時間が短く、成形収縮率も小さいので高寸法精度のブロックを得ることができるといった利点もある。よって所望の寸法で所望のV角度を有するブロックを正確に成形することができ、ベルトとして走行させた際にも騒音の発生や摩耗が少なく長寿命化にもつながる。
【0028】
また、繊維状の補強材としては、炭素繊維、ポリアミド繊維、セルロース、綿、アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、ポリアリレート繊維、ガラス繊維、金属繊維、炭素繊維の単独もしくは複数を組み合わせたものを用いることができる。更にそれ以外にもチタン酸カリウム、ホウ酸アルミニウムなどのウィスカを配合することも可能である。
【0029】
ウィスカとしては、酸化亜鉛ウィスカを用いることが好ましい。酸化亜鉛ウィスカは、テトラポット状に四方に手が延びた立体的形状をしている。この酸化亜鉛ウィスカは、これ単独でも耐熱性、耐摩耗性に優れたものであるが、前述のようにテトラポット状の立体的形状をしているため、炭素繊維とともに配合すると、炭素繊維の配向が抑制され、成形時のそりや成形収縮の異方性が改良される。さらに、このように炭素繊維の配向を低減できるため、ブロック2の靭性、曲げ剛性等の強度についての異方性も低減することができ、かつ、摩擦係数が安定するため、耐摩耗性が向上する。また、酸化亜鉛ウィスカは、高比重、高剛性であるため、プーリとの接触時の振動を低減でき、ノイズの発生を小さくすることができる。なお、この酸化亜鉛ウィスカを、前述の熱可塑性樹脂100質量部に対して、その添加量が5質量部よりも少ない場合は、添加した効果が発現せず、60質量部を越えて添加した場合は、混練できず、成形することが困難となる。
【0030】
なお、これらの他に、二硫化モリブデン、グラファイト、フッ素系樹脂から選ばれてなる少なくとも一つを混入することによってもブロック2の潤滑性を向上させることができる。フッ素系樹脂としては、ポリ4フッ化エチレン(PTFE)、ポリフッ化エチレンプロピレンエーテル(PFPE)、4フッ化エチレン6フッ化プロピレン共重合体(PFEP)、ポリフッ化アルコキシエチレン(PFA)等が挙げられる。
【0031】
張力帯3a、3bは、前述のように、上面、即ちブロック2のロック部8、9に接する面側に所定ピッチで凹部6が形成されている。この凹部6にブロック2のロック部8、9に設けられている凸部7が嵌合される。
【0032】
張力帯3a、3bのエラストマー4として使用されるものは、クロロプレンゴム、天然ゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、水素化ニトリルゴムなどの単一材またはこれらを適宜ブレンドしたゴムあるいはポリウレタンゴム等が挙げられる。そして、心線5としてはポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、スチールワイヤ等から選ばれたロープが用いられる。また、心線5はロープをスパイラル状に埋設したもの以外にも、上記の繊維の織布、編み布や金属薄板等を使用することもできる。
【0033】
【実施例】
次に、本発明の高負荷伝動ベルトを表1に示すような構成で作製し、ベルトの走行試験を行い、ブロック側面の摩耗量を測定した。
【0034】
なお、使用した高負荷伝動ベルトは、図1に示すようなブロックを用いたものであり、そのブロックの材料配合比を表1に示すように変えて、実施例、比較例の高負荷伝動ベルトとした。また、使用した張力帯3a、3bは、全て共通であり、心線5はアラミド繊維、エラストマー4はクロロプレンゴムを用いた。ベルトピッチ幅は25mm、ピッチ周長は831mm、ブロックピッチは3mmである。
【0035】
(実施例)
ジアリルフタレート樹脂(フドー社製ダポール)100質量部に対してPAN系炭素繊維50質量部、グラファイト15質量部を配合し、射出成形により図1の形状のブロック2に成形した。このブロック2に、前述の2本の張力帯3a、3bを嵌合して試験用の高負荷伝動ベルトを作製した。
【0036】
(比較例1)
ジアリルフタレート樹脂(フドー社製ダポール)をポリアミド46樹脂(DJEP社製Stanyl)に変更した以外は、実施例1と同様にして試験用の高負荷伝動ベルトを作製した。
【0037】
以上の、高負荷伝動ベルトの耐久試験としては、駆動プーリ、従動プーリともに幅が18mm、V角度が26°、径が81mmで、軸荷重が1000±80N、駆動プーリ回転数を10000rpm、駆動プーリのトルクを4.2N、従動プーリのトルクを3.6N、ベルト走行時の雰囲気温度を100℃でベルトを走行させた。
【0038】
ブロック側面の摩耗量は、ベルト走行24時間後のベルトからブロックを抜き取り投影機を用いて測定した。以上の結果を表1にまとめて示す。
【0039】
【表1】
【0040】
表1より判るように、熱硬化性樹脂であるジアリルフタレート樹脂をブロックの素材として用いた実施例のベルトは、ブロックの摩耗量が0.2mmであり、一方熱可塑性樹脂であるポリアミド46をブロックの素材として用いた比較例のベルトはブロックの摩耗量が0.9mmとなっており、4倍以上の差となって現れている。熱硬化性樹脂を用いることにより溶融摩耗が少なくなっていることが認められる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されており、張力帯と、該張力帯の長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロックとからなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロックが熱硬化性樹脂と繊維状の補強材とを主成分とし、前記熱硬化性樹脂が100質量部に対し、前記繊維状の補強材が15〜90質量部であることを特徴とする。
【0042】
ブロックを熱硬化性樹脂で構成することによって高温の環境下においても樹脂が溶融してしまうということがないので、溶融摩耗の問題を防止することができる。また、繊維状の補強材を配合することによって素材のもろさや耐摩耗性を改善することができるとともに、強度をより向上させることができるのでブロックの軽量化を図ることができる。
【0043】
請求項2では、熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、耐熱性に優れ高温環境下においてより高い耐久性を持たせることができる。
【0044】
請求項3では熱硬化性樹脂がジアリルフタレート樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルトとしており、ブロックを成形後の収縮量が少なくより正確な寸法やブロック側面の角度を出すことができ、ひいてはベルト走行時における騒音の低減や長寿命化につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高負荷伝動ベルトの一例を示す斜視概略図である。
【図2】本発明に係る高負荷伝動ベルトの他の例を示す斜視概略図である。
【符号の説明】
1 高負荷伝動ベルト
2 ブロック
3a センターベルト
3b センターベルト
4 エラストマー
5 心体
6 上面
7 下面
11 上ビーム部
12 下ビーム部
13 センターピラー
14 嵌合溝
15 嵌合溝
18 凸条部
19 凸条部
20 溝条部
21 溝条部
Claims (3)
- 張力帯と、該張力帯の長手方向に沿って所定ピッチで設けた複数のブロックとからなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロックが熱硬化性樹脂と繊維状の補強材とを主成分とし、前記熱硬化性樹脂が100質量部に対し、前記繊維状の補強材が15〜90質量部であることを特徴とする高負荷伝動ベルト。
- 熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルト。
- 熱硬化性樹脂がジアリルフタレート樹脂である請求項1記載の高負荷伝動ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003123426A JP2004324837A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 高負荷伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003123426A JP2004324837A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 高負荷伝動ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004324837A true JP2004324837A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33501321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003123426A Pending JP2004324837A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 高負荷伝動ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004324837A (ja) |
-
2003
- 2003-04-28 JP JP2003123426A patent/JP2004324837A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004324837A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2002195351A (ja) | 高負荷伝動ベルト及び高負荷伝動ベルト用ブロック | |
JP2004028200A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2003322217A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2004003531A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2004060773A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2005308172A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
CN101166918B (zh) | 用于传递高负载的动力传送带 | |
JP2008157440A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2005331103A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2005009662A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP4624759B2 (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2006207793A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2005308173A (ja) | 高負荷伝動ベルトの製造方法およびブロックの製造方法 | |
JP2001311453A (ja) | 高負荷伝動ベルト及びそのブロック | |
JP2010230147A (ja) | 高負荷伝動ベルト及び高負荷伝動ベルト用ブロック | |
JP2002061716A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2010127413A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2006329375A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2006153268A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2005155852A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2005014291A (ja) | 高負荷伝動ベルトの製造方法 | |
JP2003049907A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2006010070A (ja) | 高負荷伝動ベルト | |
JP2006226524A (ja) | 高負荷伝動ベルト |