JP2004324515A - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】取扱性を向上させることができる燃料噴射装置を提供すること。
【解決手段】コモンレールおよび燃料噴射ノズル40を燃料噴射配管50で接続し、燃料噴射配管50の途中に継手51が設けられている。継手51は、燃料噴射配管50のうち、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通る部分よりも燃料噴射ノズル40に近い側に配置されている。継手51は、ニップルと支持部とを一体的に備え、ニップルの両側に燃料ポンプ配管52と燃料噴射ノズル配管53とがそれぞれ螺合されている。燃料噴射配管50が継手51の部分で分割可能なので、燃料噴射ノズル40を取り外して点検する際などに、燃料噴射ノズル配管53のみを取り外せばよく、取扱性を向上させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】コモンレールおよび燃料噴射ノズル40を燃料噴射配管50で接続し、燃料噴射配管50の途中に継手51が設けられている。継手51は、燃料噴射配管50のうち、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通る部分よりも燃料噴射ノズル40に近い側に配置されている。継手51は、ニップルと支持部とを一体的に備え、ニップルの両側に燃料ポンプ配管52と燃料噴射ノズル配管53とがそれぞれ螺合されている。燃料噴射配管50が継手51の部分で分割可能なので、燃料噴射ノズル40を取り外して点検する際などに、燃料噴射ノズル配管53のみを取り外せばよく、取扱性を向上させることができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンへ燃料を噴射する燃料噴射装置に関し、より詳しくは、燃料噴射装置の取付構造に関する。
【0002】
【背景技術】
エンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置は、燃料タンクに蓄積された燃料を圧送する燃料ポンプと、高圧となった燃料をエンジン内に噴射する燃料噴射ノズルとを備えている。例えばディーゼルエンジンの場合では、複数設けられたエンジンのシリンダにそれぞれ燃料噴射ノズルが取り付けられ、燃料ポンプから圧送された燃料が燃料噴射ノズルから直接各シリンダ内に噴射される。
また、燃料ポンプと燃料噴射ノズルとの間にコモンレールが設けられ、燃料ポンプから圧送された燃料を一度コモンレールに蓄積し、コモンレールから各シリンダの燃料噴射ノズルに燃料を分配する場合もある。
【0003】
このような燃料噴射装置では、燃料噴射ノズルは、エンジン本体のシリンダヘッドに取り付けられ、また燃料ポンプはエンジン本体の側面に配置されているので、複数の燃料噴射ノズルと燃料ポンプとの間は、それぞれ燃料噴射配管で接続されている(例えば特許文献1)。これらの燃料噴射配管は、吸気マニホールドに形成されるとともに各シリンダへ接続される複数の分岐管の間を通って配置されている。このように、燃料噴射配管を分岐管の間に配置すれば、吸気マニホールドの外側を大きく迂回して配置する必要がないので、燃料噴射配管を短くすることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−28398号公報 (第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、燃料噴射ノズルは、その噴射性能が燃料の燃焼性能、つまりエンジン性能に大きく関わるため、燃料噴射ノズルに閉塞や劣化がないか定期的に点検したり、燃料噴射ノズルを交換する必要がある。
しかしながら、燃料噴射ノズルの点検や交換のために、燃料噴射ノズルを取り外す場合、燃料噴射ノズルと燃料噴射ポンプとの間の燃料噴射配管を全部外さなければならず、取扱性が悪い。特に、前述のように燃料噴射配管が吸気マニホールドの分岐管の間を通って配置されている場合には、燃料噴射配管を分岐管の間から抜かなければならない。また、燃料噴射配管を取り付ける際にも、分岐管の間の隙間に通さなければならず、特にエンジンが組み立てられた状態では取り外し作業や、組立作業が繁雑で困難になり、作業時間もかかってしまう。
【0006】
本発明の目的は、取扱性を向上できる燃料噴射装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段と作用効果】
本発明の請求項1に記載の燃料噴射装置は、燃料をエンジン内へ噴射する燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルに燃料を圧送する燃料ポンプと、この燃料ポンプおよび燃料噴射ノズルを接続する燃料噴射配管とを備え、燃料噴射配管には、当該燃料噴射配管を、燃料ポンプ側の燃料ポンプ配管と、燃料噴射ノズル側の燃料噴射ノズル配管とに分割可能な継手が設けられていることを特徴とする。
この構成の本発明では、燃料噴射配管の途中に継手が設けられているので、この継手部分で燃料噴射配管が燃料噴射ノズル配管と燃料ポンプ配管とに分割される。したがって、燃料噴射ノズルを点検、交換したい場合には、燃料噴射ノズルから継手までの燃料噴射配管、つまり燃料噴射ノズル配管のみを取り外せばいいので、取り外し作業や、組立作業が簡単になり、取扱性が向上する。
【0008】
本発明の請求項2に記載の燃料噴射装置は、請求項1に記載の燃料噴射装置において、エンジンには、吸気マニホールドが接続され、燃料噴射配管は、吸気マニホールドに形成された複数の分岐管の間を通って配置され、継手は、燃料噴射配管のうち、分岐管の間を通る部分よりも、燃料噴射ノズルに近い側に設けられていることを特徴とする。
この構成の本発明では、燃料噴射配管が、吸気マニホールドの分岐管の間を通って配置されているので、燃料噴射配管が短くなる。そしてこの場合でも燃料配管が継手部分で分割可能となっているので、取り外し、取付作業が容易となる。
また、継手が吸気マニホールドの分岐管の間を通る部分と燃料噴射ノズルとの間に設けられているので、燃料噴射ノズルを取り外す際に作業がより一層簡便となる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の燃料噴射装置は、請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置において、継手は、ニップルと、ニップルにインサート成形により形成される支持部とを備えたことを特徴とする。
この構成の本発明では、継手がニップルを備えているので、両側の燃料ポンプ配管および燃料噴射ノズル配管の継手への接続が容易となり、燃料噴射装置の取扱性がより一層向上する。また、継手が支持部を備えているので、この支持部をエンジンや燃料ポンプなど、適切な場所へ取り付ければよいから、継手の取付、固定が容易となる。
そして、この時、ニップルおよび支持部がインサート成形により形成されているので、大量生産に適し、支持部の形状を自由に設計可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態にかかるディーゼルエンジン(エンジン)1および燃料噴射装置10の全体を示す正面図が、また図2にはディーゼルエンジン1および燃料噴射装置10の全体を示す側面図が示されている。
これらの図1および図2において、ディーゼルエンジン1は、複数(本実施形態では六個)のシリンダ2を有するエンジン本体3と、各シリンダ2に吸気を行うための吸気マニホールド4と、各シリンダ2の排気を行うための図示しない排気マニホールドとを備えている。
【0011】
各シリンダ2のピストンは、当該ピストンの往復運動によって駆動力を得るクランクシャフト5に接続されている。
吸気マニホールド4は、シリンダ2と同数の分岐管6を備え、これらの分岐管6は各シリンダ2に接続されている。シリンダ2において、吸気マニホールド4に接続される吸気側には、図示しない吸気弁が、また、排気マニホールドが接続される排気側には、図示しない排気弁が設けられている。これらの吸気弁および排気弁は、クランクシャフト5からの動力を得て、シリンダ2内の吸気および排気のために適切なタイミングで開閉するようになっている。
【0012】
燃料噴射装置10は、図示しない燃料タンクから燃料を圧送する燃料ポンプ20と、圧送された燃料を蓄積するコモンレール30と、このコモンレール30からの燃料をエンジン本体3のシリンダ2内に噴射する燃料噴射ノズル40と、コモンレール30および燃料噴射ノズル40とを連通する燃料噴射配管50とを備えている。
【0013】
燃料ポンプ20は、エンジン本体3の側面に取り付けられており、プランジャおよびシリンダ(ともに不図示)を有する複数(本実施形態では二つ)のポンプエレメント21を備えている。ポンプエレメント21のプランジャは、カムシャフト22で駆動されており、カムシャフト22は、エンジン本体3のクランクシャフト5から駆動力を得て、回転可能となっている。カムシャフト22の回転によって、プランジャがシリンダ内を進退すると、図示しない燃料タンクおよび燃料フィルタを介して送られた燃料が圧縮され、コモンレール30へ送液される。なお、燃料の圧送量は、燃料ポンプ20内に形成された電磁弁の開閉を電気的に制御することによって調整可能となっている。
【0014】
コモンレール30は、高圧燃料を蓄積するレール部31と、レール部31から各燃料噴射配管50へ燃料を分配する分岐部32とを備えている。分岐部32は、エンジン本体3のシリンダ2と同数設けられ、これらの分岐部32に取り付けられた図示しないフローダンパは、レール部31や燃料噴射配管50内の圧力脈動を抑制する機能を有する。また、これらのフローダンパは、過剰な燃料が通過すると燃料噴射配管50への燃料通路を遮断する安全機能の役割を果たす。
【0015】
燃料噴射ノズル40は、エンジン本体3のシリンダ2と同数(本実施形態では6個)設けられ、各シリンダ2のシリンダヘッド3Aに取り付けられている。燃料噴射ノズル40は、内部に電磁弁を有し、この電磁弁の開閉を電気的に制御することによって、シリンダ2内への燃料噴射のタイミングや燃料噴射量がコントロールされている。
【0016】
燃料噴射配管50は、エンジン本体3のシリンダ2と同数(本実施形態では6本)設けられ、一端がコモンレール30の分岐部32に接続され、他端はエンジン本体3のシリンダヘッド3A内部を通って、燃料噴射ノズル40に螺合されて接続されている。燃料噴射配管50は、分岐部32からエンジン本体3の側面にほぼ沿って配置され、吸気マニホールド4の複数の分岐管6の間と、エンジン本体3(シリンダヘッド3A)の側面とで囲まれた空間を通って配置されている。この際、各燃料噴射配管50は、接続されるシリンダ2に連通する分岐管6と、その分岐管6に隣接する分岐管6との間に、それぞれ一本ずつ配置されている。
燃料噴射配管50の途中には、図3に示されるように、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通る部分よりも、燃料噴射ノズル40に近い位置に、当該燃料噴射配管50を分割可能な継手51が設けられている。この継手51によって、燃料噴射配管50は、燃料ポンプ20側の燃料ポンプ配管52と、燃料噴射ノズル40側の燃料噴射ノズル配管53とに分割可能となっている。
【0017】
継手51は、図4(A)および図4(B)に示されるように、ニップル54および支持部55を備えている。ニップル54は、管状部材で、両端にねじ部56が形成されている。このねじ部56に燃料ポンプ配管52および燃料噴射ノズル配管53がそれぞれ螺合されて接続されている。
支持部55は、アルミなどで構成された略直方体部材で、アルミ鋳造やダイカストなどにおけるインサート成形により、ニップル54の中央部分に一体的に形成されている。支持部55には、ニップル54が配置された位置から外れた部分に、ニップル54の長手方向(管の連通方向)に直交する方向に貫通孔57が形成されている。
このような継手51は、エンジン本体3側面に取り付けられた断面略L字形のブラケット7に、支持部55が貫通孔57部分でねじ止めされることで、エンジン本体3に固定されている。
【0018】
このような燃料噴射装置10によれば、燃料タンクからの燃料は、燃料フィルタを介して燃料ポンプ20に送られ、燃料ポンプ20によってコモンレール30に圧送される。コモンレール30では、高圧燃料を分岐部32で各シリンダ2用の燃料噴射配管50へ分配する。燃料は、燃料噴射配管50を通ってエンジン本体3のシリンダヘッド3A部分へ到達し、燃料噴射ノズル40に送られ、燃料噴射ノズル40では、電磁弁の操作によって燃料噴射ノズル40を開いて、シリンダ2内に燃料を噴射する。
【0019】
燃料噴射ノズル40を点検、交換などする場合には、継手51と燃料噴射ノズル配管53との螺合を外し、次に燃料噴射ノズル配管53と燃料噴射ノズル40との螺合を外すことによって燃料噴射ノズル配管53を取り外す。そして、燃料噴射ノズル40を外せばよい。
一方、コモンレール30を点検、交換などする場合には、継手51と燃料ポンプ配管52との螺合を外し、次に燃料ポンプ配管52と分岐部32との螺合を外すことによって燃料ポンプ配管52を取り外す。そしてコモンレール30を外せばよい。
【0020】
このような燃料噴射装置10によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 燃料噴射配管50の途中に継手51が設けられているので、燃料噴射配管50を燃料ポンプ配管52と燃料噴射ノズル配管53とに分割することができる。したがって、燃料噴射ノズル40を点検、交換する際には、継手51と燃料噴射ノズル40との間の噴射ノズル配管53のみを取り外せばよく、またコモンレール30を点検、交換する際には、継手51と分岐部32との間の燃料ポンプ配管52のみを取り外せばよいので、取り外し作業および取付作業を簡単にできる。したがって、燃料噴射装置10の取扱性を向上させることができ、組立作業やメンテナンスの作業時間を短縮できる。
【0021】
(2) 継手51が、燃料噴射配管50において、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通る部分よりも燃料噴射ノズル40に近い側に配置されているので、燃料噴射ノズル配管53を短くすることができる。したがって、燃料噴射ノズル40を取り外す必要がある、点検や交換などの作業の際に、より簡単に燃料噴射ノズル配管53を外すことができ、作業をより一層簡単に行える。通常、燃料噴射ノズル40の点検、交換などのメンテナンスは、燃料ポンプ20のメンテナンスに較べて頻繁に行う必要があるため、このように、継手51によって燃料噴射ノズル40側がより取り外しやすくなっていることは特に有用である。
【0022】
(3) また、継手51が分岐管6の間を通る部分よりも燃料噴射ノズル40に近い側に設けられているので、継手51をエンジン本体3のシリンダヘッド3A側に取り付けることができ、継手51に外部から簡単にアクセスできる。したがって、燃料噴射ノズル配管53の取り外し、取付作業をエンジン本体3の上方から作業でき、作業を簡略化できる。特に、ディーゼルエンジン1が組み立てられた状態で燃料噴射ノズル配管53を取り外す必要がある場合には、吸気マニホールド4の下方にアクセスする必要がないので、簡単に取り外し、取付作業を行うことができる。
【0023】
(4) 継手51がニップル54を備えているので、燃料ポンプ配管52および燃料噴射ノズル配管53を螺合によって継手51に簡単に接続できる。したがって、これによっても燃料噴射配管50の取り外し、取付を簡単にできる。
また、支持部55がインサート成形によってニップル54に一体的に設けられているので、支持部55をエンジン本体3に固定するだけで、簡単かつ確実に継手51をエンジン本体3に固定できる。
【0024】
(5) 燃料噴射配管50が、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通って配置されているので、吸気マニホールド4を大きく迂回して配置する必要がなくなり、燃料噴射配管50の全長を短くでき、構造の簡略化、製造コストの低減を促進できる。
【0025】
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、燃料噴射装置は、コモンレールを備えており、燃料噴射配管は、コモンレールおよび燃料噴射ノズルを接続するように構成されていたが、このようなコモンレール(蓄圧)式に限らず、例えば列型噴射ポンプや、分配型噴射ポンプなどを備えたジャーク式噴射装置であってもよい。これらの場合では、燃料噴射配管は、燃料ポンプと燃料噴射ノズルとを接続するように構成されていればよい。
【0026】
継手の設置位置は、燃料噴射配管において、吸気マニホールドの分岐管の間を通る部分より燃料噴射ノズルに近い側に設けられていなくてもよく、例えば燃料ポンプに近い側に設けられていてもよい。要するに、継手は、燃料噴射配管の途中に設けられていればよく、その位置は、エンジンの形状や燃料噴射装置のメンテナンスの手順、頻度などを勘案して適宜設定してよい。
継手は、支持部がインサート成形によりニップルと一体的に設けられているものに限らず、例えば溶接や、接着、その他の方法によってニップルに接続されていてもよい。また、支持部は必ずしも設けられていなくてもよく、例えばニップルを直接ブラケットなどで固定してもよい。さらに、継手は、必ずしもニップルとの螺合によって燃料噴射配管と接続するものでなくてもよく、例えば両端にフランジ部を有して、当該フランジ部で接続するものや、適宜な管継手など、その他の任意の接続手段を用いてよい。
【0027】
燃料噴射配管は、必ずしも吸気マニホールドの分岐管の間を通っていなくてもよく、例えば吸気マニホールドの外側を迂回して配置されていてもよい。この場合でも、継手が燃料噴射配管の途中に設けられていれば、燃料噴射ノズルを点検する際には燃料噴射ノズル配管のみを取り外すことができるので、取り外し作業、取付作業を簡単にでき、本発明の目的を達成できる。
また、燃料噴射配管の配置は、吸気マニホールドに近い側に限らず、例えば排気マニホールド側に燃料噴射装置自体を配置しててもよい。この場合でも、燃料噴射配管の途中に継手が設けられていれば、燃料噴射装置の取扱性を向上させることができる。
【0028】
燃料噴射装置は、ディーゼルエンジンに設けられているものに限らず、例えばガソリンエンジンに設けられていてもよい。この場合には、燃料をシリンダに導入する前に空気と混合する必要があるので、燃料噴射ノズルを吸気マニホールドの分岐管の途中に設ければよい。この場合でも、吸気マニホールドの分岐管の間に燃料噴射配管が配置されている場合に、分岐管の間を通った後に継手を設けると、より作業が簡便となる。
【0029】
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる燃料噴射装置の全体を示す正面図。
【図2】本発明の一実施形態にかかる燃料噴射装置の全体を示す側面図。
【図3】本発明の一実施形態にかかる継手の取付構造を示す斜視図。
【図4】本発明の一実施形態にかかる継手を示す図。
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン(エンジン)、3…エンジン本体、4…吸気マニホールド、6…分岐管、10…燃料噴射装置、20…燃料ポンプ、30…コモンレール、40…燃料噴射ノズル、50…燃料噴射配管、51…継手、52…燃料ポンプ配管、53…燃料噴射ノズル配管、54…ニップル、55…支持部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンへ燃料を噴射する燃料噴射装置に関し、より詳しくは、燃料噴射装置の取付構造に関する。
【0002】
【背景技術】
エンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置は、燃料タンクに蓄積された燃料を圧送する燃料ポンプと、高圧となった燃料をエンジン内に噴射する燃料噴射ノズルとを備えている。例えばディーゼルエンジンの場合では、複数設けられたエンジンのシリンダにそれぞれ燃料噴射ノズルが取り付けられ、燃料ポンプから圧送された燃料が燃料噴射ノズルから直接各シリンダ内に噴射される。
また、燃料ポンプと燃料噴射ノズルとの間にコモンレールが設けられ、燃料ポンプから圧送された燃料を一度コモンレールに蓄積し、コモンレールから各シリンダの燃料噴射ノズルに燃料を分配する場合もある。
【0003】
このような燃料噴射装置では、燃料噴射ノズルは、エンジン本体のシリンダヘッドに取り付けられ、また燃料ポンプはエンジン本体の側面に配置されているので、複数の燃料噴射ノズルと燃料ポンプとの間は、それぞれ燃料噴射配管で接続されている(例えば特許文献1)。これらの燃料噴射配管は、吸気マニホールドに形成されるとともに各シリンダへ接続される複数の分岐管の間を通って配置されている。このように、燃料噴射配管を分岐管の間に配置すれば、吸気マニホールドの外側を大きく迂回して配置する必要がないので、燃料噴射配管を短くすることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−28398号公報 (第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、燃料噴射ノズルは、その噴射性能が燃料の燃焼性能、つまりエンジン性能に大きく関わるため、燃料噴射ノズルに閉塞や劣化がないか定期的に点検したり、燃料噴射ノズルを交換する必要がある。
しかしながら、燃料噴射ノズルの点検や交換のために、燃料噴射ノズルを取り外す場合、燃料噴射ノズルと燃料噴射ポンプとの間の燃料噴射配管を全部外さなければならず、取扱性が悪い。特に、前述のように燃料噴射配管が吸気マニホールドの分岐管の間を通って配置されている場合には、燃料噴射配管を分岐管の間から抜かなければならない。また、燃料噴射配管を取り付ける際にも、分岐管の間の隙間に通さなければならず、特にエンジンが組み立てられた状態では取り外し作業や、組立作業が繁雑で困難になり、作業時間もかかってしまう。
【0006】
本発明の目的は、取扱性を向上できる燃料噴射装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段と作用効果】
本発明の請求項1に記載の燃料噴射装置は、燃料をエンジン内へ噴射する燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルに燃料を圧送する燃料ポンプと、この燃料ポンプおよび燃料噴射ノズルを接続する燃料噴射配管とを備え、燃料噴射配管には、当該燃料噴射配管を、燃料ポンプ側の燃料ポンプ配管と、燃料噴射ノズル側の燃料噴射ノズル配管とに分割可能な継手が設けられていることを特徴とする。
この構成の本発明では、燃料噴射配管の途中に継手が設けられているので、この継手部分で燃料噴射配管が燃料噴射ノズル配管と燃料ポンプ配管とに分割される。したがって、燃料噴射ノズルを点検、交換したい場合には、燃料噴射ノズルから継手までの燃料噴射配管、つまり燃料噴射ノズル配管のみを取り外せばいいので、取り外し作業や、組立作業が簡単になり、取扱性が向上する。
【0008】
本発明の請求項2に記載の燃料噴射装置は、請求項1に記載の燃料噴射装置において、エンジンには、吸気マニホールドが接続され、燃料噴射配管は、吸気マニホールドに形成された複数の分岐管の間を通って配置され、継手は、燃料噴射配管のうち、分岐管の間を通る部分よりも、燃料噴射ノズルに近い側に設けられていることを特徴とする。
この構成の本発明では、燃料噴射配管が、吸気マニホールドの分岐管の間を通って配置されているので、燃料噴射配管が短くなる。そしてこの場合でも燃料配管が継手部分で分割可能となっているので、取り外し、取付作業が容易となる。
また、継手が吸気マニホールドの分岐管の間を通る部分と燃料噴射ノズルとの間に設けられているので、燃料噴射ノズルを取り外す際に作業がより一層簡便となる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の燃料噴射装置は、請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置において、継手は、ニップルと、ニップルにインサート成形により形成される支持部とを備えたことを特徴とする。
この構成の本発明では、継手がニップルを備えているので、両側の燃料ポンプ配管および燃料噴射ノズル配管の継手への接続が容易となり、燃料噴射装置の取扱性がより一層向上する。また、継手が支持部を備えているので、この支持部をエンジンや燃料ポンプなど、適切な場所へ取り付ければよいから、継手の取付、固定が容易となる。
そして、この時、ニップルおよび支持部がインサート成形により形成されているので、大量生産に適し、支持部の形状を自由に設計可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態にかかるディーゼルエンジン(エンジン)1および燃料噴射装置10の全体を示す正面図が、また図2にはディーゼルエンジン1および燃料噴射装置10の全体を示す側面図が示されている。
これらの図1および図2において、ディーゼルエンジン1は、複数(本実施形態では六個)のシリンダ2を有するエンジン本体3と、各シリンダ2に吸気を行うための吸気マニホールド4と、各シリンダ2の排気を行うための図示しない排気マニホールドとを備えている。
【0011】
各シリンダ2のピストンは、当該ピストンの往復運動によって駆動力を得るクランクシャフト5に接続されている。
吸気マニホールド4は、シリンダ2と同数の分岐管6を備え、これらの分岐管6は各シリンダ2に接続されている。シリンダ2において、吸気マニホールド4に接続される吸気側には、図示しない吸気弁が、また、排気マニホールドが接続される排気側には、図示しない排気弁が設けられている。これらの吸気弁および排気弁は、クランクシャフト5からの動力を得て、シリンダ2内の吸気および排気のために適切なタイミングで開閉するようになっている。
【0012】
燃料噴射装置10は、図示しない燃料タンクから燃料を圧送する燃料ポンプ20と、圧送された燃料を蓄積するコモンレール30と、このコモンレール30からの燃料をエンジン本体3のシリンダ2内に噴射する燃料噴射ノズル40と、コモンレール30および燃料噴射ノズル40とを連通する燃料噴射配管50とを備えている。
【0013】
燃料ポンプ20は、エンジン本体3の側面に取り付けられており、プランジャおよびシリンダ(ともに不図示)を有する複数(本実施形態では二つ)のポンプエレメント21を備えている。ポンプエレメント21のプランジャは、カムシャフト22で駆動されており、カムシャフト22は、エンジン本体3のクランクシャフト5から駆動力を得て、回転可能となっている。カムシャフト22の回転によって、プランジャがシリンダ内を進退すると、図示しない燃料タンクおよび燃料フィルタを介して送られた燃料が圧縮され、コモンレール30へ送液される。なお、燃料の圧送量は、燃料ポンプ20内に形成された電磁弁の開閉を電気的に制御することによって調整可能となっている。
【0014】
コモンレール30は、高圧燃料を蓄積するレール部31と、レール部31から各燃料噴射配管50へ燃料を分配する分岐部32とを備えている。分岐部32は、エンジン本体3のシリンダ2と同数設けられ、これらの分岐部32に取り付けられた図示しないフローダンパは、レール部31や燃料噴射配管50内の圧力脈動を抑制する機能を有する。また、これらのフローダンパは、過剰な燃料が通過すると燃料噴射配管50への燃料通路を遮断する安全機能の役割を果たす。
【0015】
燃料噴射ノズル40は、エンジン本体3のシリンダ2と同数(本実施形態では6個)設けられ、各シリンダ2のシリンダヘッド3Aに取り付けられている。燃料噴射ノズル40は、内部に電磁弁を有し、この電磁弁の開閉を電気的に制御することによって、シリンダ2内への燃料噴射のタイミングや燃料噴射量がコントロールされている。
【0016】
燃料噴射配管50は、エンジン本体3のシリンダ2と同数(本実施形態では6本)設けられ、一端がコモンレール30の分岐部32に接続され、他端はエンジン本体3のシリンダヘッド3A内部を通って、燃料噴射ノズル40に螺合されて接続されている。燃料噴射配管50は、分岐部32からエンジン本体3の側面にほぼ沿って配置され、吸気マニホールド4の複数の分岐管6の間と、エンジン本体3(シリンダヘッド3A)の側面とで囲まれた空間を通って配置されている。この際、各燃料噴射配管50は、接続されるシリンダ2に連通する分岐管6と、その分岐管6に隣接する分岐管6との間に、それぞれ一本ずつ配置されている。
燃料噴射配管50の途中には、図3に示されるように、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通る部分よりも、燃料噴射ノズル40に近い位置に、当該燃料噴射配管50を分割可能な継手51が設けられている。この継手51によって、燃料噴射配管50は、燃料ポンプ20側の燃料ポンプ配管52と、燃料噴射ノズル40側の燃料噴射ノズル配管53とに分割可能となっている。
【0017】
継手51は、図4(A)および図4(B)に示されるように、ニップル54および支持部55を備えている。ニップル54は、管状部材で、両端にねじ部56が形成されている。このねじ部56に燃料ポンプ配管52および燃料噴射ノズル配管53がそれぞれ螺合されて接続されている。
支持部55は、アルミなどで構成された略直方体部材で、アルミ鋳造やダイカストなどにおけるインサート成形により、ニップル54の中央部分に一体的に形成されている。支持部55には、ニップル54が配置された位置から外れた部分に、ニップル54の長手方向(管の連通方向)に直交する方向に貫通孔57が形成されている。
このような継手51は、エンジン本体3側面に取り付けられた断面略L字形のブラケット7に、支持部55が貫通孔57部分でねじ止めされることで、エンジン本体3に固定されている。
【0018】
このような燃料噴射装置10によれば、燃料タンクからの燃料は、燃料フィルタを介して燃料ポンプ20に送られ、燃料ポンプ20によってコモンレール30に圧送される。コモンレール30では、高圧燃料を分岐部32で各シリンダ2用の燃料噴射配管50へ分配する。燃料は、燃料噴射配管50を通ってエンジン本体3のシリンダヘッド3A部分へ到達し、燃料噴射ノズル40に送られ、燃料噴射ノズル40では、電磁弁の操作によって燃料噴射ノズル40を開いて、シリンダ2内に燃料を噴射する。
【0019】
燃料噴射ノズル40を点検、交換などする場合には、継手51と燃料噴射ノズル配管53との螺合を外し、次に燃料噴射ノズル配管53と燃料噴射ノズル40との螺合を外すことによって燃料噴射ノズル配管53を取り外す。そして、燃料噴射ノズル40を外せばよい。
一方、コモンレール30を点検、交換などする場合には、継手51と燃料ポンプ配管52との螺合を外し、次に燃料ポンプ配管52と分岐部32との螺合を外すことによって燃料ポンプ配管52を取り外す。そしてコモンレール30を外せばよい。
【0020】
このような燃料噴射装置10によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 燃料噴射配管50の途中に継手51が設けられているので、燃料噴射配管50を燃料ポンプ配管52と燃料噴射ノズル配管53とに分割することができる。したがって、燃料噴射ノズル40を点検、交換する際には、継手51と燃料噴射ノズル40との間の噴射ノズル配管53のみを取り外せばよく、またコモンレール30を点検、交換する際には、継手51と分岐部32との間の燃料ポンプ配管52のみを取り外せばよいので、取り外し作業および取付作業を簡単にできる。したがって、燃料噴射装置10の取扱性を向上させることができ、組立作業やメンテナンスの作業時間を短縮できる。
【0021】
(2) 継手51が、燃料噴射配管50において、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通る部分よりも燃料噴射ノズル40に近い側に配置されているので、燃料噴射ノズル配管53を短くすることができる。したがって、燃料噴射ノズル40を取り外す必要がある、点検や交換などの作業の際に、より簡単に燃料噴射ノズル配管53を外すことができ、作業をより一層簡単に行える。通常、燃料噴射ノズル40の点検、交換などのメンテナンスは、燃料ポンプ20のメンテナンスに較べて頻繁に行う必要があるため、このように、継手51によって燃料噴射ノズル40側がより取り外しやすくなっていることは特に有用である。
【0022】
(3) また、継手51が分岐管6の間を通る部分よりも燃料噴射ノズル40に近い側に設けられているので、継手51をエンジン本体3のシリンダヘッド3A側に取り付けることができ、継手51に外部から簡単にアクセスできる。したがって、燃料噴射ノズル配管53の取り外し、取付作業をエンジン本体3の上方から作業でき、作業を簡略化できる。特に、ディーゼルエンジン1が組み立てられた状態で燃料噴射ノズル配管53を取り外す必要がある場合には、吸気マニホールド4の下方にアクセスする必要がないので、簡単に取り外し、取付作業を行うことができる。
【0023】
(4) 継手51がニップル54を備えているので、燃料ポンプ配管52および燃料噴射ノズル配管53を螺合によって継手51に簡単に接続できる。したがって、これによっても燃料噴射配管50の取り外し、取付を簡単にできる。
また、支持部55がインサート成形によってニップル54に一体的に設けられているので、支持部55をエンジン本体3に固定するだけで、簡単かつ確実に継手51をエンジン本体3に固定できる。
【0024】
(5) 燃料噴射配管50が、吸気マニホールド4の分岐管6の間を通って配置されているので、吸気マニホールド4を大きく迂回して配置する必要がなくなり、燃料噴射配管50の全長を短くでき、構造の簡略化、製造コストの低減を促進できる。
【0025】
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、燃料噴射装置は、コモンレールを備えており、燃料噴射配管は、コモンレールおよび燃料噴射ノズルを接続するように構成されていたが、このようなコモンレール(蓄圧)式に限らず、例えば列型噴射ポンプや、分配型噴射ポンプなどを備えたジャーク式噴射装置であってもよい。これらの場合では、燃料噴射配管は、燃料ポンプと燃料噴射ノズルとを接続するように構成されていればよい。
【0026】
継手の設置位置は、燃料噴射配管において、吸気マニホールドの分岐管の間を通る部分より燃料噴射ノズルに近い側に設けられていなくてもよく、例えば燃料ポンプに近い側に設けられていてもよい。要するに、継手は、燃料噴射配管の途中に設けられていればよく、その位置は、エンジンの形状や燃料噴射装置のメンテナンスの手順、頻度などを勘案して適宜設定してよい。
継手は、支持部がインサート成形によりニップルと一体的に設けられているものに限らず、例えば溶接や、接着、その他の方法によってニップルに接続されていてもよい。また、支持部は必ずしも設けられていなくてもよく、例えばニップルを直接ブラケットなどで固定してもよい。さらに、継手は、必ずしもニップルとの螺合によって燃料噴射配管と接続するものでなくてもよく、例えば両端にフランジ部を有して、当該フランジ部で接続するものや、適宜な管継手など、その他の任意の接続手段を用いてよい。
【0027】
燃料噴射配管は、必ずしも吸気マニホールドの分岐管の間を通っていなくてもよく、例えば吸気マニホールドの外側を迂回して配置されていてもよい。この場合でも、継手が燃料噴射配管の途中に設けられていれば、燃料噴射ノズルを点検する際には燃料噴射ノズル配管のみを取り外すことができるので、取り外し作業、取付作業を簡単にでき、本発明の目的を達成できる。
また、燃料噴射配管の配置は、吸気マニホールドに近い側に限らず、例えば排気マニホールド側に燃料噴射装置自体を配置しててもよい。この場合でも、燃料噴射配管の途中に継手が設けられていれば、燃料噴射装置の取扱性を向上させることができる。
【0028】
燃料噴射装置は、ディーゼルエンジンに設けられているものに限らず、例えばガソリンエンジンに設けられていてもよい。この場合には、燃料をシリンダに導入する前に空気と混合する必要があるので、燃料噴射ノズルを吸気マニホールドの分岐管の途中に設ければよい。この場合でも、吸気マニホールドの分岐管の間に燃料噴射配管が配置されている場合に、分岐管の間を通った後に継手を設けると、より作業が簡便となる。
【0029】
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる燃料噴射装置の全体を示す正面図。
【図2】本発明の一実施形態にかかる燃料噴射装置の全体を示す側面図。
【図3】本発明の一実施形態にかかる継手の取付構造を示す斜視図。
【図4】本発明の一実施形態にかかる継手を示す図。
【符号の説明】
1…ディーゼルエンジン(エンジン)、3…エンジン本体、4…吸気マニホールド、6…分岐管、10…燃料噴射装置、20…燃料ポンプ、30…コモンレール、40…燃料噴射ノズル、50…燃料噴射配管、51…継手、52…燃料ポンプ配管、53…燃料噴射ノズル配管、54…ニップル、55…支持部。
Claims (3)
- 燃料噴射装置(10)において、
燃料をエンジン(1)内へ噴射する燃料噴射ノズル(40)と、
この燃料噴射ノズル(40)に燃料を圧送する燃料ポンプ(20)と、
この燃料ポンプ(20)および前記燃料噴射ノズル(40)を接続する燃料噴射配管(50)とを備え、
前記燃料噴射配管(50)には、当該燃料噴射配管(50)を、前記燃料ポンプ(20)側の燃料ポンプ配管(52)と、前記燃料噴射ノズル(50)側の燃料噴射ノズル配管(53)とに分割可能な継手(51)が設けられている
ことを特徴とする燃料噴射装置(10)。 - 請求項1に記載の燃料噴射装置(10)において、
前記エンジン(1)には、吸気マニホールド(4)が接続され、
前記燃料噴射配管(50)は、前記吸気マニホールド(4)に形成された複数の分岐管(6)の間を通って配置され、
前記継手(51)は、前記燃料噴射配管(50)のうち、前記分岐管(6)の間を通る部分よりも、前記燃料噴射ノズル(40)に近い側に設けられている
ことを特徴とする燃料噴射装置(10)。 - 請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置(10)において、
前記継手(51)は、ニップル(54)と、前記ニップル(54)にインサート成形により形成される支持部(55)とを備えた
ことを特徴とする燃料噴射装置(10)。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003119725A JP2004324515A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003119725A JP2004324515A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 燃料噴射装置 |
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ID=33498877
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JP2003119725A Withdrawn JP2004324515A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 燃料噴射装置 |
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JP (1) | JP2004324515A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7469681B2 (en) | 2005-09-28 | 2008-12-30 | Kubota Corporation | Multi-cylinder engine |
JP2011012573A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
-
2003
- 2003-04-24 JP JP2003119725A patent/JP2004324515A/ja not_active Withdrawn
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