JP2004323218A - 電子ロッカーシステム及びその管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各利用者の利便性をできるだけ損なわずに、全体として効率的に電子ロッカーを利用可能とする電子ロッカーシステムを提供する。
【解決手段】1または複数の収納庫を有する複数の電子ロッカー11a、11b、11c、…を管理するためのシステムであって、利用者から任意の電子ロッカー11a、11b、11c、…に対する予約指定を受け付け、利用者に対して予約した電子ロッカー11a、11b、11c、…のロッカー番号を電子メールで通知し、電子ロッカー11a、11b、11c、…に収納された送付物が予約された条件で受け取られなかった場合に、送付物を回収し、遺失物保管所等の荷物保管所14a、14b、14c、…へ移動して所定期間保管し、利用者に対して送付物の保管先を示す情報を電子メールで通知するようにした電子ロッカーシステムである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅配便や通信販売による送付物を駅等で受け取る際に用いて好適な電子ロッカーシステム及びその管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の宅配物を駅や店舗に設けられた電子ロッカーで受け取るためのシステムでは、電子ロッカーに宅配物が預けられたことが、受取人に通信回線を介して自動的に通知されるようなっている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されているシステムでは、電子ロッカーに宅配物が預けられている時間または日数に応じて課金することで、受取人になるべく早く宅配物を受け取らせ、利用可能な空の電子ロッカーの数を増加させることが図られている。
【0003】
また、電子商取引で注文した商品を駅構内等に設置した電子ロッカーで受け取るためのシステムでは、購入者が空いている電子ロッカーを検索して予約できるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また、電子商取引で注文した商品を駅構内等に設置した電子ロッカーで受け取るための他のシステムでは、電子ロッカーの鍵を解除する鍵番号が電子メール等で購入者に通知されるようになっている(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3に記載されたシステムでは、各地域に配置された電子ロッカーの使用状況を電子ロッカーの管理者に対して通知することで、期限越えの電子ロッカーの開放処理が行えるようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−177127号公報(第3頁、第5−6頁、第1図)
【特許文献2】
特開2002−8130号公報(第4−5頁、第2図〜第3図)
【特許文献3】
特開2001−266019号公報(第4−5頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子ロッカーシステムにあっては、電子ロッカーに届けられた送付物の受け取りが所定の期間内に行われなかった場合、電子ロッカーから送付物が回収され、宅配業者や送り主に返却されるようになっていた。そのため、受取人側からは、受け取り可能な期間を延長できるようにすることが望まれる場合があった。一方、電子ロッカーの管理者側からは、1送付物当たりの使用期間を短縮したり、予約日程をより効率的に管理したりすることで、効率的に多くの利用者に対して電子ロッカーによるサービスを提供できるようにすることが望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、各利用者の利便性をできるだけ損なわずに、全体として効率的に電子ロッカーを利用可能とする電子ロッカーシステム及び電子ロッカーシステムの管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、それぞれが1又は複数の収納庫を有する複数の電子ロッカーを管理するためのシステムであって、利用者から電子ロッカーに対する予約指定を受け付ける予約手段と、利用者に対して予約した電子ロッカーの識別情報を通知する識別情報通知手段と、電子ロッカーに収納された送付物が予約された条件で受け取られたか否かを判定する判定手段と、判定手段によって受け取られなかったと判定された場合に、送付物の回収・移動者に対して回収と所定の保管先への移動を指示する情報を通知するとともに、利用者に対して送付物の保管先を示す情報を通知する再通知手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、前記再通知手段が、前記判定手段によって受け取られなかったと判定された場合に、その判定がなされた回数が所定回数以下のときには、前記予約手段によって利用者から電子ロッカーに対する予約指定を再度受け付け、その旨を送付物の回収・移動者に対して通知するとともに、利用者に対して再予約された電子ロッカーに収納された旨を通知することを特徴とする。請求項3に記載の発明は、前記識別情報通知手段及び前記再通知手段による利用者への通知が、電子メールによって行われることを特徴とする。請求項4に記載の発明は、前記電子ロッカーと、その電子ロッカーで回収した送付物の前記保管先とが、同一駅構内に設けられていることを特徴とする。請求項5に記載の発明は、前記保管先が、駅売店又は荷物保管場所であることを特徴とする。
【0009】
請求項6に記載の発明は、それぞれが1又は複数の収納庫を有する複数の電子ロッカーを管理するための方法であって、利用者から電子ロッカーに対する予約指定を受け付ける予約過程と、利用者に対して予約した電子ロッカーの識別情報を通知する識別情報通知過程と、電子ロッカーに収納された送付物が予約された条件で受け取られたか否かを判定する判定過程と、判定過程で受け取られなかったと判定された場合に、送付物の回収・移動者に対して回収と所定の保管先への移動を指示する情報を通知するとともに、利用者に対して送付物の保管先を示す情報を通知する再通知過程とを含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による電子ロッカーシステムの一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の電子ロッカーシステムの構成を示すブロック図である。
【0011】
図1において電子ロッカー管理センター1は、異なる駅に1または複数台設置される複数の電子ロッカー11a、11b、11c、…を管理する装置であって、1または複数台のコンピュータとその周辺装置とから構成されている。各電子ロッカー11a、11b、11c、…は、1または複数の収納庫を有し、電子的手段によって解錠するための装置が備えられている。すなわち、電子ロッカー11a、11b、11c、…は、テンキーを用いて暗証番号を入力すること等による記憶や秘密による認証手段、指紋、掌紋等を利用したバイオメトリックス認証手段、磁気カード、ICカード、携帯電話の無線通信機能等を用いた所有物による認証手段のいずれか、あるいはそれらの組み合わせによる電子的手段によってロッカーの解錠を行うことができるロッカーである。
【0012】
また、電子ロッカー11a、11b、11c、…は、通信回線12a、12b、12c、…を介してそれぞれ電子ロッカー管理センター1に接続されていて、電子ロッカー管理センター1によって収納庫毎に各鍵を解錠するための情報が変更できるようになっている。さらに、電子ロッカー管理センター1は、各収納庫の使用状態や使用期間(あるいは使用時間)を示す情報を取得できるようになっている。
【0013】
また、本実施の形態では、電子ロッカー11a、11b、11cは、それぞれ別の駅の構内に設けられていて、各駅構内には、駅売店13a、13b、13cと、遺失物保管所、荷物一時預かり所等の荷物保管場所14a、14b、14cとがそれぞれ設けられている。そして、駅売店13a、13b、13cと、荷物保管場所14a、14b、14cには、電子ロッカー11a、11b、11cに対して無線または有線の通信回線で接続された図示していない端末装置が設置されている。これらの端末装置を用いることで、駅売店13a、13b、13cや、荷物保管場所14a、14b、14cでは、電子ロッカー11a、11b、11cを解錠するための情報を取得したり、回収された送付物の情報を確認したり、各送付物の受け取り者に対する認証処理が行えたりするようになっている。
【0014】
電子ロッカー管理センター1は、また、有線または無線の公衆網、専用網、インターネット等からなる通信網2を介して、宅配便管理センター3や通信販売センター4が接続されている。この通信網2には、各利用者が携帯する複数の携帯電話5a、5b、5c、…や、パーソナルコンピュータ等の複数の情報端末6a、6b、6c、…が接続されている。
【0015】
宅配便管理センター3は、宅配便の物流を管理するためのシステムをなすものであって、1または複数台のコンピュータとその周辺装置とから構成され、また通信網2に接続されている。本実施の形態では、宅配便管理センター3において、あらかじめ登録された利用者を宛先とする送付物(宅配物)について、電子ロッカー管理センター1等と情報を交換することで、送付先を選択可能とするためのサービスを提供する。送付先としては、例えば、利用者の自宅や勤め先としたり、電子ロッカー11a、11b、11c…のいずれかや駅売店13a、13b、13c、…のいずれかにしたりすることができる。また、宅配物が発生した場合には、利用者の携帯電話5a、5b、5c、…に対して電子メールを送信することでその旨が通知できるようになっている。
【0016】
通信販売センター4は、オンラインショッピング等の電子商取引サービスや、カタログ販売等のファクシミリ、電話、書簡等を用いた商品販売サービスを提供するためのシステムをなすものであって、1または複数台のコンピュータとその周辺装置とから構成され、通信網2に接続されている。各利用者は、携帯電話5a、5b、5c、…や、情報端末6a、6b、6c、…を用いて、通信販売センター4に接続することで、希望の商品を選択して購入することができる。そして、本実施の形態では、通信販売センター4からの商品の発送先を、利用者の自宅や勤め先としたり、電子ロッカー11a、11b、11c…のいずれかや駅売店13a、13b、13c、…のいずれかにしたりすることができるようになっている。通信販売センター4は、その際、電子ロッカー管理センター1等と情報を交換することで送付先を選択可能としている。
【0017】
次に、図2および図3を参照して、図1に示す電子ロッカーシステムの動作について説明する。図2は、利用者が電子ロッカー11a等を利用して宅配便を受け取る場合の処理手順を示すフローチャートである。図3は、利用者が電子ロッカー11a等を利用して通信販売センター4で購入した商品を受け取る場合の処理手順を示すフローチャートである。
【0018】
まず、図2を参照して、携帯電話5aを持つ利用者が、電子ロッカー11aを利用して宅配便を受け取る場合の処理手順について説明する。この例では、この利用者が、宅配業者等が管理する宅配便管理センター3に対して、自分の情報(住所、氏名、電話番号、電子メールアドレス、送付物を受け取る際に使用する暗証番号等)をあらかじめ登録しているものとする。
【0019】
いま、利用者に対して宅配便が発生すると(ステップS101)、その旨が、登録された携帯電話5aの電子メールアドレスに対して電子メールで連絡される(S102)。ここで、利用者は、携帯電話5aを用いて、電子メールに記載された宅配便管理センター3の接続先アドレスを選択し、宅配便管理センター3に接続する。宅配便管理センター3は、利用者に対して送付先の選択肢を提示する。例えば、自宅や、電子ロッカー11a、11b、11c、…または駅売店13a、13b、13c、…が選択可能となる。ここで、利用者は、電子ロッカーや駅売店の区別と、駅名とを選択すること等で選択先を選択するとともに、送付希望の日時(あるいは時刻もしくは期間)を指定する(S103)。ここでは、電子ロッカー11aが設置された駅名と、ある希望の日時とが指定されたこととする。
【0020】
ここで、宅配便管理センター3は、電子ロッカー管理センター1に接続し、指定された電子ロッカー11aの指定日時における収納庫の空き状況を確認する。宅配便管理センター3は、利用者の希望通り電子ロッカーが使用可能な場合、電子ロッカー管理センター1で収納先を予約し、その後、予約できた旨を利用者に通知して予約処理を完了する(S104)。一方、利用者の希望通りの予約ができなかった場合、利用者に対して指定したもの以外の条件で再予約するかどうかを確認する(S105)。ここで、次の希望通りの予約ができて再予約がなされた場合、電子ロッカー管理センター1で収納先を予約し、その後、予約できた旨を利用者に通知して予約処理を完了する(S104)。他方、希望通りの予約ができずに再予約がなされなかった場合、駅売店に振り替えたり、あるいは自宅に発送するように、送付先が設定される(S106)。
【0021】
ステップS104で予約が完了すると、次に利用者の携帯電話5aに電子メールが送られて、電子ロッカー11aが予約された場合にはその収納庫の番号(あるいは電子ロッカーの位置情報や記号で示された他の識別情報)や、送付物の伝票番号が通知される(S107)。その後、宅配便管理センター3は、予約された場所および日時で利用者が受け取り可能となるように送付物を配送する。また、電子ロッカー管理センター1を介して、電子ロッカー11aの予約された収納庫に対して利用者の暗証番号を鍵情報として設定する。
【0022】
次に、宅配便管理センター3は、電子ロッカー管理センター1と情報を交換して、指定の日時(あるいは所定期間内に)に送付物が受け取られたか否かを判定する(S108)。ここで、受け取られた場合にはその送付物に対する処理が終了する(S109)。
【0023】
一方、ステップS108で指定通りに受け取られなかったと判定された場合は、利用者から宅配便管理センター3(あるいは電子ロッカー管理センター1)に対して受け取りができない旨の通知が事前にあったときは(S110)、ステップS103〜S106と同様にして受け取り条件を再予約する処理が行われる(S111)。すなわち、ステップS108で受け取られなかったと判定された場合に、事前に連絡があったときは、受け取られなかったと判定がなされた回数が所定回数以下(例えば1回)のときには、利用者から電子ロッカーの場所と日時の予約指定を再度受け付け、その旨を宅配業者等の送付物の回収・移動者に対して通知するとともに、再予約された電子ロッカーに収納されたときに、利用者に対してその旨が通知される。
【0024】
他方、ステップS108で指定通りに受け取られなかったと判定された場合に、利用者から宅配便管理センター3等に対して受け取りができない旨の通知が事前になかったときは(S110)、電子ロッカー11aから送付物を回収して駅構内の遺失物管理所、一時預かり所等の所定の荷物保管場所に移動して保管する(S112)。ただし、遺失物管理所等での保管は例えば1日等の所定の日数以内に限定し、その後は、宅配業者へ返却するようにする。回収の際は、駅係員、宅配業者等の送付物の回収・移動者に対して回収や移動を指示する情報が電子メール等の通信手段で通知され、その際回収・移動者に対して通知される鍵情報や、物理的な鍵、ICカード等を用いて解錠がなされる。その後、駅構内の所定の荷物保管場所に送付物が移動して保管され、そのとき、利用者に対して送付物の保管先を示す情報が電子メールで再通知される。
【0025】
なお、ステップS103では、電子ロッカー以外の送付先も選択可能としている。例えば、駅売店が選択された場合には、電子ロッカー管理システム1において指定された駅売店の指定日時における送付物の保管可能状況が確認される。そして、利用者の希望通り駅売店が受け入れ可能な場合、電子ロッカー管理センター1を介して駅売店13a等で保管先を予約し、その後、予約できた旨が利用者に通知される。また、希望通りの予約ができなかった場合は、自宅に発送するように送付先が設定される。
【0026】
次に、図3を参照して、携帯電話5aを持つ利用者が、通信販売センター4で購入した商品を、電子ロッカー11aを利用して受け取る場合の処理手順について説明する。利用者が、インターネット等を利用して通信販売センター4から商品を購入すると(ステップS201)、受け取り方法を駅売店13a、13b、、13c、…、電子ロッカー11a、11b、11c、…等に指定する処理が行われる(S202)。まず、通信販売センター4は、利用者に対して、送付先の選択肢と、商品の納入可能時期を提示する。例えば、自宅や、電子ロッカー11a、11b、11c、…または駅売店13a、13b、13c、…が選択肢として提示される。ここで、利用者は、電子ロッカーや駅売店の区別と駅名とを選択すること等で選択先を選択するとともに、送付希望の日時を指定する(S203)。この例では、電子ロッカー11aが設置された駅名と、ある希望の日時とが指定されたとする。ここで利用者は、商品を購入する際に通信販売センター4に対して、自分の情報(住所、氏名、電話番号、携帯電話5aの電子メールアドレス等)を登録しているものとする。
【0027】
ステップS203で通信販売センター4は、電子ロッカー管理センター1に接続し、指定された電子ロッカー11aの指定日時における収納庫の空き状況を確認する。通信販売センター4は、利用者の希望通り電子ロッカーが使用可能な場合、電子ロッカー管理センター1で収納先を予約し、その後、予約できた旨を利用者に通知して予約処理を完了する(S204)。一方、利用者の希望通りの予約ができなかった場合、利用者に対して指定した以外の再予約可能な条件を提示し、再予約処理が行われる(S205)。再予約がなされると、電子ロッカー管理センター1で収納先を予約し、その後、予約できた旨を利用者に通知して予約処理を完了する(S204)。
【0028】
ステップS204で予約が完了すると、次に利用者の携帯電話5aに電子メールが送られて、予約した電子ロッカー11aの収納庫の番号(あるいは電子ロッカーの位置情報や記号で示された他の識別情報)、その収納庫の鍵となる暗証番号、商品の伝票番号等の情報が通知される(S206)。その後、通信販売センター4は、予約された場所および日時で利用者が受け取り可能となるように商品を配送する。
【0029】
次に、通信販売センター4は、電子ロッカー管理センター1と情報を交換して、指定の日時に商品が受け取られたか否かを判定する(S207)。ここで、受け取られた場合にはその商品に対する処理が終了する(S208)。
【0030】
一方、ステップS207で指定通りに受け取られなかったと判定された場合、利用者から通信販売センター4に対して受け取りができない旨の通知が事前にあったときは(S209)、ステップS202〜S206と同様にして受け取り条件を再予約する(S210)。すなわち、ステップS209で受け取られなかったと判定された場合に、事前に通知があり、かつ、その判定がなされた回数が所定回数以下(例えば1回)のときには手数料無料で利用者から電子ロッカーの場所と日時の予約指定を再度受け付け、その旨を商品の配送業者等の回収・移動者に対して通知する。そして、再予約された電子ロッカーに収納されたときに、利用者に対してその旨が通知される。また、再予約の回数が所定回数を越えた場合には利用者から手数料を徴収するようにする。
【0031】
他方、ステップS207で指定通りに受け取られなかったと判定された場合に、利用者から通信販売センター4に対して受け取りができない旨の通知が事前になかったときは(S209)、電子ロッカー11aから商品を回収して駅構内の駅売店13a等に移動して保管する(S211)。回収・移動の際は、駅係員、商品配送業者等の商品の回収・移動者に対して回収・移動を指示する情報が電子メール等の通信手段で通知され、その後、駅構内の駅売店13a等に商品が保管されたときに、利用者に対して商品の保管先を示す情報が電子メールで再通知される。
【0032】
上記実施の形態によれば、宅配便や購入した商品を、家でなくても、駅の電子ロッカーで受け取れるようになる。この場合、駅なので深夜でも受け取ることができる。また、駅の電子ロッカーで受け取れるようにすることで、乗り換え時間等を有効に使えるようになる。また、店が閉まっているような時間帯でも、この電子ロッカーに商品(購入したCD(コンパクトディスク)とか、朝現像を依頼した写真とフィルムなど)が入っていれば、電車の待ち合わせ時間でも取り出すことができるといったサービスを提供することが可能になる。
【0033】
また、電子ロッカーに収納された送付物が指定日時(あるいは指定期間)に受け取られなかった場合には、電子ロッカーからは回収されるものの、同一の駅構内の売店や荷物保管場所に移動して所定期間保管される。そのため、電子ロッカーを使用する場合に比べ、駅売店や荷物保管場所を使用する場合には、利用可能時間等が制限されるものの、同一駅で受け取り可能な期間が延長されることになる。一方、電子ロッカーが予定外に他の利用者に対して使用不可能となることがないので、利用効率を高めることが可能となる。
【0034】
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されることなく、適宜変更が可能である。例えば、電子ロッカーの鍵として暗証番号に代えて、ICチップ内蔵カードからなる鉄道用の電子定期券を使用することができる。この場合、事前に電子定期券の識別番号(ID番号)を登録しておくようにする。また、上記のシステムを宅配便を発送する際に応用することも可能である。また、図1の各構成は、分割あるいは統合することが可能である。例えば、電子ロッカー管理センター1と宅配管理センター3や通信販売センター4を統合したり、それらの構成を通信網を介して分散して配置することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、電子ロッカーに収納された送付物が予約された条件で受け取られたか否かを判定し、受け取られなかったと判定された場合に、送付物の回収・移動者に対して回収と所定の保管先への移動を指示する情報を通知するとともに、利用者に対して送付物の保管先を示す情報を通知するようにしたので、各利用者の利便性をあまり損なわずに、全体として効率的に電子ロッカーを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ロッカー管理システムの一実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】図1の構成で、宅配便を電子ロッカーで受け取る場合の処理手順を示すフローチャート。
【図3】図1の構成で、購入した商品を電子ロッカーで受け取る場合の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…電子ロッカー管理センター、2…通信網(有線・無線の公衆網、専用網、インターネット)、3…宅配便管理センター、4…通信販売センター、5a、5b、5c…携帯電話、11a、11b、11c…電子ロッカー、13a、13b、13c…駅売店、14a、14b、14c…荷物保管場所

Claims (6)

  1. それぞれが1又は複数の収納庫を有する複数の電子ロッカーを管理するためのシステムであって、
    利用者から電子ロッカーに対する予約指定を受け付ける予約手段と、
    利用者に対して予約した電子ロッカーの識別情報を通知する識別情報通知手段と、
    電子ロッカーに収納された送付物が予約された条件で受け取られたか否かを判定する判定手段と、
    判定手段によって受け取られなかったと判定された場合に、送付物の回収・移動者に対して回収と所定の保管先への移動を指示する情報を通知するとともに、利用者に対して送付物の保管先を示す情報を通知する再通知手段と
    を備えることを特徴とする電子ロッカーシステム。
  2. 前記再通知手段が、前記判定手段によって受け取られなかったと判定された場合に、その判定がなされた回数が所定回数以下のときには、前記予約手段によって利用者から電子ロッカーに対する予約指定を再度受け付け、その旨を送付物の回収・移動者に対して通知するとともに、利用者に対して再予約された電子ロッカーに収納された旨を通知することを特徴とする請求項1記載の電子ロッカーシステム。
  3. 前記識別情報通知手段及び前記再通知手段による利用者への通知が、電子メールによって行われることを特徴とする請求項1又は2記載の電子ロッカーシステム。
  4. 前記電子ロッカーと、その電子ロッカーで回収した送付物の前記保管先とが、同一駅構内に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子ロッカーシステム。
  5. 前記保管先が、駅売店又は荷物保管場所であることを特徴とする請求項4に記載の電子ロッカーシステム。
  6. それぞれが1又は複数の収納庫を有する複数の電子ロッカーを管理するための方法であって、
    利用者から電子ロッカーに対する予約指定を受け付ける予約過程と、
    利用者に対して予約した電子ロッカーの識別情報を通知する識別情報通知過程と、
    電子ロッカーに収納された送付物が予約された条件で受け取られたか否かを判定する判定過程と、
    判定過程で受け取られなかったと判定された場合に、送付物の回収・移動者に対して回収と所定の保管先への移動を指示する情報を通知するとともに、利用者に対して送付物の保管先を示す情報を通知する再通知過程と
    を含むことを特徴とする電子ロッカーの管理方法。
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