JP4190814B2 - 配送方法とそのシステムおよび配送管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば一般郵便物、定型化された荷物、日刊新聞などの戸別配送される配送物を、手間と経費を極力節減し、迅速かつ的確に効率よく配送することのできる配送方法および配送システム、および、そのような配送物の配送を管理するための配送管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
書簡や荷物(以下、単に荷物あるいは配送物と言う。)を戸別に配送する方法としては、郵便制度を利用した配送か、あるいは宅配業者による配送が通常考えられる。
このような配送システムにおいては、配送する荷物の1つ1つに、発送者たる自分の住所、氏名と、あて先である受取者の住所、氏名などを記載し、配送を寄託することになる。そして、その配送料金は、通常、地域や、大きさ、重量などに応じておおまかに決まっている程度である。
なお、日刊新聞の配達も、広義にはこの種の戸別配送の1つと考えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、核家族化が進み、昼間、家族が誰もいない世帯が増えており、書留郵便や宅配小荷物などの受領印を必要とする配送物の受け渡しが難くなっているという問題がある。配達業者や配送業者は、個々の家を数回訪問しなければならなかったり、メモなどを残して在宅時間を別途確認した後訪問しなければならない場合が生じているのが実情であり、配送の効率が低下するとともに、このような効率の悪さは結果的に配送料金に反映されざるを得ない状況となっている。
【0004】
また、この種の配送物の中には、同じ世帯に同居する家族にも知られたくないような、プライベート荷物が存在する場合がある。そのような荷物は、今後、通信ネットワークを介した多様な通信販売が急速に普及するにつれて拡大する可能性が高く、何らかの対応が望まれている。
【0005】
また、そのような通信販売の普及という観点からは、配送経費の価格が障害となっているという問題もある。そのためには、現在のような比較的大雑把な一律の配送経費ではなく、たとえば配送物の大きさ、数、重量などの属性は、搬送条件などに応じてよりきめ細かい配送料金の設定が望まれるが、手続きおよび管理が煩雑になることが予想され、実現は困難な状態となっている。
【0006】
また、現在の配送システムは、発送時に設定した発送者から受取者に一方的に送られてくるのみであり、受取の拒否、転送、返送など、受取者側の判断と生活実態などに適合した、臨機応変な対応ができないという問題もある。
【0007】
また、近年、電子メールを用いた生活用品の販売が急速に拡大する中で、コンビニエンスストアなどで売られている持ち帰り弁当(以下、“中食”と称する)の高級なものであって、数百〜数千種類のメニューの中から幅広く選択でき、かつ電子レンジ等を活用して簡便に摂食できる様な個人向けの調理済み飲食物の配送システムに対して、時代を反映した新しい工夫が求められている。
例えば、現在、生活の効率化・簡便化、また一方では核家族化、高齢化や在宅医療化が進んでいる状況の下で、都会では昼夜を問わない勤務時間の多様化も進んでいる。
しかしながら、好きな食事を任意に摂取できる食環境を提供するには、現在コンビニエンスストなどで売られている弁当類ではそうした需要に応えられず、高級感を演出するためには食材を搬送する容器にも工夫が求められ、さらにそれらの容器の回収・リサイクル・システムまでを考慮せねばならない。
【0008】
したがって本発明の目的は、より低コストかつ迅速な配送が可能で、管理や作業が容易であり、かつ、発送者、受取者の利用者双方の要求に臨機応変に適応できるような、便利で効率のよい配送方法および配送システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、そのような配送システムを実現するための、配送管理装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、時代の要求に適合した形態で中食を提供できる配送方法およびそのシステム、並びに当該配送システムを実現するための配送管理装置を提供することにある。
【0009】
前記課題を解決するために、第1の発明の配送方法は、配送管理装置と、権限者である発送者または配送作業者のみが配送物を出し入れすることができる発送側の配送中継装置と、権限者である受取者または配送作業者のみが前記配送物を出し入れすることができる受取側の配送中継装置とを用いた配送方法であって、前記配送管理装置が、前記発送者及び前記受取者ごとの識別情報およびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録し、前記発送側の配送中継装置が、配送物の発送を申し出た発送者または配送作業者の認証を、当該発送者または配送作業者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で発送者または配送作業者に発行された少なくとも当該発送者または配送作業者を識別するための前記携帯型媒体を用いて行い、前記発送側の配送中継装置が、前記認証の結果、前記配送物の発送を申し出た者が当該配送物の発送元の発送者であった場合に、前記発送者に対して当該配送物を実質的に引き受けるための処理を行い、前記発送側の配送中継装置が、上記引き受けるための処理を行った場合は、前記配送管理装置が、前記登録された前記受取者に対する配送物を配送する旨および当該配送物の所定の属性情報を、当該配送先の前記受取者の前記メールアドレスにメッセージ通信により通知し、前記配送管理装置が、前記配送先の受取者からのメッセージを受信し、当該メッセージにおいて前記受取側の配送中継装置が指定されていた場合に、当該指定された前記受取側の配送中継装置に当該配送物を配送するための処理を行い、前記受取側の配送中継装置が、前記配送された配送物の受け取りを申し出た受取者または配送作業者の認証を、当該受け取りを申し出た受取者または配送作業者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で受取者または配送作業者に発行された少なくとも当該受取者または配送作業者を識別するための前記携帯型媒体を用いて行い、前記受取側の配送中継装置が、前記認証の結果、前記受け取りを申し出た受取者が当該配送物の配送先の受取者であった場合に、前記受け取りを申し出た受取者に対して当該配送物を実質的に引き渡すための処理を行う。
【0010】
第2の発明の配送システムは、配送物の発送者及び前記発送物の受取者の識別情報およびメッセージ通信を行うためのアドレスが登録され、前記登録した発送者及び前記発送物の受取者に少なくとも当該発送者及び前記発送物の受取者を識別するための携帯型媒体を発行する利用者管理手段と、前記登録された前記受取者に対する配送物が発生した場合、当該配送物が発生した旨の情報および当該配送物の所定の属性情報を、当該受取者の前記アドレスにメッセージ通信により通知する配送物通知手段と、前記通知を行った前記受取者より入力される、少なくとも当該配送物の受け渡し場所を指定する情報に基づいて、当該配送物を前記指定された場所に配送するよう指示する配送指示手段とを有する配送管理装置と、前記配送管理装置と通信を行い、前記識別情報および前記アドレスの登録、前記配送物の発生の通知の受信、および、当該発生が通知された配送物の受け渡し場所の指定を行う利用者端末装置と、前記発送者または配送作業者のみが配送物を出し入れすることができ、前記発送物を収容する収容手段と、前記発送物の発送を申し出た者の認証を当該発送を申し出た者が保持する前記携帯型媒体を用いて行う認証手段と、前記認証の結果、前記発送物の発送を申し出た者が当該発送物の発送元の発送者であった場合に、当該発送物の発送を申し出た者に対して当該配送物を引き受ける引き受け手段とを有する発送側の配送中継装置と前記受取者または配送作業者のみが配送物を出し入れすることができ、前記指示に基づいて配送された配送物を収容する収容手段と、前記配送された配送物の受け取りを申し出た者の認証を当該受け取りを申し出た者が保持する前記携帯型媒体を用いて行う認証手段と、前記認証の結果、前記受け取りを申し出た者が当該配送物の配送先の前記受取者であった場合に、当該受け取りを申し出た者に対して当該配送物を引き渡す引渡し手段とを有する受取側の配送中継装置とを有する。
【0012】
の発明の配送方法は、配送管理装置と、権限者である中食の利用者またはその代行者及び中食配送業者によって行われる、中食が入り、識別データが付された中食の容器の引き受けと、前記利用者から返却される前記中食が空いた前記中食の容器の引き受けと、の両方を、前記識別データに基づいて行う複数の配送中継装置とを用いた配送方法であって、前記配送管理装置が、利用者を識別するための識別データおよびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録し、前記配送管理装置が、前記登録された利用者から、前記中食の内容、当該中食を当該利用者が受け取る時間および前記配送中継装置を指定した注文を受信し、前記配送管理装置が、前記注文に係わる前記利用者の前記メールアドレスに、前記注文の内容を確認する通知を行い、前記配送管理装置が、前記通知を基に、前記注文の正当性を確認した後に、前記注文で指定された内容の中食を、指定された時間に、指定された前記配送中継装置に配送するための処理を行い、前記配送中継装置が、前記配送された中食の受け取りを申し出た者の認証を、当該受け取りを申し出た者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で利用者に発行された前記識別データを保持する前記携帯型媒体を用いて行い、前記配送中継装置が、前記認証の結果、前記受け取りを申し出た者が前記注文を行った適切な利用者であった場合に、前記受け取りを申し出た者に対して当該中食が入り、識別データが付された中食の容器を実質的に引き渡すための処理を行い、前記配送中継装置が、前記配送されて保管していた前記中食が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した場合に、その旨を前記識別データに基づいて前記配送管理装置に通知し、前記配送管理装置が、前記配送中継装置からの前記通知に応じて、前記利用者への課金処理を行う。
【0013】
の発明の配送管理装置は、権限者である中食の利用者またはその代行者及び中食配送業者によって行われる、中食が入り、識別データが付された中食の容器の引き受けと、前記利用者から返却される前記中食が空いた前記中食の容器の引き受けと、の両方を、前記識別データに基づいて行う複数の配送中継装置を用いた前記中食の配送を管理する配送管理装置であって、利用者ごとの識別データおよびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録する利用者管理手段と、前記登録された利用者から、前記中食の内容、当該中食を当該利用者が受け取る時間および前記配送中継装置を指定した注文を受信する受注手段と、前記注文に係わる前記利用者の前記メールアドレスに、前記注文を確認する通知を行い、前記通知を基に前記注文の正当性を確認した後に、前記注文で指定された内容の中食が入り、識別データが付された中食の容器を、指定された時間に、指定された前記配送中継装置に配送するための処理を行う配送指示手段と、前記識別データに基づき、前記配送中継装置が前記配送されて保管していた前記中食が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した旨の通知を前記配送中継装置から受信すると、当該通知に応じて、前記利用者への課金処理を行う課金手段とを有する。
【0014】
の発明の配送システムは、配送管理装置と、権限者である中食の利用者またはその代行者及び中食配送業者によって行われる、中食が入り、識別データが付された中食の容器の引き受けと、前記利用者から返却される前記中食が空いた前記中食の容器の引き受けと、の両方を、前記識別データに基づいて行う複数の配送中継装置とを用いた配送システムであって、前記配送管理装置は、利用者ごとの識別データおよびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録する利用者管理手段と、前記登録された利用者から、前記中食の内容、当該中食を当該利用者が受け取る時間および前記配送中継装置を指定した注文を受信する受注手段と、前記注文に係わる前記利用者の前記メールアドレスに、前記注文を確認する通知を行い、前記通知を基に前記注文の正当性を確認した後に、前記注文で指定された内容の中食が入り、識別データが付された中食の容器を、指定された時間に、指定された前記配送中継装置に配送するための処理を行う配送指示手段と、前記配送中継装置が前記配送されて保管していた前記中食が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した旨の通知を前記配送中継装置から受信すると、当該通知に応じて、前記利用者への課金処理を行う課金手段とを有し、前記配送中継装置は、前記配送された中食が入り、識別データが付された中食の容器の受け取りを申し出た者の認証を、当該受け取りを申し出た者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で利用者に発行された識別データを保持する前記携帯型媒体を用いて行う認証手段と、前記認証の結果、前記受け取りを申し出た者が前記注文を行った適切な利用者であった場合に、前記受け取りを申し出た者に対して当該中食が入り、識別データが付された中食の容器を実質的に引き渡すための処理を行う引き渡し手段と、前記配送されて保管していた前記が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した場合に、その旨を前記識別データに基づいて前記配送管理装置に通知する通知手段とを有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
本実施形態は、第1〜第3の発明に対応した実施形態である。
本発明の一実施の形態の荷物集配システムについて、図1を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の荷物集配システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、荷物集配システム10は、配送業者1が設ける管理装置11、配送先読み込み装置12および配送中継装置13、および、各利用者2ごとの利用者端末装置21および利用者IDカード22(本発明の携帯型媒体)を有する。
【0016】
管理装置11は、各配送先読み込み装置12および各利用者端末装置21と通信可能な配送業者が設置するホストコンピュータであり、各利用者2および配送物3の管理を行う。
【0017】
具体的には、まず、管理装置11は、利用者2の管理を行う。
本発明に係る荷物集配システム10を用いた荷物集配サービスの利用を希望する各利用者2は、たとえば配送業者1の営業所または代理店などより書面により、あるいは電子メールにより、氏名、電話番号、暗証番号、決済のための銀行口座あるいはクレジットカードなどの情報を沿えて、利用者としての登録を行う。そして登録の際のこれらの情報が、配送業者1の担当者の入力作業により、あるいは電子メールなどにより直接に、管理装置11に入力される。
【0018】
管理装置11の利用者管理手段は、これら入力された情報に対して、必要に応じて内容の審査や確認などを行い、その利用者2の登録を認める場合には、その情報を管理装置内の利用者データベースに登録する。そして、その利用者2に対して特定の識別(ID)番号を付与し、また利用者2が申請した暗証番号に基づく所定の認証用のデータを作成して、利用者2に対してIDカード22を発行する。このIDカードの発行は、管理装置11の周辺装置により発行して利用者2に送付するようにしてもよいし、配送業者1の営業所または代理店などの端末装置から発行するようにしてもよい。
【0019】
一旦登録した利用者2に対しては、管理装置11は、そのサービスの利用履歴を、同じく管理装置11内の利用者データベースに記憶する。
たとえば、その利用者2が荷物を発送した場合には、集荷を求めたか、後述する配送中継装置13を利用したか、あるいは営業所や代理店に持ち込んだかを示す情報、その荷物の属性および搬送条件の情報などが、利用者データベースに蓄積される。
また、その利用者が荷物の受取者であった場合には、荷物の配達を希望したか、配送中継装置を介して受け取ったか、あるいは、転送したか、返送したか、というような実績が利用者データベースに蓄積される。
なお、これら蓄積した情報は、後にその利用者2宛に発送物が生じた場合で、利用者から受取条件などの回答が得られない場合などに利用される。
【0020】
また、管理装置11は、寄託された配送物3の管理を行う。
利用者2が発送しようとする荷物は、その利用者2(発送者2a)が荷物を配送業者1の営業所または代理店に持ち込むことにより、あるいは発送者2aからの依頼により配送作業者1aが集荷することにより、あるいは発送者2aが後述する配送中継装置13に荷物を投入することにより配送業者1に寄託される。
【0021】
寄託された荷物については、受け付けた配送業者1の担当者により、あるいは後述する配送先読み込み装置12により自動的に読み込むことにより、配送先の情報が管理装置11に入力される。
また、必要に応じて、あるいは可能な限り、配送物の大きさ、数量、重量などの属性(性状)情報、および、温度・振動などの輸送環境などの輸送条件の情報なども入力される。
管理装置11は、入力されたこれらの情報を、管理装置11内の荷物管理データベースに記憶してその荷物を管理する。
【0022】
そして、管理装置11の配送物通知手段は、以後、後述する配送先(受取者)2bへの通知、受取者2bからの受け取り場所などの回答の受け付け、配送作業者への配送物の運搬指示および受取者2bの荷物の受け取り確認を行う。
まず、管理装置11は、前述したような配送物の情報が入力されたら、その配送先が、先にこの荷物集配サービスに登録している利用者2宛か否かをチェックする。そして、配送物が登録された利用者2(受取者2b)宛の荷物であった場合には、入力されたその配送物に係る情報を、適宜利用者が確認するのに好適なフォーマットに整えて、電子メールにより受取者2bに通知する。
【0023】
また、管理装置11は、この通知の中で同時に、いつどこでどのような形態でその荷物を受領するかの質問を受取者2bに対して行う。
本実施の形態の荷物集配サービスにおいては、配送物に対して受取者2bは、基本的に、▲1▼配送先まで配達する、▲2▼所望の配送中継装置、営業所あるいは代理店にて受領する、▲3▼別の場所に転送する、▲4▼発送者に返送する、▲5▼一定期間保管した後別途指示された形態で処理する、▲6▼破棄する、▲7▼特定の受取代理者に寄託するの、7通りの形態を選択できるものとする。
【0024】
また、各形態において、時間や日時を指定できるものとする。
さらに、これに付随する今後の処理として、▲8▼所定のグループ宛の配送物を一括してまとめる、および、▲9▼さらなる配送物に係る連絡を行わない、という処理も選択できるものとする。
したがって、管理装置11は、配送物の属性などに応じて、受取者が選択し得る配送物に対する処理を選択肢として示し、また必要に応じて時間、時間帯、日にち、後の付随する処理などの指示を受ける形態で、受取者に対して、配送物に対する処理の指示を求める。
【0025】
そして管理装置11は、受取者2bから送信される電子メールを受信し、この通知に対する回答、すなわち、いつどこでどのような形態でその荷物を受領するかの回答を受け取る。
そして、管理装置11の配送指示手段は、受取者2bが希望した日時、場所でその荷物を受領できるように、あるいは、転送、返送、保管など指定の処理が施されるように、実際に配送物を運搬するあるいは取り扱う作業者に、作業の指示を行う。
【0026】
また管理装置11は、このような配送物の運搬、受取者への配達、配送中継装置への収容、営業者あるいは代理店への配送、別の場所への転送、発送者への返送、一時的な保管などの状態を、荷物管理データベースに逐次記録し、各配送物の状況を管理する。
また、配送物に対してそれらいずれかの処理が行われ、受け付けた配送物に対する処理が完結した場合には、管理装置11は、その旨も荷物管理データベースに記録する。
【0027】
また、管理装置11は、これらの処理の中で、特に配送料金に変動が生じる処理については、その決済処理を行う。
すなわち、たとえば、自宅まで配送することを前提に配送料金を発送者から徴収している荷物に対して、配送先まで配達を行わずに受取者が配送中継装置13、営業者あるいは代理店まで取りに来て受け渡した場合には、受取者に対して配送料金を還元する処理を行い、各装置あるいは店舗に対してそのような指示を行う。
以上が、管理装置11の主な機能である。
【0028】
配送先読み込み装置12は、荷物に貼付された配送伝票、あるいは、別途用意された配送伝票などより配送先の情報を自動的に読み取る読み取り装置である。また、配送先読み取り装置12においては、その荷物の大きさ、数、重量、温度・振動などの搬送条件などの情報を検出あるいは入力できるようになっており、先に読み取った配送先の情報とともに、一連の配送物に係る情報として、管理装置11に送信される。
この配送先読み込み装置12は、配送業者1の各営業所、代理店あるいは集荷場などに設けられる。
また、この配送先読み込み装置12は、配送中継装置に投入された配送物より配送先情報を自動的に読み出し、大きさ、重量を検出し、また、搬送条件などは発送者により入力されるとの形態で、配送中継装置13に実装されるようにしてもよい。
【0029】
配送中継装置13は、権限を有する所定の配送作業者1aおよび利用者2のみが荷物を出し入れすることができるボックスなどの収容手段を複数有する装置であり、受取者2bに受け渡される配送物、あるいは、発送者2aが発送業者1に寄託する荷物を一時的に収容し保管することにより、配送作業者1aと受取者2b、あるいは、発送者2aと配送作業者1aが同時に顔を合わせなくとも、円滑に荷物の受け渡しができるようにする装置である。
【0030】
配送中継装置13の認証手段は、利用者2a,2bまたは作業者1aが保持するIDカード22およびそのIDカード22を保持する利用者2a,2bまたは作業者1aがテンキーより入力する暗証番号に基づいて、各利用者2a,2bおよび作業者1aが適正な権限を有する利用者あるいは作業者であるか否かをチェックする。そして、適正な利用者あるいは作業者であった場合には、各利用者2a,2bあるいは作業者1aに対応した所定の処理を許可する。
【0031】
すなわち、配送中継装置13の引き渡し手段は、上記認証手段のチェック結果に基づいて、適正な作業者1aに対しては、全てのボックスの開閉を許し、荷物の投入、あるいは、投入された荷物の引き取りが行えるようにする。
また、作業者1aにより荷物が投入してあるボックスに対しては適正な荷物の受取者2bが検出された場合には、その受取者2bによるそのボックスの開閉を許し、荷物の引き取りが行えるようにする。なおこの場合、本実施の形態においては、荷物を投入する配送業者が、その荷物を引き取る受取者2bのデータを配送中継装置にセットしておくものとする。
また、空のボックスに対しては、登録されている全ての利用者2による開閉を許し、任意に荷物の発送が行えるようにする。ただし、一旦発送する荷物を投入したボックスについては、以後、適正な作業者1aのみがそれを取り出せるようになる。
【0032】
配送中継装置13は、このように各ボックスのアクセスをコントロールすることにより、受取者2bあるいは発送者2aと作業者1aが顔を合わせなくとも、適切に荷物の引渡しが行えるようにする。
なお、この配送中継装置13は、たとえば駅、バスターミナル、ショッピングセンタ、集合住宅の玄関、配送業者1の営業所などに設置される。
【0033】
利用者端末装置21は、荷物集配サービスに登録した各利用者2が保持する、電子メールを送受信可能な通信端末装置であり、具体的には、通常、パーソナルコンピュータ、携帯電話、あるいは、PHSなどの装置である。
登録した利用者2宛に荷物が配送される場合、まず配送業者のセンタ(管理装置11)より、配送物があること、および、その配送物の大きさ、重量などの属性の情報の通知、および、その配送物をどのような形態で受け取るか、あるい受け取らずに返送、転送、一時保管するのかを伺う質問、を有する電子メールが転送される。利用者2は、この電子メールに返信することにより、自分の希望する受け取り形態、受け取り時間などを指定する。
また、登録前の利用希望者が、所定の情報が記載された電子メールを、この利用者端末装置21から管理装置11に送信することにより、この荷物集配システムへの利用者登録を行うこともできる。
【0034】
利用者IDカード22は、利用者が最初に荷物集配システム1に登録した際に、その管理装置11により発行されるカードであり、その利用者のIDおよび認証に必要な暗証番号に係る所定の情報が記録されている。このIDカード22は、磁気カード、ICカード、あるいは、エンボスカードなど、任意のカードでよい。
【0035】
このような構成の荷物集配システム10の動作、すなわち、処理の流れについて説明する。
まず、このような荷物集配システムを利用しようとする利用者2は、配送業者1の営業所や代理店に出向くなどして、あるいは、電子メールにより、登録作業を行う(1)。この際には、氏名、住所などとともに、電子メール送付先のアドレス、決済手段としての銀行口座やクレジットカードの情報などを登録する。
【0036】
この登録作業を行った利用者に対して、配送業者1はIDカードを発行する(2)。IDカードには、その利用者のIDと、暗証番号を照合することにより利用者を認証することができるような所定のデータが記録される。そして、以後、各利用者はこのIDカード及び別途登録する暗証番号を用いることにより、利用者は配送中継装置のボックスの開閉が可能となり、配送中継装置を介した荷物の発送、あるいは、配送中継装置を介した荷物の引き取りが可能となる。
【0037】
そして、このような登録作業を行った後、たとえば荷物3を発送しようとする利用者は、近隣の配送中継装置のところまで好きな時間に出向いて、自分のIDカードを用いて空いているボックスを開け、荷物3を投入する(3)。
配送中継装置に投入された荷物3は、定期的に配送中継装置を巡回する配送作業者1aにより引き取られ、荷物の集荷場に搬送される(4)。
なお、この時には、荷物3を投入した利用者2aが、荷物投入後直ちに利用者端末装置21より配送業者1に荷物を投入した旨を伝えるようにしてもよい。そのようにすれば、より迅速な集荷、すなわち、より迅速な配送が期待できる。
【0038】
配送業者1により集荷された荷物3は、集荷場において配送先読み取り装置12により配送先が読み取られ、管理装置11にその配送物3のデータが登録される。また、作業者1aによりサイズ、重量、温度や振動などの搬送条件が検出され、同じく管理装置11のデータに付加される。
配送物のデータが登録されたら、配送業者1の管理装置11は、その配送物3の配送料金を検出し、電子メールにより発送者2aに通知するとともに、その発送者2aの予め登録している決済手段を介して、配送料金の徴収を行う。
【0039】
また、配送物のデータが登録されたら、配送業者の管理装置11は、その配送先が登録されている利用者であるか否かを検出する。
そして、配送先が登録されている利用者2bであった場合には、配送業者の管理装置11は、その利用者2b宛に配送物3が入荷した旨の通知および受け取り方法を問い合わせるための電子メールをその利用者の利用者端末装置21に送信する(5)。
利用者端末装置21を介してこの電子メールを見た利用者(受取者)2bは、自分の希望する受け取り形態、時間を電子メールにて返信する(6)。
【0040】
受取者2bからの電子メールを受信した管理装置11は、その内容に従って、受け付けた配送物3に対して行う処理を指示する。
たとえば、受取者2bが所定の配送中継装置13において所定の時間帯において荷物を受け取ることを希望した場合には、その時間帯までにその配送中継装置13に荷物が配送されるように、配送作業者1aに指示を出す。
これに基づいて、配送作業者1aは、その時間までにその配送中継装置13に荷物3を搬送する(7)。
【0041】
その結果、受取者2bは、その時間帯にその配送中継装置13に出向き、自分のIDカード22および暗証番号に基づいて認証を行うことにより、その配送中継装置13より荷物3を引き取ることができる(8)。
受取者2bが荷物3を受け取ったら、配送業者の管理装置11は、その旨を電子メールにより発送者2aに通知する。なお、受取者2bが受け取り以外の処理を選択した場合も、適宜、その処理結果を発送者2aに通知する。
また、このように、配送中継装置13まで受取者2bが出向いて荷物を引き取ったため、配送料金の還元がある場合には、配送業者1の管理装置11は、別途、予め登録されているその受取者2bの決済手段などを介して行う。
【0042】
なお、このような一連の処理を行った後は、各配送に伴う各利用者(発送者、受取者)の行った処理、選択した処理などは、適宜、管理装置11内の利用者データベースに蓄積される。
そして、仮に配送物の入荷を通知したものの、受取者から何ら回答がない場合には、この蓄積されている過去のその利用者の行動に基づいて、たとえば受け渡し場所や受け渡し形態などを決定し、その荷物にかかわる処理を進めていく。
【0043】
また、本実施の形態の荷物集配システム10においては、受取者2bが比較的長期間サービス対象地域を離れる場合、高齢などで毎日駅やターミナルを通らない場合、また、地方の農山村などで日常生活が駅やターミナルから大きく離れている場合などに適切に対応するために、利用者2と配送業者1との契約により、中間に配送代理業者を置くことが想定されている。
そのようにすれば、本荷物集配システム10の一貫した特徴、利便性を維持しつつ、各特殊な状況に適応することができ、より広範に広く本発明を適用することができ好適である。
ただし、そのような場合には、配送業者は、配送代理業者に受取者2bと同じサービスを提供することが好ましく、またその際には、提供したサービスの詳細を定期的に本来の利用者2に、配送業者1自らが通知することが必要となる。
【0044】
このように、本実施の形態の荷物集配システム10によれば、荷物の発送者、受取者ともに、所望の場所で、所望の時間帯に荷物の受け渡しをすることができ、非常に便利な荷物の配送サービスを提供することができる。
また、各利用者は予め登録された利用者なので、たとえば荷物発送時には、名前と電話番号程度を記載した最低限度の記載内容の伝票により荷物の寄託を行うことができるなど、利用者および配送業者の双方において、作業が大幅に簡略化される。
【0045】
また、多種多様な配送経路、配送形態に対応することができるため、一見配送物の管理が複雑になるように思えるが、本実施の形態においては、配送業者の管理装置であるホストコンピュータにより全ての経路、形態を課金形態に至るまで一元管理しているため、何ら作業者の負担は増えず、逆によりいっそう柔軟できめ細かい対応が可能になっている。
また、これに伴って、本実施の形態の荷物集配システムでは、各配送物について、大きさ、重量、温度や振動などの輸送条件などの属性(性状)を管理しているため、配送料金などを、これらの属性に基づいてきめ細かく設定することができる。
【0046】
また、各利用者と配送業者は通信ネットワークにより通信可能に接続されており、また各利用者の決済手段も登録されているので、そのようなきめ細かい料金設定に基づく追加課金、返金、料金の還元など、きめ細かい決済処理も随時可能となる。
さらに、このようなことから、実質的に、論理的に想定される最低の料金により荷物の配送が可能となる。
【0047】
なお、本発明は本実施の形態に限られるものではなく、任意好適な種々の改変が可能である。
たとえば、配送形態に係る配送料金の追加徴収、返金などの規定は、本実施の形態に係らず任意に決定してよい。たとえば、本実施の形態においては、自宅まで配達すべき荷物が受取者の希望により配送中継装置、営業所あるいは代理店などで引き取られた場合、受取者に一部配送料金を還元するものとした。しかしながら、そもそも発送者が負担した料金であるから、このような場合も発送者に対して返金するようにしてもよい。
【0048】
また、当初より配送中継装置、営業所あるいは代理店などによる荷物の引き取りを前提としておき、受取者の希望により自宅まで配送することとなった場合にのみ、受取者から追加料金を徴収して配達するようなシステムとしてもよい。
配送形態、およびそれに係る配送料金およびその決済方法、精算方法などは、任意に決定してよい。
【0049】
また、本実施の形態の荷物集配サービスは、本荷物集配サービス利用者として予め登録した利用者を対象とするものとしたが、たとえば既にクレジットカードの会員として登録されている者、銀行に口座を開設している者、特定の商店、組織などに会員として登録されている者など、既存の会員組織およびそのための登録情報をそのまま利用するような形態であってもよい。
【0050】
また、本実施の形態において、荷物集配システムの管理装置と各利用者の間の通信は電子メールで行うものとしたが、特定の携帯電話間のメッセージ送受信システム、CATVなどを利用した双方向通信システム、音声による電話自動応答サービス、通知葉書などの書面、あるいはオペレータによる電話連絡など、任意の方法で通信するようにしてよい。
【0051】
また、配送中継装置13は、本実施の形態においてはスタンドアローンの装置であり、利用者および作業者の認証はIDカードと暗証番号により、また、受取者の認証は作業者が荷物投入時にセットした情報に基づいて行うものとした。しかしながら、たとえば配送中継装置13と管理装置11とを通信可能に接続し、配送中継装置13は、管理装置11から送信される制御データに基づいて、そのアクセス状態などが制御されるようにしてもよい。そしてそのような構成で、各利用者や作業者の認証や、適正な受取者を決定する処理などは、管理装置11と通信を行って行うようにしてもよい。そのようにすれば、配送中継装置13に対してデータを設定する必要がなくなり、配送作業者の作業が軽減される。
また、そのような構成であれば、荷物の引き取り、あるいは、新たな荷物の寄託を管理装置11でリアルタイムで把握することができ、より作業効率が高く、また迅速に対応可能な荷物集配システムを構築することができる。
【0052】
また、その配送中継装置における個人認証の方法も、IDカードと暗証番号に基づく方法に限られるものではなく、たとえば指紋照合、網膜照合、声紋照合などの手法を用いてもよい。
また、配送中継装置の設置場所も任意の場所でよい。前述した駅などのほかに、バスターミナルなどでもよい。通勤や買い物などに便利なところであればより有効であるが、それに限られず任意の場所でよい。
【0053】
また、本実施の形態においては、いわゆる”荷物”の集配システムを例示したが、搬送対象物については、何ら限定されるものではない。郵便が多く利用されているような書簡や日刊紙などを含む、広義の配送物に対して、本発明は適用可能である。
また、本実施の形態の荷物集配システムで取り扱う各荷物の属性(性状)も、たとえば、配送物の大きさ、数、重量、輸送距離・地域、輸送する時期・季節・曜日、温度や振動などの輸送条件など、任意でよい。
また、利用者が登録する際の項目なども、任意に設定してよい。
【0054】
第2実施形態
本実施形態は、第4〜第6の発明に対応した実施形態である。
本実施形態では、上述した第1実施形態の荷物集配システムを、中食の配送に適用した中食配送システムについて説明する。
図2は、本実施形態の中食配送システム101の全体構成図である。
図2に示すように、中食配送システム101は、例えば、複数の利用者端末装置111、管理装置112、中食提供者端末装置113、中食配送者端末装置114および複数の配送中継装置115を有する。
なお、利用者端末装置111、管理装置112および配送中継装置115は、以下に説明する点を除いて、基本的に、前述した第1実施形態で説明した利用者端末装置21、管理装置11および配送中継装置13と同じである。
【0055】
中食配送システム101では、利用者201が、利用者端末装置111を操作して管理装置112に中食の注文を行う。
そして、管理装置112が、当該注文に応じて、中食提供者端末装置113に中食の製造を指示すると共に、中食配送者端末装置114に当該中食の配送を指示する。
中食配送者端末装置114は、管理装置112からの指示に応じて、指定された配送中継装置115に中食を配送するための処理を行う。
配送中継装置115は、配送を受けた中食を保管し、利用者201の引き渡し要求に応じて、所定の認証処理を行った後に、保管している中食を利用者201に引き渡す。
【0056】
本実施形態では、後述するように、中食の各容器に、全ての容器に対して割り当てられた通し番号を示すバーコード(識別データ)が付されており、管理装置112および配送中継装置115は、当該バーコードを基に容器を管理する。
これにより、注文内容の中食を間違いなく顧客に配送すると共に、配送状況を容易に管理でき、さらに使用後の空容器回収率を高めることが可能になる。
【0057】
管理装置112は、利用者管理手段、受注手段、配送指示手段および課金手段を有する。
管理装置112は、利用者端末装置111からの注文に基づいて、中食提供者端末装置113および中食配送者端末装置114に、中食の製造および配送に関する指示を行う。
また、管理装置112は、利用者端末装置111および配送中継装置115に対して、中食の保管等に関する指示を送信する。
また、管理装置112は、配送中継装置115から入力した容器管理データを基に、未回収・破損した容器に対する利用者201への課金処理を行う。
【0058】
配送中継装置115は、認証手段、引き渡し手段および通知手段を有する。
配送中継装置115は、例えば、第1実施形態で説明したIDカード22や暗証番号等を利用して開閉できるコインロッカー、例えば電磁開閉ロッカーである。
配送中継装置115は、これらに低温(+5℃以下など)保持機能を付けた保管機能を有している。これにより、環境温度の上昇により、保管中の中食の品質が急速に劣化することを回避できる。
配送中継装置115は、利用者端末装置111および管理装置112と通信を行って、中食の提供、並びに容器の回収に係わる処理を行う。
【0059】
以下、図2に示す中食配送システム101の動作例を説明する。
図3は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
利用者201が、利用者端末装置111を操作して、オンラインで管理装置112にアクセスを行い、所定の登録手続を行う。
管理装置112の利用者管理手段は、当該登録に際して、利用者201にIDを発行する。
また、管理装置112は、利用者201に当該IDを記録したIDカード22を発行するための処理を行う。
利用者201は、オフラインで管理者202に登録を行ってもよい。
【0060】
ステップST2:
利用者201は、管理装置112が提供する中食のメニューなどを示すホームページやカタログなどを閲覧し、注文(発注)を行う中食を特定する。
そして、利用者201が、利用者端末装置111を操作して、中食の内容、当該中食を利用者201が受け取る時間および配送中継装置115を指定した注文を管理装置112に送信する。
【0061】
ステップST3:
管理装置112の受注手段が、ステップST2で受信した注文について、利用者201のメールアドレスに、当該注文の内容を確認する電子メール(通知)を送信する。
そして、例えば、利用者端末装置111から管理装置112に送信された確認メールを基に、管理装置112がステップST2で受信した注文の正当性を確認する。
【0062】
ステップST4:
管理装置112が、ステップST2で受信した注文で指定された内容の中食を、指定された時間に、指定された配送中継装置に配送するための処理を行う。
具体的には、管理装置112が、中食提供者端末装置113に対して、指定された内容の中食を製造することを指示する。
これにより、中食提供者203が、指定された内容の中食を製造し、中食配送者204に受け渡す。
このとき、中食提供者端末装置113が、管理装置112からの受信した中食の内容を示すデータに基づいて、当該中食の名称、分類(メニューの組み合わせ、昼食と晩食、・・ )、どう調理するかを示す内容(加熱程度:電子レンジの30秒〜2分、・・・、加熱不可、熱湯注入、・・)を自動的に印刷して、それを容器や蓋などに付するための処理を行ってもよい。
【0063】
ステップST5:
管理装置112の配送指示手段が、中食配送者端末装置114に対して、上記指定された時間までに、上記指定された配送中継装置115に、中食を配送することを指示する。
【0064】
ステップST6:
中食配送者204が、ステップST5で中食配送者端末装置114が受けた指示を基に、中食提供者203から受け取った中食を、上記指定された時間までに、上記指定された配送中継装置115に配送する。
当該配送された中食は、配送中継装置115の所定のロッカーに保管される。
配送中継装置115は、中食あるいはその容器に付された識別データと、当該中食を保管したロッカーの位置との対応を管理する。
また、配送中継装置115は、当該中食を保管した旨の通知を、管理装置112に送信する。
【0065】
ステップST7:
利用者201が上記指定した時間に、配送中継所205を訪れ、IDカード22を用いて配送中継装置115の認証手段による認証を受ける。
【0066】
ステップST8:
配送中継装置115の引き渡し手段は、ステップST7の認証で、利用者201が正当な権限を有する者であることを確認すると、ロッカーの鍵を開く。そして、利用者201が、ロッカーの扉を開いて、保管された自らの注文に係わる中食を取り出す。
配送中継装置115は、管理装置112からの通知、あるいは管理装置112から受信した保管期間データを基に、所定の管理期間が経過しても利用者201が中食を取りにこないと判断した場合には、利用者201のメールアドレスにその旨を通知する。
また、配送中継装置115は、当該通知後、所定期間経過後に、保管している中食を廃棄処分するための処理を行う。例えば、配送中継装置115は、その旨を管理装置112に通知し、管理装置112は、廃棄処分を行った場合について規定された所定の課金処理を利用者201に対して行う。
【0067】
ステップST9:
配送中継装置115の通知手段が、ステップST8で上記中食が利用者201に引き渡された旨を示す通知を管理装置112に送信する。
【0068】
ステップST10:
管理装置112の課金手段が、ステップST9で受信した通知に基づいて、利用者201に対して中食提供に対しての課金処理を行う。
【0069】
ステップST11:
利用者201は、中食を食べた後に、その容器を配送中継装置115の対応するロッカーに返却する。
配送中継装置115は、容器の返却状況を管理し、その管理結果を示す容器管理データを管理装置112に送信する。
【0070】
ステップST12:
管理装置112は、配送中継装置115から受信した容器管理データを基に、容器が所定の期間内に返却されなかった場合には、そのペナルティについて予め決められた規定に従って、利用者201に対して課金処理を行う。
なお、利用者201は、容器に破損等の問題を認めた場合には、添付されている用紙等にその状況を記入したり、利用者端末装置111を用いて、自分の責任で無いことを業者に通知する。拠点に収納されている容器類は、その外装形態等から自動的に中食配送者204を介して中食提供者203に返却される。
中食提供者203は、回収された容器に付されたバーコードを基に、容器の回収状況、並びにその破損などを管理し、その容器管理データを中食提供者端末装置113を介して管理装置112に送信する。管理装置112は、配送中継装置115および中食提供者端末装置113の少なくとも一方から入力した容器管理データを基に、予め決められた規定に従って、利用者201への課金処理を行う。
【0071】
また、管理装置112は、利用者201が極めて多忙、自宅療養中の病人、或いは、高齢で拠点まで出向くことも困難、などの状況を踏まえて、配送中継装置115に保管された中食を、所定の代行業者を介して利用者201の家などに届けることができるように、例えば、配送中継装置115による利用者201の認証処理などを制御する。
【0072】
なお、中食配送システム101では、利用者端末装置111、管理装置112、中食提供者端末装置113、中食配送者端末装置114および配送中継装置115間での指示およびデータの授受を電子メールなどを用いて行う。
【0073】
以下、本実施形態で用いられる中食の容器が持つ特徴について説明する。
当該容器は、高級レストランの出前が容易に自宅等で食べられる様なイメージを持たせるものであり、食事内容(和食、洋食、中華、・・)とその品目数・容積など多様な形状を持つものが用いられる。
また、当該容器の平面的形態は、例えば、簡易な搬送条件を前提にした該容器の“平面の占有率”を最適化する目的で、該容器の縦・横の比は整数倍に基準化し、並列したときの全体の長さ・幅も基準化されている。
また、当該容器の立体的形態は、同様に簡易な搬送条件を前提にした該容器の“垂直方向の占有率”を最適化する目的で、該容器の高さも整数倍に基準化し、積層したときの全体の高さも基準化されている。
【0074】
また、当該容器は、水漏れ対策のために、搬送中に食材からの水漏れ等によるトラブルを最小限に止める目的で、該容器には密着度の高い“蓋”、或いは、“蓋と類似な効果を持つ“カバー”が付けられている。また、当該容器は、積層される事を前提にして、“カバー”を間に置いて上の容器の底面が下の容器の蓋になるような機能を有している。さらに、当該容器を収納する外装物(手提げ型の袋・箱など)には、耐水性機能を持たせている。
また、当該容器は、搬送中に環境からの熱流による食材の昇温・劣化を防ぐ目的で、容器自体、及び/或いは、容器を収納する外装物/中間挿入物に断熱機能を有している。
【0075】
また、当該容器の表面の色調・柄は、和食、洋食、中華、など多様なメニューを前提に、該容器の色調は各メニュー別に統一されており、また同じ和食・・の場合でもセットにより識別可能になるように、色柄・模様などが付されている。
また、前述したように、当該容器には、個々の容器を識別する通し番号を示すバーコードが付されている。
【0076】
また、例えば、中食配送者204による配送や、配送中継装置115による保管に際して必要であれば、例えば、中食が入っていない所定の形状のダミーの容器などを組み合わせて配送および保管を行ってもよい。
【0077】
以上説明したように、中食配送システム101によれば、第1実施形態で説明した効果の他に以下の効果が得られる。
すなわち、中食配送システム101によれば、利用者のニーズに応じた多様な種類の中食を製造して、これを効率的に利用者に提供できる。
また、中食配送システム101によれば、中食の提供サービスに対して、利用者に適切に課金を行うことができる。
また、中食配送システム101によれば、容器の回収状況を管理することで、容器の回収率を高め、サービスを円滑に行うことが可能になる。
【0078】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、より低コストかつ迅速な配送が可能で、管理や作業が容易であり、かつ、発送者、受取者の利用者双方の要求に臨機応変に適応できるような、便利で効率のよい配送方法および配送システムを提供することができる。
また、より低コストかつ迅速な配送が可能で、管理や作業が容易であり、かつ、発送者、受取者の利用者双方の要求に臨機応変に適応できるような、便利で効率のよい配送方法および配送システムを実現するための、配送管理装置を提供することができる。
また、本発明によれば、時代の要求に適合した形態で中食を提供できる配送方法およびそのシステム、並びに当該配送システムを実現するための配送管理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の荷物集配システムの構成を模式的に示す図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施形態の中食配送システムの構成図である。
【図3】図3は、図2に示す中食配送システムの動作例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…配送業者(1a…配送作業者)
2…利用者(2a…発送者、2b…受取者)
3…荷物
10…荷物集配システム
11…管理装置
12…配送先読み込み装置
13…配送中継装置
21…利用者端末装置
22…IDカード
111…利用者端末装置
112…管理装置
113…中食提供者端末装置
114…中食配送者端末装置
115…配送中継装置

Claims (16)

  1. 配送管理装置と、権限者である発送者または配送作業者のみが配送物を出し入れすることができる発送側の配送中継装置と、権限者である受取者または配送作業者のみが前記配送物を出し入れすることができる受取側の配送中継装置とを用いた配送方法であって、
    前記配送管理装置が、前記発送者及び前記受取者ごとの識別情報およびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録し、
    前記発送側の配送中継装置が、配送物の発送を申し出た発送者または配送作業者の認証を、当該発送者または配送作業者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で発送者または配送作業者に発行された少なくとも当該発送者または配送作業者を識別するための前記携帯型媒体を用いて行い、
    前記発送側の配送中継装置が、前記認証の結果、前記配送物の発送を申し出た者が当該配送物の発送元の発送者であった場合に、前記発送者に対して当該配送物を実質的に引き受けるための処理を行い、
    前記発送側の配送中継装置が、上記引き受けるための処理を行った場合は、前記配送管理装置が、前記登録された前記受取者に対する配送物を配送する旨および当該配送物の所定の属性情報を、当該配送先の前記受取者の前記メールアドレスにメッセージ通信により通知し、
    前記配送管理装置が、前記配送先の受取者からのメッセージを受信し、当該メッセージにおいて前記受取側の配送中継装置が指定されていた場合に、当該指定された前記受取側の配送中継装置に当該配送物を配送するための処理を行い、
    前記受取側の配送中継装置が、前記配送された配送物の受け取りを申し出た受取者または配送作業者の認証を、当該受け取りを申し出た受取者または配送作業者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で受取者または配送作業者に発行された少なくとも当該受取者または配送作業者を識別するための前記携帯型媒体を用いて行い、
    前記受取側の配送中継装置が、前記認証の結果、前記受け取りを申し出た受取者が当該配送物の配送先の受取者であった場合に、前記受け取りを申し出た受取者に対して当該配送物を実質的に引き渡すための処理を行う
    配送方法。
  2. 前記配送管理装置が、前記配送物の属性、および、配送先の前記受取者による前記配送物の受け取り形態および状況の少なくともいずれか1つに応じて、前記受取者による前記配送物の受け取りに応じて、金銭の返金または新たな料金の課金を含む所定の精算を行う
    請求項1に記載の配送方法。
  3. 前記配送管理装置が、前記配送物の属性、および、前記発送側の配送中継装置を介して前記配送物を集荷した旨を示す前記配送物の受け取り形態および状況の少なくともいずれか1つに応じて、前記受け付けた配送物の配送料金を決定する
    請求項1または2に記載の配送方法。
  4. 前記配送管理装置が、前記決定した配送物の配送料金を、メッセージ通信により前記配送物を発送した発送者に通知し、
    前記配送管理装置が、当該配送物の配送状況に関わる情報をメッセージ通信により前記配送物を発送した発送者に通知する
    請求項3に記載の配送方法。
  5. 前記配送物の属性情報は、配送物の大きさ、形体、状態、数、重量、配送距離、地域、時期、季節、曜日、および、温度・振動を含む輸送環境の少なくともいずれかを含み、
    前記配送管理装置が、前記配送物の属性情報に基づいて前記配送料を決定する
    請求項1〜4のいずれかに記載の配送方法。
  6. 前記配送管理装置が、前記配送先の受取者からの要求に基づいて、当該受取者が指定した前記受取側の配送中継装置に当該配送物を配送する、配送物を配送せずに破棄する、発送元に返送する、発送者により指定された配送先に届ける、指定された特定の場所に転送する、一定期間配送を保留し配送物を預託される、特定の受取代理者に寄託する、所定のグループ宛の配送物を一括してまとめる、さらなる配送物に関わる連絡を行わない、および、特定の発送元からの配送物に対して前記いずれかの処理を行う、の少なくともいずれかを含む所定の処理を行う
    請求項1〜5のいずれかに記載の配送方法。
  7. 前記配送管理装置が、前記受取者からの要求に基づいて、当該受取者に対する配送物を特定の受取代理者に寄託する場合には、当該受取代理者を当該配送物の配送先の受取者とみなして処理を行い、当該受取代理者に対して行った処理を、元の当該配送物の配送先の受取者に報告する
    請求項1〜6のいずれかに記載の配送方法。
  8. 前記配送管理装置が、前記登録した受取者の所定の特性、日常行動に関わる情報を蓄積しておき、
    当該受取者を配送先とする配送物が発生した場合には、前記蓄積された情報に基づいて、当該受取者に好適な前記配送物の受け渡し場所および受け渡し形態を提示する
    請求項1〜7のいずれかに記載の配送方法。
  9. 配送物の発送者及び前記発送物の受取者の識別情報およびメッセージ通信を行うためのアドレスが登録され、前記登録した発送者及び前記発送物の受取者に少なくとも当該発送者及び前記発送物の受取者を識別するための携帯型媒体を発行する利用者管理手段と、
    前記登録された前記受取者に対する配送物が発生した場合、当該配送物が発生した旨の情報および当該配送物の所定の属性情報を、当該受取者の前記アドレスにメッセージ通信により通知する配送物通知手段と、
    前記通知を行った前記受取者より入力される、少なくとも当該配送物の受け渡し場所を指定する情報に基づいて、当該配送物を前記指定された場所に配送するよう指示する配送指示手段と
    を有する配送管理装置と、
    前記配送管理装置と通信を行い、前記識別情報および前記アドレスの登録、前記配送物の発生の通知の受信、および、当該発生が通知された配送物の受け渡し場所の指定を行う利用者端末装置と、
    前記発送者または配送作業者のみが配送物を出し入れすることができ、前記発送物を収容する収容手段と、
    前記発送物の発送を申し出た者の認証を当該発送を申し出た者が保持する前記携帯型媒体を用いて行う認証手段と、
    前記認証の結果、前記発送物の発送を申し出た者が当該発送物の発送元の発送者であった場合に、当該発送物の発送を申し出た者に対して当該配送物を引き受ける引き受け手段と
    を有する発送側の配送中継装置と
    前記受取者または配送作業者のみが配送物を出し入れすることができ、前記指示に基づいて配送された配送物を収容する収容手段と、
    前記配送された配送物の受け取りを申し出た者の認証を当該受け取りを申し出た者が保持する前記携帯型媒体を用いて行う認証手段と、
    前記認証の結果、前記受け取りを申し出た者が当該配送物の配送先の前記受取者であった場合に、当該受け取りを申し出た者に対して当該配送物を引き渡す引渡し手段と
    を有する受取側の配送中継装置と
    を有する配送システム。
  10. 受け付けた配送物から配送先を読み取る配送先読み取り装置
    をさらに有し、
    前記配送管理装置の前記配送物通知手段は、前記読み取った配送先に基づいて、当該配送先が前記登録された受取者に対する配送物か否かをチェックし、当該登録された受取者に対する配送物であった場合、当該配送物が発生した旨の情報および当該配送物の所定の属性情報を、当該受取者の前記アドレスにメッセージ通信により通知する
    請求項に記載の配送システム。
  11. 配送管理装置と、権限者である中食の利用者またはその代行者及び中食配送業者によって行われる、中食が入り、識別データが付された中食の容器の引き受けと、前記利用者から返却される前記中食が空いた前記中食の容器の引き受けと、の両方を、前記識別データに基づいて行う複数の配送中継装置とを用いた配送方法であって、
    前記配送管理装置が、利用者を識別するための識別データおよびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録し、
    前記配送管理装置が、前記登録された利用者から、前記中食の内容、当該中食を当該利用者が受け取る時間および前記配送中継装置を指定した注文を受信し、
    前記配送管理装置が、前記注文に係わる前記利用者の前記メールアドレスに、前記注文の内容を確認する通知を行い、
    前記配送管理装置が、前記通知を基に、前記注文の正当性を確認した後に、前記注文で指定された内容の中食を、指定された時間に、指定された前記配送中継装置に配送するための処理を行い、
    前記配送中継装置が、前記配送された中食の受け取りを申し出た者の認証を、当該受け取りを申し出た者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で利用者に発行された前記識別データを保持する前記携帯型媒体を用いて行い、
    前記配送中継装置が、前記認証の結果、前記受け取りを申し出た者が前記注文を行った適切な利用者であった場合に、前記受け取りを申し出た者に対して当該中食が入り、識別データが付された中食の容器を実質的に引き渡すための処理を行い、
    前記配送中継装置が、前記配送されて保管していた前記中食が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した場合に、その旨を前記識別データに基づいて前記配送管理装置に通知し、
    前記配送管理装置が、前記配送中継装置からの前記通知に応じて、前記利用者への課金処理を行う
    配送方法。
  12. 前記配送管理装置が、前記配送した中食の保管期間を示す保管期間データを前記配送中継装置に送信し、
    前記配送中継装置が、前記保管期間データを基に、前記保管している前記中食の保管期間が経過すると、その旨を表示手段に表示する処理を行い、
    前記配送中継装置が、前記保管している前記中食が廃棄された場合に、その旨を前記配送管理装置に送信し、
    前記配送管理装置が、前記中食が廃棄された旨の通知に基づいて、前記利用者への課金処理を行う
    請求項11に記載の配送方法。
  13. 前記配送中継装置が、前記利用者に引き渡された前記中食の容器の回収状況および破損状況を管理し、当該管理の結果を示す容器管理データを前記配送管理装置に送信し、
    前記配送管理装置が、前記容器管理データに基づいて、前記利用者への課金処理を行う
    請求項11に記載の配送方法。
  14. 前記配送中継装置および前記配送管理装置が、前記容器に付された識別データを基に、前記容器の管理および前記利用者への課金処理を行う
    請求項13に記載の配送方法。
  15. 権限者である中食の利用者またはその代行者及び中食配送業者によって行われる、中食が入り、識別データが付された中食の容器の引き受けと、前記利用者から返却される前記中食が空いた前記中食の容器の引き受けと、の両方を、前記識別データに基づいて行う複数の配送中継装置を用いた前記中食の配送を管理する配送管理装置であって、
    利用者ごとの識別データおよびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録する利用者管理手段と、
    前記登録された利用者から、前記中食の内容、当該中食を当該利用者が受け取る時間および前記配送中継装置を指定した注文を受信する受注手段と、
    前記注文に係わる前記利用者の前記メールアドレスに、前記注文を確認する通知を行い、前記通知を基に前記注文の正当性を確認した後に、前記注文で指定された内容の中食が入り、識別データが付された中食の容器を、指定された時間に、指定された前記配送中継装置に配送するための処理を行う配送指示手段と、
    前記識別データに基づき、前記配送中継装置が前記配送されて保管していた前記中食が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した旨の通知を前記配送中継装置から受信すると、当該通知に応じて、前記利用者への課金処理を行う課金手段と
    を有する配送管理装置。
  16. 配送管理装置と、権限者である中食の利用者またはその代行者及び中食配送業者によって行われる、中食が入り、識別データが付された中食の容器の引き受けと、前記利用者から返却される前記中食が空いた前記中食の容器の引き受けと、の両方を、前記識別データに基づいて行う複数の配送中継装置とを用いた配送システムであって、
    前記配送管理装置は、
    利用者ごとの識別データおよびメッセージ通信を行うためのメールアドレスを予め登録する利用者管理手段と、
    前記登録された利用者から、前記中食の内容、当該中食を当該利用者が受け取る時間および前記配送中継装置を指定した注文を受信する受注手段と、
    前記注文に係わる前記利用者の前記メールアドレスに、前記注文を確認する通知を行い、前記通知を基に前記注文の正当性を確認した後に、前記注文で指定された内容の中食が入り、識別データが付された中食の容器を、指定された時間に、指定された前記配送中継装置に配送するための処理を行う配送指示手段と、
    前記配送中継装置が前記配送されて保管していた前記中食が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した旨の通知を前記配送中継装置から受信すると、当該通知に応じて、前記利用者への課金処理を行う課金手段と
    を有し、
    前記配送中継装置は、
    前記配送された中食が入り、識別データが付された中食の容器の受け取りを申し出た者の認証を、当該受け取りを申し出た者が保持する携帯型媒体であって、前記配送管理装置の管理下で利用者に発行された識別データを保持する前記携帯型媒体を用いて行う認証手段と、
    前記認証の結果、前記受け取りを申し出た者が前記注文を行った適切な利用者であった場合に、前記受け取りを申し出た者に対して当該中食が入り、識別データが付された中食の容器を実質的に引き渡すための処理を行う引き渡し手段と、
    前記配送されて保管していた前記が入り、識別データが付された中食の容器を前記利用者に引き渡した場合に、その旨を前記識別データに基づいて前記配送管理装置に通知する通知手段と
    を有する
    配送システム。
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