JP2004322889A - 車載電子制御ユニットの仕様設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車載電子制御ユニットの種類を削減でき、仕様設定のための専用の信号線を必要としない車載電子制御ユニットの仕様設定方法を提供する。
【解決手段】車載電子制御ユニット1は、作業者による所定の操作を検出して、対応する制御対象装置に所定の制御信号を出力し、当該制御対象装置に所定の動作を行わせ(S105:動作チェックステップ)、所定の動作を行わせた制御対象装置の有無の仮判定を行い(S107)、当該仮判定の結果をメモリ部15に記憶する(S109:記憶ステップ)。これにより、制御対象装置が有りとして仮判定された場合、当該制御対象装置を有する仕様である旨が設定される。車載電子制御ユニット1は、仕様確定を指示するための制御信号が入力され、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、メモリ部15に記憶された仮判定の結果を、車載電子制御ユニット1の仕様として確定させる(S113:仕様確定ステップ)。
【選択図】 図2
【解決手段】車載電子制御ユニット1は、作業者による所定の操作を検出して、対応する制御対象装置に所定の制御信号を出力し、当該制御対象装置に所定の動作を行わせ(S105:動作チェックステップ)、所定の動作を行わせた制御対象装置の有無の仮判定を行い(S107)、当該仮判定の結果をメモリ部15に記憶する(S109:記憶ステップ)。これにより、制御対象装置が有りとして仮判定された場合、当該制御対象装置を有する仕様である旨が設定される。車載電子制御ユニット1は、仕様確定を指示するための制御信号が入力され、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、メモリ部15に記憶された仮判定の結果を、車載電子制御ユニット1の仕様として確定させる(S113:仕様確定ステップ)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載電子制御ユニットの仕様の設定を行う車載電子制御ユニットの仕様設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数の制御対象装置の制御を単一の車載電子制御ユニットにて行う車両用制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用制御システムにおいては、単一の車載電子制御ユニットに、点火入出力ユニットを介してクランク位置センサ及び点火コイルが接続され、メータ入出力ユニットを介して速度センサ及び速度メータが接続され、ウインカリレー入出力ユニットを介してハンドル切角センサ、ウインカスイッチ及びウインカリレーが接続されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−276570号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複数の制御対象装置の制御を行う車載電子制御ユニットを用いる場合、各種グレード毎に車載電子制御ユニットに実際に接続される制御対象装置が異なることがあり、当該車載電子制御ユニットに仕様の違いを設定しておく必要がある。例えば、車載電子制御ユニットがオートエアコンユニット、パワーウインドコントローラ、ワイパデアイサ、センターコンソールディスプレイ及びリアフォグランプの制御を行い得るように構成されているものの、センターコンソールディスプレイ、ワイパデアイサ及びリアフォグランプが設定されていないグレードの車両では、ノイズ等が入力された場合でも車載電子制御ユニットがセンターコンソールディスプレイ、ワイパデアイサ及びリアフォグランプの制御を行わないように、その仕様を設定しておく必要がある。
【0005】
この仕様の違いを設定するためには、仕様毎に車載電子制御ユニットの種類を予め分けておく手法と、制御対象装置が接続されたことを判定するための信号線を設け、当該信号線における信号の状態を車載電子制御ユニットが認識して自らが仕様を設定する手法とが存在する。しかしながら、仕様毎に車載電子制御ユニットの種類を分けておく場合、種類が膨大なものとなってしまい、また、信号線における信号の状態を認識して仕様を設定する場合、専用の信号線が必要となってしまう。
【0006】
本発明に課題は、車載電子制御ユニットの種類を削減でき、仕様設定のための専用の信号線を必要としない車載電子制御ユニットの仕様設定方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法は、複数の制御対象装置の制御を行う車載電子制御ユニットの仕様を設定する仕様設定方法であって、複数の制御対象装置のうちの少なくとも何れか1つの制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェックステップと、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を記憶する記憶ステップとを備え、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニットの仕様の設定を行うことを特徴としている。
【0008】
本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法では、記憶ステップにて、複数の制御対象装置のうちの少なくとも何れか1つの制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置が記憶され、記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニットの仕様が設定されることとなる。このように、制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェック作業を実施することにより、車載電子制御ユニットの仕様が設定されるので、車載電子制御ユニットの種類を削減することができ、また、仕様設定のための専用の信号線を必要とすることはない。
【0009】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法において、動作チェックステップは、制御対象装置を動作させるためのスイッチが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出する検出ステップを含み、記憶ステップは、検出ステップにてオン状態が検出されたスイッチに対応する制御対象装置を、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置として記憶することを特徴とする。この場合、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を確実且つ適切に記憶することができる。
【0010】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法においては、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイに表示する表示ステップと、所定の操作が行われたことを検出して、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニットの仕様を確定させる仕様確定ステップとを更に備えることを特徴とする。この場合、作業者が記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイで確認した後に所定の操作を行うことで、設定された仕様を確定することができ、誤設定を確実に防止することができる。
【0011】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法においては、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知することを特徴とする。この場合、仕様が確定された状態か否かを作業者が容易に認識することができる。
【0012】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法においては、車載電子制御ユニットに接続し、当該車載電子制御ユニットから読み出したデータをディスプレイに表示して車載電子制御ユニットを含む車両の制御系の故障診断を行う故障診断装置を用いて、設定された仕様を変更することを特徴とする。この場合、万が一、仕様が誤って設定された場合等でも、容易に設定の変更を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法について図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0014】
まず、図1(a)及び(b)を参照して、本実施の形態に係る車載電子制御ユニットについて説明する。図1(a)及び(b)は、本実施の形態の車載電子制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【0015】
車載電子制御ユニット1は、オートエアコン制御部3、パワーウインドコントローラ制御部5、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9、リアフォグランプ制御部11、仮判定部13及びメモリ部15を有している。
【0016】
車両にオートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されている場合、図1(a)に示されるように、これらが車載電子制御ユニット1に接続され、車載電子制御ユニット1の制御対象装置となる。オートエアコン制御部3には、オートエアコンユニット21及び操作部31が接続される。この操作部31は、リアデフォッガスイッチ31aを含んでいる。パワーウインドコントローラ制御部5には、パワーウインドコントローラ23及び操作部33が接続される。この操作部33は、ドアロックマニュアルスイッチ33aを含んでいる。ワイパデアイサ制御部7には、ワイパデアイサ25及びワイパデアイサスイッチ35が接続される。センターコンソールディスプレイ制御部9には、センターコンソールディスプレイ27及び操作部37が接続される。この操作部は、ディスプレイのブライトを調整するためのブライト調整スイッチ37aを含んでいる。リアフォグランプ制御部11には、リアフォグ及びリアフォグスイッチ39が接続されている。
【0017】
オートエアコン制御部3は、操作部31の操作状態等に基づいて、オートエアコンユニット21の動作を制御する。パワーウインドコントローラ制御部5は、操作部33の操作状態等に基づいて、パワーウインドコントローラ23の動作を制御する。ワイパデアイサ制御部7は、ワイパデアイサスイッチ35の操作状態に基づいて、ワイパデアイサ25の動作(オン/オフ)を制御する。センターコンソールディスプレイ制御部9は、操作部37の操作状態等に基づいて、センターコンソールディスプレイ27の動作(表示等)を制御する。リアフォグランプ制御部11は、リアフォグスイッチ39の操作状態に基づいて、リアフォグの動作(点灯/消灯)を制御する。
【0018】
一方、車両にオートエアコンユニット21及びパワーウインドコントローラ23が装備され、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されていない場合、図1(b)に示されるように、オートエアコンユニット21及びパワーウインドコントローラ23が車載電子制御ユニット1の制御対象装置となる。ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11には、対応する制御対象装置が接続されることはない。したがって、車両にワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されていない場合、車載電子制御ユニット1は、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11が機能しないように、その仕様を設定しておく必要がある。
【0019】
続いて、図2〜図4を参照して、本実施の形態に係る車載電子制御ユニット1の仕様設定方法について説明する。図2は、本実施の形態の車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するためのフローチャートである。図3は、車載電子制御ユニットに車両検査装置及び故障診断装置を接続した状態を示すブロック図である。図4は、本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するための図表である。
【0020】
車載電子制御ユニット1の仕様設定は、工場出荷の際のライン検査にて実施され、まず、車載電子制御ユニット1に対し、図3に示されるように、車両検査装置41及び故障診断装置51を接続し、車載電子制御ユニット1を初期状態とする(S101)。初期状態においては、車載電子制御ユニット1の状態は、図4にも示すように、全ての制御対象装置が無い状態であると仮判定し、仕様が確定されていない状態(以下、工場モードと称する)である。なお、図3に示された車載電子制御ユニット1は、オートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されている車両に搭載されたものである。
【0021】
車両検査装置41は、車載電子制御ユニット1の制御対象装置等が正常に動作するか否かの検査を行うためのものであり、ディスプレイ43を有する。また、故障診断装置51は、車載電子制御ユニット1から読み出したデータをディスプレイ53に表示して車載電子制御ユニット1を含む車両の制御系の故障診断を行うためのものである。
【0022】
そして、車載電子制御ユニット1は、イグニッションスイッチ17がオンされると、キーリング照明19を所定の態様(例えば、2秒に1回点滅させる)にて点灯させ、工場モードである旨を報知する(S103)。
【0023】
その後、作業者により、ライン検査が実施される(S201:動作チェックステップ)。本実施の形態におけるライン検査は、オートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29のそれぞれについて、作業者が所定の操作を行い、各制御対象装置21〜29が所定の操作に対応した動作を行うか否かをチェックするものである。
【0024】
車載電子制御ユニット1は、作業者による所定の操作を検出して、対応する制御対象装置に所定の制御信号を出力し、当該制御対象装置に所定の動作を行わせる(S105:動作チェックステップ)。また、車載電子制御ユニット1は、所定の動作を行わせた制御対象装置の有無の仮判定を行い(S107)、当該仮判定の結果をメモリ部15に記憶する(S109:記憶ステップ)。これにより、車載電子制御ユニット1において、所定の動作を行わせた制御対象装置が有るとして仮判定される。そして、車載電子制御ユニット1は、キーリング照明19を所定の態様(例えば、1秒に1回点滅させる)にて点灯させ、仮判定がなされた仮判定状態である旨を報知する(S111)。
【0025】
オートエアコンユニット21が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がリアデフォッガスイッチ31aを短押しし、当該リアデフォッガスイッチ31aを所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(オートエアコン制御部3)は、リアデフォッガスイッチ31aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、オートエアコンユニット21に所定の制御信号を出力し、オートエアコンユニット21に所定の動作を行わせる。作業者は、オートエアコンユニット21が所定の動作を行ったか否かを確認することで、オートエアコンユニット21が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0026】
また、車載電子制御ユニット1は、リアデフォッガスイッチ31aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、オートエアコンユニット21が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、オートエアコンユニット21有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0027】
パワーウインドコントローラ23が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がドアロックマニュアルスイッチ33aを0.5秒以上長押しし、当該ドアロックマニュアルスイッチ33aを所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(パワーウインドコントローラ制御部5)は、ドアロックマニュアルスイッチ33aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、パワーウインドコントローラ23に所定の制御信号を出力し、パワーウインドコントローラ23に所定の動作を行わせる。作業者は、パワーウインドコントローラ23が所定の動作を行ったか否かを確認することで、パワーウインドコントローラ23が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0028】
また、車載電子制御ユニット1は、ドアロックマニュアルスイッチ33aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、パワーウインドコントローラ23が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、パワーウインドコントローラ23有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0029】
ワイパデアイサ25が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がワイパデアイサスイッチ35を0.5秒以上長押しし、当該ワイパデアイサスイッチ35を所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(ワイパデアイサ制御部7)は、ワイパデアイサスイッチ35が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、ワイパデアイサ25に制御信号を出力し、ワイパデアイサ25を動作させる。作業者は、ワイパデアイサ25が動作したか否かを確認することで、ワイパデアイサ25が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0030】
また、車載電子制御ユニット1は、ワイパデアイサスイッチ35が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、ワイパデアイサ25が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、ワイパデアイサ25有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0031】
センターコンソールディスプレイ27が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がブライト調整スイッチ37aを0.5秒以上長押しし、当該ブライト調整スイッチ37aを所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(センターコンソールディスプレイ制御部9)は、ブライト調整スイッチ37aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、センターコンソールディスプレイ27に所定の制御信号を出力し、センターコンソールディスプレイ27に所定の動作を行わせる。作業者は、センターコンソールディスプレイ27が所定の動作を行ったか否かを確認することで、センターコンソールディスプレイ27が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0032】
また、車載電子制御ユニット1は、ブライト調整スイッチ37aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、センターコンソールディスプレイ27が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、センターコンソールディスプレイ27有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0033】
リアフォグランプ29が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がリアフォグスイッチ39を0.5秒以上長押しし、当該リアフォグスイッチ39を所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(リアフォグランプ制御部11)は、リアフォグスイッチ39が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、リアフォグランプ29に制御信号を出力し、リアフォグランプ29を動作させる。作業者は、リアフォグランプ29が動作したか否かを確認することで、リアフォグランプ29が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0034】
また、車載電子制御ユニット1は、リアフォグスイッチ39が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、リアフォグランプ29が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、リアフォグランプ29有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0035】
制御対象装置等が正常に動作するか否かのチェックを終えると、車両検査装置41は、図4にも示すように、車載電子制御ユニット1のメモリ部15に記憶された情報(仮判定結果)を読み出して、ディスプレイ43に各制御対象装置の装備の有無を表示する(S203:表示ステップ)。作業者はディスプレイ43の表示を確認した後、車両検査装置41を操作して、車両検査装置41から車載電子制御ユニット1に対して仕様確定を指示するための制御信号を出力させる(S205)。そして、ライン検査を終えると、作業者はイグニッションスイッチ17をオフする(S207)。
【0036】
車載電子制御ユニット1は、仕様確定を指示するための制御信号が入力され、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、メモリ部15に記憶された仮判定の結果を、車載電子制御ユニット1の仕様として確定させる(S113:仕様確定ステップ)。これにより、車載電子制御ユニット1のメモリ部15において記憶されていたオートエアコンユニット21有り仕様、パワーウインドコントローラ23有り仕様、ワイパデアイサ25有り仕様、センターコンソールディスプレイ27有り仕様及びリアフォグランプ29有り仕様が正式な仕様として確定され、オートエアコン制御部3、パワーウインドコントローラ制御部5、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11が機能することとなる。仕様を確定すると、車載電子制御ユニット1は、図4にも示すように、キーリング照明19を消灯させ、仕様が確定された状態(以下、市場モードと称する)である旨を報知する(S115)。
【0037】
ところで、車載電子制御ユニット1が、オートエアコンユニット21及びパワーウインドコントローラ23が装備され、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されていない車両に搭載されたものである場合、ライン検査では、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が正常に動作するか否かのチェックがなされない、即ちワイパデアイサスイッチ35、ブライト調整スイッチ37a及びリアフォグスイッチ39が所定時間にわたりオン状態とされることはない。したがって、車載電子制御ユニット1は、オートエアコンユニット21有り及びパワーウインドコントローラ23有りの情報をメモリ部15に記憶し、オートエアコンユニット21有り仕様及びパワーウインドコントローラ23有り仕様のみが設定されることとなる。そして、仕様確定の指示がなされ(S205)、イグニッションスイッチ17がオフされると(S207)、メモリ部15に記憶された仮判定の結果が車載電子制御ユニット1の仕様として確定され、車載電子制御ユニット1において、オートエアコン制御部3及びパワーウインドコントローラ制御部5が機能することとなり、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11が機能することはない。
【0038】
市場モードの状態、すなわち車載電子制御ユニット1の仕様を確定した後に、当該仕様の設定を変更する場合(S209にて「YES」)、作業者が故障診断装置51を操作し、車載電子制御ユニット1に対して、仕様の設定状態を初期状態とする旨の制御信号を出力する(S211)。これにより、車載電子制御ユニット1は、S101の処理から再度処理を行うこととなり、新たな仕様の設定及び確定、即ち仕様の変更が可能となる。なお、仕様の設定及び確定は、車両検査装置41が接続されている場合には、車両検査装置41を用いてもよく、また、故障診断装置51を用いてもよい。故障診断装置51を用いて、車載電子制御ユニット1の仕様を設定及び確定する場合も、上述した車両検査装置41を用いた場合と同様の手順にて行うことができる。
【0039】
以上のように、本実施の形態に係る車載電子制御ユニット1の仕様設定方法においては、複数の制御対象装置21〜29のうちの少なくとも何れか1つの制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行った制御対象装置がメモリ部15に記憶され、メモリ部15に記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニット1の仕様が設定されることとなる。このように、制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェック作業を実施することにより、車載電子制御ユニット1の仕様が設定されるので、車載電子制御ユニット1の種類を削減することができ、また、仕様設定のための専用の信号線を必要とすることはない。
【0040】
また、本実施の形態において、動作チェックステップ(S201及びS105)は、制御対象装置21〜29を動作させるためのスイッチ31a,33a,35,37a,39が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出する検出ステップを含み、記憶ステップは、検出ステップにてオン状態が検出されたスイッチ31a,33a,35,37a,39に対応する制御対象装置を、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置として記憶している。これにより、記憶ステップにおいて、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を確実且つ適切に記憶することができる。
【0041】
また、本実施の形態においては、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイ43に表示する表示ステップ(S203)と、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、記憶ステップにおいてメモリ部15に記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニット1の仕様を確定させる仕様確定ステップ(S113)とを更に備えている。これにより、作業者が記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイ43で確認した後に所定の操作を行うことで、設定された仕様を確定することができ、誤設定を確実に防止することができる。
【0042】
また、本実施の形態においては、キーリング照明19を用いて、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知している。これにより、仕様が確定された状態か否かを作業者が容易に認識することができる。
【0043】
また、本実施の形態においては、故障診断装置51を用いることで、設定された仕様を変更可能としている。これにより、万が一、仕様が誤って設定された場合等でも、容易に設定の変更を行うことができる。
【0044】
本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、車載電子制御ユニット1が制御を行う制御対象装置は、上述したオートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29に限られるものではなく、ルームランプ、キーレスエントリーシステム等のその他の装備類も含まれる。また、車載電子制御ユニット1の仕様を設定する際に、必ずしも、車載電子制御ユニット1に車両検査装置41及び故障診断装置51を接続する必要はなく、何れか一方を接続して、仕様の設定を行うようにしてもよい。
【0045】
また、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を記憶するために、所定時間にわたりオン状態とされたことを検出するスイッチは、上述したスイッチ31a,33a,35,37a,39に限られるものではなく、対応する制御対象装置を動作させるためのスイッチであればよい。また、上記所定時間も、本実施の形態に記載した時間に限られるものではない。
【0046】
また、本実施の形態においては、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、メモリ部15に記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニット1の仕様を確定させているが、これに限られるものではない。例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル又はサイドブレーキ等のその他の操作部材の操作を検出して車載電子制御ユニット1の仕様を確定させるようにしてもよい。
【0047】
また、本実施の形態においては、キーリング照明19を用いて、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知しているが、キーリング照明19以外に、メータパネル等を用いて、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、車載電子制御ユニットの種類を削減でき、仕様設定のための専用の信号線を必要としない車載電子制御ユニットの仕様設定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】車載電子制御ユニットに車両検査装置及び故障診断装置を接続した状態を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するための図表である。
【符号の説明】
1…車載電子制御ユニット、3…オートエアコン制御部、5…パワーウインドコントローラ制御部、7…ワイパデアイサ制御部、9…センターコンソールディスプレイ制御部、11…リアフォグランプ制御部、13…仮判定部、15…メモリ部、17…イグニッションスイッチ、19…キーリング照明、21…オートエアコンユニット、23…パワーウインドコントローラ、25…ワイパデアイサ、27…センターコンソールディスプレイ、29…リアフォグランプ、31…操作部、31a…リアデフォッガスイッチ、33…操作部、33a…ドアロックマニュアルスイッチ、35…ワイパデアイサスイッチ、37…操作部、37a…ブライト調整スイッチ、39…リアフォグスイッチ、41…車両検査装置、43…ディスプレイ、51…故障診断装置、53…ディスプレイ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載電子制御ユニットの仕様の設定を行う車載電子制御ユニットの仕様設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複数の制御対象装置の制御を単一の車載電子制御ユニットにて行う車両用制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用制御システムにおいては、単一の車載電子制御ユニットに、点火入出力ユニットを介してクランク位置センサ及び点火コイルが接続され、メータ入出力ユニットを介して速度センサ及び速度メータが接続され、ウインカリレー入出力ユニットを介してハンドル切角センサ、ウインカスイッチ及びウインカリレーが接続されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−276570号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複数の制御対象装置の制御を行う車載電子制御ユニットを用いる場合、各種グレード毎に車載電子制御ユニットに実際に接続される制御対象装置が異なることがあり、当該車載電子制御ユニットに仕様の違いを設定しておく必要がある。例えば、車載電子制御ユニットがオートエアコンユニット、パワーウインドコントローラ、ワイパデアイサ、センターコンソールディスプレイ及びリアフォグランプの制御を行い得るように構成されているものの、センターコンソールディスプレイ、ワイパデアイサ及びリアフォグランプが設定されていないグレードの車両では、ノイズ等が入力された場合でも車載電子制御ユニットがセンターコンソールディスプレイ、ワイパデアイサ及びリアフォグランプの制御を行わないように、その仕様を設定しておく必要がある。
【0005】
この仕様の違いを設定するためには、仕様毎に車載電子制御ユニットの種類を予め分けておく手法と、制御対象装置が接続されたことを判定するための信号線を設け、当該信号線における信号の状態を車載電子制御ユニットが認識して自らが仕様を設定する手法とが存在する。しかしながら、仕様毎に車載電子制御ユニットの種類を分けておく場合、種類が膨大なものとなってしまい、また、信号線における信号の状態を認識して仕様を設定する場合、専用の信号線が必要となってしまう。
【0006】
本発明に課題は、車載電子制御ユニットの種類を削減でき、仕様設定のための専用の信号線を必要としない車載電子制御ユニットの仕様設定方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法は、複数の制御対象装置の制御を行う車載電子制御ユニットの仕様を設定する仕様設定方法であって、複数の制御対象装置のうちの少なくとも何れか1つの制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェックステップと、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を記憶する記憶ステップとを備え、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニットの仕様の設定を行うことを特徴としている。
【0008】
本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法では、記憶ステップにて、複数の制御対象装置のうちの少なくとも何れか1つの制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置が記憶され、記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニットの仕様が設定されることとなる。このように、制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェック作業を実施することにより、車載電子制御ユニットの仕様が設定されるので、車載電子制御ユニットの種類を削減することができ、また、仕様設定のための専用の信号線を必要とすることはない。
【0009】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法において、動作チェックステップは、制御対象装置を動作させるためのスイッチが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出する検出ステップを含み、記憶ステップは、検出ステップにてオン状態が検出されたスイッチに対応する制御対象装置を、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置として記憶することを特徴とする。この場合、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を確実且つ適切に記憶することができる。
【0010】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法においては、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイに表示する表示ステップと、所定の操作が行われたことを検出して、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニットの仕様を確定させる仕様確定ステップとを更に備えることを特徴とする。この場合、作業者が記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイで確認した後に所定の操作を行うことで、設定された仕様を確定することができ、誤設定を確実に防止することができる。
【0011】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法においては、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知することを特徴とする。この場合、仕様が確定された状態か否かを作業者が容易に認識することができる。
【0012】
また、本発明に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法においては、車載電子制御ユニットに接続し、当該車載電子制御ユニットから読み出したデータをディスプレイに表示して車載電子制御ユニットを含む車両の制御系の故障診断を行う故障診断装置を用いて、設定された仕様を変更することを特徴とする。この場合、万が一、仕様が誤って設定された場合等でも、容易に設定の変更を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法について図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0014】
まず、図1(a)及び(b)を参照して、本実施の形態に係る車載電子制御ユニットについて説明する。図1(a)及び(b)は、本実施の形態の車載電子制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【0015】
車載電子制御ユニット1は、オートエアコン制御部3、パワーウインドコントローラ制御部5、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9、リアフォグランプ制御部11、仮判定部13及びメモリ部15を有している。
【0016】
車両にオートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されている場合、図1(a)に示されるように、これらが車載電子制御ユニット1に接続され、車載電子制御ユニット1の制御対象装置となる。オートエアコン制御部3には、オートエアコンユニット21及び操作部31が接続される。この操作部31は、リアデフォッガスイッチ31aを含んでいる。パワーウインドコントローラ制御部5には、パワーウインドコントローラ23及び操作部33が接続される。この操作部33は、ドアロックマニュアルスイッチ33aを含んでいる。ワイパデアイサ制御部7には、ワイパデアイサ25及びワイパデアイサスイッチ35が接続される。センターコンソールディスプレイ制御部9には、センターコンソールディスプレイ27及び操作部37が接続される。この操作部は、ディスプレイのブライトを調整するためのブライト調整スイッチ37aを含んでいる。リアフォグランプ制御部11には、リアフォグ及びリアフォグスイッチ39が接続されている。
【0017】
オートエアコン制御部3は、操作部31の操作状態等に基づいて、オートエアコンユニット21の動作を制御する。パワーウインドコントローラ制御部5は、操作部33の操作状態等に基づいて、パワーウインドコントローラ23の動作を制御する。ワイパデアイサ制御部7は、ワイパデアイサスイッチ35の操作状態に基づいて、ワイパデアイサ25の動作(オン/オフ)を制御する。センターコンソールディスプレイ制御部9は、操作部37の操作状態等に基づいて、センターコンソールディスプレイ27の動作(表示等)を制御する。リアフォグランプ制御部11は、リアフォグスイッチ39の操作状態に基づいて、リアフォグの動作(点灯/消灯)を制御する。
【0018】
一方、車両にオートエアコンユニット21及びパワーウインドコントローラ23が装備され、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されていない場合、図1(b)に示されるように、オートエアコンユニット21及びパワーウインドコントローラ23が車載電子制御ユニット1の制御対象装置となる。ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11には、対応する制御対象装置が接続されることはない。したがって、車両にワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されていない場合、車載電子制御ユニット1は、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11が機能しないように、その仕様を設定しておく必要がある。
【0019】
続いて、図2〜図4を参照して、本実施の形態に係る車載電子制御ユニット1の仕様設定方法について説明する。図2は、本実施の形態の車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するためのフローチャートである。図3は、車載電子制御ユニットに車両検査装置及び故障診断装置を接続した状態を示すブロック図である。図4は、本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するための図表である。
【0020】
車載電子制御ユニット1の仕様設定は、工場出荷の際のライン検査にて実施され、まず、車載電子制御ユニット1に対し、図3に示されるように、車両検査装置41及び故障診断装置51を接続し、車載電子制御ユニット1を初期状態とする(S101)。初期状態においては、車載電子制御ユニット1の状態は、図4にも示すように、全ての制御対象装置が無い状態であると仮判定し、仕様が確定されていない状態(以下、工場モードと称する)である。なお、図3に示された車載電子制御ユニット1は、オートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されている車両に搭載されたものである。
【0021】
車両検査装置41は、車載電子制御ユニット1の制御対象装置等が正常に動作するか否かの検査を行うためのものであり、ディスプレイ43を有する。また、故障診断装置51は、車載電子制御ユニット1から読み出したデータをディスプレイ53に表示して車載電子制御ユニット1を含む車両の制御系の故障診断を行うためのものである。
【0022】
そして、車載電子制御ユニット1は、イグニッションスイッチ17がオンされると、キーリング照明19を所定の態様(例えば、2秒に1回点滅させる)にて点灯させ、工場モードである旨を報知する(S103)。
【0023】
その後、作業者により、ライン検査が実施される(S201:動作チェックステップ)。本実施の形態におけるライン検査は、オートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29のそれぞれについて、作業者が所定の操作を行い、各制御対象装置21〜29が所定の操作に対応した動作を行うか否かをチェックするものである。
【0024】
車載電子制御ユニット1は、作業者による所定の操作を検出して、対応する制御対象装置に所定の制御信号を出力し、当該制御対象装置に所定の動作を行わせる(S105:動作チェックステップ)。また、車載電子制御ユニット1は、所定の動作を行わせた制御対象装置の有無の仮判定を行い(S107)、当該仮判定の結果をメモリ部15に記憶する(S109:記憶ステップ)。これにより、車載電子制御ユニット1において、所定の動作を行わせた制御対象装置が有るとして仮判定される。そして、車載電子制御ユニット1は、キーリング照明19を所定の態様(例えば、1秒に1回点滅させる)にて点灯させ、仮判定がなされた仮判定状態である旨を報知する(S111)。
【0025】
オートエアコンユニット21が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がリアデフォッガスイッチ31aを短押しし、当該リアデフォッガスイッチ31aを所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(オートエアコン制御部3)は、リアデフォッガスイッチ31aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、オートエアコンユニット21に所定の制御信号を出力し、オートエアコンユニット21に所定の動作を行わせる。作業者は、オートエアコンユニット21が所定の動作を行ったか否かを確認することで、オートエアコンユニット21が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0026】
また、車載電子制御ユニット1は、リアデフォッガスイッチ31aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、オートエアコンユニット21が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、オートエアコンユニット21有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0027】
パワーウインドコントローラ23が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がドアロックマニュアルスイッチ33aを0.5秒以上長押しし、当該ドアロックマニュアルスイッチ33aを所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(パワーウインドコントローラ制御部5)は、ドアロックマニュアルスイッチ33aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、パワーウインドコントローラ23に所定の制御信号を出力し、パワーウインドコントローラ23に所定の動作を行わせる。作業者は、パワーウインドコントローラ23が所定の動作を行ったか否かを確認することで、パワーウインドコントローラ23が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0028】
また、車載電子制御ユニット1は、ドアロックマニュアルスイッチ33aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、パワーウインドコントローラ23が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、パワーウインドコントローラ23有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0029】
ワイパデアイサ25が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がワイパデアイサスイッチ35を0.5秒以上長押しし、当該ワイパデアイサスイッチ35を所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(ワイパデアイサ制御部7)は、ワイパデアイサスイッチ35が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、ワイパデアイサ25に制御信号を出力し、ワイパデアイサ25を動作させる。作業者は、ワイパデアイサ25が動作したか否かを確認することで、ワイパデアイサ25が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0030】
また、車載電子制御ユニット1は、ワイパデアイサスイッチ35が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、ワイパデアイサ25が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、ワイパデアイサ25有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0031】
センターコンソールディスプレイ27が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がブライト調整スイッチ37aを0.5秒以上長押しし、当該ブライト調整スイッチ37aを所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(センターコンソールディスプレイ制御部9)は、ブライト調整スイッチ37aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、センターコンソールディスプレイ27に所定の制御信号を出力し、センターコンソールディスプレイ27に所定の動作を行わせる。作業者は、センターコンソールディスプレイ27が所定の動作を行ったか否かを確認することで、センターコンソールディスプレイ27が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0032】
また、車載電子制御ユニット1は、ブライト調整スイッチ37aが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、センターコンソールディスプレイ27が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、センターコンソールディスプレイ27有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0033】
リアフォグランプ29が正常に動作するか否かをチェックするためには、図4に示されるように、作業者がリアフォグスイッチ39を0.5秒以上長押しし、当該リアフォグスイッチ39を所定時間にわたりオン状態とする。そして、車載電子制御ユニット1(リアフォグランプ制御部11)は、リアフォグスイッチ39が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出して(検出ステップ)、リアフォグランプ29に制御信号を出力し、リアフォグランプ29を動作させる。作業者は、リアフォグランプ29が動作したか否かを確認することで、リアフォグランプ29が正常に動作するか否かをチェックことができる。
【0034】
また、車載電子制御ユニット1は、リアフォグスイッチ39が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出すると、仮判定部13にて、リアフォグランプ29が装備されている旨の仮判定を行う。そして、車載電子制御ユニット1は、リアフォグランプ29有りの情報をメモリ部15に記憶する。
【0035】
制御対象装置等が正常に動作するか否かのチェックを終えると、車両検査装置41は、図4にも示すように、車載電子制御ユニット1のメモリ部15に記憶された情報(仮判定結果)を読み出して、ディスプレイ43に各制御対象装置の装備の有無を表示する(S203:表示ステップ)。作業者はディスプレイ43の表示を確認した後、車両検査装置41を操作して、車両検査装置41から車載電子制御ユニット1に対して仕様確定を指示するための制御信号を出力させる(S205)。そして、ライン検査を終えると、作業者はイグニッションスイッチ17をオフする(S207)。
【0036】
車載電子制御ユニット1は、仕様確定を指示するための制御信号が入力され、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、メモリ部15に記憶された仮判定の結果を、車載電子制御ユニット1の仕様として確定させる(S113:仕様確定ステップ)。これにより、車載電子制御ユニット1のメモリ部15において記憶されていたオートエアコンユニット21有り仕様、パワーウインドコントローラ23有り仕様、ワイパデアイサ25有り仕様、センターコンソールディスプレイ27有り仕様及びリアフォグランプ29有り仕様が正式な仕様として確定され、オートエアコン制御部3、パワーウインドコントローラ制御部5、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11が機能することとなる。仕様を確定すると、車載電子制御ユニット1は、図4にも示すように、キーリング照明19を消灯させ、仕様が確定された状態(以下、市場モードと称する)である旨を報知する(S115)。
【0037】
ところで、車載電子制御ユニット1が、オートエアコンユニット21及びパワーウインドコントローラ23が装備され、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が装備されていない車両に搭載されたものである場合、ライン検査では、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29が正常に動作するか否かのチェックがなされない、即ちワイパデアイサスイッチ35、ブライト調整スイッチ37a及びリアフォグスイッチ39が所定時間にわたりオン状態とされることはない。したがって、車載電子制御ユニット1は、オートエアコンユニット21有り及びパワーウインドコントローラ23有りの情報をメモリ部15に記憶し、オートエアコンユニット21有り仕様及びパワーウインドコントローラ23有り仕様のみが設定されることとなる。そして、仕様確定の指示がなされ(S205)、イグニッションスイッチ17がオフされると(S207)、メモリ部15に記憶された仮判定の結果が車載電子制御ユニット1の仕様として確定され、車載電子制御ユニット1において、オートエアコン制御部3及びパワーウインドコントローラ制御部5が機能することとなり、ワイパデアイサ制御部7、センターコンソールディスプレイ制御部9及びリアフォグランプ制御部11が機能することはない。
【0038】
市場モードの状態、すなわち車載電子制御ユニット1の仕様を確定した後に、当該仕様の設定を変更する場合(S209にて「YES」)、作業者が故障診断装置51を操作し、車載電子制御ユニット1に対して、仕様の設定状態を初期状態とする旨の制御信号を出力する(S211)。これにより、車載電子制御ユニット1は、S101の処理から再度処理を行うこととなり、新たな仕様の設定及び確定、即ち仕様の変更が可能となる。なお、仕様の設定及び確定は、車両検査装置41が接続されている場合には、車両検査装置41を用いてもよく、また、故障診断装置51を用いてもよい。故障診断装置51を用いて、車載電子制御ユニット1の仕様を設定及び確定する場合も、上述した車両検査装置41を用いた場合と同様の手順にて行うことができる。
【0039】
以上のように、本実施の形態に係る車載電子制御ユニット1の仕様設定方法においては、複数の制御対象装置21〜29のうちの少なくとも何れか1つの制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行った制御対象装置がメモリ部15に記憶され、メモリ部15に記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニット1の仕様が設定されることとなる。このように、制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェック作業を実施することにより、車載電子制御ユニット1の仕様が設定されるので、車載電子制御ユニット1の種類を削減することができ、また、仕様設定のための専用の信号線を必要とすることはない。
【0040】
また、本実施の形態において、動作チェックステップ(S201及びS105)は、制御対象装置21〜29を動作させるためのスイッチ31a,33a,35,37a,39が所定時間にわたりオン状態とされたことを検出する検出ステップを含み、記憶ステップは、検出ステップにてオン状態が検出されたスイッチ31a,33a,35,37a,39に対応する制御対象装置を、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置として記憶している。これにより、記憶ステップにおいて、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を確実且つ適切に記憶することができる。
【0041】
また、本実施の形態においては、記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイ43に表示する表示ステップ(S203)と、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、記憶ステップにおいてメモリ部15に記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニット1の仕様を確定させる仕様確定ステップ(S113)とを更に備えている。これにより、作業者が記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイ43で確認した後に所定の操作を行うことで、設定された仕様を確定することができ、誤設定を確実に防止することができる。
【0042】
また、本実施の形態においては、キーリング照明19を用いて、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知している。これにより、仕様が確定された状態か否かを作業者が容易に認識することができる。
【0043】
また、本実施の形態においては、故障診断装置51を用いることで、設定された仕様を変更可能としている。これにより、万が一、仕様が誤って設定された場合等でも、容易に設定の変更を行うことができる。
【0044】
本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、車載電子制御ユニット1が制御を行う制御対象装置は、上述したオートエアコンユニット21、パワーウインドコントローラ23、ワイパデアイサ25、センターコンソールディスプレイ27及びリアフォグランプ29に限られるものではなく、ルームランプ、キーレスエントリーシステム等のその他の装備類も含まれる。また、車載電子制御ユニット1の仕様を設定する際に、必ずしも、車載電子制御ユニット1に車両検査装置41及び故障診断装置51を接続する必要はなく、何れか一方を接続して、仕様の設定を行うようにしてもよい。
【0045】
また、動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を記憶するために、所定時間にわたりオン状態とされたことを検出するスイッチは、上述したスイッチ31a,33a,35,37a,39に限られるものではなく、対応する制御対象装置を動作させるためのスイッチであればよい。また、上記所定時間も、本実施の形態に記載した時間に限られるものではない。
【0046】
また、本実施の形態においては、イグニッションスイッチ17がオフされたことを検出して、メモリ部15に記憶された制御対象装置を制御対象とするように車載電子制御ユニット1の仕様を確定させているが、これに限られるものではない。例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル又はサイドブレーキ等のその他の操作部材の操作を検出して車載電子制御ユニット1の仕様を確定させるようにしてもよい。
【0047】
また、本実施の形態においては、キーリング照明19を用いて、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知しているが、キーリング照明19以外に、メータパネル等を用いて、仕様が確定されていない状態と仕様が確定された状態とを識別可能に報知するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、車載電子制御ユニットの種類を削減でき、仕様設定のための専用の信号線を必要としない車載電子制御ユニットの仕様設定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】車載電子制御ユニットに車両検査装置及び故障診断装置を接続した状態を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る車載電子制御ユニットの仕様設定方法を説明するための図表である。
【符号の説明】
1…車載電子制御ユニット、3…オートエアコン制御部、5…パワーウインドコントローラ制御部、7…ワイパデアイサ制御部、9…センターコンソールディスプレイ制御部、11…リアフォグランプ制御部、13…仮判定部、15…メモリ部、17…イグニッションスイッチ、19…キーリング照明、21…オートエアコンユニット、23…パワーウインドコントローラ、25…ワイパデアイサ、27…センターコンソールディスプレイ、29…リアフォグランプ、31…操作部、31a…リアデフォッガスイッチ、33…操作部、33a…ドアロックマニュアルスイッチ、35…ワイパデアイサスイッチ、37…操作部、37a…ブライト調整スイッチ、39…リアフォグスイッチ、41…車両検査装置、43…ディスプレイ、51…故障診断装置、53…ディスプレイ。
Claims (5)
- 複数の制御対象装置の制御を行う車載電子制御ユニットの仕様を設定する仕様設定方法であって、
前記複数の制御対象装置のうちの少なくとも何れか1つの制御対象装置が正常に動作するか否かの検査を行う動作チェックステップと、
前記動作チェックステップにおいて検査を行った制御対象装置を記憶する記憶ステップとを備え、
前記記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置を制御対象とするように前記車載電子制御ユニットの仕様の設定を行うことを特徴とする車載電子制御ユニットの仕様設定方法。 - 前記動作チェックステップは、前記制御対象装置を動作させるためのスイッチが所定時間にわたりオン状態とされたことを検出する検出ステップを含み、
前記記憶ステップは、前記検出ステップにてオン状態が検出されたスイッチに対応する制御対象装置を、前記動作チェックステップにおいて検査を行った前記制御対象装置として記憶することを特徴とする請求項1に記載の車載電子制御ユニットの仕様設定方法。 - 前記記憶ステップにおいて記憶された制御対象装置をディスプレイに表示する表示ステップと、
所定の操作が行われたことを検出して、前記記憶ステップにおいて記憶された前記制御対象装置を制御対象とするように前記車載電子制御ユニットの仕様を確定させる仕様確定ステップと
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の車載電子制御ユニットの仕様設定方法。 - 前記仕様が確定されていない状態と前記仕様が確定された状態とを識別可能に報知することを特徴とする請求項3に記載の車載電子制御ユニットの仕様設定方法。
- 前記車載電子制御ユニットに接続し、当該車載電子制御ユニットから読み出したデータをディスプレイに表示して前記車載電子制御ユニットを含む車両の制御系の故障診断を行う故障診断装置を用いて、設定された前記仕様を変更することを特徴とする請求項1に記載の車載電子制御ユニットの仕様設定方法。
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Cited By (2)
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JP2009107472A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Suzuki Motor Corp | 計器装置 |
JP2019006324A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 自動車用電子制御装置 |
-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003121383A patent/JP2004322889A/ja active Pending
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JP2019006324A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 自動車用電子制御装置 |
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