JP2004322322A - 分割画線部によるパターン印刷方法及びカラーフィルタ - Google Patents

分割画線部によるパターン印刷方法及びカラーフィルタ Download PDF

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憲文 古谷
Yasumasa Akimoto
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Abstract

【課題】本発明は、均一性の良い膜厚のパターンを、再現性よく、低コストで実現できる印刷方法及びその印刷方法で作製したカラーフィルタを提供する。
【解決手段】凸版11にガラス基板1上に形成するパターンの幅と同一となる幅を3分割で構成した3分割凸部(画線部)12を設け、3分割凸部12の各凸部12の先端面に塗布されたインキ13を予めブラックマトリックス2が形成されたガラス基板1のブラックマトリックス2間に転写する。ガラス基板1に転写されたインキ5は転写された圧力により一部非画線部へインキが転写されることと、転写後から凝固するまで徐除に流動することにより、最終的には一体となってインキ5の各頂点が平滑化されて均一性の良い膜厚のパターン5′がガラス基板1上に形成される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷方法及びその印刷方法で作製した高精細のカラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
表示素子用カラーフィルタはその多くが液晶パネルと一体で使用されている。ところで近年、液晶表示は大容量化の傾向にあり、特に、携帯電話の多機能化に伴って携帯電話に使用される液晶パネルに対しては様々な仕様項目において厳しい性能・特性が要求されている。そのなかで、高精細化が必要なカラーフィルタに要求される性能は光透過率の均一性が良いこと、カラーパターンに見当ずれが少ないこと等が挙げられる。この要求を満足させるためには、前者はパターンの膜厚の均一化、後者は高精度(高精細)のパターン形成が必要となる。そこで、ガラス基板にカラーフィルタの細いカラーパターンを均一な膜厚で形成する方法として、夫々R,G,B樹脂インキを塗布した3枚の平板を列状に並べ、長さ方向にR・G・B夫々のパターンに対応する位置、間隔及び幅で凸部が3ヵ所設けられたローラを、インキが塗布された平板上を回転移動させてR・G・Bの各インキをローラの3ヵ所の凸部に転写させ、このローラを回転移動してインキが転写された3ヵ所の凸部を順次ガラス基板に接触させてガラス基板上にR・G・Bを転写してカラーフィルタを形成させる。このとき、ガラス基板上に形成されるカラーフィルタの膜厚が均一になるように、ローラに設けられてインキが被着する部分である凸部の先端面の形状を図1の(A)のように丸みを持った凹面57或いは(B)のように角形凹面58としたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−27316号公報(第4−6頁、第8図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
比較的粘弾性の高いインキを凸版を介してガラス基板に転写するに当たっては、凸版の凸部の先端面が平面の場合は、印刷が終わった凸部がガラス基板に転写されたパターンから離れるときに凸部の先端面の端部にパターンのインキが引き上げられてパターンエッジが盛り上がった状態に形成される。この場合、上述したように凸版の凸部の先端形状を丸みを持った凹面或いは角形凹面にすることによって、凹面に転写されるインキの量が内側より端部が少なくなり、ガラス基板への転写が終わって凸部が離れるときにパターンエッジの少ないインキが引き上げられて印刷パターンの厚みの平滑化が図られるというものであり、このような手法は平滑化された膜厚のパターンを形成するには有効な手法である。しかしながら、この手法が効果を生むのはインキの粘弾性が比較的高い場合であって、粘弾性の低いインキを使ってガラス基板上にパターンを転写すると、パターンエッジの少ないインキが凸部の先端面の端部に引き上げられても時間と共に元の状態に戻り、効果がないと同時に先端部が平面の凸部より平滑度の悪い膜厚のパターンとなる。従って、この方法は限定されたインキにのみ効果を有する手法であると言える。
本発明は、上記問題に鑑みて創案なされたものであり、使用するインキの種類に制限がなく、膜厚の平滑度が良く、印刷方式によってパターン形成される廉価なカラーフィルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、基板上に形成されるパターンの幅と同一の幅を複数に分割した画線部が印刷版に形成され、前記複数の画線部に塗布されたインキが前記基板上に転写されて流動して一体化することにより1つのパターンを形成することを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記印刷版は凸版であることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1において、前記印刷版は凹版であることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1において、前記印刷版は平版であることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1から4の何れか1項に記載されたパターン印刷方法で作製されたカラーフィルタであることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図2から図4参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0011】
図2は本発明に係る印刷方法の第1の実施例を示すもので、(a)は印刷前の印刷版と被印刷体のガラス基板との状態を説明するための印刷パターンの線状方向に直交する断面図、(b)は印刷後の印刷版と被印刷体のガラス基板との状態を説明するための印刷パターンの線状方向に直交する断面図である。第1の実施例は印刷版に凸版11を使用してガラス基板1にパターン5′を形成するものである。凸版11に設けられた凸部(画線部)12は、紙面の厚み方向に線状に3つの凸部(画線部)12に分割されており(3分割凸部(画線部))、この3分割凸部12の構成でガラス基板1に形成されるパターンの幅と同一になるように設定されている。そこで、3分割凸部12の各凸部12先端面にインキ13を塗布し、予め紙面の厚み方向に線状にブラックマトリックス2が形成されたガラス基板1に位置合わせを行なって、3分割凸部12を介して先端面に塗布されたインキ13をガラス基板1に転写する。ガラス基板1のブラックマトリックス2間に転写されたインキ5は、転写された圧力により一部非画線部へインキが転写されることと、転写後から凝固するまで徐除に流動することにより、最終的には一体となって1本のパターン5′を形成する。このパターン5′は、転写前の凸版11の3分割12部の先端面に塗布されたインキ13の高さとは異なり、一体となった状態では3分割で転写された各インキ5の頂点の数は増すが平滑化されて膜厚のバラツキが少なくなる。一方、図5で示すように、凸版41に設けられた凸部42(画線部)が分割されてない一般的な凸版の場合、ガラス基板1には凸版41の凸部42に塗布されたインキ43の表面張力により中央部が山のように盛り上がるパターン8となり、転写されたインキ8′の高さがそのままパターン8の膜厚のバラツキに影響することになる。つまり、図2(b)と図5(b)において、略同量のインキが転写されたパターン5′と8′の平滑度を比較すると、3分割凸部12で転写したパターン5′の方が良いことがわかる。このことは、図5で示すような凸版41に設けられた凸部42が分割されてない場合の転写と比較して膜厚のバラツキが少ないことを示唆している。
【0012】
図3は本発明に係る印刷方法の第2の実施例を示すもので、(a)は印刷前の印刷版と被印刷体のガラス基板との状態を説明するための印刷パターンの線状方向に直交する断面図、(b)は印刷後の印刷版と被印刷体のガラス基板との状態を説明するための印刷パターンの線状方向に直交する断面図である。第2の実施例は印刷版に凹版21を使用してガラス基板1にパターン6′を形成するものである。凹版21に設けられた凹部(画線部)22は、紙面の厚み方向に線状に3つの凹部(画線部)22に分割されており(3分割凹部(画線部))、この3分割凹部22の構成でガラス基板1に形成されるパターンの幅と同一になるように設定されている。そこで、3分割凹部22の各凹部22内部にインキ23を充填し、予め紙面の厚み方向に線状にブラックマトリックス2が形成されたガラス基板1に位置合わせを行なって、3分割凹部22を介して凹内部に充填されたインキ23をガラス基板1に転写する。ガラス基板1のブラックマトリックス2間に転写されたインキ6は転写された圧力により一部非画線部へインキが転写されることと、転写後から凝固するまで徐除に流動することにより、最終的には一体となって1本のパターン6′を形成する。このパターン6′は、転写前の凹版21の3分割凹部22の凹内部に充填されたインキ23の高さとは異なり、一体となった状態では3分割で転写された各インキ6の頂点の数は増すが平滑化されて膜厚のバラツキが少なくなる。この場合も、図3(b)と図5(b)において、略同量のインキが転写されたパターン6′と8′の平滑度を比較すると、3分割凹部22で転写したパターン6′の方が良いことがわかる。このことは、図5で示すような凸版41に設けられた凸部(画線部)42が分割されてない場合の転写と比較して膜厚のバラツキが少ないことを示唆している。
【0013】
図4は本発明に係る印刷方法の第3の実施例を示すもので、(a)は印刷前の印刷版と被印刷体のガラス基板との状態を説明するための印刷パターンの線状方向に直交する断面図、(b)は印刷後の印刷版と被印刷体のガラス基板との状態を説明するための印刷パターンの線状方向に直交する断面図である。第3の実施例は印刷版に平版31を使用してガラス基板1にパターン7′を形成するものである。平版31に設けられた(画線部)32は、紙面の厚み方向に線状に3つの画線部32に分割されており(3分割画線部)、この3分割画線部32の構成でガラス基板1に形成されるパターンの幅と同一になるように設定され、3分割画線部32にはインキ33が塗布されている。そこで、3分割画線部32を予め紙面の厚み方向に線状にブラックマトリックス2が形成されたガラス基板1に位置合わせを行なって、ガラス基板1にインキ33を転写する。ガラス基板1のブラックマトリックス2間に転写されたインキ33は転写された圧力により一部非画線部へインキが転写されることと、転写後から凝固するまで徐除に流動することにより、最終的には一体となって1本のパターン7′を形成する。このパターン7′は、転写前の平版31のインキ33の高さとは異なり、一体となった状態では3分割で転写された各インキ7の頂点の数は増すが平滑化されて膜厚のバラツキが少なくなる。この場合も、図4(b)と図5(b)において、略同量のインキが転写されたパターン7′と8′の平滑度を比較すると、3分割画線部32で転写したパターン7′の方が良いことがわかる。このことは、図5で示すような凸版41に設けられた凸部(画線部)42が分割されてない場合の転写と比較して膜厚のバラツキが少ないことを示唆している。
【0014】
尚、上述したように、実施例1〜3において凸版、凹版及び平版における画線部を3分割にしているが、分割数は3つに限定されるものではなく、所望するパターンの幅・間隔、膜厚、インキの特性、印刷版の種類、版の作製方法などを考慮して適宜決定されるものである。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の分割画線部によるパターン印刷方法は、印刷版の画線部を複数に分割して被印刷体のガラス基板に転写することにより、分割転写されたインキがその流動性によって一体となって平滑化され、その結果、均一性の良い膜厚のパターンをガラス基板上に形成することが可能となり、廉価で表示品位の良い表示素子を実現するカラーフィルタを提供できる、という優れた効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の一例を示す凸版のインキ被着面の説明図である。
【図2】本発明に係る第1の実施例を示すもので(a)は印刷前の凸版と被印刷体のガラス基板との状態を示す説明図、(b)は印刷後の凸版と被印刷体のガラス基板との状態を示す説明図である。
【図3】本発明に係る第2の実施例を示すもので(a)は印刷前の凹版と被印刷体のガラス基板との状態を示す説明図、(b)は印刷後の凹版と被印刷体のガラス基板との状態を示す説明図である。
【図4】本発明に係る第3の実施例を示すもので(a)は印刷前の平版と被印刷体のガラス基板との状態を示す説明図、(b)は印刷後の平版と被印刷体のガラス基板との状態を示す説明図である。
【図5】一般的な印刷方法を示すもので、(a)は印刷前の凸版とガラス基板との状態を示す説明図、(b)は印刷後の凸版とガラス基板との状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板
2 ブラックマトリックス
5,6,7,8 インキ
5′,6′,7′,8′ パターン
11 凸版
12 凸部(画線部)
13 インキ
21 凹版
22 凹部(画線部)
23 インキ
31 平版
32 画線部
33 インキ
41 凸版
42 凸部(画線部)
43 インキ

Claims (5)

  1. 基板上に形成されるパターンの幅と同一の幅を複数に分割した画線部が印刷版に形成され、前記複数の画線部に塗布されたインキが前記基板上に転写されて流動して一体化することにより1つのパターンを形成することを特徴とする分割画線部によるパターン印刷方法。
  2. 前記印刷版は凸版であることを特徴とする請求項1に記載の分割画線部によるパターン印刷方法。
  3. 前記印刷版は凹版であることを特徴とする請求項1に記載の分割画線部によるパターン印刷方法。
  4. 前記印刷版は平版であることを特徴とする請求項1に記載の分割画線部によるパターン印刷方法。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載されたパターン印刷方法で作製されたカラーフィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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