JPH05169614A - 精細印刷用版 - Google Patents
精細印刷用版Info
- Publication number
- JPH05169614A JPH05169614A JP35657991A JP35657991A JPH05169614A JP H05169614 A JPH05169614 A JP H05169614A JP 35657991 A JP35657991 A JP 35657991A JP 35657991 A JP35657991 A JP 35657991A JP H05169614 A JPH05169614 A JP H05169614A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- ink
- cell
- depth
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】インキ厚が均一になるようにして基板にインキ
を乗せ、各種の精細パターンにおける画素中の濃度を均
一にする。 【構成】セル２のエッジ部３側の深さをセル２の中央部
４側の深さより浅くした。
を乗せ、各種の精細パターンにおける画素中の濃度を均
一にする。 【構成】セル２のエッジ部３側の深さをセル２の中央部
４側の深さより浅くした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、精細なパターンを印刷
するときに用いる版に関するものである。
するときに用いる版に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】印刷においては多くの手法が開発されて
いるが、従来から印刷により精細なパターンを得るには
印刷再現に優れているオフセット印刷が多く採用されて
いる。そして昨今においては、カラー液晶表示装置など
に用いられ極めて精密な精細パターンが要求されるカラ
ーフィルタも、このオフセット印刷を用いて生産される
ようになってきている。
いるが、従来から印刷により精細なパターンを得るには
印刷再現に優れているオフセット印刷が多く採用されて
いる。そして昨今においては、カラー液晶表示装置など
に用いられ極めて精密な精細パターンが要求されるカラ
ーフィルタも、このオフセット印刷を用いて生産される
ようになってきている。
【０００３】このような極めて精密な精細パターンをガ
ラス板などの基板に印刷することができるオフセット印
刷装置としては、本出願人が先に提案したものがある。
このオフセット印刷装置は、ブランケット胴を上下移動
できるものとするとともに、このブランケット胴の下方
で、平坦な版（凹版）と基板（被印刷物であって、例え
ばカラーフィルタ用ガラス板）が取付固定された台車を
横方向に往復移動するようにし、前記版からブランケッ
ト胴にインキ転移させ、このブランケット胴から基板に
インキ転写して、精細パターンを有する基板を得てい
る。
ラス板などの基板に印刷することができるオフセット印
刷装置としては、本出願人が先に提案したものがある。
このオフセット印刷装置は、ブランケット胴を上下移動
できるものとするとともに、このブランケット胴の下方
で、平坦な版（凹版）と基板（被印刷物であって、例え
ばカラーフィルタ用ガラス板）が取付固定された台車を
横方向に往復移動するようにし、前記版からブランケッ
ト胴にインキ転移させ、このブランケット胴から基板に
インキ転写して、精細パターンを有する基板を得てい
る。
【０００４】図３に示すように、微細的に見て、この印
刷に用いられる版１のセル２それぞれは、エッジ部３側
の深さと中央部４側の深さとがほぼ同じとなる断面形状
を呈していた。
刷に用いられる版１のセル２それぞれは、エッジ部３側
の深さと中央部４側の深さとがほぼ同じとなる断面形状
を呈していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たセルにおけるエッジ部側の深さと中央部側の深さとが
ほぼ同じとなる版を用いたオフセット印刷では、インキ
ング後にドクターで版を掻くと、図４に示すように、セ
ル２に入ったインキａの表面がその中央部が凹んだ状態
となり（ドクターの先端にインキが引っ張られるように
なるため）、インキ転移、インキ転写を経ると、図５に
示すように、基板５上に乗ったインキａの断面形状は、
その中央部分ｂが下がって両側部分ｃが盛り上がった状
態となっていた。このため中央部分ｂのインキ濃度が下
がってしまい、カラーフィルタとしては不良となること
がある。例えば画線幅１５０μｍのストライプパターン
を印刷する際、版深（セルの深さ）を１１μｍとする
と、印刷後の基板上でのインキ厚は最も厚い部分で、
４．２μｍであったが、中央部分ｂのインキ厚は１．７
μｍ程度となっていた。そしてＲ，Ｇ，Ｂのインキをそ
れぞれ印刷する場合では、ＲのインキがＧ，Ｂのインキ
に比べて転移性が悪く、このＲのインキでの中央部分で
の濃度低下が他の二色に比べて大きくなっていた。
たセルにおけるエッジ部側の深さと中央部側の深さとが
ほぼ同じとなる版を用いたオフセット印刷では、インキ
ング後にドクターで版を掻くと、図４に示すように、セ
ル２に入ったインキａの表面がその中央部が凹んだ状態
となり（ドクターの先端にインキが引っ張られるように
なるため）、インキ転移、インキ転写を経ると、図５に
示すように、基板５上に乗ったインキａの断面形状は、
その中央部分ｂが下がって両側部分ｃが盛り上がった状
態となっていた。このため中央部分ｂのインキ濃度が下
がってしまい、カラーフィルタとしては不良となること
がある。例えば画線幅１５０μｍのストライプパターン
を印刷する際、版深（セルの深さ）を１１μｍとする
と、印刷後の基板上でのインキ厚は最も厚い部分で、
４．２μｍであったが、中央部分ｂのインキ厚は１．７
μｍ程度となっていた。そしてＲ，Ｇ，Ｂのインキをそ
れぞれ印刷する場合では、ＲのインキがＧ，Ｂのインキ
に比べて転移性が悪く、このＲのインキでの中央部分で
の濃度低下が他の二色に比べて大きくなっていた。
【０００６】そこで本発明は上記した事情に鑑み、イン
キの厚さが均一になるようにして基板にインキが乗るよ
うにすることを課題とし、各種の精細パターン（例えば
ストライプパターンやドットパターンなどがある）にお
ける画素中の濃度を均一なものとすることを目的とす
る。
キの厚さが均一になるようにして基板にインキが乗るよ
うにすることを課題とし、各種の精細パターン（例えば
ストライプパターンやドットパターンなどがある）にお
ける画素中の濃度を均一なものとすることを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を考慮してなされたもので、オフセット印刷用の版であ
って、セルのエッジ部側の深さをセルの中央部側の深さ
より浅くしたことを特徴とする精細印刷用版を提供し
て、上記課題を解消するものである。
を考慮してなされたもので、オフセット印刷用の版であ
って、セルのエッジ部側の深さをセルの中央部側の深さ
より浅くしたことを特徴とする精細印刷用版を提供し
て、上記課題を解消するものである。
【０００８】
【作用】本発明においては、セルに入ったインキのエッ
ジ部側からブランケット胴に転移する度合いが小さくな
り、ブランケット胴にはインキ厚が均一になった状態で
乗り、そして基板にもインキ厚が均一になった状態で乗
るようになる。
ジ部側からブランケット胴に転移する度合いが小さくな
り、ブランケット胴にはインキ厚が均一になった状態で
乗り、そして基板にもインキ厚が均一になった状態で乗
るようになる。
【０００９】
【実施例】つぎに本発明を図１と図２に示す一実施例に
基づいて詳細に説明する。なお、図３から図５に示す従
来例と構成が重複する部分は同符号を付してその説明を
省略する。すなわち、図１に示すように、版１は、セル
２のエッジ部３側の深さが中央部４側の深さより浅くな
るように設けられていて、エッジ部３側の底部６が中央
部４側の底部７より上位に位置した二段形状となってい
る。例えばその二段を設けたセル２としては図１に示す
各寸法をつぎのようにしたものが採用できる。 エッジ部側の高さ Ｈ１＝ １１μｍ 底部６と底部７の段差 Ｈ２＝ ５μｍ セル幅 Ｗ１＝１５０μｍ 底部７の幅 Ｗ２＝ ７５μｍ
基づいて詳細に説明する。なお、図３から図５に示す従
来例と構成が重複する部分は同符号を付してその説明を
省略する。すなわち、図１に示すように、版１は、セル
２のエッジ部３側の深さが中央部４側の深さより浅くな
るように設けられていて、エッジ部３側の底部６が中央
部４側の底部７より上位に位置した二段形状となってい
る。例えばその二段を設けたセル２としては図１に示す
各寸法をつぎのようにしたものが採用できる。 エッジ部側の高さ Ｈ１＝ １１μｍ 底部６と底部７の段差 Ｈ２＝ ５μｍ セル幅 Ｗ１＝１５０μｍ 底部７の幅 Ｗ２＝ ７５μｍ
【００１０】このようにエッジ部３側の底部６が中央部
４側の底部７より上位に位置する二段形状のセル２から
パターンが形成された版１によって印刷を行ったとこ
ろ、図２に示すようにインキａがその厚さを均一にした
状態で基板５に乗り、中央部分ｂから両側部分ｃに亘っ
て濃度が均一となったものが得られる。なお、上記した
実施例では、セルの底部は二段階に分けてエッチングを
行うことによって得たものであるが、本発明はこの実施
例に限定されるものではなく、底部を三段以上に分ける
ようにしてもよい。
４側の底部７より上位に位置する二段形状のセル２から
パターンが形成された版１によって印刷を行ったとこ
ろ、図２に示すようにインキａがその厚さを均一にした
状態で基板５に乗り、中央部分ｂから両側部分ｃに亘っ
て濃度が均一となったものが得られる。なお、上記した
実施例では、セルの底部は二段階に分けてエッチングを
行うことによって得たものであるが、本発明はこの実施
例に限定されるものではなく、底部を三段以上に分ける
ようにしてもよい。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オフセット印刷用の版であって、セルのエッジ部側の深
さをセルの中央部側の深さより浅くしたのて、セルのエ
ッジ部側から例えばブランケット胴を介して基板に移っ
たインキ部分に盛上がりが無くなって、セル中央部側か
ら移ったインキ部分と同一の厚さとなる。これによって
基板に乗ったインキに濃度ムラが無くなり、画素内の濃
度が均一となった良好なカラーフィルタが得られるな
と、実用性に優れた効果を奏するものである。
オフセット印刷用の版であって、セルのエッジ部側の深
さをセルの中央部側の深さより浅くしたのて、セルのエ
ッジ部側から例えばブランケット胴を介して基板に移っ
たインキ部分に盛上がりが無くなって、セル中央部側か
ら移ったインキ部分と同一の厚さとなる。これによって
基板に乗ったインキに濃度ムラが無くなり、画素内の濃
度が均一となった良好なカラーフィルタが得られるな
と、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図１】本発明に係る精細印刷用版の一実施例における
要部を断面で示す説明図である。
要部を断面で示す説明図である。
【図２】一実施例の版を用いて印刷を行ったときの基板
に乗ったインキを断面で示す説明図である。
に乗ったインキを断面で示す説明図である。
【図３】従来例を示す説明図である。
【図４】従来例におけるドクタリング後の状態を示す説
明図である。
明図である。
【図５】従来例を用いて印刷を行ったときの基板に乗っ
たインキを断面で示す説明図である。
たインキを断面で示す説明図である。
１…版 ２…セル ３…エッジ部 ４…中央部 ６…エッジ部の底部 ７…中央部の底部 ａ…インキ ｂ…中央部分 ｃ…両側部分
Claims (1)
- 【請求項１】オフセット印刷用の版であって、セルのエ
ッジ部側の深さをセルの中央部側の深さより浅くしたこ
とを特徴とする精細印刷用版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35657991A JPH05169614A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 精細印刷用版 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35657991A JPH05169614A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 精細印刷用版 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05169614A true JPH05169614A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18449734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35657991A Pending JPH05169614A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 精細印刷用版 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05169614A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7140296B2 (en) | 2002-12-27 | 2006-11-28 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Method for forming pattern of liquid crystal display device |
| KR100763170B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2007-10-08 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치용 인쇄장비 및 이를 이용한 인쇄방법 |
| KR100825312B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2008-04-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치용 인쇄 장비의 구조 |
| JP2018167543A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | トッパン・フォームズ株式会社 | 印刷装置及びこれを用いた印刷物の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP35657991A patent/JPH05169614A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100763170B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2007-10-08 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치용 인쇄장비 및 이를 이용한 인쇄방법 |
| KR100825312B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2008-04-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치용 인쇄 장비의 구조 |
| US7140296B2 (en) | 2002-12-27 | 2006-11-28 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Method for forming pattern of liquid crystal display device |
| JP2018167543A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | トッパン・フォームズ株式会社 | 印刷装置及びこれを用いた印刷物の製造方法 |
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