JP2004322020A - 簡易型水素水発生具 - Google Patents
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Abstract
【構成】金属素材で形成された筒状本体に開設した各透孔と、筒状本体の少なくとも一方に設けた開口を閉塞するキャップで構成したポット、ボトル等の容器に収容する水素水生成用の簡易型水素水発生具であって、筒状本体に、マグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等の粒子を不織布の袋で囲繞して構成した水素水発生体を充填し、水素水発生体の粒子と、透孔に浸透する容器内の水の接触を利用し、水素水の生成可能とした構造である。従って、一般家庭用の水素水発生具として最適である。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、簡易型水素水発生具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の水素水発生装置と、水素水発生体としては、特開2000−176465の活性水素を有する水の製造方法及び製造装置(文献とする)がある。その内容は、タンクと黒曜石か水晶の少なくとも一つから構成される岩石を収納した第1岩石収納器と、第1岩石収納器に連通する岩石を収納した第2岩石収納器とで構成し、タンク内の水を第1岩石収納器と第2岩石収納器の岩石に通し、この岩石を通した水をタンクに戻し、水を岩石に何度も循環させることで、水に活性水素を含有することを意図する。このようにタンクと、第1・第2岩石収納器との間で水を循環する構成であり、岩石を少量で済ませ得ること、又は水道水等の飲料に使用する水を、活性水素を含む飲料水に変換できること、及びこの活性水素を含む飲料水を、大量かつ簡単に製造できること等の特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記文献は、活性水素を有する水(飲料水)の生成には適する。しかし、装置を構成する部材(部品)の構造、又は配置等を考慮した場合には、大型の企業用としての製造方法であり、また製造装置である。
【0004】
この文献の発明は、第1・第2岩石収納器という大型の収容器に活性水素生成用の岩石を充填する構造である。従って、大規模商店(スーパー)、工場、大規模病院等においては、重宝する。しかし、例えば、家庭用の水素水生成用の発生具として要求される条件を備えていない。例えば、簡易な設置、また低コストによる提供、又は家庭に常備して、毎日使用すること、等に関して、十分な配慮がないと考えられる。
【0005】
本発明は、この家庭用として簡易な設置が図れること、又は低コストによる提供ができる水素水生成発生具とすること、又は家庭に常備して、毎日使用するに最適な水素水発生具を提供すること、等にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、一般家庭用として簡易な設置が図れること、低コストによる水素水生成発生具として利用できること、又は家庭に常備して、毎日使用するに最適な構造の水素水発生具を提供すること、等を意図する。
【0007】
請求項1は、マグネシウム、又はステンレス製等の金属素材で形成された筒状本体と、この筒状本体に開設した多数の透孔と、前記筒状本体の少なくとも一方に設けた開口と、この開口を閉塞するキャップとで構成したポット、ボトル、又は瓶、やかん、水槽等の容器に収容する水素水生成用の簡易型水素水発生具であって、
前記筒状本体に、マグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等の粒子を不織布の袋で囲繞して構成した水素水発生体を充填し、この水素水発生体の粒子と、前記透孔に浸透する前記容器内の水との接触を利用して、水素水の生成を可能とした簡易型水素水発生具である。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成するに最適な水素水発生具の提供を意図する。
【0009】
請求項2は、請求項1に記載の筒状本体の開口の外周辺に係止用窪みを形成し、またキャップの内周辺に係止用突起を設ける構成とした簡易型水素水発生具である。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成しつつ、清澄化された飲料水(水素水)を生成するに最適な水素水発生具の提供を意図する。
【0011】
請求項3は、請求項1に記載の水素水発生体を構成する粒子の混合割合は、重量%で、マグネシウム15、黒曜石15、トルマリン15、抗菌砂30、風化サンゴ25とする構成とした簡易型水素水発生具である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。図示しない水素水発生用の容器(各種の大型又は小型装置・容器、ポット、ボトル、瓶、やかん、水槽等を含む)の開閉蓋又は装置本体の接続管に設けたホースを利用して水道管に接続し、開閉蓋又はホース及び接続管(ホースとする)を介して、例えば、水道水、飲料水等の水を容器内に投入する。尚、この投入の過程で、投入口の下方に設けた各種機能を備えた多重かつ交換式の多数枚のフィルター(フィルターとする)を介して清澄化、又は各種のミネラル成分、イオン成分等を含んだ水(アルカリイオン水、ミネラル磁化水、又はマイナスイオン水「処理水とする」)に変換して、容器の底面に滞留し、この底面に設けた水素水発生具と接触することにより、活性水素を有する水(水素水又は還元水)に変換される。即ち、処理水は、筒状本体内に充填したマグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等に接触することで、水素水となり、当該容器内に留まる。尚、必要により再度フィルターを利用して清澄化することも可能である。そして、筒状本体をマグネシウム金属素材で構成した場合には、活性水の生成、水素の含有率の向上、病気治癒力の補助水生成、抗菌効果、又は後述する活性化との相乗効果の向上等の有効性が確保できる。また筒状本体をステンレス金属素材で構成した場合には、高級感覚、美観の向上、又は耐久性の向上等の有効性が確保できる。尚、この容器は、他の素材、例えば、プラスチック、布の場合もあり得る。
【0013】
この容器内の水素水は、ヒータにより加温するか、又は冷却器により冷却、或いは常温に保持する。また容器に設けたコックを開放することにより、何時でも、飲料水、料理水、又は他の用途の水として利用する。例えば、飲料水として利用した場合には、体内の活性酵素(老廃物)を消して、体内の細胞・血液・腸内微生物・皮膚・毛髪等の活性化、等に寄与できる。また病気、機能障害等の根源となる活性酵素を消して、健康な生活を満喫できること、病気の治癒に役立つこと、便秘の解消に役立つこと等の特徴がある。
【0014】
前述の如く、加温又は冷却することで、水素水の保存と、飲料、又は料理等に適した状況と、この水素水の最適でかつ効果的な使用が図れる特徴がある。また密封式の容器に貯蔵する例の場合は、長期の保存(腐敗防止、又は味・臭気等の確保)と、雑菌の浸入防止等が図れる。
【0015】
尚、容器内は、開閉蓋の開放し、この投入口に設けたフィルターを取外すことで、内部の清掃、廃棄物の排除、又は水素水発生具の簡易な交換、また設置場所の変更等を図る。また水素水発生具に、取手、又はハンドル等の付帯手段を設けて、搬送・取扱いの容易化、利便性の確保等の向上に役立てる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を説明する。
【0017】
水素水発生具Aを構成する金属素材の筒状本体1は、多数の透孔100を有する板状の金属素材101を筒状に曲折して成形する。そして、この曲折接合部は、接着、又は付合せ、スリットを確保した付合せ等の手段を採用する。このスリットを設ける構成では、水素水発生体との接触効率を確保できる。また後述するキャップの径の大小を利用して、当該スリットの隙間調整も可能である。
【0018】
図中2は筒状本体1の少なくとも一方の開口1aに取付けられるキャップで、このキャップ2は、マグネシウム金属素材、ステンレス金属素材、又はプラスチック素材、陶器製等を使用する。また図中20は他方の開口1bに取付けられるキャップを示す。その構造は、原則として、キャップ2に準ずる。そして、キャップ2と筒状本体1とは、それぞれに設けた係止部200と係止部102aとを利用して係合する。またキャップ20と筒状本体1は、それぞれに設けた係止部2000と係止部102bとを利用して係合する。
【0019】
また水素水発生具Aを構成する水素水発生体3は、不織布でなる袋300と、この袋300に充填されるマグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等の粒状素材を少なくとも一種又は数種を混合した粒子301とで構成されている。この水素水発生体3を、前記容器1に収容し、この容器1にキャップ2、20を取付けることで、水素水発生具Aが構成される。そして、このマグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等の粒状素材の混合割合は、前述の例が理想である。しかし、マグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等の粒状素材を一種又は数種を混合した粒子301を選択することで、多様の水素水生成と、好みの水素水生成が確保できること、また状況にあった水素水、体調・症状にあった水素水生成ができること、等の特徴がある。尚、粒子301の混合割合及び/又は粒状素材、粒径、量の選択は、一例であり、使用用途、目的、又はコスト面、水素の含有割合等で決定する。
【0020】
この水素水発生体3の保管と、有効な使用の一例を説明する。▲1▼ 使用期限は、1本の水素水発生体3で1日、約1.5〜2.5リットルの水素水を作った場合、約3ヵ月使える。▲2▼ 手入れ方法は、1週間に1度は水素水発生体3とペットボトルを流水でよく洗う。そして、望ましくは、1ヵ月に1度、安価な醸造酢を5倍ほどに薄めた酢水の中へ水素水発生体3全体を浸し、約30分後に取り出し流水でよく洗う。そして、注意点は、お酢は必ず薄めで使用し、容器に蓋をしないことが望ましい。また1時間以上浸したままにしない。▲3▼ 保存方法は、(イ)温度・湿度の高い場所、直射日光の当る場所は避ける。(ロ)空気に触れないように風通しがよい所に保存する。(ハ)幼児の手の届かないところに保管する。(ニ)開封後は、できるだけ1年以内に使用する。▲4▼ 使用上の注意は、(ホ)水素水発生体3は常に水素を発生していますので、入れたままで使う(取り出して放置すると、水素はすぐに減る)。(ヘ)雑菌が水素水に入るのを防ぐため、水素水は、なるべくコップ等の器で飲むことがよい。(ト)水素水発生体3を入れたまま水を加熱しない。また水素水発生体3を熱湯につけない(耐熱温度65℃)。(チ)水以外の飲料に水素水発生体3を入れない。(リ)水素水は、常温で1日、冷蔵保存では1週間で飲みきる。(ヌ)ペットボトルを使用し、ガラス容器は使わない。(ル)使用開始後は水の中に浸すようにし、できるだけ空気と接触しない。以上を管理の要点とする。
【0021】
尚、本発明の水素水発生具Aを、図示しない水素水発生用の容器に収容する際に、当該容器の投入口(開口部)には、活性炭フィルター、鉱石セラミックフィルター、濾過用フィルター、又は麦飯石フィルター等で構成されているフィルター(多数枚のフィルター、又は多重フィルター)を設けて、このフィルターで、水の純粋化(清澄化)、雑菌除去、又は臭気除去等を図ることが理想である。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明は、金属素材で形成された筒状本体と、筒状本体に開設した多数の透孔と、筒状本体の少なくとも一方に設けた開口と、開口を閉塞するキャップとで構成したポット、ボトル、又は瓶、やかん、水槽等の容器に収容する水素水生成用の簡易型水素水発生具であって、筒状本体に、マグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等の粒子を不織布の袋で囲繞して構成した水素水発生体を充填し、水素水発生体の粒子と、透孔に浸透する容器内の水との接触を利用して、水素水の生成を可能とした簡易型水素水発生具である。
【0023】
従って、請求項1は、一般家庭用として簡易な設置が図れること、低コストによる水素水生成発生具として利用できること、又は家庭に常備して、毎日使用するに最適な構造の水素水発生具を提供すること、等を意図する。
【0024】
請求項2の発明は、請求項1に記載の筒状本体の開口の外周辺に係止用窪みを形成し、またキャップの内周辺に係止用突起を設ける構成とした簡易型水素水発生具である。
【0025】
従って、請求項1の目的を達成するに最適な水素水発生具を提供できる。
【0026】
請求項3の発明は、請求項1に記載の水素水発生体を構成する粒子の混合割合は、重量%で、マグネシウム15、黒曜石15、トルマリン15、抗菌砂30、風化サンゴ25とする構成とした簡易型水素水発生具である。
【0027】
従って、請求項1の目的を達成しつつ、清澄化された飲料水(水素水)を生成するに最適な水素水発生具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水素水発生具の一例を示す一部欠截の分解斜視図
【図2】本発明の水素水発生具の一例を示す完成した斜視図
【図3】本発明の水素水発生具を構成する金属素材の一例を示す斜視図
【図4】本発明の水素水発生具を構成する水素水発生体の一例を示す一部欠截の斜視図
【符号の説明】
A 水素水発生具
1 筒状本体
1a 開口
1b 開口
100 透孔
101 金属素材
102a 係止部
102b 係止部
2 キャップ
200 係止部
20 キャップ
2000 係止部
3 水素水発生体
300 袋
301 粒子
Claims (3)
- マグネシウム、又はステンレス製等の金属素材で形成された筒状本体と、この筒状本体に開設した多数の透孔と、前記筒状本体の少なくとも一方に設けた開口と、この開口を閉塞するキャップとで構成したポット、ボトル、又は瓶、やかん、水槽等の容器に収容する水素水生成用の簡易型水素水発生具であって、
前記筒状本体に、マグネシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴ等の粒子を不織布の袋で囲繞して構成した水素水発生体を充填し、この水素水発生体の粒子と、前記透孔に浸透する前記容器内の水との接触を利用して、水素水の生成を可能とした簡易型水素水発生具。 - 請求項1に記載の筒状本体の開口の外周辺に係止用窪みを形成し、またキャップの内周辺に係止用突起を設ける構成とした簡易型水素水発生具。
- 請求項1に記載の水素水発生体を構成する粒子の混合割合は、重量%で、マグネシウム15、黒曜石15、トルマリン15、抗菌砂30、風化サンゴ25とする構成とした簡易型水素水発生具。
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