JP2004321792A - 深度制御またはz軸駆動の方法とその装置 - Google Patents

深度制御またはz軸駆動の方法とその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学機器に用いる深度制御やZ軸駆動を提供する。
【解決手段】軸12に沿って位置を制御するための位置制御装置10であって、前記軸12に沿って膨張・収縮するように配置できる形状記憶合金28を備えた、前記軸12に沿って伸張・収縮することができる伸張性部材26と、前記形状記憶合金28の温度を制御するための加熱手段82と、前記加熱手段82を制御するためのものであって、位置の変化に応答して動作するフィードバック機構32とを有し、前記位置は前記加熱手段82によって制御可能であり、前記フィードバック機構32によって一定に保たれる。
【選択図】図1A

Description

関連出願
本出願は、2003年4月14日出願の米国仮出願No.60/462,324に基づくものであり、その利益を主張するものであって、その全てが参照により本明細書に組み込まれる、
本発明は、例えば内視鏡や顕微鏡等(内視顕微鏡も含む)の光学機器に用いる深度制御やZ軸駆動を提供するための方法または装置に関するものである。
例えばWO 00/75712で見られるように、X-Y駆動、言い換えれば、X-Y走査のための多くの技術が提案されてきた。Z軸すなわち深度方向の駆動は、特に内視鏡検査や顕微鏡検査において、取り分け共焦点系においてしばしば必要となる。既存の方法の一つによれば、Z軸深度調整を対物レンズの手動による位置調整で行っている。ベンチトップシステム(卓上システム)では、直接レンズ位置を調整することも可能であろうが、ハンドヘルド装置の場合、既存のシステムでは、ユーザーが操作するカム機構によって行われている。共焦点顕微鏡システムでは、Z軸深度調整機構は、オペレーターが、異なる焦点面深さにおいて、被検物中で共焦点を合焦させられることが必要である。
しかし、既存のZ軸アクチュエーターシステムは、寸法(特に、直径)を最小化する必要のある、あるいは、内視鏡検査の場合のように、硬い先端部の長さをできる限り短くしなければならない、小型化された共焦点内視鏡や他の小型の装置に対しては不適切である。
本発明の目的は、Z軸のコントロールを可能としつつ、横方向にもある程度の可撓性を与える、Z軸アクチュエーターを提供することである。
本発明は、第1の広い態様によれば、軸に沿って位置を制御するための位置制御装置であって、前記軸に沿って膨張・収縮するように配置できる形状記憶合金を備えた、前記軸に沿って伸張・収縮することができる伸張性部材と、前記形状記憶合金の温度を制御するための加熱手段と、前記加熱手段を制御するためのものであって、位置の変化に応答して動作するフィードバック機構とを有し、前記位置は前記加熱手段によって制御可能であり、前記フィードバック機構によって一定に保たれる、位置制御装置を提供する。
実施形態の一つでは、前記軸が深度、すなわちZ方向の軸である。(この場合、装置は深度制御装置、すなわちZ軸駆動装置として記載することができる。)
好ましくは、前記装置は前記形状記憶合金の膨張或いは収縮に抗して作用するバイアス手段からなり、好ましくは、収縮に抗して作用する。
好ましくは、前記バイアス手段がスプリングであり、さらに好ましくはコイルばねであるが、例えば、前記形状記憶合金の収縮時に圧縮される、ゴムやその他の弾力のある物質からなる部材でも良い。
従って、前記形状記憶合金の周囲の温度変化により生じる長さの変動は、装置により所望の長さにセットされれば、その長さを維持するように、前記フィードバック機構により補正される。前記形状記憶合金の適切な実施例はティネルやニチノールである。
好ましくは、前記フィードバック機構が、装置の位置を感知するためのフィードバックセンサーを有し、前記形状記憶合金に加えられる熱を加減するために前記加熱手段に送られる出力を供給する。
実施形態の一つでは、前記フィードバック機構が複数のフィードバックセンサーを含む。この方法によって、より精密な位置測定がなされ、若しくは、被測定距離が均一でない場合(例えば装置が曲がっているときなど)では、適切な位置を測定するために曲がり具合の測定がなされる。
好ましくは、前記加熱手段が前記形状記憶合金を加熱するための電流電源を備え、好ましくは、前記電流電源が、前記形状記憶合金に電流を流すことによりなる。しかし、前記加熱手段は他のどんな適切な選択でもよく、前記形状記憶合金の周囲を取巻く、または、通過する流体(空気、その他の気体、液体を含む)を加熱し、循環させる機構を含む。選択的には、前記加熱手段は前記形状記憶合金とヒーターの接触からなり、さもなければ他の熱伝達からなる。(例えば、一つまたは複数の電熱素子が前記形状記憶合金上に熱を放射することができ、或いは、一つまたは複数の電熱素子が前記形状記憶合金に熱伝導性を有する連結器で接続される)
好ましくは、電流がパルス幅変調電流である。好ましくは、前記加熱手段が、パルス幅変調電流のデューティ比を変えることにより、前記電流の平均値を変化させて前記加熱手段を制御することが可能である。
従って、平均電流値を変化させることによって、前記形状記憶合金の加熱、ひいては長さを制御することができる。
前記フィードバック機構が、静電容量センサー、可変抵抗センサー、磁気ホールセンサー、誘導センサー、或いは光学センサー備えていてもよい。実施形態の一つでは、前記フィードバック機構が2重線コイル容量性センサーを備える容量性センサーを有し、2重線コイル容量性センサーのコイル間隔が前記装置の位置によって変化して、前記センサーの出力を変化させる。好ましい実施形態では、前記フィードバック機構が、赤色パルス光を射出する発光ダイオード(LED)と位相固定増幅(PIN)検出ダイオードを含む光学センサーを備える。
好ましくは、前記装置は、さらに前記形状記憶合金を前記装置に固定するための長尺部材を備え、前記長尺部材は縦方向には十分に堅く、横方向には可撓性である。さらに好ましくは、前記長尺部材がボーデンケーブルからなる。
また、本発明は、照射光を通すための光ファイバーと、観察領域に前記照射光を合焦させるための集光装置と、観察領域の位置を制御するための上述した位置制御装置を備える内視鏡を提供する。
前記位置は、射出開孔の移動、前記集光装置の移動、或いは前記射出開孔と前記集光装置両方の移動により調節可能であり、その前記移動は前記位置制御装置によって制御可能である。
好ましくは、前記内視鏡は前記射出開孔が組み込まれたX-Y走査機構を有し、前記X-Y走査機構の位置が前記位置制御装置によって調節できる。
実施形態の一つでは、前記伸張性部材が、複数の同様な伸張性部材の一つである。
従って、複数の形状記憶合金の部材を含むことができる。これにより、要求する温度範囲を狭くでき、または、Z軸位置に変化をもたらすためにより均等に分散した力を加えることができる。選択的には、ぞれぞれの部材に加えられた別々の熱が装置内のデバイスを曲げるために使用することができる。例えば、装置がX-Y走査機構のZ軸位置を制御するために使用する場所において、X-Y走査機構に例えば装置の円周に均等に間隔をあけた3つの独立した制御部材を配置することによって装置の角度を方向付けることができる。
実施形態の一つでは、前記内視鏡が共焦点内視鏡であり、内視顕微鏡の形式であってもよい。
また、本発明は、観察領域の位置を制御するための、上述したような位置制御装置を備える顕微鏡(共焦点顕微鏡でもよい)を提供する。
また、本発明は、上述したような位置制御装置を備える結腸鏡(共焦点でもよい)を提供する。
実施形態の一つでは、前記装置は、位置が変化するときに間隔が変化する、前記装置の2つの部分の間に配置され、取付けられ、前記間隔が変化するにつれて撓曲するフレキシブルプリント回路基板(PCB)をさらに備える。
実際にこの方法は、2つの構成要素の間隔距離が変化し、電気的な接続がそれらの間に必要であり望まれる場所に、他の応用法で使用されている。
好ましくは、前記装置は、軸方向(例えばZ軸方向)に所望のホームポジションを設定するホーム調整機構をさらに備え、以降の位置調整はホームポジションに対して行われる。
また、第二に広い態様では、本発明は、軸に沿った位置の位置決め制御を与える方法であって、前記軸に沿って膨張・収縮するように配置できる形状記憶合金を備え、前記軸に沿って伸張・収縮することができる伸張性部材を用い、加熱手段によって前記形状記憶合金の長さを制御し、位置の変化に応答するフィードバック信号を提供し、前記位置を一定に保つために前記フィードバック信号に応じて前記加熱手段を制御するものであって、前記位置は、前記加熱手段によって制御可能であり、前記フィードバック機構によって一定に保たれる方法を提供する。
前記軸が深度或いはZ軸である。
好ましくは、その方法はさらにバイアス手段を用いて、前記形状記憶合金の膨張或いは収縮に抗する力を加えることを含み、そのバイアス手段が例えばスプリングであり、好ましくはその収縮に抗して作用することを含む。
また、本発明は、ある部位の内視鏡検査あるいは結腸鏡検査を行う方法であって、光学ヘッドを前記部位に位置させること、前記内視鏡検査或いは結腸鏡検査の観察領域の少なくとも一部分を、形状記憶合金によって位置制御することを含む方法を提供する。
図1は結腸鏡挿入部10の模式図であり、この挿入部は、本発明の好ましい実施形態によるZ軸制御装置を備えている。Z軸制御装置はその深度方向、すなわちZ軸方向12における焦点面の位置をコントロールするためのものである。この結腸鏡挿入部10は、結腸に挿入して使用される結腸鏡の一部であり、この図では結腸鏡のハンドピースや制御装置等は省略している。
結腸鏡挿入部10は比較的硬い前方部14と可撓性を有する後方部16を含む。前方部14は主として、X-Y走査機構20と対物光学トレイン部22を内包する外側管状ハウジング18を備える。図1Aでは、光学トレイン部22を2枚のレンズで代表して模式的に図示している。しかし、光学トレイン部22は、単レンズの場合もあるが、通常は、各々が、凸レンズ、凹レンズもしくは平面素子を有する複数の光学素子により構成されるような複合レンズを有する。
後方部16は主要部としてZ軸制御装置24、すなわち、形状記憶合金ニチノール製の後方延伸ワイヤー28とボーデンケーブル(Bowden Cable)(ニチノールワイヤー28の後方端に一端が、ハウジング18の後部端に他端が取付けられている)形の長尺部材30と位置センサー32とを有する、Z軸アクチュエーター26を含む。
結腸上またはその内部に位置する点状観察領域(point observational field)37への照射光36(典型的にはレーザー)と、その点状観察領域37より(反射光または蛍光として)放射された、検出用の戻り光とを伝送する光ファイバー34は、X-Y走査機構20の先端と同じ位置まで伸ばされ、結腸鏡挿入部10の挿入方向の軸がある中心部に配置される。この光ファイバー34の途中に照射光と放射光とを分離するためのビームスプリッター(図示せず)を介し、末端には光源と検出器(図示せず)を接続する。光学トレイン部22は、光ファイバー34の出射端の射出開孔(射出開孔)から点状観察領域37に至る照射光の焦点を合わせ、光ファイバー34内に戻ってくる光の集光と焦点を合わせるためのレンズを有する。
結腸鏡挿入部10は共焦点法で駆動し、結腸鏡の深さ領域が観察対象組織の表面上或いはその表面以下の明確に境界が定められた焦点面38に制限されるように、光ファイバー34の射出開孔が空間的なフィルターとして作用する。しかし、X-Y走査機構20はハウジング18内を往復運動する形状であるためにZ軸方向に沿ってスライドが可能となっており、すなわち、ハウジング18の前方端に対し近づいたり離れたりする。この実施形態では、通常作動時には光学トレイン部22がハウジング18に対して固定されており、その結果、焦点面38の位置を変化させるために、X-Y走査機構20は光学トレイン部22に対し滑動して近づいたり離れたりすることができる。しかしながら、他の実施形態では、X-Y走査機構20は光学トレイン部22中の選択された後方側の光学素子と共にスライドが可能であり、残りの光学素子はハウジング18に対して相対的に固定されたままとなる。この実施形態の一つの実施例では、最前方の光学素子のみが他の素子の動作にかかわらず静止している。この実施例は図1B中の10’に模式的に示されており、描かれたレンズはそれぞれ一つ或いは複数の光学素子を簡潔に表示したものである(前述したように)。
さらなる実施形態では、X-Y走査機構20が光学トレイン部22中の全ての光学素子と共にスライド可能であり、ハウジング18の端部では最端の(すなわち最前方の)光学素子と被検物との間にZ軸寸法が可変の管状空間が形成される。そこで、被検物の一部分をこの管状空間に押し込むことができ、その結果被検物組織の安定性が増し、且つイメージングが容易となる。この管状空間19を含む実施形態は図1C中の10’’に模式的に示されており、描かれたレンズはまたそれぞれ一つ或いは複数の光学素子を簡潔に表示したものである(前述したように)。
このように、これらの実施形態のいずれにおいても、観察視野領域は、結腸鏡挿入部10の位置の粗調整を行わなくてもある程度(範囲40の間であり、Z軸方向に約300μm)は制御可能である。Z軸制御装置24を備えることによりX-Y走査機構のスライドが可能となり、従って、結腸鏡挿入部10と被検物に対するX-Y走査機構20と焦点面38の位置変更をも可能にする。
焦点面38の移動範囲は、光学トレイン部22の最前端の光学素子のちょうど後方側からその光学素子のおおよそ300μm前方までである。
光ファイバー34の出射端35がX-Y走査機構20によりXとY方向に駆動されるので、光ファイバー34はX-Y走査機構20にしっかりと取付けられていることに注目すべきである。このことはまた、Z軸制御装置24によりX-Y走査機構20が前進或いは後退する時に、光ファイバー34の出射端35も相応して前進或いは後退し、その結果、焦点面38をZ軸方向に前進或いは後退させるということを、確実にしている。X-Y走査機構20と出射端35が300μmの範囲を超えて動作すると、光ファイバー34はX-Y走査機構20の後方領域において引張応力が働くか、或いは伸張する。しかし、このX-Y走査機構20の後方領域(内視鏡頭部の1m以上外側も含む)では、光ファイバー34は筒状部(図示せず)に包まれており、この伸びが可能である程度に筒状部内で十分に動くことができるようになっている。結腸鏡を結腸検査部位へと操作するときにもそうした状況は起こるので、そのような筒状内部での動きは正常な動きであることを理解されたい。
概して、前後方向のZ軸駆動を達成するために、ニチノールワイヤー28の前端部42をX-Y走査機構20の後部に取付ける。ニチノールワイヤー28を加熱すると収縮が起こり、その結果X-Y走査機構20を後方へと引っ張る。一方、ニチノールワイヤー28を冷却すると膨張し始め、ハウジング18とX-Y走査機構20の後部との隙間に位置するコイルスプリング44の付勢とともに、X-Y走査機構20が前方へとスライドする。スプリング44はこの図中に模式的に示されているが、近接する構成部材とともに、後により詳細に示す。
上述のように、結腸鏡挿入部10の焦点面38はX-Y走査機構20の移動とともにZ軸方向12に動く。ニチノールワイヤー28をボーデンケーブル30に或いはX-Y走査機構20の後部に取り付けるために、数種類の技術のいずれでも使用することができる。ニチノールワイヤー28はその端を曲げることにより取り付けることが可能であり、或いは選択的には、その端部を膨張させ、隣接する部材(すなわち、ボーデンケーブル30或いはX-Y走査機構20の後部)の切り欠き部に引っ掛けることも可能である。他の方法は、隣接する部材に予め開けた穴にニチノールワイヤー28を通し、その後ワイヤーを輪にするか或いは取り付け位置に当てはまるように応力を加えて異なる角度に折り曲げる。この方法では、より安定した連結状態を得るために、さらに折り曲げることができる。
しかし、Z軸制御装置24内の温度が理論的に一定に維持されているときでも、その温度のわずかな変動がニチノールワイヤー28の長さの変化を引き起こすことになる。この変動が抑制されていないために、焦点面38の不必要な位置変動が生じる。したがって、主として位置センサー32を用いるフィードバック機構によって、Z軸制御装置24の動きが一定に保たれる。位置センサー32はハウジング18に対するX-Y走査機構20の位置を検出し、結果として焦点面38の位置の物差しとなる変化する出力信号を提供する。この信号は、ニチノールワイヤー28の長さの好ましくないどのような変動をも補正するために使用することができ、その結果焦点面38の位置が浮動する。調整時の焦点面38の位置を保つために必要な復原性は10μmのオーダーである。さらに、このフィードバックは結腸鏡の曲げによる焦点面位置のドリフト量を最小にする(可撓部16、或いは可撓部16とハンドピース(図示せず)の間において)。
また、フィードバック機構は、オペレーターが新たなZ深度或いはZ位置を設定してからその位置に到達するまでの応答時間を可能な限り短くしている。この応答時間は回路構成要素(図3A、3B参照)の応答時間と、ニチノールワイヤー28自身に必要な加熱電流が通電し始める応答時間とを含む。前者は望ましくは5ミリ秒から100ミリ秒である。加熱によりニチノールワイヤー28が収縮するとき、後者はニチノールワイヤー28内部の温度変化率に、またはX-Y走査機構20の機械抵抗(スプリング44の抵抗を含む)に依存する。加熱を弱めることによってニチノールワイヤー28が膨張するとき、後者はワイヤーの放熱率に依存し、またスプリング44に抗するワイヤーの動作に依存する。本実施形態はZ深度の最小から最大までを10秒間で調整することができる。
重要なことであるが、ニチノールワイヤー28に通電する加熱電流は駆動温度を最低限に維持するために最小限にすべきである。それは患者の安全のためであり、またワイヤーの冷却時に確実に放熱できるように発熱を最小限にするためである。
この実施形態の位置センサー32は光強度センサーを含み、図2A中の46に概略を図示している。この光学位置センサー46は、赤色パルス光を射出する発光ダイオード(LED)48と位相固定増幅(PIN)検出ダイオード(Phase Locked Amplifying detecting diode)50からなる。LED48から放射されるパルス光52は、焦点調節レンズ(図示せず)によって一対の光ファイバー54に集光される。このパルス光52は、一対の光ファイバー54の遠隔照射端58から光56として放射され、X-Y走査機構20の後方表面60上へと直進する。その後、後方表面60からの反射光62は第2の一対の光ファイバー64により集光される。光ファイバー54、64は合わせて光ファイバーバンドル66を形成する。光ファイバー64は反射光62を検出ダイオード50へと伝送する。光ファイバー54、64は、測定精度を最大限にするために、光ファイバーバンドル66内で、一対の光ファイバー54が一対の光ファイバー64で形成される面に対し直交する、交差適合配置(cross-matched configuration)で配列される。
光学位置センサー46中のダイオード50により検出される光の強度は、後方表面60と光ファイバーバンドル66の端部との間の距離68の関数として変化する。そしてこの距離68がX-Y走査機構20の位置とともに変化するため、結果としてこの距離68がニチノールワイヤー28の長さの指標となる。ハウジング18中のX-Y走査機構20の動作は検出ダイオード50により検出され、ダイオードが機械的変位をアナログ電圧信号O(V)に変換し(変換器による。図示なし)、その結果その信号がX-Y走査機構の機械的変位を示す。
アナログ電圧信号と機械的変位の関係を連続した6回の試験で測定し、アナログ電圧信号を変位d(μm)の関数として図2Bにプロットした。それぞれの試験に対応する曲線がグラフ右側の表に試験番号とともに記載されている。機械的変位400μmから650μmの範囲では、アナログ電圧信号は機械的変位とほぼ線形関係になり、6回の試験ではほぼ同じように繰り返される。
物理的な大きさが結腸鏡挿入部10の所定の位置に収まれば、所望のフィードバックを提供するために他の形式の位置センサーを使うことができる。
従って、図2Cを参照すると、位置センサー32は選択的には2重線コイル容量性センサー70でもよく、そのセンサー70中のコイル72aと72bはセンサーの長さに応じて分離する方向に変化する。コイル72aと72bは回路に接続されてないため、両コイルが互いにより近くに引きつけられるにつれて(センサー70の収縮によって)静電容量が増加する。センサー70はZ軸方向12に一直線に並んでいるため、X-Y走査機構20の(ハウジング18に対して相対的な)位置変動は結果としてコイル72aと72bの間隔距離の変化を生じさせる。このことは、ニチノールワイヤー28が収縮してX-Y走査機構20を後方に引寄せてセンサー70が圧縮される時、或いはニチノールワイヤー28がスプリング44によるX-Y走査機構20の前方への付勢とともに膨張し、センサー70が伸張する時に生じる。したがって、Z軸制御装置によって調整されたハウジング18内でのX-Y走査機構20の位置が、センサー70で検出される容量と密接な関係を有する。よって、ハウジング18中のX-Y走査機構20の変動は容量性位置センサー70により検出され、そのセンサーは機械的変位をアナログ電圧信号に変換し、その結果その信号がX-Y走査機構の機械的変位を示す。
このように、容量性位置センサー70はX-Y走査機構20の変動によって容量変化を引き起こす。
図3Aは、図1に示されていた結腸鏡の挿入部10とZ軸制御装置24の回路の概略図である。上述のように、結腸鏡挿入部10は結腸鏡の一要素であり、結腸鏡はさらにハンドピース80と制御基板82を有する。これらの3要素(挿入部10、ハンドピース80、制御基板82)のいずれも、それぞれ独立した電源(図3A中に図示なし)を持っている。
ハンドピース80は検出ダイオード50を備える。その検出ダイオードは位置センサー32からの信号の変化を受信し、上述したようにその信号の変化をX-Y走査機構20の機械的変位を示すアナログ電圧信号88に変換する。この検出ダイオード50は、検出された光の強度の変化に応じてアナログ電圧信号を直ちに出力する。出力電圧88の変化範囲は600mVよりも大きい。
この実施形態では検出ダイオード50がハンドピース80内に設置されているが、このダイオードとLED48は本質的にはこのシステムのどこにでも設置することができる。これは、光ファイバー54、64対の交差配列バンドルの長さが光学位置センサー32の精度にとっては重要でないためである。例えば、LED48と検出ダイオード50は十分に小さくすることができ、結腸鏡挿入部10内部のPCB(可撓性回路基板)の表面上に直接置かれる。この実施形態では光ファイバー54、64対の交差配列バンドルは不必要である。その代わりに、LED48により放射された光はすぐにX-Y走査機構20の後方表面60から反射され、その後検出ダイオード50によって検出される。
図3Bを参照すると、他の実施形態では、位置センサー32は2重線コイル静電容量センサー70であり、ハンドピース80は復調器を含む変換器86を備え、その復調器は自励振回路と復調回路とを有する(検出ダイオード50の代わりに)。
静電容量位置センサー32から変換器86までの配線を少しでも長くすると静電容量が増加し、その結果、測定される静電容量の変化量の割合が低下することとなるので、変換器86をできる限り静電容量位置センサー32に近づけて配置するほうがよい。
試験では、容量性位置センサー32の静電容量が測定され、十分に伸張されたときは110pfであり、収縮時は140pfであることが分かり、静電容量の範囲(即ち、140-110=30 pf)は平均値(即ち、(140+110/2)=125 pf)の24%であった。従って、変換器86をセンサー32に近接して配置した場合には、この程度のパーセンテージ範囲が得られることになる。この24%程度の静電容量変化はバックグラウンドのノイズよりも高いので容易に検出され、また出力88を介してフィードバックループ中に容易に入力される。
しかし、図3Bに示す実施形態では、結腸鏡挿入部10の空間的な制限を考慮すると、変換器86を挿入部10内に容易には配置できない。その次に最も近くて適切な変換器86の位置がハンドピース80内であるため、図3Bにその位置を示した。
約2mの長さの低静電容量電気ケーブル84を容量性位置センサー70と変換器86との間に使用する。この低静電容量ケーブルの静電容量は実測値で130pf/mあった。よって、変換器86がハンドピース80内に配置されたときの、静電容量の変化率は、実際には30/(125+2×130)となり、約8%である。
さらにもし変換器86が制御基板82内に配置されると、変換器86と位置センサー32の間にはより長いケーブルが必要となる。変換器86による検出時の静電容量変化率の低下は、位置のフィードバック機構の精度、且つ、或いは、その反復処理速度が少なくともある程度は妥協されなければならないことを、実質上意味する。
変換器86は交流信号によって交流ハーフブリッジを駆動し、ブリッジの一つのアームは固定キャパシターからなる(この実施例では、もう一方のアームは、実際上、容量性位置センサー70中の2つのコイル72a、72bからなる)。X-Y走査機構20の機械的変位は位置センサー32において交流信号の振幅変化を引き起こす(インピーダンス変化のために)。変換器86は、位置センサー32からの信号を励振信号と比較し、それらの差を直流電圧に復調する。変換器86からの出力電圧88の変化範囲は200mVよりも大きい。変換器86のゼロオフセット電圧は、それぞれの特定の位置センサー32に適応するように調整することができる。
したがって、上述したように、検出ダイオード50からの信号(図3A参照)、或いは変換器86からの信号(図3B参照)がアナログ電圧信号88として出力された後、信号88は制御基板82へと伝送されるが、この基板内ではまず第一にアンプ90によって増幅され、次にアナログデジタル変換器(ADC)92で後続のプロセスのためのデータとなるデジタル信号94に変換される。
アンプ90は低ノイズ作動アンプとローパスフィルター及びデジタルポテンショメーターを備える。入力信号が変換器86から来るとき、典型的な最大振幅(範囲)は200mVであり、出力信号の最大振幅は典型的には1Vから4Vの間に設定されている。
制御基板82上のマイクロコントローラー96はADC92からのデジタル信号を集め、Z軸アクチュエーター26を駆動させるドライバー98(同じく、制御基板82上にある)を制御するために必要な信号を算出する。これらについては後により詳細に記載する。概略を言えば、ドライバー98はワイヤー28の加熱のためにパルス幅変調電流をワイヤー28に流し、ワイヤー28の長さを変化させる。変調電流のデューティ比を変化させて電流の平均値を変化させることによって加熱をコントロールし、その結果ワイヤー28上に発熱をもたらす。
ADC92は12ビットのシリアル・アナログ‐デジタル変換器であり、アンプ90からのアナログ信号をデジタル信号94に変換する。ADC92はマイクロコントローラー96にインターフェースで接続され、位置センサー32からの最終的な変換信号を順に受信している。その際、ADC92はマイクロコントローラー96により制御されている。
アンプ90のゲインは、マイクロコントローラー96によって、或いはアンプ90のアナログ出力信号を最大スケール範囲にセットするための外部調整部100を介して調整可能である。また、変換器86に入力されるオフセット補正102と、アンプ90に入力されるゲイン補正104は、ADC92に対して系(センサー32の特性によるもの、またはその特定の感度)を適切な範囲内に調整するために使用することができる。
さらに、ハンドピース80は2つの深度コントロールボタン106を有し、それらのボタンはX-Y走査機構20の正確なZ位置をセットするためのパルス信号をマイクロコントローラー96に送る。一方は深さを増加させ、他方は深さを減少させるボタン106それぞれと、マイクロコントローラー96を結ぶ配線108中には5Vの定電圧が存在する。マイクロコントローラー96は、オペレーターが深度コントロールボタン106を押したときにそれぞれの配線108における電圧が5Vから0Vへと落ちる電圧を監視している。オペレーターがシステムをコントロールすることを考慮に入れ、コントロールボタン106は押された回数または押されている継続時間をマイクロコントローラー96によって監視されている。継続して押された時間100ミリ秒ごとに1回の独立した押下げとして処理がなされる。マイクロコントローラー96は、データ収集、データ算出、電流制御のタスクを完了する。ADC92からの12ビットデジタル信号と深度コントロールボタン106からのスイッチ信号がリアルタイムにサンプリングされており、マイクロコントローラー96は比例・積分・微分(PID)制御法によってドライバー98を、またその後ニチノールワイヤー28をコントロールするために使用する値を計算する。ここでPID制御法のKpは比例係数、Kiは積分係数、Kdは微分係数である(図4参照)。
図4に示したPID制御法を参照すると、Z(n)は位置センサー32により検出される実測位置の出力であり、S(n)はオペレーターからボタン106によって入力される所望の位置または要求する位置からの信号であり、E(n)は結合誤差信号(composite error signal)であり、Tは時間制御周期である。V(n)は中間コントローラー出力であり、スケール1とスケール2がV(n)をリスケールする。PWMはパルス幅変調出力(the Pulse Width Modulation output)であり、ワイヤー28の発熱量を調整する。PID回路とPID制御法の今回の手段では、最新反復(current iteration)からの誤差信号(error signal)E(n)は初期反復(earlier)からの誤差信号E(n-2)或いはE(n-1)を加えてさらに変更される。同様に最新反復(current iteration)の中間出力V(n)を加えてV(n-2)にさらに変更される。
パラメーターKp、Ki、Kdは調整部100により予め設定され、且つ調整可能であり、電流値はPWM形式で出力される。コントロール周期は5ミリ秒から100ミリ秒の範囲で調整可能である。
したがって、このシステムは、X-Y走査機構20を要求されたZ位置に駆動させ、或いは特定のZ位置に維持させるための閉路のデジタル制御ループを形成し、PID制御法を使用する位置センサー32とZ軸アクチュエーター26を導入して安定した性能を得ている。
例えば、対物光学トレイン部22中の最端の光学素子のほぼ外側を焦点面とする、「ホーム」ポジションにX-Y走査機構20をセットすることができる。さらに調整はそのホームポジションに相対的に行われる。そして、一対の読出し値(図示せず)がホームポジションに相対的なZ位置と光学トレイン部22中の最前端の光学素子の外側表面に相対的な「絶対的な」Z位置をそれぞれ示す。ホームポジションスイッチ110はマイクロコントローラーにホームポジションがどこであるかを示すための信号を供給する。同様にホームポジションはまた、焦点面が対物光学トレイン部22の最前端の光学素子の内部よりもさらに後方へと移動することを防ぐための「停止」位置として機能することができる。異なった位置センサーとZ軸アクチュエーターの使用による要求仕様と特性の変化(例えば感度)を処理するために、マイクロコントローラー96は、オフセット補正102(上述している)とゲイン補正104(同じく上述している)と駆動電流補正112を備えて、それぞれの構成要素の補正を行う。
ニチノールワイヤー28はZ軸アクチュエーター26の重要な要素である。それは形状記憶合金ニチノールから作られており、加熱時に長さが収縮し、冷却時には元の長さまで伸びる。特にX-Y走査機構20の位置に対してフィードバックを提供するための位置センサー32のおかげで、小さくて繰返し性に優れたニチノールワイヤーがある程度良い精度をもって結腸鏡挿入部10中のX-Y走査機構20の移動の制御を可能にしている。上述したように、ニチノールワイヤー28を収縮・伸張させるために、方形波パルス幅変調電流(PWM)をワイヤー28に流す。PWM電流の平均値は加熱を制御し、その結果ワイヤー28の長さも制御する。マイクロコントローラー96は、PWM電流の種々の平均値を得るために電流パルスのデューティ比をコントロールし、その結果ワイヤー28の所望の温度と長さを得る。ドライバー98は0Vから5Vまでを検出し、典型的な例ではPWM電圧を0mAから350mAの方形波パルス電流形式に変換する。その電流がニチノールワイヤー28を流れてワイヤー内部で熱に変換される。
ドライバー98はPWM電流を供給するための電圧‐電流変換器であり、ワイヤー28を選択的に加熱することによってZ軸アクチュエーターを駆動させる。ドライバー98はスイッチ方式で作動する。「オン」状態での電流値は、調整部100を介して或いはマイクロコントローラー96により制御されるデジタルポテンショメーターにより設定される。
図5Aは、オペレーターが適切なコントロールボタンを押すことにより指示した後のドライバー98への方形波入力電圧114の模式図であり、オペレーターがニチノールワイヤー28を縮めて焦点面38を結腸鏡挿入部10のカバースリップ(図示なし)に相対的に近づくように移動させようとした場合である。より大きな平均電流がニチノールワイヤー28に流れるように、比較的高い平均電圧をドライバー98に与えるため、パルス幅116は比較的広くなっている。
図5Bを参照すると、オペレーターが適切な深度コントロールボタン106を押したとき、マイクロコントローラー96は結果として生ずる電圧のリークに反応し、パルス幅120がより小さくなるように方形波パターン118を再形成する。そして、より低い平均電圧がドライバー98に入力される。結果として、より低い電流がニチノールワイヤー28を流れる。
想像がつくと思われるが、もう一方の深度コントロールボタン106を押すと、逆の現象が起きる。これらの実施例では、位置センサー32の効果は、焦点面38位置の望ましくない変位を補正するために、方形波パルスの幅116、120を深度コントロールボタン106により決定した要求された幅の設定値付近で微量に絶えず変化させるようにして、マイクロコントローラー96内に変換されたデジタル信号を供給することによって方形波パターンを連続的に変調させることである。
ニチノールワイヤー28とX-Y走査機構20に対するスプリング44と光学位置センサー32の配置は図6により詳細に示されている。この図で明らかなように、スプリング44はZ軸アクチュエーター26の前方の隙間122(不使用時は約1.3mmである)に配置されている。ボーデンケーブル30(ニチノールワイヤー28のほとんどを覆っている)と位置センサー32の後方収容部124とは、機械的な安定性と電気的な絶縁性が図られ、収縮する包装部材(shrink wrap)でカバーされている。
また、結腸鏡挿入部10内の電気回路は隙間122中の3つのPCB126a、126b、126cに設置されており、後方のPCB126aはZ軸アクチュエーター部材の前端に、前方のPCB126cはX-Y走査機構20の後端に位置する。隙間122の大きさは使用中(ニチノールワイヤー28の長さの収縮、膨張時)に変化するため、第3のPCBすなわちPCB126bは可撓性であり、他の2つのPCBの間に円弧状に配置され、接続されている。フレキシブルPCB126bは、3つのPCBに渡って電気的な接続を維持できるように、他の2つのPCB126a、126cにしっかりと固定されている。ワイヤー接続は、使用によりまたはんだ接続部の曲げによりすぐに壊れるため、その使用が避けられている。
また、この図中には、ケーブル128、X軸センサー130の外部回路、メカニカルピン132の形状をしたバックストップが示されている。このメカニカルピン132は、ニチノールワイヤー28が最も収縮した状態である時のX-Y走査機構20の最後部移動位置を定めている。さらに、X-Y走査機構20がこのメカニカルピン132に接触するとすぐに、ニチノールワイヤー28がそれ以上加熱されないようにするために、電流のカットオフ或いは調整を行うことが可能である。さもなければ、ニチノールワイヤー28が自分自身を固定した位置の一箇所から引っ張り出してしまうという危険性がある。
スプリング44は後方PCB126aと前方PCB126cに接して付勢し、またその後方PCB126aはボーデンケーブル30に対する取付け表面を有する。さらに、光ファイバー34はX-Y走査機構20の後部のあたりまで前方に延びた筒に囲まれ、この筒は好ましくは、後方または前方PCB126a、126cを密閉しており、ほこり、細菌、他の汚染物質の進入をある程度阻止する役目を果たす。
ニチノールワイヤー28はその前端を前方PCB126cに取付ける。ニチノールワイヤー28が使用中に膨張と収縮を繰り返すにつれて、PCB126cの取付け位置はその取付け部を損失に導く可能性のある機械的な応力にさらされることとなる。図7Aを参照すると、この実施形態によれば、ニチノールワイヤー28の前方先端部をフック134の形状とし、前方PCB126cを2度貫いている。さらに、任意であるが好ましいはんだ136(或いは選択的には接着剤)はフック134の端の上を覆い、PCB126cとの取付け位置にあるニチノールワイヤー28を支持するための前方表面キャップを形成する。
図7Bを参照すると、他の実施形態では、フック134がPCB126cから離れてしまう可能性がほとんどなくなるように、ニチノールワイヤー28の前方先端部を追加的にノブ138の形状としている(ワイヤー28が通るPCB126cの穴よりも大きい)。
本発明の範囲内での変形が、本技術の分野における通常の知識を有する者によりすぐに達成される可能性がある。したがって、この発明は以上に例示された特定の実施形態に制限されるものではない。
さらに、本明細書に記載したいかなる従来技術の参照も、その従来技術の参照が通常の一般的知識の一部を形成し、或いは形成されていることを意味するものではない。
本発明をより明瞭に確認するため、ここに好ましい実施形態を例として添付図に示す。
図1Aは、本発明の好ましい実施形態による、深度すなわちZ軸方向により結腸鏡の焦点面をコントロールするためのZ軸制御装置を備える結腸鏡挿入部の模式図である。 図1Bは、本発明の選択的な好ましい実施形態による、深度すなわちZ軸方向により結腸鏡の焦点面をコントロールするためのZ軸制御装置を備える結腸鏡挿入部の模式図である。 図1Cは、本発明のさらにいっそう好ましい実施形態による、深度すなわちZ軸方向により結腸鏡の焦点面をコントロールするためのZ軸制御装置を備える結腸鏡挿入部の模式図である。 図2Aは、図1AのZ軸制御装置の光学位置センサーの模式図である。 図2Bは、図2Aの光学位置センサーに関する、出力アナログ電圧の変化とZ軸動作距離の変化の実測関係を示したものである。 図2Cは、図1AのZ軸制御装置の選択的に好ましい実施形態による静電容量位置センサーの模式図である。 図3Aは、図1Aの光学位置センサーをもつZ軸制御装置を有する結腸鏡の模式的な回路図である。 図3Bは、本発明の選択的なより好ましい実施形態による容量性位置センサーをもつZ軸制御装置を有する結腸鏡の模式的な回路図である。 図4は、図1AのZ軸制御装置の比例・積分・微分制御ループのフローチャートである。 図5Aは、図1AのZ軸制御装置のドライバーに入力される方形波電圧の模式図である。 図5Bは、深さ調整後の図1AのZ軸制御装置のドライバーに入力される方形波電圧の模式図である。 図6は、図1AのZ軸制御装置のニチノールワイヤー28とX-Y走査機構に対するスプリングと光学位置センサーの配置の模式図である。 図7Aは、図1AのZ軸制御装置のニチノールワイヤーの取付け部と前方PCBの模式図である。 図7Bは、図1AのZ軸制御装置置のニチノールワイヤーと前方PCBの間の選択的な取付け形式の模式図である。
符号の説明
10 結腸鏡挿入部
12 Z軸方向
18 ハウジング
20 X-Y走査機構
22 対物光学トレイン部
24 Z軸制御装置
26 Z軸アクチュエーター
28 形状記憶合金ニチノールワイヤー
30 ボーデンケーブル(Bowden Cable)
32 位置センサー
34 光ファイバー
37 点状観察領域
38 焦点面
44 コイルスプリング
46 光学位置センサー
48 発光ダイオード(LED)
50 検出ダイオード
66 光ファイバーバンドル
70 2重線コイル容量性センサー
80 ハンドピース
82 制御基板
86 変換器
88 アナログ電圧信号
90 アンプ
92 アナログデジタル変換器
94 デジタル信号
96 マイクロコントローラー
100 外部調整部
106 深度コントロールボタン
110 ホームポジションスイッチ
118 方形波パターン
126a 後方のPCB
126c 前方のPCB
126b フレキシブルPCB

Claims (33)

  1. 軸に沿って位置を制御するための位置制御装置であって、
    前記軸に沿って膨張・収縮するように配置できる形状記憶合金を備えた、前記軸に沿って伸張・収縮することができる伸張性部材と、
    前記形状記憶合金の温度を制御するための加熱手段と、
    前記加熱手段を制御するためのものであって、位置の変化に応答して動作するフィードバック機構とを有し、
    前記位置は前記加熱手段によって制御可能であり、前記フィードバック機構によって一定に保たれる、位置制御装置。
  2. 前記軸が深度、すなわちZ軸である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記形状記憶合金の膨張或いは収縮に抗して作用するバイアス手段を有する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記バイアス手段が前記形状記憶合金の収縮に抗して作用する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記バイアス手段がスプリングである請求項3に記載の装置。
  6. 前記フィードバック機構が、装置の位置を感知するためのフィードバックセンサーを有し、前記形状記憶合金に加えられる熱を加減するために前記加熱手段に送られる出力を供給する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記フィードバック機構が複数のフィードバックセンサーを含む、請求項1に記載の装置。
  8. 前記加熱手段が前記形状記憶合金を加熱するための電流電源を備える、請求項1に記載の装置。
  9. 前記電流電源が、前記形状記憶合金に電流を流すことによって前記形状記憶合金を加熱するよう構成されている、請求項8に記載の装置。
  10. 電流がパルス幅変調電流である、請求項8に記載の装置。
  11. パルス幅変調電流のデューティ比を変えることにより、前記電流の平均値を変化させて前記加熱手段を制御することが可能な、請求項10に記載の装置。
  12. 前記フィードバック機構が、静電容量センサー、可変抵抗センサー、磁気ホールセンサー、誘導センサー、或いは光学センサーを備える、請求項1に記載の装置。
  13. 前記フィードバック機構が2重線コイル容量性センサーを備える容量性センサーを有し、2重線コイル容量性センサーのコイル間隔が前記装置の位置によって変化して、前記センサーの出力を変化させる、請求項1に記載の装置。
  14. 前記フィードバック機構が、赤色パルス光を射出する発光ダイオードと位相固定増幅検出ダイオードを含む光学センサーを備える、請求項1に記載の装置。
  15. さらに前記形状記憶合金を前記装置に固定するための長尺部材を備え、前記長尺部材は縦方向には十分に堅く、横方向には可撓性である、請求項1に記載の装置。
  16. 前記長尺部材がボーデンケーブルからなる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記伸張性部材が、複数の同様な伸張性部材の一つである、請求項1に記載の装置。
  18. 位置が変化するときに間隔が変化する、前記装置の2つの部分の間に配置され、取付けられ、前記間隔が変化するにつれて撓曲するフレキシブルプリント回路基板をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  19. 軸方向に所望のホームポジションを設定するホーム調整機構をさらに備え、以降の位置調整はホームポジションに対して行われる、請求項1に記載の装置。
  20. 照射光を通すための光ファイバーと、
    観察領域に前記照射光を合焦させるための集光装置と、
    観察領域の位置を制御するための請求項1に記載の位置制御装置、を備える内視鏡。
  21. 前記位置は、射出開孔の移動、前記集光装置の移動、或いは前記射出開孔と前記集光装置両方の移動により調節可能であり、前記移動は前記位置制御装置によって制御可能である、請求項20に記載の内視鏡。
  22. 前記内視鏡は前記射出開孔が組み込まれたX-Y走査機構を有し、前記X-Y走査機構の位置が前記位置制御装置によって調節できる、請求項20に記載の内視鏡。
  23. 前記伸張性部材が、複数の同様な伸張性部材の一つである、請求項20に記載の内視鏡。
  24. 前記内視鏡が共焦点内視鏡である、請求項20に記載の内視鏡。
  25. 前記内視鏡が内視顕微鏡である、請求項20に記載の内視鏡。
  26. 観察領域の位置を制御するための、請求項1に記載の位置制御装置を備える、顕微鏡。
  27. 請求項1に記載の位置制御装置を備える、結腸鏡。
  28. 軸に沿った位置の位置決め制御を与える方法であって、
    前記軸に沿って膨張・収縮するように配置できる形状記憶合金を備え、前記軸に沿って伸張・収縮することができる伸張性部材を用い、
    加熱手段によって前記形状記憶合金の長さを制御し、
    位置の変化に応答するフィードバック信号を提供し、前記位置を一定に保つために前記フィードバック信号に応じて前記加熱手段を制御するものであって、
    前記位置は、前記加熱手段によって制御可能であり、前記フィードバック機構によって一定に保たれる、方法。
  29. 前記軸が深度或いはZ軸である、請求項28に記載の方法。
  30. さらに、バイアス手段を用いて、前記形状記憶合金の膨張或いは収縮に抗する力を加える、請求項28に記載の方法。
  31. 前記バイアス手段がスプリングである、請求項30に記載の方法。
  32. 前記バイアス手段が前記形状記憶合金の収縮に抗して作用する、請求項30に記載の方法。
  33. ある部位の内視鏡検査あるいは結腸鏡検査を行う方法であって、
    光学ヘッドを前記部位に位置させること、と
    前記内視鏡検査或いは結腸鏡検査の観察領域の少なくとも一部分を、形状記憶合金によって位置制御すること、
    を含む、方法。
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