JP2004319640A - Emiガスケット及びemiガスケットの製造方法 - Google Patents

Emiガスケット及びemiガスケットの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004319640A
JP2004319640A JP2003109399A JP2003109399A JP2004319640A JP 2004319640 A JP2004319640 A JP 2004319640A JP 2003109399 A JP2003109399 A JP 2003109399A JP 2003109399 A JP2003109399 A JP 2003109399A JP 2004319640 A JP2004319640 A JP 2004319640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
conductive elastomer
emi gasket
conductive
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003109399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3803650B2 (ja
Inventor
Hiroaki Kato
広晃 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitagawa Industries Co Ltd filed Critical Kitagawa Industries Co Ltd
Priority to JP2003109399A priority Critical patent/JP3803650B2/ja
Publication of JP2004319640A publication Critical patent/JP2004319640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3803650B2 publication Critical patent/JP3803650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

【課題】導電性のフレームに導電性エラストマー14を積層したEMIガスケットにおいて、十分な強度を確保する。
【解決手段】EMIガスケット10は、導電性のフレーム12を金型26にインサートし、フレーム12の外周面13に対向して配されたゲート32から両面のキャビティ28に導電性エラストマー14を射出、注入して製造される。導電性エラストマー14を片面側から射出して他方の面に誘導するための穴や切欠等をフレーム12に設ける必要がないから、穴等によってフレーム12の強度が弱くなるという問題は発生しない。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導電性のフレーム上に導電性エラストマーを積層してなるEMIガスケットの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板などにIC、LSI等のディバイスを実装した電子機器においては、各ディバイス同士をシールドしたり、また電子機器と外部とをシールドするための手段が必要とされる。
【0003】
例えば特開2000−59065号公報には、板金製のシールドカバー(段落0002)や導電材料を混入したプラスチック材で成形したシールドカバー(段落0015〜0016)を用いる技術が開示されている。しかしながら、板金などのシールドカバーは、爪状の脚部をプリント基板に嵌合させて取り付ける構造であるから、製造や取り扱いが面倒であった。
【0004】
これに対して、導電性フレーム(金属フレーム又はメッキしたプラスチックシート)に穴をあけて、その上下の面に導電性エラストマーを形成して導電性エラストマー付のEMIガスケットを製作する技術が提案されている(例えば特許第3022804号公報)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−59065号公報(段落0002、段落0015〜0016)
【特許文献2】
特許第3022804号公報(請求項1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
例えば携帯電話、POS端末、バーコードリーダーなどの小型電子機器において小型化が進んでおり(小型化は小型電子機器に限るものではないが)、プリント基板の小型化に対応してシールド手段も小型化を要求されている。したがって、導電性フレーム上に導電性エラストマーを形成した構成のガスケットでも小型化、すなわち導電性フレームのフレーム幅をより狭く、肉厚をより薄くしなければ、小さなプリント基板に実装できないという制限が出てきた。
【0007】
ところが、射出成形などで導電性フレームの両面に導電性エラストマーを形成するためにフレームに穴を開けると、フレームの強度が弱くなるという問題が発生する。また、強度の低下を防ぐために穴の径を小さくした場合には、例えば射出された導電性エラストマーにその小さな穴を通過させて反対側まで良好に行き渡らせるのが難しいという問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載のEMIガスケットの製造方法は、導電性のフレームと、該フレームの両面に積層された導電性エラストマーとからなるガスケットを製造するに当たって、前記フレームを金型にインサートし、該インサートされたフレームの外周面に対向して配されたゲートから該フレームの両面のキャビティに導電性エラストマーを注入するので、フレームに穴を開ける必要はない。したがって、穴によってフレームの強度が弱くなるという問題は発生しない。また、導電性エラストマーは、フレームの穴などを通らずに、ゲートからフレームの両面のキャビティに注入されるので、フレームの両面に良好に行き渡らせることができる。
【0009】
請求項2記載のEMIガスケットの製造方法は、導電性のフレームと、該フレームの両面に積層された導電性エラストマーとからなるガスケットを製造するに当たって、前記フレームの母材である板材を金型にインサートし、該インサートされた板材の外周面に対向して配されたゲートから該板材の両面のキャビティに導電性エラストマーを注入して該板材の両面に導電性エラストマーを積層し、前記金型から取り出した前記板材に打ち抜き加工して前記フレームとすることを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の方法との違いは、請求項1ではフレームをインサートするのに対して請求項2の方法では板材をインサートして両面に導電性エラストマーを積層した後に、その板材に打ち抜き加工(例えばプレスによる打ち抜き加工)してフレームとする点で異なる。
【0011】
この方法によっても、フレーム(板材)に穴を開ける必要はないから、穴によってフレームの強度が弱くなるという問題は発生しない。また、導電性エラストマーは、板材の穴などを通らずに、ゲートから板材の両面のキャビティに注入されるので、板材すなわちフレームの両面に良好に行き渡らせることができる。
【0012】
また、導電性エラストマーを積層した板材を加工してフレームにするので、フレームのフレーム幅をより狭くできるというメリットがある。
請求項2記載のEMIガスケットの製造方法においては、打ち抜き加工に際して打ち抜き用の金型と板材とが直接接触する部分を確保できれば板材の広い範囲に導電性エラストマーを積層してもよいが、例えば打ち抜かれてしまう部分にまで導電性エラストマーを積層するのは効率的ではない。
【0013】
したがって、請求項3記載のように、前記板材の前記フレームとされる部分のみに前記導電性エラストマーを積層すること、つまり打ち抜かれてしまう部分には導電性エラストマーを積層しない構成が好ましい。この場合、EMIガスケットとして導電性エラストマーのパターンを必要とする部分のみに導電性エラストマーが積層されれば十分である。
【0014】
導電性のフレーム(又は板材)は、銅、リン青銅やベリリウム銅などの銅合金、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼、マグネシウム合金、チタン、メッキを施したポリエステルシート等で製造すればよい。
導電性エラストマーとしては、シリコーンラバー等の弾性ゴムやクロロプレン、ネオプレン、サンプトプレン、ポリウレタン等の高分子発泡体に銀、銅、アルミニウム、ニッケル、炭素、グラファイト等の微粒子やフィラー等を混入したものが例示される。このような導電性エラストマーは、導電性、弾性及び柔軟性を有する。
【0015】
キャビティに導電性エラストマーを注入するための成形方法としては、トランスファー成形、射出成形等の公知の成形方法を採用できる。
請求項4記載のEMIガスケットの製造方法は、請求項1、2又は3記載のEMIガスケットの製造方法において、前記金型には前記インサートされたフレーム又は板材の外縁部を挟持する外縁挟持部が設けられ、かつ該外縁挟持部には前記ゲートから注入された導電性エラストマーの通路となる凹部が設けられていることを特徴とする。
【0016】
外縁挟持部にてインサートされたフレームの外縁部を挟持するので、フレーム又は板材と金型との相対位置すなわちキャビティの形状と位置を正確にできる。また、射出された導電性エラストマーの圧力などでフレーム又は板材が歪むのを防止できる。その結果、製造されるEMIガスケットの寸法精度が良好になる。
【0017】
また、外縁挟持部にはゲートから注入された導電性エラストマーの通路となる凹部が設けられているので、導電性エラストマーの注入を阻害しない。
請求項5記載のEMIガスケットは、請求項1、2、3又は4記載の製造方法で製造され、導電性のフレームと、該フレームの両面に積層された導電性エラストマーとからなり、前記導電性エラストマー部分には、枝状に延出されて前記フレームの外周に達する外周到達部が存在することを特徴とする。
【0018】
このEMIガスケットは、請求項1、2、3又は4記載の製造方法で製造されるので、上述の効果を有する。
導電性エラストマーはフレームに沿った形状にされることで良好なシールド効果を発揮する。ただし、導電性エラストマーを外周面に対向して配されたゲートからフレーム又は板材の両面のキャビティに注入するので、ゲートから出た導電性エラストマーがフレームの幅方向に流れる部分ができる。この部分が外周到達部となる。つまり、EMIガスケットに外周到達部があれば、請求項1、2、3又は4記載の製造方法で製造されたと推認される。
【0019】
請求項6記載のEMIガスケットは、請求項5記載のEMIガスケットにおいて、前記外周到達部の肉厚は他の部分よりも薄いことを特徴とする。
外周到達部の肉厚はシールド効果にはほとんど関係しないので、外周到達部の肉厚をシールド効果に関係する他の部分の肉厚よりも薄くすれば、EMIガスケットを電子機器に装着したときにシールド効果に関係する部分の密着性が良好になり、シールド効果も良好になる。
【0020】
請求項7記載のEMIガスケットは、請求項5又は6記載のEMIガスケットにおいて、両面の前記外周到達部同士が前記フレームの外周面に付着したブリッジ部を介して一連となっていることを特徴とする。つまり、同じゲートから出た導電性エラストマーが外周面部分で両面に分かれて各キャビティに流入した痕跡がブリッジ部となって残っている構造である。このブリッジ部は、EMIガスケットを係合などによって筐体に取り付ける場合に、係合部として利用できる。また、EMIガスケットの用途や装着構造などによってブリッジ部が不要になる場合には、これを除去することもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、いくつかの実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0022】
【実施例1】
図1に示すのはEMIガスケット10の平面図、図2はA−A断面図である。これらの図に示すように、EMIガスケット10は導電性のフレーム12と、フレーム12の両面に積層された導電性エラストマー14(本実施例ではシリコーンラバーに金属微粒子を混入した物を使用)とで構成されている。
【0023】
本実施例のフレーム12は、リン青銅の板金(板圧は使用場面などに応じて0.1〜1.0mm、多くの場合は0.3〜0.5mm程度とされる。)をプレスによって打ち抜いて格子状にしたものである。打ち抜きによって形成された窓状の空間がIC、LSI等のディバイスの収容部16となり、その周囲の環状に閉じた枠部18それぞれがシールドとして機能する。フレーム12のサイズ及び各収容部16の形状は、図示しないプリント基板の形状、プリント基板上におけるディバイスの配置、ディバイスの形状等に応じて決められ、一律ではない。
【0024】
導電性エラストマー14は、図2に良好に示されるとおりフレーム12の両面に積層されている。その平面投影形状はフレーム12の同形状に倣っている。
各枠部18上の導電性エラストマー14の幅はその枠部18の幅よりも小さく(枠部18の幅は使用場面などに応じて0.3〜3.0mm、多くの場合は0.4〜0.5mm程度とされる。)、帯状の導電性エラストマー14の両脇になる枠部18(フレーム12)の外縁部20及び内縁部24では表面が露出している。
【0025】
この表面が露出している部分のうちフレーム12の外周に沿った外縁部20には、フレーム12の両長辺に各3箇所ずつ、導電性エラストマー14の外周到達部22によって覆われた部分がある。外周到達部22は導電性エラストマー14の本体部分から枝状に延出されてフレーム12の外周に達している。なお、図2に良好に示されるとおり、外周到達部22の肉厚は本体部分よりも小さい。
【0026】
一方、収容部16側になる内縁部24には外周到達部22のような枝状の部分は存在しない。
外縁部20及び内縁部24でフレーム12の表面が露出しているのは、フレーム12上に導電性エラストマー14を形成するための成形作業に由来している。
【0027】
本実施例のEMIガスケット10は、図3に示すように、プレス加工されたフレーム12を上型26aと下型26b(一方が固定金型、他方が可動金型)とからなる金型26にインサートして、導電性エラストマー14を射出することによってフレーム12上に導電性エラストマー14を積層して製造されている。
【0028】
金型26にインサートされたフレーム12の上下には導電性エラストマー14を注入するためのキャビティ28が形成される。
また、上型26a及び下型26bには外周到達部22に対応する凹部30が設けられており、キャビティ28は凹部30を介してゲート32と連通する。
【0029】
詳細の図示は省略するが、ゲート32は上型26a又は下型26b(固定金型となる方)に設けられ、図3に示すとおり、型閉時にフレーム12の外周面13に対向する位置に配されている。
一方、外縁部20及び内縁部24は上型26aと下型26bとによって密着挟持されている(凹部30は除く)。
【0030】
こうした構成であるので、ゲート32から導電性エラストマー14を射出すると、導電性エラストマー14は上下の凹部30から上下のキャビティ28に流入する。キャビティ28に適量の導電性エラストマー14を充填してゲートカットし、導電性エラストマー14が固化してから型開してEMIガスケット10を取り出す。
【0031】
この状態では、図3(b)に示すように、ゲート32と凹部30との間にあったブリッジ部34が上下の外周到達部22同士を連結する状態でフレーム12の外周面13に付着している。ブリッジ部34をそのまま残して置いても構わないが、これを削除すれば図1、図2に示す形状になる。
【0032】
このように、EMIガスケット10は、導電性のフレーム12を金型26にインサートし、インサートされたフレーム12の外周面13に対向して配されたゲート32からフレーム12の両面のキャビティ28に導電性エラストマー14を射出、注入して製造されるので、フレーム12の片面側にゲートを配して射出する場合のように、導電性エラストマー14を他方の面に誘導するための穴や切欠等をフレーム12に設ける必要がない。
【0033】
したがって、穴等によってフレーム12の強度が弱くなるという問題は発生しない。また、導電性エラストマー14は、フレーム12の穴等を通らずに、ゲート32からフレーム12の両面のキャビティ28に注入されるので、フレーム12の両面に良好に行き渡らせることができる。
【0034】
なお、金型26にはゲート32から射出された導電性エラストマー14の通路となる凹部30が設けられているので、挟持によって導電性エラストマー14の注入を阻害することはい。
導電性エラストマー14の射出に際しては、金型26にインサートされたフレーム12の外縁部20や内縁部24を金型26にて挟持するので、フレーム12と金型26との相対位置すなわちキャビティ28の形状と位置を正確にできる。また、射出された導電性エラストマー14の圧力などでフレーム12が歪むのを防止できる。その結果、EMIガスケット10の寸法精度が良好になる。
【0035】
なお、フレーム12の外縁部20だけを金型26にて挟持する構成、つまり内縁部24に相当するフレーム12の露出部分を設けない構成としても同様の効果が得られる。
EMIガスケット10は、IC、LSI等のディバイスを収容部16内に収めるようにしてプリント基板上に配され、上面側には導電性の筐体などが圧接する。つまり、プリント基板と筐体等の導体とでサンドイッチ状に挟まれて収容部16が閉鎖状になるので、各ディバイス同士をシールドし、また電子機器と外部とをシールドする。このとき、導電性エラストマー14が下のプリント基板及び上の導体と柔軟に密接するので、シールド効果は確実になる。
【0036】
ところで、成形時に導電性エラストマー14の通路となる凹部30に対応して、EMIガスケット10には枝状の外周到達部22が形成されるが、この外周到達部22の肉厚は他の部分よりも薄いので、EMIガスケット10を電子機器に装着したときにシールド効果に関係する、導電性エラストマー14本体部分の密着性を妨げない。よって、導電性エラストマー14の密着性は良好で、シールド効果も良好になる。
【0037】
金型26から取り出されたEMIガスケット10の外周面13には、ゲート32から出た導電性エラストマー14が外周面13部分で上下に分かれて各キャビティ28に流入した痕跡がブリッジ部34となって残っている。このブリッジ部34は、EMIガスケット10を筐体等に取り付ける場合に係合部として利用できるが、EMIガスケット10の用途や装着構造などによってブリッジ部34が不要な場合には除去すればよい。
【0038】
【変形例】
ブリッジ部34に関しては、図4、図5に示すような変形が可能である。
すなわち、フレーム12のゲート32に対面する部分に切欠35を設けておくのである。そうすれば、ゲート32から射出された導電性エラストマー14は切欠35から分流して凹部30を通ってキャビティ28に流れ込む。したがって、ブリッジ部34を外周面13から突出させないか、少なくとも突出量を極めて小さくできる。
【0039】
【実施例2】
図6、図7に示すEMIガスケット11は、インサートされたフレーム12を金型に設けた抑えピン(図示略)によって挟持して導電性エラストマー14を射出成形したものである。なお、金型の構造(抑えピンに関わる部分以外)及び射出成形の手順等は実施例1と同様であるから、図示と説明は省略する。
【0040】
このため、EMIガスケット11の導電性エラストマー14には抑えピンの痕跡がピン跡37として残されている。
抑えピンを用いたことで、外縁部20及び内縁部24のようなフレーム12の露出部分をピン跡37だけにでき、導電性エラストマー14の幅を枠部18の幅と整合させることができる。つまり、導電性エラストマー14の壁厚(幅)を最大限にできるので、シールド効果がより良好になる。その他、実施例1と同様の効果を有することは言うまでもない。
【0041】
以上、実施例等に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば、実施例では1枚のフレーム12に対して6箇所のゲート32から導電性エラストマー14を射出する(外周到達部22が片面に6箇所ずつできる)構成としたが、ゲート数はフレーム12の形状や射出する導電性エラストマー14の量などに応じて適宜に設定すればよく、6箇所に限るわけではない。
【0042】
また、実施例ではフレームをインサートして射出成形してEMIガスケットを製造する方法を説明したが、フレームの母材となる板材をインサートして射出成形し、板材の両面に導電性エラストマーを積層した後に、板材を例えばプレスにて打ち抜いてフレームとする方法を採用することができる。この方法でも実施例と同様の効果が得られる。また、射出成形後にフレームを加工するので、フレーム幅(実施例の枠部18の幅)をより狭くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のEMIガスケットの平面図。
【図2】図1のA−A線による断面図。
【図3】実施例1のEMIガスケットの射出成形の説明図。
【図4】変形例のEMIガスケットの部分平面図。
【図5】変形例のEMIガスケットの部分断面図。
【図6】実施例2のEMIガスケットの平面図。
【図7】図6のB−B線による断面図。
【符号の説明】
10、11 EMIガスケット
12 フレーム
13 外周面
14 導電性エラストマー
16 収容部
18 枠部
20 外縁部
22 外周到達部
24 内縁部
26 金型
28 キャビティ
30 凹部
32 ゲート
34 ブリッジ部
35 切欠

Claims (7)

  1. 導電性のフレームと、該フレームの両面に積層された導電性エラストマーとからなるガスケットを製造するに当たって、
    前記フレームを金型にインサートし、
    該インサートされたフレームの外周面に対向して配されたゲートから該フレームの両面のキャビティに導電性エラストマーを注入する
    ことを特徴とするEMIガスケットの製造方法。
  2. 導電性のフレームと、該フレームの両面に積層された導電性エラストマーとからなるガスケットを製造するに当たって、
    前記フレームの母材である板材を金型にインサートし、
    該インサートされた板材の外周面に対向して配されたゲートから該板材の両面のキャビティに導電性エラストマーを注入して該板材の両面に導電性エラストマーを積層し、
    前記金型から取り出した前記板材に打ち抜き加工して前記フレームとする
    ことを特徴とするEMIガスケットの製造方法。
  3. 請求項2記載のEMIガスケットの製造方法において、
    前記板材の前記フレームとされる部分のみに前記導電性エラストマーを積層することを特徴とするEMIガスケットの製造方法。
  4. 請求項1、2又は3記載のEMIガスケットの製造方法において、
    前記金型には前記インサートされたフレーム又は板材の外縁部を挟持する外縁挟持部が設けられ、かつ該外縁挟持部には前記ゲートから注入された導電性エラストマーの通路となる凹部が設けられている
    ことを特徴とするEMIガスケットの製造方法。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の製造方法で製造され、
    導電性のフレームと、
    該フレームの両面に積層された導電性エラストマーとからなり、
    前記導電性エラストマー部分には、枝状に延出されて前記フレームの外周に達する外周到達部が存在する
    ことを特徴とするEMIガスケット。
  6. 請求項5記載のEMIガスケットにおいて、
    前記外周到達部の肉厚は他の部分よりも薄いことを特徴とするEMIガスケット。
  7. 請求項5又は6記載のEMIガスケットにおいて、
    両面の前記外周到達部同士が前記フレームの外周面に付着したブリッジ部を介して一連となっていることを特徴とするEMIガスケット。
JP2003109399A 2003-04-14 2003-04-14 Emiガスケット及びemiガスケットの製造方法 Expired - Lifetime JP3803650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003109399A JP3803650B2 (ja) 2003-04-14 2003-04-14 Emiガスケット及びemiガスケットの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003109399A JP3803650B2 (ja) 2003-04-14 2003-04-14 Emiガスケット及びemiガスケットの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004319640A true JP2004319640A (ja) 2004-11-11
JP3803650B2 JP3803650B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=33470574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003109399A Expired - Lifetime JP3803650B2 (ja) 2003-04-14 2003-04-14 Emiガスケット及びemiガスケットの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3803650B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224902A (ja) * 2006-01-25 2007-09-06 Toyota Industries Corp 電動コンプレッサ
KR101034920B1 (ko) 2006-03-09 2011-05-17 레어드 테크놀로지스 인코포레이티드 다중 위치 래칭을 구비한 덮개 및 프레임을 포함하는 emi 차폐 및 열 관리 조립체
JP7475215B2 (ja) 2020-06-29 2024-04-26 Nok株式会社 ガスケットの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224902A (ja) * 2006-01-25 2007-09-06 Toyota Industries Corp 電動コンプレッサ
US10371147B2 (en) 2006-01-25 2019-08-06 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Electrically-driven compressor
KR101034920B1 (ko) 2006-03-09 2011-05-17 레어드 테크놀로지스 인코포레이티드 다중 위치 래칭을 구비한 덮개 및 프레임을 포함하는 emi 차폐 및 열 관리 조립체
JP7475215B2 (ja) 2020-06-29 2024-04-26 Nok株式会社 ガスケットの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3803650B2 (ja) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10651579B2 (en) Connector
KR101610228B1 (ko) 리셉터클 커넥터의 제조방법
JP5270400B2 (ja) カード用コネクタ
CN110875548B (zh) 防水连接器
US7288727B1 (en) Shield frame for a radio frequency shielding assembly
TW200601947A (en) Electronic apparatus and shielding structure for heat dissipation openings
KR101131594B1 (ko) 커넥터용 소켓 및 헤더와 이들의 삽입 성형방법
US7518568B2 (en) Antenna for an electronic device
JP2013054844A (ja) 電気コネクタ
JP2022507405A (ja) レセプタクルコネクタ
US8478365B2 (en) Mobile terminal apparatus
US10931049B2 (en) Terminal, connector, and connector manufacturing method
JP2004055464A (ja) 低背型コネクタ
JPH10335870A (ja) 電磁シールド構造
JP3803650B2 (ja) Emiガスケット及びemiガスケットの製造方法
WO2008035442A1 (fr) Dispositif de circuit, procédé de fabrication de dispositif de circuit et élément de connexion
JP2006210526A (ja) 電磁波シールド筐体
US11872735B2 (en) Molded article and method for manufacturing molded article
CN1212821A (zh) 制造具有屏蔽作用的无线电设备外壳部件的方法
WO2015033530A1 (ja) 電子機器
JP4413671B2 (ja) 異方導電性コネクタシートおよびその製造方法
CN104466613A (zh) 导电油墨弹性模塑连接器
JP2004134257A (ja) 基板用コネクタ及びコネクタ付きケース
JP2001111282A (ja) 電磁波シールド成形品及びその製造方法
CN112369129B (zh) 电子控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3803650

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term