JP2004319278A - コンビネーションスイッチ - Google Patents

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Setsu Sakabe
節 坂部
Toshiki Sugiyama
敏樹 杉山
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Yazaki Corp
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Abstract

【課題】信頼性と操作性を向上しつつ、高い組み付け精度を要求しないコンビネーションスイッチを提供する。
【解決手段】固定部12に支承軸20によって揺動自在に支持された操作レバー13aと、マグネット30とホールセンサ31から構成され、操作レバー13aの揺動に応じて変化する磁界をホールセンサ31が検知し、操作レバー13aの位置を検出する位置検出部B3とを備えたコンビネーションスイッチに、略円筒形状を有し、一端側にS極とN極が着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁されたマグネット30と、このマグネット30の筒内部に配設されたホールセンサ31とから構成される位置検出部B3を備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のヘッドライトの点灯、ウインカーの点灯、ワイパーの駆動等の操作を行うためのコンビネーションスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のコンビネーションスイッチとしては、図9に示す特許文献1に開示されたものがある。
【0003】
このコンビネーションスイッチ100は、図9に示すように、ステアリングコラム(図示せず)より突出した操作レバー101を備え、この操作レバー101はレバー本体102とこのレバー本体102の先端側で回転自在に設けられた操作ノブ103とを有している。操作ノブ103とレバー本体102によって構成される内部には第1の位置検出部D1が設けられている。この第1の位置検出部D1は、操作ノブ103に固定され、操作ノブ103と一体的に回転される可動接点104と、この可動接点104が摺動され、レバー本体102に固定された固定接点保持部105とを有している。固定接点保持部105には複数の固定接点(図示せず)が設けられ、操作ノブ103の回転位置により可動接点104が複数の固定接点(図示せず)間を電気的に接続する導通位置と複数の固定接点(図示せず)間を電気的に導通しない遮断位置との間で変位される。この導通・遮断情報は、ヘッドライトの点灯等に利用される。
【0004】
レバー本体102の基端部にはピン106を介して被レバー操作部107が回転自在に設けられ、この被レバー操作部107にはピン106の直交方向に延びる軸部107aが設けられ、この軸部107aがケース108とアッパーカバー109の各軸受け部108a、109aに支持されている。操作レバー101は軸部107aを支点として車両上下方向に揺動可能に構成され、この操作レバー101の上下揺動に際しては被レバー操作部107も共に揺動される。被レバー操作部107には一対の対向片110aを有する可動接点保持部110が係合され、この可動接点保持部110は被レバー操作部107の上下方向の揺動に対しては共に揺動するように設けられている。第2の位置検出部D2は可動接点保持部110に設けられ、「く」の字形状を有する可動接点111と、この可動接点111が摺動され、ケース108に固定された固定接点基板112とを有する。この固定接点基板112には複数の固定接点(特に、符号を付せず)が設けられ、操作レバー101の車両上下揺動により可動接点111が複数の固定接点(特に、符号を付せず)間を電気的に接続する導通位置と複数の固定接点(特に、符号を付せず)間を電気的に導通しない遮断位置との間で変位される。この導通・遮断情報は、ウインカーの点灯又はワイパーの駆動等に利用される。
【0005】
又、可動接点保持部110の一対の対向片110aにはカム突起113が、レバー本体102の基端部にはこのカム突起113が摺動されるカム溝114がそれぞれ設けられている。操作レバー101が車両前後方向に揺動されると、レバー本体102の基端側がピン106を中心に揺動し、カム突起113とカム溝114によって可動接点保持部110が前記とは直交する方向に移動するよう設けられている。第3の位置検出部D3は、前記第2の位置検出部D2と概略兼用であり、前記可動接点111と、この可動接点111が摺動される固定接点基板112とを有する。そして、この固定接点基板112には第2の位置検出部D2のものとは異なる位置に複数の固定接点(特に、符号を付せず)が設けられ、操作レバー101の車両前後揺動により可動接点111が複数の固定接点(特に、符号を付せず)間を電気的に接続する導通位置と複数の固定接点(特に、符号を付せず)間を電気的に導通しない遮断位置との間で変位される。この導通・遮断情報は、パッシング及びウオッシャの駆動等に利用される。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−265639号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のコンビネーションスイッチ100では、各位置検出手段D1、D2、D3は、操作レバー101の移動に応じて移動する可動接点104、111とこの可動接点104、111が摺動する固定接点とによる接触式であるため、次のような問題を有する。
【0008】
つまり、第1に、可動接点104、111及び固定接点が摩耗するため、耐久性の面で信頼性に欠ける。第2に、可動接点104、111が固定接点上を摺動するため、摺動抵抗が大きく、スムーズな操作性が得られない。第3に、可動接点104、111を複数の固定接点に複数ポイントで接触させ、且つ、所定の接触圧で接触させるためには、高い組み付け精度が要求される。第4に、一方の可動接点111は「く」の字状に折り曲げ加工されているが、そのような形状の可動接点111による固定接点への接触圧は長期信頼性に欠ける。
【0009】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、耐久性の面等で信頼性が向上し、且つ、操作性が良いと共に高い組み付け精度を必要としないコンビネーションスイッチを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、固定部に支承軸によって揺動自在に支持された操作レバーと、マグネットとホールセンサから構成され、該操作レバーの揺動に応じて変化する磁界を該ホールセンサが検知し、該操作レバーの位置を検出する位置検出部とを備えたコンビネーションスイッチであって、略円筒形状を有し、一端側にS極とN極が着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁された前記マグネットと、このマグネットの筒内部に配設されたホールセンサとから前記位置検出部が構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載のコンビネーションスイッチであって、前記略円筒形状を有するマグネットは、2つの着磁ヨークによって両端部が挟持され、一端側と他端側のそれぞれにS極、N極とN極、S極とが着磁されたことを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1記載のコンビネーションスイッチであって、略半円筒形状を備え、一端側にS極、他端側にN極が着磁された2つのマグネットを組合わせることによって、前記マグネットが、略円筒形状を有し、一端側にS極とN極が着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は左右2本のコンビネーションスイッチ51a、51bを有するスイッチユニットの概略構成図である。図1に示すように、左右の各コンビネーションスイッチ1a、1bは、固定部であるステアリングコラム12より操作レバー13a、13bが左右にそれぞれ突出して設けられ、この左右の操作レバー13a、13bはレバー本体14と操作ノブ15とをそれぞれ備えている。そして、左右の各操作レバー13a、13bの全体を車両の上下方向に揺動させる操作(図1のα方向操作)と、操作レバー13a、13bの全体を車両の前後方向に揺動させる操作(図1のβ方向操作)と、操作レバー13a、13bの操作ノブ15をレバー本体14に対して回転させる操作(図1のθ方向操作)とを行うことができるように構成されている。そして、この各操作レバー13a、13bの各操作による位置移動を各位置検出部B1、B2、B3、C1、C2、C3が検出し、この検出結果が各種の被操作部の制御情報とされるもので、以下、左右のコンビネーションスイッチ1a、1bを詳細に説明する。
【0014】
図2は左のコンビネーションスイッチ1aの断面図、図3は左のコンビネーションスイッチ1aのマグネットホルダ29の斜視図、図4(a)〜(c)は図2のE部に相当し、左のコンビネーションスイッチ1aの第3位置検出部B3の各動作を説明する断面図である。図2に示すように、ステアリングコラム12より突出された操作レバー13aは、レバー本体14と、このレバー本体14の先端側で回転自在に設けられた操作ノブ15とを有している。操作ノブ15とレバー本体14によって構成される内部には第1位置検出部B1が設けられ、レバー本体14とステアリングコラム12によって構成される内部には第2位置検出部B2と第3位置検出部B3が設けられている。
【0015】
第1位置検出部B1は、操作ノブ15に固定され、操作ノブ15と一体的に回転される円筒形状の第1のマグネット16と、この第1のマグネット16の内部スペースに配置され、レバー本体14に基板17を介して固定された磁気センサである第1のホールセンサ18とを有している。第1のホールセンサ18は、磁界強度を検出し、これを電圧に変換して出力するものであり、下記する第2のホールセンサ27等も同様である。第1のマグネット16は、その中心が操作ノブ15の回転軸中心aと一致するように設定されており、操作ノブ15の回転により第1のマグネット16と第1のホールセンサ18とは相対的回転位置を変位させるようになっている。そして、第1のホールセンサ18の検出出力は、ヘッドライトの点灯等の制御回路(図示せず)に導かれ、ヘッドライトの点灯制御に利用される。
【0016】
レバー本体14の基端部にはピン20を介して被レバー操作部21が回転自在に設けられている。この被レバー操作部21にはピン20の直交方向に延びる軸部21aが設けられ、この軸部21aがケース22とアッパーカバー23の各軸受け部22a、23aに支持されている。つまり、操作レバー13aのレバー本体14は、ピン20を支点(回転軸中心c)として車両の前後方向(第1揺動方向)に揺動可能で、且つ、軸部21aを支点(回転軸中心b)として車両の上下方向(第2揺動方向)にも揺動可能に構成されている。この操作レバー13aの車両の上下揺動に際しては被レバー操作部21も共に揺動される。
【0017】
第2位置検出部B2は、被レバー操作部21の軸部21aにマグネットホルダ24を介して固定された円筒形状の第2のマグネット25と、この第2のマグネット25の内部スペースに配置され、ケース22に固定の基板26に設けられた磁気センサである第2のホールセンサ27とを有している。第2のマグネット25は、その中心が被レバー操作部21の軸部21aの中心と一致するように設定されており、操作レバー13aの上下揺動により第2のマグネット25と第2のホールセンサ27とは相対的回転位置を変位させるようになっている。そして、第2のホールセンサ27の検出出力は、ウインカーの点灯等の制御回路(図示せず)に導かれ、ウインカーの点灯等の制御に利用される。
【0018】
又、レバー本体14の基端部には磁石稼働レバー28が設けられ、この磁石稼働レバー28の先端は磁石ホルダ29の係合溝29aに係合されている。磁石ホルダ29の係合溝29aは、図4に詳しく示すように、車両上下方向に延設されており、操作レバー53aのレバー本体14が車両上下方向に揺動された場合には磁石稼働レバー28の先端が係合溝29aを単にスライド移動し、操作レバー53aのレバー本体14が車両前後方向に揺動された場合には磁石稼働レバー28の先端が磁石ホルダ29を押圧して磁石ホルダ29が追従移動するようになっている。つまり、レバー本体14の車両上下方向の揺動を伝達せず、レバー本体14の車両前後方向の揺動のみを伝達する一方向揺動伝達手段が磁石稼働レバー28と磁石ホルダ29によって構成されている。
【0019】
第3位置検出部B3は、図4(a)、(b)、(c)に詳しく示すように、マグネットホルダ29内に固定された円筒形状の第3のマグネット30と、この第3のマグネット30の内部に配置され、ケース22に固定の基板26に設けられた磁気センサである第3のホールセンサ71とを有している。マグネットホルダ29の外周にはマグネットガイド32が配置され、このマグネットガイド32によってマグネットホルダ29及びマグネット30は所望の軌跡を通って正確に移動されるようになっている。操作レバー13aが車両前後方向に揺動されると、レバー本体14の基端側のマグネットホルダ29が支承軸としてのピン20を中心に揺動し、この揺動により第3のマグネット30内の第3のホールセンサ31の挿入位置が変位されるようになっている。第3のマグネット30と第3のホールセンサ31の更に詳しい構成は、下記するが、この第3のホールセンサ31の検出出力は、パッシングの駆動等の制御回路(図示せず)に導かれ、パッシングの駆動等の制御に利用される。尚、図2において、73はリード線、74はコネクタ、75はアンダーカバーである。
【0020】
図5は右のコンビネーションスイッチ1bの断面図、図6(a)、(b)は図5のF部に相当し、右のコンビネーションスイッチ1bにおける第3位置検出部C3の各動作を説明する断面図である。右のコンビネーションスイッチ1bの構成にあって、前記左のコンビネーションスイッチ1aの構成と同一部分については同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成のみを説明する。
【0021】
つまり、図5において、この右のコンビネーションスイッチ1bでは、左のコンビネーションスイッチ1aのものと同様に、操作ノブ15の回転位置を検出する第1位置検出部C1が構成されていると共に、レバー本体14の車両上下方向の回転位置を検出する第2位置検出部C2が構成されている。そして、第2位置検出部C2の第2のホールセンサ27の検出出力は、ワイパーの駆動等の制御回路(図示せず)に導かれ、ワイパーの駆動等の制御に利用される。
【0022】
又、レバー本体14の基端部にはマグネット押圧板36が固定され、このマグネット押圧板36の底面側は、図6に詳しく示すように、車両の上下方向に延設されたフラット底面36aに形成されている。マグネット押圧板36のフラット底面36aには、マグネットホルダ37の突起37aが当接されている。マグネットホルダ37は、マグネットガイド38によって車両の前後方向に移動自在に配置されていると共に、バネ39のバネ力によってマグネット押圧板36側に付勢されている。
【0023】
マグネットガイド38にはガイド溝38aが形成され、マグネットホルダ37にはガイド溝38aに係合されるガイド突起37bが突設されており、マグネットホルダ37がマグネットガイド38によって車両の前後方向に正確に移動するようになっている。
【0024】
以上より、操作レバー13aのレバー本体14が車両の上下方向に揺動された場合にはマグネット押圧板36のフラット底面36aを単にマグネットホルダ37の突起37aが相対的に摺動し、操作レバー13aのレバー本体14が車両の前後方向に揺動された場合にはマグネット押圧板36が車両の前後方向に揺動してマグネットホルダ37の突起37aを押圧し、マグネットホルダ37がバネ39のバネ力に抗して移動する。つまり、レバー本体14の車両上下方向の揺動を伝達せず、レバー本体14の車両前後方向の揺動のみを伝達する一方向揺動伝達手段がマグネット押圧板36とマグネットホルダ37とマグネットガイド38とバネ39によって構成されている。
【0025】
又、第3位置検出部C3は、図6(a)、(b)に詳しく示すように、マグネットホルダ37内に固定された円筒形状の第3のマグネット30と、この第3のマグネット30の内部に配置され、ケース22に固定の基板26に設けられた磁気センサである第3のホールセンサ31とを有している。操作レバー13bが車両の前後方向に揺動されると、レバー本体14の基端側のマグネット押圧板36がピン20を中心に揺動し、この揺動により第3のマグネット30内の第3のホールセンサ31の挿入位置が変位されるようになっている。第3のマグネット30と第3のホールセンサ31の更に詳しい構成は、下記するが、この第3のホールセンサ31の検出出力は、ウォッシャの駆動等の制御回路(図示せず)に導かれ、ウォッシャの駆動等の制御に利用される。
【0026】
次に、左右のコンビネーションスイッチ1a、1bの各第3位置検出部B3、C3の詳しい構成を説明する。図7(a)、(b)、(c)は第3位置検出部B3、C3におけるマグネット30単体の形状を示す斜視図と、2つのマグネット30を円筒形状になるよう組合わせた形状を示す斜視図、そしてマグネット30と第3のホールセンサ31との配置を示す斜視図である。図8はマグネット30内に第3のホールセンサ31が挿入移動する場合の磁界強度の特性線と、マグネット30の位置と操作状態との対応を示す図である。なお、本実施形態のマグネット30は、Nd−Fe−Bを外径9.5mm、内径5.5mm、高さ7mmの円筒形状に成形し、着磁したものである。
【0027】
図7(a)、(b)、(c)に示すように、第3位置検出部B3、C3の各マグネット30は、半円筒形状を備え、一端側にS極、他端側にN極が着磁されたマグネット30aを2つ組合わせることによって、円周方向に180度毎にS極とN極とは着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁された円筒形状のマグネット30に形成されており、このマグネット30の内部スペースの中心位置では回転軸と垂直な方向に平行磁場が得られる。又、第3のホールセンサ31は、ホールセンサの磁界検出の向きをマグネットのN極あるいはS極側に向けて各マグネット30内のほぼ中心軸線(図7(c)のZ軸)上を検出ポイントとして挿入位置を可変するように設定されている。
【0028】
以上より、第3のホールセンサ31が受ける磁界強度は、図8に示すような略線形波形となり、この磁界強度がスイッチ動作させる数で分割(つまり、3分割)され、Aの磁界強度の範囲ではパッシング、Bの磁界強度の範囲ではオフ、Cの磁界強度の範囲ではハイビームに対応させるように制御回路(図示せず)がプログラムされる。尚、右のコンビネーションスイッチ1bにおける第3位置検出部C3の構成も略同様にしてセッティングできる。図6(a)、(b)は略線形波形の磁界強度が2分割された場合であり、一方の磁界強度の範囲(図6(a)の場合)ではウォッシャオフとし、他方の磁界強度の範囲(図6(b)の場合)ではウォッシャオンとしてそれぞれ設定されている。
【0029】
上記構成において、左右の各操作レバー13a、13bの操作ノブ15をレバー本体14に対して回転させる操作(図1のθ方向操作)を行うと、第1位置検出部B1、C1の第1のマグネット16が回転し、この回転による磁界変化を第1のホールセンサ18が検出して出力し、その出力レベルに応じてヘッドライトの点灯等が制御される。
【0030】
また、操作レバー13a、13bの全体を車両の上下方向に揺動させる操作(図1のα方向操作)を行うと、第2位置検出部B2、C2の第2のマグネット25が回転し、この回転による磁界変化を第2のホールセンサ27が検出して出力し、その出力レベルに応じてウインカーの点灯等が制御される。
【0031】
さらに、操作レバー13a、13bの全体を車両の前後方向に揺動させる操作(図1のβ方向操作)を行うと、第3位置検出部B3、C3の第3のマグネット30内を第3のホールセンサ31が挿入方向に移動し、この移動による磁界変化を第3のホールセンサ31が検出して出力し、この出力レベルに応じてパッシングやウオッシャ等が制御される。
【0032】
以上、本発明のコンビネーションスイッチ1a、1bでは、操作レバー13a、13bの揺動位置を非接触で検出することにより、耐久性、および信頼性が向上し、操作性が改善されるとともに、高い組み付け精度を必要としないので組立て工数を削減し、製造コストを削減することができる。
【0033】
また、円筒形状の第3のマグネット30の一端側にS極とN極が着磁されつつ、第3のマグネット30の他端側の一端側の各S極、N極と対向する位置にそれぞれN極、S極が着磁されているので、第3のマグネット30の両端面間で操作レバー13a、13bの位置を検出することが可能になるとともに、第3のマグネット30内の磁界特性曲線の直線性が向上する。これにより、第3の位置検出部B3、C3の構造が簡素化され、位置検出精度を向上することができる。
【0034】
加えて、マグネット30の両端面間でS極からN極への磁界変化が得られることにより、第3のホールセンサ31の出力分解能を活かした操作レバー13a、13bの位置検出が可能になるため、位置検出精度を向上させることができる。なお、従来と同程度の位置検出精度で良い場合には、第3のマグネット30を小型化することができる。
【0035】
さらに、半円筒形状を備え、一端側にS極、他端側にN極が着磁された第3のマグネット30を組合わせることで円筒形状のマグネット30が形成されることにより、比較的単純な作業によって、一端側にS極とN極が着磁され、且つ他端側の各S極、N極と対向する他端側に位置にそれぞれN極、S極が着磁された略円筒形状を備えたマグネット30を形成することができるので、製造コストを大幅に増大することなく磁界の検出精度を向上することができる。
【0036】
本実施形態の別態様として、第3位置検出部B3、C3が、円筒形状の両端部が2つの着磁ヨークによって挟持され、図4(b)に示されるような一端側と他端側のそれぞれにS極、N極とN極、S極とが着磁された第3のマグネット30bと、この第3のマグネット30bの内部に配置された磁気センサである第3のホールセンサ31とを有しているものがある。
【0037】
本態様についても、上述の態様と同様に、操作レバー13a、13bの揺動位置を非接触で検出することにより、耐久性、および信頼性が向上し、操作性が改善されるとともに、高い組み付け精度を必要としないので組立て工数を削減し、製造コストを削減することができる。
【0038】
また、円筒形状の第3のマグネット30bの一端側にS極とN極が着磁されつつ、第3のマグネット30bの他端側の一端側の各S極、N極と対向する位置にそれぞれN極、S極が着磁されているので、第3のマグネット30bの両端面間で操作レバー13a、13bの位置を検出することが可能になるとともに、第3のマグネット30b内の磁界特性曲線の直線性が向上する。これにより、第3の位置検出部B3、C3の構造が簡素化され、位置検出精度を向上することができる。
【0039】
加えて、マグネット30bの両端面間でS極からN極への磁界変化が得られることにより、第3のホールセンサ31の出力分解能を活かした操作レバー13a、13bの位置検出が可能になるため、位置検出精度を向上させることができる。なお、従来と同程度の位置検出精度で良い場合には、第3のマグネット30bを小型化することができる。
【0040】
さらに、円筒形状の両端部が2つの着磁ヨークによって挟持され、図4(b)に示されるような一端側と他端側のそれぞれにS極、N極とN極、S極とが着磁されることで円筒形状の第3のマグネット30bが形成されることにより、比較的単純な作業によって、一端側にS極とN極が着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁された略円筒形状を備えたマグネット30bを形成することができるので、製造コストを大幅に増大することなく磁界の検出精度を向上することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、操作レバーの揺動位置を非接触で検出することにより、耐久性、および信頼性が向上し、操作性が改善されるとともに、高い組み付け精度を必要としないので組立て工数を削減し、製造コストを削減することができる。
【0042】
また、円筒マグネットの一端側にS極とN極が着磁されつつ、円筒マグネットの他端側の一端側の各S極、N極と対向する位置にそれぞれN極、S極が着磁されているので、操作レバー位置の検出精度をさらに向上することができるとともに、円筒マグネットを小型化することができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、比較的単純な作業によって、一端側にS極とN極が着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁された略円筒形状を備えたマグネットを形成することができるので、製造コストを大幅に増大することなく磁界の検出精度を向上することができる。
【0044】
請求項3の発明によれば、請求項1の効果に加えて、略半円筒形状を備えた2つのマグネットを組合わせることで略円筒形状を備えたマグネットを形成することができるので、製造コストを大幅に増大することなく磁界の検出精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、左右2本のコンビネーションスイッチを有するスイッチユニットの概略構成図である。
【図2】図1に示される左のコンビネーションスイッチの断面図である。
【図3】図1に示される左のコンビネーションスイッチのマグネットホルダの斜視図である。
【図4】(a)〜(c)は図2のE部に相当し、左のコンビネーションスイッチにおける第3位置検出部の各動作を説明する断面図である。
【図5】図1に示される右のコンビネーションスイッチの断面図である。
【図6】(a)、(b)は図5のF部に相当し、右のコンビネーションスイッチにおける第3位置検出部の各動作を説明する断面図である。
【図7】(a)〜(c)は本実施形態の第3位置検出部におけるマグネットの形状、およびマグネットとホールセンサとの配置を示す斜視図である。
【図8】本実施形態のマグネット内にホールセンサが挿入移動する場合の磁界強度の特性線と、マグネットの移動(基準位置からのマグネット高さ)と操作状態との対応を示す図である。
【図9】従来例のコンビネーションスイッチの分解斜視図である。
【符号の説明】
1a、1b…コンビネーションスイッチ
12…ピン(固定部)
13a、13b…操作レバー
20…支承軸
30、30a、30b…マグネット
31…ホールセンサ
B3、C3…位置検出部

Claims (3)

  1. 固定部に支承軸によって揺動自在に支持された操作レバーと、
    マグネットとホールセンサから構成され、該操作レバーの揺動に応じて変化する磁界を該ホールセンサが検知し、該操作レバーの位置を検出する位置検出部とを備えたコンビネーションスイッチであって、
    略円筒形状を有し、一端側にS極とN極が着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁された前記マグネットと、
    このマグネットの筒内部に配設されたホールセンサとから前記位置検出部が構成されていることを特徴とするコンビネーションスイッチ。
  2. 請求項1記載のコンビネーションスイッチであって、
    前記略円筒形状を有するマグネットは、2つの着磁ヨークによって両端部が挟持され、一端側と他端側のそれぞれにS極、N極とN極、S極とが着磁されたことを特徴とするコンビネーションスイッチ。
  3. 請求項1記載のコンビネーションスイッチであって、
    略半円筒形状を備え、一端側にS極、他端側にN極が着磁された2つのマグネットを組合わせることによって、前記マグネットが、略円筒形状を有し、一端側にS極とN極が着磁され、且つ一端側の各S極、N極と対向する他端側の位置にそれぞれN極、S極が着磁されていることを特徴とするコンビネーションスイッチ。
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