JP2004318629A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2004318629A
JP2004318629A JP2003113560A JP2003113560A JP2004318629A JP 2004318629 A JP2004318629 A JP 2004318629A JP 2003113560 A JP2003113560 A JP 2003113560A JP 2003113560 A JP2003113560 A JP 2003113560A JP 2004318629 A JP2004318629 A JP 2004318629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
secondary battery
electronic device
current
scheduled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003113560A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Hara
利征 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP2003113560A priority Critical patent/JP2004318629A/ja
Publication of JP2004318629A publication Critical patent/JP2004318629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】電源に二次電池とACアダプタを用い、ACアダプタで二次電池を充電する携帯型の電子機器において、充電制御を適切に行い、機器の外出使用中での電池切れを防止でき、しかも二次電池の寿命を延ばせる構成を提供する。
【解決手段】ACアダプタが接続されたら(S2)、記憶された使用者の予定データの内で機器の次の予定の外出使用に関わる予定データを検索し(S3)、同データと現在時刻に基づいて、機器の次の予定の外出使用による二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する(S4)。そして充電可能時間が充分あれば小電流で低速充電(S5,S6)、そうでなくても放電量が小さければ低速充電(S7,S8)、そうでなくても電池の容量の残量が多ければ低速充電(S9,S11)、そうでなければ大電流で急速充電(S9,S10)を行う。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者の予定データを管理してスケジュールを管理するスケジュール管理機能を有する携帯型の電子機器であって二次電池とACアダプタを電源とする電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のスケジュール管理機能を有する携帯型の電子機器であって二次電池とACアダプタを電源とする電子機器が例えば下記の特許文献1などにより知られている。この種の電子機器では、ACアダプタが機器本体に着脱可能に接続されて二次電池より優先して電力供給を行ない、その電力により二次電池が充電されるようになっている。
【0003】
図12は、この種の電子機器の充電制御とスケジュール管理機能に関わる構成を示している。不図示のAC電源に接続されたACアダプタ8が機器本体に接続されるとダイオード10とスイッチ14を通して二次電池9に電流が印加され、二次電池9が充電されていくが、負荷7に含まれる機器全体の制御を司るMPU(マイクロプロセッサユニット)が信号線16を介して二次電池9の出力電圧を監視し、所定電圧に達したらスイッチ14をオープンにして充電を終了する。ここで、二次電池9の充電を急速に行うか低速に行うかは接続するACアダプタ8の出力で決められる。すなわちACアダプタ8として大出力の急速充電用のものか或いは小出力の低速充電用のものを接続するかにより決められるようになっている。
【0004】
また、ACアダプタ8が接続されているときは、ACアダプタ8の出力電流がダイオード11を通してDC/DCコンバータ13に入力され、電圧を変換されてDC/DCコンバータ13からMPU1を含む負荷7の電源ラインに供給され、負荷7で消費される。負荷7には、MPU1の他に、使用者が自らの予定データを入力するためのキーボードなどの予定データ入力手段2、予定データを記憶しておくメモリなどの予定データ記憶手段13、現在時刻を計時する時計手段4、及び予定データなどの情報を使用者に通知する表示器などの情報通知手段5が設けられており、これらの構成により使用者の予定データを管理してスケジュールを管理するスケジュール管理機能が実現されるようになっている。
【0005】
また、ACアダプタ8が接続されていないときは、二次電池9の出力電流がダイオード12を通してDC/DCコンバータ13に入力され、電圧を変換されてDC/DCコンバータ13から負荷7に供給されるようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−332571号公報(段落0056,0112〜0117、図11,図24〜図30など)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例では、例えばACアダプタが低速充電用のものしか無い場合、使用者が電子機器の二次電池を充電できる勤務先の会社などから外出して電子機器を使用する(以下、外出使用という)までの時間が短時間しかないときには、急速充電により短時間で充電を完了したいにも関わらず低速充電しか行えず、充分に充電できず、外出使用中に電池切れが発生したりする。また、逆に急速充電用のACアダプタしか無い場合、外出使用までの時間が充分にあるときでも、急速充電を行うことになる。すなわち二次電池の寿命を考慮すると低速充電を行いたいにも関わらず急速充電を行うしかなく、その結果、二次電池の寿命が短くなってしまう。
【0008】
また、これらの対策として急速充電用と低速充電用の両方のACアダプタを用意して使い分けるものとすると、面倒であり、ACアダプタを購入する費用もかかってしまう。
【0009】
また外出使用中に電池切れが起きてしまうのを防ぐのに予備の二次電池を携帯するという方法もあるが、これも面倒であり、電池切れが起きなかった場合には無駄になってしまうという問題がある。
【0010】
そこで本発明の課題は、この種の電子機器において、ACアダプタを1種類しか用いない構成で、ACアダプタの電力による二次電池の充電を適切に制御し、電子機器の外出使用中での電池切れを防止できるとともに、二次電池の寿命を延ばすことができる構成を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、
電源として二次電池が設けられるとともに、ACアダプタが着脱可能に接続されて前記二次電池より優先して電力供給を行ない、その電力により前記二次電池が充電される携帯型の電子機器において、
使用者が外出して電子機器を使用する外出使用に関わる予定データを含む使用者の予定データを入力する入力手段と、
該入力手段により入力された予定データを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された予定データや他の情報を出力して使用者に通知する情報通知手段と、
現在時刻を計時する時計手段と、
前記ACアダプタによる電力供給と前記二次電池の充電が開始されるときに、前記記憶手段に記憶された前記電子機器の外出使用に関わる予定データと前記時計手段により計時される現在時刻に基づいて、電子機器の次の予定の外出使用による前記二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する演算手段と、
該演算手段により算出された前記放電量と充電可能時間の予測値に応じて、前記二次電池を充電する充電電流の大きさを制御する充電制御手段を有する構成を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態における携帯型の電子機器(以下、機器と略す)の充電制御とスケジュール管理機能に関わる構成を示すブロック図である。
【0014】
1は機器全体の制御を司るMPUであり、不図示のROMに格納された制御プログラムに従って機器全体を制御する。
【0015】
2は機器に使用者の作業予定などの予定データを入力するための予定データ入力手段であり、具体的には図2に示すように機器本体200の上面に設けられたキーボード201などとして構成され、予定データ以外のデータの入力にも用いられる。なお、機器本体200の上面には、液晶表示器などの表示器203が設けられるが、その表示面上に透明なタッチパネルを設けて、これも予定データや他のデータの入力手段として用いるようにしてもよい。
【0016】
3は、予定データ入力手段2から入力された予定データや他のデータを記憶しておく予定データ記憶手段であり、具体的にはRAMなどのメモリからなる。
【0017】
4は現在の時刻を計時する時計手段であり、具体的にはタイマーカウンタからなる。
【0018】
5は使用者に予定データなどの情報を通知する情報通知手段であり、具体的には図2の表示器203として構成され、例えば使用者が入力した予定データによりその予定が近づいてきたときや使用者がその予定データを確認したいときに、図2に符号204で示すようにその予定データの内容と日時などの情報を表示して使用者に通知する。予定データ以外の情報も表示して通知することは勿論である。なお、図2では機器の使用者がガス使用量の積算メータの値を検針する作業を行う作業者である場合の予定データの内容を示している。
【0019】
6は、演算手段であり、予定データ記憶手段3に記憶されている予定データと、時計手段4により計時される現在時刻に基づいて、機器の次の予定の外出使用による二次電池9の放電量(後述するように実際には機器の消費電流の量を放電量と見なす)と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する。図1中では便宜上、演算手段6をMPU1と別に図示しているが、実際にはMPU1が不図示のROMに格納された制御プログラムに含まれる演算用プログラムを実行することにより演算手段6として機能する。なお、本発明では機器の外出使用中はACアダプタによる電力供給を行えないことを前提としている。
【0020】
以上の1〜6の構成が電源のACアダプタ8ないし二次電池9から電力を供給され消費する負荷7に含まれる。なお、図示していないが、負荷7に含まれるものとして機器の機能に必要な他の構成が設けられるが、その中にプリンタが含まれるものとする。
【0021】
8は機器の外部電源としてのACアダプタであり、不図示のAC電源と機器に着脱可能に接続され、AC電源の交流を所定電圧の直流に変換して機器に供給する。
【0022】
9は機器の内部電源としての二次電池である。
【0023】
10,11,12はACアダプタ8と二次電池9からの電流の流れる経路を制御するダイオードである。
【0024】
13は、DC/DCコンバータであり、ACアダプタ8あるいは二次電池9からの直流の電圧を機器の負荷7に必要な所定電圧に変換して負荷7に供給する。
【0025】
14は、ACアダプタ8の電力により二次電池9を充電するか否かをMPU1がコントロールするためのスイッチである。
【0026】
15は、充電制御部であり、MPU1により制御され、ACアダプタ8からの電力により二次電池9を充電する際に、MPU1の指示に応じて、充電電流を所定の大電流または小電流に制御し、急速充電または低速充電を行う。この充電制御部15の詳細については後述する。MPU1は、後述するように演算手段6により算出された電子機器の次の予定の外出使用による二次電池9の放電量と、その外出使用までの充電可能時間の予測値に応じて充電制御部15を制御し、急速充電または低速充電を行なわせる。
【0027】
16は、充電中の二次電池9の出力電圧をMPU1が監視するための信号線である。
【0028】
17は、ACアダプタ8が不図示のAC電源に接続されて電力供給が可能な状態で機器に接続されているか否かを検出するACアダプタ検出手段である。
【0029】
次に、図3は、充電制御部15の構成を示すブロック図である。21はACアダプタ8からの電力供給を受けて二次電池9に所定の大電流を印加して急速充電する急速充電回路、22は二次電池9に小電流を印加して低速充電する低速充電回路、23は低速充電回路22の充電電流を調整する電流調整回路である。また、18は急速充電回路21をオン、オフするための制御端子(a)、19は低速充電回路22をオン、オフするための制御端子(b)、20は電流調整回路23を制御するための制御端子(c)である。
【0030】
上記構成において、不図示のAC電源に接続されたACアダプタ8が機器に接続されるとACアダプタ8の出力がダイオード10を介して急速充電回路21、低速充電回路22、及び電流調整回路23のそれぞれに導かれる。前述のようにMPU1が充電制御15を制御するが、急速充電を選択した場合には制御端子(a)18への制御信号をアクティブにして急速充電回路21を駆動することにより、スイッチ14を介して二次電池9に所定の大電流が供給され、急速充電が行われる。
【0031】
また低速充電を選択した場合、制御端子(b)19への制御信号をアクティブにして低速充電回路22を駆動することにより、二次電池9に小電流が供給され、低速充電が行われる。その際、制御端子(c)20への制御信号により低速充電の充電電流を調整することができる。これにより、低速充電を行う際に、外出使用までの充電可能時間に応じて充電電流を調整することができ、充電可能時間が充分ある場合には充電電流を二次電池へのダメージが少ない最適な充電電流に設定したり、この最適充電電流では充電が間に合わない場合には、充電電流を増やしたりすることができる。
【0032】
次に、本実施形態の機器におけるスケジュール管理機能に関連した二次電池9の充電制御に関わる動作について説明する。
【0033】
機器の使用者は、図2に示したキーボード201ないしは表示器203上の不図示のタッチパネルなどで所定の入力操作を行うことにより、表示器203に図4に示すような予定データ入力画面を表示させ、この画面上で予定データの入力をキーボード201ないしはタッチパネルなどの操作で行うことができる。
【0034】
例えば、この画面上において、予定時刻入力欄44に予定作業の予定開始時刻を入力することができる。また、「作業内容」のボタン45を押すと予定作業内容入力欄46に予定作業内容のデータを入力することができる。また、「機器動作モード」のボタン47を押すと、予定動作表示欄50,51に予定作業中の機器の予定動作の候補、例えば不図示のプリンタによる「プリンタ印字」と表示器203による「画面表示」が表示され、ボタン47の操作によって予定動作の候補の表示が切り替えられる。そして予定動作時間入力欄48,49のそれぞれに予定動作時間のデータを入力することにより、そのとき予定動作表示欄50,51に表示されている予定動作の候補のデータのそれぞれが予定動作のデータとして入力されるとともに、それぞれの予定動作時間のデータが入力される。
【0035】
なお、ここで上記のように予定の動作と動作時間のデータを入力するのは後述のように機器の次の予定の外出使用による二次電池9の放電量と、その外出使用までの充電可能時間の予測値を算出するためである。したがって、機器の使用者は、予定作業が外出して行う作業であり、機器が外出使用される場合にのみ機器の予定の動作と動作時間のデータ入力を行う。MPU1は、予定データ入力手段2により入力され予定データ記憶手段3に記憶される使用者の予定作業の予定データのそれぞれについて機器の予定の動作と動作時間のデータを含むか否かにより、予定作業が外出して行う作業であるか否か判断することができる。また、予定作業が外出して行う作業の場合、予定時刻入力欄44に入力される予定作業の予定開始時刻は、機器の予定の外出使用の予定開始時刻であり、実際には使用者の予定外出時刻を入力する。
【0036】
このようにして順次入力される使用者の作業の予定データは順次MPU1により予定データ記憶手段3に格納される。そして、MPU1は、予定データ記憶手段3に格納されている各予定データの作業開始時刻データの内で最も早い作業開始時刻のデータと時計手段4により計時される現在時刻のデータを比較し、現在時刻がその作業開始時刻に近づいた(両者の差が所定時間以内になった)と判断したら、その作業開始時刻データを含む1件の予定データによる予定作業内容や作業開始時刻などの情報を情報通知手段5である表示器203に図2のように表示させ、使用者に警告する。
【0037】
一方、ACアダプタ8が機器に接続されていない場合は、二次電池9からダイオード12を通してDC/DCコンバータ13に電力が供給され、電圧をDC/DCコンバータ13により負荷7に適した電圧に変換されて負荷7に供給される。
【0038】
ここで不図示のAC電源に接続されたACアダプタ8が機器に接続されると、それがACアダプタ検出手段17により検出され、その検出に応じて演算手段6(実際にはMPU1)が予定データ記憶手段3に記憶された機器の外出使用に関わる予定データと時計手段4により計時される現在時刻に基づいて、機器の次の予定の外出使用での動作による二次電池9の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する。そしてMPU1は算出した二次電池9の放電量と充電可能時間の予測値、及び信号線16で監視している二次電池9の出力電圧から判断される二次電池9の容量の残量に応じて、急速充電或いは低速充電を行なわせるように充電制御部15を制御する。また、MPU1はACアダプタ8の接続の検出に応じて、ACアダプタ8による電力供給を行うとともにその電力により二次電池9を充電するためにスイッチ14をオンする。そして、充電制御部15がMPU1の制御に従って前述のように所定の大電流で急速充電、あるいは小電流で低速充電を行う。
【0039】
次に、MPU1による充電制御動作を図5のフローチャートにより説明する。図5のフローチャートに制御手順を示す充電制御を実行するための制御プログラムが不図示のメモリに格納され、MPU1により実行される。
【0040】
機器の起動あるいはリセットなどに応じてMPU1は図5の制御を開始し(ステップS1)、まずACアダプタ8が不図示のAC電源に接続されて電力供給が可能な状態で機器に接続されているか否かをACアダプタ検出手段17の検出信号により判定し(ステップS2)、接続されていなければ判定を繰り返して接続されるのを待ち、接続されていればステップS3に進む。
【0041】
ステップS3では、予定データ記憶手段3に記憶された予定データの内で使用者が次に外出して行う予定の機器の外出使用を伴う予定作業の予定データを検索する。
【0042】
次に、ステップS4において、検索した予定データの内で機器の予定の動作と動作時間のデータと、予定作業の開始時刻、すなわち機器の外出使用の開始時刻であって実際には外出時刻のデータと、時計手段4により計時される現在時刻に基づいて、機器の次の予定の外出使用での動作による二次電池9の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する。二次電池9の放電量については、機器の予定動作による消費電流の量を放電量と見なして消費電流の量で代替する。その算出方法の詳細は後で具体例により述べる。充電可能時間については、予定作業の開始時刻(実際には外出時刻)から現在時刻を減算して求めることは勿論である。
【0043】
次に、ステップS5において、算出した充電可能時間が充分あるか少ないか、すなわち低速充電でも満充電状態まで充電できる時間があるか否かを判断する。そして、充分あると判断したら、ステップS6でスイッチ14をオンするとともに、充電制御部15を制御して二次電池9のダメージが少ない小電流で低速充電を行なわせる。その後、信号線16を介して監視している二次電池9の出力電圧が満充電状態と判断される所定電圧になったらスイッチ14をオフして充電を終了する(ステップS12)。なお、その前にACアダプタ8の接続が外されたら充電が強制的に終了となることは勿論である。
【0044】
一方、ステップS5で充電可能時間が少ないと判断したら、ステップS7で上記算出した二次電池9の放電量の予測値が二次電池6を満充電状態にしておかないと電池切れを起こすほど大きいか、或いはたとえ低速充電して満充電状態まで充電しなくても電池切れを起こさないほど小さいか判断する。この判断の詳細については後で具体例により述べるが、小さいと判断したらステップS8で充電制御部15に低速充電を行わせる。その後、使用者が予定通り機器を外出使用すれば、満充電状態になる前にACアダプタ8の接続が外されて充電が強制的に終了となるが、外出が予定より遅れて外出前に満充電状態となったらスイッチ14をオフして充電を終了する(ステップS12)。
【0045】
一方、ステップS7で二次電池9の放電量の予測値が大きいと判断したら、ステップS9で信号線16を介して監視している二次電池9の出力電圧により二次電池9の容量の残量を判断し、その残量が低速充電でも充電可能時間内に満充電状態まで充電できるほど多いか、或いは低速充電では満充電状態まで充電できないほど少ないか判断する。
【0046】
そして、多いと判断したらステップS11で充電制御部15に低速充電を行わせる。その後、満充電状態になったらスイッチ14をオフして充電を終了する(ステップS12)。
【0047】
また、少ないと判断したらステップS10で充電制御部15に急速充電を行わせる。その後、満充電状態になったらスイッチ14をオフして充電を終了するが(ステップS12)、満充電状態になる前にACアダプタ8の接続が外されたら充電が強制的に終了となることは勿論である。
【0048】
次に、本実施形態の機器におけるスケジュール管理機能に関連した二次電池の充電制御の具体例を図6により説明する。
【0049】
図6において、24は機器にその予定データが入力され記憶されている使用者の1日の作業のスケジュールの一例を示しており、ここでは25と27の時間帯には会社におり、26と28の時間帯には外出して機器を使用する作業例えばガスの検針作業を行う(外出A,B)スケジュールとなっている。
【0050】
28はスケジュール24に応じた機器の外出使用での動作による二次電池の放電量の予測値の大小と充電方法(急速充電または低速充電)を示している。ここでは、会社にいる時間帯25と27で充電を行うが、時間帯25では次の時間帯26の外出Aにおける放電量が31で示すように小さいと判断して30で示すように低速充電を行ない、時間帯27では次の時間帯28の外出Bにおける放電量が33で示すように大きいと判断して32で示すように急速充電を行なう様子を示している。
【0051】
例えば、外出Aの作業の予定データに、図4で説明した機器の予定の動作と動作時間のデータとして、プリンタ印字が0.1時間、画面表示が3時間というデータが含まれていたものとすると、この動作による二時電池9の放電量として、この動作による消費電流の総量を求める。例えば、
プリンタ印字時の消費電流・・・0.5A
画面表示時の消費電流・・・・・0.05A
とすると、消費電流の総量(予測値)は、
0.5A×0.1h+0.05A×3h=0.2Ah
となる。
【0052】
また時間帯25中の早い時刻に外出Aのための充電を開始するものとして、その時刻から外出Aまでの充電可能時間が2時間あるものとし、低速充電によると1時間で0.2Ah充電することができるものとすると、2時間で0.4Ah充電することができ、外出Aでの放電量(消費電流の総量)の予測値に充分対応した充電が可能である。これにより、充電を開始する時点で外出Aでの放電量は小さい(31)と判断し、低速充電を行う(30)。
【0053】
また、外出Bの作業の予定データに、プリンタ印字が2時間、画面表示が2時間というデータが含まれていたものとすると、この動作による消費電流の総量は、
0.5A×2h+0.05A×2h=1.1Ah
となる。
【0054】
また時間帯27中の早い時刻に外出Bのための充電を開始するものとして、その時刻から外出Bまでの充電可能時間が2時間あるものとすると、前述のように低速充電では2時間で0.4Ahの充電しか行えず、放電量すなわち消費電流の総量の予測値1.1Ahに満たない。これにより、充電を開始する時点で外出Bでの放電量は大きい(33)と判断し、急速充電を行う(32)。急速充電では1時間で1Ahを充電できるものとすれば、2時間で2Ah充電でき、放電量(1.1Ah)を満たす事ができる。
【0055】
以上では、機器の予定の各動作とそれぞれの動作時間のデータから二時電池9の放電量(機器の消費電流の量)の予測値を求めたが、機器を使用して行う作業の内容のそれぞれの1件当たりの消費電流テーブルをメモリに格納しておき、予定データとして作業のそれぞれと件数のデータを入力しておき、これらに基づいて次の外出使用での機器の動作による消費電流の量を求めるという方法も考えられる。
【0056】
例えば、検針作業が1件当り0.015Ah、ホストとのデータ通信作業が1件当り0.002Ah、車での移動中の作業中の消費電流が0.005A、さらに外出作業中データ保持に常に消費する電流が0.001Aというようなテーブルを持っているものとし、ある外出作業の内容が検針30件、データ通信20件、車での作業1時間、総外出時間3時間という内容であれば、この外出作業での消費電流の総量は、
0.015Ah/件×30件 + 0.002Ah/件×20件 + 0.005A×1h + 0.001A×3h = 0.498Ah(498mAh)
となる。
【0057】
以上のように本実施形態によれば、ACアダプタ8による機器への電力供給と二次電池9の充電が開始されるときに、機器の次の予定の外出使用による二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出し、その予測値の充電可能時間が短く、放電量が大きく、しかも二次電池9の容量の残量が少なくて、どうしても低速充電では次の予定の外出使用中に電池切れが生じると予測される場合にのみ急速充電を行ない、それ以外の場合、すなわち低速充電でも間に合う場合は全て低速充電を行う。従って、外出使用中での電池切れを防止できるとともに、急速充電を極力避けることにより二次電池9のダメージを減らし、その寿命を延ばすことができる。また、従来のように急速充電用と低速充電用の2種類のACアダプタを用意する必要がなく、1種類のACアダプタで急速充電と低速充電を行うことができ、便利であり、経済的にも有利である。
【0058】
[第2の実施形態]
次に、図7は、本発明の第2の実施形態による機器の充電制御部15の構成を示すブロック図である。
【0059】
36はACアダプタ8からの電力供給を受けて二次電池9に充電電流を印加して充電する充電回路、37は充電回路36の充電電流を調整する電流調整回路、38は充電回路36をオン、オフするための制御端子(d)、39は電流調整回路37を制御するための制御端子(c)である。電流調整回路37は、充電回路36の充電電流の大きさを、第1の実施形態で急速電流を行う場合の大電流に相当する所定の最大電流を上限としてそれ以下で任意の大きさに調整できるものとする。
【0060】
第1の実施形態では、充電電流を所定の大電流または小電流に切り替えて急速充電あるいは低速充電を切り替えて行うようにしたが、本実施形態では、充電電流の大きさを上記最大電流以下でリニアに制御するものとする。すなわち、ACアダプタ8による電力供給と二次電池9の充電が開始されるときに、MPU1は、第1の実施形態と同様にして次の予定の外出使用による二次電池8の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出するが、その算出結果に応じて、充電電流の大きさの値を上記最大電流以下で最適な値に決定する。その最適な値とは、算出した放電量に見合う充電量を、算出した充電可能時間で丁度充電できる充電電流の大きさの値に若干の余裕を加えた値、すなわち必要最低限の値とする。MPU1は、このように充電電流の大きさの最適値を決定した後、制御端子(d)38への制御信号で充電回路36をオンし、スイッチ14もオンするとともに、制御端子(c)39への制御信号により、充電回路36からの充電電流の大きさが上記最適値になるように電流調整回路37を制御する。
【0061】
このような第2の実施形態によれば、充電電流の大きさを必要最低限にすることにより、第1の実施形態より更に二次電池9のダメージを少なくし、寿命を延ばすことができる。
【0062】
[第3の実施形態]
第1と第2の実施形態において、二次電池の充電中に、使用者の予定データが追加して入力された場合、その予定データにより充電方法を変更する(充電電流の大きさを変更する)必要があるか否かを判断し、あると判断したら使用者に対して例えば「充電方法を変更するか或いは追加データを修正(削除ないし変更)するか」を選択させるような警告の情報を出力するようにしてもよい。
【0063】
こうする場合、MPU1の充電制御の制御手順は、図8のフローチャートに示す手順を、先述した図5のフローチャートの手順のステップS6,S8,S10,S11のそれぞれの次に挿入したものとする。
【0064】
すなわち、ステップS6,S8,S10,S11のそれぞれに続く充電中に、まず予定データ入力手段2により予定データが追加して入力されたか否か判定し(ステップS13)、入力されていなければ、満充電状態になったか或いはACアダプタ8の接続が外されたか否か判断し(ステップS14)、イエスであれば図5のステップS12に進んで充電を終了する。また、ノーである場合は、ステップS13に戻り、充電を続行する。
【0065】
また、ステップS13で予定データの追加入力があったら、ステップS15でその予定データの追加によって次の外出使用の予定データが変更されたか否か判定し、変更がなければステップS14に進むが、あればステップS16に進み、演算手段6として、変更された次の外出使用の予定データに基づいて、次の予定の外出使用による二次電池9の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する。
【0066】
続いて、ステップS17で上記の予測値の算出結果及び二次電池9の容量の残量に基づいて充電方法(充電電流の大きさ)を変更する必要があるか否か判断し、なければステップS14に進むが、あればステップS18に進む。
【0067】
ステップS18では、情報通知手段5である表示器203に例えば図9に示すような警告の情報を表示させる。ここでは、充電方法の変更を選択するための選択ボタン40と追加予定データの修正(削除または予定時刻データの変更など)を選択するための選択ボタン41を表示し、キーボードないしタッチパネルでいずれかを選択する入力を行わせる。
【0068】
続いてステップS19において上記の選択の入力により充電方法(充電電流)の変更と追加予定データの修正のいずれが選択されたか判定し、充電方法の変更が選択されたらステップS20においてステップS16で算出された二次電池9の放電量と充電可能時間の予測値及び二次電池9の容量の残量に基づいて充電電流の大きさを変更するように充電制御部15を制御し、その後、ステップS14に進む。
【0069】
また、追加予定データの修正が選択されたら、ステップS21で表示器203に不図示の追加予定データ修正画面を表示し、その画面上で追加予定データの削除や予定時刻データの変更などをキーボード201やタッチパネルの入力で行わせ、その後、ステップS14に進む。
【0070】
以上のような第3の実施形態によれば、使用者は充電中の予定データの追加によって充電方法(充電電流の大きさ)を変更する必要がある場合にそのことを知り、それに適切に対処することができる。
【0071】
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態を図10及び図11により説明する。
【0072】
本実施形態では、電源の二次電池として、図9(a)に示す標準サイズの標準電池9Aと、これより大容量で長時間駆動を可能にするがサイズも大きい図9(b)に示す長時間電池9Bの2種類を機器本体200に着脱可能に装着して使用できるようになっている。
【0073】
そして、本実施形態では、ACアダプタ8が接続され電源供給を開始するときで、演算手段6により次の予定の外出使用による二次電池の放電量の予測値が算出されたときに、電池9A,9Bの内で容量が予測値の放電量に見合う方の電池を使用するように使用者に促す情報を情報通知手段5である表示器203に表示するようにMPU1が制御する。
【0074】
この場合、MPU1の制御手順は、先述した図5のフローチャートによる制御手順において、ステップS4の次に図11のフローチャートに示すステップS22〜S24を挿入したものとする。
【0075】
すなわちステップS4で次の予定の外出使用による二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間の予測値を算出した後、ステップS22で予測値の放電量が標準電池9Aの容量より小さいか否か判定し、小さければステップS23で使用者に標準電池9Aの使用を促す情報を表示器203に表示させる。また、放電量が標準電池9Aの容量以上であればステップS24で長時間電池9Bの使用を促す情報を表示させる。その後、図5のステップS5に進む。
【0076】
以上のような本実施形態によれば、標準電池9Aと長時間電池9Bのいずれを使用すれば適切であるかを次の予定の外出使用による二次電池の放電量の予測値により判断し、その放電量に見合った容量の二次電池を使用することを使用者に促すことができる。従って使用者は、標準電池9Aと長時間電池9Bの内で容量が上記放電量に見合うほうの電池を使用することができ、標準電池9Aでも済む場合に、かさばって携帯に不便な長時間電池9Bをわざわざ使用してしまうことがなく、便利である。
【0077】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の趣旨と範囲は実施形態で説明したものに限定されないことは勿論である。本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0078】
[実施態様1] 電源として二次電池が設けられるとともに、ACアダプタが着脱可能に接続されて前記二次電池より優先して電力供給を行ない、その電力により前記二次電池が充電される携帯型の電子機器において、
使用者が外出して電子機器を使用する外出使用に関わる予定データを含む使用者の予定データを入力する入力手段と、
該入力手段により入力された予定データを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された予定データや他の情報を出力して使用者に通知する情報通知手段と、
現在時刻を計時する時計手段と、
前記ACアダプタによる電力供給と前記二次電池の充電が開始されるときに、前記記憶手段に記憶された前記電子機器の外出使用に関わる予定データと前記時計手段により計時される現在時刻に基づいて、電子機器の次の予定の外出使用による前記二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する演算手段と、
該演算手段により算出された前記放電量と充電可能時間の予測値に応じて、前記二次電池を充電する充電電流の大きさを制御する充電制御手段を有することを特徴とする電子機器。
【0079】
[実施態様2] 前記充電制御手段は、前記演算手段により算出された前記放電量と充電可能時間の予測値に応じて、前記二次電池を充電する充電電流の大きさを所定の大電流または小電流に制御して前記二次電池を急速充電または低速充電するように制御することを特徴とする実施態様1に記載の電子機器。
【0080】
[実施態様3] 前記充電制御手段は、前記演算手段により算出された前記放電量と充電可能時間の予測値に応じて、前記二次電池を充電する充電電流の大きさを所定の最大電流以下でリニアに制御することを特徴とする実施態様1に記載の電子機器。
【0081】
[実施態様4] 前記ACアダプタによる前記二次電池の充電中に、前記入力手段により使用者の予定データが追加して入力された場合、該予定データの追加により前記充電電流の大きさを変更する必要があるか否かを判断する判断手段を有することを特徴とする実施態様1から3までのいずれか1態様に記載の電子機器。
【0082】
[実施態様5] 前記判断手段が前記充電電流の大きさを変更する必要があると判断した場合、前記情報通知手段により使用者に対する警告の情報を出力することを特徴とする実施態様4に記載の電子機器。
【0083】
[実施態様6] 前記追加して入力された予定データを削除または変更する情報の入力を前記入力手段で行えるようにしたことを特徴とする実施態様5に記載の電子機器。
【0084】
[実施態様7] 電子機器本体に前記電源の二次電池として容量の異なる複数種類の二次電池を択一的に装着して使用可能であり、
前記演算手段により前記放電量の予測値が算出されたときに、前記複数種類の二次電池の内で前記予測値の放電量に見合う容量の二次電池を使用するように使用者に促す情報を前記情報通知手段に出力させる制御手段を有することを特徴とする実施態様1から6までのいずれか1態様に記載の電子機器。
【0085】
[実施態様8] 電源として二次電池が設けられるとともに、ACアダプタが着脱可能に接続されて前記二次電池より優先して電力供給を行ない、その電力により前記二次電池が充電される携帯型の電子機器の充電制御方法であって、
使用者が外出して電子機器を使用する外出使用に関わる予定データを含む使用者の予定データを入力する入力工程と、
該入力工程で入力された予定データを記憶する記憶工程と、
現在時刻を計時する計時工程と、
前記ACアダプタによる電力供給と前記二次電池の充電が開始されるときに、前記記憶工程で記憶された前記電子機器の外出使用に関わる予定データと前記計時工程で計時される現在時刻に基づいて、電子機器の次の予定の外出使用による前記二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する演算工程と、
該演算工程で算出された前記放電量と充電可能時間の予測値に応じて、前記二次電池を充電する充電電流の大きさを制御する充電制御工程を実行することを特徴とする電子機器の充電制御方法。
【0086】
[実施態様9] 電源として二次電池が設けられるとともに、ACアダプタが着脱可能に接続されて前記二次電池より優先して電力供給を行ない、その電力により前記二次電池が充電される携帯型の電子機器の充電制御プログラムであって、
使用者が外出して電子機器を使用する外出使用に関わる予定データを含む使用者の予定データを入力する入力工程と、
該入力工程で入力された予定データを記憶する記憶工程と、
現在時刻を計時する計時工程と、
前記ACアダプタによる電力供給と前記二次電池の充電が開始されるときに、前記記憶工程で記憶された前記電子機器の外出使用に関わる予定データと前記計時工程で計時される現在時刻に基づいて、電子機器の次の予定の外出使用による前記二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する演算工程と、
該演算工程で算出された前記放電量と充電可能時間の予測値に応じて、前記二次電池を充電する充電電流の大きさを制御する充電制御工程を実行するための制御手順を含むことを特徴とする電子機器の充電制御プログラム。
【0087】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電源として二次電池が設けられるとともに、ACアダプタが着脱可能に接続されて二次電池より優先して電力供給を行ない、その電力により二次電池が充電される携帯型の電子機器において、ACアダプタによる電力供給と二次電池の充電が開始されるときに、記憶手段に記憶された使用者の電子機器の外出使用に関わる予定データと現在時刻に基づいて、電子機器の次の予定の外出使用による二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出し、その算出結果に応じて、二次電池を充電する充電電流の大きさを制御するようにしたので、電子機器の外出使用に関わる予定データに基づいて自動的に充電電流の大きさを制御して、外出使用中での電池切れを防止できるとともに、急速充電を極力避けることにより、二次電池のダメージを減らし、その寿命を延ばすことができる。また、従来のように急速充電用と低速充電用の2種類のACアダプタを用意する必要がなく、1種類のACアダプタで急速充電と低速充電を行うことができ、便利であり、経済的にも有利である。
【0088】
また、ACアダプタによる二次電池の充電中に、使用者の予定データが追加して入力された場合、その追加により充電電流の大きさを変更する必要があるか否かを判断し、あると判断した場合、使用者に対する警告の情報を出力するようにしたので、使用者は予定データの追加により充電電流の大きさを変更することが必要になる場合にそのことを知り、これに適切に対処することができる。
【0089】
また、容量の異なる複数種類の二次電池を択一的に装着して使用可能として、電子機器の次の予定の外出使用による二次電池の放電量を算出したときに、複数種類の二次電池の内で予測値の放電量に見合う容量の二次電池を使用するように使用者に促す情報を出力するようにしたので、使用者は複数種類の内で上記放電量に見合った容量の電池を使用することができ、小容量の電池でも済む場合に、かさばって携帯に不便な大容量の電池をわざわざ使用してしまうことがなく、便利であるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における電子機器の二次電池の充電制御とスケジュール管理機能に関わる構成を示すブロック回路図である。
【図2】同電子機器の予定データを表示した状態の外観を示す斜視図である。
【図3】同電子機器の充電制御部の構成を示すブロック回路図である。
【図4】同電子機器の表示器に表示される予定データ入力画面を示す説明図である。
【図5】同電子機器のMPUの充電制御手順を示すフローチャート図である。
【図6】使用者の1日のスケジュールとそれに応じた機器の外出使用での二次電池の放電量の大小と充電方法を示す説明図である。
【図7】第2の実施形態の充電制御部の構成を示すブロック回路図である。
【図8】第3の実施形態で充電制御に付加される制御手順を示すフローチャート図である。
【図9】同実施形態で表示される充電方法の変更に関わる警告画面の一例を示す説明図である。
【図10】第4の実施形態で容量の異なる2種類の二次電池のそれぞれを機器本体に装着した外観を示す斜視図である。
【図11】同実施形態における充電制御の変更部分の制御手順を示すフローチャート図である。
【図12】従来の電子機器の充電制御とスケジュール管理機能に関わる構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 MPU
2 予定データ入力手段
3 予定データ記憶手段
4 時計手段
5 情報通知手段
6 演算手段
7 負荷
8 ACアダプタ
9 二次電池
9A 標準電池
9B 長時間電池
10,11,12 ダイオード
13 DC/DCコンバータ
14 スイッチ
15 充電制御部
17 ACアダプタ検出手段
18,19,20 制御端子
21 急速充電回路
22 低速充電回路
23 電流調整回路
24 スケジュール
29 放電量の大小と充電方法
36 充電回路
37 電流調整回路
200 機器本体
201 キーボード
203 表示器

Claims (1)

  1. 電源として二次電池が設けられるとともに、ACアダプタが着脱可能に接続されて前記二次電池より優先して電力供給を行ない、その電力により前記二次電池が充電される携帯型の電子機器において、
    使用者が外出して電子機器を使用する外出使用に関わる予定データを含む使用者の予定データを入力する入力手段と、
    該入力手段により入力された予定データを記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された予定データや他の情報を出力して使用者に通知する情報通知手段と、
    現在時刻を計時する時計手段と、
    前記ACアダプタによる電力供給と前記二次電池の充電が開始されるときに、前記記憶手段に記憶された前記電子機器の外出使用に関わる予定データと前記時計手段により計時される現在時刻に基づいて、電子機器の次の予定の外出使用による前記二次電池の放電量と、その外出使用までの充電可能時間との予測値を算出する演算手段と、
    該演算手段により算出された前記放電量と充電可能時間の予測値に応じて、前記二次電池を充電する充電電流の大きさを制御する充電制御手段を有することを特徴とする電子機器。
JP2003113560A 2003-04-18 2003-04-18 電子機器 Pending JP2004318629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003113560A JP2004318629A (ja) 2003-04-18 2003-04-18 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003113560A JP2004318629A (ja) 2003-04-18 2003-04-18 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004318629A true JP2004318629A (ja) 2004-11-11

Family

ID=33473419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003113560A Pending JP2004318629A (ja) 2003-04-18 2003-04-18 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004318629A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042877A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Denso Wave Inc 携帯端末
JP2009055782A (ja) * 2007-07-31 2009-03-12 Yamaha Corp 二次電池の充電管理
JP2009296868A (ja) * 2008-03-31 2009-12-17 Intel Corp インテリジェント電池充電率管理方法及び装置
WO2011018959A1 (ja) * 2009-08-11 2011-02-17 ソニー株式会社 電子機器、電子機器の充電方法、プログラム、充電制御装置、及び充電制御方法
US8138725B2 (en) 2006-12-01 2012-03-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Simulated fast recharge of power supply
CN102570535A (zh) * 2010-10-21 2012-07-11 株式会社电装 车辆电池组
JP2012210130A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Sony Corp 蓄電装置、蓄電方法およびプログラム
KR20140124796A (ko) * 2012-01-25 2014-10-27 애플 인크. 전자 디바이스용 전력 관리
JP2015161988A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 シャープ株式会社 ハンディターミナル
FR3058271A1 (fr) * 2016-11-03 2018-05-04 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procede et systeme de controle de charge d'une batterie d'un equipement electrique

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8138725B2 (en) 2006-12-01 2012-03-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. Simulated fast recharge of power supply
JP2009055782A (ja) * 2007-07-31 2009-03-12 Yamaha Corp 二次電池の充電管理
JP2009042877A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Denso Wave Inc 携帯端末
JP2009296868A (ja) * 2008-03-31 2009-12-17 Intel Corp インテリジェント電池充電率管理方法及び装置
JP5077490B2 (ja) * 2009-08-11 2012-11-21 ソニー株式会社 電子機器、電子機器の充電方法、プログラム、充電制御装置、及び充電制御方法
US8963504B2 (en) 2009-08-11 2015-02-24 Sony Corporation Electronic device, method of charging electronic device, program, charging control apparatus, and charging control method
EP2466719A1 (en) * 2009-08-11 2012-06-20 Sony Corporation Electronic device, method for charging electronic device, program, charging control device, and charging control method
WO2011018959A1 (ja) * 2009-08-11 2011-02-17 ソニー株式会社 電子機器、電子機器の充電方法、プログラム、充電制御装置、及び充電制御方法
EP2466719A4 (en) * 2009-08-11 2013-08-07 Sony Corp ELECTRONIC DEVICE, METHOD FOR LOADING THE ELECTRONIC DEVICE, PROGRAM, CHARGING DEVICE AND CHARGING CONTROL METHOD
RU2522425C2 (ru) * 2009-08-11 2014-07-10 Сони Корпорейшн Электронное устройство, способ зарядки электронного устройства, компьютерная программа, устройство контроля зарядки и способ контроля зарядки
CN102570535A (zh) * 2010-10-21 2012-07-11 株式会社电装 车辆电池组
US9193276B2 (en) 2011-03-30 2015-11-24 Sony Corporation Power storage device, power storage method, and program
JP2012210130A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Sony Corp 蓄電装置、蓄電方法およびプログラム
KR20140124796A (ko) * 2012-01-25 2014-10-27 애플 인크. 전자 디바이스용 전력 관리
KR101629128B1 (ko) * 2012-01-25 2016-06-09 애플 인크. 전자 디바이스용 전력 관리
JP2015161988A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 シャープ株式会社 ハンディターミナル
FR3058271A1 (fr) * 2016-11-03 2018-05-04 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procede et systeme de controle de charge d'une batterie d'un equipement electrique
EP3319200A1 (fr) * 2016-11-03 2018-05-09 Commissariat À L'Énergie Atomique Et Aux Énergies Alternatives Procédé et système de contrôle de charge d'une batterie d'un équipement électrique

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4805223B2 (ja) 充電システムおよび充電方法
US6771042B2 (en) Method and apparatus for implementing smart management of a rechargeable battery
US20100245102A1 (en) Information display device
JP2004279376A (ja) 小型電気機器
JP5612196B2 (ja) バッテリ電源供給装置及びその電力制御方法
US9438057B2 (en) Drive control device, drive control method and drive control program
JP2002062955A (ja) 電池駆動端末装置、及び記憶媒体
JP2004318629A (ja) 電子機器
CN102148532B (zh) 电源管理方法及应用其的便携式电子装置
KR20000001949A (ko) 충전 가능한 배터리의 용량 캘리브레이팅 방법
US20130234649A1 (en) Battery management system and method therefor
JP4827457B2 (ja) 電子機器およびバッテリ装置
JP2002315204A (ja) 充電管理装置
JP2002078227A (ja) バッテリ充電制御装置
KR20080011955A (ko) 충전장치, 충전장치를 구비한 휴대용기기 및 그를 이용한충전방법
TWI529521B (zh) 電源管理方法及應用其的可攜式電子裝置
JP2002315203A (ja) 携帯式小型電気機器
JPH11289677A (ja) バッテリ駆動残時間予測システム
JP2016012989A (ja) バッテリ制御装置
JP3436010B2 (ja) 携帯情報端末
JP3872679B2 (ja) 電池パック
JP6494354B2 (ja) 充電制御装置および充電制御方法
KR20090024907A (ko) 배터리 내장 휴대용 충전기 및 그 제어방법
JPH07147166A (ja) 2次電池のメモリ効果防止方法
JP2004286473A (ja) 小型電気機器