JP2016012989A - バッテリ制御装置 - Google Patents

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徹 岡村
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Abstract

【課題】バッテリの劣化を抑制する。【解決手段】バッテリ制御装置(100)は、現在時刻を取得すると共に、所定の時間帯及び前記時間帯外の高充電開始時刻を設定する時刻管理手段(110)と、所定の高充電指示の入力を受け付ける指示受付手段(120)と、バッテリの充電量を所定の基準量以下に制御する第1制御手段(131)及び前記充電量を前記基準量より高める第2制御手段(132)を有し、前記現在時刻が前記時間帯に属するとき、前記第1制御手段を動作させて前記充電量を前記基準量以下とし、その後、前記現在時刻が前記高充電開始時刻に達したとき、前記高充電指示が入力されていた場合には前記第2制御手段を起動させて前記充電量を前記基準量より高める主制御手段(130)と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、バッテリ制御装置に関する。
リチウムイオン電池等で形成されるバッテリが様々な電動機器(電動車椅子等の電動車両や情報端末など)に搭載されている。充電可能なバッテリは、充放電の繰り返しや時間経過とともに劣化するが、特に満充電又は満充電に近い状態で保管されると、劣化が進みやすくなる。例えば、リチウムイオン電池を長期保管する際には、リチウムイオン電池のSOCを30%〜50%程度に維持することが劣化の抑制にとって好ましいと言われている。
これに着目して、バッテリの劣化抑制を図る方法も提案されている。例えば、バッテリの全容量の一部を充電してから充電を一時停止し、その後、予約した充電完了時刻ちょうどに全容量の充電が完了するように充電再開時刻を設定して設定時刻から充電を再開する方法が提案されている(特許文献1参照)。また、充電量を曜日に応じて制御する方法も提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−98420号公報 特開平10−51968号公報
バッテリの寿命延長に繋がるバッテリの劣化抑制技術が重要であることは言うまでもない。
そこで本発明は、バッテリの劣化抑制に寄与するバッテリ制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るバッテリ制御装置は、現在時刻を取得すると共に、所定の時間帯及び前記時間帯外の高充電開始時刻を設定する時刻管理手段と、所定の高充電指示の入力を受け付ける指示受付手段と、バッテリの充電量を所定の基準量以下に制御する第1制御手段及び前記充電量を前記基準量より高める第2制御手段を有し、前記現在時刻が前記時間帯に属するとき、前記第1制御手段を動作させて前記充電量を前記基準量以下とし、その後、前記現在時刻が前記高充電開始時刻に達したとき、前記高充電指示が入力されていた場合には前記第2制御手段を起動させて前記充電量を前記基準量より高める主制御手段と、を備えたことを特徴とする。
これにより、原則としては、充電量が第1基準量以下(例えば80%以下のSOC)とされるため、バッテリの劣化抑制が期待される。一方で、高充電指示が入力されたときには充電量を第1基準量よりも高めることが可能であるため、問題は生じない。
具体的には例えば、前記主制御手段は、前記現在時刻が前記時間帯に属するとき、前記高充電指示の入力有無に関わらず前記第1制御手段を動作させて前記充電量を前記基準量以下にすると良い。
これにより、前記時間帯(例えば、バッテリの放電が不要となる可能性が高い時間帯)において充電量を比較的低く保つことができ、バッテリの劣化抑制が期待される。
また具体的には例えば、 前記主制御手段は、前記高充電指示が入力されていない場合には、前記現在時刻が前記高充電開始時刻に達した後も、前記充電量を前記基準量以下に保つと良い。
これにより、高充電が要求されない状況下において(即ち、高充電が不要な状況において)充電量が比較的低く保たれ、バッテリの劣化抑制が期待される。
また例えば、前記主制御手段は、所定の動作指示が入力されたとき、前記バッテリを放電させて放電電力を第1負荷に供給し、前記高充電指示の入力に基づき前記充電量が前記基準量より高められた後、所定時間が経過しても前記動作指示が入力されないとき、前記第1負荷と異なる第2負荷に向けて前記バッテリを放電させて前記充電量を前記基準量以下にしても良い。
これにより、第1負荷の駆動が比較的長い時間停止しているような状況において、バッテリを比較的低い充電量状態で保管することが可能となり、バッテリの劣化抑制が期待される。
また例えば、前記主制御手段は、所定の動作指示が入力されたとき、前記バッテリを放電させて放電電力を第1負荷に供給し、前記第1制御手段又は前記2制御手段の動作によって前記充電量が前記基準量未満の第2基準量よりも高められた後、所定時間が経過しても前記動作指示が入力されないとき、前記第1負荷と異なる第2負荷に向けて前記バッテリを放電させて前記充電量を前記第2基準量にしても良い。
これにより、第1負荷の駆動が比較的長い時間停止しているような状況において、バッテリを比較的低い充電量状態で保管することが可能となり、バッテリの劣化抑制が期待される。
本発明によれば、バッテリの劣化抑制に寄与するバッテリ制御装置を提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る電動機器の構成ブロック図である 本発明の第1実施形態に係る電動機器としての電動車椅子の概略外観図である。 本発明の第1実施形態の電動機器に搭載されるバッテリの充電特性図である。 本発明の第1実施形態に係り、主として充放電制御に注目した電動機器の動作フローチャートである。 待機時間帯と充電開始時刻と充電完了予定時刻との関係図である。 本発明の第2実施形態に係り、主として充放電制御に注目した電動機器の動作フローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るバッテリ制御装置の構成ブロック図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
<<第1実施形態>>
本発明の第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態に係る電動機器1の構成ブロック図である。電動機器1は、符号11〜21によって参照される各部位を備える。充電器10は、電動機器1に接続可能な外部機器であって良い。
電動機器1は、バッテリ11の放電電力にて駆動する任意の機器である。例えば、電動機器1は、電動車両、電動工具、携帯電話機、情報端末、パーソナルコンピュータ又はゲーム機器であって良い。但し、ここでは、電動機器1が、移動補助機器であるとする。移動補助機器とは、電動機器1のユーザの移動又は歩行を補助する機器であって、例えば、電動車椅子(図2参照)、電動シニアカー、電動カートである。
充電器10は、電力変換によって商用交流電圧から直流電圧を生成する。充電器10が電動機器1に接続されているとき、充電器10が生成した直流電圧は充電制御回路13及びCPU(Central Processing Unit)18に供給される。充電器10から充電制御回路13及びCPU18に供給される直流電圧の電圧値は互いに異なっていても良い。
バッテリ11は、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池などから成る二次電池である。二次電池セルを複数個組み合わせた組電池をバッテリ11として用いて良い。電圧検出回路12は、バッテリ11の出力電圧(即ち、バッテリ11としての二次電池の負極及び正極間電圧)を検出し、検出結果を示す電圧検出信号をCPU18に送る。電圧検出信号によって、バッテリ11の出力電圧であるバッテリ電圧VBATの値が示される。
充電制御回路13は、CPU18の制御の下、充電器10から供給される直流電圧(直流電力)を保護回路14を介してバッテリ11に供給することでバッテリ11を充電する。保護回路14は、バッテリ11を過電流、過充電又は過放電から保護するための回路である。保護回路14は、バッテリ11が過電流、過充電又は過放電になっているか否かを判定し、判定結果を示す保護用信号をCPU18に送る。
切り替え回路15は、バッテリ11の出力端子を、保護回路14を介して主負荷16又は放電用負荷17に選択的に接続することができる。バッテリ11の出力端子が主負荷16に接続されるとき、バッテリ11の出力電圧が主負荷16に供給されて主負荷16にてバッテリ11の放電電力が消費される。バッテリ11の出力端子が放電用負荷17に接続されるとき、バッテリ11の出力電圧が放電用負荷17に供給されて放電用負荷17にてバッテリ11の放電電力が消費される。また、切り替え回路15は、バッテリ11の出力端子が主負荷16及び放電用負荷17の何れにも接続されない状態にすることもでき、その状態では、当然、バッテリ11の負荷16又は17への放電は停止される。尚、バッテリ11の出力端子は、バッテリ11の負極端子及び正極端子から成り、負極端子の電位を基準として正極端子にバッテリ11の出力電圧が加わる。
主負荷16は、電動機器1の主機能を実現するための負荷である。例えば、電動機器1が移動補助機器である場合、主負荷16は、移動補助機器の車輪を回転駆動させるためのモータを含む。放電用負荷17は、主負荷16とは別に設けられた任意の負荷であり、例えば、抵抗負荷であって良い。
CPU18は、電動機器1内の各部位の動作を統括的に制御する。充電器10が電動機器1に接続されているとき、CPU18は、電圧検出信号及び保護用信号等を参照しつつ充電制御回路13を制御することにより、充電制御回路13にバッテリ11を充電させることができる。また、CPU18は、電圧検出信号及び保護用信号等を参照しつつ切り替え回路15を制御することにより、バッテリ11の放電電力を主負荷16又は放電用負荷17に供給させる、或いは、負荷16及び17へのバッテリ11の放電を止める。
操作部19は、押しボタンスイッチ、タッチパネル、レバー等などの任意の操作部材から成り、電動機器1のユーザからの任意の操作及び指示の入力を受け付ける。操作部19へ入力された操作及び指示の内容はCPU18に伝達される。タイマ部20は、現在時刻を取得する時計機能と、任意のタイミングからの経過時間を計測する計時機能を備える。CPU18によりタイマ部20の動作が制御され、取得された現在時刻及び計測された経過時間はCPU18に伝達される。メモリ21は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から成り、CPU18の動作に利用される。
尚、充電器10が電動機器1に接続されているとき、CPU18は、充電器10の出力電圧にて駆動する。充電器10が電動機器1に接続されていないとき、CPU18は、バッテリ11の出力電圧(即ちバッテリ11の放電電力)にて駆動する。タイマ部20等も同様であって良い。
バッテリ11を充電させる際、CPU18は、電圧検出回路12の検出結果に基づくバッテリ電圧VBATに応じて、充電制御回路13に、定電流充電又は定電圧充電を行わせる。定電流充電及び定電圧充電の実現方法は公知であるため詳細な説明を割愛する。バッテリ11のSOC(State Of Charge)はバッテリ電圧VBATに依存するため、CPU18は、公知の方法によって、バッテリ電圧VBATからバッテリ11のSOCを求めることができる。バッテリ11のSOCは、バッテリ11の満充電容量に対するバッテリ11の残容量の比である。以下、SOC、充電、放電とは、特に記述無き限り、バッテリ11のSOC、充電、放電を指す。
バッテリ11の動作可能範囲において、バッテリ電圧VBATは所定の下限電圧から所定の上限電圧の間で変動する。ここでは、下限電圧が3.0V(ボルト)であって、上限電圧は4.2Vであるとする。バッテリ電圧VBATが3.48V、3.96V、4.2Vのとき、夫々、例えば、SOCは、40%、80%、100%である。図3に、バッテリ11の充電特性を示す。CPU18は、波形301〜303を含む充電特性を認識していて良い。図3において、波形301、302、303は、夫々、バッテリ電圧VBAT、バッテリ11の蓄電容量(バッテリ11に蓄電されている容量)、バッテリ11の充電電流を、充電時間との関係において示している。波形301及び302に基づけばバッテリ電圧VBATをSOCに変換可能である。バッテリ電圧VBATが比較的低いときには定電流充電が行われるが、バッテリ電圧VBATが一定値に達すると充電方式が定電圧充電に切り替えられる。バッテリ電圧VBATが下限電圧3.0VであるときにSOCが0%であるとみなして、SOCを定義しても良い。
バッテリ11が満充電又は満充電に近い状態で維持されると、公知の如く、バッテリ11の劣化(例えば満充電容量の低下)が進みやすくなる。例えば、リチウムイオン電池を長期保管する際には、リチウムイオン電池のSOCを30%〜50%程度に維持することが劣化の抑制にとって好ましいと言われている。CPU18は、このようなバッテリ11の劣化をなるだけ抑制する制御を行う。特に電動車椅子などの移動補助機器は、長期間にわたって利用されることが多く、また、必要なバッテリ容量も大きいため、バッテリ11の価格が相当に高くなる。故に、バッテリ11の劣化を抑えてバッテリ11の寿命を延ばすことは重要である。
図4を参照し、バッテリ11の劣化抑制に適した電動機器1の動作の流れを説明する。図4は、主として充放電制御に注目した、電動機器1の動作フローチャートである。尚、バッテリ11の充電は、上述の如く、CPU18の制御の下で充電器10及び充電制御回路13を用いて実現されるが、以下では、記述の便宜上、充電の主体がCPU18であるかのような説明を行うことがある。
充電器10が電動機器1に接続されていない状態を起点として、まずステップS11にて充電器10が電動機器1に接続されると、ステップS12に進む。ステップS12において、CPU18により、現在のバッテリ電圧VBATに基づくSOCが確認される。ここで、SOCが80%より大きければステップS13に進み、SOCが80%と一致していればステップS23に進み、SOCが80%未満であればステップS14に進む。
ステップS13において、CPU18は、バッテリ11の充電を行う代わりに、バッテリ11の出力端子を放電用負荷17に接続してSOCが所定の第1基準量になるまで放電用負荷17に対しバッテリ11を放電させ、その後、ステップS23に進む。放電用負荷17に対する放電は、バッテリ11が過電流状態になることが無いように且つバッテリ11が劣化しにくいように、緩やかに(徐々に)行われる(後述のステップS29及びS32での放電も同様)。ここで、第1基準量は80%であるとする。
ステップS14において、CPU18は、バッテリ電圧VBATを所定の下限電圧(ここでは3.0V)と比較する。ステップS14において、バッテリ電圧VBATが下限電圧未満であれば、ステップS15にてバッテリ電圧VBATが下限電圧と一致するまでバッテリ11を充電してからステップS16に進む。ステップS14において、バッテリ電圧VBATが下限電圧以上であれば、ステップS14から直接ステップS16に進む。
ステップS16において、CPU18は、操作部19に対して所定の即時充電指示が入力されているか否かを確認する。ステップS16において、即時充電指示が入力されている場合にはステップS22に進むが、即時充電指示が入力されていない場合にはステップS17に進む。即時充電指示は、バッテリ11の充電の即時実行を求める指示である。
ステップS17において、CPU18は、バッテリ11のSOCを第1基準量(ここでは80%)より小さな所定量(ここでは50%)と比較し、SOCが該所定量よりも低い場合にはSOCが該所定量になるまで、バッテリ11を定電流充電してからステップS18に進む。ステップS17に至った時点でSOCが該所定量以上であれば、充電を介することなくステップS18に進む。
ステップS18において、CPU18は、操作部19に対して所定の高充電指示が入力されているか否かを確認する。ステップS18において、高充電指示が入力されている場合にはステップS24に進むが、高充電指示が入力されていない場合にはステップS19に進む。高充電指示は、バッテリ11のSOCが所定の上限量に達するまでバッテリ11の充電を求める指示である。上限量は、ここでは100%であるとする。
ステップS19において、CPU18は、現在時刻が所定の待機時間帯に属しているか否かを確認する。待機時間帯は、移動補助機器としての電動機器1が駆動される可能性が低いと想定される時間帯である。電動機器1の駆動とは、バッテリ11の放電電力が主負荷16に供給されて主負荷16が駆動する状態を指す。ここでは、待機時間帯は、午後5時から午前5時までの12時間分の時間帯であるとする(図5参照)。尚、図5を含む図面では、午前が“AM”と表記され、午後が“PM”と表記されている。ステップS19において、現在時刻が待機時間帯に属している場合にはステップS20に進む一方で、現在時刻が待機時間帯に属していない場合にはステップS21に進む。
ステップS20において、CPU18は、充電開始時刻を設定し、現在時刻が設定した充電開始時刻になるまで待機した後、ステップS21に進む。ステップS21において、CPU18は、SOCが第1基準量(ここでは80%)になるまでバッテリ11を充電し、その後、ステップS23に進む。ステップS21での充電は定電流充電であって良い。
充電開始時刻は、待機時間帯よりも後の時刻であって、且つ、所定の充電完了予定時刻よりも前の時刻である(図5参照)。日常的な電動機器1の駆動の開始時刻(例えば午前8時)よりも若干早い時刻(例えば午前7時)が、充電完了予定時刻(充電完了目標時刻)として定められている。充電完了予定時刻は、操作部19の操作を通じユーザにより任意に定められても良い。ステップS20において、CPU18は、バッテリ11の充電特性(図3の波形301及び302)を考慮しつつ、ステップS20の設定が行われるときのSOC(例えば50%)と第1基準量(ここでは80%)とに基づき、SOCを第1基準量まで増加させるために必要な充電時間を導出し、充電完了予定時刻より、導出した充電時間だけ前の時刻を充電開始時刻に設定すると良い。これにより、ステップS20を経た後のステップS21では、充電完了予定時刻に、ちょうど、SOCが第1基準量に達することになる(誤差を無視)。
但し、ステップS20にて設定される充電開始時刻を、充電完了予定時刻を元に定められた固定時刻とすることも可能である。
ステップS22において、CPU18は、操作部19に対して所定の高充電指示が入力されているか否かを確認する。ステップS22において、高充電指示が入力されている場合にはステップS26に進むが、高充電指示が入力されていない場合にはステップS21に進む。
ステップS23においても、CPU18は、操作部19に対して所定の高充電指示が入力されているか否かを確認する。ステップS23において、高充電指示が入力されている場合にはステップS24に進むが、高充電指示が入力されていない場合にはステップS30に進む。
ステップS24において、CPU18は、現在時刻が上述の待機時間帯に属しているか否かを確認する。ステップS24において、現在時刻が待機時間帯に属している場合にはステップS25に進む一方で、現在時刻が待機時間帯に属していない場合にはステップS26に進む。
ステップS25において、CPU18は、充電開始時刻を設定し、現在時刻が設定した充電開始時刻になるまで待機した後、ステップS26に進む。ステップS26において、CPU18は、SOCが所定の上限量(ここでは100%)になるまでバッテリ11を充電し、その後、ステップS27に進む。ステップS26での充電は、例えば、定電流充電と定電圧充電との組み合わせであって良い。
ステップS25で設定される充電開始時刻も、上述したように、待機時間帯よりも後の時刻であって、且つ、所定の充電完了予定時刻よりも前の時刻である(図5参照)。ステップS25において、CPU18は、バッテリ11の充電特性(図3の波形301及び302)を考慮しつつ、ステップS25の設定が行われるときのSOC(例えば60%)と上限量(ここでは100%)とに基づき、SOCを上限量まで増加させるために必要な充電時間を導出し、充電完了予定時刻より、導出した充電時間だけ前の時刻を充電開始時刻に設定すると良い。これにより、ステップS25を経た後のステップS26では、充電完了予定時刻に、ちょうど、SOCが上限量に達することになる(誤差を無視)。
但し、ステップS25にて設定される充電開始時刻を、充電完了予定時刻を元に定められた固定時刻とすることも可能である。
ステップS27において、CPU18は、未使用時間を所定の時間THAと比較する。未使用時間とは、ステップS21又はS26の充電が終了した時点からの経過時間であって良く、タイマ部20を用いて計測される。但し、充電器10が電動機器1から分離されて(即ち、充電器10が電動機器1と非接続とされて)所定の動作指示が操作部19に入力されたとき、未使用時間はリセットされる(ゼロに戻される)。時間THAは1日分の時間(即ち24時間)以上であって良く、例えば1.5日分の時間である。ステップS27において、未使用時間が時間THAより大きければステップS29に進む一方で、未使用時間が時間THA以下であればステップS28に進む。
ステップS28において、CPU18は、充電器10が電動機器1から分離されて(即ち、充電器10が電動機器1と非接続とされて)所定の動作指示が操作部19に入力されたか否かを確認する。動作指示は、電動機器1の駆動を求める指示である。故に、充電器10が電動機器1から分離されて動作指示が操作部19に入力された場合(ステップS28のY)、CPU18は、バッテリ11の放電電力を主負荷16に供給させて主負荷16を駆動させる。その後、充電器10が再び電動機器1に接続されたならばステップS11に戻る。ステップS28において、充電器10が電動機器1から分離されない又は動作指示が操作部19に入力されない場合には、ステップS27に戻る。
ステップS29において、CPU18は、バッテリ11の出力端子を放電用負荷17に接続してSOCが第1基準量(ここでは80%)になるまで放電用負荷17に対しバッテリ11を放電させ、その後、ステップS30に進む。
ステップS30において、CPU18は、未使用時間を所定の時間THBと比較する。時間THBは上記時間THAよりも大きく、例えば1週間分の時間である。ステップS30において、未使用時間が時間THBより大きければステップS32に進む一方で、未使用時間が時間THB以下であればステップS31に進む。
ステップS31において、CPU18は、充電器10が電動機器1から分離されて(即ち、充電器10が電動機器1と非接続とされて)所定の動作指示が操作部19に入力されたか否かを確認する。動作指示は、上述の如く、電動機器1の駆動を求める指示である。故に、充電器10が電動機器1から分離されて動作指示が操作部19に入力された場合(ステップS31のY)、CPU18は、バッテリ11の放電電力を主負荷16に供給させて主負荷16を駆動させる。その後、充電器10が再び電動機器1に接続されたならばステップS11に戻る。ステップS31において、充電器10が電動機器1から分離されない又は動作指示が操作部19に入力されない場合には、ステップS30に戻る。
ステップS32において、CPU18は、バッテリ11の出力端子を放電用負荷17に接続してSOCが所定の第2基準量になるまで放電用負荷17に対しバッテリ11を放電させ、その後、ステップS33に進む。第2基準量は、上述の第1基準量よりも低く、ここでは40%であるとする。100%としての上限量、80%としての第1基準量、40%としての第2基準量の内、バッテリ11を一定時間保管するときのバッテリ11の劣化の進行度合いは、SOCが上限量と一致しているときが一番大きく、SOCが第2基準量と一致しているときが一番小さい。つまり、第2基準量はバッテリ11の長期保管に適したSOCである。
ステップS33において、CPU18は、電動機器1の動作モードを通常モードから長期保管モードに移行させる(ステップS33に至る前の電動機器1の動作モードは通常モードである)。この移行が行われる際、又は、電動機器1の動作モードが長期保管モードに設定されている間、CPU18は、電動機器1の動作モードが長期保管モードに設定されている旨をユーザに報知するようにしても良い。この報知は、例えば、電動機器1に設けられうる液晶ディスプレイパネル等の表示画面又はLED(Light Emitting Diode)等の表示器を用いて実現される。また、長期保管モードにおいて、CPU18は、SOCが第2基準量に保たれるように、必要に応じてバッテリ11の充電を行う。
長期保管モードに移行後、操作部19に所定の再充電指示が入力されるまで、電動機器1の動作モードは長期保管モードに維持され(ステップS34のN)、操作部19に再充電指示が入力されるとステップS16への移行が発生する(ステップS34のY)。
図4の動作による作用及び効果を考察する。一般的に、ユーザ(移動補助機器の利用者)は、帰宅後、次の外出に備えて、速やかに電動機器1を充電器10に接続すると考えられる。本実施形態において、充電は、原則として、SOCが第1基準量(80%)になったところで終了せしめられる(ステップS21)。これにより、バッテリ11の劣化が抑制される。電動機器1の日常的な使用に概ね耐えることができるよう、バッテリ11の劣化抑制との兼ね合いを考えて、第1基準量を定めておけば良い。
電動機器1としての移動補助機器の製品特性からみて、電動機器1の駆動時間帯は主に朝から夕方までであり、夜間に使用されることは少ないと考えられる。これを考慮し、バッテリ11の劣化が進行しにくいように充電動作の時刻管理を行う。例えば、夕方での帰宅後、充電器10に電動機器1を接続しても、すぐには充電を開始せず、朝方近くに充電を行うように時刻管理することでSOCが高くなる状態をなるだけ避ける(ステップS19〜S21又はステップS24〜S26)。但し、残容量が空に近いような場合には、劣化防止のため、SOCが40〜50%程度になるまで直ちに充電を行うと良い(ステップS17)。
場合によっては、バッテリ11を満充電状態にすることをユーザが希望することもあるため、ユーザ指示によって、満充電が可能になるようにしておくと良い(ステップS22又はS23を経由してステップS26)。また、バッテリ11の即時充電をユーザが希望することも考えられるため、ユーザ指示によって、即時充電が可能になるようにしておくと良い(ステップS16のYを経由してステップS21又はS26)。
ユーザ指示によってバッテリ11を満充電状態にした場合でも、何らかの事情により、比較的長時間(例えば 時間THAとしての1.5日)、電動機器1の駆動がなされないこともある。例えば、天候の問題等により、当日の朝から出かける予定を翌日の朝から出かける予定に変更したが、結局、出かけなかった場合などが、これに当てはまる。このような場合、放電用負荷17を用いてSOCを第1基準量(80%)まで放電させると良い(ステップS29)。これにより、100%充電に利用した電力の一部が無駄にはなるが、満充電又は満充電に近い状態でバッテリ11が長時間保管されることによるバッテリ11の劣化が抑制される。
更に、ユーザが何らかの理由(入院等)で、長期間、電動機器1を利用しないことも考えられる。電動機器1を充電器10に接続したままでの未使用時間が長期間(例えば 時間THBとしての1週間)に及んだ場合には、自動的に、SOCを長期保管に適した第2基準量(40%)にまで低下させて維持することでバッテリ11の劣化抑制を図る(ステップS32及びS33)。
尚、上述の第1基準量、第2基準量、上限量は、夫々、80%、40%、100%以外でもよい。但し、第1基準量は第2基準量よりも大きく、且つ、上限量は第1基準量よりも大きいものとする。
電動機器1に、ネットワーク網を介して他の電子機器と通信可能な通信部(不図示)を設けておき、ステップS29又はS32に至った際、CPU18は、その通信部を用いて、他の電子機器に対し所定の情報(例えば、見守りメール)を送信するようにしても良い。
また、CPU18は、タイマ部20と協働して、現在時刻が属する日の曜日及び日付を認識できても良く、現在時刻が属する日の曜日又は日付に応じてバッテリ11のSOCを制御しても良い。例えば、土曜日において電動機器1が使用されないことが予め分かっている場合、土曜日においてはSOCが第2基準量に維持されるようにしても良い。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態及び後述の第3実施形態は第1実施形態を基礎とする実施形態であり、第2及び第3実施形態において特に述べない事項に関しては、矛盾の無い限り、第1実施形態の記載が第2及び第3実施形態にも適用される。
図6は、第2実施形態に係る電動機器1の動作フローチャートである。充電器10が電動機器1に接続されていない状態を起点として、まずステップS61にて、充電器10が電動機器1に接続され且つ操作部19に対して所定の高充電指示が入力されたとする。すると、ステップS62において、CPU18により、現在のバッテリ電圧VBATに基づくSOCが確認される。SOCが所定の第1基準量(ここでは80%)より低ければステップS63に進み、SOCが第1基準量以上であればステップS65に進む。
ステップS63において、CPU18は、SOCが第1基準量になるまでバッテリ11を充電し、その後、ステップS64に進む。ステップS63での充電は定電流充電であって良い。
ステップS64において、CPU18は、現在時刻が所定の待機時間帯に属しているか否かを確認する。上述したように、待機時間帯は、午後5時から午前5時までの12時間分の時間帯であるとする(図5参照)。ステップS64において、現在時刻が待機時間帯に属している場合にはステップS67に進む一方で、現在時刻が待機時間帯に属していない場合にはステップS65に進む。
ステップS65において、CPU18は、SOCが所定の上限値(ここでは100%)になるように即時バッテリ11の充電を開始したと仮定した場合に、充電が完了する時刻t1を推定する。バッテリ11の充電特性(図3の波形301及び302)を考慮しつつ、現在時刻と現在のSOC(現在のバッテリ電圧VBAT)に基づき、当該推定を行うことができる。そして、推定充電完了時刻t1が待機時間帯の開始時刻である午後5時をこえる場合にはステップS65からステップS67に進む一方、そうでない場合にはステップS65からステップS66に進む。
ステップS66において、CPU18は、現時点から電動機器1の駆動を継続的行ったと仮定して(即ち、バッテリ11の放電電力を主負荷16に供給して継続的に主負荷16を駆動させたと仮定して)、SOCが第1基準量より小さい所定の第3基準量(例えば20%)にまで低下する時刻t2を推定する。単位時間当たりの主負荷16の消費電力と、現在のSOC(現在のバッテリ電圧VBAT)に基づくバッテリ11の残容量と、現在時刻とに基づき、当該推定を行うことができる。そして、推定時刻t2が待機時間帯の開始時刻である午後5時をこえる場合にはステップS66からステップS67に進む一方、そうでない場合にはステップS66からステップS68に進む。
ステップS67において、CPU18は、現在時刻が充電開始時刻t3(例えば午前6時)に達するまで待機し、現在時刻が充電開始時刻t3に達した時点でステップS68へ進む。ここにおける充電開始時刻t3は、図4のステップS25の設定方法と同じ方法にて設定されて良い。ステップS68において、CPU18は、SOCが所定の上限量(ここでは100%)になるまでバッテリ11を充電する。ステップS68での充電は、例えば、定電流充電と定電圧充電との組み合わせであって良い。
上述の如く、電動機器1の駆動が殆ど想定されない待機時間帯にSOCが第1基準量に達した場合には、充電完了予定時刻(朝において電動機器1を使用する可能性のある時刻)と、SOCを上限量にまで充電するために必要な充電時間とから、充電開始時刻t3を設定し、充電開始時刻t3より上限量に向けた充電を開始する。これにより、ユーザが電動機器1を使用したい時刻には高充電指示によるユーザ要求(満充電要求)が満たされ、且つ、バッテリ11が満充電状態で長時間放置されることがない。結果、バッテリ11の劣化が抑制される。
また、待機時間帯に至る前の日中においては、高充電指示(満充電要求)に応答してSOCを上限量まで充電する。但し、夕方以降等の待機時間帯では電動機器1の使用可能性が低いため、上記の推定充電完了時刻t1が待機時間帯に属するようであれば(ステップS65のY)、上限量(100%)に向けた充電を朝方(充電開始時刻t3)まで待機する(ステップS67)。これによっても、バッテリ11が満充電状態とされる時間が短くされるため、バッテリ11の劣化が抑制される。
また、上記の推定時刻t2が待機時間帯に属するようであれば(ステップS66のY)、充電の即時開始を行わなくても問題は発生しがたいと判断し、上限量(100%)に向けた充電を朝方(充電開始時刻t3)まで待機する(ステップS67)。これによっても、バッテリ11が満充電状態とされる時間が短くされるため、バッテリ11の劣化が抑制される。
尚、図6のフローチャートには示されてはいないが、高充電指示(満充電指示)の入力を受けた後、又は、高充電指示に応答してSOCが上限量になるまで充電した後、所定の動作指示が操作部19に入力されず、結果、電動機器1の駆動が行われない状態が所定時間(例えば24時間)以上継続した場合、CPU18は、バッテリ11の出力端子を放電用負荷17に接続してSOCが第1基準量(ここでは80%)になるまで放電用負荷17に対しバッテリ11を放電させてもよい。これにより、満充電又は満充電に近い状態でバッテリ11が長時間保管されることによるバッテリ11の劣化が抑制される。また、高充電指示に応答してSOCが上限量になるまで充電した後、現在時刻が待機時間帯に達した場合、CPU18は、バッテリ11の出力端子を放電用負荷17に接続してSOCが第1基準量(ここでは80%)になるまで放電用負荷17に対しバッテリ11を放電させてもよい。その後、現在時刻が所定の充電開始時刻t3に達したら、SOCを上限量にまで増加させる充電を開始すると良い。
<<第3実施形態>>
本発明の第3実施形態を説明する。第1又は第2実施形態の電動機器1には、図7に示すバッテリ制御装置100が内包されていると言える。
バッテリ制御装置100は、現在時刻を取得すると共に、所定の時間帯J及び時間帯J外の高充電開始時刻を設定する時刻管理部110と、所定の高充電指示の入力を受け付ける指示受付部120と、バッテリ11の充電量を所定の第1基準量以下に制御する第1制御部131及びバッテリ11の充電量を第1基準量より高める第2制御部132を有する主制御部130と、が備えられる。
電動機器1において、例えば、時刻管理部110は、タイマ部20及びCPU18により実現され、指示受付部120は操作部19により実現され、主制御部130は、電圧検出回路12、充電制御回路13及び切り替え回路15等と協働しつつ、CPU18により実現される。
電動機器1において、時間帯Jは待機時間帯(図5)に相当し、高充電開始時刻は、例えば、図4のステップS20若しくはS25又は図6のステップS67にて設定される充電開始時刻に相当する。バッテリ11の充電量は、バッテリ11のSOC、又は、バッテリ11のSOCに比例する量であって良い。
主制御部130は、現在時刻が時間帯Jに属するとき、第1制御部131を動作させて充電量を第1基準量以下とし、その後、現在時刻が高充電開始時刻に達したとき、高充電指示が入力されていた場合には第2制御部132を起動させて充電量を第1基準量より高める(例えば、ステップS26の如く、充電量を第1基準量よりも高い上限量まで高める)。これにより、原則としては、充電量が第1基準量以下(例えば80%以下のSOC)とされるため、バッテリ11の劣化が抑制されることになる。一方で、高充電指示の入力時には充電量を第1基準量よりも高めることが可能であるため、問題は生じない。
主制御部130は、現在時刻が時間帯Jに属するときには、高充電指示の入力有無に関わらず第1制御部131を動作させて充電量を第1基準量以下に保つ(例えば、図4のステップS20及びS25)。これにより、バッテリ11の放電が不要となる可能性が高い時間帯Jにおいて充電量を比較的低く保つことができ、バッテリ11の劣化が抑制される。
また、主制御部130は、高充電指示が入力されていない場合には、現在時刻が高充電開始時刻に達した後も充電量を第1基準量以下に保つ(例えば、図4のステップS18のNを介してステップS21)。これにより、高充電が要求されない状況下において(即ち、高充電が不要な状況において)充電量が比較的低く保たれ、バッテリ11の劣化が抑制される。
また、主制御部130は、所定の動作指示(電動車椅子の走行指示等)が入力されたとき、バッテリ11を放電させて放電電力を第1負荷(16)に供給し、高充電指示の入力に基づき充電量が基準量より高められた後(ステップS26)、所定時間(例えばTHA又はTHB)が経過しても動作指示が入力されないとき、第1負荷と異なる第2負荷(17)に向けてバッテリ11を放電させて充電量を第1基準量以下とする(ステップS29又はS32)。これにより、第1負荷の駆動が比較的長い時間停止しているような状況において、バッテリ11を比較的低い充電量状態で保管することが可能となり、バッテリ11の劣化が抑制される。
また、主制御部130は、所定の動作指示(電動車椅子の走行指示等)が入力されたとき、バッテリ11を放電させて放電電力を第1負荷(16)に供給し、第1制御部131又は2制御手段132の動作によって充電量が第1基準量(例えば80%)未満の第2基準量(例えば40%)よりも高められた後(例えば、ステップS21又はS26)、所定時間(例えばTHB)が経過しても動作指示が入力されないとき、第1負荷と異なる第2負荷(17)に向けてバッテリ11を放電させて充電量を第2基準量にする(ステップS32)。これにより、第1負荷の駆動が比較的長い時間停止しているような状況において、バッテリ11を比較的低い充電量状態で保管することが可能となり、バッテリ11の劣化が抑制される。
尚、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。
バッテリ制御装置100が適用される電動機器は、バッテリ11の放電電力で駆動する主負荷を備えた任意の機器であって良い。
上述の時間帯Jは任意の時間帯であって良く、操作部19を用いて、ユーザが任意に時間帯Jを定めることができても良い。例えば、バッテリ制御装置100が適用される電動機器が夜間にしか使用されない場合、時間帯Jを日中の時間帯に設定すると良い。
バッテリ制御装置100を、集積回路等のハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。バッテリ制御装置100にて実現される機能の全部又は一部である任意の特定の機能をプログラムとして記述して、該プログラムをバッテリ制御装置100に搭載可能なフラッシュメモリに保存しておいても良い。そして、該プログラムをプログラム実行装置(例えば、バッテリ制御装置100に搭載可能なマイクロコンピュータ)上で実行することによって、その特定の機能を実現するようにしてもよい。上記プログラムは任意の記録媒体に記憶及び固定されうる。上記プログラムを記憶及び固定する記録媒体はバッテリ制御装置100と異なる機器(サーバ機器等)に搭載又は接続されても良い。
1 電動機器
10 充電器
11 バッテリ
16 主負荷
17 放電用負荷
18 CPU
100 バッテリ制御装置
110 時刻管理部
120 指示受付部
130 主制御部
131 第1制御部
132 第2制御部

Claims (5)

  1. 現在時刻を取得すると共に、所定の時間帯及び前記時間帯外の高充電開始時刻を設定する時刻管理手段と、
    所定の高充電指示の入力を受け付ける指示受付手段と、
    バッテリの充電量を所定の基準量以下に制御する第1制御手段及び前記充電量を前記基準量より高める第2制御手段を有し、前記現在時刻が前記時間帯に属するとき、前記第1制御手段を動作させて前記充電量を前記基準量以下とし、その後、前記現在時刻が前記高充電開始時刻に達したとき、前記高充電指示が入力されていた場合には前記第2制御手段を起動させて前記充電量を前記基準量より高める主制御手段と、を備えた
    ことを特徴とするバッテリ制御装置。
  2. 前記主制御手段は、前記現在時刻が前記時間帯に属するとき、前記高充電指示の入力有無に関わらず前記第1制御手段を動作させて前記充電量を前記基準量以下とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ制御装置。
  3. 前記主制御手段は、前記高充電指示が入力されていない場合には、前記現在時刻が前記高充電開始時刻に達した後も、前記充電量を前記基準量以下に保つ
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリ制御装置。
  4. 前記主制御手段は、
    所定の動作指示が入力されたとき、前記バッテリを放電させて放電電力を第1負荷に供給し、
    前記高充電指示の入力に基づき前記充電量が前記基準量より高められた後、所定時間が経過しても前記動作指示が入力されないとき、前記第1負荷と異なる第2負荷に向けて前記バッテリを放電させて前記充電量を前記基準量以下にする
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のバッテリ制御装置。
  5. 前記主制御手段は、
    所定の動作指示が入力されたとき、前記バッテリを放電させて放電電力を第1負荷に供給し、
    前記第1制御手段又は前記2制御手段の動作によって前記充電量が前記基準量未満の第2基準量よりも高められた後、所定時間が経過しても前記動作指示が入力されないとき、前記第1負荷と異なる第2負荷に向けて前記バッテリを放電させて前記充電量を前記第2基準量にする
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のバッテリ制御装置。
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