JP2004317368A - X線透視検査装置及び最適x線条件計算プログラム - Google Patents

X線透視検査装置及び最適x線条件計算プログラム Download PDF

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Kiichiro Uyama
喜一郎 宇山
Tatsuyuki Yoshihara
達行 吉原
祥司 ▲ツル▼
Shoji Tsuru
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Abstract

【課題】未知の被検体に対しても、その透過像に基づいて物理的に最適なX線条件を求めることのできるX線透視検査装置を提供すること。
【解決手段】X線管1と、このX線管1の管電圧と管電流を制御するX線制御部9と、被検体5を透過したX線を検出するX線検出器3とを有し、このX線検出器3で得られた被検体5の透過データから被検体5の透過像を作成するX線透視検査装置において、透過像を基に観察部分の減衰指数と該減衰指数に波及するノイズとの比が最も大きくなる管電圧と管電流とをコンピュータ8で計算し、X線制御部9に与える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術野】
本発明は、非破壊検査等に用いられるX線透視検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品やアルミ鋳物等の工業製品の内部を検査するためのX線透視検査装置では、X線管の管電圧Vと管電流Iを手動で変更でき、透過像を観察しながら被検体にあわせた設定を行なって最適画像を得るようにしている。管電圧を変えた場合、X線フォトンの1つ1つのエネルギーEが大きくなるとともにフォトン数Nが増大する。管電流を変えた場合、エネルギーEは変わらずフォトン数Nが増大する。
【0003】
この種のX線透視検査装置に備わる検出器は、2次元の分解能でX線を検出するが、各検出素子の出力は各素子が受けるX線エネルギー総量(E×N)に比例する。各検出素子の出力に応じて明暗を割り当てることで透過像が作られる。他方、X線の透過能力はX線フォトンエネルギーEが高くなるほど大きくなる。
【0004】
管電圧と管電流を手動で変更する場合、まず被検体を透過できる管電圧(すなわちX線フォトンエネルギーE)を選ぶが、該エネルギーEが高すぎると画像のコントラストが低下して最良画像とならない。そこで、管電圧を下げ、管電流を増やして出力を補う。管電圧を下げすぎるとコントラストが大きすぎ白飛びや黒つぶれ画像となってしまう。
【0005】
このように、被検体の交換や観察視野変更の度に、手動で管電圧と管電流を交互に設定することは面倒で、また、操作者の技量に依存してしまう問題があるため、例えば特許文献1では、透過像を取り込み画像処理してフィードバックして、管電圧と管電流を自動設定することを行なっている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−14059号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では未知の被検体に対しても、その透過像に基づいて最適なX線条件(管電圧、管電流)を自動設定するものである。その最適な条件とは、透過像の観察しようとする明るさ範囲が目視に適した明るさ範囲になる管電圧、管電流が最適X線条件であるとして、この条件に自動設定している。
【0008】
しかしながら、このような諧調調整としての最適X線条件は物理的な最適X線条件とは異なる。物理的な最適X線条件は観察部分の構造に対して最大のSN比(信号/ノイズ)を与える条件であり、透過像の見易さ(諧調の調整)とは無関係である。
【0009】
本発明の目的は、未知の被検体に対しても、その透過像に基づいて物理的に最適なX線条件を求めることのできるX線透視検査装置及び最適X線条件計算プログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために請求項1記載の発明は、X線管と、このX線管の管電圧と管電流を制御するX線制御部と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器とを有し、このX線検出器で得られた被検体の透過データから被検体の透過像を作成するX線透視検査装置において、
前記透過像を基に観察部分の減衰指数と該減衰指数に波及するノイズとの比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算する最適X線条件計算手段を具備する。
【0011】
管電圧、管電流を変えたときに被検体の或る定まった観察部分に対する減衰指数τ(е−τの減衰を与える)とそのノイズはそれぞれ変化するが、この構成により、未知の被検体に対しても、その透過像に基づき、その観察部分(最明部、最暗部、全体、指定部、等)の減衰指数τとそのノイズとの比が最大となる管電圧と管電流を計算することができ、この条件での透過像は物理的に観察部分の構造を最大限に細部まで見分けられる画像となり、最適なX線条件を求めることができる。
【0012】
以上の課題を解決するために請求項2記載の発明は、請求項1記載のX線透視検査装置において、前記最適X線条件計算手段は、管電圧と管電流の許容される組合せを探索して前記比を計算し、この比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算する手段を具備する。
【0013】
この構成により、管電圧と管電流の許容される組合せを探索して、実際に、観察部分の減衰指数と該減衰指数に波及するノイズとの比を計算することで、この比が最も大きくなる管電圧と管電流の組合せを得るので、確実に最適なX条件を求めることができる。
【0014】
以上の課題を解決するために請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のX線透視検査装置において、前記最適X線条件計算手段は、1つの管電圧とその管電圧に対して許容される最大の管電流の組み合わせの複数について前記比を計算し、この比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算する手段を具備する。
【0015】
この構成により、許容される最大の管電流が(管電圧に対する)どんな関数の場合でも精度よく最適条件が計算でき、また、計算が簡易である。
【0016】
以上の課題を解決するために請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項記載のX線透視検査装置において、前記X線制御部は、前記最適X線条件計算手段により計算された管電圧と管電流とをフィードバックして管電圧と管電流を自動設定する手段を具備する。
【0017】
この構成により、透過像をフィードバックして物理的な最適X線条件を自動設定することができる。また、フィードバックを繰り返すことで1ループの計算誤差を修正でき精度を高められるとともに、1ループにおける管電圧と管電流の修正値が最適計算で求められるので収束を早くすることができる。
【0018】
以上の課題を解決するために請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項記載のX線透視検査装置において、表示される前記透過像の観察部分の明るさ範囲が観察に適した明るさ範囲になるよう諧調を自動変換する諧調自動変換手段を更に具備する。
【0019】
この構成により、最適X線条件設定を行なった物理的に最適な透過像に対し、観察部の明るさ範囲を観察に適した明るさに諧調変換でき、物理的にも視覚的にも最適な透過像が得られる。
【0020】
以上の課題を解決するために請求項6記載の発明は、X線透視検査に係る観察部分の構造に対して最大のSN比を与えるようにX線管に与える管電圧と管電流とを制御するコンピュータに、
1つの管電圧とその管電圧に対して許容される最大の管電流の組合せの複数である上限線を設定するステップと、
少なくとも、このステップにより設定された前記上限線の上を探索して、前記観察部分の減衰指数と該減衰指数に波及するノイズとの比を計算し、この比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算するステップとを実行させるための最適X線条件計算プログラムである。
【0021】
この構成により、コンピュータにより最適X線条件計算プログラムを実行することで、観察部分の減衰指数と該減衰指数に波及するノイズとの比を実際に計算し、この比が最も大きくなる管電圧と管電流の組合せを限定された領域内で、容易に探索できると共に、未知の被検体の透過像は物理的に観察部分の構造を最大限に細部まで見分けられる画像となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るX線透視検査装置の一実施形態のシステム構成図である。本実施形態のX線透視検査装置は、最適X線条件計算プログラムを実行するコンピュータ8が特徴である。
【0023】
X線管1は発生するX線の焦点Fが数ないし数十μmのマイクロフォーカスX線管を用い、X線検出器3にはX線I.I.(像増強管)3aとTVカメラ3bを用いている。被検体5は試料テーブル6に載置されX線ビーム2内で位置決めされXY機構7で撮影(観察)視野を変更される。X線検出器3は昇降機構4で昇降され、検出距離FDDを変えることで撮影倍率が変更される。また、試料テーブル6も図示してない昇降機構で昇降され、撮影倍率が変更される。
【0024】
コンピュータ8は、CPU、メモリ、ディスク、表示器、キーボードなどより成る。このコンピュータ8は検出距離FDDなどの装置ステータスを読み取り、表示したり、操作者の指令入力により装置を駆動したり、また、TVカメラ3bからの被検体の透過像をキャプチャーボード8aにより取り込み、表示したりする。
【0025】
コンピュータ8はキャプチャーボード8aを備え、該キャプチャーボード8aは入力される透過像の諧調を変換して、さらにデジタルデータに変換する機能を持つ。この諧調変換はオフセットとゲインを変更する線形変換である。
【0026】
コンピュータ8は、取り込んだ画像から最適X線条件計算により最適の管電圧V、管電流Iを計算しX線制御部9に送り、X線制御部9は高圧発生部10を通じてX線管1のV、Iを計算値に合わせる。これがフィードバックの1ループとなる。実際には計算誤差があるのでこれを繰り返すことで高速に最適値に合わせることができる。この最適V、Iの計算はコンピュータ8のソフトウエアプログラム(最適X線条件計算プログラム)によって行なわれる。
【0027】
なお、管電圧と管電流には、X線制御部9により制限された範囲即ち、X線装置制限がある。このX線装置制限は、ターゲットの熱制限や高圧発生部の容量などできめられたものである。また、この範囲内で最適制御としての制限範囲を別に設定することもできる。たとえば、マイクロフォーカスX線管の場合、電流をとりすぎると焦点が大きくなる場合があるので管電流を小さ目に制限する。
【0028】
次に本実施形態のX線透視検査装置の作用について説明する。
【0029】
本発明の作用のポイントはコンピュータ8内の最適X線条件(V、I)の計算機能(以下、オートVIと記す)である。以下順を追って説明する。
【0030】
操作者は被検体5を試料テーブル6に載置した上で、コンピュータへの入力操作によりモードを一つ選択する。モードは、
モード1:明部観察
モード2:全部観察
モード3:暗部観察
モード4:ROI観察
の4モードがある。
【0031】
モード1は、透過像の一番明るい部分が最大のSN比を与えるように最適なX線条件を与えるモードである。モード2は、透過像の全体が最大のSN比を与えるように最適なX線条件を与えるモードである。モード3は、透過像の一番暗い部分が最大のSN比を与えるように最適なX線条件を与えるモードである。モード4は、透過像において任意に設定(操作者によるコンピュータへの入力操作)した関心領域(ROI)が最大のSN比を与えるように最適なX線条件を与えるモードである。
【0032】
次に、操作者はオートVIを指令する(操作者によるコンピュータへの入力操作)。オートVIソフトは最適透過像を得るVとIを自動計算し、このV、Iを設定してオートVIを終える。
【0033】
ここで、オートVIの作用説明の前にその定式化と原理を説明する。
【0034】
まず、透過像(リニアスケール)の明るさB(brightness)は、例えば0〜255の画素値で表されるが、明るさBはX線エネルギー総量/画素/サンプルに略比例し、基本式、
B=B0(n)・m・nake・(FDD0/FDD)・exp{−uv(v0・n)・t}+Bof …(1)
n=V/v0 …(2)
m=I/ai0 …(3)
で表される。ここで、v0とai0をVとIそれぞれの最小設定単位として、VとIのかわりに自然数n、mを用いる。akeは約2.2の定数、uv(v)は被検体吸収係数、tは被検体透過長、BofはX線OFF時の明るさである。uv(v)は被検体自身の正確な値は未知であるので類似した関数を用いる。キャプチャーボード8aのオフセットはオートVI中、Bof=0になるように、ゲインは最小に設定される。基本式(1)のnakeはnの広域では誤差が生じるため、B0(n)で誤差を吸収させる。B0(n)は較正により予め求められた値である(後述)。
【0035】
次に、BN(フォトン数/画素/サンプル)はB/Vにほぼ比例し、基本式、
BN=a0・(B−Bof)/n …(4)
で表される。ここでは、相対BNが求まればよいので、a0は任意の定数でよい。
【0036】
次に、オートVIの原理は、
「最適V、Iはτを減衰指数、στを減衰指数のノイズとして、τ/στを最大にするV、Iである。」
である。ここで、減衰指数τはX線経路に沿った被検体の吸収係数の線積分に相当し、減衰がе−τの時のτのことである。減衰を受けて、フォトン数BNがBN(明るさBがB)になったとすると、減衰指数τは、
τ=ln(BN/BN)
{=ln((B−Bof)/(B−Bof))=uv(v0・n)・t}…(5)
で計算される。BNのノイズσBN(二乗平均誤差)は、ほとんどフォトンノイズであり、
σBN=√(BN) …(6)
で計算される。τのノイズすなわちτへ波及するノイズστは、
στ=√((∂τ/∂BN))・σBN=1/√(BN) …(7)
で計算される。
【0037】
次に、図2は最適V、Iの探索原理である。n,mはX線装置制限(ABCDEF)内で可動である。これは電流上限mmax(n)と電流下限mmin(n)にはさまれた領域である。また最明部が飽和しない条件を入れると、mh(n)を最明部=飽和直前のラインとして、n<mh(n)であることが必要であるのでVI可動域は図の斜線の領域(ABCGHF)となる。
【0038】
なお、前述した最明部が飽和しない条件は、X線検出器3の種類によっては条件に含めなくても良い場合がある。すなわち、サチュレーションによって飽和部の周囲までハレーションが生ずるようなTVカメラでハレーションがおこっている確認済みX線検出器3を構成した場合は、前述した最明部が飽和しない条件を、VI可動域の画定に含めるが、ハレーションが生じないX線検出器3の場合は、必須条件ではない。
【0039】
τ/στが最大になるのはVI可動域の上限ライン(ABCGH)上である。これは同じnならτが同じで、mが大きいほどστが小さくなることでわかる。これより、探索原理は、
「VI可動域の上限ラインに沿って、n,mを変化させて、τ/στを計算し、最大になる点を探す。」
となる。ここで、VI可動域全体を計算してもかまわないが、計算に無駄があるだけで、結果は変わらない。
【0040】
図3にτ/στの計算例を示す。これは、mh(n)制限なしで、X線装置制限上限がイソワット制限(V・I=一定)、被検体がある厚さのアルミニウムの場合で、ピーク値をとる管電圧で最適となっている。これ以下ではノイズが上り、これ以上ではコントラスト(τ)が下がることでτ/στが低下する。
【0041】
図4はオートVIのフローチャートである。図2を参照してオートVIの作用を説明する。
【0042】
S1:キャプチャーボードのリセット。
【0043】
キャプチャーボードのオフセットとゲインを規定値にリセットする。すなわち、オフセットはX線OFF時の明るさBofが0になるように、ゲインは最小に設定される。
【0044】
S2:FDD値読み取り。
【0045】
検出距離FDDを読み取る。
【0046】
S3:初期位置n,m計算。
【0047】
図5は初期位置n,mである。初期位置n,mは、AIR部=飽和直前のラインmair(n)と、X線装置制限の対角線FDとの交点とする。これにより最初の画像は飽和しない。mair(n)は式(1)から、
mair(n)=int{(Bh−Bof)/B0(n)・n−ake・(FDD0/FDD)−2} …(8)
となることがわかる。ここでBhは飽和直前の明るさで、定数である。nをかえてこの式を計算し直線を横切る点を求める。交点が点Dの外になるときはD点を初期位置とする。
【0048】
初期位置を決めるとき対角線FDでなく、たとえばD点を通る水平線等を用いてもよい。
【0049】
S4:iを1からilmtまで繰り返す。
【0050】
ilmtは収束しない場合のフィードバック制限回数で、たとえば8とする。
【0051】
S5:n,mでX線照射開始する。
【0052】
S6:現在位置での最明部明るさBmeash、観察部明るさBmeasを求める。
【0053】
まず、予め定めた(碁盤目状の)区画ごとに平均を行ない、各値の最大値B1と最小値B2を求める。ここで、B1とB2の計算で、別々の区画を用いる。通常B1のほうが細かい区画とする。また、別にROIの平均明るさB3を計算する。
【0054】
最明部明るさBmeash、観察部明るさBmeasは次のように求める。
【0055】
Figure 2004317368
【0056】
ここでは、S6のBmeash,Bmeasを用いて、被検体の最明部の透過長tmeashと観察部の透過長tmeasを求める。まず、AIR部明るさBairは式(1)より導出した式、
Bair=B0(n)・m・n ake・(FDD0/FDD)+Bof…(11)
で計算される。これを用いて、tmeash,tmeasは式(1)より導出した式、
tmeash=ln{(Bair−Bof)/(Bmeash−Bof)}/uv(n・v0) …(12)
tmeas =ln{(Bair−Bof)/(Bmeas −Bof)}/uv(n・v0) …(13)
で計算される。
【0057】
S8:最適位置n,m計算。
【0058】
n=nminないしnmaxで次の計算をする。
【0059】
tmeashが既知であるので、最明部=飽和直前のラインmh(n)は式(1)より導出した式、
mh(n)=int{(Bh−Bof)/B0(n)・n−ake・(FDD0/FDD)−2・exp(uv(n・v0)・tmeash)}…(14)
で計算できる。上限ラインm(n)は
m(n)=mmax(n)とmh(n)の小さい方
で計算できる。次に、tmeasが既知であるので減衰指数τが式、
τ=uv(n・v0)・tmeas
で計算でき、BとBNが式(1)(4)をもちいた式、
B=B0(n)・m(n)・nake・(FDD0/FDD)・exp(−τ)+Bof …(15)
BN=a0・(B−Bof)/n …(16)
で計算できる。更にτのノイズστが式(7)で計算でき、τ/στが求められる。
【0060】
すべてのn,m(n)(ただしm(n)<mmin(n)の点は除く)でτ/στを計算して、最大のτ/στを与える点をn,mとする。
【0061】
S9:収束判定。
【0062】
,mからn,mへの変化が規定値より小さいとき収束と判定し、iループをぬけてS12に進む。大きいときはS10に進む。
【0063】
S10:n=nB、=mの代入計算。
【0064】
最適位置を現在位置に設定する。以上S5ないしS10がV,I制御の1フィールドバックである。
【0065】
S11:iについてS5ないしS10を繰り返す。
【0066】
通常、吸収係数uv(v)が被検体と異なるため1回のフィードバックでは誤差を伴う。そこで、フィードバックを繰り返し収束させる。ilmt回でも収束しない場合は打ち切ってS12に進む。
【0067】
S12:キャプチャーボード復元。
【0068】
キャプチャーボードのオフセットとゲインをリセット前に戻す。これにより、透過像の諧調変換を元に戻す。(X線はONのまま。)
オートVIが終わって、最適VIでの照射状態となるが、通常(オートVI中もオートVI後も)、透過像の諧調は見やすい状態にはなっていない。操作者は、次に、キャプチャーボードのオフセットとゲインを手動変更し、見やすい画面に調整して、被検体の検査を行なう。
【0069】
操作者は被検体を移動したり拡大率を変えたりして被検体の検査を続けるが、観察部分が替わってX線吸収状態が異なってくるとVIが最適でなくなってくる。この場合、操作者は、何度でもオートVIを指令して、V,Iを合わせ直すことができる。
【0070】
次に、B0(n)の較正時の作用を説明する。
【0071】
まず、被検体なし(試料テーブル6は有り)とし、FDDを一定値FDD0に固定する。さらに、キャプチャーボード8aをリセットする。管電圧vcal(i)を設定し、透過像が中間の明るさ(Bcal(i))になるように、管電流Ical(i)を設定する。vcal(i)を変えて繰り返し、測定値、
imax,vcal(i),Ical(i),Bcal(i),FDD0
をコンピュータ8にインプットする。
【0072】
コンピュータ8の較正プログラムは、式、
ncal(i)=vcal(i)/v0 …(17)
mcal(i)=Ical(i)/ai0 …(18)
でncal(i),mcal(i)を計算し、さらに、較正点でのB0(n)を、式(1)から導出した式、
B0(ncal(i))=(Bcal(i)−Bof)/mcal(i)・ncal(i)−ake…(19)
で計算する。このB0(ncal(i)は飛び飛びなので、補間あるいは補外計算で、n=nmin〜nmaxでB0(n)を求め、記憶する。またFDD0を記憶する。
【0073】
なお、試料テーブル6有りで較正するので、試料テーブルのτは計算するτには含まれない。
【0074】
管電圧V、管電流Iを変えたときに被検体の或る定まった観察部分に対する減衰指数τ及びそのノイズはそれぞれ変化するが、本実施形態によれば、観察部分に対して減衰指数τとそのノイズとの比が最大になるような管電圧V、管電流Iが得られるので、この条件での透過像は物理的に観察部分の構造を最大限に細部まで見分けられる画像となる。例えば、この画像を減衰指数τ(=ln(B0/B))の画像に変換したとすると、これはネガ写真の濃淡画像に相当し、濃淡幅(コントラスト)/濃淡ノイズが最大で最良の画像である。別の例として、被検体が均質材料で厚さtが一定の場合を例にすると、厚さの差異Δtが最も細かく識別できる。これは、JIS規格による線状透過度計(線状ペネトラメータ)を用いた識別度が最高に良くなることを示す。
【0075】
以上のように本実施形態によれば、VI可動域の上限ラインに沿って、n,mを変化させて、実際にτ/στを計算し、最大になる点を探しているので、許容される最大/最小の管電流が(管電圧に対する)どんな関数の場合でも精度よく容易に最適条件が計算できる。すなわち、図2のように曲線や角があっても、記憶している配列mmax(n),mmin(n)を変えるだけでどのようなX線制御部にも対応できる。また、厳密には、最小設定単位があるため、VI可動域は階段状であるが、本形態によれば、この階段の凸凹まで考慮して最適条件が計算でき、正確な計算となる。特に最小設定単位がおおきなX線制御部の場合この効果が大きい。また、VI可動域全体でなく上限ライン上だけでよいので計算が簡易である。
【0076】
本実施形態によれば、被検体の透過像をフィードバックして自動的にX線条件設定を行ない、最適透過像を得ることができる。さらにフィードバックの1ループにおけるV,Iの修正値が1回でほぼ最適値に合わせるような修正であるので収束を早くすることができる。
【0077】
図1に示すような構成のX線透視検査装置では、透過像を処理するコンピュータ8と独自のCPUで動作しているX線制御部9との通信時間がながく、X線制御部でのX線制御時間も長いためフィードバックの1ループの時間が短くできない。このような場合であっても、本発明によれば、1回の修正が1回でほぼ最適値に合わせるような修正であるので高速で収束できる。
【0078】
その結果、操作者の技量に依存せずに、未知の被検体に対しても、簡便に最適透過像が得られ、また観察視野変更や像倍率変更に対応して再設定も容易である。またモード変更でさまざまなケースに対応できる。
【0079】
(変形例1)
本実施形態では、オートVIはX線制御部へ最適VI値を送ってフィードバックしているが、求めた最適VI値を表示するだけにすることもできる。この場合は、操作者は表示を読み取ってX線制御部へインプットする。このようにすると、X線制御部とコンピュータが通信で接続されていないようなX線透視検査装置の場合に有効に用いることができる
(変形例2)
本実施形態では、予め定めた区画を平均してB1,B2を求める、あるいはROI指定した部分を平均してB3を求める最も単純な方法を記載しているが、これに限られるものではない。たとえば色々な画像処理を行なって決めることが可能である。たとえば全体あるいはROI内の明るさのヒストグラムをとり、ヒストグラム面積の90%位置をB1、20%位置をB2として「モード2:全体観察」の制御を行なってもよいし、50%位置をB3として「モード4:ROI観察」の制御を行なってもよい。画像処理でROIを自動設定してこの部分を平均してB3を求めることも考えられる。
【0080】
(変形例3)
本実施形態では、吸収係数uv(v)を1種記憶しているが、多種記憶して切換えるようにすることができる。この場合、操作者は被検体に応じ、たとえば、アルミ鋳物用、基板用、コンデンサ用、電池用、鉄用等を入力して選択するようにする。これにより収束を早く正確にすることができる。また、オートVIの中で、1つの被検体での実測Bmeasの履歴から最適uv(v)を自動選択することも可能である。
【0081】
(変形例4)
本実施形態では、オートVIは収束した時に終了するが、終了させずに連続して制御を続けるようにすることもできる。この場合、観察視野変更や像倍率変更に追従してリアルタイムに最適透過像が得られる。
【0082】
(変形例5)
本実施形態では、オートVI後、キャプチャーボードのオフセットとゲインを手動変更し、見やすい画面に諧調調整しているが、これを自動で行なうこともできる。この機能を以下、オート諧調と記載する。図4のフローチャートで、ステップS12をこのオート諧調プログラムで置き換えれば、諧調も自動調整される。以下オート諧調を説明する。
【0083】
諧調変換の変換式は、例えば、
Bout=Gain・(Bin−Offset) …(20)
で表される。ここで、Binは変換前、Boutは変換後の明るさである。
【0084】
図6はオート諧調説明図である。キャプチャーボードリセット時に観察部分の明るさ範囲がB〜Bであったとすると、この明るさ範囲が視覚的に見やすい諧調範囲Bobs.1〜Bobs.h(たとえば80〜180)になるようにキャプチャーボードをセットすればよい。このような、セット時のゲインとオフセットは計算で求めることができる。
【0085】
リセット時のゲイン、オフセットをGain()、Offset()とすると、
=Gain0・(Bin−Offset0) …(21)
=Gain0・(Bin−Offset0) …(22)
となる。セット時のゲイン、オフセットをGain,Offsetとすると、
Bobs.h=Gain・(Bin−Offset) …(23)
Bobs.l=Gain・(Bin−Offset) …(24)
である。連立方程式(21)ないし(24)で、bin,Binを消去して、Gain,Offsetについて解くと、
Gain=Gain0・(Bobs.h−Bobs.l)/(B−B)…(25)
Offset=Offset0+(B・Bobs.h−B・Bobs.l)/(Bobs.h−Bobs.l)/Gain0…(26)
となる。ここで、Gain0,Offset0,Bobs.l,Bobs.hは定数であるので、Gain,Offsetが求められる。変換式が(20)と異なっても同様にセット時の状態を求めることができ、観察部分の明るさ範囲、B〜Bを視覚的に見やすい諧調範囲Bobs.l〜Bobs.hにすることができる。
【0086】
とBは例えば、次のように選ぶ、
モード1(明部観察)の場合:
=B1区画内の明るいほうから20%(明るさ頻度分布の面積20%位置)
=B1区画内の暗いほうから20%
モード2(全部観察)の場合:
=B1
=B2
モード3(暗部観察)の場合:
=B2区画内の明るいほうから20%
=B2区画内の暗いほうから20%
モード4(ROI観察)の場合:
=B3区画内の明るいほうから20%
=B3区画内の暗いほうから20%
とする。これにより、物理的にも視覚的にも最適な透過像が自動で得られる。
【0087】
なお、本実施形態では、電気信号での扱いとしてオフセットとゲインという言葉を用いたが、これらはX線検出での扱いではウインドウレベル、ウインドウ幅と同義である。
【0088】
(変形例6)
本実施形態では、測定した明るさの1点、Bmeas、におけるτ/στが最大になる点n,mを求めているが、測定した明るさ範囲Bmeas1〜Bmeas2内の複数点でそれぞれτ/στを計算して、これを例えば重み付平均や最小値選択して明るさ範囲を代表するτ/στを求め、これが最大となる点n,mを求めてもよい。
【0089】
これは、より丁寧な計算であり、精度を上げることができる。
【0090】
一例を示す。明るさ範囲の上限をBmeas1、下限をBmeas2とする。図4のオートVIのフローチャートで、S6、S7、S8を次のように変更する。簡単のためモード2と4のみ説明する。
【0091】
S6’:現在位置での最明部明るさBmeashと観察部明るさ範囲を求める。
【0092】
まず、S6同様B1,B2,B3を計算する。次に、最明部明るさBmeash、観察部明るさ範囲Bmeas1〜Bmeas2を次のように求める。
【0093】
Figure 2004317368
S7’:各透過長tmeash,tmeas1,tmeas2計算。
【0094】
ここでは、S6’のBmeash,Bmeas1,Bmeas2を用いて、それぞれ透過長tmeash,tmeas1,tmeas2を求める。計算はS7と同様である。
【0095】
S8’:最適位置n,m計算。
【0096】
S8と同様に、(tmeasの代わりに)tmeas1を用いて(τ/στ)を計算し、tmeas2を用いて(τ/στ)を計算する。各n,mで(τ/στ)と(τ/στ)の小さい方をτ/στとする。最大のτ/στを与えるn,mをn,mとして、終了となる。
【0097】
(変形例7)
本実施形態では、キャプチャーボード8aで諧調変換してからデジタルデータに変換(AD変換)しているが、AD変換後に諧調変換してもよい。この場合は、諧調変換はデジタルデータのウインドウレベル、ウインドウ幅の変換計算で行なわれる。
【0098】
この場合に、TVカメラ3bにデジタル出力カメラを用いて、ここでAD変換を行なってもよい。また、X線検出器3にデジタル出力のフラットパネルディテクター(FPD)を用いてもよい。
【0099】
(変形例8)
諧調変換をX線検出器3で行なうようにしてもよい。この場合、AD変換はX線検出器3か、キャプチャーボード8aで行なう。
【0100】
(変形例9)
前記実施形態では、τへ波及するノイズστは、フォトンサイズだけを考慮したが、これに限らず、他のノイズを考慮することもできる。一例として、例えばX線検出器に(明るさBの目盛りで)一定のノイズσがあるとすると、στは、式、
στ=√{1/BN+(σB/(Bof))}…(27)
となる。√内の第1項がフォトンノイズ成分、第2項がX線検出器ノイズ成分である。
【0101】
この式で、σX線検出器のノイズではなく、キャプチャーボードのデジタル化ノイズ等であってもよい。なお、他のノイズを考慮する場合はBNを相対値でなく絶対値で求める必要があるので、式(4)の係数a0を予め較正して求めておく。
【0102】
なお、前記実施形態に記載したオートVI、最適VI探索、オート階調等の各手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
【0103】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
【0104】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0105】
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
【0106】
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パーソナルコンピュータ等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
【0107】
また、本発明におけるコンピュータとは、情報処理機器に含まれる演算処理装置等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0108】
この他、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合、組み合わされた効果が得られる。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0109】
【発明の効果】
本発明によれば、未知の被検体に対しても、その透過像に基づいて物理的に最適なX線条件を求めることが可能なX線透視検査装置及び最適X線条件計算プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線透視検査装置の一実施形態のシステム構成図。
【図2】同実施形態における最適V,Iの探索原理を示す図。
【図3】同実施形態におけるτ/στの計算例を示す図。
【図4】同実施形態におけるオートVIを示すフローチャート。
【図5】初期位置n,mを説明する図。
【図6】同実施形態におけるオート諧調の説明図。
【符号の説明】
1…X線管、2…X線ビーム、3…X線検出器、3a…X線I.I.(像増強管)、3b…TVカメラ、4…昇降機構、5…被検体、6…試料テーブル、7…XY機構、8…コンピュータ、8a…キャプチャーボード、9…X線制御部、10…高圧発生部。

Claims (6)

  1. X線管と、このX線管の管電圧と管電流を制御するX線制御部と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器とを有し、このX線検出器で得られた被検体の透過データから被検体の透過像を作成するX線透視検査装置において、
    前記透過像を基に観察部分の減衰指数と該減衰指数に波及するノイズとの比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算する最適X線条件計算手段を具備することを特徴とするX線透視検査装置。
  2. 前記最適X線条件計算手段は、管電圧と管電流の許容される組合せを探索して前記比を計算し、この比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算する手段を具備する請求項1記載のX線透視検査装置。
  3. 前記最適X線条件計算手段は、1つの管電圧とその管電圧に対して許容される最大の管電流の組み合わせの複数について前記比を計算し、この比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算する手段を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のX線透視検査装置。
  4. 前記X線制御部は、前記最適X線条件計算手段により計算された管電圧と管電流とをフィードバックして管電圧と管電流を自動設定する手段を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のX線透視検査装置。
  5. 表示される前記透過像の観察部分の明るさ範囲が観察に適した明るさ範囲になるよう諧調を自動変換する諧調自動変換手段を更に具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のX線透視検査装置。
  6. X線透視検査に係る観察部分の構造に対して最大のSN比を与えるようにX線管に与える管電圧と管電流とを制御するコンピュータに、
    1つの管電圧とその管電圧に対して許容される最大の管電流の組合せの複数である上限線を設定するステップと、
    少なくともX線装置制限と、前記管電流の上限と、前記管電流の下限とに挟まれたVI可動域を設定するステップと、
    少なくともこのステップにより設定された前記上限線の上を探索して、前記観察部分の減衰指数と該減衰指数に波及するノイズとの比を計算し、この比が最も大きくなる管電圧と管電流を計算するステップとを実行させるための最適X線条件計算プログラム。
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