JP2004317140A - 放射線検査方法及び放射線検査装置 - Google Patents

放射線検査方法及び放射線検査装置 Download PDF

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雄一郎 上野
Shinichi Kojima
進一 小嶋
Kikuo Umegaki
菊男 梅垣
Kensuke Amamiya
健介 雨宮
Norifumi Yanagida
憲史 柳田
Hiroshi Kitaguchi
博司 北口
Kazutoshi Tsuchiya
一俊 土屋
Kazuma Yokoi
一磨 横井
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Abstract

【課題】コリメータを少なくしてγ線の放射線検出器への到達確率を改善し、検査時間を短縮すると共に、このようなコリメータを用いたときの画質の低下を防ぐようにする。
【解決手段】予め被検体4に吸収される放射線の吸収線量分布を測定しておき、この吸収線量分布を用いて被検者4内の測定最小領域から放射される放射線がSPECT装置S1の半導体検出器11に入射する放射線到達確率を算出する。そして、放射線検出器11により少なくとも測定最小領域個数以上の放射線測定を実施し、これら放射線測定結果と放射線到達確率から被検者4内の放射性物質分布を算出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線を利用した放射線検査方法及び放射線検査装置において、特にX線CT(X−ray Computed Tomography)及び単光子放出型CT(Single Photon Emission Computed Tomography)等の放射線を利用して検査を行う放射線検査方法及び放射線検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放射線を利用した検査技術は、被検体内部を非破壊で検査することができる。特に人体に対する放射線検査技術にはX線CT、単光子放出型CT(以下、SPECTという)等がある。
【0003】
X線CT技術は、被検体を通過したX線強度を測定し、X線の体内通過率から被検体の形態情報を画像化する技術である。X線源からX線を被検体に照射し、体内を通過したX線強度を被検体の反対側に配置した検出素子により測定し、被検体の積分吸収係数を算出する。X線及び検出素子をスキャンすることにより、積分吸収係数の分布を測定する。この積分吸収係数を例えば非特許文献1等に記載されているフィルタードバックプロジェクション法(Filtered Back Projection Method)等を用いて各測定最小領域(ボクセル)の吸収係数を求め、その値をCT値に変換する。X線CTによく用いられる線源は約80keV前後である。
【0004】
一方、SPECTは、X線CT等では行うことのできない分子生物学レベルでの機能や代謝の検出が可能な手法であり、身体の機能画像を提供することが可能である。SPECTは、シングルフォトンを放出する核種(例えば99mTc,
123I等)を含む放射性薬剤を投与し、放出されたシングルフォトンの分布を計測して画像化する手法である。SPECTの代表的な放射性薬剤としては、骨に転移した癌病巣を検査するテクネシウムリン酸塩、甲状腺検査に用いるヨウ化ナトリウム等がある。放射性薬剤からは数100keV程度のエネルギーを持った単一γ線(シングルフォトン)が放出され、この単一γ線を検出素子で計測している。単一γ線の計測ではその飛翔方向を同定できないので、SPECTでは検出素子の前面にコリメータを挿入し、特定の方向からのγ線のみを検出することにより投影データを得ている。フィルタードバックプロジェクション法等を利用し、投影データを逆投影して画像データを得る。ここで、前記コリメータは、その穴の大きさが放射線検出器と同じサイズかそれ以下に形成されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【非特許文献1】
IEEE Transaction on Nuclear Science NS−21巻 (第21頁)
【特許文献1】
特開2000−180551号公報(段落番号[0014]、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来技術によるSPECTでは、コリメータを用いて特定の方向のγ線のみを透過させることにより、当該方向の情報を有する有効なデータを収集している。反面、コリメータにより多くのγ線が遮蔽され実質的なγ線の検出感度を低下させている。
【0007】
そこで、単純にコリメータの個数を少なくした場合には、コリメータの穴の大きさが放射線検出器と同サイズかそれ以下であるため、これらのコリメータでは、γ線の検出感度を必ずしも大幅に向上させることができず、画像の空間分解能が低下するという問題がある。一方、コリメータの穴の大きさを単純に大きくした場合でも、得られる画像の空間分解能が低下するという問題がある。
【0008】
本発明は、放射線検出器への放射線の到達確率を高めることができると共に、得られる画像の画質の低下を防ぐことができる放射線検査方法及び放射線検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために、本発明は、予め前記被検体に吸収される放射線の吸収線量分布を測定しておき、前記吸収線量分布を用いて被検体内の測定最小領域から放射される放射線が放射線検出器に入射する放射線到達確率を算出し、前記放射線検出器を用いて前記測定最小領域個数以上の放射線測定を行い、前記放射線測定結果と前記放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質の分布を算出することを特徴とする放射線検査方法を採用したものである。
【0010】
本発明によれば、コリメータを不要としても、あるいはコリメータを簡易化しても画質の低下を防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る放射線検査装置をSPECT装置に適用した場合を例に挙げ、図1ないし図4の添付図面を参照して説明する。図1に示すように本実施の形態に係るSPECT装置A1は、撮像装置1、被検者保持装置2及び信号処理装置3を含んで構成されている。
【0012】
ここで、撮像装置1は、放射線検出器である複数の半導体検出器11と、これら各半導体検出器11を支持して被検者保持装置2のベッド22及びベッド22を周囲から取り囲む環状保持部12(図2参照)とを備え、環状保持部12は、ベッド支持部材21に一体的に取り付けられている。
【0013】
また、各半導体検出器11は、環状保持部12の内周側に周方向(図2参照)と軸方向(図1参照)に沿って取り付けられている。なお、半導体検出器11は、カドミウムテルル(CdTe)で形成されている。また、半導体検出器11はガリウムヒ素(GaAs)またはカドミウムテルル亜鉛(CZT)等で形成してもよい。
【0014】
被検者保持装置2は、ベッド支持部材21と、ベッド支持部材21の上部に設置されたベッド22とを備え、ベッド22は、ベッド支持部材21に対してベッド22の長手方向に移動可能に取り付けられている。つまり、ベッド22は被検者4を保持して被検者4を身長方向に移動するものである。
【0015】
信号処理装置3は、図1に示すように、信号増幅装置31、信号弁別装置32、画像再構成装置(画像作成装置)33、記憶装置34及び表示装置35を含んで構成されている。図では省略しているが、信号増幅装置31及び信号弁別装置32は半導体検出器11ごとに設けられ、それぞれの信号弁別装置32の各出力は1つの画像再構成装置33に入力される。
放射性薬剤が投与された被検者4が横たわっているベッド22を、多数の半導体検出器11で囲まれている空間内に挿入する。この状態で、各半導体検出器11は被検者11と対向する。放射性薬剤は被検者11の体内に存在する例えば癌の患部に集積している。この患部に集積した放射性薬剤から放出されるγ線が、各半導体検出器11によって検出される。γ線を検出した半導体検出器11はパルス状のγ線検出信号を出力する。この半導体検出器11に接続された信号増幅装置31は微弱なγ線検出信号を増幅してその信号増幅装置31に接続された信号弁別装置32に出力する。なお、図1では、模式的に信号増幅装置31を半導体検出器11から間隔をおいて設置しているが、ノイズを小さくするために信号増幅装置31は半導体検出器11の近傍に設置するほうが好ましい。
【0016】
信号弁別装置32は、信号増幅装置31からの増幅されたγ線検出信号の波高値を基に有効なγ線検出信号を弁別し、この弁別したγ線検出信号のパルスをカウントする。それぞれの信号弁別装置32で得られた各パルス数のカウント数(デジタルデータ)は画像再構成装置(断層像作成装置)33に入力される。このカウント数は、後述の放射線カウント数であり、カウント情報である。波高値は半導体検出器11によって検出されたγ線のエネルギーの大きさに比例しており、信号弁別装置32は設定されたエネルギー閾値以上のγ線検出信号を有効なγ線検出信号として弁別している。この弁別は、被検者4中で散乱したγ線を除去するためである。カウント情報を入力した画像再構成装置33は、以下に示す手順で処理して得られた画像データ(断層像情報)を、記憶装置34に保存すると共に表示装置35に表示する。
【0017】
次に、本発明の画像再構成方法の基本原理について、図2を用いて以下説明する。
【0018】
図2に示すように、被検者4内を立方体であるn個の測定最小領域(ボクセル)iに分けている(i=1〜n)。半導体検出器11はm個からなり、被検者4の周りを取り囲むように配置している。j番目(j=1〜m)の半導体検出器11の放射線カウント数(γ線カウント数)をYj、測定最小領域iにおける放射性物質集積量をXiとし、測定最小領域iからのγ線がj番目の半導体検出器11に入射する放射線到達確率をAijとすると式(1)が成立する。
【0019】
【数1】
Aij×Xi=Yj ・・・(1)
【0020】
放射線カウント数ベクトルYを前述したように半導体検出器11のγ線検出により求め、放射線到達確率行列Aを以下の方法により決定すれば、この行列Aの逆行列A−1を解くことにより、測定最小領域の放射性物質集積量(薬剤集積量)ベクトルXを求めることができる。
【0021】
ここで、放射性物質集積量ベクトルXを算出する方法を、図3に示すように簡略化した例を用いて具体的に説明する。
【0022】
まず、被検者4内を2個の測定最小領域51、52に分割すると共に、これら2個の測定最小領域51、52からの放射線を2個の半導体検出器11A、11Bを用いて検出する。
【0023】
次に、予め測定した吸収線量分布及び被検体内の測定最小領域51、52と放射線検出器11A、11Bとの位置関係から放射線到達確率行列Aを算出する。その結果、例えば、測定最小領域51から半導体検出器11Aに入射する放射線到達確率A11が0.01%と算出され、測定最小領域52から半導体検出器11Aに入射する放射線到達確率A12が0.005%と算出され、測定最小領域51から半導体検出器11Bに入射する放射線到達確率A21が0.005%と算出され、測定最小領域52から半導体検出器11Bに入射する放射線到達確率A22が0.01%と算出されたものとする。
【0024】
また、SPECT装置A1による測定を行い、放射線検出器11Aに入射される放射線カウント数Y1が110個とカウントされ、放射線検出器11Bに入射される放射線カウント数Y2が160個とカウントされたものとする。
【0025】
ここで、放射線到達確率行列Aの逆行列A−1は、式(2)により算出される。
【0026】
【数2】
Figure 2004317140
従って、A−1は後記(式3)のように求まる。
【0027】
【数3】
Figure 2004317140
【0028】
そして、放射性物質集積ベクトルXは、A−1Y=Xの関係により算出されるから、式(3)により後記の式(4)の関係が成り立ち、測定最小領域51の放射性物質集積量が4000として求まると共に、測定最小領域52の放射性物質集積量が14000として求まる。
【0029】
【数4】
Figure 2004317140
【0030】
このようにして求まった放射性物質集積量を画像化することによりSPECT像を得る。
【0031】
なお、実際には、後記するように64×64個のボクセル(測定最小領域)の2次元断面像を得るために例えば5000個の半導体検出器11を1平面(2次元断面内)に環状に配置しており、5000個の方程式を解く必要があるため、(式1)の逆行列を求める方法としては、逐次近似法(例えば「計算機による数値計算方法 286頁/日本コンピュータ協会」参照)が適している。
【0032】
また、放射線到達確率行列Aは予め測定しておいた吸収線量分布より、γ線の飛翔方向の積分結果として求めることもできる。吸収線量分布はX線CT撮像により求め、X線に対する吸収量をSPECTで使用するγ線の吸収量に変換すればよい。また、SPECTで使用するγ線を放射するRI(放射性同位元素)を使用し、吸収線量を直接測定して吸収線量分布を求めてもよい。
さらに、(式1)を解くための必要条件は式(5)で与えられる。
【0033】
【数5】
n≦m ・・・(5)
【0034】
式(5)は、方程式の数(半導体検出器11の数)mが未知数である測定最小領域(ボクセル)の個数nに対して同じかそれ以上であればよいことを示しており、SPECT画像のボクセル数と同じかそれ以上の半導体検出器11が必要であることを意味する。本実施例では、64×64ボクセルの2次元断面像を得るために5000個の半導体検出器11を1平面(2次元断面内)に環状に配置している。具体的には半径1mの円上に1mm幅の半導体検出器11を並べている。
【0035】
次に、本実施の形態に係る画像再構成装置33での処理手順について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0036】
まず、予め被検者4のX線CT撮像を実施して、X線に対する吸収線量分布を記憶装置34に入力して保持する(ステップS1)。
【0037】
次に、ステップS1で記憶装置34によって保持したX線に対する吸収線量分布を用いて、SPECT検査にて使用するγ線に対する吸収線量分布を算出する(ステップS2)。ステップS2で算出したγ線の吸収線量分布から放射線到達確率行列Aを算出して記憶装置34に入力し保持する(ステップS3)。次に、SPECT測定(γ線計測)を実施し、各半導体検出器11におけるγ線検出個数を放射線カウント数ベクトルYとして算出する(ステップS4)。
【0038】
続いて、ステップS3で求めた放射線到達確率行列A及びステップS4で求めた放射線カウント数ベクトルYを用いることにより、式(1)を逐次近似法で解き、放射性物質集積量ベクトルXを算出する(ステップS5)。そして、最後にステップS4にて算出した放射性物質集積量ベクトルXを用いて被検者4の断層像(患部を含む)を再構成(作成)する。得られた断層像情報は表示装置35に表示すると共に記憶装置34に保存する(ステップS6)。
【0039】
本実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施の形態に用いるSPECT装置A1ではコリメータを不要にすることができる。前記のように、従来、一般的なSPECT装置では、半導体検出器に入射するγ線の方向を特定するためにコリメータを用いることが必要である。コリメータにより特定の方向のγ線のみを透過させて方向の情報を有する有効なデータを収集している。その反面、コリメータにより多くのγ線が遮蔽され、実質的なγ線の検出感度を低下させている。
【0040】
コリメータを使用していない本実施の形態では、γ線の実質的な検出感度(γ線の半導体検出器11への到達確率)を大幅に高めることができ、検査時間の短縮を図ることができる。そして、検査時間の短縮により、被検者4への負担が軽減されるばかりでなく、検査中における被検者4の移動量が減るため、画質の改善を図ることができる。心筋の観察等を短時間に行うことができる。さらに、コリメータを使用していないことによって、装置の全体構造を大幅に簡素化することができると共に、装置の軽量化を図ることができる。また、装置の固定方法を簡略化できる。
【0041】
(2)本実施の形態ではγ線の半導体検出器11として半導体を使用している。例えば、シンチレータを使用した半導体検出器では後段に光電子増倍管が必要であり、半導体検出器回りが大型化する。それに対して、本実施の形態に用いる半導体検出器11では、素子に取り付けた電極に電圧を印加して信号を取り出すだけでよく、前記光電子増倍管を不要にでき、装置の小型化を図ることが可能となる。
【0042】
また、半導体検出器11を用いることにより、画像の高分解能化を図ることができる。半導体素子は微細加工が可能である上に、光電子増倍管等が不要となるため、小さな半導体検出器11を作成して配置することが可能となる。従って画像の空間分解能を決定するボクセル(測定最小領域)を小さくすることが可能となり、画像の高分解能化を図ることができる。
【0043】
さらに、半導体検出器11を用いることにより、画像の高画質化を図ることができる。半導体検出器11はシンチレータと比較してエネルギー分解能がよい。前記のように体内散乱線成分を識別するときにエネルギー情報を使用するが、エネルギー分解能が向上すると、体内散乱線成分を精度よく除去することができる。体内散乱線成分は画像化の上ではノイズ成分であり、半導体検出器11の使用によりノイズを低減して画像の高画質化を図ることができる。
【0044】
(3)本実施の形態では、微細な半導体検出器11を環状保持部12の内周側に沿って環状に固定して配置しているので、回転機構が不要にでき、SPECT装置A1の構造を単純化することができる。つまり、装置重量を低減し、装置を小型化できると共に装置コストを低減できる。
【0045】
(4)本実施の形態では、画像再構成の手段として逐次近似法を使用している。この逐次近似法はフィルタードバックプロジェクション法よりも画像化したデータの定量的評価に適しており、医療診断時に使用することが可能となる。つまり、逐次近似法の使用により、医療診断の支援が可能となる。
以上に述べた本実施の形態は、放射線検出器よりも疎な空間分解能を持つコリメータを使用することにより、γ線の実質的な検出感度が大幅に改善し、検査時間の短縮を図ることができる。この検査時間の短縮により、被検者への負担が軽減されるばかりでなく、検査中における被検者自体のベッド上での動き(移動量)が減るので画質の改善が図れるほか、心筋の観察等の短時間現象への応用が可能となる。また、コリメータを不要としても、得られる断層像の画質の低下を防ぐことができる。この本実施の形態の効果は、後述の第2、第3及び第4の各実施形態でも得ることができる。
【0046】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図5及び図6を用いて説明する。図5は、SPECT装置の側断面図であり、本実施の形態に係るSPECT装置A2は、前記第1の実施の形態と同様に、撮像装置1A、被検者保持装置2及び信号処理装置3を備えている。本実施の形態と前記第1の実施の形態との違いはコリメータを使用していることであり、装置上の違いは撮像装置1Aだけである。なお、本実施の形態の説明では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0047】
本実施の形態に係る撮像装置1Aのコリメータ13は、半導体検出器11の内側に設置されており、環状保持部12に保持されている。コリメータ13の空間分解能は半導体検出器11よりも疎となっている。つまり、コリメータ13の分解する領域中に複数の半導体検出器11が設置されている。
【0048】
信号処理装置3の装置構成は第1の実施の形態と同様であり、処理手順もほぼ同様であるので、図6を用いて処理手順の違いを中心に以下説明する。
【0049】
ステップS11、S12は第1の実施の形態によるステップS1、S2と同様であり、予め被検者4のX線CT撮像を実施して、SPECT検査にて使用するγ線に対する吸収線量分布を算出し保持しておく。ステップS13では、ステップS12にて算出したγ線の吸収線量分布及びコリメータ13の幾何学的配置(ボクセルと半導体検出器11とコリメータ13との位置関係)から放射線到達確率行列Aを算出して記憶装置34に入力し、保持する。以下、ステップS14〜S16についても前記第1の実施の形態によるステップS4〜S6と同様であり、SPECT測定(γ線計測)を行い、逐次近似法を用いて画像再構成を行って、放射性物質集積量ベクトルXを求め、被検者4の断層像情報を作成し、この断層像情報を表示装置35に出力すると共に記憶装置34に記憶する。表示装置35は断層像を表示する。
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の(2)〜(4)と同様の効果を得ることができる。さらに、以下に示す効果も得ることができる。
【0050】
(5)本実施の形態では半導体検出器11よりも疎な空間分解能を持つコリメータ13を使用している。コリメータ13が半導体検出器11よりも疎な空間分解能を持つことは、通常のSPECT装置よりもγ線を遮蔽する確率が小さいことを意味する。従って、γ線の実質的な検出感度が大幅に改善し、測定時間の短縮を図ることができる。測定時間の短縮により、被検者4への負担が軽減される上に、検査中に被検者4の移動量が減るので画質の改善が図れる。また、心筋の観察等を短時間で行うことができる。
【0051】
また、コリメータ13を使用することにより、画像の高画質化を図ることができる。前記第1の実施の形態では、予め実施しておくX線CT撮像結果から算出したγ線の吸収線量分布のみから放射線到達確率行列Aを算出しているのに対して、本実施の形態では、コリメータ13の幾何学的配置の効果を考慮して放射線到達確率行列Aを算出している。従って、放射線到達確率行列Aの各成分が十分に分離できない領域を、コリメータ13により分離することが可能となり、再構成後の画像を高画質化することができる。
【0052】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図7を用いて説明する。図7はSPECT装置A3の側断面図であり、撮像装置1B、被検者保持装置2、信号処理装置3及び回転装置40を備えている。被検者保持装置2及び信号処理装置3は前記第1の実施の形態と同様であり、装置構造上の違いは撮像装置1B及び回転装置40だけである。なお、本実施の形態の説明では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0053】
本実施の形態に係る撮像装置1Bは、半導体検出器11及び平面パネル保持部12Aを備える。平面パネル保持部12Aは、2枚の平面状のパネルであり、被検者4を挟んで対向する位置に配置されている。多数の半導体検出器11は、平面パネル保持部12Aの表面に複数個設置されている。
【0054】
回転装置40は、支持枠41、回転ギヤ42、回転軸棒43、回転軸固定台44、変速機45及びモータ46を備えている。支持枠41は2枚の平面パネル保持部12Aを介して複数個の半導体検出器11を支持している。支持枠41は円盤状の回転ギヤ42に支持され、この回転ギヤ42は回転軸棒43を介して回転軸固定台44に支持されている。モータ46の動力が変速機45により変速されて回転ギヤ42に伝わり、被検者4を中心軸として対向する2枚の平面パネル保持部12Aと一緒に半導体検出器11を回転させる。
【0055】
本実施の形態では、半導体検出器11を1断面(2次元断面)あたり2000個設置している。一見すると式(1)を解くための必要条件である式(5)を満足させていないが、半導体検出器11の回転により条件を満たすことが可能である。つまり、半導体検出器11の位置を最低3回移動すれば2000個の半導体検出器11に対して3倍のデータが得られるので、結果として6000個の方程式を立てることができ、式(5)を満足させることができる。
【0056】
信号処理装置3の装置構成は第1の実施の形態と同様であり、処理手順もほぼ同様であるので、図4を用いて処理手順の違いを中心に以下説明する。ステップS1〜S3は、前記第1の実施の形態と同様であり、予め被検者4のX線CT撮像を実施して、放射線到達確率行列Aを算出して記憶装置34に入力し、保持しておく。ステップS4にてSPECT測定(γ線計測)を少なくとも3箇所の回転位置で実施し、各回転位置での各半導体検出器11におけるγ線検出個数を放射線カウント数ベクトルYとして算出する。以下、ステップS5、S6についても前記第1の実施の形態と同様であり、逐次近似法を用いて画像再構成して、放射性物質集積量ベクトルXを求め、画像化して表示装置35に表示すると共に記憶装置34に保存する。
【0057】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態の(1)、(2)及び(4)と同様の効果を得ることができる。さらに、以下に示す効果も得ることができる。
【0058】
(6)本実施の形態では、少ない個数の半導体検出器でSPECT画像を得ることが可能であり、装置のコストを低減することができる。
【0059】
本実施の形態において第2の実施の形態と同様に半導体検出器11よりも疎な空間分解能を有するコリメータ(図示せず)を使用しても良い。コリメータは、半導体検出器11の配置と同様に、平面パネル保持部12Aに取り付けて半導体検出器11と一緒に回転させればよい。コリメータを使用する効果は第2の実施の形態と同様である。
【0060】
また、コリメータを可動式にして半導体検出器11を固定式にしてもよい。この場合は、コリメータを移動することにより方程式の数を実質的に増やし、式(5)の条件を満たすことができる。もちろん、コリメータと半導体検出器11を互いに別個独立に移動可能な構成とすることも可能であり、自由度が増える分、式(5)の条件を満たすことが容易になる。
【0061】
また、本実施の形態では、半導体検出器11及びコリメータの移動を回転移動としたが、本発明はそれに限定されない。一つの半導体検出器11で異なる測定条件を作り上げればよく、直線状に移動することも可能である。また、移動機構をなくして、コリメータを他の種類のコリメータに付け替えてもよい。さらに、移動機構もコリメータの付け替えもなくし、同一のコリメータでもその特性を変化させることのできるコリメータを使用しても良い。つまり、実質的に式(5)を満たすために、少ない半導体検出器11でも異なった条件のγ線計測を実施できるように幾何学的な条件(ボクセルと半導体検出器11とコリメータとの位置関係)に変化を加えればよく、その手段は問わない。
【0062】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について図5及び図8を用いて説明する。図5はSPECT装置の断面図であり、前記第2の実施の形態と同様に、撮像装置1A、被検者保持装置2、信号処理装置3を備えている。本実施の形態と第2の実施の形態との違いは半導体検出器11の個数と信号処理手順である。従って、撮像装置1Aを中心に以下説明する。
【0063】
本実施の形態では、64×64ボクセルの2次元断面像を得るために4096個の半導体検出器11を環状に配置している。つまり、方程式の数(半導体検出器11の数)m(m=4096)と未知数である放射性物質集積量の個数n(n=4096)が同じであり、式(5)を満たしている。
【0064】
信号処理装置3の装置構成は第2の実施の形態と同様であるが、処理手順が若干異なる。従って、図8を用いて処理手順の違いを中心に以下説明する。
【0065】
ステップS21〜S23は第2の実施の形態によるステップS11〜S13と同様であり、予め被検者4のX線CT撮像を実施して、放射線到達確率行列Aを算出して記憶装置34に入力し保持しておく。
【0066】
ステップS24にて予め放射線到達確率行列Aの逆行列A−1を算出しておく。本実施の形態では放射線到達確率行列Aが正方行列であるので、全方程式が独立になるようにコリメータ13を配置すれば、放射線到達確率行列Aの逆行列を測定前に算出しておくことが可能である。
【0067】
ステップS25は第2の実施の形態と同様であり、SPECT測定(γ線計測)を実施し、各半導体検出器11におけるγ線検出個数を放射線カウント数ベクトルYとして算出する。
【0068】
ステップS26ではステップS24で求めた放射線到達確率行列Aの逆行列A−1及びステップS25で求めた放射線カウント数ベクトルYを用い、式(6)の行列式を用いて放射性物質集積量ベクトルXを算出する。
【0069】
【数6】
X=A−1Y ・・・(6)
【0070】
ステップS27も第2の実施の形態と同様であり、ステップS26にて算出した放射性物質集積量ベクトルXを画像化して表示装置35に表示すると共に記憶装置34に保存する。
【0071】
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の(2)〜(4)及び第2の実施の形態の(5)と同様の効果を得ることができる。さらに、以下に示す効果も得ることができる。
【0072】
(7)本実施の形態では、未知数である測定最小領域(ボクセル)の個数nと同じ数mの半導体検出器11(方程式)を配置しており、方程式が独立になるようにコリメータ13を設置している。従って、SPECT測定(γ線計測)を実施する前に放射線到達確率行列Aの逆行列A−1を求めておくことができる。SPECT測定(γ線計測)時には、簡単な行列式(式(6))を解くだけで画像データを得ることができるのでリアルタイムで画像表示することが可能となり、画像化までの時間ロスをなくし、リアルタイムで医療診断が可能となる。
【0073】
本実施の形態では、固定式の半導体検出器11にコリメータ13を取り付けた構成としているが、本発明はそれに限定されない。第1の実施の形態(図1)に示すようにコリメータをなくした構成でもよいし、第3の実施の形態(図7)に示すように測定最小領域(ボクセル)の個数nよりも少ない数の半導体検出器を移動式とする構成としてもよい。本実施の形態では、測定最小領域(ボクセル)の個数と同じ数の独立な方程式を立てることが重要であり、半導体検出器11及びコリメータ13の固定、移動方法は限定されない。
【0074】
なお、各実施の形態では、放射線検出器として半導体検出器を使用したが、本発明は、それに限定されない。例えばシンチレータ等を使用してもよい。
【0075】
【発明の効果】
本発明では、放射線検出器よりも疎な空間分解能を持つコリメータを使用することにより、γ線の実質的な検出感度が大幅に改善し、測定時間の短縮を図ることができる。この測定時間の短縮により、被検者への負担が軽減されるばかりでなく、検査中に被検者の移動量が減るので画質の改善が図れるほか、心筋の観察等の短時間現象への応用が可能となる。また、コリメータを不要としても、画質の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るSPECT装置の側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るSPECT装置を身長方向に対して直角となる方向からみた断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る被検者と半導体検出器との関係を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る放射線検査方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るSPECT装置の側断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る放射線検査方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るSPECT装置の側断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る放射線検査方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1A、1B 撮像装置
3 信号処理装置
4 被検者
11 半導体検出器(放射線検出器)
13 コリメータ
31 信号増幅装置
32 信号弁別装置
33 画像再構成装置
34 記憶装置
35 表示装置
40 回転装置
51、52 測定最小領域(ボクセル)
A1、A2、A3 SPECT装置(放射線検査装置)

Claims (17)

  1. 被検体内からの放射線を利用して前記被検体内の検査を行う放射線検査方法において、
    予め前記被検体に吸収される放射線の吸収線量分布を測定しておき、前記吸収線量分布を用いて被検体内の測定最小領域から放射される放射線が放射線検出器に入射する放射線到達確率を算出し、
    前記放射線検出器を用いて前記測定最小領域個数以上の放射線測定を行い、
    前記放射線測定結果と前記放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質の分布を算出することを特徴とする放射線検査方法。
  2. 被検体内からの放射線を利用して前記被検体内の検査を行う放射線検査方法において、
    予め前記被検体に吸収される放射線の吸収線量分布を測定しておき、コリメータと被検体内の測定最小領域と放射線検出器との位置関係及び前記吸収線量分布を用いて被検体内の測定最小領域から放射される放射線が放射線検出器に入射する放射線到達確率を算出し、
    前記放射線検出器を用いて前記測定最小領域個数以上の放射線測定を行い、
    前記放射線測定結果と前記放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質の分布を算出することを特徴とする放射線検査方法。
  3. 前記放射線検出器を移動することにより放射線測定した測定最小領域個数以上の放射線測定結果と放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線検査方法。
  4. 前記コリメータを移動することにより放射線測定した測定最小領域個数以上の放射線測定結果と放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする請求項2に記載の放射線検査方法。
  5. 前記測定最小領域個数以上の前記放射線検出器により放射線測定した放射線測定結果と前記放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線検査方法。
  6. 前記放射線検出器を用いて測定最小領域個数の測定を行い、前記放射線到達確率から前記測定最小領域個数分の独立な方程式を解くことにより前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の放射線検査方法。
  7. 前記放射性物質分布の情報を用いて画像情報を作成する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の放射線検査方法。
  8. 前記画像情報が前記被検体の断層像情報である請求項7記載の放射線検査方法。
  9. 被検体内からの放射線を利用して前記被検体内の検査を行う放射線検査装置において、
    前記被検体からの放射線を検出する放射線検出器を備え、予め被検体に吸収される放射線の吸収線量分布を測定しておき、前記吸収線量分布を用いて被検体内の測定最小領域から放射される放射線が放射線検出器に入射する放射線到達確率を算出し、前記放射線検出器を用いて前記測定最小領域個数以上の放射線測定を行い、前記放射線測定結果と前記放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質の分布を算出することを特徴とする放射線検査装置。
  10. 被検体内からの放射線を利用して前記被検体内の検査を行う放射線検査装置において、
    前記被検体からの放射線を検出する放射線検出器と前記放射線検出器の空間分解能より疎な空間分解能を有するコリメータとを備え、
    予め前記被検体に吸収される放射線の吸収線量分布を測定しておき、コリメータと被検体内の測定最小領域と放射線検出器との位置関係及び前記吸収線量分布を用いて被検体内の測定最小領域から放射される放射線が放射線検出器に入射する放射線到達確率を算出し、前記放射線検出器を用いて前記測定最小領域個数以上の放射線測定を行い、前記放射線測定結果と前記放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする放射線検査装置。
  11. 前記放射線検出器を移動させる検出器移動機構を備え、前記放射線検出器を移動することにより放射線測定した測定最小領域個数以上の放射線測定結果と放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の放射線検査装置。
  12. 前記コリメータを移動させるコリメータ移動機構を備え、前記コリメータを移動することにより放射線測定した測定最小領域個数以上の放射線測定結果と放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする請求項10に記載の放射線検査装置。
  13. 前記放射性物質分布の情報を用いて画像情報を作成する請求項9ないし請求項12のいずれか1項に記載の放射線検査装置。
  14. 前記測定最小領域個数以上の放射線検出器を備え、前記測定最小領域個数以上の放射線測定結果と前記放射線到達確率とから前記被検体内の放射性物質分布を算出することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の放射線検査装置。
  15. SPECT検査を行うことを特徴とする請求項9ないし請求項12及び請求項14のいずれか1項に記載の放射線検査装置。
  16. 前記放射性物質分布の情報を用いて前記被検体の断層像情報を作成する請求項15記載の放射線検査方法。
  17. 前記放射線検出器は半導体検出器であることを特徴とする請求項9ないし請求項12、請求項14及び請求項15のいずれか1項に記載の放射線検査装置。
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