JP2004317129A - 指示計器 - Google Patents

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Koji Ishida
光司 石田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】基板への取り付け構造が簡単な指示計器を提供する。
【解決手段】計器本体9を指針軸の長さ方向へ分割して第1本体1・第2本体2とし、指針軸を第1本体1の内部の第1指針軸13と第2本体2に回転自在に支持された第2指針軸3とに着脱自在に分割し、第2指針軸3を基板10に貫通させて第1指針軸13に結合させた状態で、第1本体1と第2本体2とが基板10を挟んだ状態で、基板10を貫通するボルト6を介してフランジ部1aとフランジ部2aとを結合することにより、計器本体9を基板10に取り付けるように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板への取り付けが容易な構造の指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
配電盤や制御盤には、電流や電圧の値を表示するアナログメータとしての指示計器が取り付けられている。
【0003】
従来の指示計器は、基板の裏側に本体保持部を介して計器本体を取り付け、計器本体における指針軸を基板に貫通させて基板の表側に突出させ、更に当該指針軸に文字盤を挿通させた状態で、当該指針軸の先端に指針を取り付けて構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−66165号公報(図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、基板の裏側に、指示計器とは別個に設けた本体保持部を装着しなければならず、基板への指示計器の取付構造が複雑である。
【0006】
そこで本発明は、前記課題を解決した指示計器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る指示計器の構成は、計器本体と、当該計器本体に対して回転する指針軸と、当該指針軸の先端に取り付ける指針と、で構成される指示計器において、前記計器本体を前記指針軸の長さ方向へ分割して第1本体・第2本体とし、前記第1本体と前記第2本体とが基板を挟んだ状態で、前記第1本体と前記第2本体とを結合することにより、計器本体を基板に取り付けるようにしたことを特徴とする。
【0008】
このような指示計器では、第1本体と第2本体とが基板を挟んだ状態で計器本体を基板に取り付けることができるので、取り付け構造が簡単であり、別個に取り付け用の部材を必要としない。
【0009】
請求項2に係る指示計器の構成は、請求項1に記載の指示計器において、前記第1本体と前記第2本体とにフランジ部を夫々設け、基板を貫通する複数のボルトを介して前記フランジどうしを結合することで、前記第1本体と前記第2本体とを結合するようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る指示計器の構成は、請求項2に記載の指示計器において、前記指針軸を第1指針軸と第2指針軸とに着脱自在に分割し、前記第1指針軸は前記第1本体に設けると共に前記第2指針軸は前記第2本体に回転自在に支持し、前記第2指針軸を基板に形成した孔に貫通させて前記第1指針軸に結合させた状態で、前記第1本体と前記第2本体とを結合するようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による指示計器の実施の形態を説明する。
【0012】
図1に指示計器を基板に取り付ける途中の分解図を示し、図2に指示計器を基板に取り付けた後の構成図を示し、図3に指示計器の原理図を示す。
【0013】
図3に示すように、指示計器9は、大きく分けて第1本体1と第2本体2とで構成されている。第1本体1の内部は以下のように構成されている。一対の軸受12を介して第1指針軸13が回転自在に支持され、第1指針軸13にはコイル14が取り付けられている。そして、コイル14を囲むようにして永久磁石15が設けられている。16は端子であり、端子16は図示しないブラシを介してコイル14に接続されている。このほか、第1指針軸13と固定部との間には、図示しないゼンマイばねが設けられている。
【0014】
一方、第2本体2の内部は以下のように構成されている。第2本体2を貫通する第2指針軸3が、図示しない軸受により回転自在かつスラストしないように支持されている。第2指針軸3は、第1指針軸13に対して着脱自在に構成されている。即ち、第1指針軸13の上端には正方形断面の凹部13bが形成され、第2指針軸3の下端には当該凹部13bに嵌合される正方形断面の凸部3aが形成されている。そして、第2指針軸3の上端には、指針4と、キャップ8とが取り付けられている。第2本体2における指針4を取り付けた面には文字盤5が取り付けられ、文字盤5と指針4とを覆うようにして透明カバー2bが設けられている。
【0015】
端子16から指示計器9に電流が供給されると、コイル14に電流が流れて磁界が発生し、コイル14と永久磁石15との間に働く電磁力により第1指針軸13・第2指針軸3が図示しないゼンマイばねの付勢力に抗して回転し、ゼンマイばねの付勢力とつりあった位置で指針4が停止する。そこで、指針4の占める位置を文字盤5から読み取ることができる。
【0016】
第1本体1と第2本体2とを結合することで計器本体9が構成されるようになっており、第1本体1・第2本体2における接合部には夫々フランジ部1a,2aが形成されている。第1本体1および透明カバー2bの部分の形状が円形であるのに対し、フランジ部1a,2aは正方形の形状となっている。フランジ部2aの四隅の下面には夫々おねじ6の一端が固着される一方、フランジ部1aにはおねじ6と対応する位置に貫通孔7が形成されている。
【0017】
計器本体9を基板10に取り付ける場合には、基板10に、おねじ6を挿通するための4つの孔10aと、第2指針軸3を挿通するための孔10bとの合計で5つの孔を形成する。そして、図1のように孔10a,10bにおねじ6,第2指針軸3を挿通させ、その後におねじ6を貫通孔7に挿入すると共に第2指針軸3の凸部3aを第1指針軸13の凹部13bに嵌合する。次に、おねじ6にナット11をねじ込むことにより、基板10を挟んだ状態で第1本体1と第2本体2とを結合する。これにより、計器本体9が基板10に取り付けられたことになる。
【0018】
なお、実施の形態では、おねじをフランジ部2aに固着したが、フランジ部1aにおねじを固着してフランジ部2aに孔を形成するようにしてもよい。また、第1本体・透明カバー2bの形状を円形とし、フランジ部の形状を正方形とした場合を示したが、双方を共に四角形にしたり、形状は任意に選択できる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、本発明による指示計器によれば、計器本体を指針軸の長さ方向へ分割して第1本体・第2本体とし、第1本体と第2本体とが基板を挟んだ状態で、第1本体のフランジ部と第2本体のフランジ部とを結合することにより、計器本体を基板に取り付けるので、指示計器の基板への取り付け構造が簡単である。また、指針軸を第1指針軸と第2指針軸とに分割して着脱自在に結合し、基板を貫通するボルトを介してフランジ部どうしを結合するので、基板には本体を挿入する大きな孔を形成することなく、ねじ孔等の小さな孔の加工だけで済み、指示計器を取り付ける際の労力が少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による指示計器の実施の形態を示す分解図。
【図2】本発明による指示計器の実施の形態を示す組立図。
【図3】本発明による指示計器の実施の形態を示す取り付け前の構成図。
【符号の説明】
1…第1本体
2…第2本体
3…第2指針軸
4…指針
9…計器本体
10…基板
10a,10b…孔
13…第1指針軸

Claims (3)

  1. 計器本体と、当該計器本体に対して回転する指針軸と、当該指針軸の先端に取り付ける指針と、で構成される指示計器において、
    前記計器本体を前記指針軸の長さ方向へ分割して第1本体・第2本体とし、前記第1本体と前記第2本体とが基板を挟んだ状態で、前記第1本体と前記第2本体とを結合することにより、計器本体を基板に取り付けるようにしたことを特徴とする指示計器。
  2. 請求項1に記載の指示計器において、
    前記第1本体と前記第2本体とにフランジ部を夫々設け、基板を貫通する複数のボルトを介して前記フランジどうしを結合することで、前記第1本体と前記第2本体とを結合するようにしたことを特徴とする指示計器。
  3. 請求項2に記載の指示計器において、
    前記指針軸を第1指針軸と第2指針軸とに着脱自在に分割し、前記第1指針軸は前記第1本体に設けると共に前記第2指針軸は前記第2本体に回転自在に支持し、前記第2指針軸を基板に形成した孔に貫通させて前記第1指針軸に結合させた状態で、前記第1本体と前記第2本体とを結合するようにしたことを特徴とする指示計器。
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