JP2004316741A - スチームトラップの消湯気器 - Google Patents
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Abstract
【課題】復水の再蒸発に伴うモヤモヤとした湯気を確実に消すことができるスチームトラップの消湯気器を提供する。
【解決手段】スチームトラップ1の出口2に放熱管3を連結する。放熱管3の上流側の外表面にゼーベック素子4を取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子5を取り付ける。ゼーベック素子4は加熱面が放熱管3側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子5は吸熱面が放熱管3側に面し放熱面が外気側に面する。ゼーベック素子4は放熱管3内を流下する復水の熱を受けて起電力を発生する。ゼーベック素子4で得られた電力でコントローラ6とペルチェ素子3を駆動する。ペルチェ素子5は、ゼーベック素子4から供給される電力により、放熱管3内を流下する復水の熱を外気に放熱する。
【選択図】 図1
【解決手段】スチームトラップ1の出口2に放熱管3を連結する。放熱管3の上流側の外表面にゼーベック素子4を取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子5を取り付ける。ゼーベック素子4は加熱面が放熱管3側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子5は吸熱面が放熱管3側に面し放熱面が外気側に面する。ゼーベック素子4は放熱管3内を流下する復水の熱を受けて起電力を発生する。ゼーベック素子4で得られた電力でコントローラ6とペルチェ素子3を駆動する。ペルチェ素子5は、ゼーベック素子4から供給される電力により、放熱管3内を流下する復水の熱を外気に放熱する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチームトラップから排出される復水の再蒸発によるモヤモヤとした湯気を消すスチームトラップの消湯気器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開昭64−74394号公報
従来のスチームトラップの消湯気器としては、例えば、特開昭64−74394号公報に示されたものがある。これは、スチームトラップの出口に下端に噴出口を開口させた排水管を連結し、排水管の周囲に噴出口がほぼ中央に位置する放熱管を設け、放熱管の上端に排気口を下端に排水口を設け、放熱管の上部に金属繊維状の細線で形成した抵抗部材を設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のスチームトラップの消湯気器では、モヤモヤとした湯気を確実に消すことができない問題があった。即ち、上記従来のものは、スチームトラップの出口から排出される復水を放熱管に通すことによって冷却するものであるが、放熱管内での冷却が自然放熱だけのために、スチームトラップの出口から排出される復水の量が連続的で多い場合には充分に放熱されないためである。従って本発明の課題は、復水の再蒸発に伴うモヤモヤとした湯気を確実に消すことができるスチームトラップの消湯気器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段は、スチームトラップの出口から排出される復水が再蒸発したモヤモヤとした湯気を消すものにおいて、スチームトラップの出口に放熱管を連結し、放熱管の外面に、加熱面を放熱管側に冷却面を外気側に面させたゼーベック素子と、吸熱面を放熱管側に放熱面を外気側に面させたペルチェ素子を取り付け、前記ゼーベック素子から得られる電力を、前記ペルチェ素子の駆動に利用することを特徴とするスチームトラップの消湯気器にある。
【0005】
【発明の実施の形態】
ゼーベック素子は一方の面を加熱し他方の面を冷却すると起電力を発生するものであり、ペルチェ素子は通電により一方の面で吸熱が他方の面で放熱が起こるものである。放熱管の外面に取り付けたゼーベック素子は、放熱管内を流下する復水の熱を受けて起電力を発生する。放熱管の外面に取り付けたペルチェ素子は、ゼーベック素子から供給される電力により、放熱管内を流下する復水の熱を外気に放熱する。このように、ゼーベック素子とペルチェ素子により放熱管内を流下する復水を冷却するので、復水の再蒸発を抑えてモヤモヤとした湯気の発生を確実に防止することができる。
【0006】
【実施例】
図1に示すように、スチームトラップ1の出口2に放熱管3を連結する。放熱管3の上流側の外表面にゼーベック素子4を巻き付けて取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子5を巻き付けて取り付ける。ゼーベック素子4は、その加熱面が放熱管3側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子5は、その吸熱面が放熱管3側に面し放熱面が外気側に面する。
【0007】
ゼーベック素子4は、放熱管3内を流下する復水の熱を受けて起電力を発生し、この得られた電力をコントローラ6に電線7を介して供給し、コントローラ6を駆動する。また、ゼーベック素子4で得られた電力は、コントローラ6からペルチェ素子5に電線8を介して供給され、ペルチェ素子5を駆動する。ペルチェ素子5は、ゼーベック素子4から供給される電力により、放熱管3内を流下する復水の熱を外気に放熱して復水を冷却する。
【0008】
【発明の効果】
上記のように本発明のスチームトラップの消湯気器は、放熱管の外面にゼーベック素子とペルチェ素子とを取り付け、ゼーベック素子により得られる電力でペルチェ素子を駆動することにより、放熱管内を流下する復水を冷却するものであるので、復水の再蒸発を抑えてモヤモヤとした湯気の発生を確実に防止することができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチームトラップの消湯気器の実施例を示す一部断面構成図。
【符号の説明】
1 スチームトラップ
2 出口
3 放熱管
4 ゼーベック素子
5 ペルチェ素子
6 コントローラ
7,8 電線
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチームトラップから排出される復水の再蒸発によるモヤモヤとした湯気を消すスチームトラップの消湯気器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開昭64−74394号公報
従来のスチームトラップの消湯気器としては、例えば、特開昭64−74394号公報に示されたものがある。これは、スチームトラップの出口に下端に噴出口を開口させた排水管を連結し、排水管の周囲に噴出口がほぼ中央に位置する放熱管を設け、放熱管の上端に排気口を下端に排水口を設け、放熱管の上部に金属繊維状の細線で形成した抵抗部材を設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のスチームトラップの消湯気器では、モヤモヤとした湯気を確実に消すことができない問題があった。即ち、上記従来のものは、スチームトラップの出口から排出される復水を放熱管に通すことによって冷却するものであるが、放熱管内での冷却が自然放熱だけのために、スチームトラップの出口から排出される復水の量が連続的で多い場合には充分に放熱されないためである。従って本発明の課題は、復水の再蒸発に伴うモヤモヤとした湯気を確実に消すことができるスチームトラップの消湯気器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段は、スチームトラップの出口から排出される復水が再蒸発したモヤモヤとした湯気を消すものにおいて、スチームトラップの出口に放熱管を連結し、放熱管の外面に、加熱面を放熱管側に冷却面を外気側に面させたゼーベック素子と、吸熱面を放熱管側に放熱面を外気側に面させたペルチェ素子を取り付け、前記ゼーベック素子から得られる電力を、前記ペルチェ素子の駆動に利用することを特徴とするスチームトラップの消湯気器にある。
【0005】
【発明の実施の形態】
ゼーベック素子は一方の面を加熱し他方の面を冷却すると起電力を発生するものであり、ペルチェ素子は通電により一方の面で吸熱が他方の面で放熱が起こるものである。放熱管の外面に取り付けたゼーベック素子は、放熱管内を流下する復水の熱を受けて起電力を発生する。放熱管の外面に取り付けたペルチェ素子は、ゼーベック素子から供給される電力により、放熱管内を流下する復水の熱を外気に放熱する。このように、ゼーベック素子とペルチェ素子により放熱管内を流下する復水を冷却するので、復水の再蒸発を抑えてモヤモヤとした湯気の発生を確実に防止することができる。
【0006】
【実施例】
図1に示すように、スチームトラップ1の出口2に放熱管3を連結する。放熱管3の上流側の外表面にゼーベック素子4を巻き付けて取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子5を巻き付けて取り付ける。ゼーベック素子4は、その加熱面が放熱管3側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子5は、その吸熱面が放熱管3側に面し放熱面が外気側に面する。
【0007】
ゼーベック素子4は、放熱管3内を流下する復水の熱を受けて起電力を発生し、この得られた電力をコントローラ6に電線7を介して供給し、コントローラ6を駆動する。また、ゼーベック素子4で得られた電力は、コントローラ6からペルチェ素子5に電線8を介して供給され、ペルチェ素子5を駆動する。ペルチェ素子5は、ゼーベック素子4から供給される電力により、放熱管3内を流下する復水の熱を外気に放熱して復水を冷却する。
【0008】
【発明の効果】
上記のように本発明のスチームトラップの消湯気器は、放熱管の外面にゼーベック素子とペルチェ素子とを取り付け、ゼーベック素子により得られる電力でペルチェ素子を駆動することにより、放熱管内を流下する復水を冷却するものであるので、復水の再蒸発を抑えてモヤモヤとした湯気の発生を確実に防止することができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチームトラップの消湯気器の実施例を示す一部断面構成図。
【符号の説明】
1 スチームトラップ
2 出口
3 放熱管
4 ゼーベック素子
5 ペルチェ素子
6 コントローラ
7,8 電線
Claims (1)
- スチームトラップの出口から排出される復水が再蒸発したモヤモヤとした湯気を消すものにおいて、スチームトラップの出口に放熱管を連結し、放熱管の外面に、加熱面を放熱管側に冷却面を外気側に面させたゼーベック素子と、吸熱面を放熱管側に放熱面を外気側に面させたペルチェ素子を取り付け、前記ゼーベック素子から得られる電力を、前記ペルチェ素子の駆動に利用することを特徴とするスチームトラップの消湯気器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003109870A JP2004316741A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | スチームトラップの消湯気器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003109870A JP2004316741A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | スチームトラップの消湯気器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004316741A true JP2004316741A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33470874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003109870A Pending JP2004316741A (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | スチームトラップの消湯気器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004316741A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162879A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップの消湯気器 |
US7653323B2 (en) * | 2007-04-17 | 2010-01-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fixing apparatus and image processing apparatus |
KR101230023B1 (ko) * | 2011-02-23 | 2013-02-12 | 강릉원주대학교산학협력단 | 스팀트랩 장치 |
-
2003
- 2003-04-15 JP JP2003109870A patent/JP2004316741A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162879A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Tlv Co Ltd | 蒸気トラップの消湯気器 |
US7653323B2 (en) * | 2007-04-17 | 2010-01-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fixing apparatus and image processing apparatus |
US7957662B2 (en) * | 2007-04-17 | 2011-06-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fixing apparatus and image processing apparatus |
KR101230023B1 (ko) * | 2011-02-23 | 2013-02-12 | 강릉원주대학교산학협력단 | 스팀트랩 장치 |
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