JP2004020011A - 蒸気減温装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却流体を用いずに蒸気を減温できる蒸気減温装置を提供する。
【解決手段】蒸気配管1の上流側の外表面にゼーベック素子2を取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子3を取り付ける。ゼーベック素子2は加熱面が蒸気配管1側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子3は吸熱面が蒸気配管1側に面し放熱面が外気側に面する。ゼーベック素子2は蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を受けて起電力を発生する。ゼーベック素子2で得られた電力をコントローラ6に電線7を介して供給してコントローラ6を駆動すると共に、コントローラ6からペルチェ素子3に電線8を介して供給してペルチェ素子3を駆動する。ペルチェ素子3は、ゼーベック素子2から供給される電力により、蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を外気に放熱して蒸気を減温する。
【選択図】 図1
【解決手段】蒸気配管1の上流側の外表面にゼーベック素子2を取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子3を取り付ける。ゼーベック素子2は加熱面が蒸気配管1側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子3は吸熱面が蒸気配管1側に面し放熱面が外気側に面する。ゼーベック素子2は蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を受けて起電力を発生する。ゼーベック素子2で得られた電力をコントローラ6に電線7を介して供給してコントローラ6を駆動すると共に、コントローラ6からペルチェ素子3に電線8を介して供給してペルチェ素子3を駆動する。ペルチェ素子3は、ゼーベック素子2から供給される電力により、蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を外気に放熱して蒸気を減温する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、過熱蒸気の温度を、所定温度例えば飽和温度まで減温する蒸気減温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の蒸気減温装置としては、例えば特開2000−146111に示されたものがある。ここに示されたものは、蒸気配管の管路中にエゼクタを配置し、前記エゼクタ部に冷却流体を注入して前記蒸気配管内を流下する蒸気を減温するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものは、蒸気配管内を流下する蒸気に冷却流体を注入することにより蒸気を減温するものであるので、別途冷却流体を必要とし、また、冷却流体を蒸気配管内に供給するための冷却流体供給管を必要とする問題があった。従って本発明の課題は、冷却流体を用いずに蒸気を減温できる蒸気減温装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段は、蒸気配管の外面に、加熱面を蒸気配管側に冷却面を外気側に面させたゼーベック素子と、吸熱面を蒸気配管側に放熱面を外気側に面させたペルチェ素子を取り付け、前記ゼーベック素子から得られる電力を、前記ペルチェ素子の駆動に利用するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
ゼーベック素子は一方の面を加熱し他方の面を冷却すると起電力を発生するものであり、ペルチェ素子は通電により一方の面で吸熱が他方の面で放熱が起こるものである。蒸気配管の外面に取り付けたゼーベック素子は、蒸気配管内を流下する蒸気の熱を受けて起電力を発生する。蒸気配管の外面に取り付けたペルチェ素子は、ゼーベック素子から供給される電力により、蒸気配管内を流下する蒸気の熱を外気に放熱して蒸気を減温する。
【0006】
【実施例】
図1に示すように、蒸気配管1の上流側の外表面にゼーベック素子2を巻き付けて取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子3を巻き付けて取り付ける。ゼーベック素子2は、その加熱面が蒸気配管1側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子3は、その吸熱面が蒸気配管1側に面し放熱面が外気側に面する。蒸気配管1のペルチェ素子3の取付部よりも下流側に圧力センサー4と温度センサー5を取り付ける。
【0007】
ゼーベック素子2は、蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を受けて起電力を発生し、この得られた電力をコントローラ6に電線7を介して供給し、コントローラ6を駆動する。また、ゼーベック素子2で得られた電力は、コントローラ6からペルチェ素子3と圧力センサー4と温度センサー5に電線8,9,10を介して供給され、ペルチェ素子3と圧力センサー4と温度センサー5を駆動する。
【0008】
ペルチェ素子3は、ゼーベック素子2から供給される電力により、蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を外気に放熱して蒸気を減温する。圧力センサー4で検出された蒸気の圧力値と温度センサー5で検出された蒸気の温度値は信号線11,12を介してコントローラ6に入力される。コントローラ6は蒸気の圧力と温度の関係を表わす蒸気表を記憶しており、入力された圧力値と温度値によりペルチェ素子3への通電量を制御することにより蒸気の温度を所望の温度に減温する。
【0009】
【発明の効果】
上記のように本発明の蒸気減温装置は、蒸気配管の外面にゼーベック素子とペルチェ素子とを取り付け、ゼーベック素子により得られる電力でペルチェ素子を駆動することにより、蒸気配管内を流下する蒸気を減温するものであるので、冷却流体を用いずに蒸気を減温できるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気減温装置の実施例を示す一部断面構成図。
【符号の説明】
1 蒸気配管
2 ゼーベック素子
3 ペルチェ素子
4 圧力センサー
5 温度センサー
6 コントローラ
7,8,9,10 電線
11,12 信号線
【発明の属する技術分野】
本発明は、過熱蒸気の温度を、所定温度例えば飽和温度まで減温する蒸気減温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の蒸気減温装置としては、例えば特開2000−146111に示されたものがある。ここに示されたものは、蒸気配管の管路中にエゼクタを配置し、前記エゼクタ部に冷却流体を注入して前記蒸気配管内を流下する蒸気を減温するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものは、蒸気配管内を流下する蒸気に冷却流体を注入することにより蒸気を減温するものであるので、別途冷却流体を必要とし、また、冷却流体を蒸気配管内に供給するための冷却流体供給管を必要とする問題があった。従って本発明の課題は、冷却流体を用いずに蒸気を減温できる蒸気減温装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段は、蒸気配管の外面に、加熱面を蒸気配管側に冷却面を外気側に面させたゼーベック素子と、吸熱面を蒸気配管側に放熱面を外気側に面させたペルチェ素子を取り付け、前記ゼーベック素子から得られる電力を、前記ペルチェ素子の駆動に利用するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
ゼーベック素子は一方の面を加熱し他方の面を冷却すると起電力を発生するものであり、ペルチェ素子は通電により一方の面で吸熱が他方の面で放熱が起こるものである。蒸気配管の外面に取り付けたゼーベック素子は、蒸気配管内を流下する蒸気の熱を受けて起電力を発生する。蒸気配管の外面に取り付けたペルチェ素子は、ゼーベック素子から供給される電力により、蒸気配管内を流下する蒸気の熱を外気に放熱して蒸気を減温する。
【0006】
【実施例】
図1に示すように、蒸気配管1の上流側の外表面にゼーベック素子2を巻き付けて取り付け、下流側の外表面にペルチェ素子3を巻き付けて取り付ける。ゼーベック素子2は、その加熱面が蒸気配管1側に面し冷却面が外気側に面する。ペルチェ素子3は、その吸熱面が蒸気配管1側に面し放熱面が外気側に面する。蒸気配管1のペルチェ素子3の取付部よりも下流側に圧力センサー4と温度センサー5を取り付ける。
【0007】
ゼーベック素子2は、蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を受けて起電力を発生し、この得られた電力をコントローラ6に電線7を介して供給し、コントローラ6を駆動する。また、ゼーベック素子2で得られた電力は、コントローラ6からペルチェ素子3と圧力センサー4と温度センサー5に電線8,9,10を介して供給され、ペルチェ素子3と圧力センサー4と温度センサー5を駆動する。
【0008】
ペルチェ素子3は、ゼーベック素子2から供給される電力により、蒸気配管1内を流下する蒸気の熱を外気に放熱して蒸気を減温する。圧力センサー4で検出された蒸気の圧力値と温度センサー5で検出された蒸気の温度値は信号線11,12を介してコントローラ6に入力される。コントローラ6は蒸気の圧力と温度の関係を表わす蒸気表を記憶しており、入力された圧力値と温度値によりペルチェ素子3への通電量を制御することにより蒸気の温度を所望の温度に減温する。
【0009】
【発明の効果】
上記のように本発明の蒸気減温装置は、蒸気配管の外面にゼーベック素子とペルチェ素子とを取り付け、ゼーベック素子により得られる電力でペルチェ素子を駆動することにより、蒸気配管内を流下する蒸気を減温するものであるので、冷却流体を用いずに蒸気を減温できるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気減温装置の実施例を示す一部断面構成図。
【符号の説明】
1 蒸気配管
2 ゼーベック素子
3 ペルチェ素子
4 圧力センサー
5 温度センサー
6 コントローラ
7,8,9,10 電線
11,12 信号線
Claims (1)
- 蒸気配管の外面に、加熱面を蒸気配管側に冷却面を外気側に面させたゼーベック素子と、吸熱面を蒸気配管側に放熱面を外気側に面させたペルチェ素子を取り付け、前記ゼーベック素子から得られる電力を、前記ペルチェ素子の駆動に利用することを特徴とする蒸気減温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002173945A JP2004020011A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 蒸気減温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002173945A JP2004020011A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 蒸気減温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004020011A true JP2004020011A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31173039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002173945A Pending JP2004020011A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 蒸気減温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004020011A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024042839A1 (ja) * | 2022-08-26 | 2024-02-29 | 日立造船株式会社 | 制御装置、制御方法、焼却炉設備および予測モデル作成装置 |
-
2002
- 2002-06-14 JP JP2002173945A patent/JP2004020011A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024042839A1 (ja) * | 2022-08-26 | 2024-02-29 | 日立造船株式会社 | 制御装置、制御方法、焼却炉設備および予測モデル作成装置 |
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