JP2004314666A - バックドアウインドウ用ウエザーストリップ - Google Patents

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JP2004314666A
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back door
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JP2003107564A
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Masaaki Nishihara
聖了 西原
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウを閉じた際に、その下端部がボディパネルに弾接するのを未然に防止することのできるウエザーストリップを提供する。
【解決手段】いわゆる跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウ1に弾接させるべく、自動車ボディパネル2のバック側開口部に沿って形成したボディフランジ3に取付けられ、断面略U字状の取付基部11と傾斜突片15付略パンタグラフ状中空シール部12を有するウエザーストリップであって、前記バックドアウインドウ1を閉じた際に、中空シール部12を押下げて傾斜突片15側のく字形片13の内壁の底付きする部分に肉盛り部16を設ける。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウを有する自動車において、当該バックドアウインドウに弾接させるべく、パネルのバック側に形成した開口部に沿って設けたフランジに取付けられるウエザーストリップ関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1乃至図4を参照して説明する。従来、自動車パネル2のバック側に、跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウ1を取付けたものがある。このバックドアウインドウ1は、パネル2のバック側開口部に沿って形成されたフランジ3に取付けたウエザーストリップ20に弾接して、シール性を確保している。そして、当該ウエザーストリップ20は、フランジ3に組付く断面略U字状の組付基部21と、バックドアウインドウ1の内面に弾接する傾斜突片25付略パンタグラフ状中空シール部22を備えている。
【0003】
なお、断面略U字状の取付基部と中空シール部を有するウエザーストリップは、これまでに存在する(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−22205号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このガラス製のバックドアウインドウ1は、建付けのバラツキ等により、特に、勢いよく強く閉めた際に、その下端部がパネル2に突き当たる(Y)。そのため、異音が発生したり、当該バックドアウインドウ1やパネル2を傷めるといった問題がある。これは、当該バックドアウインドウ1の下端部両端には、ストッパーラバー4,4が設けられているものの、その中央部Mには当該ストッパーラバーが設けられていないために発生する。
【0006】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウ1を閉じた際に、その下端部がパネル2に弾接するのを未然に防止することのできるウエザーストリップを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1、図2、図5および図6を参照して説明する。本発明に係るバックドアウインドウ用ウエザーストリップ10は、跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウ1に弾接させるべく、自動車パネル2の後面側開口部に沿って形成したフランジ3に取付けられ、断面略U字状の取付基部11と傾斜突片15付略パンタグラフ状中空シール部12を有するウエザーストリップであって、前記バックドアウインドウ1を閉じた際に中空シール部12を押下げ傾斜突片15側のく字形片13の内壁の、底付きする部分に肉盛り部16を設けてなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るバックドアウインドウ用ウエザーストリップ10の実施形態を、図1、図2、図5および図6に示す。これは、上端部をボディパネル2に回動自在に取付けた、いわゆる跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウ1に弾接させるべく、パネル2の後面側の開口部に沿って形成したボディフランジ3に取付けられるものである。
【0009】
このウエザーストリップ10は、断面略U字状でフランジ3に組付く取付基部11と、バックドアウインドウ1の内面に弾接する中空シール部12を備えている。中空シール部12はく字形片13,14を2つ対置した略パンタグラフ状をしており、頂部には車外の空気側に向かって傾斜する突片15を有している。そして、バックドアウインドウ1を閉じた際に、中空シール部12が押下げられて弾性変形し、傾斜突片15側のく字形片13の内壁の底付きする部分に肉盛り部16を設けている。
【0010】
本実施形態に係るウエザーストリップ10は、中空シールの底付きする部分に肉盛り部16を設けたので、バックドアウインドウ1を、特に、強閉した際に、当該肉盛り部16によって中空シール部12の底付きを早めることができる。これにより、バックドアウインドウ1の下端部がパネル2に当接するのを未然に防止することができる。その結果、異音の発生や、バックドアウインドウ1およびパネル2の損傷を防ぐことができる。
【0011】
なお、中空シール部12の底付きは、傾斜突片側く字形片13の車内寄り部分13aと車外寄り部分13bとで行われ、本実施形態においては、そのうち車内寄り部分13aに肉盛り部16を設けているが、本発明はこれに限定するものではなく、車外寄り部分13bに設けることもできるし、また、その両方に設けることもできる。また、肉盛り部16は、中空シール部12の全長にわたって設けることもできるし、また、下端部のみ等の一部分に設けることもできる。
【0012】
また本実施例はパネル2がボディパネルのものについて例示したが、ボディパネルに代えてドアパネルのこともある。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るバックドアウインドウ用ウエザーストリップ10は、バックドアウインドウ1を閉じた際に、中空シールの底付きする部分に肉盛り部16を設けたので、当該肉盛り部16によって中空シール部12の底付きを早めることができる。従って、バックドアウインドウ1の下端部がパネル2に当接するのを未然に防止することができ、異音の発生や、バックドアウインドウ1およびボディパネル2の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックドアウインドウ用ウエザーストリップを取付けた自動車を示す背面図である。
【図2】図1に示す自動車の要部側面断面図である。
【図3】従来例に係るバックドアウインドウ用ウエザーストリップを示すもので、図1のX−X線断面図である。
【図4】従来例に係るバックドアウインドウ用ウエザーストリップの底付き状態を示す要部断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るバックドアウインドウ用ウエザーストリップを示すもので、図1のX−X線断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るバックドアウインドウ用ウエザーストリップの底付き状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 バックドアウインドウ
2 パネル
3 フランジ
4 ストッパーラバー
10 ウエザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 く字形片(傾斜突片側)
13a 車内寄り部分
13b 車外寄り部分
14 く字形片(非傾斜突片側)
15 傾斜突片
16 肉盛り部
20 ウエザーストリップ
21 取付基部
22 中空シール部
25 傾斜突片
M バックドアウィンドウの下端中央
Y 突き当る個所

Claims (1)

  1. 跳ね上げ式でガラス製のバックドアウインドウ(1)に弾接させるべく,自動車パネル(2)の後面側開口部に沿って形成したフランジ(3)に取付けられ,断面略U字状の取付基部(11)と傾斜突片(15)付略パンタグラフ状中空シール部(12)を有するウエザーストリップであって、前記バックドアウインドウを閉じた際に,中空シール部を押下げ傾斜突片側のく字形片(13)内壁の底付きする部分に肉盛り部(16)を設けてなるバックドアウインドウ用ウエザーストリップ。
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