JP2001097046A - 自動車用ウエザストリップの取付構造 - Google Patents

自動車用ウエザストリップの取付構造

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JP2001097046A JP27844699A JP27844699A JP2001097046A JP 2001097046 A JP2001097046 A JP 2001097046A JP 27844699 A JP27844699 A JP 27844699A JP 27844699 A JP27844699 A JP 27844699A JP 2001097046 A JP2001097046 A JP 2001097046A
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友樹 太田
Masafumi Moriyama
理文 森山
Hisayuki Kisanuki
久幸 木佐貫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ドアの開閉の繰返しによりドアフレー
ムのコーナ部で発生するウエザストリップの浮き上りを
防止すること。 【解決手段】 自動車のドアフレーム2の外周に設けた
リテーナ3に取付けるウエザストリップ5の取付構造に
おいて、ドアフレーム2のコーナ部に沿うウエザストリ
ップ5の型成形コーナ部5CにL字形で、垂直部に係止
穴71を設けたインサート部材7を係止穴71を型成形
コーナ部5Cの垂直部の外面に開口させて埋設し、型成
形コーナ部5Cの垂直部と上記リテーナ3とを、リテー
ナ3に嵌合する座面部81と座面部81から突出して上
記係止穴7に係止する係止突起82を備えたホルダー8
で結合する構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ウエザスト
リップ、特に自動車ドアのドアフレームの外周に沿って
取付けられるウエザストリップの取付構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、自動車の前後のドア
1のドアフレーム2の外周には、これに沿って一連にウ
エザストリップ5が取付けられ、ドア1が閉じられたと
きにドアフレーム2まわりをシールするようになってい
る。なお、ドア1の本体部の外周にもウエザストリップ
6が取付けられている。ウエザストリップ5は、ドアフ
レーム2の外周に設けたリテーナに嵌着されて取付けら
れ、ウエザストリップ6は上記本体部の外周に所定の間
隔をおいて設けたクリップにより取付けられている。
【0003】ところで、ウエザストリップ5は、ドア1
の開閉が繰返されると、ドアフレーム2に対して位置ず
れが生じる。これをリヤドア1について図5および図6
により説明する。ウエザストリップ5は取付基部51、
中空状のシール部52およびリップ状のサブシール部5
3を備え、取付基部51がドアフレーム2の外周に設け
たリテーナ3に嵌着されている。そしてドア閉時、両シ
ール部52,53が車体のドア開口縁に当接する。ウエ
ザストリップ5は、押出成形された直線状のウエザスト
リップ5A,5Bを、ドアフレーム2のコーナ部に沿う
形状の型成形コーナ部5Cで接続することにより形成さ
れている。
【0004】ドア1は、車体にヒンジ結合された前端縁
を中心に回動して開閉される。従ってドア閉時、ウエザ
ストリップ5のうち、ドアフレーム2の水平部に取付け
られた部分は、その前端側から後端側へと順次車体のド
ア開口縁に押付けられるので、ウエザストリップ5を後
方(矢印P方向)へ押しやろうとする力が作用する。こ
のためドア開閉の繰返しにより、ドアフレーム2の上部
後端のコーナ部C(図5)では、図6に示すように型成
形コーナ部5Cはリテーナ3から浮き上ってたるみ変形
する。この浮き上りは、ドアフレーム2のコーナ部Cに
おけるシール性能を低下させるおそれがある。
【0005】図7は、この浮き上りを防止する従来の対
策の一例を示すもので、ホルダー9を用いるものであ
る。ホルダー9は硬質合成樹脂製で、ウエザストリップ
5の型成形コーナ部5Cの基底面に沿うL字形で両端
に、断面形状がドアフレーム2のリテーナ3に沿う形状
のつかみ部91a,91bを備えている。一方、ウエザ
ストリップ5の取付基部51の基底面には互いに間隔を
おいて平行なリブ54a,54bが形成してあり、基底
面とリテーナ3との間のシール性を高めている。型成形
コーナ部5Cの基底面の両端は、他の部分よりも一段低
くリブ54a,54bが欠除する凹面部55a,55b
としてある。またリテーナ3の一方の係止端縁31はコ
ーナ中心の両側に欠除部32a,32bが形成してあ
る。
【0006】ホルダー9は、これを型成形コーナ部5C
の基底面に沿うようにしてリブ54a,54b間に配
し、つかみ部91a,91bをそれぞれ型成形コーナ部
5Cの凹面部55a,55bに嵌合することにより上記
コーナ部5Cに組付け、そしてウエザストリップ5の取
付基部51をホルダー9と一体に、かつホルダー9のつ
かみ部91a.91bをリテーナ3の欠除部32a,3
2bに嵌込むようにしてウエザストリップ5をリテーナ
3に嵌着する。
【0007】この結果、ウエザストリップ5は型成形コ
ーナ部5Cにおいて、ホルダー9を介してリテーナ3に
位置決め固定される。従って、型成形コーナ部5Cには
ドア開閉による位置ずれおよびこれに伴なう浮き上りは
生じない。
【0008】しかしながら、この対策には次のような問
題がある。即ち、型成形コーナ部5Cの凹面部55a,
55bではリブ54a,54bが欠除しており、かつホ
ルダー9のつかみ部91a,91bとリテーナ3とは硬
質材同士の接触であるからシール性が充分でない。この
ため、型成形コーナ部5Cの水平側では、シール部5
2,53と車体のドア開口縁との間から洗車水や雨水が
漏れると、水はホルダー9のつかみ部91aとリテーナ
3との間を通り車室側に侵入するおそれがある。
【0009】一方、型成形コーナ部5Cのたるみおよび
浮き上りを防止する他の対策として、該コーナ部5Cに
L字形の硬質のインサート部材を埋設することが行われ
ている。
【0010】しかしながら、この対策では、型成形コー
ナ部5Cにたるみ状の変形は生じないが、ウエザストリ
ップ5の水平部が後方へ押込まれると、コーナ部5Cは
原形を保持したまま後方へ傾き、浮き上ってしまう。そ
こでインサート部材にコーナ部5C外へ突出する突出部
を形成し、これとドアフレーム2とをねじ止めまたはク
リップ止めして固定することも考えられるが、そのため
にはドアフレーム2側に上記突出部と対応する固定部を
形成し、かつこれに穴あけ加工を行う必要があって実用
的な対策とは言えない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ドア
フレームの外周にリテーナを介して取付けられるウエザ
ストリップの取付構造において、ウエザストリップのコ
ーナ部をドアフレームに確実に保持せしめてドア開閉に
よる浮き上りを防止することができ、かつ浮き上り防止
手段によってウエザストリップとリテーナ間のシール性
が阻害されることのないウエザストリップの取付構造を
提供することを課題としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ウエザ
ストリップの取付構造は、取付基部とシール部とを有
し、取付基部を自動車ドアのドアフレームの外周に設け
たリテーナに嵌着して取付けられるウエザストリップの
取付構造において、ドアフレームの上部後端のコーナ部
に沿うウエザストリップの型成形コーナ部に、L字形コ
ーナ形状のインサート部材をその垂直部に形成した係止
穴を上記型成形コーナ部の垂直部の外面に開口せしめて
埋設し、上記型成形コーナ部の垂直部を、上記リテーナ
と係合する座面部と該座面部から突出して上記係止穴に
係止する係止突起を備えたホルダーにより上記リテーナ
に結合せしる構造とした(請求項1)。
【0013】また本発明は、ウエザストリップの上記取
付基部の基底面には互いに間隔をおいて平行に延び先端
線が上記リテーナのウエザストリップ取付面に当接する
2条のリブを突設するとともに、上記型成形コーナ部に
は上記基底面に凹面部を形成する一方、上記インサート
部材の垂直部に上記係止穴を形成して上記凹面部に開口
せしめ、上記ホルダーの座面部を上記凹面部に嵌合する
とともに上記係止突起を上記インサート部材の係止穴に
圧入係止せしめて上記ホルダーを上記型成形コーナ部に
組付け、ウエザストリップの上記取付基部を上記ホルダ
ーと一体に上記リテーナに嵌着する取付構造とした(請
求項2)。
【0014】また本発明は、上記インサート部材の垂直
部に上下方向に間隔をおいて複数の上記係止穴を形成し
て上記取付基部の側面部に開口せしめ、上記ホルダーに
はその座面部から上記取付基部の側面に沿って延びる延
出部を形成するとともに該延出部に上記係止穴に対応す
る複数の係止突起を形成し、上記座面部を上記凹面部に
嵌合するとともに上記係止突起を上記係止穴に圧入係止
せしめて上記ホルダーを上記型成形コーナ部に組付け、
ウエザストリップの取付基部を上記ホルダーと一体に上
記リテーナに嵌着する取付構造とした(請求項3)。
【0015】更に本発明は、上記ホルダーの座面部の、
上記リテーナのウエザストリップ取付面と対向する面
に、上記型成形コーナ部のリブのうちウエザストリップ
取付状態で車外側となるリブに連続する、縦方向に溝を
形成した(請求項4)。
【0016】請求項1,2,3の発明のウエザストリッ
プの取付構造では、ウエザストリップの型成形コーナ部
は、インサート部材が埋設されて剛性が与えられている
から変形しない。かつ、型成形コーナ部はその垂直側が
ホルダーによりドアフレームのリテーナに固定されてい
るから、ウエザストリップの水平側に後方へ押込む力が
作用してもリテーナから浮き上らない。ホルダーは型成
形コーナ部の垂直側のみに設けられており、たとえホル
ダーとリテーナ間に水が入っても水は流下するから車室
内へ入るおそれはない。
【0017】請求項4の発明のウエザストリップの取付
構造は、上記した水の流下を促進させるもので、リテー
ナ内に入った水はウエザストリップの基底面の車外側の
リブに沿って流下するが、リブが途切れたホルダーの座
面部に縦方向に溝を形成したので、水はこの溝を通って
流下する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1、図2および図3に第1の実
施形態を示す。ドアフレーム2の外周にはリテーナ3が
形成してある。ウエザストリップ5は、リテーナ3に嵌
着する取付基部51と、取付基部51から車内方向へ膨
出する中空状のシール部52と、取付基部51から上方
へ起立するリップ状のサブシール部53を備え、シール
部52,53はドア閉時に車体のドア開口縁に圧接す
る。ドアフレーム2の上部後端のコーナ部に沿って取付
けられるウエザストリップ5のコーナ部は、押出成形さ
れた水平側および垂直側のウエザストリップ5A,5B
を型成形されたL字形の型成形コーナ部5Cで接続する
ことにより形成される。ウエザストリップ5は全長にわ
たりほぼ共通の断面形状としてある。
【0019】ウエザストリップ5A,5Bの取付基部5
1の基底面には、間隔をおいて互いに平行に一連に延び
るリブ54a,54bが形成してある。型成形コーナ部
5Cの基底面にもその下端部を除き、同様にリブ54
a,54bが形成してある。型成形コーナ部5Cの垂直
側の下端部は、取付基部51の基端面側をリブ54a,
54bとともに所定の厚さだけ切除した形状に成形した
凹面部55としてある。
【0020】型成形コーナ部5Cにはインサート部材7
が埋設してある。インサート部材7は型成形コーナ部5
Cに沿うL字形で垂直部の下端が角筒状に形成してあ
る。インサート部材7は取付基部51内の車外側の端部
位置に埋設してあり(図3)、角筒状の下端部は上記凹
面部55に開口し、後記するホルダーが係止される係止
穴71を形成する。インサート部材7は、型成形コーナ
部5Cを型成形するときに同時に埋設される。なお、イ
ンサート部材7には型成形コーナ部5Cとの結合を良く
するための複数の孔が形成してある。
【0021】インサート部材7の材質は金属でもよい
が、軽量化の点で合成樹脂が有利である。合成樹脂材と
しては、ウエザストリップ5をEPDMゴムで構成する
場合には、型成形コーナ部5Cを型成形するときの加硫
熱で溶融しないナイロンが好適であり、型成形コーナ部
5Cをオレフィン系熱可塑性エラストマで構成する場合
には、これと結合性のよいポリプロピレンが好適であ
る。
【0022】ホルダー8は合成樹脂製で四角形の座面部
81と、これから突出し、先端に係止爪83を有する一
対の係止突起82を備えている。座面部81は上記凹面
部55に嵌合させるもので、その断面形状および厚さ
は、凹面部55に嵌合したときに外面が型形成コーナ部
5Cの基底面と面一になるように設定してある。座面部
81の表面には一方の側縁に近接して縦方向に溝84が
形成してある。ホルダー8は、その係止突起82を型成
形コーナ部5Cに埋設されたインサート部材7の係止穴
71に凹面部55の開口から圧入して係止爪83を係止
穴71の他方の開口端に係止させると同時に座面部81
を凹面部55に嵌着することにより型成形コーナ部5C
に組付けられる。ホルダー8の座面部81の溝84は、
型成形コーナ部5Cの垂直部およびウエザストリップ5
Bの縦方向リブ54aの外側面をつなぐ直線位置に形成
してある。なお、ドアフレーム2のリテーナ3には、そ
の一方の側端縁の座面部81との対応位置に欠除部(図
7(B)の欠除部32bに相当)が形成してあり、ホル
ダー8組付時に座面部81が上記欠除部と係合する。
【0023】ウエザストリップ5は、ホルダー8を組付
けた状態でその取付基部51をリテーナ3に嵌着するこ
とによりドアフレーム2に取付けられる。このときホル
ダー8の座面部81は取付基部51と一体にリテーナ3
に嵌着される。
【0024】上記のようにドアフレーム2に取付けられ
たウエザストリップ5において、型成形コーナ部5Cは
インサート部材7が埋設されて剛性が与えられ、外力に
より変形することはない。かつ、型成形コーナ部5Cの
垂直部は、これと結合したホルダー8の座面部81がリ
テーナ3と嵌合することでリテーナ3に結合されてい
る。
【0025】ドア閉時、水平側のウエザストリップ5A
および型成形コーナ部5Cの水平部には、これを後方、
即ち型成形コーナ部5C側へずらそうとする力が作用す
る。しかしながら型形成コーナ部5Cは、その垂直部が
ホルダー8でリテーナ3に位置決め固定されており、イ
ンサート部材7が埋設されて高剛性としてあるので、L
字形形状は変形しない。従って型成形コーナ部5Cがリ
テーナ3から外れて浮上ることはない。
【0026】シール部52,53と車体のドア開口縁と
の間から水が漏れ、漏れた水がウエザストリップ5の水
平部の車外側の側面を伝ってリテーナ3内に入っても、
ウエザストリップ5の水平部の基底面には、これとリテ
ーナ3との間をシールするリブ54aが欠除することな
く連続して形成されており、更にその内側にもリブ54
bが連続して形成されているから、水が基底面の下を横
切って車室側に入ることはない。
【0027】水平部で車室への侵入が阻止された水はリ
ブ54aに沿ってコーナ部方向へ流れ、垂直部のリブ5
4aに沿って流下する。垂直部にはホルダー8の座面部
81が嵌着された部分でリブ54a,54bが欠除して
いるが、水は下方へ流れるから座面部81面を横切って
車室側に流れるおそれはない。特に座面部81に、その
上下のリブ54aの外側面をつなぐ溝84を形成した場
合は、水は溝84を通って流下するから、水の流下が促
進される。
【0028】次に、本発明の第2実施形態を図1(A)
および図4により、第1の実施形態との相違点を中心に
説明する。
【0029】ウエザストリップの基本構造は図1(A)
に示すウエザストリップ5と実質的に同じであり、型成
形コーナ部5Cの垂直部の下端にはリブ54a,54b
が欠除する凹面部55が形成してある。上記垂直部に埋
設されるL字形のインサート部材7Aの垂直部にはその
下部に上下に間隔をおいて四角形の係止穴72、73が
形成してある。またインサート部材7Aには、これが型
成形コーナ部5Cに埋設されたときに該コーナ部5Cと
の結合を強化するための丸穴が形成してある。型成形コ
ーナ部5Cには、インサート部材7Aを埋設して型成形
するときに、上記係止穴72、73と対応する位置に係
止穴72,73を開口させる穴を形成する。
【0030】一方、ホルダー8Aは、座面部81と、座
面部の一方の側縁から延出する延出部85と、延出部8
5から突出する係止突起82a,82bを備えている。
座面部81は、上記凹面部55と嵌合する形状としてあ
り、延出部85は座面部81を凹面部55に嵌合したと
きに型成形コーナ部5Cの車外側の側面に沿って上方へ
延出する。延出部85から突出する係止突起82a,8
2bはインサート部材7Aの係止穴72.73に対応す
る位置に形成してある。係止突起82a,82bの先端
にはそれぞれ係止爪が形成してある。
【0031】ホルダー8Aは座面部81を型成形コーナ
部5Cの凹面部55に嵌合するとともに係止突起82
a,82bをインサート部材7Aの係止穴72,73に
圧入係止せしめることにより型成形コーナ部5Cに組付
けられる。そしてウエザストリップ5は第1の実施形態
におけると同様に、その取付基部51をホルダー8Aの
座面部81と一体にドアフレームのリテーナに嵌着する
ことにより取付けられる。
【0032】本実施形態では、ドアフレームのリテーナ
に嵌着されるホルダー8Aの座面部81から型成形コー
ナ部5Cの垂直部に沿って延びる延出部85を形成し、
該延出部85の上下位置に設けた係止突起82a,82
bを上記垂直部に埋設されたインサート部材7Aに係止
せしめたから、ドア閉時においてウエザストリップ5の
水平部を後方へ移動させようとする力に対して、これを
阻止する垂直部の支えが第1の実施形態よりも更に安定
となる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、自動車ドアの開閉の繰
返しにより発生するウエザストリップのコーナ部の浮き
上りが防止される。かつ、この浮き上りを防止するため
にウエザストリップに組付けられるホルダーは、その座
面部をウエザストリップの取付基部に嵌着するとともに
その係止突起をウエザストリップのインサートに係止さ
せることで、ワンタッチでウエザストリップに組付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すもので、図1(A)は
ウエザストリップのコーナ部の斜視図、図1(B)は該
コーナ部に埋設されるインサート部材の斜視図、図1
(C)はウエザストリップに組付けられるホルダーの斜
視図である。
【図2】インサートが埋設されホルダーが組付けられた
ウエザストリップのコーナ部の斜視図である。
【図3】図3(A)および図3(B)はそれぞれ図2の
III A−III A線およびIII B−III B線に沿う断面図
である。
【図4】図4(A)および図4(B)はそれぞれ本発明
に用いる他のインサート部材およびホルダーの斜視図で
ある。
【図5】本発明が適用される自動車ドアの斜視図であ
る。
【図6】従来のウエザストリップのコーナ部に生じる浮
き上りを示す図である。
【図7】従来のウエザストリップの取付構造の一例を示
すもので、図7(A)はウエザストリップのコーナ部の
斜視図、図7(B)はホルダーの斜視図、図7(C)は
ドアフレームの斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 ドアフレーム 3 リテーナ 5 ウエザストリップ 5A,5B 押出成形ウエザストリップ 5C 型成形コーナ部 51 取付基部 52,53 シール部 54a,54b リブ 55 凹面部 7,7A インサート部材 71,72,73 係止穴 8,8A ホルダー 81 座面部 82,82a,82b 係止突起 84 溝 85 延出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月1日(1999.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
フロントページの続き (72)発明者 森山 理文 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 木佐貫 久幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D024 AA06 AB04 AB17 AC09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基部とシール部とを有し、取付基部
    を自動車ドアのドアフレームの外周に設けたリテーナに
    嵌着して取付けるウエザストリップの取付構造におい
    て、ドアフレームの上部後端のコーナ部に沿うウエザス
    トリップの型成形コーナ部に、L字形コーナ形状のイン
    サート部材をその垂直部に形成した係止穴を上記型成形
    コーナ部の垂直部の外面に開口せしめて埋設し、上記型
    成形コーナ部の垂直部を、上記リテーナと嵌合する座面
    部と該座面部から突出して上記係止穴に係止する係止突
    起を備えたホルダーにより上記リテーナに結合せしめた
    ことを特徴とする自動車用ウエザストリップの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 ウエザストリップの上記取付基部の基底
    面には互いに間隔をおいて平行に延び先端線が上記リテ
    ーナのウエザストリップ取付面に当接する2条のリブを
    突設するとともに、上記型成形コーナ部の垂直部には上
    記基底面に凹面部を形成する一方、上記インサート部材
    の係止穴を上記凹面部に開口せしめ、上記ホルダーの座
    面部を上記凹面部に嵌合するとともに上記係止突起を上
    記インサート部材の係止穴に圧入係止せしめて上記ホル
    ダを上記型成形コーナ部に組付け、ウエザストリップの
    上記取付基部を上記ホルダーの座面部と一体に上記リテ
    ーナに嵌着した請求項1記載の自動車用ウエザストリッ
    プの取付構造。
  3. 【請求項3】 ウエザストリップの上記取付基部の基底
    面には互いに間隔をおいて平行に延び先端線が上記リテ
    ーナのウエザストリップ取付面に当接する2条のリブを
    突設するとともに、上記型成形コーナ部の垂直部には上
    記基底面に上記リブが欠除する凹面部を形成する一方、
    上記インサート部材の垂直部には上下方向に間隔をおい
    て複数の上記係止穴を形成して上記取付基部の側面部に
    開口せしめ、上記ホルダーにはその座面部から上記取付
    基部の側面に沿って延びる延出部を形成するとともに該
    延出部に上記係止穴に対応する複数の係止突起を形成
    し、上記座面部を上記凹面部に嵌合するとともに上記係
    止突起を上記係止穴に圧入係止せしめて上記ホルダーを
    上記型成形コーナ部に組付け、ウエザストリップの取付
    基部を上記ホルダーと一体に上記リテーナに嵌着した請
    求項1記載の自動車用ウエザストリップの取付構造。
  4. 【請求項4】 上記ホルダーの座面部の、上記リテーナ
    のウエザストリップ取付面と対向する面には、上記型成
    形コーナ部のリブのうちウエザストリップ取付状態で車
    外側となるリブに連続する縦方向の溝を形成した請求項
    1および請求項2記載の自動車用ウエザストリップの取
    付構造。
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