JP2004314557A - 無線綴じ製本用本身回転装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転駆動軸3に固定されたローラ1と、ローラ1の両側に、回転駆動軸3に取り付けられ、その取り付け点を支点にしてカム4a、4bにより揺動する、先端にグリップロッド8a、8bを有するカムレバー5a、5bを設けたグリッパーと、ローラ1に取り付けた支持ピン9を備え、ローラ1に搬送された本身Hを前記グリッパーで挟持し、前記支持ピンで本身の後端を支持し、前記ローラの回転とともに回転させて無線綴じする本身の端面を変更する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線綴じする本身を綴じ面を下端にして製本機に搬送する搬送経路に配置し、搬送される本身を回転させて本身の綴じ面を変更する無線綴じ製本用本身回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本身の背面に糊を塗着し、その背面に表紙を貼り付けて本に仕上げる無線綴じ製本機は良く知られている。このような製本機は糊を塗着する背面を下端にして本身をクランプ板で挟持し、糊塗着部、表紙貼付け部を移動するように構成されている。この製本機で大量の本身を製本処理する場合、製本機のクランプ板間に糊を塗着する背面を下端にして本身を搬送する搬送機が連結され、この搬送機に本身を送る丁合機や印刷機などが連結される。すなわち、丁合機などにより一冊分丁合された本身を糊を塗着する背面を下端にして順次搬送機に送り、搬送機は塗着する背面を下端にしたまま製本機のクランプ板に順次送り、クランプ板は一冊分ごと挟持して順次製本を完成させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように製本機に糊を塗着する背面を下端にして本身を搬送する搬送機を連結して製本処理する場合、糊を塗着する本身の背面がたとえばA4版サイズの長辺側の端面と常に一定であれば製本処理効率に問題はないが、本身の糊を塗着する背面を長辺側の端面から短辺側の端面に変更するときがある。従来このときには人手によって短辺側の端面を下端にして製本機のクランプ板間に挿入しており、その作業に手間がかかり面倒であるとともに、製本処理効率を低下させるという問題があった。
【0004】
本発明は、斯かる問題を解消すべくなされたもので、機械的に本身の糊を塗着する端面を変更することのできる無線綴じ製本用本身回転装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は、搬送される本身の下端面に当接するローラと、前記ローラを回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸にバネを介して揺動自在に固定され前記ローラに当接する前記本身の下端側面を挟持するグリッパーと、前記ローラの側面に固定され前記ローラの外表面上に伸び前記ローラに当接する前記本身の下端後面に当接して前記本身の後端を支持する支持ピンとを備え、前記ローラに当接する本身を前記グリッパーで挟持し、前記支持ピンで前記本身の後端を支持し、前記ローラの回転とともに回転させて無線綴じする本身の端面を変更してなることを特徴とする。
【0006】
本発明では、無線綴じ製本機に本身を送る搬送路にローラを配置し、本身の無線綴じする端面を変更する場合に、ローラを回転駆動しその本身をローラ表面上を搬送させる。そしてローラの表面上に搬送された本身をグリッパーで挟持し、支持ピンで本身の後部下端を支持しながらローラの回転とともに回転させて変更した下端面を搬送ベルト上に置き、グリッパーの挟持を解除し、搬送ベルトによって製本機に送る。グリッパーの挟持し、また、本身の後端を支持ピンで支持して本身を回転させるので、本身を乱すことなく無線綴じ面を変更することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る本身回転装置の構成を示す断面図、図2は図1の本身回転装置の動作説明図で、(a)は本身Hをグリップロッドで挟んだときの状態を、(b)は本身Hをグリップロッドで挟んで回転しているときの状態を、(c)は本身Hをグリップロッドから離すときの状態を示す図、図3は図1の本身回転装置を使用する場合の本身の搬送状態を示す説明図、図4は図1の本身回転装置を使用しない場合の本身の搬送状態を示す説明図である。なお、各図において本身の搬送を案内するガイド板は省略している。
【0008】
図1において、1は片側の端部に鍔1aを備えたローラ、2は本身Hの厚みに応じて鍔1aとの幅を調整する幅調整リング、3は回転伝達機構(例はスプロケット)3aを設けたローラ1を回転駆動する回転駆動軸、4aおよび4bはカム、5aおよび5bはカムレバー、6aおよび6bはカム従動子(カムフォロア)、7aおよび7bはバネ、8aおよび8bはグリップロッド、9は固定金具9aによりローラ1に固定された支持ピン、10は機枠、11は搬送チェーン、12は搬送チェーンに固定された搬送爪である。
【0009】
カム4aは一端縁をカム面とした円筒状をなし回転駆動軸3を挿通してローラ1の一方の側に配置されカム面と反対側の端部が機枠10に固定されている。カム4bは一端縁をカム面とした円筒状をなし回転駆動軸3を挿通してローラ1の他方の側に配置されカム面と反対側の端部が機枠10に固定されている。カム4a、4bのカム面は山同志、谷同志が対向している。
【0010】
カムレバー5aはローラ1の一方の側に配置され一端部にカム従動子6aが、他端部にグリップロッド8aが回転自在に取り付けられ、その中央部が回転駆動軸3に回転自在に取り付けられている。カムレバー5aには一端を回転駆動軸3に固定したバネ7aの他端が固定され、カム従動子6aがカム4aのカム面を押圧する方向に附勢されている。カムレバー5bはローラ1の他方の側に配置され一端部にカム従動子6bが、他端部にグリップロッド8bが回転自在に取り付けられ、その中央部が回転駆動軸3に回転自在に取り付けられている。カムレバー5bには一端を回転駆動軸3に固定したバネ7bの他端が固定され、カム従動子6bがカム4bのカム面を押圧する方向に附勢されている。グリップロッド8aは幅調整リング2に、グリップロッド8bはローラ1の鍔1aに貫通自在に支持されている。
【0011】
すなわち、回転駆動軸3、カム4aと4b、カムレバー5aと5b、カム従動子6aと6b、バネ7aと7bおよびグリップロッド8aと8bとによりグリッパーが構成され、回転駆動軸3の回転に伴ってカム従動子6aと6bがカム面の山に当接するとカムレバー5a、5bが回転駆動軸3の取り付け点を支点にして揺動しグリップロッド8aと8bの先端間を開き、カム面の谷に当接すると逆方向に揺動しグリップロッド8aと8bの先端間を閉じる。この閉によりローラ1表面に搬送された本身Hを挟持し、回転駆動軸3が所定の角度(例えば60度)回転する間その挟持を維持し、そのあと開き、この開きにより本身Hの挟持を解除する。
【0012】
支持ピン9は図1および図2(a)に示すように、ローラ1の表面上に搬送された本身Hの後部下端面に当接する位置に取り付けられ、グリップロッド8a、8bで挟持した本身Hをこの支持ピン9で支持することにより図2(b)および図2(c)に示すように搬送された本身Hの状態を乱すことなくローラ1の回転とともに回転させることができる。なお、支持ピン9をグリップロッド8a、8bの挟持位置を支点として本身Hの後部下端面を押し上げるように構成すると、本身Hの回転を速く行うことができる。
【0013】
以上のように構成された本身回転装置は、図3および図4に示すように、丁合機(図示なし図の右側に連結)などから搬出された一冊分の冊子を構成する本身Hを無線綴じ製本機(図示なし図の左側に連結)へ搬送する搬送路に設置する。図3および図4において、11は所定の間隔を隔てて搬送爪12が固定され、無線綴じ製本機の搬入口に設置された駆動スプロケット13により周回移動する搬送チェーン、14はローラ1の回転により回転した本身Hを搬送する搬送ベルト、15は駆動スプロケット13の回転をローラ1および搬送ベルト14に伝達する動力伝達チェーン、16a、16b(図4に示す)、16cは搬送爪12により押し進められる本身Hの下端を案内するガイド板である。ガイド板16aは本身Hの搬入位置からローラ1の手前まで配置され、ガイド板16cは本身Hの搬出位置に配置され、ガイド板16bは挿脱自在に構成され、本身Hを回転しない場合にローラ1から搬出位置に配置されガイド板16cまでの間に挿入される。
【0014】
搬送ベルト14は駆動スプロケット13の手前からローラ1の手前下方位置に設けられ、図2(c)に示す本身Hをグリッパーから離すときの本身Hの下端面に沿う傾斜角度を備え、グリッパーの挟持が解除された本身Hは図3に示すように、この搬送ベルト14に載せられて搬出位置に配置されたガイド板16c上へ搬送される。搬送ベルト14の移動速度は搬送爪12の移動速度よりも速く、ガイド板16c上へ搬送された本身Hはローラ1へ搬送したときの搬送爪12によって図示しない無線綴じ製本機に搬入される。無線綴じ製本機は搬入された本身Hをそのままクランプ板で挟持し、ローラ1の回転により変更された本身Hの下端面に糊を塗着して綴じる。
【0015】
搬送爪12により搬送される本身Hを回転しない場合には、動力伝達チェーン15はクラッチなどにより駆動スプロケット13から外され、図4に示すようにローラ1はグリップロッド8a、8bおよび支持ピン9を搬送路から退避した所定の位置に位置する状態で停止し、この例では搬送ベルト14は停止している。この場合、ガイド板16bが配置され、ローラ1の表面を通過した本身Hはガイド板16bを摺動して搬出位置に配置されたガイド板16c上へ搬送され、搬送したときの搬送爪12によって図示しない無線綴じ製本機に搬入される。無線綴じ製本機は搬入された本身Hをそのままクランプ板で挟持し、本身Hの下端面に糊を塗着して綴じる。なお、挿脱自在のガイド板16cに変えて搬送ベルト14のローラ1側の端部を上昇させて搬送ベルト14で搬送するように構成してもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、本身の無線綴じする端面を搬送途上で製本処理効率を低下させることなく機械的に変更することができ、本身の無線綴じする端面の変更作業を大幅に低減することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る本身回転装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1の本身回転装置の動作説明図である。
【図3】図1の本身回転装置を使用する場合の本身の搬送状態を示す説明図である。
【図4】図1の本身回転装置を使用しない場合の本身の搬送状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ローラ
2 幅調整リング
3 回転駆動軸
4a、4b カム
5a、5b カムレバー
6a、6b 従動子
7a、7b バネ
8a、8b グリップロッド
9 支持ピン
10 機枠
11 搬送チェーン
12 搬送爪
13 駆動スプロケット
14 搬送ベルト
15 動力伝達チェーン
16a、16b、16c ガイド板
Claims (1)
- 搬送される本身の下端面に当接するローラと、前記ローラを回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸にバネを介して揺動自在に固定され前記ローラに当接する前記本身の下端側面を挟持するグリッパーと、前記ローラの側面に固定され前記ローラの外表面上に伸び前記ローラに当接する前記本身の下端後面に当接して前記本身の後端を支持する支持ピンとを備え、前記ローラに当接する本身を前記グリッパーで挟持し、前記支持ピンで前記本身の後端を支持し、前記ローラの回転とともに回転させて無線綴じする本身の端面を変更してなることを特徴とする無線綴じ製本用本身回転装置。
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JP2003115136A JP4315726B2 (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 無線綴じ製本用本身回転装置 |
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