JP2004314464A - 金型装置及び光学素子 - Google Patents

金型装置及び光学素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2004314464A
JP2004314464A JP2003112378A JP2003112378A JP2004314464A JP 2004314464 A JP2004314464 A JP 2004314464A JP 2003112378 A JP2003112378 A JP 2003112378A JP 2003112378 A JP2003112378 A JP 2003112378A JP 2004314464 A JP2004314464 A JP 2004314464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
fixed
template
mold
adjusting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003112378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4142485B2 (ja
Inventor
Takeshi Takahashi
高橋  毅
Kazuo Nitta
和男 新田
Jun Inahashi
潤 稲橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2003112378A priority Critical patent/JP4142485B2/ja
Publication of JP2004314464A publication Critical patent/JP2004314464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4142485B2 publication Critical patent/JP4142485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】中子の位置を高精度に調整することのできる金型装置及びこれを用いて成形された光学性能に優れた光学素子を提供する。
【解決手段】複数の光学面を有する光学素子を成形する金型装置において、固定側型板4と、可動側型板と、固定側型板4に埋設されていると共に固定側型板4とクリアランス11を有してなる固定側中子6と、可動側型板に埋設されている可動側中子と、固定側中子6の固定側型板4に対する相対位置を検出する渦電流式変位センサ21と、金型開閉方向に対し直交する方向に固定側中子6を移動可能とするクサビブロック26、27、28、29とを有し、クサビブロック26、27、28、29は、固定側中子6の重心を通り固定側中子6の移動方向に平行な軸上に配置される。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学面の位置精度を向上させることにより極めて良好な光学性能を有する光学素子を提供することのできる金型装置、及びこれにより成形される光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、非球面、球面、自由曲面等の光学機能面を備えたカメラ用あるいはヘッドマウントディスプレイ用等のレンズ、プリズムは熱可塑性材料を用いた射出成形等の技術を用いて製作することが一般的である。しかし、これらレンズ、プリズムの光学面形状やその位置関係を設計値どおりに再現するためには、該光学面を構成する金型のキャビティ面の形成や位置決めなどに非常に高度な機械加工や組み立て技術が要求される。特に、光線入射面および出射面以外に裏面反射面に自由曲面のような曲率を持たせた光学面を有する光学素子を成形加工する場合には、要求される技術は更に高度なものになることは必至である。
【0003】
このような複数の光学面で構成された光学素子を成形する場合、各光学面毎に鏡面コアを設け、個々にそれぞれの光学面を転写させる手法が一般的である。従って、光学素子の偏心を寸法許容差内に抑えるためには、鏡面コアを組込む中子との嵌合代を極めて小さくしたり、鏡面コアを含む各金型部品の寸法精度を厳しくしたりする必要がある。それに対して、例えば特許文献1では、金型ベースと鏡面駒との間に金型ベースに対する鏡面駒の位置を調整するためのクサビもしくは調整用ボルトを設けることで鏡面駒の位置調整を可能にし、鏡面駒を高精度に組み付けることができるとしている。また特許文献1においては、鏡面コアの位置ズレを光軸測定装置により計測し、組み付けのズレ量を前記クサビもしくは調整用ボルトで調整することが可能であるとしている。
【0004】
しかしながら、この方法では成形機に金型を取り付けた状態で鏡面コアの位置ズレを測定したり調整したりすることが困難である。また、特許文献1のクサビもしくは調整用ボルトで鏡面コアを押圧した場合、押圧した調整部材を支点に回転挙動が発生しやすく、また鏡面コアのズレ量を測定する光軸測定装置では回転挙動までは正確に測定することが出来ない。そのため、組み付け調整が難しくなる。
【0005】
これらのような課題を解決する手段として、例えば特許文献2に記載の方法が提案されている。特許文献2では、位置調整機構をマイクロメータのスピンドルヘッドにすることで当接部材の微小な移動操作を容易にできるとしている。また、マイクロメータとクサビブロックを組み合わせた位置調整機構を用いることで、成形面を平行に移動させることができるとしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−77763号公報
【特許文献2】
特開2001−239552号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術には次のような欠点がある。特許文献2に記載の方法では中子の中心に成形面の軸が無いような場合、例えば成形面が中子の片側に偏っている場合や多数取りの場合には、マイクロメータによる調整方法では回転挙動を精度良く抑制することが出来ないとともに、ガタが生じ易く、高精度な測定は不可能である。
【0008】
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みなされたもので、固定側と可動側の型板に埋設される中子の位置を変位センサにより検出し、その検出値に応じて中子位置調整手段により中子の位置を高精度に調整することのできる金型装置及びこれを用いて成形された偏心精度、光学性能に優れた光学素子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、複数の光学面を有する光学素子を成形する金型装置において、固定側型板と、可動側型板と、該両型板にそれぞれ埋設されているとともにその少なくとも一方が型板との間にクリアランスを有してなる中子と、該中子の少なくとも一方の前記型板に対する相対位置を検出する変位センサと、金型開閉方向に対し直交する方向に前記中子を移動可能とする中子位置調整手段と、を有し、前記中子位置調整手段は前記中子の重心を通り前記中子の移動方向に平行な軸上に配置されている、金型装置である。
【0010】
また、本発明の第2の態様は、複数の光学面を有する光学素子を成形する金型装置において、固定側型板と、可動側型板と、該両型板にそれぞれ埋設されているとともにその少なくとも一方が型板との間にクリアランスを有してなる中子と、該中子の少なくとも一方の前記型板に対する相対位置を検出する変位センサと、金型開閉方向に対し直交する方向に前記中子を移動可能とする中子位置調整手段と、を有し、前記中子位置調整手段は前記中子位置調整手段を設ける中子側面の長手方向に対し略中央位置に配置されている、金型装置である。
【0011】
また、本発明の第3の態様は、複数の光学面を有する光学素子を成形する金型装置において、固定側型板と、可動側型板と、該両型板にそれぞれ埋設されているとともにその少なくとも一方が型板との間にクリアランスを有してなる中子と、該中子の少なくとも一方の前記型板に対する相対位置を検出する変位センサと、金型開閉方向に対し直交する方向に前記中子を移動可能とする中子位置調整手段と、を有し、前記中子位置調整手段は前記中子位置調整手段を設ける中子側面の長手方向中央に関して略対称的に複数配置されている、金型装置である。
【0012】
上記の第1乃至第3の態様に係る構成によれば、固定側と可動側の型板に埋設される中子の位置を変位センサにより検出し、その検出値に応じて中子位置調整手段により中子の位置を高精度に調整することができる。
また、中子位置調整手段を、上記の第1の態様に係る構成のように中子の重心を通り前記中子の移動方向に平行な軸上に配置したことにより、又は上記の第2の態様に係る構成のように中子位置調整手段を設ける中子側面の長手方向に対し略中央位置に配置したことにより、又は上記の第3の態様に係る構成のように中子位置調整手段を設ける中子側面の長手方向中央に関して略対称的に複数配置したことにより、中子を平行移動せしめ中子の回転挙動を抑制することができる。また、上記の第2及び第3の態様に係る構成は、中子位置調整手段を、中子の重心を通り中子の移動方向に平行な軸上に配置することが困難な場合、例えば、中子の形状が複雑で中子の重心が割り出しにくい場合や、中子の重心を通り中子の移動方向に平行な軸上に別の部材がある場合等に、適用するのが好適である。
【0013】
本発明の第4の態様は、上記第1乃至第3の何れか一つの態様において、前記中子位置調整手段と前記中子との面接触部分の長さは、前記中子位置調整手段を設ける中子側面の長さの1/8以上である、構成である。
この構成によれば、中子の回転挙動の発生を、より抑制することができる。尚、本発明者による鋭意検討の結果から、中子位置調整手段と中子との面接触部分の長さが中子側面の長さの1/8未満であると中子摺動時の回転挙動は大きくなるので、その回転挙動を抑制するためには、その長さを中子側面の長さの1/8以上にすることが望ましく、好ましくは1/3以上にすることが望ましく、更に好ましくは1/2以上にすることが望ましいことが明らかになっている。
【0014】
本発明の第5の態様は、上記第1乃至第4の何れか一つの態様において、前記中子位置調整手段はくさび状を呈したブロック部材である、構成である。
本発明の第6の態様は、前記ブロック部材の、前記ブロック部材と前記中子との面接触部分および前記ブロック部材と前記型板との面接触部分の表面粗さRaはともに1.6μm以下である、構成である。
【0015】
この構成によれば、中子の摺動をより円滑にすることができ、更には高精度に中子の位置を調整することができる。尚、本発明者による鋭意検討の結果から、その表面粗さRaが1.6μmを超えると、ブロック部材と中子、ブロック部材と型板間の摺動抵抗が大きくスムーズに動かなくなり、中子の摺動を円滑にすることができなくなるので、それを解決するためには、その表面粗さRaを1.6μm以下にすることが望ましく、好ましくは0.01〜1.6μmにすることが望ましく、更に好ましくは0.05〜0.2μmにすることが望ましいことが明らかになっている。
【0016】
本発明の第7の態様は、上記第5又は第6の態様において、前記くさび状を呈したブロック部材のテーパー角は、0.5°以上5°未満である、構成である。
この構成によれば、中子を高精度、高分解能で制御することができる。尚、本発明者による鋭意検討の結果から、そのテーパー角が0.5°未満では中子の移動量が小さすぎ、中子の移動量を適正にしようとすると金型装置が大型化し、また、5°以上では中子の位置制御の精度、分解能が低下するので、それを解決するためには、そのテーパー角θを0.5°以上5°未満にすることが望ましく、好ましくは0.5°〜3°にすることが望ましく、更に好ましくは1°〜2°にすることが望ましいことが明らかになっている。
【0017】
本発明の第8の態様は、上記第5乃至第8の何れか一つの態様において、前記ブロック部材の、前記中子と面接触する側面及び前記型板と面接触する側面と、前記金型開閉方向に直交する平面とにより得られる2つの交線のなす角度が5分以下である、構成である。
【0018】
この構成によれば、型板に埋設されている中子の初期傾きを抑制することができる。尚、本発明者による鋭意検討の結果から、その角度が5分を超えると中子の初期傾きが生じる虞があるので、それを解決するためには、その角度を5分以下にすることが望ましく、好ましくは2.5分以下にすることが望ましく、更に好ましくは1分以下にすることが望ましいことが明らかになっている。
【0019】
本発明の第9の態様は、上記第1乃至第8の何れか一つの態様において、前記変位センサは、前記中子の側面に対向して2個以上、該側面に垂直な中子の側面に対向して1個以上設けられている、構成である。
この構成によれば、中子位置の摺動距離を正確に把握することができ、更には、中子摺動の回転挙動を把握することができる。
【0020】
本発明の第10の態様は、請求項1乃至9の何れか一つの態様において、前記変位センサは、渦電流式変位センサである、構成である。
本発明の第11の態様は、上記第1乃至第10の態様の何れか一つの態様に記載の金型装置により成形したことを特徴とする光学素子である。
【0021】
上記の構成によれば、高い偏心精度と優れた光学性能を有する光学素子を提供することができ、この光学素子を用いることにより高い解像力の光学系を有する光学製品を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1における射出成形用金型装置(以下単に金型装置ともいう)の概要図である。図2は、実施の形態1の金型装置の固定側型割面を可動側より見た場合の固定金型の概要図である。図3は、実施の形態1における中子位置調整手段の概要図である。図4(a) は、実施の形態1における金型装置のキャビティ付近の断面図である。図4(b) は、実施の形態1における調整後の金型装置のキャビティ付近の断面図である。図5は、実施の形態1により回転挙動を抑制した場合の変位センサ出力値を示した図である。
【0023】
まず、実施の形態1に係る金型装置の構成について説明する。
図1に示すように、金型装置1は、固定金型2と可動金型3により構成されており、固定金型2の固定側型板4および可動金型3の可動側型板5には、それぞれ固定側中子6および可動側中子7が埋設されている。更に、固定側中子6および可動側中子7にはそれぞれ固定側鏡面コア8、可動側鏡面コア9が埋設されており、各鏡面コア8、9と各中子6、7とで光学素子としてのレンズを成形するキャビティ35を形成している。尚、固定側型板6と可動側型板7の合わせ面10を境に、金型装置1は開閉する。
【0024】
更に、図1、図2に示すように固定側中子6は、固定側型板4とクリアランス11を介して埋設されている。また、図1に示すように、スプルーブッシュ12と固定側型板4および固定側取付板13との間にもクリアランス14が設けられている。
【0025】
また、固定側中子6は、金型合わせ面10側より挿通したボルト15により、固定側型板4に複数箇所でスライド可能に固定されている。可動側中子7は可動側型板5の底面から挿通したボルト16により可動側型板5に複数箇所で固定されている。尚、可動側中子7は、可動側型板5と金型合わせ面10側より挿通したボルトで固定されても良い。
【0026】
固定側鏡面コア8は、固定側中子6の底面から挿通したボルト17により固定側中子6に固定されている。
可動側鏡面コア9は、キャビティ35とは反対側の形状がフランジ形状となっており、突き出し板18、19に挟まれる形で連結されている。
【0027】
また、図2に示すように固定側型板4には、固定側中子6の一側面(図2では上面)とこれに垂直な側面(図2では左面)に対向するようにそれぞれ2箇所づつセンサ固定部20が形成され、各センサ固定部20には耐熱型の非接触式の渦電流式変位センサ21がその変位検出面21aと固定側中子6との距離を0.1〜0.5mmとなるように位置決めされて配置されている。尚、この変位検出面21aと固定側中子6との距離0.1〜0.5mmは、渦電流式変位センサ21の変位検出レンジ内であることはもちろんである。渦電流式変位センサ21の変位検出面21aが対向する固定側中子6の部分には、渦電流式変位センサ21のインピーダンス出力を最も線形に保ち得る材質のプレート22が埋設されている。これらの渦電流式変位センサ21は、アンプ23を介して出力表示を行うカウンタ24に電気的に接続されている。
【0028】
更に、固定側型板4には固定側中子6を側面より押圧するための押圧ボルト25(図1参照)が、渦電流式変位センサ21の設置面側に、それぞれ1箇所づつ埋設されている。この押圧ボルト25は、通常成形時には固定側中子6の側面とは接触させていない。
【0029】
更に、固定側中子6と固定側型板4との間には固定側中子6の対向する側面にそれぞれ1箇所づつクサビブロック26、27が埋設されており、これと垂直な側面にそれぞれ1箇所づつにクサビブロック28、29が埋設されている。クサビブロック26、27、28、29は、固定側中子6の重心Jを通り固定側中子6の移動方向に平行な軸(図2の点線)上に埋設されている。このクサビブロック26、27、28、29は、固定側中子6を金型開閉方向とは直交する方向に移動させその位置を調整するための中子位置調整手段として作用する。
【0030】
更に、このクサビブロック26、27、28、29と固定側中子6との面当たりする長さLは固定側中子6の側面長さHに対して、L>H/2である。尚、このクサビブロック26、27、28、29の長さLは同じでなくても良い。
また、図3に示すように、このクサビブロック26、27、28、29のテーパー面Aの表面粗さRaは0.05〜0.2μmである。更に、テーパー面Aと相対する面Bも同様に表面粗さRaは0.05〜0.2μmで仕上げられている。
【0031】
また、クサビブロック26、27、28、29のテーパー角θは2°で形成されており、金型合わせ面10側から次第に厚みを減ずるように配設されている。またテーパー面Aの相対する面Bは垂直面として形成されている。
また、クサビブロック26、27、28、29の、中子側面に面当たりする面A及びそれに相対する面Bと、金型開閉方向に直交する平面とにより得られる2つの交線のなす角度は35秒以下である。
【0032】
更に、図4(a) に示すように、クサビブロック26、27、28、29は、コイルバネ30を介してボルト31により固定側型板4と連結されている。
尚、図1において、32は可動側取付板であり、33は図示せぬ成形機と位置決めするためのロケートリングである。34は突き出し板18、19の可動エリアを確保するためのスペーサーである。
【0033】
続いて、上述した構成の作用について説明する。
固定側型板4と可動側型板5にそれぞれ埋設される固定側中子6と可動側中子7の相対的位置関係は、もとより固定側鏡面コア8と可動側鏡面コア9に関しても、それぞれ埋設位置や加工誤差により、初期段階では、図4(a) に示すようにお互いに一定のズレ量を有している。この状態の金型装置1によりキャビティ35に樹脂を充填し、冷却固化してレンズ部品を製作し、レンズ面間の偏心をあらかじめ計測し、その偏心量を求めておく。
【0034】
次に、固定側型板4と可動側型板5の合わせ面10を離間し、図4(a) に示す固定側中子6を固定するボルト15を緩める。更に、図4(a) に示すスプルーブッシュ12を固定させるボルト36も緩める。次にクサビブロック27のボルト31を予め緩めておいて、クサビブロック27を紙面上、上方にスライドしておく。そして、クサビブロック26のボルト31を締め付けていくとクサビブロック26は紙面上、下方にスライドしていく。同時に固定側中子6はクサビブロック26のテーパー面Aの作用により、紙面上、左方向にスライドする。固定側鏡面コア8も固定側中子6に支持されながら同時に同方向にスライドしていく。固定側中子6の挙動は図2に示す渦電流式変位センサ21により常に検出され、アンプ23を介してカウンタ24に表示されているため、作業者はこの表示値があらかじめ求めておいた偏心量だけ変化したことを確認しながら固定側中子6の最適位置を効率時に設定することができる。更にクサビブロック26に相対するクサビブロック27のボルト31を押し込んで、固定側中子6を挟みこむことで、固定側中子6の位置を固定することができる。固定側中子6の位置調整後に図4(a) に示す固定ボルト15を締め付けることで、固定側中子6を固定側型板4に完全に固定して調整作業が完了する。
【0035】
また、仮に調整作業において、クサビブロック26を動かしすぎて固定側中子6の位置が最適な位置を通り越した際には、クサビブロック26のボルト31を若干量だけ緩めてクサビブロックを紙面上、上方にスライドさせ、クサビブロック27のボルト31を締め付けて固定側中子6を、紙面上、右側にスライドさせ固定側中子6の位置を微調整することができる。クサビブロック26、27、28、29のそれぞれのボルト31を使って押し込んだり、緩めたりすることで、固定側中子6の金型開閉方向とは垂直方向の位置を高精度に調整することができる。
【0036】
本実施の形態においては、このクサビブロック26、27、28、29のテーパー面Aの角度θを2°にすることでボルト31の押し付け、緩めに対して高分解能な摺動が可能になり、高精度な位置調整が可能になる。更にクサビブロック26、27、28、29のテーパー面Aと、テーパー面Aと相対する面Bの表面粗さRaを0.05〜0.2μmで仕上げることで、固定側中子6の摺動を円滑にすることができる。更に、クサビブロック26、27、28、29の、固定側中子6の側面に面当たりする面A及びそれに相対する面Bと、金型開閉方向に直交する平面とにより得られる2つの交線のなす角度を35秒以下にすることで、固定側型板4に埋設されている固定側中子6の初期傾きを抑制することができる。また、クサビブロック26、27、28、29と固定側中子6の側面との面当たりする長さLをH/2以上の長さにすることで、ぐらつかず安定した固定側中子6の摺動を可能にすることができる。
【0037】
ここで一例として、クサビブロック26、27、28、29の長さをH/8にした場合の渦電流式変位センサ21の出力値を図5に示す。図5は、固定側中子6をクリアランス11の範囲内で最大限に動かしたときの出力値である。図5では、固定側中子6の摺動時に2つの渦電流式変位センサ21の出力値で開きが発生していないので、回転挙動が抑制され固定側中子6が平行に移動している様子を示している。尚、図5において、上部右及び上部左のセンサ出力とは、図2の紙面上、固定側中子6の上側右及び上側左に配置された2つの渦電流式変位センサ21の出力を示している。
【0038】
また、クサビブロック26、27、28、29を押し付け過ぎた際には、クサビブロック26、27、28、29と固定側中子6と齧りを発生させクサビブロック26、27、28、29が動かなくなることがある。その場合には、固定側型板4に設置されている固定側中子6の側面を押圧する押圧ボルト25を強く押し込み、固定側中子6の位置を微小距離分だけ動かすことでクサビブロック26、27、28、29と固定側中子6に微小な隙間を発生させ、クサビブロック26、27、28、29の齧りを解消し摺動可能にさせることができる。
【0039】
以上、本発明の実施の形態1によれば、金型装置を成形機に取り付けた状態であっても、金型固定側と可動側の相対的な位置ズレを作業者がリアルタイムに確認しながら最適な状態に調整することができる。また、固定側中子の摺動時の回転および平行移動の挙動を渦電流式変位センサで確認することができ、更に、実施の形態1の金型装置により、固定側中子の回転挙動を抑制し、高精度に平行移動せしめることができるので、多数個取りにおいても高精度に中子位置を調整することができる。
【0040】
更に、レンズの偏心量に応じて金型の修正加工や組み直しを行う従来の手法に比べて、極めて迅速かつ正確に偏心量が小さく光学性能に優れた光学素子を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態2を図6及び図7に基づいて説明する。
【0041】
実施の形態2に関しては、上述の実施の形態1と異なる部分のみ記載する。図6は、実施の形態2における射出成形用金型装置の固定側型割面を可動側より見た場合の固定金型の概要図である。図7は、実施の形態2における金型装置のキャビティ付近の断面図である。
【0042】
まず、実施の形態2に係る金型装置の構成について説明する。
図6に示すように、固定側中子41と固定側型板40との間の一側面に2箇所、クサビブロック42、43が埋設されており、かつクサビブロック42、43は固定側中子41の側面長さH′の中心軸Tを基準に対称な位置に埋設されている。更に、これと垂直方向の図6の紙面上の右側の側面に2箇所クサビブロック44、45が埋設されており、かつクサビブロック44、45は固定側中子41の側面長さH” の中心軸Tを基準に対称な位置に埋設されている。このクサビブロック42、43、44、45は固定側中子41の金型開閉方向とは垂直方向の位置を調整するための中子位置調整手段である。また、このクサビブロック42、43、44、45と固定側中子41との面当たりする長さLは固定側中子41の側面長さH′もしくはH” に対して、それぞれ1/8以上で構成されている。このクサビブロック42と43の長さL′は同等の長さであり、クサビブロック44、45の長さL” は同等の長さである。
【0043】
また、50は、固定側中子41と固定側型板40との間に設けられたクリアランスである。
更に、図7に示すように46は固定側中子41を側面より押圧するための押圧ピンであり、その背面にはコイルバネ47を介してスクリュープラグ48が設置されている。これらは、全て固定側型板40の側面より形成されたピン穴46a、ボルト穴48aの中にそれぞれ埋設されるものであり、固定側中子41の変位を検出するための渦電流式変位センサ49と同一方向の固定側中子41の側面長さH′、H” の中心軸T上に設置されている。
【0044】
以上の構成の他は、実施の形態1と同様である。
続いて、上述した構成の作用について説明する。
図7を例にして示すと、固定側中子41の金型開閉方向とは垂直方向の位置を調整する場合、クサビブロック44を押し込むことにより、固定側中子41は紙面上、左側にスライドする。その際、コイルバネ47を背面に介した押圧ピン46により、常に固定側中子41には紙面上、右方向に付勢力が働いているため、クサビブロック44が紙面上、上方ヘスライドすれば、自ずと固定側中子41は紙面上、右側に戻っていく。尚、固定側中子41はクサビブロック44、45と押圧ピン46により常に挟まれている状態である。
【0045】
更に、固定側中子41が摺動時に回転挙動および傾きが発生した場合、クサビブロック42、43のどちらか一方のクサビブロックの押し込み量を調整して、微妙な回転挙動を調整する。また、固定側中子41の回転挙動もしくは傾きの挙動は渦電流式変位センサ49により常に検出され、アンプ72を介してカウンタ73に表示されているため、作業者はこの表示値を確認しながら固定側中子41の最適位置を効率的に設定することができ、更に微妙な回転挙動をモニタリングすることができる。尚、クサビブロック44、45を用いて固定側中子41の回転挙動の調整をしてもかまわない。
【0046】
以上、本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得られると共に、更に、固定側中子の微妙な回転挙動を調整し抑制することができる。また、更に、金型構造上の制約により固定側中子の重心を通り固定側中子の移動方向に平行な軸上にクサビブロックを設けられないような場合においても、他の箇所にクサビブロックを埋設させることができる。
【0047】
次に、本発明の実施の形態3を図8及び図9に基づいて説明する。
実施の形態3に関しては、上述の実施の形態1と異なる部分のみ記載する。図8は、実施の形態3における射出成形用金型装置の概要図である。図9は、実施の形態3の金型装置の固定側型割面を可動側より見た場合の固定金型の概要図である。
【0048】
まず、実施の形態3に係る金型装置の構成について説明する。
図8に示すように、固定側型板51、可動側型板52にはそれぞれ固定側中子53と可動側中子54が埋設されており、更に固定側中子53には固定側鏡面コア55が埋設されており、前記固定側鏡面コア55は球面形状である。更に可動側中子54には2つの光学平面を有する可動側鏡面コア56、57が埋設されている。キャビティ58は、1つの球面と2つの光学平面と2つの側面で構成されるプリズム形状をなすものである。尚、固定側型板51と可動側型板52の合わせ面59を境に、本金型装置は開閉する。
【0049】
更に、キャビティ58には突き出しを行うためのオーバーフロー部60が設けられ、突き出しピン61、62により、成形品を可動側鏡面コア56、57から離型させる。
更に、固定側鏡面コア55は、ボルト63により固定側中子53の底面から固定されている。同様に可動側鏡面コア56、57も可動側型板52の底面からボルト64、65により固定されている。突き出しピン61、62は突き出し板66、67に連結されている。
【0050】
以上の構成の他は、実施の形態1と同様である。
尚、実施の形態3で示した固定側鏡面コア55は、球面形状に限らず、非球面形状及びシリンドリカル形状もしくは、自由曲面形状であってもかまわない。更に、可動側鏡面コア56、57は光学平面に限らず、球面形状及び非球面形状もしくは、シリンドリカル形状または自由曲面形状であってもかまわない。
【0051】
続いて、上述した構成の作用について説明する。
プリズム製品においても、それぞれの面間で偏心が発生する。その場合、所望の性能を満足することができないので、発明の実施の形態1と同様の作用で、このズレ量を補正するために図9に示すように、クサビブロック68、69、70、71を用いて調整を行う。
【0052】
以上、本発明の実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果を得られると共に、更に、プリズム形状のような偏心精度が厳しい異形形状光学素子においての光軸位置調整が可能になる。
尚、上述した実施の形態1及び3において、クサビブロックを、単純に、固定側中子の側面の長手方向に対し略中央付近に配置するようにすることも可能である。
【0053】
また、上述した実施の形態1乃至3において、固定側中子及び可動側中子の形状は、正方体あるいは直方体であることが望ましいが円柱体とすることも可能である。
また、上述した実施の形態1乃至3において、渦電流式変位センサは、固定側中子の固定側型板に対する相対位置を2方向に分解して検出するためには、少なくとも、固定側中子の一側面に対向する位置に1つ以上、その一側面に垂直な固定側中子の側面に対向する位置に1つ以上設けられていれば良く、或いは、それに加えて固定側中子の回転挙動を正確に把握するためには、少なくとも、固定側中子の一側面に対向する位置に2つ以上、その一側面に垂直な固定側中子の側面に対向する位置に1つ以上設けられていれば良い。
【0054】
また、上述した実施の形態1乃至3において、渦電流式変位センサの代わりに、耐熱型であれば、接触式のリニアゲージ等その他の変位センサを適用することも可能である。
また、上述した実施の形態1乃至3において、クサビブロックの代わりに他の部材、例えば螺子等のような機械的に位置調整を行うことができる部材により固定側中子を押圧するように構成することも可能である。
【0055】
また、上述した実施の形態1、3において、クサビブロックと固定側中子との面接触部分の長さは、固定側中子側面の長さの少なくとも1/8以上であれば良い。
また、上述した実施の形態1乃至3において、クサビブロックのテーパー面Aとテーパー面Bの表面粗さRaは、少なくとも1.6μm以下であれば良い。
【0056】
また、上述した実施の形態1乃至3において、クサビブロックのテーパー角θは、少なくとも0.5°以上5°未満であれば良い。
また、上述した実施の形態1乃至3において、クサビブロックの、固定側中子と面接触する側面及び固定側型板と面接触する側面と、金型開閉方向に直交する平面とより得られる2つの交線のなす角度は、少なくとも5分以下であれば良い。
【0057】
また、上述した実施の形態1乃至3において、位置調整対象となる中子を可動側中子とし、同様にして可動側中子の位置を調整するようにすることも可能である。或いは、位置調整対象となる中子を固定側中子及び可動側中子の両中子とし、同様にして固定側中子及び可動側中子の両中子の位置を調整するようにすることも可能である。
【0058】
以上、本発明の金型装置等について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
【0059】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係る金型装置によれば、固定側と可動側に埋設されている中子の位置を変位センサによりリアルタイムに検出し、作業者が検出値に応じて、金型を成形機に取り付けた状態で中子位置を調整することができ、中子位置を最適な状態に調整することができる。
【0060】
また、中子摺動時の回転挙動を変位センサにより確認することができ、かつ中子摺動時に回転挙動の発生を抑制することができ、中子を平行移動せしめ、多数取りの金型においても同時に光軸位置を調整することができる。
更に、本発明に係る金型装置を用いることにより、偏心精度の極めて良好な光学性能に優れた光学素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における射出成形用金型装置の概要図である。
【図2】実施の形態1における射出成形用金型装置の固定側型割面を可動側より見た場合の固定金型の概要図である。
【図3】実施の形態1における中子位置調整手段の概要図である。
【図4】(a) は実施の形態1における射出成形用金型装置のキャビティ付近の断面図、(b) は実施の形態1における調整後の射出成形用金型装置のキャビティ付近の断面図である。
【図5】実施の形態1により回転挙動を抑制した場合の変位センサ出力値を示した図である。
【図6】実施の形態2における射出成形用金型装置の固定側型割面を可動側より見た場合の固定金型の概要図である。
【図7】実施の形態2における射出成形用金型装置のキャビティ付近の断面図である。
【図8】実施の形態3における射出成形用金型装置の概要図である。
【図9】実施の形態3における射出成形用金型装置の固定側型割面を可動側より見た場合の固定金型の概要図である。
【符号の説明】
1 金型装置
2 固定金型
3 可動金型
4 固定側型板
5 可動側型板
6 固定側中子
7 可動側中子
8 固定側鏡面コア
9 可動側鏡面コア
10 合わせ面
11 クリアランス
12 スプルーブッシュ
13 固定側取付板
14 クリアランス
16、17 ボルト
18、19 突き出し板
20 センサ固定部
21 渦電流式変位センサ
22 プレート
23 アンプ
24 カウンタ
25 押圧ボルト
26,27,28,29 クサビブロック
30 コイルバネ
31 ボルト
32 可動側取付板
33 ロケートリング
34 スペーサー
35 キャビティ
36 ボルト
40 固定側型板
41 固定側中子
42、43、44、45 クサビブロック
46 押圧ピン
46a ピン穴
47 コイルバネ
48 スクリュープラグ
48a ボルト穴
49 渦電流式変位センサ
51 固定側型板
52 可動側型板
53 固定側中子
54 可動側中子
55 固定側鏡面コア
56、57 可動側鏡面コア
58 キャビティ
59 合わせ面
60 オーバーフロー部
61、62 突き出しピン
63 ボルト
64、65 ボルト
66、67 突き出し板
68、69、70、71 クサビブロック
72 アンプ
73 カウンタ

Claims (11)

  1. 複数の光学面を有する光学素子を成形する金型装置において、
    固定側型板と、
    可動側型板と、
    該両型板にそれぞれ埋設されているとともにその少なくとも一方が型板との間にクリアランスを有してなる中子と、
    該中子の少なくとも一方の前記型板に対する相対位置を検出する変位センサと、
    金型開閉方向に対し直交する方向に前記中子を移動可能とする中子位置調整手段と、
    を有し、
    前記中子位置調整手段は前記中子の重心を通り前記中子の移動方向に平行な軸上に配置されている、
    ことを特徴とする金型装置。
  2. 複数の光学面を有する光学素子を成形する金型装置において、
    固定側型板と、
    可動側型板と、
    該両型板にそれぞれ埋設されているとともにその少なくとも一方が型板との間にクリアランスを有してなる中子と、
    該中子の少なくとも一方の前記型板に対する相対位置を検出する変位センサと、
    金型開閉方向に対し直交する方向に前記中子を移動可能とする中子位置調整手段と、
    を有し、
    前記中子位置調整手段は前記中子位置調整手段を設ける中子側面の長手方向に対し略中央位置に配置されている、
    ことを特徴とする金型装置。
  3. 複数の光学面を有する光学素子を成形する金型装置において、
    固定側型板と、
    可動側型板と、
    該両型板にそれぞれ埋設されているとともにその少なくとも一方が型板との間にクリアランスを有してなる中子と、
    該中子の少なくとも一方の前記型板に対する相対位置を検出する変位センサと、
    金型開閉方向に対し直交する方向に前記中子を移動可能とする中子位置調整手段と、
    を有し、
    前記中子位置調整手段は前記中子位置調整手段を設ける中子側面の長手方向中央に関して略対称的に複数配置されている、
    ことを特徴とする金型装置。
  4. 前記中子位置調整手段と前記中子との面接触部分の長さは、前記中子位置調整手段を設ける中子側面の長さの1/8以上である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の金型装置。
  5. 前記中子位置調整手段はくさび状を呈したブロック部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の金型装置。
  6. 前記ブロック部材の、前記ブロック部材と前記中子との面接触部分および前記ブロック部材と前記型板との面接触部分の表面粗さRaはともに1.6μm以下である、
    ことを特徴とする請求項5記載の金型装置。
  7. 前記くさび状を呈したブロック部材のテーパー角は、0.5°以上5°未満である、
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の金型装置。
  8. 前記ブロック部材の、前記中子と面接触する側面及び前記型板と面接触する側面と、前記金型開閉方向に直交する平面とにより得られる2つの交線のなす角度が5分以下である、
    ことを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項記載の金型装置。
  9. 前記変位センサは、前記中子の側面に対向して2個以上、該側面に垂直な中子の側面に対向して1個以上設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項記載の金型装置。
  10. 前記変位センサは、渦電流式変位センサである、
    ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項記載の金型装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項記載の金型装置により成形したことを特徴とする光学素子。
JP2003112378A 2003-04-17 2003-04-17 金型装置 Expired - Fee Related JP4142485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003112378A JP4142485B2 (ja) 2003-04-17 2003-04-17 金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003112378A JP4142485B2 (ja) 2003-04-17 2003-04-17 金型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004314464A true JP2004314464A (ja) 2004-11-11
JP4142485B2 JP4142485B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=33472599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003112378A Expired - Fee Related JP4142485B2 (ja) 2003-04-17 2003-04-17 金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4142485B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326318A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Toshin Seiko:Kk 樹脂成形品の離型方法および射出成形装置
CN101909840A (zh) * 2007-12-28 2010-12-08 柯尼卡美能达精密光学株式会社 成型模具及光学元件成型方法
CN109323689A (zh) * 2018-12-03 2019-02-12 中铁六局集团有限公司 全站仪测量辅助装置和全站仪测量系统
CN113787678A (zh) * 2021-08-31 2021-12-14 东莞晶彩光学有限公司 一种多通道透镜的注塑模具及其成型方法
CN114619638A (zh) * 2022-03-10 2022-06-14 深圳市众为精密科技有限公司 一种基于复合式抽芯机构内壁脱模的5g手机精密结构件
KR20220126299A (ko) * 2016-06-13 2022-09-15 포스타그 프로멘바우 아게 조정식 코어 센터링 디바이스를 구비한 사출 성형 공구

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326318A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Toshin Seiko:Kk 樹脂成形品の離型方法および射出成形装置
CN101909840A (zh) * 2007-12-28 2010-12-08 柯尼卡美能达精密光学株式会社 成型模具及光学元件成型方法
KR20220126299A (ko) * 2016-06-13 2022-09-15 포스타그 프로멘바우 아게 조정식 코어 센터링 디바이스를 구비한 사출 성형 공구
KR102531823B1 (ko) 2016-06-13 2023-05-12 포스타그 프로멘바우 아게 조정식 코어 센터링 디바이스를 구비한 사출 성형 공구
CN109323689A (zh) * 2018-12-03 2019-02-12 中铁六局集团有限公司 全站仪测量辅助装置和全站仪测量系统
CN109323689B (zh) * 2018-12-03 2023-10-03 中铁六局集团有限公司 全站仪测量辅助装置和全站仪测量系统
CN113787678A (zh) * 2021-08-31 2021-12-14 东莞晶彩光学有限公司 一种多通道透镜的注塑模具及其成型方法
CN114619638A (zh) * 2022-03-10 2022-06-14 深圳市众为精密科技有限公司 一种基于复合式抽芯机构内壁脱模的5g手机精密结构件
CN114619638B (zh) * 2022-03-10 2024-03-26 深圳市众为精密科技有限公司 一种基于复合式抽芯机构内壁脱模的5g手机精密结构件

Also Published As

Publication number Publication date
JP4142485B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6875384B1 (en) Precision article molding methods and apparatus
WO2011040150A1 (ja) 金型調芯装置、成形機、及び成形方法
WO1996019340A1 (en) Lens thickness adjustment in plastic injection mold
JP2004314464A (ja) 金型装置及び光学素子
JP2001260196A (ja) 成形機の型締機構
JP2008132711A (ja) 転写装置および転写方法
CN111164371B (zh) 注射成型装置以及用于检测注射成型装置中的未对准的方法
JP2006289783A (ja) 樹脂成形用金型及び樹脂成形装置
JP4242620B2 (ja) 光軸位置補正機能を有する金型装置
JP2008162102A (ja) 射出成形金型および射出成形金型の型ずれ検出システム
JP5485806B2 (ja) 金型位置決め固定装置
US20110262577A1 (en) Mold for molding optical fiber connectors
JP2006327005A (ja) 成形用金型および成形品の製造方法
JP2007301744A (ja) 樹脂レンズ成形金型および樹脂レンズ成形方法
JP2005088367A (ja) 金型装置及び光学素子
JPH044117A (ja) 成形金型、該金型用の射出成形機及び成形品
JP4803467B2 (ja) 光ピックアップ装置用光学素子成形装置及び光ピックアップ装置用光学素子の製造方法
JP2007152619A (ja) 射出成形用金型及びレンズ鏡筒
JP2004189523A (ja) 光学素子成形装置
JP2001047477A (ja) 射出成形機の金型取付装置
JP4619741B2 (ja) 塗工用スロットダイおよび塗工用スロットダイのリップと塗工ロールとの隙間測定方法および隙間設定方法
JPH071516A (ja) 接合型光学部品の製造金型装置と製造方法
JP5263608B2 (ja) 成形装置
JP2004284116A (ja) 光学素子成形型、光学素子成形方法及び光学素子
JPH0411367B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080612

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees