JP2004314397A - インクジェットヘッド - Google Patents

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JP2004314397A
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ink
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inkjet head
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reservoir
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Kiyonari Sato
聖也 佐藤
Akira Sano
朗 佐野
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】従来のインクジェットヘッドでは、インクジェットヘッド両端に位置する圧力室と中央部に位置する圧力室では、リザーバ内インクの流速差により供給されるインク量がバラツキ、インクジェットヘッド両端に位置するノズルから吐出するインク量が少なくなり、所望の印字品質が得られないので好ましくない。
【解決手段】インクリザーバ10内のインク供給口8を備える壁より延びる仕切り部10dを少なくとも1つ以上設けた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタのインクジェットヘッドに関するものである。更に詳しくは、インクノズル間のインク吐出量のバラツキを軽減させる構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットヘッドとしては、インク液滴を発生(吐出)させるためのメカニズムに応じて各種の方式のものが知られている。例えば、ヒータを加熱してインクを沸騰させ、それによって生じる気泡圧でインク液滴を吐出するインクジェットヘッドがある。また、インクを貯蔵した圧力室に貼付けられた圧電素子に電圧を印加することにより圧力室の容積を膨張および収縮させて、インク液滴を吐出する形式のインクジェットヘッドがある。
【0003】
さらに、静電気を利用してインクを貯蔵した圧力室の容積を変化させて、インク液滴の吐出を行う形式のものもある。いずれの形式のインクジェットヘッドにおいても、圧力室の圧力変動を利用して記録に必要なときにのみインク液滴を吐出させるようになっている。
【0004】
これらの形式のインクジェットヘッドは、一般的に、複数のインクノズルのそれぞれに対応して配置され、圧力変動によって対応するインクノズルからインク液滴を吐出させる圧力室と、各圧力室にインクを供給するインクリザーバと、各圧力室に前記インクリザーバに連通させているインク供給口とを有している。圧力室、インクリザーバ、及びインク供給口は、平板状の基板を重ね合わせることにより、それらの基板間に平面方向に配列された状態に区画形成される。
【0005】
このような構成を持つインクジェットヘッドとして、例えば特許文献1が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−115179号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来構造のインクジェットヘッドではインク液滴を吐出させるために圧力室に圧力変動を発生させると、インク供給口を通じでインクリザーバより逐次インクが供給される。この時、インクジェットヘッド両端に位置する圧力室と中央部に位置する圧力室では、リザーバ内インクの流速差により供給されるインク量がバラツキ、インクジェットヘッド両端に位置するノズルから吐出するインク量が少なくなり、所望の印字品質が得られない等の不具合があった。
【0008】
そこで、本発明の課題は、インクジェットヘッドのノズル位置によるインク吐出量の差が無い、高印字品質が得られるインクジェットヘッドを提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は、
第1の基板及び第2の基板を相互に重ね合わせることにより、これらの間に、インクを吐出する複数のインクノズルのそれぞれに対応して配置され、圧力変動によって対応するインクノズルからインク液滴を吐出させる圧力室と、各圧力室にインクを供給するインクリザーバと、各圧力室を前記インクリザーバに連通させているインク供給口とが平面方向に配列された状態に区画形成されているインクジェットヘッドにおいて、
前記インクリザーバ内の前記インク供給口を備える壁より前記平面方向に延びる仕切り部を少なくとも1つ以上設けたことを特徴とする。
【0010】
ここで、前記仕切り部の長さが少なくとも2種類以上であることが望ましい。
【0011】
さらに、本発明のインクジェットヘッドでは、前記圧力室のそれぞれに圧力変動を発生させる手段を、静電気を利用したものにできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(全体構成)
図1は本発明を適用したインクジェットヘッドの外観形状を示す斜視図である。また、図2はそのインクジェットヘッドの一部の分解斜視図、図3はその部分断面図である。
【0013】
これらの図に示すように、インクジェットヘッド1は、インク液滴を基板の上面に設けたインクノズルから吐出させるフェイスインクジェットヘッドタイプであり、静電気方式のものである。インクジェットヘッド1は、ノズルプレート(第1の基板)2、キャビティプレート(第2の基板)3、ガラス基板4がこの順序で相互に接合された積層構造をしている。
【0014】
キャビティプレート3は、例えばシリコン基板であり、プレートの表面には底壁が振動板5として機能する圧力室6を構成することになる凹部7と、凹部7の後部に設けられたインク供給口8を構成することになる細溝9と、各々の圧力室6にインクを供給するためのインクリザーバ10を構成することになる凹部11とがエッチングによって形成されている。このキャビティプレート3の下面は鏡面研磨によって平滑化されており、ガラス基板4に対する取付け部とされている。
【0015】
このキャビティプレート3の上面(溝形成側の基板表面)に接合されるノズルプレート2において、圧力室6の上面を規定する壁部分には各圧力室6に連通する複数のインクノズル21が形成されている。インクノズル21は段状断面をしており、インク液滴の吐出方向の前側には円形の小断面ノズル部分21aが形成され、後側には円形の大断面ノズル部分21bが形成されている。
【0016】
このノズルプレート2およびキャビティプレート3を相互に重ね合わせることにより、これらのプレート2、3の間に、圧力室6、インク供給口8、およびインクリザーバ10とが平面方向Hに配列された状態に区画形成される。
【0017】
キャビティプレート3の下面に接合されるガラス基板4において、インクリザーバ10の底面に対応する壁部分にはインク供給孔19が形成されている。このインク供給孔19はインクリザーバ10まで延びている。インク供給孔19には接続パイプを介してインクタンク等の外部のインク供給源が接続されている。インク供給源からインク供給孔19を介してインクリザーバ10にインクが供給可能な状態となっている。
【0018】
ガラス基板4において、各々の振動板5に対峙する部分には、振動室12を構成することになる凹部13が形成されている。この凹部13の底面には、振動板5に対峙する個別電極14が配置されている。個別電極14はリード部15を介して端子部16に接続されている。端子部16を除く個別電極14およびリード部15は絶縁膜17に被覆されている。各端子部16にはリード線18がボンディングされている。
【0019】
キャビティプレート2に形成した各圧力室6の底面を規定している振動板5は、共通電極として機能し、この共通電極と各個別電極14の端子部16との間にはドライバ20が接続されている。ドライバ20によって個別電極14に印加しそれを解くと、電圧が印加された個別電極14と対峙している振動板5が静電気力によって振動し、これに伴って圧力室6の圧力が変動してインクノズル21からインク液滴23が吐出される。
【0020】
例えば、正の電圧パルスを印加して個別電極14の表面を正の電位に帯電させると、対応する振動板5の下面は負の電位に帯電される。したがって、振動板5は静電気力によって吸引されて下方へ撓む。次に、個別電極14へ印加している電圧パルスをオフにすると、振動板5が元の位置に復帰する。
【0021】
この復帰動作によって、圧力室6の内圧が急激に上昇して、インクノズル21からインク液滴23が吐出される。そして、振動板5が下方へ撓むことにより、インクがインクリザーバ10からインク供給口8を経由して、圧力室6に補給される。
【0022】
なお、インクジェットヘッド1で使用されるインクとしては、水、アルコール、トルエン等の主溶媒にエチレングリコール等の界面活性材と、染料または顔料とを溶解または分散させることにより調製される。さらに、インクジェットヘッドにヒータを設けておけば、ホットメルトインクも使用できる。
【0023】
ここで、インクリザーバ10を区画形成しているノズルプレート2およびキャビティプレート3からなる仕切り壁部分10aは、相互に対峙していると共に平面方向Hに延びる第1の仕切り壁部分10bおよび第2の仕切り壁部分10cを備えている。これらの仕切り壁部分10b、10cのうち、インクリザーバ10の圧力変動を緩衝させるために、薄い厚さの圧力変動緩衝部分22が計6個形成されている。
【0024】
さらに、インクリザーバ10内のインク供給口8近傍から平面方向Hに延びる仕切り部10dをインク供給口8の両側に設けている。仕切り部10dを設けることにより、インクリザーバ10の中央部と端部に位置するインク供給口8の流路抵抗差が少なくなり、各圧力室6に供給されるインク量が安定する。
【0025】
また、仕切り部10dの整流効果でより安定してインク供給口8から圧力室6にインク供給できる。従って、インクノズル21から吐出するインク量の差が小さくなり良好な印字品質が得られる。
【0026】
本実施例では仕切り部10dの長さを同じにしているが、インク供給孔19の距離に応じて近い仕切り部10dの長さ短くすれば、流路抵抗差をさらに少なくなりさらに良好な印字品質が得られる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のインクジェットヘッドでは、インクリザーバより各圧力室に供給されるインク量の差が少なくなり、各ノズルより吐出するインク吐出量の差も無くなることにより高印字品質が得られる。
さらに、仕切り部の長さを2種類以上とすることで、より確実な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの外観形状を示す斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェットヘッドの一部を示す分解斜視図である。
【図3】図1に示すインクジェットヘッドの一部を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド
2 ノズルプレート(第1の基板)
3 キャビティプレート(第2の基板)
4 ガラス基板
5 振動板
6 圧力室
8 インク供給口
10 インクリザーバ
10a 仕切り壁部分
10b 第1の仕切り壁部分
10c 第2の仕切り壁部分
10d 仕切り部
12 個別電極
21 インクノズル
22 圧力変動緩衝部分
H 平面方向

Claims (3)

  1. 第1の基板及び第2の基板を相互に重ね合わせることにより、これらの間に、インクを吐出する複数のインクノズルのそれぞれに対応して配置され、圧力変動によって対応するインクノズルからインク液滴を吐出させる圧力室と、各圧力室にインクを供給するインクリザーバと、各圧力室を前記インクリザーバに連通させているインク供給口とが平面方向に配列された状態に区画形成されているインクジェットヘッドにおいて、
    前記インクリザーバ内の前記インク供給口を備える壁より前記平面方向に延びる仕切り部を少なくとも1つ以上設けたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1において、
    前記仕切り部の長さが少なくとも2種類以上であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項1ないし2のうちの何れかの項において、
    前記圧力室のそれぞれに圧力変動を発生させる圧力変動手段は、静電気力を利用したものであることを特徴とするインクジェットヘッド。
JP2003110369A 2003-04-15 2003-04-15 インクジェットヘッド Withdrawn JP2004314397A (ja)

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