JP2004313968A - 清掃用繊維製品の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定の洗浄剤組成物を希釈媒体で希釈して得られる第1の洗浄媒体を、清掃用繊維製品と接触させる第1の工程を有する清掃用繊維製品の洗浄方法であって、前記第1の洗浄媒体の20℃における電気伝導度(EC1)と前記希釈媒体の20℃における電気伝導度(EC2)の差〔(EC1)−(EC2)〕が、2500μS/cm以下である洗浄方法。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維製品の洗浄方法及び洗浄剤組成物に関し、特にダストコントロールの分野で用いられる繊維製品、例えば、店舗、オフィス、ホテル等の玄関マットやフロアマット、あるいはフロアクリーニング用モップ等の清掃用繊維製品の洗浄方法及び洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
油、泥、ほこり等の微細な粒子汚れを捕捉、保持して生活環境を向上させるダストコントロールの分野では、ダストを捕捉、保持するための油剤が含浸されたモップ、クロス、マット等の繊維を含む含油清掃用具が使用されるが、ダストがさほど多くない場合には、含油しない清掃用具も使用される。具体的には、店舗、オフィス、ホテル等で用いられる玄関マットやフロアーマット、フロアークリーニング用のモップ等が挙げられる。
【0003】
これら含油清掃用具は、通常、使用−洗浄−油剤加工(再生処理)という一連の工程を経て、繰り返し使用される。このような繰り返し使用は、現在世界的に問題となっている環境汚染や資源浪費等を防止するという観点から非常に重要である。
【0004】
このような含油清掃用具においては、泥等の汚れが大量に共存するため、リン酸塩等のビルダーを含有する洗浄剤が使用されている。また、マットやモップには、汚れを吸着させるため流動パラフィンが主成分の油剤が塗布されており、この油剤の除去に関しては、非イオン界面活性剤が有効であるとされている。前述のリン酸塩は、非イオン界面活性剤の担体としても有効であり、従来は、リン酸塩を含有する洗浄剤を用いた洗浄方法が主流を占めていた。しかし、環境への配慮や製造トラブルの解消などの観点から、徐々にリン酸塩を使用しない方向での検討がされてきている。
【0005】
このような背景から特許文献1には、非石鹸系アニオン界面活性剤、無機塩類、2価金属イオン捕捉剤を含有する、実質的にリン酸塩及びアルミノシリケートを含まない洗浄剤組成物が開示されている。また、特許文献2には、特定の非イオン性高分子化合物と少量の非イオン界面活性剤とを含有する水性乳化液体からなる洗浄性能強化剤組成物が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−194397号公報
【特許文献2】
特開2002−167596号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記文献記載の手段では、含油清掃用具が化学繊維(合成繊維)、特にアクリル繊維を含む場合、泥等の粒子汚れ成分が再汚染し、洗浄性が著しく低下してしまう。
【0008】
本発明の課題は、清掃用具、特に含油清掃用具が化学繊維(合成繊維)、特にアクリル繊維を含む場合でも、再汚染がなく、優れた洗浄性が得られる洗浄方法及び洗浄剤組成物を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、非イオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成物を含む一種以上の洗浄剤組成物を希釈媒体で希釈して得られる第1の洗浄媒体を、清掃用繊維製品と接触させる第1の工程を有する清掃用繊維製品の洗浄方法であって、前記第1の洗浄媒体の20℃における電気伝導度(EC1)と前記希釈媒体の20℃における電気伝導度(EC2)の差〔(EC1)−(EC2)〕が、2500μS/cm以下である洗浄方法に関する。
【0010】
また、本発明は、非イオン界面活性剤を含有する清掃用繊維製品洗浄剤組成物であって、該清掃用繊維製品洗浄剤組成物をイオン交換水で100倍希釈した希釈物の20℃における電気伝導度が500μS/cm以下である清掃用繊維製品洗浄剤組成物に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】
ダストコントロールの分野で用いられる繊維製品は、通常、回転ドラム式の洗濯機を用いて高温洗浄が行われる。また、その際に、用いられる洗浄剤にはキレート剤やアルカリ剤等のビルダー成分が配合され、洗浄媒体はアルカリ性が高くなる。
【0012】
<第1の洗浄媒体>
本発明に用いられる第1の洗浄媒体は、非イオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成物を含む一種以上の洗浄剤組成物を希釈媒体で希釈して得られる。本発明では、泥等の粒子汚れ成分の再汚染を防止し、洗浄性を向上するために、当該第1の洗浄媒体の20℃における電気伝導度(EC1)と前記希釈媒体の20℃における電気伝導度(EC2)の差〔(EC1)−(EC2)〕が、2500μS/cm以下、好ましくは1000μS/cm以下、より好ましくは3〜500μS/cm、更に好ましくは3〜100μS/cm、特に好ましくは3〜50μS/cmである。ここで、電気伝導度は、横河電機(株)製電気伝導度計MODEL SC82により測定される。また、希釈媒体は、水、有機溶媒等が挙げられ、水はイオン交換水、水道水、地下水等を使用することができる。希釈媒体の少なくとも95重量%は水であることが好ましい。通常、電気伝導度の値は、EC1>EC2となる。
【0013】
第1の洗浄媒体は、非イオン界面活性剤を含有する。非イオン界面活性剤としては、下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤が好ましい。
R1−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (I)
〔式中、R1は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基又はアルコキシ基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rは、それぞれ平均付加モル数であり、p≧0、q=0〜4.5、r≧0である。ただし、p、q、rが同時に0になることはない。〕
【0014】
一般式(I)中、R1は平均炭素数10〜14のアルキル基、アルコキシ基、更にアルキル基が好ましく、qは0〜2が好ましく、p+rは4〜15が好ましい。一般式(I)の非イオン界面活性剤の具体例として、ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(7)−sec−アルキル(炭素数12〜14)エーテル、ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(1.5)ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ラウリン酸エステル等が挙げられる。ここで、当該化合物に関し( )内はエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドの平均付加モル数である(以下同様)。
【0015】
第1の洗浄媒体は、更に脂肪酸塩及びカルボン酸系ポリマーから選ばれる1種以上を含有することが好ましい。
【0016】
脂肪酸塩としては、炭素数8〜18の脂肪酸のアルカリ金属塩が好ましく、具体的には、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等のアルカリ金属塩、特にナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
【0017】
また、カルボン酸系ポリマーとしては、アクリル酸、マレイン酸、αーヒドロキシアクリル酸等の不飽和カルボン酸のホモポリマー、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー等が挙げられる。特に、モノマーとしてアクリル酸、マレイン酸及びαーヒドロキシアクリル酸を含むものが好ましい。カルボン酸系ポリマーは一部又は全部が塩となっていてもよい。また、カルボン酸系ポリマーの重量平均分子量は1000〜10000、更に3000〜8000が好ましい。
【0018】
第1の洗浄媒体は、上記成分以外に、(1)エタノール等のアルコール類及びエチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、(2)パラトルエンスルホン酸又はその塩、安息香酸又はその塩、尿素等の減粘剤や可溶化剤(防腐剤としての効果を持つものもある)、(3)相調整、洗浄力向上のためのポリオキシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル、(4)ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤、(5)蛍光染料、(6)柔軟性付与を目的としたシリコーン、(7)消泡剤としてのシリカ、シリコーン、(8)香料、抗菌防腐剤等を含有することができる。
【0019】
<洗浄方法>
本発明の洗浄方法は、上記特定の第1の洗浄媒体を、清掃用繊維製品と接触させる第1の工程を有する。
【0020】
第1の洗浄媒体は、非イオン界面活性剤を0.01〜1重量%、更に0.02〜0.2重量%含有することが好ましい。このような比率となるように第1の洗浄媒体は非イオン界面活性剤を含有することが好ましい。
【0021】
また、脂肪酸塩を含有する場合は、第1の洗浄媒体中、0.001〜0.1重量%、更に0.002〜0.02重量%が好ましい。このような比率となるように第1の洗浄媒体は脂肪酸塩を含有することが好ましい。
【0022】
また、カルボン酸系ポリマーを含有する場合は、第1の洗浄媒体中、0.001〜0.05重量%、更に0.002〜0.02重量%が好ましい。このような比率となるように第1の洗浄媒体はカルボン酸系ポリマーを含有することが好ましい。
【0023】
なお、第1の洗浄媒体に配合される成分は、一括添加しても、別々に添加してもいずれでもよい。
【0024】
本発明では、第1の洗浄媒体は、5〜80℃、更に5〜60℃で繊維製品と接触させることが好ましい。
【0025】
本発明の洗浄方法の対象となる繊維製品は、ダストコントロールの分野で用いられる繊維製品、例えば、店舗、オフィス、ホテル等の玄関マットやフロアマット、あるいはフロアクリーニング用モップ等の清掃用繊維製品が挙げられ、更に清掃用含油繊維製品、清掃用含油マット、清掃用含油モップ等が挙げられる。これら繊維製品は、合成繊維、天然繊維の何れを含むものであってもよく、工業的には合成繊維を含むものが汎用されており、本発明の方法は特にアクリル繊維を含むものに好適である。
【0026】
本発明の洗浄方法は、第1の工程の後に、更に、第1の洗浄媒体とは異なる第2の洗浄媒体を、繊維製品と接触させる第2の工程を有することが好ましい。すなわち、一般に、ダストコントロールの分野では、回収された繊維製品は、砂落とし、予備洗浄、本洗浄、染色、油含浸等の処理工程を経て再利用される。本発明の第1の工程は、予備洗浄として好適であり、本発明の第2の工程は本洗浄として好適である。
【0027】
第2の工程で用いられる第2の洗浄媒体の調製に用いられる洗浄剤組成物は、通常、ダストコントロールの分野で用いられるものを使用でき、洗浄条件も通常のものが採用できる。
【0028】
<洗浄剤組成物>
本発明は、非イオン界面活性剤を含有する清掃用繊維製品洗浄剤組成物であって、該清掃用繊維製品洗浄剤組成物をイオン交換水で100倍希釈した希釈物の20℃における電気伝導度が500μS/cm以下である清掃用繊維製品洗浄剤組成物に関する。上記本発明の洗浄方法に用いられる第1の洗浄媒体は、かかる洗浄剤組成物を希釈して調製されることが好ましい。
【0029】
清掃用繊維製品洗浄剤組成物は、第1の洗浄媒体で記載したような非イオン界面活性剤や、脂肪酸塩及びカルボン酸系ポリマーから選ばれる1種以上を含有する。また、必要に応じて、(1)エタノール等のアルコール類及びエチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、(2)パラトルエンスルホン酸又はその塩、安息香酸又はその塩、尿素等の減粘剤や可溶化剤(防腐剤としての効果を持つものもある)、(3)相調整、洗浄力向上のためのポリオキシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル、(4)ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤、(5)蛍光染料、(6)柔軟性付与を目的としたシリコーン、(7)消泡剤としてのシリカ、シリコーン、(8)香料、抗菌防腐剤等を含有することができる。
【0030】
この洗浄剤組成物の希釈前の好ましい組成の一例は次の通りである。
非イオン界面活性剤 1〜95重量%
脂肪酸塩 0〜10重量%
カルボン酸系ポリマー 0〜10重量%
水 残部
【0031】
また、かかる洗浄剤組成物は、該組成物をイオン交換水で100倍希釈した希釈物の20℃における電気伝導度が500μS/cm以下であり、電気伝導度が400μS/cm以下、更に300μS/cm以下、特に100μS/cm以下であることが好ましい。
【0032】
上記洗浄剤組成物を水と混合することで、本発明に係る第1の洗浄媒体が得られるが、第1の洗浄媒体は上記洗浄剤組成物0.05〜3重量%と残部の水を含有することが好ましい。
【0033】
【作用機作】
本発明によれば、ダストコントロールの分野で用いられる繊維製品、例えば、店舗、オフィス、ホテル等の玄関マットやフロアマット、あるいはフロアクリーニング用モップ等の清掃用繊維製品を洗浄する際の再汚染が防止され、且つ優れた洗浄効果を示す洗浄方法及び洗浄剤組成物が得られる。
【0034】
本発明の洗浄方法により優れた再汚染防止性と洗浄性が得られる理由は明確ではないが、本発明のような繊維製品の洗浄における泥粒子の再汚染を考える場合、再汚染防止性は、泥粒子と繊維の静電的反発力が大きく寄与し、電気二重層の厚さは塩濃度に反比例するというDLVO理論とも矛盾しない。本発明の方法で用いられる洗浄媒体は、非イオン界面活性剤及び水を含有し電気伝導度が2500μS/cm以下であるため、塩濃度が適正となり、泥粒子等の再汚染が防止できるものと考えられる。
【0035】
【実施例】
表1の組成を有する第1の洗浄媒体(残部は水)を用いて再汚染防止性と洗浄性を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
【0036】
(1)再汚染防止性
アクリルモスリン(染色試材(株)谷頭商店製)を6cm×6cmに裁断し、25℃で粘度140mPa・sの鉱物油に含浸させ、調製布とした。
【0037】
60℃、1Lの水道水に、表1の成分を表1の比率で投入し、第1の洗浄媒体とし、これに鹿沼赤土2.5gを入れてターゴトメータ(回転数80r/min)にて5分間撹拌、分散させ汚染液を調製した。
【0038】
この汚染液に、調製布を入れ、ターゴトメータ(回転数80r/min)にて予備洗浄を60℃で5分間行い、次いで、ランエースP−51〔花王(株)製〕を2g/Lの濃度で用いて本洗浄を60℃で5分間行い、すすぎ1分、脱水、プレス乾燥を行った。
【0039】
洗浄後の試験布の460nmにおける反射率を自己色彩計(島津製作所製)にて測定し、下記式により再汚染防止率を算出した。
再汚染防止率(%)=〔(汚染後の反射率)/(原布の反射率)〕×100
【0040】
(2)洗浄性
アクリルモスリン(染色試材(株)谷頭商店製)を6cm×6cmに裁断し、25℃で粘度140mPa・sの鉱物油に含浸させ、更に鹿沼赤土を付着させて汚染布を調製した。以下、上記再汚染防止性の評価と同様に、第1の洗浄媒体を調製し、予備洗浄、本洗浄、すすぎ、脱水、プレス乾燥を行った。洗浄後の汚染布を目視観察し、以下の基準で評価した。
◎:汚れ落ちがはっきりとわかる。
○:汚れ落ちがわかる。
×:汚れ落ちがわからない。
【0041】
【表1】
【0042】
(注)
表1中の成分は、以下の通りである。
・a−1:ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(1.5)ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル
・b−1:ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量3000)の40重量%水溶液
【0043】
実施例8〜10
清掃用繊維製品洗浄剤組成物の一例を表2に示す。尚、電気伝導度は、各清掃用繊維製品洗浄剤組成物をイオン交換水にて100倍希釈した希釈物の20℃における電気伝導度である。
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、清掃用具、特に含油清掃用具が化学繊維(合成繊維)、特にアクリル繊維を含む場合でも、再汚染がなく、優れた洗浄性が得られる、清掃用繊維製品の洗浄方法及び洗浄剤組成物が提供される。
Claims (8)
- 非イオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成物を含む一種以上の洗浄剤組成物を希釈媒体で希釈して得られる第1の洗浄媒体を、清掃用繊維製品と接触させる第1の工程を有する清掃用繊維製品の洗浄方法であって、前記第1の洗浄媒体の20℃における電気伝導度(EC1)と前記希釈媒体の20℃における電気伝導度(EC2)の差〔(EC1)−(EC2)〕が、2500μS/cm以下である洗浄方法。
- 非イオン界面活性剤が、下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤である請求項1記載の洗浄方法。
R1−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (I)
〔式中、R1は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基又はアルコキシ基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rは、それぞれ平均付加モル数であり、p≧0、q=0〜4.5、r≧0である。ただし、p、q、rが同時に0になることはない。〕 - 前記第1の洗浄媒体が、更に脂肪酸塩及びカルボン酸系ポリマーから選ばれる1種以上を含有する請求項1又は2記載の洗浄方法。
- 前記清掃用繊維製品が、アクリル繊維を含む請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄方法。
- 前記第1の工程の後に、更に、前記第1の洗浄媒体とは異なる第2の洗浄媒体を繊維製品と接触させる第2の工程を有する請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄方法。
- 非イオン界面活性剤を含有する清掃用繊維製品洗浄剤組成物であって、該清掃用繊維製品洗浄剤組成物をイオン交換水で100倍希釈した希釈物の20℃における電気伝導度が500μS/cm以下である清掃用繊維製品洗浄剤組成物。
- 非イオン界面活性剤が、下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤である請求項6記載の洗浄剤組成物。
R1−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (I)
〔式中、R1は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基又はアルコキシ基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rは、それぞれ平均付加モル数であり、p≧0、q=0〜4.5、r≧0である。ただし、p、q、rが同時に0になることはない。〕 - 更に脂肪酸塩及びカルボン酸系ポリマーから選ばれる1種以上を含有する請求項6又は7記載の洗浄剤組成物。
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