JP2004313637A - 送風式薬剤放散装置 - Google Patents

送風式薬剤放散装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004313637A
JP2004313637A JP2003115209A JP2003115209A JP2004313637A JP 2004313637 A JP2004313637 A JP 2004313637A JP 2003115209 A JP2003115209 A JP 2003115209A JP 2003115209 A JP2003115209 A JP 2003115209A JP 2004313637 A JP2004313637 A JP 2004313637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
medicine
opening
ventilation
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003115209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4544567B2 (ja
Inventor
Kazunori Yamamoto
和則 山本
Satoshi Yamazaki
聡 山崎
Koji Takei
康治 武井
Takeo Jo
雄郎 城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fumakilla Ltd
Original Assignee
Fumakilla Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fumakilla Ltd filed Critical Fumakilla Ltd
Priority to JP2003115209A priority Critical patent/JP4544567B2/ja
Publication of JP2004313637A publication Critical patent/JP2004313637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4544567B2 publication Critical patent/JP4544567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

【課題】休止期間中に揮散性薬剤が自然に気中に放出することを防止できると共に、コストが安く、簡単な操作で使用状態、休止状態にできる送風式薬剤放散装置とする。
【解決手段】送風機2を駆動することで装置本体1の容器支持部5に空気が流通するようにし、表面3aに第1通気部6、裏面3bに第2通気部7を有し揮散性薬剤4を収納した薬剤収納容器3を、前記容器支持部5に周方向に回転した第1位置、第2位置に支持できるようにし、第1位置で支持した使用状態の時には送風機2を駆動することで第1通気部6と第2通気部7に空気が流通し、第2の位置で支持した休止状態の時には第1・第2通気部6,7が閉塞されるようにした送風式薬剤放散装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送風機を用いて揮散性薬剤を気中に放出する送風式薬剤放散装置に関し、さらに詳しくは、一度使用した後に使用を中止した休止時に揮散性薬剤が自然に気中に放出することを防止できる送風式薬剤放散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に、吸い込み口と吐き出し口を有する装置本体と、この装置本体内に設けた送風機と、揮散性薬剤を備え、送風機を駆動することで揮散性薬剤に送風して揮散性薬剤を吐き出し口から気中に放出する送風式薬剤放散装置が開示されている。
【0003】
特許文献2に、装置本体の空気吸入窓、空気排出窓に蓋を、それぞれ開閉自在に設けた送風式の薬剤放散装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−343681号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3027928号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示された送風式薬剤放散装置は、揮散性薬剤を装置本体にセットし、送風機を駆動して使用している際に、送風機を停止して使用を中止した休止時には揮散性薬剤が吸い込み口、吐き出し口から気中に連通するので、揮散性薬剤が自然に気中に放出されることを防止できない。
このために、休止期間中に揮散性薬剤が順次気中に放出されて減少し、無駄である。
【0006】
前述のことを解消するには、特許文献2に開示されたように、装置本体の吸い込み口と吐き出し口に蓋を設け、使用時には蓋を開放して空気が装置本体内に流通する使用状態とし、休止時には蓋を閉塞して空気が装置本体内に流通しない休止状態とすることが考えられる。
【0007】
しかし、前述のようにすると、蓋を設けなければならず、部品点数が多くコストが高くなる。
また、吸い込み口と吐出き口に設けた2つの蓋を開閉操作して使用状態と休止状態とするので、その操作が面倒である。
【0008】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであって、その目的は、休止期間中に揮散性薬剤が気中に自然に放出されることを防止できると共に、コストが安く、簡単な操作で使用状態、休止状態にできる送風式薬剤放散装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、容器支持部5を有する装置本体1と、この装置本体1に設けた送風機2と、前記容器支持部5に支持される薬剤収納容器3と、この薬剤収納容器3内に収納した揮散性薬剤4を備え、
前記送風機2を駆動することで容器支持部5に空気が流通し、
前記薬剤収納容器3は、表面3aに第1通気部6、裏面3bに第2通気部7を有し、第1位置と第2位置で前記容器支持部5に支持され、
前記薬剤収納容器3を第1位置で支持した場合には第1通気部6と第2通気部7に空気が流通可能で、第2位置で支持した場合には第1通気部6、第2通気部7が容器支持部5でそれぞれ閉塞されるようにしたことを特徴とする送風式薬剤放散装置である。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において第1通気部6の開口面積は表面3aの面積のほぼ半分で、第2通気部7の開口面積は裏面3bの面積のほぼ半分である送風式薬剤放散装置である。
【0011】
第3の発明は、第1又は第2の発明において容器支持部5に薬剤収納容器3が第1位置と第2位置に回転可能に支持されている送風式薬剤放散装置である。
【0012】
第4の発明は、第3の発明において容器支持部5の一側面5a、他側面5bは薬剤収納容器3の表面3a、裏面3bよりも大きく、
前記一側面5a、他側面5bには第1開口41、第2開口42が周方向に間隔を置いてそれぞれ複数形成され、
前記薬剤収納容器3の表面3a、裏面3bには、第3開口43、第4開口44が周方向に間隔を置いてそれぞれ複数形成され、その複数の第3開口43で第1通気部6を形成し、複数の第4開口44で第2通気部7を形成し、
送風機2を駆動することで第1開口41と第2開口42に空気が流通し、
前記薬剤収納容器3が第1位置の時には、第1開口41と第3開口43、第2開口42と第2開口44がそれぞれ連通し、
前記薬剤収納容器3が第2位置の時には、第3開口43、第4開口44が容器支持部5でそれぞれ閉塞される送風式薬剤放散装置である。
【0013】
第5の発明は、第1又は第2の発明において、容器支持部5に薬剤収納容器3が第1位置と第2位置にスライド可能に支持されている送風式薬剤放散装置である。
【0014】
【作 用】
第1の発明によれば、薬剤収納容器3を第1位置で支持すると共に、送風機2を駆動することで、薬剤収納容器3内部に空気が流通するから、揮散性薬剤4を気中に放散できる。
また、薬剤収納容器3を第2位置で支持すると、その第1・第2通気部6,7が閉塞されるので、休止期間中に揮散性薬剤4が気中に自然に放出されることを防止できる。
【0015】
また、薬剤収納容器3を第1位置と第2位置に支持すれば良く、他の部材を設ける必要がないから、コストの安い送風式薬剤放散装置であると共に、簡単な操作で使用状態、休止状態にできる。
【0016】
第2の発明によれば、薬剤収納容器3の第1通気部6、第2通気部7の開口面積が大きく、その薬剤収納容器3内部にスムーズに空気が流通するから、揮散性薬剤4を気中にスムーズに放散できる。
【0017】
第3の発明によれば、薬剤収納容器3を容器支持部5に支持したままで、第1位置と第2位置に回転できるから、その操作が容易で、使用状態、休止状態とする操作がより簡単である。
【0018】
第4の発明によれば、薬剤収納容器3を第1位置と第2位置に回転する角度が小さく、薬剤収納容器3を素早く第1位置、第2位置に回転することができる。
【0019】
第5の発明によれば、薬剤収納容器3を容器支持部5に支持したままで、第1位置と第2位置にスライドできるから、その操作が容易で、使用状態、休止状態とする操作がより簡単である。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、装置本体1と、この装置本体1に設けた送風機2と、薬剤収納容器3と、この薬剤収納容器3内に収納した揮散性薬剤4で送風式薬剤放散装置を構成している。
前記装置本体1は容器支持部5を有する。
【0021】
前記薬剤収納容器3は、前記容器支持部5に周方向に回転して第1位置と第2位置に支持可能で、その表面3aに第1通気部6が形成され、裏面3bに第2通気部7が形成してある。
前記送風機2はファン2aとモータ2bを備え、そのモータ2bでファン2aを駆動することで容器支持部5に空気が流通するようにしてある。
【0022】
図1に示すように、薬剤収納容器3を第1位置で支持した状態で、送風機2を駆動すると第1通気部6と第2通気部7とに空気が流通し、使用状態となる。
図2に示すように、薬剤収納容器3を第2位置で支持すると、第1・第2通気部6,7が閉塞されて休止状態となる。
【0023】
このようであるから、薬剤収納容器3を第1位置で支持し、送風機2を駆動することで、薬剤収納容器3内に空気が流通して揮散性薬剤4を気中に放出できる。
また、薬剤収納容器3を第2位置で支持することで、薬剤収納容器3内部が気中と遮断され、その内部に収納した揮散性薬剤4が自然に気中に放出されることを防止できる。
【0024】
次に、各部の具体形状の一例を説明するが、これに限ることはない。
前記装置本体1は図1と図3に示すように、一側縦壁10と他側縦壁11と中間縦壁12と一端縦壁13と他端縦壁14と上壁15と下壁16で中空部1aと上向き凹部1bを有する箱形状で、その上向き凹部1bを容器支持部5としている。つまり、容器支持部5は、対向した一側面5a、他側面5bと周面5cで上面が開口した箱形状で、他側面5bが一側面5aよりも上方に突出している。
前記中間縦壁12の下部寄りに第1開口部17を形成し、この第1開口部17で中空部1aと上向き凹部1bを連通すると共に、上壁15に第2開口部18を形成し、前記中空部1aに送風機2を設け、送風機2を駆動することで容器支持部5に空気が流通するようにしてある。
【0025】
前記薬剤収納容器3は図4(a),(b)に示すように、表面板20と裏面板21と周面板22で断面円形の中空形状で、図1に示すように、その中空部に揮散性薬剤4が収納してある。
前記表面板20(前記表面3a)に第1通気部6が形成され、前記裏面板21(前記裏面3b)に第2通気部7が形成してある。
【0026】
前記第1通気部6と第2通気部7は上下方向に位置がずれている。例えば、第1通気部6が上方位置に形成され、第2通気部7が下方位置に形成してある。
そして、薬剤収納容器3を図1に示すように第1位置で支持すると第1通気部6が一側縦壁10(一側面5a)よりも上方に突出して大気に連通し、第1開口部17と第2通気部7が連通する。
前記薬剤収納容器3を周方向に回転、例えば180度回転して図2に示すように第2位置で支持すると、第1通気部6が下方位置となり、一側縦壁10(一側面5a)で閉塞され、第2通気部7が上方位置となり、中間縦壁12(他側面5b)の上部寄りで閉塞される。
【0027】
この実施の形態では、図3に示すように装置本体1の上壁15がほぼ半円形状で他側縦板11、中間縦板12の上部寄りはほぼ半円形状であり、第1開口部17はほぼ半円形の下開口縁17aと直線状の上開口縁17bでほぼ下向きの半円形状である。
また、薬剤収納容器3の表面板20、裏面板21は円板状で、周面板22は円筒形状である。その表面板20のほぼ上半分に、第1通気部6がほぼ上向き半円形状で、前記裏面板21のほぼ下半分に、第2通気部7がほぼ下向き半円形状、つまり前述の第1開口部17の外周形状と同一形状に形成してある。
【0028】
このようであるから、第1通気部6、第2通気部7の開口面積が表面板20、裏面板21(表面3a、裏面3b)の面積のほぼ半分で、空気をスムーズに流通することができる。
この実施の形態では、第1・第2通気部6,7をほぼ半円形スリット状の穴6a,7aを同心状に複数形成してある。
これは、揮散性薬剤4を粒状、好ましくは球状の薬剤含浸体4aに含浸させ、その薬剤含浸体4aを直接薬剤収納体3内部に収納したので、その薬剤含浸体4aがこぼれ落ちないようにするためであって、前述の薬剤含浸体4aを網袋などの通気性袋に入れて収納した場合には第1・第2通気部6,7を連続した半円形状とすることができる。前述の粒状の薬剤含浸体4aの他に、貫通孔を有するハニカム状、格子状など構造体を薬剤含浸体として用いることができる。
【0029】
図3に示すように、前記装置本体1の容器支持部5の両端開口縁(周面5cの両端部)、つまり一端縦壁13、他端縦壁14の上端面に凹部19がそれぞれ形成してある。
図4に示すように、前記薬剤収納容器3の周面板22に一対の支持片23が設けてある。
この一対の支持片23が各凹部19に嵌め込みされることで、薬剤収納容器3を第1位置、第2位置で安定して支持することができるようにしてある。
【0030】
図5に示すように、薬剤収納容器3の表面板20の上下中央部に横片24を径方向に向けて設け、この横片24を一側縦板10の上端面10a(一側面5aの上端部)に接して第1位置、第2位置で安定して支持するようにしても良い。
【0031】
この実施の形態では、装置本体1の底壁16は二重壁形状で、電池収納室1cを形成している。
この電池収納室1cに電池8が収納され、その電池8で送風機2のモータ2bを駆動してファン2aを回転するようにしてある。
また、送風機2のファン2aはシロッコファンであり、第1開口部17を吸い込み口、第2開口部18を吐き出し口としてあるが、ファン2aをプロペラファンとした場合には第1開口部17を吐き出し口、第2開口部18を吸い込み口としても良い。
【0032】
また、薬剤収納容器3の表面板20における第1通気部6の周囲及び裏面板21における第2通気部7の周囲に図4に仮想線で示すようにシール材25を設け、図2に示すように第2位置で支持した場合には第1通気部6、第2通気部7が確実に閉塞されるようにしても良い。
【0033】
このようであるから、前記支持片23、横片24を持って薬剤収納容器3を持ち上げて容器支持部5から取り出し、周方向に180度回転して再び容器支持部5に支持することで、薬剤収納容器3を第1位置、第2位置とすることができ、その操作が容易である。
【0034】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。この実施の形態は薬剤収納容器3を容器支持部5に第1位置と第2位置に回転自在に取付けたことが、第1の実施の形態と相違し、他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図6に示すように、容器支持部5は、薬剤収納容器3を回転自在に支承する形状とする。
例えば、装置本体1を一側縦壁10と他側縦壁11と一端縦壁13と他端縦壁14と上壁15と下壁16で中空部1aを有する箱形状で、その一側縦壁10に第1開口部17を有すると共に、その一側縦壁10における第1開口部17の下開口縁17aに沿って半円筒形板30を一体的に設け、この半円筒形板30に半円板31を一体的に設けて底面が半円形の容器支持部5を形成する。つまり、半円板31が一側面5aで、一側縦壁10が他側面5bで、半円筒形板30が周面5cである。
この半円形板31の上端面31aの径方向中央部に半円形の凹部32を形成する。
【0035】
図7に示すように、薬剤収納容器3の周面板22を半円筒形板30に回転自在に接する円筒形状とし、表面板20の中心部に、前記凹部32に嵌まり込む支軸33を設けることで、薬剤収納容器3が容器支持部5に回転自在に取付けできるようにする。
前記周面板22に、ストッパとして突片34を設け、この突片34が半円筒形板30の一端上面30aに当接すると第1位置、他端上面30bに当接すると第2位置となるようにする。
【0036】
このようにすることで、薬剤収納容器3を回転するだけで第1位置、第2位置とすることができる。
【0037】
前記ストッパは、図8に示すように表面板20の径方向一側寄りに設けた突出片35とし、この突出片35が半円形板31の上端面31aに当接することで第1位置、第2位置となるようにしても良い。
【0038】
図9に示すように、半円形板31の上端面31aの径方向中央部に突片36を設け、この突片36と一側縦壁10とに支承穴37を相対向して形成する。
図10に示すように、薬剤収納容器3の表面板20、裏面板21における中央部に回転支承部、例えば突起38を設け、この突起38を前記支承穴37に回転自在に嵌合することで、薬剤収納容器3を容器支持部5に回転自在に支承しても良い。この場合には周面板22が半円筒形板30の内面と離れていても良い。
【0039】
この実施の形態では、周面板22を指でこするようにして薬剤収納容器3を回転するので、その周面板22を摩擦抵抗大とする、例えば図10に示すように凹凸22aを有するものとする。
【0040】
また、図10に示すように、周面板22に一対の円孤状突起部29を設け、第1位置、第2位置とした時にこの一対の円孤状突起部29が半円筒形板30の両端内面30c(つまり、容器支持部5の両端開口縁)に圧接して周面板22と半円筒形板30の両端内面30cとの間を気密するようにしても良い。
このようにすることで、薬剤収納容器3を第1位置として使用する時に、その薬剤収納容器3の内部に効率良く空気が流通し、第2位置として休止する時には薬剤収納容器3の内部に空気が流通することを確実に防止し、揮散性薬剤4が自然に気中に放出されることを確実に防止できる。
【0041】
以上の各実施の形態では薬剤収納容器3を180度回転して第1位置、第2位置としたが、180度よりも小さな角度だけ回転することで第1位置、第2位置とすることもできる。
例えば、図11に示すように容器支持部5の両側面を薬剤収納容器3の表面3a、裏面3bよりも大きくする。例えば、半円筒形板30に円板40を形成して容器支持部5の一側面5aとすると共に、装置本体1の一側縦板10の円板40と対向した部分を容器支持部5の他側面5bとする。
前記円板40に、その中心部から外周部に向けて第1開口41を周方向に間隔を置いて放射状に複数形成する。前記一側縦壁10の円板40と対向した部分にも、その中心部から外周部に向けて第2開口42を周方向に間隔を置いて放射状に複数形成して前述の第1開口部17とする。
この第1開口41と第2開口42は周方向に位置がずれている。
【0042】
図12(a)、(b)に示すように、薬剤収納容器3の表面板20、裏面板21に、その中央部から外周部に向けて複数の第3・第4開口43,44を周方向に間隔を置いて放射状にそれぞれ形成して第1通気部6、第2通気部7とする。
この第3開口43と第4開口44は周方向に位置がずれている。そして、前記第1開口41と第3開口43が一致した時に第2開口42と第4開口44が一致して前述の第1位置となる。
前記第1開口41と第3開口43が一致しない時には第2開口42と第4開口44が一致せずに第3・第4開口43,44が閉塞されて前述の第2位置となる。
【0043】
この実施の形態では、第1〜第4開口41〜44は30度の開口幅で30度間隔で位置がずれ、6コ形成してある。
よって、薬剤収納容器3を30度回転することで第1位置又は第2位置となる。
【0044】
前述の各実施の形態では、薬剤収納容器3を回転して第1位置、第2位置としたが、スライドして第1位置、第2位置としても良い。
例えば、図13と図14に示すように容器支持部5に薬剤収納容器3を第1位置と第2位置に亘ってスライド可能に支持する。
容器支持部5の一側面5aと他側面5bにスリット状の第1開口51と第2開口52を上下方向に間隔を置いてそれぞれ形成し、第2開口52で第1開口部17とする。
薬剤収納容器3を表面3aと裏面3bにスリット状の第3開口53と第4開口54を上下方向に間隔を置いてそれぞれ形成し、第1通気部6、第2通気部7とする。
【0045】
そして、図13に示す第1位置の時には第1開口51と第3開口53、第2開口52と第4開口54が連通し、図14に示す第2位置の時には第3・第4開口53,54がそれぞれ閉塞されるようにする。
【0046】
また、図示は省略するが薬剤収納容器3を左右方向にスライドして第1位置と第2位置としても良い。
【0047】
本発明に用いる揮散性薬剤4としては、常温、送風などの条件で揮散する殺虫剤、忌避剤、害虫成長制御剤、芳香消臭剤、消臭剤、防カビ剤、防菌剤などが挙げられる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、薬剤収納容器3を第1位置で支持すると共に、送風機2を駆動することで、薬剤収納容器3内部に空気が流通するから、揮散性薬剤4を気中に放散できる。
また、薬剤収納容器3を第2位置で支持すると、その第1・第2通気部6,7が閉塞されるので、休止期間中に揮散性薬剤4が気中に自然に放出されることを防止できる。
また、薬剤収納容器3を第1位置と第2位置に支持すれば良く、他の部材を設ける必要がないから、コストの安い送風式薬剤放散装置であると共に、簡単な操作で使用状態、休止状態にできる。
【0049】
請求項2に係る発明によれば、薬剤収納容器3の第1通気部6、第2通気部7の開口面積が大きく、その薬剤収納容器3内部にスムーズに空気が流通するから、揮散性薬剤4を気中にスムーズに放散できる。
【0050】
請求項3に係る発明によれば、薬剤収納容器3を容器支持部5に支持したままで、第1位置と第2位置に回転できるから、その操作が容易で、使用状態、休止状態とする操作がより簡単である。
【0051】
請求項4に係る発明によれば、薬剤収納容器3を第1位置と第2位置に回転する角度が小さく、薬剤収納容器3を素早く第1位置、第2位置に回転することができる。
【0052】
請求項5に係る発明によれば、薬剤収納容器3を容器支持部5に支持したままで、第1位置と第2位置にスライドできるから、その操作が容易で、使用状態、休止状態とする操作がより簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す使用状態の全体断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す休止状態の全体断面図である。
【図3】装置本体の斜視図である。
【図4】薬剤収納容器の斜視図である。
【図5】薬剤収納容器の他の例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す装置本体の斜視図である。
【図7】薬剤収納容器の斜視図である。
【図8】薬剤収納容器の他の例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す装置本体の斜視図である。
【図10】薬剤収納容器の斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示す装置本体の斜視図である。
【図12】薬剤収納容器の正面図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態を示す使用状態の断面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態を示す休止状態の断面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…送風機、2a…ファン、2b…モータ、3…薬剤収納容器、3a…表面、3b…裏面、4…揮散性薬剤、5…容器支持部、6…第1通気部、7…第2通気部、41…第1開口、42…第2開口、43…第3開口、44…第4開口。

Claims (5)

  1. 容器支持部5を有する装置本体1と、この装置本体1に設けた送風機2と、前記容器支持部5に支持される薬剤収納容器3と、この薬剤収納容器3内に収納した揮散性薬剤4を備え、
    前記送風機2を駆動することで容器支持部5に空気が流通し、
    前記薬剤収納容器3は、表面3aに第1通気部6、裏面3bに第2通気部7を有し、第1位置と第2位置で前記容器支持部5に支持され、
    前記薬剤収納容器3を第1位置で支持した場合には第1通気部6と第2通気部7に空気が流通可能で、第2位置で支持した場合には第1通気部6、第2通気部7が容器支持部5でそれぞれ閉塞されるようにしたことを特徴とする送風式薬剤放散装置。
  2. 第1通気部6の開口面積は表面3aの面積のほぼ半分で、第2通気部7の開口面積は裏面3bの面積のほぼ半分である請求項1記載の送風式薬剤放散装置。
  3. 容器支持部5に薬剤収納容器3が第1位置と第2位置に回転可能に支持されている請求項1又は2記載の送風式薬剤放散装置。
  4. 容器支持部5の一側面5a、他側面5bは薬剤収納容器3の表面3a、裏面3bよりも大きく、
    前記一側面5a、他側面5bには第1開口41、第2開口42が周方向に間隔を置いてそれぞれ複数形成され、
    前記薬剤収納容器3の表面3a、裏面3bには、第3開口43、第4開口44が周方向に間隔を置いてそれぞれ複数形成され、その複数の第3開口43で第1通気部6を形成し、複数の第4開口44で第2通気部7を形成し、
    送風機2を駆動することで第1開口41と第2開口42に空気が流通し、
    前記薬剤収納容器3が第1位置の時には、第1開口41と第3開口43、第2開口42と第2開口44がそれぞれ連通し、
    前記薬剤収納容器3が第2位置の時には、第3開口43、第4開口44が容器支持部5でそれぞれ閉塞される請求項3記載の送風式薬剤放散装置。
  5. 容器支持部5に薬剤収納容器3が第1位置と第2位置にスライド可能に支持されている請求項1又は2記載の送風式薬剤放散装置。
JP2003115209A 2003-04-21 2003-04-21 送風式薬剤放散装置 Expired - Fee Related JP4544567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003115209A JP4544567B2 (ja) 2003-04-21 2003-04-21 送風式薬剤放散装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003115209A JP4544567B2 (ja) 2003-04-21 2003-04-21 送風式薬剤放散装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004313637A true JP2004313637A (ja) 2004-11-11
JP4544567B2 JP4544567B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=33474470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003115209A Expired - Fee Related JP4544567B2 (ja) 2003-04-21 2003-04-21 送風式薬剤放散装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4544567B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526459A (ja) * 2010-05-10 2013-06-24 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 揮発性物質ディスペンサ、ならびにそのハウジングおよびカートリッジ

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757551A (en) * 1980-08-01 1982-04-06 Bristol Myers Co Distribution container of volatile substance
JPS57182443U (ja) * 1981-05-18 1982-11-19
JPH01139814U (ja) * 1988-03-17 1989-09-25
JPH0215148U (ja) * 1988-07-15 1990-01-30
JPH0488946U (ja) * 1990-12-05 1992-08-03
JPH0582442U (ja) * 1992-04-07 1993-11-09 株式会社日立製作所 香りカートリッジ
JP3001000U (ja) * 1994-02-14 1994-08-16 株式会社ヴォーチェ 芳香剤等の拡散装置
JP2002104558A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 揮発性材料収納容器
JP2002291392A (ja) * 2001-01-29 2002-10-08 Fumakilla Ltd ファン式薬剤拡散装置
JP2003102362A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Fumakilla Ltd 揮散性薬剤の送風放散装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH031000U (ja) * 1989-05-23 1991-01-08

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757551A (en) * 1980-08-01 1982-04-06 Bristol Myers Co Distribution container of volatile substance
JPS57182443U (ja) * 1981-05-18 1982-11-19
JPH01139814U (ja) * 1988-03-17 1989-09-25
JPH0215148U (ja) * 1988-07-15 1990-01-30
JPH0488946U (ja) * 1990-12-05 1992-08-03
JPH0582442U (ja) * 1992-04-07 1993-11-09 株式会社日立製作所 香りカートリッジ
JP3001000U (ja) * 1994-02-14 1994-08-16 株式会社ヴォーチェ 芳香剤等の拡散装置
JP2002104558A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 揮発性材料収納容器
JP2002291392A (ja) * 2001-01-29 2002-10-08 Fumakilla Ltd ファン式薬剤拡散装置
JP2003102362A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Fumakilla Ltd 揮散性薬剤の送風放散装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526459A (ja) * 2010-05-10 2013-06-24 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 揮発性物質ディスペンサ、ならびにそのハウジングおよびカートリッジ
US9610375B2 (en) 2010-05-10 2017-04-04 S.C. Johnson & Son, Inc. Volatile material dispenser and its housing and cartridge

Also Published As

Publication number Publication date
JP4544567B2 (ja) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001162156A (ja) 液体を制御可能に移送するための装置及び移送された液体を分配するための機器
JP2006220390A (ja) 加湿装置
US9149031B2 (en) Portable area repellent device
JP4634031B2 (ja) 送風式薬剤拡散装置
JP4915942B2 (ja) 着用型薬剤拡散装置
JP2004313637A (ja) 送風式薬剤放散装置
JP5071973B2 (ja) 薬剤揮散装置
JP4086105B2 (ja) 送風式薬剤放散装置
JP2006314268A (ja) 薬剤拡散装置
JP3944840B2 (ja) 回転式薬剤拡散装置
JP5051932B2 (ja) 送風式薬剤拡散装置
JP5147127B2 (ja) 送風式薬剤放散装置
CN206508291U (zh) 杀菌消毒除味一体机
JP4078642B2 (ja) 薬剤放散装置
JP4123427B2 (ja) 薬剤放散装置
JP4355996B2 (ja) ファン式薬剤拡散装置
JP2014036677A (ja) 着用型薬剤拡散装置
JP5460785B2 (ja) 着用型薬剤拡散装置
JP2005287872A (ja) ファン式薬剤放散装置
JP3712061B2 (ja) 薬剤揮散器具
JP2008271801A (ja) 薬剤拡散装置
JP2005192500A (ja) 送風式薬剤放散装置
JP6550757B2 (ja) 収容容器、これを用いた香り発生装置
JP4919843B2 (ja) 送風式薬剤放散装置
JPH064393U (ja) 薬剤拡散装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4544567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees