JP2004312179A - 被制御機器および被制御機器において実行可能なコンピュータプログラム - Google Patents
被制御機器および被制御機器において実行可能なコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】制御機器に制御される被制御機器において、サブユニット切り換え前の予約情報で指定される制御対象と、切り換え後の制御対象との整合を確保する。
【解決手段】被制御機器は制御機器により指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットと、複数のサブユニットの1つを選択するスイッチと、制御機器から、予約時刻および選択中のサブユニットを示すパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、予約情報の保持・変更を管理する予約情報管理部と、ユーザの要求に基づいて別のサブユニットが選択された場合に、予約情報のパラメータを、変更後のサブユニットを特定するパラメータへ変更する指示を生成する予約制御部とを備える。予約情報管理部は予約制御部の指示により、パラメータを変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】被制御機器は制御機器により指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットと、複数のサブユニットの1つを選択するスイッチと、制御機器から、予約時刻および選択中のサブユニットを示すパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、予約情報の保持・変更を管理する予約情報管理部と、ユーザの要求に基づいて別のサブユニットが選択された場合に、予約情報のパラメータを、変更後のサブユニットを特定するパラメータへ変更する指示を生成する予約制御部とを備える。予約情報管理部は予約制御部の指示により、パラメータを変更する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばIEEE1394高速シリアルバス等のバスを介して制御機器と接続され、制御機器により制御される被制御機器の処理に関する。より具体的には本発明は、非制御機器の所定のサブユニットを使用する制御機器からの予約が存在する場合に、当該所定のサブユニットとは異なるサブユニットへの変更があった場合でも非制御機器が予約情報の整合を確保する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
IEEE1394シリアルバスを介してデジタルビデオカセットレコーダ(以下「デジタルVCR」と称する)と接続され、その動作を制御できるデジタルテレビ(DTV)が知られている。このようなデジタルテレビは「コントローラ」(制御機器)と呼ばれ、またデジタルVCRは「ターゲット」(被制御機器)と呼ばれる。デジタルVCRは、テープ状の磁気記憶媒体を用いて映像等のデジタル記録を行う記録装置である。
【0003】
制御機器であるデジタルテレビは、被制御機器であるデジタルVCRを制御するためのアプリケーションを有する。アプリケーションはデジタルVCRに対して、「記録」、「再生」等のコマンドを生成し送信して、デジタルVCRの動作を制御する。このコマンドは、例えばIEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「TAPE RECORDER/PLAYERサブユニット」系の制御コマンドである。
【0004】
一方ディスク状の記録媒体に映像等を記録するディスクレコーダ(DR)と接続されて、ディスクレコーダの動作を制御できるデジタルテレビも存在する。このときも同様に、デジタルテレビには、ディスクレコーダを制御するためのコマンドを生成し送信するアプリケーションが必要になる。このコマンドは、例えばIEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「DISCサブユニット」系の制御コマンドである。
【0005】
ディスクレコーダは、複数の制御機器から制御される被制御機器になり得る。図7を参照しながら、2台のデジタルテレビから制御されるディスクレコーダを説明する。図7は、デジタルテレビ70、80とバス40を介して接続されたディスクレコーダ90を示す従来のシステム構成図である。デジタルテレビ70はディスクレコーダ用のアプリケーション(DR用アプリケーション)71を実装し、デジタルテレビ80はデジタルVCR用のアプリケーション(DVCR用アプリケーション)81を実装する。
【0006】
ディスクレコーダ90は、デジタルテレビ70、80のいずれからの制御コマンドでも解釈し動作できるように、2つのサブユニット(ディスクサブユニット92およびテープレコーダ/プレーヤサブユニット93)を有する。これらのサブユニットもまた、別個の制御コマンド系を解釈できるアプリケーションとして実装される。ディスクレコーダ90はさらに、ユーザが手動でいずれのサブユニットを利用するかを切り換えるモード切り換え手段94を有する。ディスクレコーダ90のこれらの構成要素は、制御機器の制御対象91となる。
【0007】
ディスクレコーダ90は、本来的にはモード切り換え手段94によってディスクサブユニット92が選択されてディスクレコーダとして振舞い、DR用アプリケーション71を実装したデジタルテレビ70により制御される。しかしテープレコーダ/プレーヤサブユニット93が選択されている場合には、ディスクレコーダ90はデジタルVCRとして振舞い、DVCR用アプリケーション81を実装したデジタルテレビ80により制御される(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
ディスクサブユニット92が選択されているディスクレコーダ90に対し、デジタルテレビ70が録画を予約する場合、デジタルテレビ70は、制御対象となるサブユニット名(ディスクサブユニット92)および録画開始時刻および録画時間等を示す予約情報の書き込み要求をディスクレコーダ90に送信する。ディスクレコーダ90は予約情報を受け取り、予約情報記憶掲示手段95において記憶し、他の制御機器に掲示する。これにより予約が登録される(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−278770(第5−11頁、図1、図3)
【特許文献2】
特開2000−316133(第3−12頁、 図26)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
予約情報記憶掲示手段95にディスクサブユニット92を用いる予約情報が記憶され掲示されている状態で、ユーザ等が制御対象91のサブユニットをテープレコーダ/プレーヤサブユニット93に切り換えると、ディスクサブユニット92を規定する予約情報との整合性が失われてしまう。これでは予約情報が、存在しないサブユニットに対する予約を表すことになり、不都合が生じる。
【0011】
本発明の目的は、サブユニット切り換え前の予約情報により指定される制御対象と、切り換え後の制御対象との整合を確保することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の被制御機器は、少なくとも1つの制御機器と接続され 、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットと、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、前記予約情報の保持および変更を管理する予約情報管理部と、ユーザの要求に基づいてスイッチが第1のサブユニットと異なる第2のサブユニットを選択した場合に、保持されている前記予約情報の前記第1のパラメータを、第2のサブユニットを特定する第2のパラメータに変更する指示を生成する予約制御部とを備えている。予約制御部の前記指示に基づいて、予約情報管理部は前記予約情報の第1のパラメータを前記第2のパラメータに変更する。これにより上記目的を達成できる。
【0013】
本発明の別の被制御機器は、少なくとも1つの制御機器と接続され 、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、所定の機能を実現する複数のサブユニットと、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、前記予約情報を保持する予約情報管理部と、ユーザからの第1のサブユニットから第2のサブユニットへの変更の要求に応答して、予約情報管理部に前記予約情報の存在を確認し、前記予約情報が存在する場合には前記変更を禁止する予約制御部とを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0014】
本発明のさらに別の被制御機器は、少なくとも1つの制御機器と接続され 、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、所定の機能を実現する複数のサブユニットと、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、前記予約情報の保持および変更を管理する予約情報管理部と、ユーザの要求に基づいてスイッチが第1のサブユニットと異なる第2のサブユニットを選択した場合に、保持されている前記予約情報を削除する指示を生成する予約制御部とを備えている。予約制御部の前記指示に基づいて、予約情報管理部は保持している前記予約情報を削除する。これにより上記目的を達成できる。
【0015】
制御機器は、前記少なくとも1つの制御機器とIEEE1394バス・インターフェース規格の回線を介して接続されていてもよい。
【0016】
本発明のコンピュータプログラムは、少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行される。コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、ユーザの要求を受け取って、前記複数のサブユニットアプリケーションのうちの1つを選択するステップと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、前記予約情報を保持するステップと、ユーザの要求に基づいて前記第1のサブユニットアプリケーションと異なる第2のサブユニットアプリケーションを選択するステップと、保持されている前記予約情報の前記第1のパラメータを、第2のサブユニットアプリケーションを特定する第2のパラメータに変更するステップとを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0017】
本発明の別のコンピュータプログラムは、少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行される。コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、ユーザの要求を受け取って、前記複数のサブユニットアプリケーションのうちの1つを選択するステップと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、前記予約情報を保持するステップと、ユーザからの第1のサブユニットから第2のサブユニットへの変更の要求を受け取るステップと、前記変更の要求に応答して、前記予約情報の存在を確認し、前記予約情報が存在する場合には前記変更を禁止するステップとを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0018】
本発明のさらに別のコンピュータプログラムは、少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行される。コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するステップと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、前記予約情報の保持するステップと、ユーザの要求に基づいて第1のサブユニットアプリケーションと異なる第2のサブユニットアプリケーションを選択するステップと、保持されている前記予約情報を削除するステップとを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0019】
前記少なくとも1つの制御機器と前記被制御機器とは、IEEE1394バス・インターフェース規格の回線を介して接続されていてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による被制御機器の実施形態を説明する。本明細書では理解の容易のため、予約録画システムにおいて本発明の被制御機器を利用する例を説明する。
【0021】
図1は、予約録画システム100の構成図である。予約録画システム100は、デジタルテレビ10、20およびディスクレコーダ30を有し、これらを例えばIEEE1394バス・インターフェース規格の回線40で接続して構成されている。予約録画システム100には、図示しないPC,ハードディスクドライブ、デジタルビデオカメラ等の装置も接続できる。予約録画システム100において、ユーザは、例えばデジタルテレビ10の画面から、ディスクレコーダ30に対して録画の予約を設定する。設定された情報に基づいて、ディスクレコーダ30は予約時刻から指定時間だけ番組を録画する。
【0022】
一般にIEEE1394バス・インターフェース規格に基づいて構築されたネットワークでは、機器が接続されると、機器の中からコントローラと称される制御機器が選出される。予約録画システム100では、デジタルテレビ10、20が制御機器である。一方ディスクレコーダ30が制御機器からの制御コマンドに基づいて制御される被制御機器である。回線40に接続されている制御機器(デジタルテレビ10、20)および被制御機器(ディスクレコーダ30)は、一般に「ユニット」と呼ばれる。またユニットが有する機能は、「サブユニット」と呼ばれる。
【0023】
デジタルテレビ10は、コントローラ11と、操作部12と、チューナサブユニット13と、ディスクサブユニット制御部14と、通信部41−1とを備えている。コントローラ11は、デジタルテレビ10の動作を総合的に制御する。操作部12は、ユーザがデジタルテレビ10を操作するためのチャンネルボタン、予約録画の予約時刻を入力する数字ボタン等である。チューナサブユニット13は、デジタル放送電波等から番組を見るために必要な機能を提供する。具体的にはチューナサブユニット13は、デジタル放送電波等の受信、逆多重化、デコード等の処理を行う。ディスクサブユニット制御部14は、ディスクレコーダ30のディスクサブユニット37(後述)を制御するためのコマンドセットに属する制御コマンドを生成する。例えば、IEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「DISCサブユニット」系の制御コマンドである。なお当該コマンド系は周知であるので、その具体的な内容の説明は省略する。ディスクサブユニット制御部14は、生成したAV/Cコマンドを、通信部41−1を介して回線40に伝送する。通信部41−1は、IEEE1394規格で規定されている非同期通信(アシンクロナス伝送)によりAV/Cコマンドを送信する。
【0024】
チューナサブユニット13およびディスクサブユニット制御部14は、回路として実装することも、または、アプリケーションとして実現することもできる。アプリケーションの場合には、所定の記憶領域(図示せず)に記憶されたアプリケーションプログラムをコントローラ11が読み出し、実行して、コントローラ11の機能として実現できる。このとき、ディスクサブユニット制御部14に対応するアプリケーションは、従来の技術におけるDR用アプリケーション71(図7)に対応する。
【0025】
AV/Cコマンドは、アシンクロナスパケット200に格納されて送信される。図2は、アシンクロナスパケット200のデータ構造を示す図である。アシンクロナスパケット200は、大きくパケットヘッダ201とデータブロック202に分けることができる。アシンクロナスパケット200は、パケットヘッダ201の先頭から送信が開始される。パケットヘッダ201には、送信先の機器を特定する識別子(destination_ID)が記述される。回線40に接続されている各機器は、この識別子に基づいて、自身宛のパケットであるか否かを判定できる。アシンクロナスパケット200には送信元の機器を特定する識別子(source_ID)も記述されているので、受信した各機器は、どの機器が送信元であるかを特定できる。
【0026】
一方、データブロック202中のFCPフレーム(Function Control Protocol flame)には、AV/Cコマンドの具体的な内容を記述するフィールドが設けられている。送信先のサブユニットを特定するパラメータを記述するフィールド(サブユニットタイプ(subunit_type)およびサブユニット識別子(subunit_ID))である。FCPフレームには、さらに「再生」、「録画」、「録画予約」等の処理内容を設定するパラメータを記述するフィールド(opcode)、および、各処理に必要なデータ(再生時間、録画時間、録画開始時刻等)を記述するフィールド(operand)が設けられている。
【0027】
予約録画システム100(図1)では予約録画を実現するため、ディスクサブユニット制御部14(図1)は、予約録画に必要なデータを記述した予約情報を含むアシンクロナスパケット200を生成する。パケット200の送信先のサブユニットを特定するパラメータフィールドには、ディスクレコーダ30(図1)のディスクサブユニットを特定するデータが記述される。パケット200の処理内容を設定するパラメータフィールドには「録画予約」を示すデータが記述される。そして録画予約処理に必要なデータとして、予約情報を構成する予約時刻、録画時間等が記述される。
【0028】
図3(a)は、予約情報39の記述内容を示す。予約情報39は、オブジェクトIDフィールド1と、予約時刻フィールド2と、時間フィールド3と、繰り返し情報フィールド4と、予約サブユニット数フィールド5と、サブユニットタイプおよびIDフィールド6とを含む。オブジェクトIDフィールド1は、予約する機器の固有の識別子である機器識別ID1aと、その機器がユニークに決定できるレコードID1bからなる。これらのフィールドにより、受信側の機器は、予約がどの機器から行われたかを知ることができる。予約時刻フィールド2は、年月日日時分秒で表された予約を開始する時刻である。時間フィールド3は、録画時間を示す。繰り返し情報フィールド4は、「毎日」、「月曜〜金曜」等の、繰り返して予約する場合の繰り返し内容を示す。予約サブユニット数フィールド5は、予約するサブユニット数を示す。このフィールドは、サブユニットタイプおよびIDフィールド6と関連しており、フィールド6に含まれる「サブユニットタイプ」とその「ID」により予約するサブユニットの指定を行なう。
【0029】
再び図1を参照する。デジタルテレビ20は、コントローラ21と、操作部22と、チューナサブユニット23と、テープレコーダ/プレーヤサブユニット制御部24と、通信部41−2とを有する。テープレコーダ/プレーヤサブユニット制御部24を除いては、デジタルテレビ20の構成は、先に説明したデジタルテレビ10の構成と同じであるので、それらの説明は省略する。このサブユニット制御部24は、ディスクレコーダ30のディスクサブユニット(後述)を制御するためのコマンドセットに属する制御コマンドを生成する。例えば、IEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「TAPE RECORDER/PLAYERサブユニット」系の制御コマンドである。なお当該コマンド系は周知であるので、その具体的な内容の説明は省略する。通信部41−2は、IEEE1394規格で規定されている非同期通信(アシンクロナス伝送)によりAV/Cコマンドを送信する。ディスクサブユニット制御部24がアシンクロナスパケット200(図2)を生成した場合には、パケットには、ディスクレコーダ30(図1)のテープレコーダ/プレーヤサブユニット38を特定するデータが記述される。
【0030】
なおサブユニット制御部24もまた、回路として実装し、または、アプリケーションとして実現できる。アプリケーションの場合には、所定の記憶領域(図示せず)に記憶されたアプリケーションプログラムをコントローラ21が読み出し、実行して、コントローラ21の機能として実現できる。このとき、そのアプリケーションは、従来の技術におけるDVCR用アプリケーション81(図7)に対応する。
【0031】
次に、ディスクレコーダ30は、コントローラ31と、制御対象32と、予約情報管理部33と、予約制御部34と、記録部35とを備えている。コントローラ31は、ディスクレコーダ30の動作を総合的に制御する。コントローラ31は、回線40を介してデジタルテレビ10、20から送信されてきたアシンクロナスパケット200(図2)を解析して、予約情報(図3(a))を構築することもできる。
【0032】
制御対象32は、制御機器10、20がAV/Cコマンドセットを用いて制御の目的とする構成要素を含む。具体的には制御対象32は、スイッチ36、ディスクサブユニット37およびテープレコーダ/プレーヤサブユニット38を含む。スイッチ36は、ユーザの操作により、サブユニット37,38のうちのいずれを機能させるかを選択する。スイッチ36は、ユーザにより押下されるボタン、回転つまみ等のハードウェアにより実現できる。ディスクサブユニット37は、AV/Cコマンドセットの「DISCサブユニット」系制御コマンドを解釈して、ディスクレコーダ30内の構成要素が実行できる命令に変換する。テープレコーダ/プレーヤサブユニット38は、AV/Cコマンドセットの「TAPE RECORDER/PLAYERサブユニット」系制御コマンドを解釈して、ディスクレコーダ30内の構成要素が実行できる命令に変換する。上述のように各コマンド系は周知であるので、各コマンド系の具体的な内容、および、そのコマンドを解釈する処理の説明は省略する。以下では、スイッチ36の選択により、ディスクサブユニット37が機能するように選択されている状態を「ディスクモード」と称し、テープレコーダ/プレーヤサブユニット38が機能するように選択されている状態を「デジタルVCRモード」と称する。
【0033】
上述の2つのサブユニット37,38のいずれも、上述の機能を有する回路として実装し、または、アプリケーションとして実現できる。アプリケーションとして実装される場合には、例えば1つのアプリケーションプログラムにおいて、2つのサブユニット機能モジュールにより実現される。このとき、例えば上述のスイッチ36もソフトウェア的に実装することができる。ユーザがディスクレコーダ30のディスプレイ(図示せず)に表示された2つのサブユニット名のうち一方を選択することによりサブユニットの切り換えを要求できる場合には、スイッチ36は、ユーザからのモジュール切り換え要求に応じてサブユニット機能モジュールを選択して実行する処理として実現される。
【0034】
予約情報管理部33は予約情報39を保持し、予約情報39の内容を回線40に接続された機器(デジタルテレビ10、20等)から確認できるように掲示する。さらに予約情報管理部33は、予約情報で指定された時刻から録画開始の指示を出力する。また予約情報で指定された時間だけ経過すると、録画停止の指示を出力する。したがって予約情報管理部33は少なくとも予約録画が完了するまで予約情報(図3(a))を保持する。さらに予約情報管理部33は、予約情報の変更の指示を受け取り、その指示に基づいて予約情報の内容を変更する。変更とは、例えば予約情報の内容の修正、予約情報の削除である。
【0035】
予約制御部34は、予約情報管理部33が管理する予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されている対象との整合を保持する。すなわち予約情報39のサブユニットタイプおよびIDフィールド6(図2(a))に指定されているサブユニットタイプおよびIDを、現在選択されているモード(ディスクモードまたはデジタルVCRモード)と同一にする。このときの予約制御部34等の具体的な処理の内容は、図4〜6を参照して後述する。さらに予約制御部34は、予約情報の変更が必要な場合にその変更を予約情報管理部33に指示する。「予約情報の変更が必要な場合」とは、本明細書ではユーザがスイッチ36を操作した場合が該当する。他に予約情報の変更が必要な場合として、デジタルテレビ10、20の視聴者が予約内容を変更した場合も挙げられる。予約制御部34は、予約情報の変更の指示ともに、変更後の予約情報または変更の内容を予約情報管理部33に指示する。
【0036】
記録部35は、予約情報管理部33からの録画開始、録画停止等の指示に基づいて、ディスク状の記録媒体に番組を記憶する。番組を表す情報は、ディスクレコーダ30がチューナユニット(図示せず)を備えている場合には、そのユニットが供給してもよい。またはその情報は、デジタルテレビ10、20のチューナサブユニット13、23の一方が提供してもよい。記録部35は、ディスクサブユニット37またはテープレコーダ/プレーヤサブユニット38において解釈された制御コマンドに基づいて、録画開始、録画停止等の動作を行うこともできる。通信部41−1は、IEEE1394規格で規定されている非同期通信(アシンクロナス伝送)によりAV/Cコマンドを受信する。
【0037】
次に予約制御部34が、予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を保持する際に適用できる、3タイプの処理を説明する。前提として、予め図3(b)に示す予約情報39がデジタルテレビ10からディスクレコーダ30へ送信され、予約情報管理部33が保持し、回線40に接続されている機器に対して掲示されているとする。図3(b)は、予約情報39の例を示す図である。図3(b)の上のフィールドから順に、パラメータ“0x0123456789ABCDEF”はテレビ10を表す機器固有のIDである。パラメータ“0x00000001”はデジタルテレビ10が割り当てたレコードIDである。パラメータ“2003年5月1日9時0分0秒”は、予約時刻を年月日日時分秒で表す。パラメータ“2時間”は、録画時間である。パラメータ“繰り返しなし”は、定期的に録画を行わないことを表す。パラメータ“1”は、予約するサブユニットはサブユニット37(図1)の1つのみであることを表す。パラメータ“DISC,ID=0”は、予約するサブユニットがディスクサブユニット37であること、およびディスクサブユニットはサブユニット37のみであることから“0”とされる。
【0038】
以下、図1および図4を参照しながら、第1のタイプの処理を説明する。第1のタイプの処理は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作して、ディスクレコーダ30をテープレコーダ/プレーヤサブユニット38に切り換えた場合(すなわちディスクモードからデジタルVCRモードに切り換えた場合)の処理である。予約情報39ではディスクサブユニット37の使用が予約されている一方、現在利用可能なサブユニットはテープレコーダ/プレーヤサブユニット38である。デジタルVCRモードでは、回線40に接続されている機器からはテープレコーダ/プレーヤサブユニット38のみが存在し、ディスクサブユニット37は存在しないと判断される。よって予約情報と現在利用可能のサブユニットとの間に不整合が生じている。
【0039】
図4は、予約制御部34(図1)の第1のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。まず予約情報管理部33(図1)は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作したことにより、モード切り換えの発生を検出し(ステップS41)、カウンタIを1に設定する(ステップS42)。カウンタIは、すべての予約情報に対して以下の処理を適用するために利用される。次にカウンタIが全ての予約数よりも大きいか否かを判断する(ステップS43)。初めての処理の場合には“NO”と判断される。そして予約制御部34は、カウンタIに対応する番号Iの予約情報に指定されているサブユニットタイプ(図3(a))が、モード切り換え後のサブユニットタイプと同一か否かを判定する(ステップS44)。同一の場合には、“YES”に進む。同一でない場合には、“NO”に進み、その予約情報のサブユニットタイプを、モード切り換え後のサブユニットタイプに変換する(ステップS45)。より具体的には、モード切り換え後のサブユニットタイプは、テープレコーダ/プレーヤサブユニット38(図1)であることから、予約制御部34は、パラメータ“DISC”を、パラメータ“TAPE RECORDER/PLAYER”に変換する指示を生成し、予約情報管理部33に送信する。予約情報管理部33は、その指示に基づいて予約情報のサブユニットタイプを、モード切り換え後のサブユニットタイプに変換する。その後、予約制御部34はカウンタIを1つ増加して(ステップS46)、再びステップS43へ戻る。同じ処理が、ステップS44において“YES”と判断された場合にも行われる。
【0040】
図3(c)は、モード切り換え後のサブユニットタイプに変換された予約情報を示す。最も下のサブユニットタイプが、パラメータ“TAPE RECORDER/PLAYER”に変更されていることが理解される。上述の処理の結果、全ての予約情報中のサブユニットタイプが、現在スイッチ36により選択されているテープレコーダ/プレーヤサブユニット38(図1)を指定するように変更される。よって、予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を保持できる。
【0041】
次に、図1および図5を参照しながら、予約制御部34(図1)の第2のタイプの処理を説明する。第2のタイプの処理は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作する際にモード切り換え要求を出し、その要求を承認するか否かを判断する処理である。モードの切り換えをソフトウェア的に行う場合には、モード切り換え要求はスイッチの切り換え指示になる。
【0042】
図5は、予約制御部34(図1)の第2のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。まず予約制御部34は、ユーザからモード切り換え要求を受け取る(ステップS51)。モード切り換え要求は、ディスクモードからデジタルVCRモードへの切り換えの要求である。そして予約情報管理部33は、予約情報管理部33(図1)に対して、現在選択されているディスクサブユニット37への予約が存在するか否かを確認する(ステップS52)。具体的には、予約制御部34からの指示を受けて、予約情報管理部33は保持している全ての予約情報のサブユニットタイプとIDのフィールド6(図3(a))を検索し、現在のディスクサブユニット37を指定する予約情報の存在の有無を予約制御部34に通知する。
【0043】
通知の結果、予約が存在しない場合(ステップS52の“NO“の場合)には、予約制御部34は、ユーザからのモード切り換え要求にしたがってスイッチ36によりモードを切り換える(ステップS53)。その後、処理が終了する。一方通知の結果、予約が存在する場合(ステップS52の“YES“の場合)には、予約制御部34は、モード切り換え要求を拒否し、現在のモードを維持する(ステップS54)。その後、処理が終了する。このようにモード切り換えを禁止することによって、予約されているサブユニットが制御対象31に存在しない状態になることを防ぐことができる。よって、予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を保持できる。
【0044】
なお、現在のサブユニットへの予約が存在する場合には、スイッチの切り換えができないことが予めわかっている。そのため、例えばディスクレコーダ30のディスプレイ(図示せず)にモードの切り換えができないことを予め表示していてもよい。
【0045】
次に、図1および図6を参照しながら、予約制御部34(図1)の第3のタイプの処理を説明する。第3のタイプの処理は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作して、ディスクレコーダ30をテープレコーダ/プレーヤサブユニット38に切り換えた場合(すなわちディスクモードからデジタルVCRモードに切り換えた場合)の予約情報管理部33の処理である。
【0046】
図6は、予約制御部34(図1)の第3のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。まず予約情報管理部33(図1)は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作したことにより、モード切り換えの発生を検出する(ステップS61)。すると予約制御部34は、現在設定されている全ての予約を削除する信号を、予約情報管理部33に指示する(ステップS62)。予約制御部34は予約情報管理部33からの指示を受けて、現在保持している予約情報を消去する。全予約情報の消去により、制御対象31に存在しないディスクサブユニット37への予約を予約情報管理部33から排除できる。よって予約情報39が存在する場合には、その内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を常に確保できる。
【0047】
以上、予約録画システム100ディスクレコーダ30を例にして、本発明の被制御機器の実施形態を説明した。本明細書では、現在選択されているサブユニットがディスクサブユニットであり、スイッチによりテープレコーダ/プレーヤサブユニットにモード変換する際の処理を例として説明した。しかしこれは例であり、ディスクサブユニットとテープレコーダ/プレーヤサブユニットとを入れ替えてもよい。また予約録画システムにおいて本発明の被制御機器を利用する例を説明したが、いうまでもなく予約録画システムに限定されることはない。例えば、予約再生システム、編集システム等である。被制御機器が複数のサブユニットを備えており、その1つが予約されて予約時刻に予約動作を実行する被制御機器であれば、録画動作に限らず上述の例を適用できる。また、IEEE1394インターフェース以外のインターフェースを用いて、制御機器と被制御機器とを接続してもよい。例えば、USB、HDMI等である。
【0048】
以上説明したディスクレコーダ30(図1)の処理は、例えば図4〜6のフローチャートに従った処理を規定するコンピュータプログラムに基づいて実現される。そのようなコンピュータプログラムは、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体記録媒体、および、光ディスク等の光記録媒体等の種々の記録媒体に記録可能であり、ネットワーク等の電気通信回線を介して伝送可能である。さらにそのようなコンピュータプログラムを記憶した1以上の半導体記録媒体により、個々に流通するチップセットを構成することもできる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、現在選択されているサブユニットに対する予約が予約情報に存在する状態で、そのサブユニットが別のサブユニットに切り換えられた場合に、全ての予約情報中のサブユニットの指定を切り換え後のサブユニットに変更する。または、現在選択されているサブユニットに対する予約が予約情報に存在する状態では、サブユニットの切り換えを禁止する。これにより、予約情報の内容と、現在選択されているサブユニットとの整合を保持できる。
【0050】
サブユニットが別のサブユニットに切り換えられた場合には、サブユニットを予約する全ての予約情報を削除するようにした。これにより、予約情報が存在する場合には、その内容と、切り換え後のサブユニットとを常に整合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】予約録画システムの構成図である。
【図2】アシンクロナスパケットのデータ構造を示す図である。
【図3】(a)は予約情報の記述内容を示す図であり、(b)は予約情報の例を示す図であり、(c)はモード切り換え後のサブユニットタイプに変換された予約情報を示す図である。
【図4】予約制御部の第1のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】予約制御部の第2のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】予約制御部の第3のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】2台のデジタルテレビと、バスを介して接続されたディスクレコーダを示す従来のシステム構成図である。
【符号の説明】
10 デジタルテレビ
14 ディスクサブユニット制御部
20 デジタルテレビ
24 テープレコーダ/プレーヤサブユニット制御部
30 ディスクレコーダ
31 コントローラ
32 制御対象
33 予約情報管理部
34 予約制御部
35 記録部
36 スイッチ
37 ディスクサブユニット
38 テープレコーダ/プレーヤサブユニット
39 予約情報
40 回線
100 予約録画システム
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばIEEE1394高速シリアルバス等のバスを介して制御機器と接続され、制御機器により制御される被制御機器の処理に関する。より具体的には本発明は、非制御機器の所定のサブユニットを使用する制御機器からの予約が存在する場合に、当該所定のサブユニットとは異なるサブユニットへの変更があった場合でも非制御機器が予約情報の整合を確保する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
IEEE1394シリアルバスを介してデジタルビデオカセットレコーダ(以下「デジタルVCR」と称する)と接続され、その動作を制御できるデジタルテレビ(DTV)が知られている。このようなデジタルテレビは「コントローラ」(制御機器)と呼ばれ、またデジタルVCRは「ターゲット」(被制御機器)と呼ばれる。デジタルVCRは、テープ状の磁気記憶媒体を用いて映像等のデジタル記録を行う記録装置である。
【0003】
制御機器であるデジタルテレビは、被制御機器であるデジタルVCRを制御するためのアプリケーションを有する。アプリケーションはデジタルVCRに対して、「記録」、「再生」等のコマンドを生成し送信して、デジタルVCRの動作を制御する。このコマンドは、例えばIEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「TAPE RECORDER/PLAYERサブユニット」系の制御コマンドである。
【0004】
一方ディスク状の記録媒体に映像等を記録するディスクレコーダ(DR)と接続されて、ディスクレコーダの動作を制御できるデジタルテレビも存在する。このときも同様に、デジタルテレビには、ディスクレコーダを制御するためのコマンドを生成し送信するアプリケーションが必要になる。このコマンドは、例えばIEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「DISCサブユニット」系の制御コマンドである。
【0005】
ディスクレコーダは、複数の制御機器から制御される被制御機器になり得る。図7を参照しながら、2台のデジタルテレビから制御されるディスクレコーダを説明する。図7は、デジタルテレビ70、80とバス40を介して接続されたディスクレコーダ90を示す従来のシステム構成図である。デジタルテレビ70はディスクレコーダ用のアプリケーション(DR用アプリケーション)71を実装し、デジタルテレビ80はデジタルVCR用のアプリケーション(DVCR用アプリケーション)81を実装する。
【0006】
ディスクレコーダ90は、デジタルテレビ70、80のいずれからの制御コマンドでも解釈し動作できるように、2つのサブユニット(ディスクサブユニット92およびテープレコーダ/プレーヤサブユニット93)を有する。これらのサブユニットもまた、別個の制御コマンド系を解釈できるアプリケーションとして実装される。ディスクレコーダ90はさらに、ユーザが手動でいずれのサブユニットを利用するかを切り換えるモード切り換え手段94を有する。ディスクレコーダ90のこれらの構成要素は、制御機器の制御対象91となる。
【0007】
ディスクレコーダ90は、本来的にはモード切り換え手段94によってディスクサブユニット92が選択されてディスクレコーダとして振舞い、DR用アプリケーション71を実装したデジタルテレビ70により制御される。しかしテープレコーダ/プレーヤサブユニット93が選択されている場合には、ディスクレコーダ90はデジタルVCRとして振舞い、DVCR用アプリケーション81を実装したデジタルテレビ80により制御される(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
ディスクサブユニット92が選択されているディスクレコーダ90に対し、デジタルテレビ70が録画を予約する場合、デジタルテレビ70は、制御対象となるサブユニット名(ディスクサブユニット92)および録画開始時刻および録画時間等を示す予約情報の書き込み要求をディスクレコーダ90に送信する。ディスクレコーダ90は予約情報を受け取り、予約情報記憶掲示手段95において記憶し、他の制御機器に掲示する。これにより予約が登録される(例えば、特許文献2参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−278770(第5−11頁、図1、図3)
【特許文献2】
特開2000−316133(第3−12頁、 図26)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
予約情報記憶掲示手段95にディスクサブユニット92を用いる予約情報が記憶され掲示されている状態で、ユーザ等が制御対象91のサブユニットをテープレコーダ/プレーヤサブユニット93に切り換えると、ディスクサブユニット92を規定する予約情報との整合性が失われてしまう。これでは予約情報が、存在しないサブユニットに対する予約を表すことになり、不都合が生じる。
【0011】
本発明の目的は、サブユニット切り換え前の予約情報により指定される制御対象と、切り換え後の制御対象との整合を確保することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の被制御機器は、少なくとも1つの制御機器と接続され 、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットと、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、前記予約情報の保持および変更を管理する予約情報管理部と、ユーザの要求に基づいてスイッチが第1のサブユニットと異なる第2のサブユニットを選択した場合に、保持されている前記予約情報の前記第1のパラメータを、第2のサブユニットを特定する第2のパラメータに変更する指示を生成する予約制御部とを備えている。予約制御部の前記指示に基づいて、予約情報管理部は前記予約情報の第1のパラメータを前記第2のパラメータに変更する。これにより上記目的を達成できる。
【0013】
本発明の別の被制御機器は、少なくとも1つの制御機器と接続され 、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、所定の機能を実現する複数のサブユニットと、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、前記予約情報を保持する予約情報管理部と、ユーザからの第1のサブユニットから第2のサブユニットへの変更の要求に応答して、予約情報管理部に前記予約情報の存在を確認し、前記予約情報が存在する場合には前記変更を禁止する予約制御部とを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0014】
本発明のさらに別の被制御機器は、少なくとも1つの制御機器と接続され 、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する。被制御機器は、各々が異なるコマンド系を解釈して、所定の機能を実現する複数のサブユニットと、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、前記予約情報の保持および変更を管理する予約情報管理部と、ユーザの要求に基づいてスイッチが第1のサブユニットと異なる第2のサブユニットを選択した場合に、保持されている前記予約情報を削除する指示を生成する予約制御部とを備えている。予約制御部の前記指示に基づいて、予約情報管理部は保持している前記予約情報を削除する。これにより上記目的を達成できる。
【0015】
制御機器は、前記少なくとも1つの制御機器とIEEE1394バス・インターフェース規格の回線を介して接続されていてもよい。
【0016】
本発明のコンピュータプログラムは、少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行される。コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、ユーザの要求を受け取って、前記複数のサブユニットアプリケーションのうちの1つを選択するステップと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、前記予約情報を保持するステップと、ユーザの要求に基づいて前記第1のサブユニットアプリケーションと異なる第2のサブユニットアプリケーションを選択するステップと、保持されている前記予約情報の前記第1のパラメータを、第2のサブユニットアプリケーションを特定する第2のパラメータに変更するステップとを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0017】
本発明の別のコンピュータプログラムは、少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行される。コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、ユーザの要求を受け取って、前記複数のサブユニットアプリケーションのうちの1つを選択するステップと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、前記予約情報を保持するステップと、ユーザからの第1のサブユニットから第2のサブユニットへの変更の要求を受け取るステップと、前記変更の要求に応答して、前記予約情報の存在を確認し、前記予約情報が存在する場合には前記変更を禁止するステップとを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0018】
本発明のさらに別のコンピュータプログラムは、少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行される。コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するステップと、前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、前記予約情報の保持するステップと、ユーザの要求に基づいて第1のサブユニットアプリケーションと異なる第2のサブユニットアプリケーションを選択するステップと、保持されている前記予約情報を削除するステップとを備えている。これにより上記目的を達成できる。
【0019】
前記少なくとも1つの制御機器と前記被制御機器とは、IEEE1394バス・インターフェース規格の回線を介して接続されていてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による被制御機器の実施形態を説明する。本明細書では理解の容易のため、予約録画システムにおいて本発明の被制御機器を利用する例を説明する。
【0021】
図1は、予約録画システム100の構成図である。予約録画システム100は、デジタルテレビ10、20およびディスクレコーダ30を有し、これらを例えばIEEE1394バス・インターフェース規格の回線40で接続して構成されている。予約録画システム100には、図示しないPC,ハードディスクドライブ、デジタルビデオカメラ等の装置も接続できる。予約録画システム100において、ユーザは、例えばデジタルテレビ10の画面から、ディスクレコーダ30に対して録画の予約を設定する。設定された情報に基づいて、ディスクレコーダ30は予約時刻から指定時間だけ番組を録画する。
【0022】
一般にIEEE1394バス・インターフェース規格に基づいて構築されたネットワークでは、機器が接続されると、機器の中からコントローラと称される制御機器が選出される。予約録画システム100では、デジタルテレビ10、20が制御機器である。一方ディスクレコーダ30が制御機器からの制御コマンドに基づいて制御される被制御機器である。回線40に接続されている制御機器(デジタルテレビ10、20)および被制御機器(ディスクレコーダ30)は、一般に「ユニット」と呼ばれる。またユニットが有する機能は、「サブユニット」と呼ばれる。
【0023】
デジタルテレビ10は、コントローラ11と、操作部12と、チューナサブユニット13と、ディスクサブユニット制御部14と、通信部41−1とを備えている。コントローラ11は、デジタルテレビ10の動作を総合的に制御する。操作部12は、ユーザがデジタルテレビ10を操作するためのチャンネルボタン、予約録画の予約時刻を入力する数字ボタン等である。チューナサブユニット13は、デジタル放送電波等から番組を見るために必要な機能を提供する。具体的にはチューナサブユニット13は、デジタル放送電波等の受信、逆多重化、デコード等の処理を行う。ディスクサブユニット制御部14は、ディスクレコーダ30のディスクサブユニット37(後述)を制御するためのコマンドセットに属する制御コマンドを生成する。例えば、IEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「DISCサブユニット」系の制御コマンドである。なお当該コマンド系は周知であるので、その具体的な内容の説明は省略する。ディスクサブユニット制御部14は、生成したAV/Cコマンドを、通信部41−1を介して回線40に伝送する。通信部41−1は、IEEE1394規格で規定されている非同期通信(アシンクロナス伝送)によりAV/Cコマンドを送信する。
【0024】
チューナサブユニット13およびディスクサブユニット制御部14は、回路として実装することも、または、アプリケーションとして実現することもできる。アプリケーションの場合には、所定の記憶領域(図示せず)に記憶されたアプリケーションプログラムをコントローラ11が読み出し、実行して、コントローラ11の機能として実現できる。このとき、ディスクサブユニット制御部14に対応するアプリケーションは、従来の技術におけるDR用アプリケーション71(図7)に対応する。
【0025】
AV/Cコマンドは、アシンクロナスパケット200に格納されて送信される。図2は、アシンクロナスパケット200のデータ構造を示す図である。アシンクロナスパケット200は、大きくパケットヘッダ201とデータブロック202に分けることができる。アシンクロナスパケット200は、パケットヘッダ201の先頭から送信が開始される。パケットヘッダ201には、送信先の機器を特定する識別子(destination_ID)が記述される。回線40に接続されている各機器は、この識別子に基づいて、自身宛のパケットであるか否かを判定できる。アシンクロナスパケット200には送信元の機器を特定する識別子(source_ID)も記述されているので、受信した各機器は、どの機器が送信元であるかを特定できる。
【0026】
一方、データブロック202中のFCPフレーム(Function Control Protocol flame)には、AV/Cコマンドの具体的な内容を記述するフィールドが設けられている。送信先のサブユニットを特定するパラメータを記述するフィールド(サブユニットタイプ(subunit_type)およびサブユニット識別子(subunit_ID))である。FCPフレームには、さらに「再生」、「録画」、「録画予約」等の処理内容を設定するパラメータを記述するフィールド(opcode)、および、各処理に必要なデータ(再生時間、録画時間、録画開始時刻等)を記述するフィールド(operand)が設けられている。
【0027】
予約録画システム100(図1)では予約録画を実現するため、ディスクサブユニット制御部14(図1)は、予約録画に必要なデータを記述した予約情報を含むアシンクロナスパケット200を生成する。パケット200の送信先のサブユニットを特定するパラメータフィールドには、ディスクレコーダ30(図1)のディスクサブユニットを特定するデータが記述される。パケット200の処理内容を設定するパラメータフィールドには「録画予約」を示すデータが記述される。そして録画予約処理に必要なデータとして、予約情報を構成する予約時刻、録画時間等が記述される。
【0028】
図3(a)は、予約情報39の記述内容を示す。予約情報39は、オブジェクトIDフィールド1と、予約時刻フィールド2と、時間フィールド3と、繰り返し情報フィールド4と、予約サブユニット数フィールド5と、サブユニットタイプおよびIDフィールド6とを含む。オブジェクトIDフィールド1は、予約する機器の固有の識別子である機器識別ID1aと、その機器がユニークに決定できるレコードID1bからなる。これらのフィールドにより、受信側の機器は、予約がどの機器から行われたかを知ることができる。予約時刻フィールド2は、年月日日時分秒で表された予約を開始する時刻である。時間フィールド3は、録画時間を示す。繰り返し情報フィールド4は、「毎日」、「月曜〜金曜」等の、繰り返して予約する場合の繰り返し内容を示す。予約サブユニット数フィールド5は、予約するサブユニット数を示す。このフィールドは、サブユニットタイプおよびIDフィールド6と関連しており、フィールド6に含まれる「サブユニットタイプ」とその「ID」により予約するサブユニットの指定を行なう。
【0029】
再び図1を参照する。デジタルテレビ20は、コントローラ21と、操作部22と、チューナサブユニット23と、テープレコーダ/プレーヤサブユニット制御部24と、通信部41−2とを有する。テープレコーダ/プレーヤサブユニット制御部24を除いては、デジタルテレビ20の構成は、先に説明したデジタルテレビ10の構成と同じであるので、それらの説明は省略する。このサブユニット制御部24は、ディスクレコーダ30のディスクサブユニット(後述)を制御するためのコマンドセットに属する制御コマンドを生成する。例えば、IEEE1394トレードアソシエーションにより定められたAV/Cコマンドセットの「TAPE RECORDER/PLAYERサブユニット」系の制御コマンドである。なお当該コマンド系は周知であるので、その具体的な内容の説明は省略する。通信部41−2は、IEEE1394規格で規定されている非同期通信(アシンクロナス伝送)によりAV/Cコマンドを送信する。ディスクサブユニット制御部24がアシンクロナスパケット200(図2)を生成した場合には、パケットには、ディスクレコーダ30(図1)のテープレコーダ/プレーヤサブユニット38を特定するデータが記述される。
【0030】
なおサブユニット制御部24もまた、回路として実装し、または、アプリケーションとして実現できる。アプリケーションの場合には、所定の記憶領域(図示せず)に記憶されたアプリケーションプログラムをコントローラ21が読み出し、実行して、コントローラ21の機能として実現できる。このとき、そのアプリケーションは、従来の技術におけるDVCR用アプリケーション81(図7)に対応する。
【0031】
次に、ディスクレコーダ30は、コントローラ31と、制御対象32と、予約情報管理部33と、予約制御部34と、記録部35とを備えている。コントローラ31は、ディスクレコーダ30の動作を総合的に制御する。コントローラ31は、回線40を介してデジタルテレビ10、20から送信されてきたアシンクロナスパケット200(図2)を解析して、予約情報(図3(a))を構築することもできる。
【0032】
制御対象32は、制御機器10、20がAV/Cコマンドセットを用いて制御の目的とする構成要素を含む。具体的には制御対象32は、スイッチ36、ディスクサブユニット37およびテープレコーダ/プレーヤサブユニット38を含む。スイッチ36は、ユーザの操作により、サブユニット37,38のうちのいずれを機能させるかを選択する。スイッチ36は、ユーザにより押下されるボタン、回転つまみ等のハードウェアにより実現できる。ディスクサブユニット37は、AV/Cコマンドセットの「DISCサブユニット」系制御コマンドを解釈して、ディスクレコーダ30内の構成要素が実行できる命令に変換する。テープレコーダ/プレーヤサブユニット38は、AV/Cコマンドセットの「TAPE RECORDER/PLAYERサブユニット」系制御コマンドを解釈して、ディスクレコーダ30内の構成要素が実行できる命令に変換する。上述のように各コマンド系は周知であるので、各コマンド系の具体的な内容、および、そのコマンドを解釈する処理の説明は省略する。以下では、スイッチ36の選択により、ディスクサブユニット37が機能するように選択されている状態を「ディスクモード」と称し、テープレコーダ/プレーヤサブユニット38が機能するように選択されている状態を「デジタルVCRモード」と称する。
【0033】
上述の2つのサブユニット37,38のいずれも、上述の機能を有する回路として実装し、または、アプリケーションとして実現できる。アプリケーションとして実装される場合には、例えば1つのアプリケーションプログラムにおいて、2つのサブユニット機能モジュールにより実現される。このとき、例えば上述のスイッチ36もソフトウェア的に実装することができる。ユーザがディスクレコーダ30のディスプレイ(図示せず)に表示された2つのサブユニット名のうち一方を選択することによりサブユニットの切り換えを要求できる場合には、スイッチ36は、ユーザからのモジュール切り換え要求に応じてサブユニット機能モジュールを選択して実行する処理として実現される。
【0034】
予約情報管理部33は予約情報39を保持し、予約情報39の内容を回線40に接続された機器(デジタルテレビ10、20等)から確認できるように掲示する。さらに予約情報管理部33は、予約情報で指定された時刻から録画開始の指示を出力する。また予約情報で指定された時間だけ経過すると、録画停止の指示を出力する。したがって予約情報管理部33は少なくとも予約録画が完了するまで予約情報(図3(a))を保持する。さらに予約情報管理部33は、予約情報の変更の指示を受け取り、その指示に基づいて予約情報の内容を変更する。変更とは、例えば予約情報の内容の修正、予約情報の削除である。
【0035】
予約制御部34は、予約情報管理部33が管理する予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されている対象との整合を保持する。すなわち予約情報39のサブユニットタイプおよびIDフィールド6(図2(a))に指定されているサブユニットタイプおよびIDを、現在選択されているモード(ディスクモードまたはデジタルVCRモード)と同一にする。このときの予約制御部34等の具体的な処理の内容は、図4〜6を参照して後述する。さらに予約制御部34は、予約情報の変更が必要な場合にその変更を予約情報管理部33に指示する。「予約情報の変更が必要な場合」とは、本明細書ではユーザがスイッチ36を操作した場合が該当する。他に予約情報の変更が必要な場合として、デジタルテレビ10、20の視聴者が予約内容を変更した場合も挙げられる。予約制御部34は、予約情報の変更の指示ともに、変更後の予約情報または変更の内容を予約情報管理部33に指示する。
【0036】
記録部35は、予約情報管理部33からの録画開始、録画停止等の指示に基づいて、ディスク状の記録媒体に番組を記憶する。番組を表す情報は、ディスクレコーダ30がチューナユニット(図示せず)を備えている場合には、そのユニットが供給してもよい。またはその情報は、デジタルテレビ10、20のチューナサブユニット13、23の一方が提供してもよい。記録部35は、ディスクサブユニット37またはテープレコーダ/プレーヤサブユニット38において解釈された制御コマンドに基づいて、録画開始、録画停止等の動作を行うこともできる。通信部41−1は、IEEE1394規格で規定されている非同期通信(アシンクロナス伝送)によりAV/Cコマンドを受信する。
【0037】
次に予約制御部34が、予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を保持する際に適用できる、3タイプの処理を説明する。前提として、予め図3(b)に示す予約情報39がデジタルテレビ10からディスクレコーダ30へ送信され、予約情報管理部33が保持し、回線40に接続されている機器に対して掲示されているとする。図3(b)は、予約情報39の例を示す図である。図3(b)の上のフィールドから順に、パラメータ“0x0123456789ABCDEF”はテレビ10を表す機器固有のIDである。パラメータ“0x00000001”はデジタルテレビ10が割り当てたレコードIDである。パラメータ“2003年5月1日9時0分0秒”は、予約時刻を年月日日時分秒で表す。パラメータ“2時間”は、録画時間である。パラメータ“繰り返しなし”は、定期的に録画を行わないことを表す。パラメータ“1”は、予約するサブユニットはサブユニット37(図1)の1つのみであることを表す。パラメータ“DISC,ID=0”は、予約するサブユニットがディスクサブユニット37であること、およびディスクサブユニットはサブユニット37のみであることから“0”とされる。
【0038】
以下、図1および図4を参照しながら、第1のタイプの処理を説明する。第1のタイプの処理は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作して、ディスクレコーダ30をテープレコーダ/プレーヤサブユニット38に切り換えた場合(すなわちディスクモードからデジタルVCRモードに切り換えた場合)の処理である。予約情報39ではディスクサブユニット37の使用が予約されている一方、現在利用可能なサブユニットはテープレコーダ/プレーヤサブユニット38である。デジタルVCRモードでは、回線40に接続されている機器からはテープレコーダ/プレーヤサブユニット38のみが存在し、ディスクサブユニット37は存在しないと判断される。よって予約情報と現在利用可能のサブユニットとの間に不整合が生じている。
【0039】
図4は、予約制御部34(図1)の第1のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。まず予約情報管理部33(図1)は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作したことにより、モード切り換えの発生を検出し(ステップS41)、カウンタIを1に設定する(ステップS42)。カウンタIは、すべての予約情報に対して以下の処理を適用するために利用される。次にカウンタIが全ての予約数よりも大きいか否かを判断する(ステップS43)。初めての処理の場合には“NO”と判断される。そして予約制御部34は、カウンタIに対応する番号Iの予約情報に指定されているサブユニットタイプ(図3(a))が、モード切り換え後のサブユニットタイプと同一か否かを判定する(ステップS44)。同一の場合には、“YES”に進む。同一でない場合には、“NO”に進み、その予約情報のサブユニットタイプを、モード切り換え後のサブユニットタイプに変換する(ステップS45)。より具体的には、モード切り換え後のサブユニットタイプは、テープレコーダ/プレーヤサブユニット38(図1)であることから、予約制御部34は、パラメータ“DISC”を、パラメータ“TAPE RECORDER/PLAYER”に変換する指示を生成し、予約情報管理部33に送信する。予約情報管理部33は、その指示に基づいて予約情報のサブユニットタイプを、モード切り換え後のサブユニットタイプに変換する。その後、予約制御部34はカウンタIを1つ増加して(ステップS46)、再びステップS43へ戻る。同じ処理が、ステップS44において“YES”と判断された場合にも行われる。
【0040】
図3(c)は、モード切り換え後のサブユニットタイプに変換された予約情報を示す。最も下のサブユニットタイプが、パラメータ“TAPE RECORDER/PLAYER”に変更されていることが理解される。上述の処理の結果、全ての予約情報中のサブユニットタイプが、現在スイッチ36により選択されているテープレコーダ/プレーヤサブユニット38(図1)を指定するように変更される。よって、予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を保持できる。
【0041】
次に、図1および図5を参照しながら、予約制御部34(図1)の第2のタイプの処理を説明する。第2のタイプの処理は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作する際にモード切り換え要求を出し、その要求を承認するか否かを判断する処理である。モードの切り換えをソフトウェア的に行う場合には、モード切り換え要求はスイッチの切り換え指示になる。
【0042】
図5は、予約制御部34(図1)の第2のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。まず予約制御部34は、ユーザからモード切り換え要求を受け取る(ステップS51)。モード切り換え要求は、ディスクモードからデジタルVCRモードへの切り換えの要求である。そして予約情報管理部33は、予約情報管理部33(図1)に対して、現在選択されているディスクサブユニット37への予約が存在するか否かを確認する(ステップS52)。具体的には、予約制御部34からの指示を受けて、予約情報管理部33は保持している全ての予約情報のサブユニットタイプとIDのフィールド6(図3(a))を検索し、現在のディスクサブユニット37を指定する予約情報の存在の有無を予約制御部34に通知する。
【0043】
通知の結果、予約が存在しない場合(ステップS52の“NO“の場合)には、予約制御部34は、ユーザからのモード切り換え要求にしたがってスイッチ36によりモードを切り換える(ステップS53)。その後、処理が終了する。一方通知の結果、予約が存在する場合(ステップS52の“YES“の場合)には、予約制御部34は、モード切り換え要求を拒否し、現在のモードを維持する(ステップS54)。その後、処理が終了する。このようにモード切り換えを禁止することによって、予約されているサブユニットが制御対象31に存在しない状態になることを防ぐことができる。よって、予約情報39の内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を保持できる。
【0044】
なお、現在のサブユニットへの予約が存在する場合には、スイッチの切り換えができないことが予めわかっている。そのため、例えばディスクレコーダ30のディスプレイ(図示せず)にモードの切り換えができないことを予め表示していてもよい。
【0045】
次に、図1および図6を参照しながら、予約制御部34(図1)の第3のタイプの処理を説明する。第3のタイプの処理は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作して、ディスクレコーダ30をテープレコーダ/プレーヤサブユニット38に切り換えた場合(すなわちディスクモードからデジタルVCRモードに切り換えた場合)の予約情報管理部33の処理である。
【0046】
図6は、予約制御部34(図1)の第3のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。まず予約情報管理部33(図1)は、ユーザがスイッチ36(図1)を操作したことにより、モード切り換えの発生を検出する(ステップS61)。すると予約制御部34は、現在設定されている全ての予約を削除する信号を、予約情報管理部33に指示する(ステップS62)。予約制御部34は予約情報管理部33からの指示を受けて、現在保持している予約情報を消去する。全予約情報の消去により、制御対象31に存在しないディスクサブユニット37への予約を予約情報管理部33から排除できる。よって予約情報39が存在する場合には、その内容と、スイッチ36により選択されているサブユニットとの整合を常に確保できる。
【0047】
以上、予約録画システム100ディスクレコーダ30を例にして、本発明の被制御機器の実施形態を説明した。本明細書では、現在選択されているサブユニットがディスクサブユニットであり、スイッチによりテープレコーダ/プレーヤサブユニットにモード変換する際の処理を例として説明した。しかしこれは例であり、ディスクサブユニットとテープレコーダ/プレーヤサブユニットとを入れ替えてもよい。また予約録画システムにおいて本発明の被制御機器を利用する例を説明したが、いうまでもなく予約録画システムに限定されることはない。例えば、予約再生システム、編集システム等である。被制御機器が複数のサブユニットを備えており、その1つが予約されて予約時刻に予約動作を実行する被制御機器であれば、録画動作に限らず上述の例を適用できる。また、IEEE1394インターフェース以外のインターフェースを用いて、制御機器と被制御機器とを接続してもよい。例えば、USB、HDMI等である。
【0048】
以上説明したディスクレコーダ30(図1)の処理は、例えば図4〜6のフローチャートに従った処理を規定するコンピュータプログラムに基づいて実現される。そのようなコンピュータプログラムは、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体記録媒体、および、光ディスク等の光記録媒体等の種々の記録媒体に記録可能であり、ネットワーク等の電気通信回線を介して伝送可能である。さらにそのようなコンピュータプログラムを記憶した1以上の半導体記録媒体により、個々に流通するチップセットを構成することもできる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、現在選択されているサブユニットに対する予約が予約情報に存在する状態で、そのサブユニットが別のサブユニットに切り換えられた場合に、全ての予約情報中のサブユニットの指定を切り換え後のサブユニットに変更する。または、現在選択されているサブユニットに対する予約が予約情報に存在する状態では、サブユニットの切り換えを禁止する。これにより、予約情報の内容と、現在選択されているサブユニットとの整合を保持できる。
【0050】
サブユニットが別のサブユニットに切り換えられた場合には、サブユニットを予約する全ての予約情報を削除するようにした。これにより、予約情報が存在する場合には、その内容と、切り換え後のサブユニットとを常に整合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】予約録画システムの構成図である。
【図2】アシンクロナスパケットのデータ構造を示す図である。
【図3】(a)は予約情報の記述内容を示す図であり、(b)は予約情報の例を示す図であり、(c)はモード切り換え後のサブユニットタイプに変換された予約情報を示す図である。
【図4】予約制御部の第1のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】予約制御部の第2のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】予約制御部の第3のタイプの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】2台のデジタルテレビと、バスを介して接続されたディスクレコーダを示す従来のシステム構成図である。
【符号の説明】
10 デジタルテレビ
14 ディスクサブユニット制御部
20 デジタルテレビ
24 テープレコーダ/プレーヤサブユニット制御部
30 ディスクレコーダ
31 コントローラ
32 制御対象
33 予約情報管理部
34 予約制御部
35 記録部
36 スイッチ
37 ディスクサブユニット
38 テープレコーダ/プレーヤサブユニット
39 予約情報
40 回線
100 予約録画システム
Claims (8)
- 少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器であって、
各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットと、
ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、
前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、
前記予約情報の保持および変更を管理する予約情報管理部と、
ユーザの要求に基づいてスイッチが第1のサブユニットと異なる第2のサブユニットを選択した場合に、保持されている前記予約情報の前記第1のパラメータを、第2のサブユニットを特定する第2のパラメータに変更する指示を生成する予約制御部と
を備え、予約制御部の前記指示に基づいて、予約情報管理部が前記予約情報の第1のパラメータを前記第2のパラメータに変更する、被制御機器。 - 少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器であって、
各々が異なるコマンド系を解釈して、所定の機能を実現する複数のサブユニットと、
ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、
前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、
前記予約情報を保持する予約情報管理部と、
ユーザからの第1のサブユニットから第2のサブユニットへの変更の要求に応答して、予約情報管理部に前記予約情報の存在を確認し、前記予約情報が存在する場合には前記変更を禁止する予約制御部と
を備えた被制御機器。 - 少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器であって、
各々が異なるコマンド系を解釈して、所定の機能を実現する複数のサブユニットと、
ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するスイッチと、
前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻およびスイッチにより選択されている第1のサブユニットを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信する受信部と、
前記予約情報の保持および変更を管理する予約情報管理部と、
ユーザの要求に基づいてスイッチが第1のサブユニットと異なる第2のサブユニットを選択した場合に、保持されている前記予約情報を削除する指示を生成する予約制御部と
を備え、予約制御部の前記指示に基づいて、予約情報管理部は保持している前記予約情報を削除する、被制御機器。 - 前記少なくとも1つの制御機器とIEEE1394バス・インターフェース規格の回線を介して接続されている、請求項1〜3のいずれかに記載の被制御機器。
- 少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、
ユーザの要求を受け取って、前記複数のサブユニットアプリケーションのうちの1つを選択するステップと、
前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、
前記予約情報を保持するステップと、
ユーザの要求に基づいて前記第1のサブユニットアプリケーションと異なる第2のサブユニットアプリケーションを選択するステップと、
保持されている前記予約情報の前記第1のパラメータを、第2のサブユニットアプリケーションを特定する第2のパラメータに変更するステップと
を備えたコンピュータプログラム。 - 少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、
ユーザの要求を受け取って、前記複数のサブユニットアプリケーションのうちの1つを選択するステップと、
前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、
前記予約情報を保持するステップと、
ユーザからの第1のサブユニットから第2のサブユニットへの変更の要求を受け取るステップと、
前記変更の要求に応答して、前記予約情報の存在を確認し、前記予約情報が存在する場合には前記変更を禁止するステップと
を備えたコンピュータプログラム。 - 少なくとも1つの制御機器と接続され、前記少なくとも1つの制御機器により予め指定された予約時刻に予約された動作を実行する被制御機器において実行されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、各々が異なるコマンド系を解釈して、前記動作に関連する機能を提供する複数のサブユニットアプリケーションを有しており、
ユーザの要求を受け取って、複数のサブユニットのうちの1つを選択するステップと、
前記少なくとも1つの制御機器から、前記予約時刻および選択されている第1のサブユニットアプリケーションを示す第1のパラメータを含む予約情報を受信するステップと、
前記予約情報の保持するステップと、
ユーザの要求に基づいて第1のサブユニットアプリケーションと異なる第2のサブユニットアプリケーションを選択するステップと、
保持されている前記予約情報を削除するステップと
を備えたコンピュータプログラム。 - 前記少なくとも1つの制御機器と前記被制御機器とは、IEEE1394バス・インターフェース規格の回線を介して接続されている、請求項5〜7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
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---|---|---|---|
JP2003100629A JP2004312179A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 被制御機器および被制御機器において実行可能なコンピュータプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008010343A1 (fr) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Récepteur de diffusion numérique |
-
2003
- 2003-04-03 JP JP2003100629A patent/JP2004312179A/ja active Pending
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WO2008010343A1 (fr) * | 2006-07-20 | 2008-01-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Récepteur de diffusion numérique |
US8285122B2 (en) | 2006-07-20 | 2012-10-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Digital broadcast receiver |
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