JP2004310857A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転ヘッドシリンダーにテープを券回して信号の入出力を行う磁気記録再生装置で、メインシャーシと往復移動するサブシャーシを備えた磁気記録再生装置において、カセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持することを目的とする。
【解決手段】メインシャーシに設けたホルダー係合部とカセットホルダーに設けたメインシャーシ係合部をテープ引き出し位置において係合させることにより、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない磁気記録再生装置を実現する。
【選択図】 図7
【解決手段】メインシャーシに設けたホルダー係合部とカセットホルダーに設けたメインシャーシ係合部をテープ引き出し位置において係合させることにより、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない磁気記録再生装置を実現する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メインシャーシに対しサブシャーシを相対的に移動させる機構を備えた磁気記録再生装置に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気記録再生装置に於いて、さらなる高精度化、高品質化が図られている。
【0003】
以下に従来の磁気記録再生装置について図8、9、10、11,12,13,14を用いて説明する。
【0004】
図8は従来の磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図で、平面図と左側面図である。図9は従来の磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図で、平面図と右側面図と左側面図である。図10は従来の磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図で、平面図と右側面図と左側面図と正面図である。図11は従来の磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図12は従来の磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図13は従来の磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図である。図14は従来の磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図である。
【0005】
図8において、1はメインシャーシで、2はメインシャーシ1に設けられた回転ヘッドシリンダー、3はメインシャーシ1に設けられた第1の突起ガイド部で、4はメインシャーシ1に設けられた第2の突起ガイド部である。図9において、5はサブシャーシで、6はサブシャーシ5に設けられた第1のガイド溝部で、7はサブシャーシ5に設けられた第2のガイド溝部で、8はサブシャーシ5に設けられたロック係合部である。図10において、9はカセットホルダーで、10は図示されないカセットの挿入口で、11はカセットホルダー9をサブシャーシ5にロックするためのロックレバーである。図8,9,10においては、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構や、テープを駆動するための機構等が省略されている。
【0006】
図11,12は、カセットホルダー昇降機構を説明するための模式図で、図11はカセットホルダーが上昇した状態を示し、図12はカセットホルダーが下降した状態を示す。図11,12において、5aはサブシャーシ5の左側面の壁で、図5では省略されている。サブシャーシの左側面5aにはカム溝5bが設けられており、12は第1のリンクで、その一端12aはカム溝5bに摺動自在に係合されており、その他端12bはカセットホルダー9に回動自在に係合されている。13は第2のリンクで、その一端13aはカセットホルダー9に設けられたカム溝9aに摺動自在に係合されており、その他端13bはサブシャーシの左側面5aに回動自在に係合されている。第1のリンク12と第2のリンク13は13cで回動自在に係合されている。14はアップバネで、第1のリンク12と第2のリンク13との間に張架されカセットホルダー9を常に上昇する方向に力を加えている。装置本体の右側面においても図11,12と同様の機構が設けられている。図9ではサブシャーシの左右の側面は省略されている。一般に、12bの位置には左右の第1、第2のリンクの同期を取るための同期軸が設けられているが、本図では省略されている。図11はカセットホルダー9にカセットが挿入可能な状態で、その状態より使用者がカセットホルダー9を押し下げると、図12の状態になり、図10中のロックレバー11が図9中のロック係合部8と係合することにより、その状態が保持される。ロックレバー11とロック係合部8は図11,12では省略されている。一般的にロックレバー11はカセットホルダー9に回動自在に設けられており、ロック係合部8と係合したり、また、その係合を解除したりするための詳細な機構は、図8,9,10,11,12,13,14では省略されている。ロックレバー11とロック係合部8とで構成されるロック機構は、装置の右側面にのみ設けられている。
【0007】
図13,14は装置本体のカセット装着位置とテープ引き出し位置での平面図と左側面図であり、カセットホルダー昇降機構や、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構、テープを駆動するための機構等は省略されている。図13,14においてメインシャーシ1上の第1と第2のの突起ガイド部3,4はサブシャーシ5に設けられた第1と第2のガイド溝6,7に摺動自在に係合しており、サブシャーシ5を往復スライド可能に案内している。図13では、カセットホルダー9は下降した状態を示している。サブシャーシ5は、図13のカセット装着位置から、メインシャーシ1上をスライドして図14に示すテープ引き出し位置まで移動する。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−328788号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、アップバネ14によるカセットホルダー9を上昇させようとする力は、ロックレバー11とロック係合部8によって押さえられているが、ロックレバー11とロック係合部8によって構成されるロック機構は装置の右側面に設けられているため、その反対側の装置の左側面側では、カセットホルダー9がサブシャーシ5や、メインシャーシ1に対して上昇しようとし、その結果、カセットホルダー9が水平な状態から、ロック機構の反対側が浮き上がり、そのため、サブシャーシやメインシャーシに対してカセットの高さ方向の位置が確実に決まらないという問題点があった。また、その問題を防止するために、カセットホルダー昇降機構の第1、第2のリンクにおいて左右の位相をずらして、カセットホルダー9が上昇した状態では、カセットホルダー9のロック機構の反対側を少し下げておくという方策が取られることもあるが、そうすると、カセットホルダー9が上昇した状態では、カセットホルダー9が傾くという問題があった。また、カセットホルダー昇降機構の第1、第2のリンクにおいて左右の位相をずらすと、位相のばらつきによって、カセットホルダー9が下降した状態で、カセットホルダー9がサブシャーシ5を下方向に押さえつけることになり、その力によって、サブシャーシ5やメインシャーシ1がねじられ、記録再生状態でテープをガイドするテープガイドポストの傾きの精度を悪くし、テープの安定走行に支障を来すという問題点を有していた。
【0010】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、メインシャーシにホルダー係合部を設け、カセットホルダーにメインシャーシ係合部を設け、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部がにテープ引き出し位置おいて係合するとしたもので、テープ引き出し位置において、単純な構成でカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の磁気記録再生装置は、メインシャーシにホルダー係合部を設け、カセットホルダーにメインシャーシ係合部を設け、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部がにテープ引き出し位置おいて係合するという構成を有している。
【0012】
この構成によって、単純な構成でカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、テープカセット内からテープ引き出し部材によりテープを引き出し、回転ヘッドを搭載するシリンダに巻回し、テープを走行させることにより信号の記録再生を行う磁気記録再生装置で、前記回転ヘッドシリンダが搭載されるメインシャーシと、前記メインシャーシ上にあり前記メインシャーシに対し相対的にスライド可能に設けられたサブシャーシと、前記テープカセットを保持し、前記サブシャーシに装着するためのカセットホルダーと、前記カセットホルダーをサブシャーシ上で昇降させるホルダー昇降手段を備え、前記カセットホルダーに前記テープカセットを挿入し、前記サブシャーシに前記テープカセットを装着しうる位置を、テープ装着位置、前記テープカセットからテープを引き出し前記回転ヘッドシリンダに巻回し記録再生を行うことのできる位置を、テープ引き出し位置とし、前記サブシャーシは前記カセット装着位置と前記テープ引き出し位置の間を往復することができる磁気記録再生装置であって、前記メインシャーシにホルダー係合部を設け、カセットホルダーにメインシャーシ係合部を設け、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部がテープ引き出し位置において係合するものであり、単純な構成でカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという作用を有する。
【0014】
請求項2に記載の発明は、メインシャーシに設けられた突起ガイド部とサブシャーシに設けられたガイド溝部が係合することにより前記サブシャーシを前記メインシャーシに対して案内するガイド手段を備え、前記突起ガイド部のカセット装着位置側にホルダー係合部を設け、前記ホルダー係合部とメインシャーシ係合部の少なくともどちらか一方が、前記、ガイド溝部を貫通して、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部が係合するものであり、サブシャーシに設けられたガイド溝部の穴を利用してカセットホルダーとメインシャーシの係合部を構成するものであり、単純な構成で、スペースを取ることなくカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという作用を有する。
【0015】
請求項3に記載の発明は、カセットホルダーとサブシャーシを係合させるホルダーロック手段を装置の中央より右または左側に設け、装置の中央より前記ホルダーロック手段を設けた側と反対側にホルダー係合部とメインシャーシ係合部を設けるとしたもので、片側にしかカセットホルダーをサブシャーシにロックする機構が設けられていなくても、その反対側にカセットホルダーとメインシャーシを係合する機構を設けることでカセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという作用を有する。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図で、平面図と左側面図である。図2は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図で、平面図と右側面図と左側面図である。図3は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図で、平面図と右側面図と左側面図と正面図である。図4は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図5は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図6は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図である。図7は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図である。
【0018】
図1において、1はメインシャーシで、2はメインシャーシ1に設けられた回転ヘッドシリンダー、3はメインシャーシ1に設けられた第1の突起ガイド部で、4はメインシャーシ1に設けられた第2の突起ガイド部である。20はメインシャーシ1に設けられたホルダー係合部である。
【0019】
図2において、5はサブシャーシで、6はサブシャーシ5に設けられた第1のガイド溝部で、7はサブシャーシ5に設けられた第2のガイド溝部で、8はサブシャーシ5に設けられたロック係合部である。
【0020】
図3において、9はカセットホルダーで、10は図示されないカセットの挿入口で、11はカセットホルダー9をサブシャーシ5にロックするためのロックレバーである。21はカセットホルダー9に設けられたメインシャーシ係合部である。図1,2,3においては、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構や、テープを駆動するための機構等が省略されている。
【0021】
図4,5は、カセットホルダー昇降機構を説明するための模式図で、図4はカセットホルダーが上昇した状態を示し、図5はカセットホルダーが下降した状態を示す。図4,5において、5aはサブシャーシ5の左側面の壁でる。サブシャーシの右側面5aにはカム溝5bが設けられており、12は第1のリンクで、その一端12aはカム溝5bに摺動自在に係合されており、その他端12bはカセットホルダー9に回動自在に係合されている。13は第2のリンクで、その一端13aはカセットホルダー9に設けられたカム溝9aに摺動自在に係合されており、その他端13bはサブシャーシの左側面5aに回動自在に係合されている。第1のリンク12と第2のリンク13は13cで回動自在に係合されている。14はアップバネで、第1のリンク12と第2のリンク13との間に張架されカセットホルダー9を常に上昇する方向に力を加えている。装置本体の右側面においても図4,5と同様の機構が設けられている。図2ではサブシャーシの左右の側面は省略されている。一般に、12bの位置には左右の第1、第2のリンクの同期を取るための同期軸が設けられているが、本図では省略されている。図4はカセットホルダー9にカセットが挿入可能な状態で、その状態より使用者がカセットホルダー9を押し下げると、図5の状態になり、図3中のロックレバー11が図2中のロック係合部8と係合することにより、その状態が保持される。ロックレバー11とロック係合部8は図4,5では省略されている。一般的にロックレバー11はカセットホルダー9に回動自在に設けられており、ロック係合部8と係合したり、また、その係合を解除したりするための詳細な機構は、図1,2,3,4,5,6、7では省略されている。ロックレバー11とロック係合部8とで構成されるロック機構は、装置の右側面にのみ設けられている。図6,7は装置本体のカセット装着位置とテープ引き出し位置での平面図と左側面図であり、カセットホルダー昇降機構や、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構、テープを駆動するための機構等は省略されている。
【0022】
図6,7においてメインシャーシ1上の第1と第2のの突起ガイド部3,4はサブシャーシ5に設けられた第1と第2のガイド溝6,7に摺動自在に係合しており、サブシャーシ5を往復スライド可能に案内している。図6では、カセットホルダー9は下降した状態を示している。図6のカセット装着位置では、下降したカセットホルダー9の下面に設けられたメインシャーシ係合部21はサブシャーシ5の第2のガイド溝部7を貫通している。また、メインシャーシ1に設けられたホルダー係合部20は、サブシャーシ5の第2のガイド溝部7と平面的に同じ位置にある。サブシャーシ5は、図6のカセット装着位置から、メインシャーシ1上をスライドして図7に示すテープ引き出し位置まで移動する。テープ引き出し位置では、図7に示すようにメインシャーシ係合部21はホルダー係合部20と係合することにより、カセットホルダー9をメインシャーシ1に対して上下方向に固定し、これによりカセットホルダー9をアップさせるためのアップバネ14の反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることを防止する。
【0023】
以上のように本実施の形態によれば、メインシャーシ1にホルダー係合部20を設け、カセットホルダー9にメインシャーシ係合部21を設け、テープ引き出し位置において、ホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21をサブシャーシ5のガイド溝部を貫通させて、係合させ、また、カセットホルダーのロック機構であるロックレバー11やロック係合部8を設けられた側と反対側にホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21を設けることにより、単純な構成で、スペースを取ることなくカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現することができる。
【0024】
なお、以上の説明では、右側にカセットホルダーのロック機構を設け、左側にホルダー係合部とメインシャーシ係合部を設けるとしたが、その反対に、左側にカセットホルダーのロック機構を設け、右側にホルダー係合部とメインシャーシ係合部を設けるてもよい。
【0025】
また、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部はサブシャーシのガイド溝部を貫通して係合されるとしたが、サブシャーシにガイド溝部以外の穴部を設けて、そこで、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部の係合を行ってもよく、また、サブシャーシに穴を開けることなく、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部の係合を行ってもよい。
【0026】
また、以上の説明では、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部はそれぞれ一カ所づつ設けられるとしたが、複数箇所、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部が設けられてもよい。
【0027】
また、以上の説明では、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部はそれぞれ、メインシャーシやカセットホルダーの平面部に設けられるとしたが、装置の側壁上に設けられてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明は、メインシャーシ1にホルダー係合部20を設け、カセットホルダー9にメインシャーシ係合部21を設け、テープ引き出し位置において、ホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21をサブシャーシ5のガイド溝部を貫通させて、係合させ、また、カセットホルダーのロック機構であるロックレバー11やロック係合部8を設けられた側と反対側にホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21を設けることにより、単純な構成で、スペースを取ることなくカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図
【図2】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図
【図3】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図
【図4】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図5】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図6】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図
【図7】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図
【図8】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図
【図9】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図
【図10】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図
【図11】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図12】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図13】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図
【図14】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図
【符号の説明】
1 メインシャーシ
2 回転ヘッドシリンダー
3 第1の突起ガイド部
4 第2の突起ガイド部
5 サブシャーシ
5b カム溝
6 第1のガイド溝部
7 第2のガイド溝部
8 ロック係合部
9 カセットホルダー
11 ロックレバー
20 ホルダー係合部
21 メインシャーシ係合部
12 第1のリンク
13 第2のリンク
14 アップバネ
【発明の属する技術分野】
本発明は、メインシャーシに対しサブシャーシを相対的に移動させる機構を備えた磁気記録再生装置に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気記録再生装置に於いて、さらなる高精度化、高品質化が図られている。
【0003】
以下に従来の磁気記録再生装置について図8、9、10、11,12,13,14を用いて説明する。
【0004】
図8は従来の磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図で、平面図と左側面図である。図9は従来の磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図で、平面図と右側面図と左側面図である。図10は従来の磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図で、平面図と右側面図と左側面図と正面図である。図11は従来の磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図12は従来の磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図13は従来の磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図である。図14は従来の磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図である。
【0005】
図8において、1はメインシャーシで、2はメインシャーシ1に設けられた回転ヘッドシリンダー、3はメインシャーシ1に設けられた第1の突起ガイド部で、4はメインシャーシ1に設けられた第2の突起ガイド部である。図9において、5はサブシャーシで、6はサブシャーシ5に設けられた第1のガイド溝部で、7はサブシャーシ5に設けられた第2のガイド溝部で、8はサブシャーシ5に設けられたロック係合部である。図10において、9はカセットホルダーで、10は図示されないカセットの挿入口で、11はカセットホルダー9をサブシャーシ5にロックするためのロックレバーである。図8,9,10においては、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構や、テープを駆動するための機構等が省略されている。
【0006】
図11,12は、カセットホルダー昇降機構を説明するための模式図で、図11はカセットホルダーが上昇した状態を示し、図12はカセットホルダーが下降した状態を示す。図11,12において、5aはサブシャーシ5の左側面の壁で、図5では省略されている。サブシャーシの左側面5aにはカム溝5bが設けられており、12は第1のリンクで、その一端12aはカム溝5bに摺動自在に係合されており、その他端12bはカセットホルダー9に回動自在に係合されている。13は第2のリンクで、その一端13aはカセットホルダー9に設けられたカム溝9aに摺動自在に係合されており、その他端13bはサブシャーシの左側面5aに回動自在に係合されている。第1のリンク12と第2のリンク13は13cで回動自在に係合されている。14はアップバネで、第1のリンク12と第2のリンク13との間に張架されカセットホルダー9を常に上昇する方向に力を加えている。装置本体の右側面においても図11,12と同様の機構が設けられている。図9ではサブシャーシの左右の側面は省略されている。一般に、12bの位置には左右の第1、第2のリンクの同期を取るための同期軸が設けられているが、本図では省略されている。図11はカセットホルダー9にカセットが挿入可能な状態で、その状態より使用者がカセットホルダー9を押し下げると、図12の状態になり、図10中のロックレバー11が図9中のロック係合部8と係合することにより、その状態が保持される。ロックレバー11とロック係合部8は図11,12では省略されている。一般的にロックレバー11はカセットホルダー9に回動自在に設けられており、ロック係合部8と係合したり、また、その係合を解除したりするための詳細な機構は、図8,9,10,11,12,13,14では省略されている。ロックレバー11とロック係合部8とで構成されるロック機構は、装置の右側面にのみ設けられている。
【0007】
図13,14は装置本体のカセット装着位置とテープ引き出し位置での平面図と左側面図であり、カセットホルダー昇降機構や、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構、テープを駆動するための機構等は省略されている。図13,14においてメインシャーシ1上の第1と第2のの突起ガイド部3,4はサブシャーシ5に設けられた第1と第2のガイド溝6,7に摺動自在に係合しており、サブシャーシ5を往復スライド可能に案内している。図13では、カセットホルダー9は下降した状態を示している。サブシャーシ5は、図13のカセット装着位置から、メインシャーシ1上をスライドして図14に示すテープ引き出し位置まで移動する。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−328788号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、アップバネ14によるカセットホルダー9を上昇させようとする力は、ロックレバー11とロック係合部8によって押さえられているが、ロックレバー11とロック係合部8によって構成されるロック機構は装置の右側面に設けられているため、その反対側の装置の左側面側では、カセットホルダー9がサブシャーシ5や、メインシャーシ1に対して上昇しようとし、その結果、カセットホルダー9が水平な状態から、ロック機構の反対側が浮き上がり、そのため、サブシャーシやメインシャーシに対してカセットの高さ方向の位置が確実に決まらないという問題点があった。また、その問題を防止するために、カセットホルダー昇降機構の第1、第2のリンクにおいて左右の位相をずらして、カセットホルダー9が上昇した状態では、カセットホルダー9のロック機構の反対側を少し下げておくという方策が取られることもあるが、そうすると、カセットホルダー9が上昇した状態では、カセットホルダー9が傾くという問題があった。また、カセットホルダー昇降機構の第1、第2のリンクにおいて左右の位相をずらすと、位相のばらつきによって、カセットホルダー9が下降した状態で、カセットホルダー9がサブシャーシ5を下方向に押さえつけることになり、その力によって、サブシャーシ5やメインシャーシ1がねじられ、記録再生状態でテープをガイドするテープガイドポストの傾きの精度を悪くし、テープの安定走行に支障を来すという問題点を有していた。
【0010】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、メインシャーシにホルダー係合部を設け、カセットホルダーにメインシャーシ係合部を設け、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部がにテープ引き出し位置おいて係合するとしたもので、テープ引き出し位置において、単純な構成でカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の磁気記録再生装置は、メインシャーシにホルダー係合部を設け、カセットホルダーにメインシャーシ係合部を設け、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部がにテープ引き出し位置おいて係合するという構成を有している。
【0012】
この構成によって、単純な構成でカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、テープカセット内からテープ引き出し部材によりテープを引き出し、回転ヘッドを搭載するシリンダに巻回し、テープを走行させることにより信号の記録再生を行う磁気記録再生装置で、前記回転ヘッドシリンダが搭載されるメインシャーシと、前記メインシャーシ上にあり前記メインシャーシに対し相対的にスライド可能に設けられたサブシャーシと、前記テープカセットを保持し、前記サブシャーシに装着するためのカセットホルダーと、前記カセットホルダーをサブシャーシ上で昇降させるホルダー昇降手段を備え、前記カセットホルダーに前記テープカセットを挿入し、前記サブシャーシに前記テープカセットを装着しうる位置を、テープ装着位置、前記テープカセットからテープを引き出し前記回転ヘッドシリンダに巻回し記録再生を行うことのできる位置を、テープ引き出し位置とし、前記サブシャーシは前記カセット装着位置と前記テープ引き出し位置の間を往復することができる磁気記録再生装置であって、前記メインシャーシにホルダー係合部を設け、カセットホルダーにメインシャーシ係合部を設け、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部がテープ引き出し位置において係合するものであり、単純な構成でカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという作用を有する。
【0014】
請求項2に記載の発明は、メインシャーシに設けられた突起ガイド部とサブシャーシに設けられたガイド溝部が係合することにより前記サブシャーシを前記メインシャーシに対して案内するガイド手段を備え、前記突起ガイド部のカセット装着位置側にホルダー係合部を設け、前記ホルダー係合部とメインシャーシ係合部の少なくともどちらか一方が、前記、ガイド溝部を貫通して、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部が係合するものであり、サブシャーシに設けられたガイド溝部の穴を利用してカセットホルダーとメインシャーシの係合部を構成するものであり、単純な構成で、スペースを取ることなくカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという作用を有する。
【0015】
請求項3に記載の発明は、カセットホルダーとサブシャーシを係合させるホルダーロック手段を装置の中央より右または左側に設け、装置の中央より前記ホルダーロック手段を設けた側と反対側にホルダー係合部とメインシャーシ係合部を設けるとしたもので、片側にしかカセットホルダーをサブシャーシにロックする機構が設けられていなくても、その反対側にカセットホルダーとメインシャーシを係合する機構を設けることでカセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという作用を有する。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図で、平面図と左側面図である。図2は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図で、平面図と右側面図と左側面図である。図3は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図で、平面図と右側面図と左側面図と正面図である。図4は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図5は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図である。図6は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図である。図7は本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図である。
【0018】
図1において、1はメインシャーシで、2はメインシャーシ1に設けられた回転ヘッドシリンダー、3はメインシャーシ1に設けられた第1の突起ガイド部で、4はメインシャーシ1に設けられた第2の突起ガイド部である。20はメインシャーシ1に設けられたホルダー係合部である。
【0019】
図2において、5はサブシャーシで、6はサブシャーシ5に設けられた第1のガイド溝部で、7はサブシャーシ5に設けられた第2のガイド溝部で、8はサブシャーシ5に設けられたロック係合部である。
【0020】
図3において、9はカセットホルダーで、10は図示されないカセットの挿入口で、11はカセットホルダー9をサブシャーシ5にロックするためのロックレバーである。21はカセットホルダー9に設けられたメインシャーシ係合部である。図1,2,3においては、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構や、テープを駆動するための機構等が省略されている。
【0021】
図4,5は、カセットホルダー昇降機構を説明するための模式図で、図4はカセットホルダーが上昇した状態を示し、図5はカセットホルダーが下降した状態を示す。図4,5において、5aはサブシャーシ5の左側面の壁でる。サブシャーシの右側面5aにはカム溝5bが設けられており、12は第1のリンクで、その一端12aはカム溝5bに摺動自在に係合されており、その他端12bはカセットホルダー9に回動自在に係合されている。13は第2のリンクで、その一端13aはカセットホルダー9に設けられたカム溝9aに摺動自在に係合されており、その他端13bはサブシャーシの左側面5aに回動自在に係合されている。第1のリンク12と第2のリンク13は13cで回動自在に係合されている。14はアップバネで、第1のリンク12と第2のリンク13との間に張架されカセットホルダー9を常に上昇する方向に力を加えている。装置本体の右側面においても図4,5と同様の機構が設けられている。図2ではサブシャーシの左右の側面は省略されている。一般に、12bの位置には左右の第1、第2のリンクの同期を取るための同期軸が設けられているが、本図では省略されている。図4はカセットホルダー9にカセットが挿入可能な状態で、その状態より使用者がカセットホルダー9を押し下げると、図5の状態になり、図3中のロックレバー11が図2中のロック係合部8と係合することにより、その状態が保持される。ロックレバー11とロック係合部8は図4,5では省略されている。一般的にロックレバー11はカセットホルダー9に回動自在に設けられており、ロック係合部8と係合したり、また、その係合を解除したりするための詳細な機構は、図1,2,3,4,5,6、7では省略されている。ロックレバー11とロック係合部8とで構成されるロック機構は、装置の右側面にのみ設けられている。図6,7は装置本体のカセット装着位置とテープ引き出し位置での平面図と左側面図であり、カセットホルダー昇降機構や、カセットからテープを引き出して回転ヘッドシリンダー2に券回するための機構、テープを駆動するための機構等は省略されている。
【0022】
図6,7においてメインシャーシ1上の第1と第2のの突起ガイド部3,4はサブシャーシ5に設けられた第1と第2のガイド溝6,7に摺動自在に係合しており、サブシャーシ5を往復スライド可能に案内している。図6では、カセットホルダー9は下降した状態を示している。図6のカセット装着位置では、下降したカセットホルダー9の下面に設けられたメインシャーシ係合部21はサブシャーシ5の第2のガイド溝部7を貫通している。また、メインシャーシ1に設けられたホルダー係合部20は、サブシャーシ5の第2のガイド溝部7と平面的に同じ位置にある。サブシャーシ5は、図6のカセット装着位置から、メインシャーシ1上をスライドして図7に示すテープ引き出し位置まで移動する。テープ引き出し位置では、図7に示すようにメインシャーシ係合部21はホルダー係合部20と係合することにより、カセットホルダー9をメインシャーシ1に対して上下方向に固定し、これによりカセットホルダー9をアップさせるためのアップバネ14の反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることを防止する。
【0023】
以上のように本実施の形態によれば、メインシャーシ1にホルダー係合部20を設け、カセットホルダー9にメインシャーシ係合部21を設け、テープ引き出し位置において、ホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21をサブシャーシ5のガイド溝部を貫通させて、係合させ、また、カセットホルダーのロック機構であるロックレバー11やロック係合部8を設けられた側と反対側にホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21を設けることにより、単純な構成で、スペースを取ることなくカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現することができる。
【0024】
なお、以上の説明では、右側にカセットホルダーのロック機構を設け、左側にホルダー係合部とメインシャーシ係合部を設けるとしたが、その反対に、左側にカセットホルダーのロック機構を設け、右側にホルダー係合部とメインシャーシ係合部を設けるてもよい。
【0025】
また、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部はサブシャーシのガイド溝部を貫通して係合されるとしたが、サブシャーシにガイド溝部以外の穴部を設けて、そこで、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部の係合を行ってもよく、また、サブシャーシに穴を開けることなく、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部の係合を行ってもよい。
【0026】
また、以上の説明では、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部はそれぞれ一カ所づつ設けられるとしたが、複数箇所、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部が設けられてもよい。
【0027】
また、以上の説明では、ホルダー係合部とメインシャーシ係合部はそれぞれ、メインシャーシやカセットホルダーの平面部に設けられるとしたが、装置の側壁上に設けられてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明は、メインシャーシ1にホルダー係合部20を設け、カセットホルダー9にメインシャーシ係合部21を設け、テープ引き出し位置において、ホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21をサブシャーシ5のガイド溝部を貫通させて、係合させ、また、カセットホルダーのロック機構であるロックレバー11やロック係合部8を設けられた側と反対側にホルダー係合部20とメインシャーシ係合部21を設けることにより、単純な構成で、スペースを取ることなくカセットホルダーをサブシャーシやメインシャーシに対して確実に精度よく保持し、カセットホルダーをアップさせるためのバネの反力によってサブシャーシやメインシャーシがねじられることのない高精度の磁気記録再生装置が実現できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図
【図2】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図
【図3】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図
【図4】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図5】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図6】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図
【図7】本発明の実施の形態における磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図
【図8】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のメインシャーシの二面図
【図9】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のサブシャーシの三面図
【図10】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーの四面図
【図11】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが上昇した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図12】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセットホルダーが下降した状態でのカセットホルダー昇降機構の模式図
【図13】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のカセット装着位置での平面図と左側面図
【図14】従来の実施の形態における磁気記録再生装置のテープ引き出し位置での平面図と左側面図
【符号の説明】
1 メインシャーシ
2 回転ヘッドシリンダー
3 第1の突起ガイド部
4 第2の突起ガイド部
5 サブシャーシ
5b カム溝
6 第1のガイド溝部
7 第2のガイド溝部
8 ロック係合部
9 カセットホルダー
11 ロックレバー
20 ホルダー係合部
21 メインシャーシ係合部
12 第1のリンク
13 第2のリンク
14 アップバネ
Claims (3)
- テープカセット内からテープ引き出し部材によりテープを引き出し、回転ヘッドを搭載するシリンダに巻回し、テープを走行させることにより信号の記録再生を行う磁気記録再生装置で、前記回転ヘッドシリンダが搭載されるメインシャーシと、前記メインシャーシ上にあり前記メインシャーシに対し相対的にスライド可能に設けられたサブシャーシと、前記テープカセットを保持し、前記サブシャーシに装着するためのカセットホルダーと、前記カセットホルダーをサブシャーシ上で昇降させるホルダー昇降手段を備え、前記カセットホルダーに前記テープカセットを挿入し、前記サブシャーシに前記テープカセットを装着しうる位置を、テープ装着位置、前記テープカセットからテープを引き出し前記回転ヘッドシリンダに巻回し記録再生を行うことのできる位置を、テープ引き出し位置とし、前記サブシャーシは前記カセット装着位置と前記テープ引き出し位置の間を往復することができる磁気記録再生装置であって、
前記メインシャーシにホルダー係合部を設け、カセットホルダーにメインシャーシ係合部を設け、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部がテープ引き出し位置において係合することを特徴とする磁気記録再生装置。 - メインシャーシに設けられた突起ガイド部とサブシャーシに設けられたガイド溝部が係合することにより前記サブシャーシを前記メインシャーシに対して案内するガイド手段を備え、前記突起ガイド部のカセット装着位置側にホルダー係合部を設け、前記ホルダー係合部とメインシャーシ係合部の少なくともどちらか一方が、前記、ガイド溝部を貫通して、前記ホルダー係合部と前記メインシャーシ係合部が係合することを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
- カセットホルダーとサブシャーシを係合させるホルダーロック手段を装置の中央より右または左側に設け、装置の中央より前記ホルダーロック手段を設けた側と反対側にホルダー係合部とメインシャーシ係合部を設けることを特徴とする請求項1及び2記載の磁気記録再生装置。
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