JP2004310846A - ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着されたディスクを再生する前に、ディフェクトディスクであるか否かをいち早く確認し、ディフェクトディスクである場合には、再生開始時のディスク読み込み速度を予め遅く設定して、再生動作をスムーズに開始させる。
【解決手段】システムコントローラ10は、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出機能と、ディスク1を装置内に装填してキック電圧を印加したとき、検出機能により検出した回転数の変化とメモリ部11に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装填されているディスク1の偏心の有無を判定する偏心判定機能とを備えており、この判定結果に基づき、装填されているディスク1が偏心している場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】システムコントローラ10は、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出機能と、ディスク1を装置内に装填してキック電圧を印加したとき、検出機能により検出した回転数の変化とメモリ部11に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装填されているディスク1の偏心の有無を判定する偏心判定機能とを備えており、この判定結果に基づき、装填されているディスク1が偏心している場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、偏心や重さの過不足といったディスクの不良を、装置本体に装着された後、再生動作開始前に確認することのできるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、偏心しているディスクや重さが基準範囲内にないディスク(以下、「ディフェクトディスク」ともいう。)を検出する技術が提案されている。
この技術は、ディスクをディスクトレイに装着し、一度フォーカスを合わせてディスク読み込み処理を実行し、そのときの読み込み精度の善し悪しからディファクトディスクであるか否かを判断するようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−52427号公報
【特許文献2】
特開平5−36097号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1,2はいずれも、装着されたディスクを一旦再生状態とするため、例えば偏心量が大きかった場合には、ディスクがディスクトレイから脱落してディスク自体が傷付いたり、ディスクが装置本体側の機構部に衝突して機構部が故障してしまうといった問題が発生する。上記特許文献1,2では、このような問題は全く考慮されていない。すなわち、特許文献1には、ディスク再生時のディスク偏心に対する光ピックアップの追従性を改善する技術が開示されており、特許文献2には、ディスク再生時のディスク偏心に基づくトラック振れの影響を除き、シーク時のトラックに対する相対ヘッド速度を正確に検出する技術が開示されている。
【0005】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、装着されたディスクを再生する前に、ディフェクトディスクであるか否かをいち早く確認し、ディフェクトディスクである場合には、再生開始時のディスク読み込み速度を予め遅く設定しておくことで、上記の問題を解決したディスク装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のディスク装置は、装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準回転数の変化を予め記憶している記憶手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記検出手段により検出された回転数の変化と前記記憶手段に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定する偏心判定手段とを備えており、前記制御手段は、前記偏心判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定することを特徴とする。ここで、ディスク読み込み速度を遅く設定する具体例としては、ピックアップが追従可能な最低速度に設定することが考えられる。
【0007】
このように、ディスク装着時で再生開始前に、ディスクの偏心の有無を判定することにより、その後の再生動作の開始時に、装着されているディスクに合った好適なディスク読み込み速度に設定でき、再生動作をスムーズに行うことができる。
【0008】
また、本発明のディスク装置は、装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間を予め記憶している記憶手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの時間を計測する計測手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記計測手段により計測された時間と前記記憶手段に記憶されている基準時間とを比較し、計測時間と基準時間との差に基づいて、装着されているディスクの重さを判定する重さ判定手段とを備えており、前記制御手段は、前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定することを特徴とする。ここで、ディスク読み込み速度を遅く設定する具体例としては、ピックアップが追従可能な最低速度に設定することが考えられる。
【0009】
このように、ディスク装着時で再生開始前に、ディスクの重さを判定することにより、その後の再生動作の開始時に、装着されているディスクに合った好適なディスク読み込み速度に設定でき、再生動作をスムーズに行うことができる。
【0010】
また、前記記憶手段は、基準回転数の変化のデータとして、電圧印加時からスピンドルモータの回転が安定する時間の間の任意の複数ポイントでの回転数を基準回転数として予め記憶し、前記検出手段は、前記複数ポイントでのスピンドルモータの回転数を検出し、前記偏心判定手段は、前記複数ポイントでの前記検出手段の検出回転数と前記記憶手段に記憶されている基準回転数とを随時比較し、各ポイントでの検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定するようにしてもよい。
【0011】
図4は、工場生産時に検査工程等で使用される基準ディスクと、ディフェクトディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときの、スピンドルモータの回転開始から安定回転数に達するまでの回転数の変化を示したグラフであり、縦軸が回転数(rpm)、横軸が時間(t)である。
【0012】
図中、符号51で示す曲線が基準ディスクの変化曲線、符号52及び53で示す曲線が偏心ディスクの変化曲線、符号54がディスクの標準重量よりも重いディスクの変化曲線、符号53がディスクの標準重量よりも軽いディスクの変化曲線を示している。なお、符号52は標準重量より軽い偏心ディスク、符号53は標準重量より重い偏心ディスクである。
【0013】
基準ディスクでは、キック電圧を印加したときのスピンドルモータが安定回転数に達するまでの回転数の変化(符号51)はほぼ直線的に変化している。これに対し、ディフェクトディスクが偏心ディスクである場合、キック電圧を印加したときのスピンドルモータが安定回転数に達するまでの回転数の変化(符号52,53)を見ると、回転数が直線的(比例的)には増加せず、偏心による影響を受けながら波曲線的に増加する。従って、電圧印加時(t0)からの経過時間が等間隔の任意の時間t1,t2,t3の3点で回転数n11,n12,n13(符号52の曲線の場合)を検出し、n11とn12との差Δnaと、n12とn13との差Δnbが等しい場合(Δna=Δnb)には、ディスクに偏心が無いと判断できる。一方、これらの差が等しくない場合(Δna≠Δnb)には、ディスクが偏心していると判断することができる。これにより、ディスクの偏心の有無を確実に判定することができる。また、このときの偏心量(偏重心)も、基準ディスクの曲線51との差を計算することによって求めることができる。この場合、例えば各ポイントでの検出回転数の平均値と基準ディスクの基準回転数との差を計算するようにしてもよい。
【0014】
また、このグラフから、重さの軽いディスクは基準ディスクよりも早く安定状態に達し、重さの重いディスクは基準ディスクよりも遅く安定状態に達することが分かる。従って、このキック電圧の印加時から回転が安定状態に達するまでの時間を計測することで、ディスクの重さを判定することができる。
【0015】
また、前記記憶手段はさらに、前記基準回転数からの誤差の許容範囲及び前記基準時間からの誤差の許容範囲をそれぞれ、各種ディスク読み込み速度に対応させて予め記憶しておいてもよい。そして、前記制御手段は、前記偏心判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合には、検出回転数と基準回転数との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する一方、前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、検出時間と基準時間との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定するようにしてもよい。
【0016】
すなわち、読み込み速度を遅く設定する他の具体例として、基準回転数からの誤差の許容範囲及び基準時間からの誤差の許容範囲をそれぞれ各種ディスク読み込み速度に対応させたテーブルを記憶手段に予め格納しておく。そして、検出回転数と基準回転数との差とテーブル内の偏心(回転数)に対応する誤差の許容範囲とを比較して、その差が含まれる誤差の許容範囲を検索し、その検索した許容範囲に対応するディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する。また、検出時間と基準時間との差とテーブル内の重さ(時間)に対応する誤差の許容範囲とを比較して、その差が含まれる誤差の許容範囲を検索し、その検索した許容範囲に対応するディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する。これにより、再生開始時には、装着されているディスクに偏心や重量的な誤差があっても、そのディスクに好適なディスク読み込み速度で再生を開始することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のディスク装置のシステム構成を示している。
【0018】
装着されたディスク1からデータを読み込む光ピックアップ3の出力は、RFアンプ5を介してディジタル信号処理回路7に接続されており、ディジタル信号処理回路7の出力は、光ピックアップ3によるデータの読み込み時のレーザ出力を制御するレーザドライバ8に接続されている。また、サーボ処理回路9の出力は、光ピックアップ3をディスク1の半径方向に移動させるためのフィードモータ4とディスク1を回転駆動するスピンドルモータ2とに接続されており、これらディジタル信号処理回路7及びサーボ処理回路9は、装置全体の動作制御を行うシステムコントローラ10と双方向に接続されている。
【0019】
また、ディジタル信号処理回路7には、再生動作時にディスク1から実際に読み込んだデータを一時的に蓄積するバッファとしてのSRAM6が双方向に接続されている。また、システムコントローラ10及びディジタル信号処理回路7には、図示しない上位ホストコンピュータとの接続を行うためのインターフェイスコントローラ(I/Fコントローラ)12が双方向に接続された構成となっている。
【0020】
システムコントローラ10には、スピンドルモータ2の回転数を検出するFG(Frequency Generator)14からのFGパルス(FG周波数)が入力されている。システムコントローラ10は、内部にF/V変換回路10a及びA/D変換回路10bを備えており、受け取ったFG周波数を電圧に変換して回転数の検出処理を行うようになっている。
【0021】
また、システムコントローラ10には、ディスク1のパラメータやレーザパワーのパラメータ等の固有情報を記憶しておくためのメモリ部(EEPROMやフラッシュメモリ等)11が双方向に接続されている。このメモリ部11には、後述する速度設定テーブルも格納されている。また、メモリ部11には、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間tsのデータと、電圧印加時からスピンドルモータの回転が安定するまでの時間の間の任意の複数ポイント(図4に示すt1,t2,t3)での基準回転数(n1,n2,n3)のデータとが予め格納されている。これらのデータは、例えば工場出荷時に格納される。
【0022】
さらに、システムコントローラ10には、キック電圧の印加時からスピンドルモータの回転が安定するまでの時間の間の任意の複数ポイントの時間を計測するタイマー回路15が接続されている。
【0023】
ディジタル信号処理回路7は、EFM復調や、ACIRC(Advanced Cross Interleaved Reed−Solomon Code)による誤り訂正方式に従って、16ビットの信号を8ビットづつに区切り、その8ビットを14ビットに変換するといった処理等を行う。
【0024】
システムコントローラ10は、本実施形態では、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出機能と、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したとき、検出機能により検出した回転数の変化とメモリ部11に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスク1の偏心の有無を判定する偏心判定機能とを備えており、この判定結果に基づき、装着されているディスク1が偏心している場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定する制御を行うようになっている。また、システムコントローラ10は、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したとき、タイマー回路15により計測された時間とメモリ部11に記憶されている基準時間とを比較し、計測時間と基準時間との差に基づいて、装着されているディスク1の重さを判定する重さ判定機能を備えており、その判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定する制御を行うようになっている。
【0025】
図2は、メモリ部11に格納されている速度設定テーブルの構成例を示している。ただし、この速度設定テーブルは、最大ディスク読み込み速度が40倍速の場合を例示している。
【0026】
この速度設定テーブルは、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間からの誤差の許容範囲(Δt)、及び基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化(基準回転数)からの誤差の許容範囲(Δv)を、それぞれ各種ディスク読み込み速度(この例では、40倍速、32倍速、20倍速、4倍速)に対応させたテーブルとなっている。なお、このテーブルでは、FG14からのFGパルス(FG周波数)を電圧に変換(F/V変換)した値で偏重心(v)欄の誤差の許容範囲を設定している。
【0027】
次に、上記構成のディスク装置において、ディスク装着時のディフェクトディスクの判定処理及び速度設定処理について、図3に示すフローチャート及び図4に示すグラフを参照して説明する。
【0028】
ディスク1が装着されると(ステップS1)、システムコントローラ10はキック電圧を印加してスピンドルモータ2を安定回転数まで駆動し、そのときのスピンドルモータ2の回転数の変化を監視する(ステップS2)。また、これと同時に、タイマー回路15を起動して、電圧印加時(時刻t0)からの各計測ポイントまでの時間(t1,t2,t3)、及びスピンドルモータ2の回転が安定するまでの時間tnを計測し(ステップS3)、その後の処理を分岐する(ステップS4)。
【0029】
すなわち、システムコントローラ10は、各計測ポイントの時間になったかどうかを確認し(ステップS5)、計測ポイントの時間になると、その時点でのスピンドルモータ2の回転数nを検出する(ステップS6)。システムコントローラ10では、このような処理を、全ての計測ポイントでの計測を終了するまで繰り返し行う(ステップS5〜ステップS7の繰り返し)。
【0030】
そして、全計測ポイントでの計測を終了すると(ステップS7でYesと判断されると)、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)での検出回転数(n11,n12,n13)に基づき、各計測ポイント間の検出回転数の差(Δna,Δnb)を計算して(ステップS8)、これらの差Δna,Δnbがほぼ等しい(ただし、多少の許容誤差範囲を考慮している)かどうかを判定する(ステップS9)。
【0031】
その結果、ΔnaとΔnbとがほぼ等しい場合には(図4の符号51,54,55がこの場合に該当する。)、ディスク1に偏心が無いと判定できるので、通常通り(最大速度の例えば40倍速で)、その後の再生動作(すなわち、ディスク読み込み処理)を開始する(ステップS10)。
【0032】
一方、ΔnaとΔnbとが等しくない場合(許容誤差範囲を超えている場合)には(図4の符号52,53がこの場合に該当する。)、ディスク1が偏心していると判定する(ステップS11)。そして、この場合には、システムコントローラ10は、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)での検出回転数(n11,n12,n13)の平均値を計算し(ステップS12)、メモリ部11に格納されている基準ディスクの基準回転数(n1,n2,n3)の平均値との差(誤差)Δvを計算する(ステップS13)。そして、この差(誤差)Δvと、メモリ部11の設定速度テーブル(図2参照)に格納されている偏重心(v)欄の誤差の許容範囲とを比較し(ステップS14)、この差(誤差)Δvが含まれる誤差の許容範囲に対応する設定速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する(ステップS15)。
【0033】
具体的には、例えばステップS13で計算された差(誤差)Δvが+0.5(v)であった場合には、図2に示す速度設定テーブルから32倍速を選択し、その後のディスク読み込み速度として32倍速を設定する。すなわち、ディスク1の最大読み込み速度が、装置の性能上40倍速であっても、実際に再生を開始するときには、最大速度の40倍速から開始するのではなく、32倍速で再生を開始することになる。
【0034】
一方、ステップS3においてスピンドルモータ2の回転が安定するまでの時間tnの計測を開始すると、ステップS4からステップS16へと進み、安定時間tnの計測を終了したかどうかを確認する(ステップS16)。そして、安定時間tnの計測を終了すると、その計測した安定時間tnとメモリ部11に格納されている基準ディスクの安定時間tsとを比較する(ステップS17)。
【0035】
その結果、図4に示すように、tnがtsの許容範囲内[(ts−20)〜(ts+10)の範囲内:図4中に斜線を付して示す範囲内]である場合(ステップS17でYesと判断された場合)には、ディスク1の重さが基準ディスクの標準重量とほぼ同じ重さであると判定できるので、通常通り(最大速度の例えば40倍速で)、その後の再生動作(すなわち、ディスク読み込み処理)を開始する(ステップS10)。
【0036】
一方、tnがtsの許容範囲外[(ts−20)〜(ts+10)の範囲外]である場合(ステップS17でNoと判断された場合)には、装着されたディスク1が基準ディスクより重いかまたは軽いディフェクトディスクであると判定する(ステップS18)。そして、この場合には、基準時間tsと計測時間tnとの差(誤差)Δtを計算する(ステップS19)。そして、この差(誤差)Δtと、メモリ部11の設定速度テーブル(図2参照)に格納されている重さ(ms)欄の誤差の許容範囲とを比較し(ステップS20)、この差(誤差)Δtが含まれる誤差の許容範囲に対応する設定速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する(ステップS21)。
【0037】
具体的には、例えばステップS19で計算された差(誤差)Δtが−34(ms)であった場合には、図2に示す速度設定テーブルから20倍速を選択し、その後のディスク読み込み速度として20倍速を設定する。すなわち、ディスク1の最大読み込み速度が、装置の性能上40倍速であっても、実際に再生を開始するときには、最大速度の40倍速から開始するのではなく、20倍速で再生を開始することになる。
【0038】
なお、上記動作説明では、ステップS11で偏心ディスクと判定した場合、次のステップS12で、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)での検出回転数(n11,n12,n13)の平均値を計算し、次のステップS13で、メモリ部11に格納されている基準ディスクの基準回転数(n1,n2,n3)の平均値を計算し、これら平均値の差(誤差)Δvを計算するようにしているが、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)ごとに検出回転数と基準回転数との差を計算し、これらの差の平均値Δvを計算するようにしてもよい。
【0039】
また、上記動作説明では、計測ポイントとして3点を計測する構成としているが、3点に限定されるものではなく、4点、5点というように計測ポイントを増やすことで、ディフェクトディスクをより正確に判定することが可能となる。
【0040】
さらに、上記動作説明では、ステップS11やステップS18でディェクトディスクであると判定した場合、速度設定テーブルを参照して、その後のディスク読み込み速度を好適なディスク読み込み速度に設定するようにしているが、このような速度設定テーブルを用いることなく、常に、光ピックアップ3が追従可能な最低速度、例えば図2に示す速度設定テーブルの例で言えば4倍速に設定するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明のディスク装置によれば、偏心や重さの過不足といったディフェクトディスクを、装置本体に装着された後、再生動作開始前に確認することができるので、その後の再生動作を装着されたディスクに好適なディスク読み込み速度で開始することができる。これにより、例えばディスクの偏心量が大きかった場合に、再生動作開始時に最大速度でディスクを回転させたためにディスクがディスクトレイから脱落してディスク自体が傷付いたり、ディスクが装置本体側の機構部である例えば光ピックアップに衝突して光ピックアップが故障してしまうといった不具合の発生も確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】速度設定テーブルの一例を示す説明図である。
【図3】ディスク装着時のディフェクトディスクの判定処理及び速度設定処理を示すフローチャートである。
【図4】工場生産時に検査工程等で使用される基準ディスクと、ディフェクトディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときの、スピンドルモータの回転開始から安定回転数に達するまでの回転数の変化を示したグラフである。
【符号の説明】
1 ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 フィードモータ
5 RFアンプ
6 SRAM
7 ディジタル信号処理回路
8 レーザドライバ
9 サーボ処理回路
10 システムコントローラ
11 EEPROM
12 I/Fコントローラ
14 FG
15 タイマー回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、偏心や重さの過不足といったディスクの不良を、装置本体に装着された後、再生動作開始前に確認することのできるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、偏心しているディスクや重さが基準範囲内にないディスク(以下、「ディフェクトディスク」ともいう。)を検出する技術が提案されている。
この技術は、ディスクをディスクトレイに装着し、一度フォーカスを合わせてディスク読み込み処理を実行し、そのときの読み込み精度の善し悪しからディファクトディスクであるか否かを判断するようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−52427号公報
【特許文献2】
特開平5−36097号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1,2はいずれも、装着されたディスクを一旦再生状態とするため、例えば偏心量が大きかった場合には、ディスクがディスクトレイから脱落してディスク自体が傷付いたり、ディスクが装置本体側の機構部に衝突して機構部が故障してしまうといった問題が発生する。上記特許文献1,2では、このような問題は全く考慮されていない。すなわち、特許文献1には、ディスク再生時のディスク偏心に対する光ピックアップの追従性を改善する技術が開示されており、特許文献2には、ディスク再生時のディスク偏心に基づくトラック振れの影響を除き、シーク時のトラックに対する相対ヘッド速度を正確に検出する技術が開示されている。
【0005】
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、装着されたディスクを再生する前に、ディフェクトディスクであるか否かをいち早く確認し、ディフェクトディスクである場合には、再生開始時のディスク読み込み速度を予め遅く設定しておくことで、上記の問題を解決したディスク装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のディスク装置は、装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準回転数の変化を予め記憶している記憶手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記検出手段により検出された回転数の変化と前記記憶手段に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定する偏心判定手段とを備えており、前記制御手段は、前記偏心判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定することを特徴とする。ここで、ディスク読み込み速度を遅く設定する具体例としては、ピックアップが追従可能な最低速度に設定することが考えられる。
【0007】
このように、ディスク装着時で再生開始前に、ディスクの偏心の有無を判定することにより、その後の再生動作の開始時に、装着されているディスクに合った好適なディスク読み込み速度に設定でき、再生動作をスムーズに行うことができる。
【0008】
また、本発明のディスク装置は、装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間を予め記憶している記憶手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの時間を計測する計測手段と、ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記計測手段により計測された時間と前記記憶手段に記憶されている基準時間とを比較し、計測時間と基準時間との差に基づいて、装着されているディスクの重さを判定する重さ判定手段とを備えており、前記制御手段は、前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定することを特徴とする。ここで、ディスク読み込み速度を遅く設定する具体例としては、ピックアップが追従可能な最低速度に設定することが考えられる。
【0009】
このように、ディスク装着時で再生開始前に、ディスクの重さを判定することにより、その後の再生動作の開始時に、装着されているディスクに合った好適なディスク読み込み速度に設定でき、再生動作をスムーズに行うことができる。
【0010】
また、前記記憶手段は、基準回転数の変化のデータとして、電圧印加時からスピンドルモータの回転が安定する時間の間の任意の複数ポイントでの回転数を基準回転数として予め記憶し、前記検出手段は、前記複数ポイントでのスピンドルモータの回転数を検出し、前記偏心判定手段は、前記複数ポイントでの前記検出手段の検出回転数と前記記憶手段に記憶されている基準回転数とを随時比較し、各ポイントでの検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定するようにしてもよい。
【0011】
図4は、工場生産時に検査工程等で使用される基準ディスクと、ディフェクトディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときの、スピンドルモータの回転開始から安定回転数に達するまでの回転数の変化を示したグラフであり、縦軸が回転数(rpm)、横軸が時間(t)である。
【0012】
図中、符号51で示す曲線が基準ディスクの変化曲線、符号52及び53で示す曲線が偏心ディスクの変化曲線、符号54がディスクの標準重量よりも重いディスクの変化曲線、符号53がディスクの標準重量よりも軽いディスクの変化曲線を示している。なお、符号52は標準重量より軽い偏心ディスク、符号53は標準重量より重い偏心ディスクである。
【0013】
基準ディスクでは、キック電圧を印加したときのスピンドルモータが安定回転数に達するまでの回転数の変化(符号51)はほぼ直線的に変化している。これに対し、ディフェクトディスクが偏心ディスクである場合、キック電圧を印加したときのスピンドルモータが安定回転数に達するまでの回転数の変化(符号52,53)を見ると、回転数が直線的(比例的)には増加せず、偏心による影響を受けながら波曲線的に増加する。従って、電圧印加時(t0)からの経過時間が等間隔の任意の時間t1,t2,t3の3点で回転数n11,n12,n13(符号52の曲線の場合)を検出し、n11とn12との差Δnaと、n12とn13との差Δnbが等しい場合(Δna=Δnb)には、ディスクに偏心が無いと判断できる。一方、これらの差が等しくない場合(Δna≠Δnb)には、ディスクが偏心していると判断することができる。これにより、ディスクの偏心の有無を確実に判定することができる。また、このときの偏心量(偏重心)も、基準ディスクの曲線51との差を計算することによって求めることができる。この場合、例えば各ポイントでの検出回転数の平均値と基準ディスクの基準回転数との差を計算するようにしてもよい。
【0014】
また、このグラフから、重さの軽いディスクは基準ディスクよりも早く安定状態に達し、重さの重いディスクは基準ディスクよりも遅く安定状態に達することが分かる。従って、このキック電圧の印加時から回転が安定状態に達するまでの時間を計測することで、ディスクの重さを判定することができる。
【0015】
また、前記記憶手段はさらに、前記基準回転数からの誤差の許容範囲及び前記基準時間からの誤差の許容範囲をそれぞれ、各種ディスク読み込み速度に対応させて予め記憶しておいてもよい。そして、前記制御手段は、前記偏心判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合には、検出回転数と基準回転数との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する一方、前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、検出時間と基準時間との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定するようにしてもよい。
【0016】
すなわち、読み込み速度を遅く設定する他の具体例として、基準回転数からの誤差の許容範囲及び基準時間からの誤差の許容範囲をそれぞれ各種ディスク読み込み速度に対応させたテーブルを記憶手段に予め格納しておく。そして、検出回転数と基準回転数との差とテーブル内の偏心(回転数)に対応する誤差の許容範囲とを比較して、その差が含まれる誤差の許容範囲を検索し、その検索した許容範囲に対応するディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する。また、検出時間と基準時間との差とテーブル内の重さ(時間)に対応する誤差の許容範囲とを比較して、その差が含まれる誤差の許容範囲を検索し、その検索した許容範囲に対応するディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する。これにより、再生開始時には、装着されているディスクに偏心や重量的な誤差があっても、そのディスクに好適なディスク読み込み速度で再生を開始することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のディスク装置のシステム構成を示している。
【0018】
装着されたディスク1からデータを読み込む光ピックアップ3の出力は、RFアンプ5を介してディジタル信号処理回路7に接続されており、ディジタル信号処理回路7の出力は、光ピックアップ3によるデータの読み込み時のレーザ出力を制御するレーザドライバ8に接続されている。また、サーボ処理回路9の出力は、光ピックアップ3をディスク1の半径方向に移動させるためのフィードモータ4とディスク1を回転駆動するスピンドルモータ2とに接続されており、これらディジタル信号処理回路7及びサーボ処理回路9は、装置全体の動作制御を行うシステムコントローラ10と双方向に接続されている。
【0019】
また、ディジタル信号処理回路7には、再生動作時にディスク1から実際に読み込んだデータを一時的に蓄積するバッファとしてのSRAM6が双方向に接続されている。また、システムコントローラ10及びディジタル信号処理回路7には、図示しない上位ホストコンピュータとの接続を行うためのインターフェイスコントローラ(I/Fコントローラ)12が双方向に接続された構成となっている。
【0020】
システムコントローラ10には、スピンドルモータ2の回転数を検出するFG(Frequency Generator)14からのFGパルス(FG周波数)が入力されている。システムコントローラ10は、内部にF/V変換回路10a及びA/D変換回路10bを備えており、受け取ったFG周波数を電圧に変換して回転数の検出処理を行うようになっている。
【0021】
また、システムコントローラ10には、ディスク1のパラメータやレーザパワーのパラメータ等の固有情報を記憶しておくためのメモリ部(EEPROMやフラッシュメモリ等)11が双方向に接続されている。このメモリ部11には、後述する速度設定テーブルも格納されている。また、メモリ部11には、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間tsのデータと、電圧印加時からスピンドルモータの回転が安定するまでの時間の間の任意の複数ポイント(図4に示すt1,t2,t3)での基準回転数(n1,n2,n3)のデータとが予め格納されている。これらのデータは、例えば工場出荷時に格納される。
【0022】
さらに、システムコントローラ10には、キック電圧の印加時からスピンドルモータの回転が安定するまでの時間の間の任意の複数ポイントの時間を計測するタイマー回路15が接続されている。
【0023】
ディジタル信号処理回路7は、EFM復調や、ACIRC(Advanced Cross Interleaved Reed−Solomon Code)による誤り訂正方式に従って、16ビットの信号を8ビットづつに区切り、その8ビットを14ビットに変換するといった処理等を行う。
【0024】
システムコントローラ10は、本実施形態では、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出機能と、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したとき、検出機能により検出した回転数の変化とメモリ部11に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスク1の偏心の有無を判定する偏心判定機能とを備えており、この判定結果に基づき、装着されているディスク1が偏心している場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定する制御を行うようになっている。また、システムコントローラ10は、ディスク1を装置内に装着してキック電圧を印加したとき、タイマー回路15により計測された時間とメモリ部11に記憶されている基準時間とを比較し、計測時間と基準時間との差に基づいて、装着されているディスク1の重さを判定する重さ判定機能を備えており、その判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定する制御を行うようになっている。
【0025】
図2は、メモリ部11に格納されている速度設定テーブルの構成例を示している。ただし、この速度設定テーブルは、最大ディスク読み込み速度が40倍速の場合を例示している。
【0026】
この速度設定テーブルは、基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間からの誤差の許容範囲(Δt)、及び基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータ2の立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化(基準回転数)からの誤差の許容範囲(Δv)を、それぞれ各種ディスク読み込み速度(この例では、40倍速、32倍速、20倍速、4倍速)に対応させたテーブルとなっている。なお、このテーブルでは、FG14からのFGパルス(FG周波数)を電圧に変換(F/V変換)した値で偏重心(v)欄の誤差の許容範囲を設定している。
【0027】
次に、上記構成のディスク装置において、ディスク装着時のディフェクトディスクの判定処理及び速度設定処理について、図3に示すフローチャート及び図4に示すグラフを参照して説明する。
【0028】
ディスク1が装着されると(ステップS1)、システムコントローラ10はキック電圧を印加してスピンドルモータ2を安定回転数まで駆動し、そのときのスピンドルモータ2の回転数の変化を監視する(ステップS2)。また、これと同時に、タイマー回路15を起動して、電圧印加時(時刻t0)からの各計測ポイントまでの時間(t1,t2,t3)、及びスピンドルモータ2の回転が安定するまでの時間tnを計測し(ステップS3)、その後の処理を分岐する(ステップS4)。
【0029】
すなわち、システムコントローラ10は、各計測ポイントの時間になったかどうかを確認し(ステップS5)、計測ポイントの時間になると、その時点でのスピンドルモータ2の回転数nを検出する(ステップS6)。システムコントローラ10では、このような処理を、全ての計測ポイントでの計測を終了するまで繰り返し行う(ステップS5〜ステップS7の繰り返し)。
【0030】
そして、全計測ポイントでの計測を終了すると(ステップS7でYesと判断されると)、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)での検出回転数(n11,n12,n13)に基づき、各計測ポイント間の検出回転数の差(Δna,Δnb)を計算して(ステップS8)、これらの差Δna,Δnbがほぼ等しい(ただし、多少の許容誤差範囲を考慮している)かどうかを判定する(ステップS9)。
【0031】
その結果、ΔnaとΔnbとがほぼ等しい場合には(図4の符号51,54,55がこの場合に該当する。)、ディスク1に偏心が無いと判定できるので、通常通り(最大速度の例えば40倍速で)、その後の再生動作(すなわち、ディスク読み込み処理)を開始する(ステップS10)。
【0032】
一方、ΔnaとΔnbとが等しくない場合(許容誤差範囲を超えている場合)には(図4の符号52,53がこの場合に該当する。)、ディスク1が偏心していると判定する(ステップS11)。そして、この場合には、システムコントローラ10は、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)での検出回転数(n11,n12,n13)の平均値を計算し(ステップS12)、メモリ部11に格納されている基準ディスクの基準回転数(n1,n2,n3)の平均値との差(誤差)Δvを計算する(ステップS13)。そして、この差(誤差)Δvと、メモリ部11の設定速度テーブル(図2参照)に格納されている偏重心(v)欄の誤差の許容範囲とを比較し(ステップS14)、この差(誤差)Δvが含まれる誤差の許容範囲に対応する設定速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する(ステップS15)。
【0033】
具体的には、例えばステップS13で計算された差(誤差)Δvが+0.5(v)であった場合には、図2に示す速度設定テーブルから32倍速を選択し、その後のディスク読み込み速度として32倍速を設定する。すなわち、ディスク1の最大読み込み速度が、装置の性能上40倍速であっても、実際に再生を開始するときには、最大速度の40倍速から開始するのではなく、32倍速で再生を開始することになる。
【0034】
一方、ステップS3においてスピンドルモータ2の回転が安定するまでの時間tnの計測を開始すると、ステップS4からステップS16へと進み、安定時間tnの計測を終了したかどうかを確認する(ステップS16)。そして、安定時間tnの計測を終了すると、その計測した安定時間tnとメモリ部11に格納されている基準ディスクの安定時間tsとを比較する(ステップS17)。
【0035】
その結果、図4に示すように、tnがtsの許容範囲内[(ts−20)〜(ts+10)の範囲内:図4中に斜線を付して示す範囲内]である場合(ステップS17でYesと判断された場合)には、ディスク1の重さが基準ディスクの標準重量とほぼ同じ重さであると判定できるので、通常通り(最大速度の例えば40倍速で)、その後の再生動作(すなわち、ディスク読み込み処理)を開始する(ステップS10)。
【0036】
一方、tnがtsの許容範囲外[(ts−20)〜(ts+10)の範囲外]である場合(ステップS17でNoと判断された場合)には、装着されたディスク1が基準ディスクより重いかまたは軽いディフェクトディスクであると判定する(ステップS18)。そして、この場合には、基準時間tsと計測時間tnとの差(誤差)Δtを計算する(ステップS19)。そして、この差(誤差)Δtと、メモリ部11の設定速度テーブル(図2参照)に格納されている重さ(ms)欄の誤差の許容範囲とを比較し(ステップS20)、この差(誤差)Δtが含まれる誤差の許容範囲に対応する設定速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する(ステップS21)。
【0037】
具体的には、例えばステップS19で計算された差(誤差)Δtが−34(ms)であった場合には、図2に示す速度設定テーブルから20倍速を選択し、その後のディスク読み込み速度として20倍速を設定する。すなわち、ディスク1の最大読み込み速度が、装置の性能上40倍速であっても、実際に再生を開始するときには、最大速度の40倍速から開始するのではなく、20倍速で再生を開始することになる。
【0038】
なお、上記動作説明では、ステップS11で偏心ディスクと判定した場合、次のステップS12で、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)での検出回転数(n11,n12,n13)の平均値を計算し、次のステップS13で、メモリ部11に格納されている基準ディスクの基準回転数(n1,n2,n3)の平均値を計算し、これら平均値の差(誤差)Δvを計算するようにしているが、各計測ポイント(時間t1,t2,t3)ごとに検出回転数と基準回転数との差を計算し、これらの差の平均値Δvを計算するようにしてもよい。
【0039】
また、上記動作説明では、計測ポイントとして3点を計測する構成としているが、3点に限定されるものではなく、4点、5点というように計測ポイントを増やすことで、ディフェクトディスクをより正確に判定することが可能となる。
【0040】
さらに、上記動作説明では、ステップS11やステップS18でディェクトディスクであると判定した場合、速度設定テーブルを参照して、その後のディスク読み込み速度を好適なディスク読み込み速度に設定するようにしているが、このような速度設定テーブルを用いることなく、常に、光ピックアップ3が追従可能な最低速度、例えば図2に示す速度設定テーブルの例で言えば4倍速に設定するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明のディスク装置によれば、偏心や重さの過不足といったディフェクトディスクを、装置本体に装着された後、再生動作開始前に確認することができるので、その後の再生動作を装着されたディスクに好適なディスク読み込み速度で開始することができる。これにより、例えばディスクの偏心量が大きかった場合に、再生動作開始時に最大速度でディスクを回転させたためにディスクがディスクトレイから脱落してディスク自体が傷付いたり、ディスクが装置本体側の機構部である例えば光ピックアップに衝突して光ピックアップが故障してしまうといった不具合の発生も確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】速度設定テーブルの一例を示す説明図である。
【図3】ディスク装着時のディフェクトディスクの判定処理及び速度設定処理を示すフローチャートである。
【図4】工場生産時に検査工程等で使用される基準ディスクと、ディフェクトディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときの、スピンドルモータの回転開始から安定回転数に達するまでの回転数の変化を示したグラフである。
【符号の説明】
1 ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 フィードモータ
5 RFアンプ
6 SRAM
7 ディジタル信号処理回路
8 レーザドライバ
9 サーボ処理回路
10 システムコントローラ
11 EEPROM
12 I/Fコントローラ
14 FG
15 タイマー回路
Claims (8)
- 装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、
基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間と、電圧印加時からスピンドルモータの回転が安定するまでの時間の間の任意の複数ポイントでの基準回転数とを予め記憶しているとともに、前記基準時間からの誤差の許容範囲及び前記基準回転数からの誤差の許容範囲をそれぞれ各種ディスク読み込み速度に対応させて予め記憶している記憶手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの時間を計測する計測手段と、
前記複数ポイントでのスピンドルモータの回転数を検出する検出手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記複数ポイントでの前記検出手段の検出回転数と前記記憶手段に記憶されている基準回転数とを随時比較し、各ポイントでの検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定する偏心判定手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記計測手段により計測された時間と前記記憶手段に記憶されている基準時間とを比較し、計測時間と基準時間との差に基づいて、装着されているディスクの重さを判定する重さ判定手段とを備えており、
前記制御手段は、前記偏心判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合には、検出回転数と基準回転数との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定する一方、前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、検出時間と基準時間との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定することを特徴とするディスク装置。 - 装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、
基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準回転数の変化を予め記憶している記憶手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記検出手段により検出された回転数の変化と前記記憶手段に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定する偏心判定手段とを備えており、
前記制御手段は、前記偏心判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定することを特徴とするディスク装置。 - 装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、
基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間を予め記憶している記憶手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの時間を計測する計測手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記計測手段により計測された時間と前記記憶手段に記憶されている基準時間とを比較し、計測時間と基準時間との差に基づいて、装着されているディスクの重さを判定する重さ判定手段とを備えており、
前記制御手段は、前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定することを特徴とするディスク装置。 - 装置内に装着されたディスクの再生動作を制御する制御手段を備えたディスク装置であって、
基準ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの基準時間と基準回転数の変化とを予め記憶している記憶手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの時間を計測する計測手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したときのスピンドルモータの立ち上がりから回転が安定するまでの回転数の変化を検出する検出手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記検出手段により検出された回転数の変化と前記記憶手段に記憶されている基準回転数の変化とを比較し、検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定する偏心判定手段と、
ディスクを装置内に装着してキック電圧を印加したとき、前記計測手段により計測された時間と前記記憶手段に記憶されている基準時間とを比較し、計測時間と基準時間との差に基づいて、装着されているディスクの重さを判定する重さ判定手段とを備えており、
前記制御手段は、前記偏心判定手段及び前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合または装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、その後のディスク読み込み速度を遅く設定することを特徴とするディスク装置。 - 前記制御手段は、ディスク読み込み速度を遅く設定する場合に、ピックアップが追従可能な最低速度に設定することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のディスク装置。
- 前記記憶手段は、基準回転数の変化のデータとして、電圧印加時からスピンドルモータの回転が安定する時間の間の任意の複数ポイントでの回転数を基準回転数として予め記憶しており、
前記検出手段は、前記複数ポイントでのスピンドルモータの回転数を検出し、
前記偏心判定手段は、前記複数ポイントでの前記検出手段の検出回転数と前記記憶手段に記憶されている基準回転数とを随時比較し、各ポイントでの検出回転数と基準回転数との差に基づいて、装着されているディスクの偏心の有無を判定することを特徴とする請求項2または請求項4に記載のディスク装置。 - 前記記憶手段はさらに、前記基準回転数からの誤差の許容範囲を各種ディスク読み込み速度に対応させて予め記憶しており、
前記制御手段は、前記偏心判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが偏心している場合には、検出回転数と基準回転数との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定することを特徴とする請求項2または請求項6に記載のディスク装置。 - 前記記憶手段はさらに、前記基準時間からの誤差の許容範囲を各種ディスク読み込み速度に対応させて予め記憶しており、
前記制御手段は、前記重さ判定手段の判定結果に基づき、装着されているディスクが基準ディスクより重いかまたは軽い場合には、検出時間と基準時間との差が前記記憶手段に記憶されている誤差の許容範囲に含まれるディスク読み込み速度となるように、その後のディスク読み込み速度を設定することを特徴とする請求項3に記載のディスク装置。
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