JP2004309835A - カメラ及び画像再生装置 - Google Patents

カメラ及び画像再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004309835A
JP2004309835A JP2003103999A JP2003103999A JP2004309835A JP 2004309835 A JP2004309835 A JP 2004309835A JP 2003103999 A JP2003103999 A JP 2003103999A JP 2003103999 A JP2003103999 A JP 2003103999A JP 2004309835 A JP2004309835 A JP 2004309835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
position information
image
camera
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003103999A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Onuki
一朗 大貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003103999A priority Critical patent/JP2004309835A/ja
Publication of JP2004309835A publication Critical patent/JP2004309835A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

【課題】撮影の際の位置情報取得を簡単にし、かつ写真プリント等の再生画像上は撮影者の意志に基づいた形態で位置情報を表示する。
【解決手段】撮影時には位置情報を自動で取得すると共に、撮影者は該位置情報をどのような表示形態で再生するかを選択できる。
第1実施例では、カメラはGPS衛星から経緯度情報を取得し、撮影者は表示形態として経緯度の他に住所や施設名としての表示形態をカメラ上で設定する。プリンタは上記情報に基づいて経緯度を所定の表示形態に変換し、プリント上に印字する。
第2実施例では、カメラは符号化された場所情報を地上のアンテナより取得し、地名辞書を用いて地名あるいは経緯度に変換し、プリント上に印字する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影画像と共に該画像を撮影した位置に関する情報を記録するカメラ、及び該撮影画像に該位置情報を付加して再生する画像再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、撮影画像に撮影位置情報を付加して記録し、撮影画像と該位置情報を対応付けて出力して、プリント画像の整理の簡便性を図ったり、電子化された画像の検索性を向上させる提案がなされている。この場合、位置情報には種々の表示形態があるが、ここでは便宜上以下のような分類と名称付けをしておく。
【0003】
(1)座標的位置情報:経緯度のように、座標値として定義された位置情報
(2)地理的位置情報:住所のように、地図上の空間的位置に対応して名づけられた位置情報
(3)社会的位置情報:公園名、建物名、観光地名のように、主に人工物に対して付与された固有名詞で表わされる位置情報
(4)個人的位置情報:「自宅」、「近所の公園」のように、各個人が自由に名称付けした位置情報
(5)符号化位置情報:郵便番号のように、上記(2)(3)の位置情報を所定の規則に従って定義した識別コードで表わした位置情報
そしてこれら位置情報をカメラに応用した技術は、以下のようなものが開示されている。
【0004】
例えば特開平3−247081では、第1実施例において、階層化された社会的位置情報からなる地名辞書をカメラ内のROM(Read Only Memory)に記憶し、撮影者がスイッチ等で所望の階層の地名を選択し、撮影画像と共に記録する技術が開示されている。また第2実施例においては、測位用電波灯台、ローカル発振局、GPS衛星等から取得した座標的位置情報あるいは符号化位置情報を、第1実施例の地名辞書を用いて社会的位置情報に変換して記録する記載がある。また、撮影画像のファイリング装置において、撮影位置を検索キーワードとして画像を効率よく検索する技術も開示されている。
【0005】
特開平8−313988においては、カメラはGPS(Global Positioning System)受信装置を有するとともに、外部記憶媒体(地名辞書)が装着可能で、該GPS受信装置で取得した座標位置情報を、該地名辞書を用いて社会的位置情報に変換して写真フィルムの磁気記録層に記録する開示がなされている。
【0006】
特開平10−243263においては、GPS受信装置及びカメラ機能を有したPDA(Personal Digital Assistant)で画像と位置情報を取得し、撮影後に該PDAで画像の出力形式を入力指定する。そして該画像と位置情報を画像データ処理装置に転送し、前記指定された出力形式に基づいて画像のプリント形式を決定し、所定の画像処理を施して画像を出力する。
【0007】
特開平11−15068においては、カメラは所定地域の場所情報を所蔵した地名辞書を内蔵し、撮影者は撮影時にカメラの入力操作部材を用いて、該地名辞書内の前記地理的位置情報あるいは社会的位置情報を選択入力し、カメラはこれを符号化位置情報に変換して写真フィルムの磁気記録層に記録する。そして現像処理された写真フィルムは、画像再生装置において画像情報と位置情報が対応付けて出力する開示がなされている。
【0008】
特開平11−183944においては、カメラは自動で取得したGPS情報と撮影者が指定した表示階層情報を記録し、画像出力時には該表示階層情報に基づいて、表示する地名の階層を決定する開示がなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知技術を用いて提供されたカメラは以下の欠点を有する。
【0010】
特開平3−247081及び特開平8−313988では、撮影画像に位置情報を付加して再生する場合、位置情報の形態を撮影者が選択できないため、位置情報の利用価値が制限される。例えばカメラが位置情報を座標的位置情報として記録するカメラでは、電子地図を用いて画像を管理する場合には都合が良いが、画像を紙媒体にプリントして整理・鑑賞する場合には座標的位置情報は利用価値が低い。一方、カメラが位置情報を社会的位置情報として記録するカメラでは、画像を紙媒体にプリントして整理・鑑賞する場合には都合が良いが、電子地図を用いて画像を管理する場合には利用価値が低い。
【0011】
特開平10−243264では、撮影者が画像の出力形式をカメラ上で指定できるが、ここでの出力形式とは、複数画像を時間単位、場所単位、縦横単位、分類単位、枚数単位等の関連データ単位での形式の指定であり、位置情報を前記座標的情報あるいは社会的情報のいずれかを指定するものではない。従って上記特開平3−247081及び特開平8−313988と同様の欠点を有する。
【0012】
特開平11−15068では、カメラは位置情報を符号化情報として記録し、撮影者がそれ以外の記録形式を選択できないので、上記特開平3−247081及び特開平8−313988と同様の欠点を有する。
【0013】
特開平11−183944では表示地名の階層を指示するのみで、経緯度、住所、場所に関する固有名称等の表示形態を選択するものではない。
【0014】
本出願に係る第1の発明の目的は、利用価値の高い位置情報を記録可能なカメラを提供する事である。
【0015】
本出願に係る第2の発明の目的は、汎用性の高い位置情報を記録可能なカメラを提供する事である。
【0016】
本出願に係る第3の発明の目的は、データ容量の少ない位置情報を記録可能なカメラを提供する事である。
【0017】
本出願に係る第4の発明の目的は、位置情報を自動で記録可能なカメラを提供する事である。
【0018】
本出願に係る第5の発明の目的は、簡単な方法で位置情報の表示形態を指定可能なカメラを提供する事である。
【0019】
本出願に係る第6の発明の目的は、写真に適した表示形態の位置情報が利用可能なカメラを提供する事である。
【0020】
本出願に係る第7の発明の目的は、利用価値の高い位置情報を再生可能な画像再生装置を提供する事である。
【0021】
本出願に係る第8の発明の目的は、汎用性の高い位置情報を撮影者にとって利用し易い表示形態にて再生可能な画像再生装置を提供する事である。
【0022】
本出願に係る第9の発明の目的は、データ容量の少ない位置情報を撮影者にとって利用し易い表示形態にて再生可能な画像表示装置を提供する事である。
【0023】
本出願に係る第10の発明の目的は、情報量が豊富で最新の位置情報を再生可能な画像再生装置を提供する事である。
【0024】
本出願に係る第11の発明の目的は、写真に適した表示形態の位置情報が再生可能な画像再生装置を提供する事である。
【0025】
本出願に係る第12の発明の目的は、整理が簡便で利用価値の高い写真プリントを出力可能な画像再生装置を提供する事である。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明のカメラは、被写界の光学像を形成する結像手段と、該光学像を画像情報として記録する画像記録手段と、位置情報入力手段と、該位置情報の再生表示形態に関する情報を設定する表示形態設定手段と、前記位置情報と前記再生表示形態情報を前記画像情報に関連付けて記録する情報記録手段とを有したことを特徴とする。
【0027】
上記構成において、カメラは撮影画像に位置情報と、該撮影画像再生時の位置情報表示形態を指示する情報を互いに関連付けて記録する。
【0028】
本出願に係る第2の発明のカメラは、前記位置情報は、経緯度等の座標に関する情報であることを特徴とする。
【0029】
上記構成において、カメラは撮影画像に経緯度情報と、画像再生時に該経緯度情報をどのような表示形態にするのかを指示する情報を互いに関連付けて記録する。
【0030】
本出願に係る第3の発明のカメラは、前記位置情報は、場所に関する名称を所定の規則に従って符号化した情報であることを特徴とする。
【0031】
上記構成において、カメラは撮影画像に符号化された位置情報と、画像再生時に該位置情報をどのような表示形態にするのかを指示する情報を互いに関連付けて記録する。
【0032】
本出願に係る第4の発明のカメラは、前記位置情報入力手段は、位置情報発信位置から発せられる位置情報信号を自動で取得することを特徴とする。
【0033】
上記構成において、カメラは撮影画像に位置情報を自動で取得し、該画像再生時の位置情報表示形態を指示する情報と併せて撮影画像を記録する。
【0034】
本出願に係る第5の発明のカメラは、前記表示形態設定手段は、複数の表示形態の中から所定の表示形態を選択して設定することを特徴とする。
【0035】
上記構成において、撮影者により位置情報表示形態を選択可能とする。
【0036】
本出願に係る第6の発明のカメラは、前記表示形態設定手段は、少なくとも経緯度、住所、場所に関する固有名称のいずれかを選択可能なことを特徴とする。
【0037】
上記構成において、撮影者により位置情報表示形態を経緯度、住所、場所に関する固有名称の中から選択可能とする。
【0038】
本出願に係る第7の発明の画像再生装置は、位置情報と該位置情報についての再生表示形態情報とが付加された画像情報を入力する画像入力手段と、前記再生表示形態情報に基づいて前記位置情報を再生用表示情報に変換する位置情報変換手段と、前記変換された再生用表示情報を前記画像に再付加して記録保存あるいは再生する画像再生手段とを有したことを特徴とする。
【0039】
上記構成において、画像再生装置は位置情報表示形態を指示する情報に基づいて位置情報を再生用表示情報に変換し、画像と共に再生する。
【0040】
本出願に係る第8の発明の画像再生装置は、前記位置情報は、経緯度等の座標に関する情報であることを特徴とする。
【0041】
上記構成において、画像再生装置は経緯度等の座標に関する情報を再生用表示情報に変換し、画像と共に再生する。
【0042】
本出願に係る第9の発明の画像再生装置は、前記位置情報は、場所に関する名称を所定の規則に従って符号化した情報であることを特徴とする。
【0043】
上記構成において、画像再生装置は符号化された情報を再生用表示情報に変換し、画像と共に再生する。
【0044】
本出願に係る第10の発明の画像再生装置は、前記位置情報変換手段は、前記位置情報と前記再生用表示情報とを所定の規則に従って関連付けた地名辞書を含むことを特徴とする。
【0045】
上記構成において、画像再生装置は地名辞書を用いて位置情報を再生用表示情報に変換し、画像と共に再生する。
【0046】
本出願に係る第11の発明の画像再生装置は、前記再生用表示情報は、少なくとも経緯度、住所、場所に関する固有名称のいずれかを含むことを特徴とする。
【0047】
上記構成において、画像再生装置は位置情報を経緯度、住所、場所に関する固有名称等の再生用表示情報に変換し、画像と共に再生する。
【0048】
本出願に係る第12の発明の画像再生装置は、前記画像再生手段は、紙状の媒体に前記画像情報と再生用表示情報を再生することを特徴とする。
【0049】
上記構成において、画像再生装置は位置情報を再生用表示情報に変換し、写真プリント上に画像と共に再生する。
【0050】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
図1ないし図16は本発明の第1の実施例に係わる図である。
【0051】
図1は本発明の第1実施例のカメラの概略構成と該カメラの使用状況を示す図である。
【0052】
101は内蔵されたフィルムに被写体像と該被写体に関する情報を記録する機能を有したカメラで、撮影レンズ102、ファインダー接眼部103、電源スイッチに相当するメインスイッチ104、レリーズボタン105を有する。またカメラ101の背面には、液晶パネル等の表示手段111、スクロールボタン112、モード選択ボタン113、選択確定ボタン114、音声入力用マイクロホン115、音声入力スイッチ116が設置される。
【0053】
141はカメラ101に着脱可能な送受信装置で、後述するGPS衛星と交信を行なう。
【0054】
151はカメラ101が撮影する被写界、152は該被写界の中に存在し、撮影対象となっている人物、153は撮影場所にある背景の建物である。
【0055】
154は地球を周回するGPS(Global Positioning System)衛星で、測位用の電波を地上に向けて常時発信している。そして前記送受信装置141が複数のGPS衛星からの電波を受信し、公知の方法でカメラ101の座標的位置を認識する。
【0056】
図2は本発明の画像再生装置で、該装置は画像編集装置171、フィルムスキャナ181、プリンタ191からなる。そして該装置は、図1のカメラ101で被写体像が記録され、現像機で現像処理されたフィルム上の画像と付加情報を入力し、合成、編集、検索、再生等を行なう機能を有する。
【0057】
該画像編集装置171は、CRT等の表示手段173、CDドライブ174、PCカードドライブ175を有している。またキーボード177、マウス178が接続される。
【0058】
181はフィルムスキャナで、フィルムカートリッジ188内のフィルムに記録された画像と画像に付加された情報を読み取る。191はプリンタで、画像編集装置171で処理されたディジタル画像信号を受信し、ハードコピーとしての写真198を出力する。
【0059】
図3は、図1のカメラの詳細構成を示す図である。
【0060】
121はカメラ全体の動作を制御するCPUで、ROM、RAM、EEPROM、A/D、D/A変換機能を有する1チップマイコンである。122はCPU121やカメラ101内の各種回路、アクチュエータに電力を供給する電源である。
【0061】
被写体からの光束は撮影レンズ102、クイックリターンミラー123、ペンタダハプリズム124、接眼レンズ103を介して撮影者が観察するためのファインダー像が形成される。また撮影時にはクイックリターンミラー123が上方に退避し、フォーカルプレンシャッター125で露光時間調節された被写体像が、フィルム126に記録される。
【0062】
126はベース部材上に感光用乳剤と磁性媒体との混合物が塗布されたフィルムで、被写体像が光学的に、撮影位置情報等の付加情報が磁気的に記録される。
【0063】
127は撮影レンズ102のズーム駆動及びフォーカシング駆動や、不図示の絞りを駆動するためのレンズ駆動手段である。128は前述のクイックリターンミラー123及びフォーカルプレンシャッター125のメカニカルチャージや、フィルム126の巻き上げ巻戻しを行なう巻き上げ手段である。
【0064】
104はメインスイッチで、該スイッチが撮影者によってオンされると、CPU121はスリープ状態から脱し、撮影に関する所定のプログラムの実行を許可する。131は測光、焦点調節等の撮影準備動作の実行を開始させる撮影準備スイッチ(SW1)、132はフィルム126への露光動作を開始させる撮影スイッチ(SW2)である。そしてこれらスイッチは前述のレリーズボタン105とメカニカルに連動しており、該ボタンの半押し操作でSW1がオンされ、該ボタン105の全押し操作でSW2がオンされ、前記撮影準備と撮影動作が実行される。
【0065】
133はカメラ101に対して着脱可能に構成されたメモリで、撮影条件に関する情報や及び撮影位置情報を記憶する。該メモリはフラッシュメモリ、磁気ディスク等が用いられる。
【0066】
134は磁気信号記録手段で、磁気ヘッドが前記フィルム126に当接し、該フィルムに塗布された磁性媒体に撮影情報及び位置情報を磁気的に記録する。
【0067】
111は液晶パネル等で構成される表示手段で、カメラに設定された撮影条件や、画像に記録される情報を表示する。
【0068】
112はスクロールボタンに連動したスクロールスイッチ群で、図1に示したスクロールボタン112の下には4個のスイッチが配置され、後述する方法でカメラの各種機能やデータの選択、変更が行なわれる。
【0069】
113はカメラの種々の動作モードを選択するモード選択ボタンで、後述する撮影条件設定モードや位置情報形態設定モードを選択するための操作部材であり、選択されたモードに対応する情報が前記表示手段111に表示される。
【0070】
114は選択確定ボタンで、選択された情報を確定する時に用いる操作部材である。
【0071】
115はマイクロホンで、カメラの撮影条件の設定や、後述する位置情報形態の選択の際に用いられる。また必要に応じて、撮影時に被写体周辺の音を録音したり、撮影者の音声をメモとして録音するためにも用いられる。
【0072】
116は音声入力ボタンで、該ボタン116の押圧操作により前記マイクロホン115からの音声入力が実行される。
【0073】
次に送受信装置141の構成を説明する。
【0074】
カメラ101に着脱可能に構成された受信装置141は、電波の送受信動作を制御するCPU142を有し、該CPU142はコネクタ143を介してカメラCPU121と通信する。
【0075】
144は送受信手段で、外界に対して電波を送受信するためのアンテナ手段と、CPU142から受信した信号を送信電波波形に変換する変調手段と、受信された電波波形を変換してCPU142へ送信する復調手段とからなる。そして該送受信手段144は、地球を周回する複数の人工衝星と通信し、該衛星との通信情報から該受信手段144の現在位置を認識する。このような測位システムは、測位用途専用に運用されているGPSシステム、あるいは通話機能と測位機能が複合化された衛星移動体通信システムが利用される。そのために、前記アンテナ手段は、弱い指向性あるいは無指向性のマイクロストリップアンテナ等が用いられる。
【0076】
図4は、図2に示した画像再生装置の詳細構成を示す図である。
【0077】
172は画像編集装置171の動作を制御するCPUで、ROM、RAM、EEPROM、A/D、D/A変換機能を有する制御装置である。173はCRT、液晶モニタ、プラズマディスプレイ等で構成された表示手段で、画像編集装置171やこれに接続される周辺機器の状態、及び各種制御プログラムの実行画面やデータを表示する。
【0078】
174は、CDドライブで、装着されたCD−ROMより種々の情報を読み出し、その内容をCPU172に送信する。175は不図示のPCカードとデータの授受を行なうためのカードドライブである。176は後述する画像再生プログラムを記憶するとともに画像データ等の各種データを保存するハードディスクである。177はデータ入力用キーボード、178はマウスである。
【0079】
179は地名辞書が記録されたCD−ROMである。該地名辞書は、座標的位置情報あるいは符号化位置情報と、地理的位置情報あるいは社会的位置情報が関連付けて記憶されたものである。また、地図と座標的位置情報が対応付けられた電子地図も記録されている。
【0080】
181は画像入力装置に相当するフィルムスキャナで、182は該スキャナの各種動作を制御するCPUであり、ROM、RAM、EEPROM、A/D、D/A変換機能を有する制御装置である。そして不図示の現像機で現像処理されたフィルムが収納されたフィルムカートリッジ188が装填されると、フィルム駆動部183がカートリッジよりフィルムを引き出し、光学読み取り部184がフィルムの画像情報を読み取ってディジタル画像信号に変換すると共に、磁気読み取り部185がフィルムの磁気層に記録された各種付加情報を読み取る。上記フィルムスキャン動作は画像編集装置171からの命令によって実行され、読み取った画像信号と付加情報は画像編集装置171に転送される。
【0081】
191は画像出力装置としてのプリンタで、銀塩印画紙に3原色のレーザ光で感光を行なう銀塩プリンタ、昇華型プリンタ、インクジェットプリンタ、電子写真式のレーザービームプリンタ等が用いられる。192は該プリンタの各種動作を制御するCPUであり、ROM、RAM、EEPROM、A/D、D/A変換機能を有する制御装置である。193は出力されるプリント用紙を駆動する給紙部、194は該用紙の表面に画像を形成する印刷部、195は該用紙の裏面に文字情報等を印字する印字部である。上記印刷動作は画像編集装置171からの命令によって実行され、その実行結果が写真(いわゆるプリント)198として排出される。
【0082】
続いて図5ないし図8を用いて、撮影前のカメラ101における初期設定操作を説明する。
【0083】
図5はカメラ101のメインスイッチ104をオン操作し、カメラに電源を投入した時の初期画面説明図で、図1において説明したカメラ101の背面に配置された表示手段111と各種操作部材を併せて示している。表示手段111内の1001ないし1003はカメラの動作モード表示部、1008は動作モード選択指標である。以下に各設定モードを説明する。
【0084】
1001の「撮影条件設定」モードは、カメラの露出制御プログラム線図、オートフォーカスモード、連写単写切り換え等の撮影条件を設定するモードである。詳しくは図6で説明する。
【0085】
1002の「位置情報形態設定」モードは、撮影時に取得した位置情報を、画像再生時にどのような形態で表示するかを指定するモードである。詳しくは図7で説明する。
【0086】
1003の「個人的位置情報登録」モードは、撮影者個人が所望の位置名称を任意文字として登録するモードである。詳しくは図8で説明する。
【0087】
上記各動作モードは、モード選択ボタン113を一回押圧操作する毎に、選択指標1008が順次下に移動する。そして実行したい動作モードに該指標1008が設定された後に選択確定ボタン114を押圧操作すると、該当モードの実行が開始され、図5ないし図8の画面に切り替わる。
【0088】
図6は「撮影条件設定」を行なうプログラムの実行画面説明図である。
【0089】
1011は露出制御モードを設定し、その結果を表示する表示部で、当図ではシャッター優先AEが選択されていることを示す。1012は焦点調節モード(オートフォーカスモード)を設定し、その結果を表示する表示部で、当図ではワンショットAF、すなわち一度合焦したら調節動作を不作動とするAFモードが選択されていることを示す。1013はフィルム給送モードを設定し、その結果を表示する表示部で、当図ではSingle・Driveすなわち単写モードが選択されていることを示す。これらの撮影情報設定方法は公知のために詳しい説明は省略する。
【0090】
図7は「位置情報形態設定」を行なうプログラムの実行画面説明図である。
【0091】
1021は、画像編集装置171の表示手段172に再生される撮影画像上に重ねて表示される位置情報、あるいはプリント198上に表示される位置情報を、社会的位置情報である「施設名」と指定する場合の表示部である。1022は、同じく前記表示手段172あるいはプリント198上に表示される位置情報を、地理的位置情報である「住所」と指定する場合の表示部である。1023は、同じく前記表示手段172あるいはプリント198上に表示される位置情報を、座標的位置情報である「経緯度」と指定する場合の表示部である。1024は、同じく前記表示手段172あるいはプリント198上に表示される位置情報を、撮影者が事前登録した個人的位置情報と指定する場合の表示部である。1025は、同じく前記表示手段172あるいはプリント198上に位置情報を表示しない旨を指定する場合の表示部である。
【0092】
上記各設定モードは、スクロールボタン112の上下方向の押圧部を押圧操作するごとに、選択指標1028が上下に移動する。そして所望の位置情報形態に該指標1028が設定された後に選択確定ボタン114を押圧操作すると、撮影時に撮影画像と共に、カメラが取得した位置情報と本画面で設定した位置情報表示形態に関する情報が、フィルムの磁気情報記録部に記録される。
【0093】
図8は「個人的位置情報登録」を行なうプログラムの実行画面説明図である。
【0094】
1031は登録すべき位置名称の入力表示部で、スクロールボタン112の押圧操作で所望の名称を入力する。具体的には、スクロールボタンの上下方向の押圧操作に応じてひらがなやアルファベットが順に表示され、所望の文字が現れたらスクロールボタンの右方向の押圧操作で次の文字の選択に移る。そして所望の文字列、例えば「じたく」という文字列の設定が終了したら、音声入力ボタン116を押圧操作しながら、「へんかん」と発音し、漢字変換を指示する。そして「自宅」の文字が現れたら確定ボタンを押圧する事で、「自宅」という個人的位置情報の登録が完了する。
【0095】
図9は、図5ないし図8で説明したカメラ101における各種動作モードの設定操作及び撮影操作のメイン制御フローを示すフローチャートである。図1ないし図8を参照しながら、図9のフロー図を用いてメイン制御フローの概略を説明する。
【0096】
ステップS1001よりステップS1002におい。て、撮影者によって図1のカメラ101のメインスイッチ104がオンされると、ステップS1003において表示器111には図5の初期画面が表示される。
【0097】
ステップS1004では、撮影者がレリーズボタン105に連動した撮影準備スイッチ131(SW1)をオン操作したか否かが判別される。そして該スイッチ131がオン操作されていたら、ステップS1601においてレリーズサブルーチンを実行する。レリーズサブルーチンの詳細は後述する。
【0098】
ステップS1004でスイッチ131がオン操作されていないと判定された時は、ステップS1005に進み、カメラ101のモードボタン113の押圧操作を認識する。そしてステップS1006において、認識した該ボタンの押圧操作回数に応じてステップS1101ないしステップS1301の各サブルーチンを実行する。ここでステップS1101ないしステップS1301の各サブルーチンは、図6ないし図8で説明した各種入力操作の実行サブルーチンで、具体的な制御フローは図10及び図11で説明する。
【0099】
そして上記サブルーチンあるいはレリーズサブルーチンを実行後は、ステップS1003に戻り、カメラのメインスイッチ104がオフされるまで、上記フローを繰り返し実行する。
【0100】
図10及び図11は、図9に示したメインルーチン内の各サブルーチンの制御フロー図である。ただし図9のステップS1101の「撮影条件設定」サブルーチンのフローは公知のため、説明は省略する。
【0101】
図10は図9で示したステップS1201の「位置情報形態設定」サブルーチンの制御フロー図である。図10と図7を参照して「位置情報形態設定」サブルーチンを説明する。
【0102】
ステップS1201を経由して、ステップS1202では画像再生時の位置情報形態の選択操作を受け付ける。具体的には図7で説明したように、スクロールボタン112の上下方向の押圧部を押圧操作するごとに、選択指標1008が上下に移動し、所望の位置情報形態の選択を受け付ける。
【0103】
ステップS1203では、選択確定ボタンがオン操作されたか否かを判別する。すなわち、前記ステップS1202で所望の位置情報形態に該指標1008が設定された後に、撮影者が選択確定ボタン114を押圧操作すると、ステップS1203からステップS1204へ進み、ステップS1204で画像再生時の位置情報形態を確定し、ステップS1205で図9のメインルーチンにリターンする。
【0104】
図11は図9で示したステップS1301の「個人的位置情報登録」サブルーチンの制御フロー図である。図11と図8を参照して個人登録サブルーチンを説明する。
【0105】
ステップS1301を経由して、ステップS1302では任意文字の入力受け付けを行なう。具体的には図8で説明したように、スクロールボタンの上下方向の押圧操作に応じてひらがなやアルファベットが順に表示され、所望の文字が現れたらスクロールボタンの右方向の押圧操作で次の文字の選択に移る。
【0106】
ステップS1303では、音声による漢字変換指示がなされたか否かを判別し、該指示がなされていない時はステップS1302に戻って文字選択操作の継続を許可する。ステップS1303で漢字変換指示がなされたと判別されたら、ステップS1304に進む。
【0107】
ステップS1304では、カメラ101が有する漢字辞書から上記ステップで入力された文字に該当する漢字を選択し、表示手段111の表示部1031に表示する。
【0108】
ステップS1305では選択確定ボタンがオン操作されたか否かを判別し、オン操作されていなければステップS1304に戻って漢字変換を繰り返し、オン操作された場合はステップS1306に進んで個人的位置情報の登録を確定し、ステップS1307で図9のメインルーチンにリターンする。
【0109】
図12は図8で示したステップS1601のレリーズサブルーチンの制御フロー図である。前述の図1ないし図11を参照しながら、図12のフロー図を用いて撮影動作を説明する。
【0110】
撮影者により、図1のレリレズボタン105が半押し操作されると、撮影準備スイッチ131(SW1)がオンされ、図9のステップS1004からステップS1601に移行して図12のレリーズサブルーチンが実行される。
【0111】
図12においては、ステップS1601を経由して、ステップS1602に進む。ステップS1602では、図6の撮影条件設定画面で設定された撮影モードに従い、被写体輝度の測定(測光)、焦点調節等の撮影準備動作を行なう。そしてその結果に基づいて、絞り制御値、シャッター制御値の演算も行なう。
【0112】
ステップS1603では、図3の送受信手段141を用いて複数のGPS衛星からの測位電波を時系列的に受信する。
【0113】
ステップS1604では、上記ステップS1603で受信した電波に基づいて測位演算を行ない、ステップS1605では取得した測位データ、すなわち経緯度情報を座標的位置情報として確定し、RAMに記憶する。
【0114】
ステップS1621では撮影準備スイッチ131(SW1)の状態検知を行ない、オフであればステップS1622にジャンプして図9のメインルーチンにリターンする。該スイッチ131がオンのままならステップS1641に進む。
【0115】
ステップS1641では、図1のレリーズボタン105が全押し操作されたか否か、すなわち図3のスイッチ132(SW2)がオンされたか否かを判定する。そして該スイッチ132がオンしていなければ、ステップS1602に戻って測光、焦点調節及び測位動作を繰り返し実行する。スイッチ132がオン操作されたらステップS1641からステップS1642に進み、以降のレリーズ動作を実行する。
【0116】
ステップS1642では、図3のクイックリターンミラー123を撮影光束外に退避させると共に、不図示の絞り機構を駆動する。
【0117】
ステップS1643では、ステップS1602で演算したシャッター秒時に基づいて図3のシャッター機構125を制御し、フィルムに被写体像を記録する。
【0118】
ステップS1644では、図3のクイックリターンミラー123を撮影光束内の初期位置に復帰させると共に、不図示の絞り機構を開放に復帰駆動する。
【0119】
ステップS1645では、図3の巻き上げ手段を駆動して、クイックリターンミラー123及びフォーカルプレンシャッター125のメカニカルチャージと共に、フィルム126の1駒分の巻き上げを行なう。
【0120】
ステップS1646では、前記フィルム給送中に図3の磁気信号記録手段134を用いて、フィルムの磁気媒体にシャッター秒時や絞り値等の撮影情報及び撮影日時情報、ステップS1605で確定した座標的位置情報、及び図10のステップS1204で確定された位置情報形態を磁気的に記録する。
【0121】
ステップS1647においては、前記ステップS1646でフィルムの磁気媒体に記録した種々の情報を、メモリ133にも記録する。
【0122】
ステップS1648では、ステップS1646で座標的位置情報と位置情報形態を表示手段111に表示する。ステップS1648を実行後は、ステップS1651にて図9のメインルーチンにリターンする。
【0123】
以上がカメラ101における撮影前の各種動作モードの設定と、撮影動作の説明である。上記動作で撮影されたフィルムには、図13に示すように画像と付加情報が記録される。
【0124】
図13において、1061は図2のフィルムカートリッジ188から引き出された現像済みフィルムを表わし、画像記録部1062、磁気情報記録用第1トラック1063及び第2トラック1064を有す。各トラックには複数組のデータが記録され、各データはデータの種別を表わすID部とデータ内容を記録したDATA部で構成される。図13においては、第1トラック1063に撮影情報と位置情報が記録されている。
【0125】
ID1及びDATA1は、シャッター秒時、絞り値、被写体輝度等の撮影情報を表わすデータ群である。ID2及びDATA2は、カメラが取得した位置情報を表わすデータ群で、本実施例では経緯度に相当する。ID3及びDATA3は、画像再生時の位置情報形態を指示するデータ群である。
【0126】
次に、画像再生装置で撮影画像をプリントアウトする工程を説明する。図14は、図2及び図4に示した本発明の第1実施例における画像再生装置の画像出力フローを示す図で、図2及び図4と併せて図14のフローを説明する。
【0127】
画像編集装置171の不図示の電源スイッチをオン操作すると、ステップS1702においてCPU172はスリープ状態から制御状態に起動され、画像再生装置171内の各回路や周辺機器に電源が投入されるとともに、画像再生フローの実行が許容される。そして、ステップS1703において表示器173には不図示の初期画面が表示される。
【0128】
ステップS1704では、現像済みフィルムからの画像スキャンを実行するか否かの命令を受け付ける。そして撮影者が画像スキャンの命令を入力した場合にはステップS1706へ進む。該命令を指示していない時はステップS1703へ戻る。
【0129】
ステップS1706では、図4のフィルムスキャナ181を起動し、フィルムに記録された光学画像を読み取り、その結果をCPU172に転送する。具体的には、図13のフィルム1061上の画像記録部1062の光学像を読み取る。
【0130】
ステップS1707では上記ステップS1211の画像読み取りと並行してフィルムの磁気層に記録された各種付加情報を読み取り、その結果をCPU172に転送する。具体的には、図13のフィルム1061上の第1トラック1063及び第2トラック1064に記録された磁気情報を読み取る。ここで読み取られた磁気情報は、カメラに設定された撮影条件や撮影日時、撮影時に取得された座標的位置情報、及び撮影前に設定された位置情報形態である。
【0131】
ステップS1708では、前記ステップS1707で読み取った位置情報形態の種別を認識する。そして該位置情報形態が「施設名」である時はステップS1711に進む。ステップS1711では、図4のCDドライブ174に装着されたCD−ROM179内の地名辞書の内容を読み出しする。ステップS1712では、上記ステップS1707で読み出しした座標的位置情報と、ステップS1711で読み出しした地名辞書とを照合して、該座標的位置に対応する建造物等の名称を特定する。ステップS1712実行後はステップS1751に進む。
【0132】
ステップS1708において、位置情報形態が「住所」である時はステップS1721に進む。ステップS1721では、前記ステップS1711と同様に地名辞書を読み出しする。ステップS1722では、上記ステップS1707で読み出しした座標的位置情報と、ステップS1721で読み出しした地名辞書179とを照合して、該座標的位置に対応する住所を特定する。ステップS1722実行後はステップS1751に進む。
【0133】
ステップS1708において、位置情報形態が「経緯度」である時はステップS1731に進む。ステップS1731では、上記ステップS1707で読み出しした座標的位置情報を、経緯度の一般的な表記方法である度、分、秒からなる60進数表記に変換する。ステップS1731実行後はステップS1751に進む。
【0134】
ステップS1708において、位置情報形態が「個人的位置情報」である時はステップS1741に進む。ステップS1741では、図11の個人的位置情報登録サブルーチンで登録した登録名称をROMから読み出す。ステップS1741実行後はステップS1751に進む。
【0135】
ステップS1708において、位置情報形態が「無し」である時は、再生画像に位置情報を付加しないので、何も実行せずにステップS1751に進む。
【0136】
以上のごとく、上記ステップS1708の認識結果に応じた各分岐のフローを実行後はステップS1751に進む。ステップS1751では、上記ステップS1712、ステップS1722、ステップS1731、ステップS1741で決定された位置情報を再生用文字にフォント化し、ステップS1706で入力した画像と該フォントを合成する。
【0137】
ステップS1752では、フィルムスキャナから入力した撮影画像と付加情報、及び前記ステップS1712、ステップS1722、ステップS1731、ステップS1741等で新たに創生された位置情報をハードディスク176に記録保存する。
【0138】
ステップS1753では、前記ステップS1751で創生された位置情報付き再生画像を表示手段173に再生表示する。
【0139】
ステップS1901では、前記ステップS1751で創生された位置情報付き再生画像をプリントアウトするサブルーチンを実行する。具体的にはプリントアウト命令をプリンタ191に送信する。詳しくは図15で説明する。
【0140】
図15は、プリンタ191で実行されるプリント動作のフロー図である。プリンタ191は、画像編集装置171のCPU172からプリントアウト命令を受信すると、ステップS1901からステップS1902に進む。
【0141】
ステップS1902では、CPU172から送信された再生画像を、自身が有する画像印刷部194の特性に応じた印刷用画像データに展開する。ステップS1903では、プリント用の紙媒体を印刷実行部に給紙する。
【0142】
ステップS1904では、前記紙媒体の表面に再生画像の描画動作を実行する。例えばプリンタ191が銀塩プリンタであれば、表印刷部194は印画紙上に3原色のレーザ光を照射する。またプリンタ191がインクジェットプリンタであれば、表印刷部194は普通紙上にCMYKインク滴を吐出する。
【0143】
ステップS1905では、前記紙媒体の裏面に撮影時のシャッター秒時や絞り値等の撮影情報や撮影日時等を印字する。
【0144】
ステップS1906では、印刷が完了した紙媒体を排出し、ステップS1907で図14のメインルーチンにリターンして1つの画像のプリント動作が終了する。
【0145】
図16は、上記フローにて出力されたプリントを示した図である。プリント1091の表面1092には、撮影画像の再生像1093が描写される。またプリント表面の左下部には、図7の位置情報形態設定画面上で選択された位置情報形態に応じた位置情報1191ないしは1195が再生される。たとえば図7において、画像再生時の位置情報形態として社会的位置情報である施設名が選択されていれば、プリント1091上には撮影場所の施設名、ここでは公園名1191が再生される。あるいは、画像再生時の位置情報形態として座標的位置情報である経緯度が選択されていれば、プリント1091上には撮影場所の経緯度1193が再生される。また、画像再生時の位置情報形態として個人的位置情報が選択されていれば、プリント1091上には予め登録された任意文字1194が再生される。あるいは、画像再生時に位置情報を表示しない選択がなされていれば、プリント1091上には1195のごとく位置情報表示部は空欄のまま、画像のみが表示される。
【0146】
一方、プリント1091の裏面1094には、撮影日時や、撮影時の焦点距離、絞り値、シャッター秒時等の撮影情報1196が印字される。
【0147】
以上がカメラにおける位置情報再生形態の選択と撮影、及び画像再生装置における位置情報付き画像の再生の各動作の説明である。ここで撮影準備から撮影、及び画像再生までの一連の手順を以下に簡単に説明する。
【0148】
操作者は撮影前に、撮影画像をプリント等の形態で再生する際の撮影位置情報の表示形態をカメラ上で指定する。続いて撮影を行なうと、カメラはフィルム上に被写体像を潜像として記録すると共に、フィルムに塗布された磁気記録層に撮影位置情報、及び該撮影位置情報の表示形態指示情報を記録する。
【0149】
撮影終了後、撮影者が撮影済みフィルムを現像所に持ち込んでプリント依頼すると、未現像フィルムは現像機で現像される。その後、現像処理されたフィルムは画像再生装置において、顕像となった撮影画像が光電変換されてディジタル画像信号に変換されると共に、前記磁気記録層に記録された撮影位置情報、及び該撮影位置情報の表示形態指示情報が読み出しされる。そしてCD−ROMに内蔵された地名辞書を用いて、撮影位置情報と該撮影位置情報の表示形態指示情報から再生画像に併せて表示される位置情報を生成し、印画紙等の紙媒体上に撮影画像と位置情報を重ねてプリントアウトし、撮影者に返却する。
【0150】
上記第1の実施例によれば、
(11)カメラが有する位置情報取得手段の種別に限定されること無く、画像上に、所望の表示形態の位置情報を再生できるので、画像の再生形態に適した位置情報が利用でき、位置情報の利用価値が高まる。例えば画像利用の主目的がプリントによる鑑賞の場合、撮影時に取得した位置情報が経緯度等の座標情報であっても、プリント上には施設名や住所の形態で再生可能なので、プリントの鑑賞や整理に好都合である。また、フィルムには経緯度情報として記録されているため、フィルムスキャナで読み取った画像情報を画像編集装置上でディジタル画像として記録し、検索する場合には、経緯度情報も付加されているため、検索効率が良い。
【0151】
(12)情報量の大きな地名辞書をカメラに搭載せずに済むため、小型で安価なカメラが提供できる。
【0152】
(13)地名辞書をカメラではなく、画像再生装置に搭載するため、地名辞書のバージョンアップ作業が容易である。
【0153】
(14)撮影時に面倒な地名変換操作が不要なため、撮影に専念できてシャッターチャンスを逃すことが無い。
という効果がある。
【0154】
(第2の実施例)
前記第1の実施例は、撮影位置情報として、GPS衛星からの測位用電波を用いる実施形態を示した。
【0155】
以下に示す第2の実施例は、GPS衛星からの電波の代わりに、地上に設置された場所情報発信用アンテナからの電波を受信し、記録する実施例を示す。
【0156】
図17ないし図24は本発明の第2の実施例に係わる図である。
【0157】
図17は本発明の第2実施例のカメラの概略構成と該カメラの使用状況を示す図である。
【0158】
カメラ201が有する102ないし116の部材は図1における第1実施例のカメラ101の部材と同様の機能を有するため、説明は省略する。
【0159】
241はカメラ201に着脱可能な送受信装置で、後述する場所情報発信用アンテナと交信を行なう。
【0160】
254は観光地等に設置された場所情報発信用アンテナで、その場所に固有のコード化情報、すなわち符号化位置情報を周囲の狭い範囲内に向けて常時発信している。そして前記送受信装置241が該アンテナ254からの電波を受信し、撮影画像と共に記録する。
【0161】
図18は第2実施例における画像再生装置で、地名辞書279の内容、フィルムカートリッジ内のフィルムに書き込まれたデータ及びプリント298の表示内容が第1実施例と異なるが、装置自体は図2に示した第1実施例と同様の機能を有する。
【0162】
279は地名辞書が記録されたCD−ROM、288は撮影済みフィルムが収納されたフィルムカートリッジ、298は出力されたプリントである。
【0163】
図19は、図17のカメラの詳細構成を示す図である。第1実施例と異なる部分のみを説明する。
【0164】
221はカメラ全体の動作を制御するCPUで、第1実施例のCPU121と同一構造を有し、カメラを制御するフローの内容のみが異なる。
【0165】
241はカメラに対して着脱可能な送受信装置で、電波の送受信動作を制御するCPU242を有し、該CPU242はコネクタ243を介してカメラCPU221と通信する。
【0166】
244は第1の送受信手段で、第1実施例の144と同一の構造である。245は第2の送受信手段で、図17に示した場所情報発信用アンテナ254との間で電波を送受信するためのアンテナ手段と、CPU242から受信した信号を送信電波波形に変換する変調手段と、受信された電波波形を変換してCPU242へ送信する復調手段とからなる。そして該送受信手段245が有するアンテナは、前記場所情報発信用アンテナ254と通信するのに適した、弱い指向性あるいは無指向性のアンテナが用いられる。具体的には、所定の平面上の全周方向に感度を有したダイポールアンテナが好適である。
【0167】
以上を除く他の部材は、図3の第1実施例のカメラ101と同一である。
【0168】
図20は、図18に示した画像再生装置の詳細構成を示す図である。
【0169】
当図において、画像編集装置171及びその周辺機器の構成は図4に示した第1実施例のものと同一で、CD−ROM279のデータ内容、及びプリント298の表示形態のみが異なる。
【0170】
279は地名辞書が記録されたCD−ROMである。該地名辞書は、符号的位置情報と、地理的位置情報あるいは社会的位置情報が関連付けて記憶されたものである。また、地図と符号的位置情報及び座標的位置情報が対応付けられた電子地図も記録されている。
【0171】
288はフィルムカートリッジで、後述する形式で画像及びデータが記録された撮影済みフィルムを収納している。
【0172】
298は画像が印刷されたプリントで、後述する様に画像上に位置情報が付加されて出力される。
【0173】
続いて第2実施例のカメラ201と画像再生装置の操作手順及び制御フローについて説明する。第1実施例の図5及び図6に相当する操作は、第2実施例でも同一のため、説明を省略する。
【0174】
図21は、カメラ201における「位置情報形態設定」を行なうプログラムの実行画面説明図で、第1実施例の図7に相当する。
【0175】
2021は、画像編集装置171の表示手段172に再生される撮影画像上に重ねて表示される位置情報、あるいはプリント298上に表示される位置情報を、符号的位置情報である「地名コード」と指定する場合の表示部である。2022は、同じく前記表示手段172あるいはプリント298上に表示される位置情報を、前記符号的位置情報に対応した名称である「地名・施設名」と指定する場合の表示部である。1023ないし1025は図7の第1実施例と同様の内容を示す。
【0176】
上記各設定モードは、スクロールボタン112の上下方向の押圧部を押圧操作するごとに、選択指標1028が上下に移動する。そして所望の位置情報形態に該指標1028が設定された後に選択確定ボタン114を押圧操作すると、撮影時に撮影画像と共に、カメラが取得した位置情報と本画面で設定した位置情報表示形態に関する情報が、フィルムの磁気情報記録部に記録される。
【0177】
第1実施例の図8に相当する操作は、第2実施例でも同一のため、説明を省略する。また、第1実施例の図9ないし図12に相当する制御フローは、第2実施例でも同一のため、説明を省略する。
【0178】
以上がカメラ201における撮影前の各種動作モードの設定と、撮影動作の説明である。上記動作で撮影されたフィルムには、図22に示すように画像と付加情報が記録される。
【0179】
図22において、2061は図20のフィルムカートリッジ288から引き出された現像済みフィルムを表わし、画像記録部2062、磁気情報記録用第1トラック2063及び第2トラック2064を有す。各トラックには複数組のデータが記録され、各データはデータの種別を表わすID部とデータ内容を記録したDATA部で構成される。図22においては、第1トラック2063に撮影情報と位置情報が記録されている。
【0180】
ID21及びDATA21は、第1実施例と同様にシャッター秒時、絞り値、被写体輝度等の撮影情報を表わすデータ群である。ID22及びDATA22は、カメラが取得した位置情報を表わすデータ群で、本実施例では地名コードに相当する。ID23及びDATA23は、画像再生時の位置情報形態を指示するデータ群である。
【0181】
図23は画像再生装置の画像出力フローを示す図で、第1実施例の図14に相当する。
【0182】
画像編集装置171の不図示の電源スイッチをオン操作すると、ステップ2702においてCPU172はスリープ状態から制御状態に起動され、画像再生装置171内の各回路や周辺機器に電源が投入されるとともに、画像再生フローの実行が許容される。そして、ステップS2703において表示器173には不図示の初期画面が表示される。
【0183】
ステップS2704では、現像済みフィルムからの画像スキャンを実行するか否かの命令を受け付ける。そして撮影者が画像スキャンの命令を入力した場合にはステップS2705からステップS2706へ進む。該命令を指示していない時はステップS2705からステップS2703へ戻る。
【0184】
ステップS2706では、図20のフィルムスキャナ181を起動し、フィルムに記録された光学画像を読み取り、その結果をCPU172に転送する。具体的には、図22のフィルム2061上の画像記録部2062の光学像を読み取る。
【0185】
ステップS2707では上記ステップS2706の画像読み取りと並行してフィルムの磁気層に記録された各種付加情報を読み取り、その結果をCPU172に転送する。具体的には、図22のフィルム2061上の第1トラック2063及び第2トラック2064に記録された磁気情報を読み取る。ここで読み取られた磁気情報は、カメラに設定された撮影条件や撮影日時、撮影時に取得された符号的位置情報、及び撮影前に設定された位置情報形態である。
【0186】
ステップS2708では、前記ステップS2707で読み取った位置情報形態の種別を認識する。そして該位置情報形態が「地名コード」である時はステップS2711に進む。ステップS2711では、カメラ201の送受信装置241が場所情報発信用アンテナ254より受信した地名コードを、10進数表記に変換し、ステップS2751に進む。
【0187】
ステップS2708において、位置情報形態が「地名・施設名」である時はステップS2721に進む。ステップS2721では、図19のCDドライブ174に装着されたCD−ROM279内の地名辞書の内容を読み出しする。ステップS2722では、上記ステップS2707で読み出しした符号的位置情報と、ステップS2721で読み出しした地名辞書とを照合して、該符号的位置に対応する地名や施設名を特定する。ステップS2722実行後はステップS2751に進む。
【0188】
ステップS2708において、位置情報形態が「経緯度」である時はステップS2731に進む。ステップS2731では、前記ステップS2721と同様に地名辞書を読み出しする。ステップS2732では、上記ステップS2707で読み出しした符号的位置情報と、ステップS2731で読み出しした地名辞書279とを照合して、該符号的位置に対応する経緯度を特定し、これを一般的な表記方法である度、分、秒からなる60進数表記に変換する。ステップS2732実行後はステップS2751に進む。
【0189】
ステップS2708において、位置情報形態が「個人的位置情報」である時は、第1実施例と同様にステップS2741を実行した後、ステップS2751に進む。
【0190】
ステップS2708において、位置情報形態が「無し」である時は、再生画像に位置情報を付加しないので、何も実行せずにステップS2751に進む。
【0191】
以上のごとく、上記ステップS2708の認識結果に応じた各分岐のフローを実行後はステップS2751に進み、ステップS2752ないしステップS2901を実行してプリントアウトが完了する。
【0192】
第1実施例の図15に相当する制御フローは、第2実施例でも同一のため、説明を省略する。
【0193】
図24は、上記フローにて出力された第2実施例におけるプリントを示した図である。プリント2091の表面2092には、撮影画像の再生像2093が描写される。またプリント表面の左下部には、図21の位置情報形態改定画面上で選択された位置情報形態に応じた位置情報2191ないしは2195が再生される。たとえば図21において、画像再生時の位置情報形態として符号的位置情報である地名コードが選択されていれば、プリント2091上には地名コードが再生される。また図21において、画像再生時の位置情報形態として符号的位置情報である地名・施設名が選択されていれば、プリント2092上には該当する固有の地名・施設名が再生される。ここでは公園名2192が再生される。表示2193以降は第1実施例と同一である。
【0194】
上記第2の実施例によれば、前記第1実施例の効果11ないし14に加えて、
(21)データ量の少ない符号化情報をカメラに記録することで、カメラあるいはフィルムの記録部の容量が少なくて済み、カメラが安価にでき、かつ再生画像上には情報量が豊富で利用価値が高い位置情報が再生可能である。
という効果がある。
【0195】
(他の変形例)
第1及び第2の実施例では、カメラにおける撮影手段として、磁気記録部を有する銀塩フィルムを用いる実施形態を示したが、CCDの撮像素子で取得した画像信号を着脱可能なメモリ手段に記録する、いわゆる電子カメラでも構わない。この場合、メモリ手段に記録された画像ファイルは、ヘッダ情報付き画像ファイルになり、該ヘッダ情報部に撮影時に取得した位置情報と、該撮影画像再生時の位置情報表示形態を指示する情報が記録される。この場合、画像再生装置は、前記メモリ手段あるいは通信回線を経由してカメラより位置情報付き画像信号を読み取り、位置情報表示形態を指示する情報に基づき変換し、画像の上に重ねてプリントアウトする。
【0196】
また、位置情報取得手段としてGPS受信手段を例に説明したが、他の手段でも構わない。
【0197】
また、画像再生装置として銀塩フィルムに記録された画像を印画紙上に再生する、いわゆる銀塩プリンタを例に説明したが、インクジェットプリンタ、昇華型プリンタ、熱転写プリンタ、レーザービームプリンタでも構わない。また、業務用の大型プリンタに限定されること無く、家庭用の小型プリンタでも構わない。
【0198】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る第1の発明によれば、撮影時には位置情報の再生表示形態を指定するのみで位置情報は自動で取得するため、位置情報入力の手間が省けて撮影に専念でき、かつ写真プリント等の再生画像上に印字される位置情報は、撮影者が望む形態にする事が可能で、写真プリントの付加価値が高まったり、整理が簡便になる。
【0199】
また、本出願に係る第2の発明によれば、位置情報として一般的な経緯度情報を利用するため、位置情報取得が容易になる。
【0200】
また、本出願に係る第3の発明によれば、位置情報としてデータ量の少ない符号化情報を用いるため、カメラあるいはフィルムにおける情報記録媒体の記録容量が少なくてすむ。
【0201】
また、本出願に係る第4の発明によれば、位置情報を自動で取得するため、撮影者は撮影に専念でき、シャッターチャンスを逃すことがない。
【0202】
また、本出願に係る第5の発明によれば、撮影者は位置情報の表示形態を複数種の中から選択すればよいため、カメラ操作が簡便になり、シャッターチャンスを逃すことがない。
【0203】
また、本出願に係る第6の発明によれば、写真プリントに適した位置情報表示形態を選択可能なため、撮影時に繁雑な操作をする事無しに利用価値の高い位置情報を利用できる。
【0204】
また、本出願に係る第7の発明によれば、画像再生装置を扱う人物が撮影者でなくとも、撮影者の意図どおりの形態で位置情報を画像上に再生できる。
【0205】
また、本出願に係る第8の発明によれば、画像に付加された位置情報が経緯度等の数値情報でも、撮影者の意図どおりの形態で位置情報を画像上に再生できる。
【0206】
また、本出願に係る第9の発明によれば、画像に付加された位置情報が符号化された情報でも、撮影者の意図どおりの形態で位置情報を画像上に再生できる。
【0207】
また、本出願に係る第10の発明によれば、画像に付加された位置情報から再生用表示情報に変換する際に地名辞書を用いるため、内容の豊富な情報を表示できると共に、地名辞書を更新することでカメラの位置情報取得手段が旧型であっても常に最新の位置情報を再生できる。
【0208】
また、本出願に係る第11の発明によれば、再生画像に経緯度、住所、場所に関する固有名称等を表示可能なため、写真の撮影場所の認識が容易になる。
【0209】
また、本出願に係る第12の発明によれば、写真プリントに所望の形態の位置情報を印字できるため、写真の撮影場所の認識が容易になるとともに写真整理も簡便になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカメラの概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の画像再生装置の概略構成図である。
【図3】本発明の第1実施例のカメラの詳細構成図である。
【図4】本発明の第1実施例の画像再生装置の詳細構成図である。
【図5】本発明の第1実施例のカメラにおける表示手段の初期画面説明図である。
【図6】本発明の第1実施例のカメラにおける撮影条件設定プログラムの実行画面説明図である。
【図7】本発明の第1実施例のカメラにおける位置情報形態設定プログラムの実行画面説明図である。
【図8】本発明の第1実施例のカメラにおける個人的位置情報登録プログラムの実行画面説明図である。
【図9】本発明の第1実施例のカメラにおけるメイン制御フロー図である。本発明の第1実施例のカメラにおける個人登録サブルーチンのフロー図である。
【図10】本発明の第1実施例のカメラにおける位置情報形態設定サブルーチンのフロー図である。
【図11】本発明の第1実施例のカメラにおける個人的位置情報登録サブルーチンのフロー図である。
【図12】本発明の第1実施例のカメラにおけるレリーズサブルーチンのフロー図である。
【図13】本発明の第1実施例のカメラにおけるフィルムヘの情報記録状態説明図である。
【図14】本発明の第1実施例の画像再生装置のメインフロー図である。
【図15】本発明の第1実施例の画像再生装置のプリント動作フロー図である。
【図16】本発明の第1実施例の画像再生装置で出力されたプリントの図である。
【図17】本発明の第2実施例のカメラの概略構成図である。
【図18】本発明の第2実施例の画像再生装置の概略構成図である。
【図19】本発明の第2実施例のカメラの詳細構成図である。
【図20】本発明の第2実施例の画像再生装置の詳細構成図である。
【図21】本発明の第2実施例のカメラにおける位置情報形態設定プログラムの実行画面説明図である。
【図22】本発明の第2実施例のカメラにおけるフィルムへの情報記録状態説明図である。
【図23】本発明の第2実施例の画像再生装置のメインフロー図である。
【図24】本発明の第2実施例の画像再生装置で出力されたプリントの図である。
【符号の説明】
101,201 カメラ
104 メインスイッチ
105 レリーズボタン
111 表示手段
112 スクロールボタン
113 モード選択ボタン
114 選択確定ボタン
126 フィルム
133 メモリ
141,241 送受信装置
154 GPS衛星
254 場所情報発信用アンテナ
171 画像編集装置
181 フイルムスキャナ
188,288 フィルムカートリッジ
191 プリンタ
198,298 写真プリント
1061,2061 撮影済みフィルム
1062,1063,2062,2063 磁気情報記録用トラック
1091,2091 写真プリント
1191,1192,1193,1194 位置情報表示部
2191,2192,2193,2194 位置情報表示部

Claims (12)

  1. 被写界の光学像を形成する結像手段と、該光学像を画像情報として記録する画像記録手段と、位置情報入力手段と、該位置情報の再生表示形態に関する情報を設定する表示形態設定手段と、前記位置情報と前記再生表示形態情報を前記画像情報に関連付けて記録する情報記録手段とを有したことを特徴とするカメラ。
  2. 前記位置情報は、経緯度等の座標に関する情報であることを特徴とした請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記位置情報は、場所に関する名称を所定の規則に従って符号化した情報であることを特徴とした請求項1に記載のカメラ。
  4. 前記位置情報入力手段は、位置情報発信位置から発せられる位置情報信号を自動で取得することを特徴とした請求項2あるいは3に記載のカメラ。
  5. 前記表示形態設定手段は、複数の表示形態の中から所定の表示形態を選択して設定することを特徴とした請求項1に記載のカメラ。
  6. 前記表示形態設定手段は、少なくとも経緯度、住所、場所に関する固有名称のいずれかを選択可能なことを特徴とした請求項5に記載のカメラ。
  7. 位置情報と該位置情報についての再生表示形態情報とが付加された画像情報を入力する画像入力手段と、前記再生表示形態情報に基づいて前記位置情報を再生用表示情報に変換する位置情報変換手段と、前記変換された再生用表示情報を前記画像に再付加して記録保存あるいは再生する画像再生手段とを有したことを特徴とする画像再生装置。
  8. 前記位置情報は、経緯度等の座標に関する情報であることを特徴とした請求項7に記載の画像再生装置。
  9. 前記位置情報は、場所に関する名称を所定の規則に従って符号化した情報であることを特徴とした請求項7に記載の画像再生装置。
  10. 前記位置情報変換手段は、前記位置情報と前記再生用表示情報とを所定の規則に従って関連付けた地名辞書を含むことを特徴とした請求項7に記載の画像再生装置。
  11. 前記再生用表示情報は、少なくとも経緯度、住所、場所に関する固有名称のいずれかを含むことを特徴とした請求項10に記載の画像再生装置。
  12. 前記画像再生手段は、紙状の媒体に前記画像情報と再生用表示情報を再生することを特徴とした請求項7に記載の画像再生装置。
JP2003103999A 2003-04-08 2003-04-08 カメラ及び画像再生装置 Withdrawn JP2004309835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003103999A JP2004309835A (ja) 2003-04-08 2003-04-08 カメラ及び画像再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003103999A JP2004309835A (ja) 2003-04-08 2003-04-08 カメラ及び画像再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004309835A true JP2004309835A (ja) 2004-11-04

Family

ID=33466949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003103999A Withdrawn JP2004309835A (ja) 2003-04-08 2003-04-08 カメラ及び画像再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004309835A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007015936A1 (de) * 2007-04-02 2008-10-09 Fujicolor Central Europe Photofinishing Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Abbilden von Fotos
CN101656816B (zh) * 2008-08-18 2011-11-23 索尼株式会社 信息记录设备、成像设备和信息记录方法
JP2013117596A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Canon Inc ストロボ装置およびカメラシステム
JP2015164847A (ja) * 2015-05-07 2015-09-17 株式会社小松製作所 建設機械管理システム
JP2018007018A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007015936A1 (de) * 2007-04-02 2008-10-09 Fujicolor Central Europe Photofinishing Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Abbilden von Fotos
CN101656816B (zh) * 2008-08-18 2011-11-23 索尼株式会社 信息记录设备、成像设备和信息记录方法
JP2013117596A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Canon Inc ストロボ装置およびカメラシステム
JP2015164847A (ja) * 2015-05-07 2015-09-17 株式会社小松製作所 建設機械管理システム
JP2018007018A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7518640B2 (en) Method, apparatus, and recording medium for generating album
US7324135B2 (en) Panoramic composition of multiple image data
US7170632B1 (en) Image reproducing method and apparatus, image processing method and apparatus, and photographing support system
EP0885519B1 (en) Image data processing system and method
JP4178009B2 (ja) 撮影システム
EP2299701A1 (en) Imaging device, image display device, and electronic camera
US20020047798A1 (en) Image acquisition and retrieval system employing position data
JP2007266928A (ja) 携帯機器及びプログラム
JP2002244193A (ja) カメラ
JP4268612B2 (ja) 画像再生装置
JP2943263B2 (ja) 撮影画像検索システム
JP2007066251A (ja) デジタルカメラ及びその画像ファイル管理方法
JP2000066312A (ja) 画像再生方法および装置
JP2001061089A (ja) カメラシステム及びプリンタ付きカメラ
JP2004309835A (ja) カメラ及び画像再生装置
JP2006107289A (ja) 画像ファイル管理装置、画像ファイル管理方法および画像ファイル管理プログラム
JP4803155B2 (ja) 複数の画像データのパノラマ合成
JP2005037992A (ja) 画像ファイルの分類
JP3092142B2 (ja) 撮影画像記録再生システム
JP2001305640A (ja) カメラ及び画像再生装置
JP2000029091A (ja) カメラ及びカメラ用情報記憶装置
JP2000171886A (ja) 撮影装置及び情報記録装置
JP2943265B2 (ja) 位置情報記録可能なカメラ
JP2007207254A (ja) 画像ファイルの分類
JP4304200B2 (ja) カメラ付き携帯機器及びカメラ付き携帯機器のための画像表示プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704