JP2002244193A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002244193A
JP2002244193A JP2001044095A JP2001044095A JP2002244193A JP 2002244193 A JP2002244193 A JP 2002244193A JP 2001044095 A JP2001044095 A JP 2001044095A JP 2001044095 A JP2001044095 A JP 2001044095A JP 2002244193 A JP2002244193 A JP 2002244193A
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camera
data
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communication device
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JP2001044095A
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English (en)
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Yosuke Kaneko
洋介 金子
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型通信用電気部材等と一般的な携帯型通信機
器等を利用して各種情報等を容易に取得し得ると共に、
この各種情報等を写真撮影等の際に利用し、所定の記録
媒体やフイルム記録部等に記録し得るカメラを提供す
る。 【解決手段】カメラ1の動作モードを設定するモード設
定手段37と、少なくとも音声データが記憶されている
携帯型通信機器2との通信を行なう近距離型無線通信手
段38と、モード設定手段により設定された動作モード
に応じて近距離型無線通信手段が携帯型通信機器との通
信を行なうことにより携帯型通信機器から転送される音
声データをカメラの動作に関連付ける関連付け手段1a
とを具備するして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラ、詳しく
は音声データ等を含む各種の情報を所定の形態によって
写真撮影用フイルムに記録し得るように構成したカメラ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真撮影用フイルム等(以
下、単にフイルムという)を用いて写真撮影等を行なう
写真撮影機等(以下、単にカメラという)において、音
声等を集音しこれを電気的な音声信号に変換する音声電
気信号変換器いわゆるマイクロフォン等を内部に備え、
このマイクロフォン等を用いて入力された音声信号を所
定の形態の音声情報(データ)として扱い、例えば当該
音声情報に基づいて自己(カメラ)の動作制御を行なっ
たり、当該音声情報を所定の形態で撮影用フイルムの所
定の位置に記録し得るように構成されたカメラについて
は、例えば特開平07−333758号公報・特開平1
1−109498号公報・特開平07−120832号
公報等により種々の提案がなされている。
【0003】上記特開平7−333758号公報によっ
て開示されているカメラは、写真撮影時に音声記憶スイ
ッチがオンされるとマイクロフォン等を用いて電気的な
音声信号が取得され、これを所定の電気回路(AD変換
器)を介してデジタル信号に変換し、これにより得られ
たデジタル信号を記憶回路に一時的に記録するようにし
ている。そして、この記憶回路に記録したデジタル信号
(音声情報)は、実際の撮影動作時(露出動作時;シャ
ッタレリーズ動作時)に所定の形態の音声情報としてフ
イルムの所定の位置に記録されるようになっている。
【0004】また、上記特開平11−109498号公
報によって開示されているカメラは、マイクロフォン等
を備えて構成されており、使用者の音声が発音されると
マイクロフォン等は、これを電気的な音声信号に変換
し、この音声信号に基づいてカメラの諸機能を制御する
ように構成したいわゆる音声認識機能を備えたものであ
る。この場合において、入力された音声情報に基づいて
設定される機能は、他の手段によっても容易に確認し得
るように構成されており、このことから良好な操作性を
得ることができるというものである。
【0005】そして、特開平07−120832号公報
によって開示されているカメラは、入力した音声を電気
変換して音声電気信号として出力するマイクロフォン
と、このマイクロフォンから出力される音声電気信号を
撮影情報デ−タとして記憶するメモリと、このメモリに
記憶されたデ−タに基づいて光変調を行なって、露出動
作(撮影動作)がなされた後のフイルム巻上動作時にフ
イルムの画面部分に対してレ−ザ−光を投光することで
撮影情報デ−タをフイルムの所定位置に光学的に記録す
るように構成したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平07−3337758号公報・特開平11−1094
98号公報・特開平07−120832号公報等により
開示されている手段によれば、音声を集音し集音された
音声を電気的な音声信号に変換するためのマイクロフォ
ン等の音声電気信号変換器をカメラの内部に配設した構
成となることから、カメラ自体が大型化してしまうと共
に、製造コストが増大してしまうという問題点がある。
【0007】また、音声電気信号変換器としてマイクロ
フォンを利用する場合には、入力し得る音源が限られ、
例えば特殊なメロディ音や効果音等を利用することは困
難であると考えられる。
【0008】一方、近年においては、電波等を利用した
無線通信機器であって、携帯自在に構成される小型の携
帯型電話機等が一般的に利用され広く普及しつつある。
このような携帯型電話機等においては、例えばいわゆる
着信音(着信メロディ)等を表わす音声データや、その
機器が置かれている位置に関する位置情報等を、既存の
公衆回線等を介した所定の大型情報処理装置等から受信
したり、同様の各種データ等を赤外線等を利用した機器
間通信(赤外線通信;IrDA)等の通信規格を採用し
た小型機器同士において互いに送受信し得るようにした
ものが実用化されている。
【0009】そして、上述のような従来の携帯型電話機
等の通信機器等において、各種のデータ等の送受信等を
行なうのに利用される通信用のIC(Integrated Circu
it)チップ等からなる電子部材等は、無線通信技術の著
しい進歩によって近年においてますます小型で安価なも
のが供給されるようになっている。
【0010】さらに、従来においては、電波や光等を利
用した無線通信によるデータの送受信手段では、大容量
データを送受信することが困難であるという問題があっ
た。しかし、近年における携帯型電話機等においては、
不揮発性メモリ等を着脱自在に装着し得る装着部を備え
たものが実用化されている。したがって、このような装
着部を備えた通信機器等において、当該装着部に適合し
た不揮発性メモリ等を利用することによって、小型の携
帯型電話機等においても極めて容易に大容量データ等を
取り扱うことができるようになっている。
【0011】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、極めて小型に形
成される通信用電気部材等と一般的に普及している携帯
型通信機器等を利用して各種の情報(データ)等を容易
に取得することができるようにすると共に、この取得し
た各種情報(データ)等を写真撮影等の際に利用した
り、また当該各種情報(データ)を所定の記録媒体やフ
イルムの記録部等を用いて記録することができるように
したカメラを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるカメラは、カメラの動作モードを
設定するモード設定手段と、少なくとも音声データが記
憶されている携帯型通信機器との通信を行なう近距離型
無線通信手段と、上記モード設定手段により設定された
動作モードに応じて、上記近距離型無線通信手段が上記
携帯型通信機器との通信を行なうことにより当該携帯型
通信機器から転送される音声データをカメラの動作に関
連付ける関連付け手段とを具備することを特徴とする。
【0013】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
るカメラにおいて、フイルムの記録部に対して光学的及
び/又は磁気的に所定の情報を記録する記録手段を、さ
らに具備し、上記モード設定手段により設定された動作
モードに応じて、上記近距離型無線通信手段が上記携帯
型通信機器との通信を行なうことにより当該携帯型通信
機器から転送される音声データを符号化し、当該符号化
されたデータを上記記録手段を用いて上記フイルムの記
録部に記録することを特徴とする。
【0014】そして、第3の発明は、上記第1の発明に
よるカメラにおいて、ドットパターンを光学的にフイル
ムに写し込むドットパターン写込手段を、さらに具備
し、上記近距離型無線通信手段が上記携帯型通信機器と
の通信を行なうことにより当該携帯型通信機器から転送
される文字データまたは画像データを、上記ドットパタ
ーン写込手段により上記フイルムに写し込むことを特徴
とする。
【0015】第4の発明によるカメラは、所定の情報を
記憶する第1の記憶手段を有する携帯型通信機器と近距
離型無線通信手段を用いて通信を行なうことにより、上
記情報携帯端末から転送される所定の情報を記憶する第
2の記憶手段を有するカメラにおいて、上記携帯型通信
機器は、公衆回線を用いてサーバより転送される音声デ
ータ・文字データ及び画像データを上記第1の記憶手段
に記憶可能であって、当該第1の記憶手段に記憶された
上記各データを、上記近距離型無線通信手段を用いて上
記第2の記憶手段へと転送し、当該第2の記憶手段に記
憶された各データに基づいて所定の動作を行なうことを
特徴とする。
【0016】第5の発明は、上記第4の発明によるカメ
ラにおいて、上記所定の動作は、上記第2の記憶手段に
記憶された各データをカメラの動作に関連付ける動作
か、又は当該各データをフイルムの記録部に対し光学的
又は磁気的に記録する動作か、又は当該各データをフイ
ルムの記録部に対し光学的なドットパターンとして写し
込む動作か、の少なくとも何れか一つの動作であること
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1・図2は、本発明の一実施形態
のカメラと、このカメラとの間で無線通信を行ない得る
携帯型通信機器とを示す図であって、図1は概略外観
図、図2は内部構成の概略を示すブロック構成図であ
る。
【0018】図1に示すように本実施形態のカメラ1の
前面側には、被写体像を結像するための撮影レンズ3
と、ファインダ装置の一部を構成する対物レンズ4と、
閃光発光装置の一部を構成する発光部5等の構成部材が
設けられ、また上面側には、複数の操作部材6a・6b
・6c・6d(詳細は後述する)等が所定の位置に設け
られて構成される一般的な小型カメラである。
【0019】ここで、本カメラ1に設けられる複数の操
作部材6a・6b・6c・6dは、例えば次のようなも
のである。即ち、 ・二段階スイッチに連動し一段目の半押し操作(第1レ
リーズ操作)によって自動露出(AE)動作及び自動測
距(AF)動作等の開始信号等を発生させる1stレリ
ーズ検知スイッチ(詳細は図3参照)に連動し、二段目
の全押し操作(第2レリーズ操作)によって実際の撮影
動作(露出動作)の制御を開始させるための指示信号等
を発生させる2ndレリーズ検知スイッチ(詳細は図3
参照)に連動するシャッタレリーズボタン6a、 ・後述する写込表示部切換スイッチ36(図3参照)に
連動し、フイルムに写し込むべき情報を選択操作したり
設定操作等を行ない得ると共に、本カメラ1が後述する
携帯型通信機器2との無線通信を行なう際に通信に関す
る所定の指示信号を生じさせる操作部材となるモード
(MODE)ボタン6b及びセット(SET)ボタン6
c、 ・本カメラ1において設定し得る複数の動作形態(動作
モード)のうち所望する動作形態を選択し切り換え設定
するモード選択スイッチ37(図3参照)に連動するモ
ード設定手段であるモード選択ボタン6d、等である。
【0020】なお、本カメラ1において設定し得る複数
の動作形態は、例えば次のようなものである。即ち、 ・通常の露出動作を実行する[通常撮影モード]、 ・通常の露出動作と同時に所定の日時情報や音声情報等
をフイルム面の所定の位置に所定の形態、例えば光学的
に又は磁気的に記録する[情報記録モード]、 ・通常の露出動作と同時に所定のドットパターンデータ
をフイルム面上の所定の位置に光学的に写し込む[情報
写込モード]、 ・通常の露出動作が実行される時点において所定の音声
等を発音させて被写体に対して本カメラ1への注意を喚
起させる[赤ちゃんモード]、 ・いわゆるセルフタイマー手段を使用した撮影を行なう
場合における露出動作時に所定の音声等を所定の時期に
発音させる[音声セルフタイマーモード]、 ・閃光発光装置による発光制御を行なっていわゆる赤目
現象の発生を軽減させる際に用いる[赤目軽減モー
ド]、 ・閃光発光装置の発光を伴う露出動作時に露出時間を延
長するように露出制御を行なう[夜景モード]、 ・カメラ1と携帯型通信機器2との無線通信を行なう際
の[通信モード]、等である。
【0021】このように構成された本実施形態のカメラ
1は、異なる他の機器であって所定の近距離型無線通信
手段である近距離型無線通信回路204(図2参照)を
備えたいわゆる携帯電話・PHS(Personal Handy-pho
ne System)等の携帯型通信機器2との間で各種の情報
(データ)を送受信し得るように構成されている。その
ために、本カメラ1の内部には、携帯型通信機器2の近
距離型無線通信回路204との間で各種の情報(デー
タ)を送受信するための近距離型無線通信手段である近
距離型無線通信回路38(図2参照)が配設されてい
る。
【0022】また、本カメラ1の内部には、専用IC等
からなる各種の構成部材が、図2に示すように配設され
ている。即ち、本カメラ1は、当該カメラ1の全体を電
気的に制御するカメラ制御回路1aと、上述の近距離型
無線通信回路38により受信した各種の情報(データ)
等を一時的に保存する第2の記憶手段である情報記憶部
39と、この情報記憶部39から出力されカメラ制御回
路1aを介して出力される音声信号(データ)を受けて
これを音声として発音させるスピーカ等の音声再生部4
0と、カメラ制御回路1aから出力される所定の情報
(データ)を受けて所定の信号処理を施す写し込み回路
41と、複数の発光ダイオード(LED)又は磁気ヘッ
ド等からなり、写し込み回路41による信号処理の結果
生成される各種の情報をフイルム(図示せず)の所定の
位置に所定の形態で記録し得るように構成される記録手
段であるフイルム記録部42等によって構成されてい
る。
【0023】カメラ制御回路1aは、携帯型通信機器2
の近距離型無線通信回路204から送信されカメラ1の
近距離型無線通信回路38によって受信した各種の情報
(データ)等に対して所定の信号処理を施し、その結果
生成される各種の情報(データ)を所定のとき(例えば
撮影動作(露出動作)時等)に所定の形態で写し込み回
路41又は音声再生部40等へと出力し得るように構成
されている。
【0024】この場合において、カメラ制御回路1a
は、写し込み回路41に対しては例えばカメラ1の位置
情報や日時情報等の所定のデータを出力する。すると、
これを受けて写し込み回路41は、フイルム記録部42
を制御し、このフイルム記録部42によって当該所定の
データに基づく情報を所定のときにフイルムの所定の位
置に所定の形態で記録するようになっている。
【0025】また、カメラ制御回路1aは、音声再生部
40に対しては所定の音声を表わす音声データを出力す
る。すると、これを受けて音声再生部40は、入力され
た音声データに基づいて所定の信号処理を行なって、音
声を出力し発音するようになっている。
【0026】一方、携帯型通信機器2は、図1に示すよ
うに液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部2a
と、複数の操作部材7と、公衆回線107(図2参照)
等との間で各種データ等の送受信を行なうアンテナ8
と、音声等の集音を行なうマイクロフォン等の音声電気
信号変換器であり音声入力手段である音声入力部9と、
音声等の発音再生を行なうスピーカ等の音声出力手段で
ある音声再生部10等の各構成部材によって構成されて
いる。
【0027】この携帯型通信機器2の内部には、カメラ
1と同様に専用IC等からなる各種の構成部材が配設さ
れている。即ち、この携帯型通信機器2は、当該携帯型
通信機器2の全体を電気的に制御する通信機器制御回路
203と、カメラ1の近距離型無線通信回路38からの
通信要求等の指示信号を受けて当該回路38との間で無
線通信を行ない各種の情報(データ)等をカメラ1の側
へと送信し供給する近距離型無線通信回路204と、こ
の近距離型無線通信回路204によって受信した各種の
情報(データ)等や通信機器制御回路203において所
定の信号処理がなさた後に出力される各種の情報(デー
タ)等を一時的に保存する第1の記憶手段である情報記
憶部202と、この情報記憶部202に保存されている
各種の情報(データ)のうち音声を表わす音声データを
受けてこれを音声として発音させるスピーカ等の音声再
生部10と、外部からの音声を入力しこれを電気的な音
声信号に変換する手段を備えた音声入力部9と、公衆回
線107及びアンテナ8を介して当該携帯型通信機器2
へと入力される電気的な信号を受信し所定の形態のデー
タに変換して情報記憶部202へと転送する受信回路2
05等によって構成されている。
【0028】そして、上述したように携帯型通信機器2
の近距離型無線通信回路204は、カメラ1の近距離型
無線通信回路38との間で所定の無線通信を行ない得る
ようになっている。この両者の通信は、操作者による所
定の指示操作を受けて行なわれるようになっており、こ
の場合において、カメラ1の近距離型無線通信回路38
の側からは、例えばカメラ1の情報記憶部39に保存さ
れている所定の情報の内容(データ内容)や当該情報記
憶部39自身の記憶容量に関する情報(残り容量等)等
を送信し得るようになっていると共に、携帯型通信機器
2に対する所定の通信要求信号等を送信することができ
るようになっていて、携帯型通信機器2の近距離型無線
通信回路204は、これを受信することができるように
なっている。
【0029】また、携帯型通信機器2の近距離型無線通
信回路204の側からは、携帯型通信機器2の情報記憶
部202に保存されている各種の情報、例えば予め用意
されている各種の音声データやフイルムに写し込むべき
所定の情報等(カメラ1の位置情報等)が送信されるよ
うになっており、カメラ1の近距離型無線通信回路38
が、これを受信し得るようになっている。
【0030】なお、携帯型通信機器2の情報記憶部20
2及びカメラ1の情報記憶部39は、例えば各機器に固
定される内蔵型の半導体メモリ等によって構成されるも
のが考えられるが、これとは別に、例えば各機器に対し
て着脱自在となる形態の半導体メモリ等によって構成す
るようにしてもよい。
【0031】次に、図3は、本実施形態のカメラ内部の
主要部の構成を示す要部ブロック構成図である。この図
3を用いて、本実施形態のカメラの内部構成についての
詳細を、以下に説明する。
【0032】上述したように、本カメラ1における電気
的な制御は、例えばCPU等によって構成されるカメラ
制御回路1aが司っており、このカメラ制御回路1aに
よってカメラ1における動作シーケンスが制御されてい
る。そして、このカメラ制御回路1aには、以下に示す
各種の構成部材が電気的に接続されている。
【0033】即ち、本カメラ1のカメラ制御回路1aに
は、カメラ1の所定の位置にそれぞれ配設される複数の
操作部材のうち主電源回路(図示せず)を開閉するため
のメイン操作部材(図示せず)の状態を検知して当該主
電源回路が開状態にあるか又は閉状態にあるかを検知す
るメイン操作部材検知スイッチ12と、シャッタレリー
ズボタン6aの第一段目の操作(第1レリーズ操作;半
押し操作)がなされたか否かを検知する1stレリーズ
検知スイッチ13と、シャッタレリーズボタン6aの第
二段目の操作(第2レリーズ操作;全押し操作)がなさ
れたか否かを検知する2ndレリーズ検知スイッチ14
と、モードボタン6b及びセットボタン6cの操作に連
動し、フイルムに写し込むべき情報の形態(モード)の
選択指示信号や設定指示信号等を発生させると共に、本
カメラ1と携帯型通信機器2との間の無線通信を行なう
際に操作部材(6b・6c)の所定の操作を受けて通信
に関する所定の指示信号を生じさせる写込表示部切換ス
イッチ36と、モード選択ボタン6dに連動し、所望の
動作形態の選択及び切り換えを行なう指示信号を発生さ
せるモード選択スイッチ(SW)37と、携帯型通信機
器2との間での通信を行なう近距離型無線通信回路38
と、本カメラ1における各種の情報や携帯型通信機器2
から入力される各種の情報等を一時的に記憶保存する情
報記憶部39と、モード選択SW37の設定によって撮
影動作(露出動作)時に所定の音声等を発音させるスピ
ーカ部及びその回路部等からなる音声再生部40と、複
数の発光ダイオード(LED)又は磁気ヘッド等からな
るフイルム記録部42を制御して所定の情報等(日付情
報・位置情報等)をフイルム面上の所定の位置に光学的
に写し込むか又は磁気的に記録し得る写し込み回路41
と、ロール状の写真撮影用フイルムが収納された状態で
カメラ1に装填されるフイルムパトローネ16の外周面
上に設けられているDXコード情報を読み取る手段等か
らなるDXコード入力回路15と、フイルムパトローネ
16の内部からロール状フイルムを送り出し、これを給
送するフイルム給送機構(図示せず)及びその駆動源と
なるフイルム給送モータ18の駆動制御を行なうフイル
ム給送回路17と、被写体側からの光束を受けて電気的
な信号に変換する測光センサ20の出力信号に基づいて
被写体輝度情報を演算しカメラ1の周囲光束(被写体側
からの光束)の測定を行なう周囲光測定回路19と、焦
点位置の検出を行なう焦点検出センサであり投光素子
(LED)及び受光素子(PSD)等からなる測距セン
サ22を駆動制御すると共に、この測距センサ22の出
力信号に基づいて所望の被写体までの距離を測定する焦
点演算部である測距演算回路21と、撮影動作(露出動
作)時における補助光源であってキセノン(Xe)管等
によって構成されるストロボ発光部24の発光制御及び
発光電荷の蓄積等を行なうストロボ回路23と、露出開
口部(図示せず)を開閉する部材であって絞り手段の機
能を兼ね備えたセクタシャッタ26を駆動する駆動手段
(プランジャ等;図示せず)の駆動制御を行なうシャッ
タ制御回路25と、セクタシャッタ26の位置を確認す
ることで当該セクタシャッタ26が所定の初期状態にあ
るか又は開放状態にあるか等を検知するセクタ位置検知
スイッチ27と、視覚的に情報を識別し得る形態で表示
を行なう表示手段等を用いてカメラ1の動作形態等の設
定状態を表示する状態表示装置28と、カメラ1の使用
者が所定の変倍操作部材(図示せず)を操作して所定の
変倍操作を実行したときに当該変倍操作部材に連動して
所定の駆動制御信号を生じさせるズーム検知スイッチ2
9と、変倍操作がなされたときにズームモータ(図示せ
ず)の駆動制御を行なってズーム機構(変倍機構)を介
してズームレンズ(変倍光学系)31等を所定の変倍範
囲内において駆動させるズームレンズ駆動回路30と、
変倍動作中におけるズームレンズ31の位置、即ち焦点
距離情報を検知するズームレンズ位置検知回路32と、
上述の測距演算回路21によって求められた被写体距離
情報に基づいて焦点調節動作を行なうためのフォーカス
レンズ34を所定の合焦位置へと駆動するフォーカスモ
ータ及びフォーカスレンズ駆動機構等(図示せず)の駆
動制御を行なうフォーカスレンズ駆動回路33と、フォ
ーカスレンズ34の現在位置を検知するフォーカスレン
ズ位置検知回路35等の各種の部材によって構成されて
いる。
【0034】ここで、本実施形態における測距演算部1
1は、カメラ制御回路1aからの指示により、まず測距
センサ22に対して所定の信号を送るようになってい
る。これを受けて測距センサ22は、発光ダイオード等
の投光素子から所定の光束を投光レンズを介して被写体
(測距物)へ向けて投射するようになっている。する
と、その反射光束は受光レンズによって集光された後、
半導体位置検出装置(PSD)等からなる受光素子によ
って受光されるようになっている。そして、この受光素
子の出力を受けて測距演算部11は、受光素子の受光位
置に応じた被写体までの距離(以下、被写体距離とい
う)を検出し、被写体距離の距離データを算出する。さ
らに、測距演算部11は、算出された距離データに基づ
いて写真撮影を行なう際に用いる数値データを演算し、
これをカメラ制御回路1aへと出力するようになってい
る。つまり、この測距演算部11及び測距センサ22等
は、一般的な自動焦点式カメラ等における測距手段の役
目をしている。
【0035】近距離型無線通信回路38は、例えば赤外
線通信(IrDA)やブルートゥース(Bluetooth)等
の所定の通信規格に基づいて製造されるIC等を備えて
構成されている。そして、これと同一規格のIC等を有
し、一般的な公衆回線107及びアンテナ8を介した外
部大型情報装置等との通信接続機能を備えた携帯型通信
機器2との間で各種の情報(データ)の通信を行なうこ
とを実現することのできる所定の回路によって構成され
ている。
【0036】情報記憶部39は、各種の情報を記憶し得
るように形成された回路等からなり、例えばカメラ1の
内部に固定される所定の半導体メモリ素子や、カメラ1
に対して着脱自在に構成される半導体メモリ媒体等から
なるものである。
【0037】音声再生部40は、本カメラ1の動作形態
が、例えば[音声セルフタイマーモード]や[赤ちゃん
モード]等に設定された場合において発音される所定の
音声発音動作や、[情報記録モード]に設定した場合に
おいてフイルムに記録すべき各種の情報のうち音声情報
を発音させて確認する際などに用いられるものである。
【0038】以上のように構成された本実施形態のカメ
ラ1及び携帯型通信機器2の作用の概略を、以下に説明
する。
【0039】使用者は、まず、携帯型通信機器2の情報
記憶部202に対して任意の音声情報を予め記録する作
業を行なう。これは、例えば携帯型通信機器2を用いて
所与定の操作を行なって、音声入力部9から任意の音声
の入力を行なう作業である。この操作によって音声入力
部9から入力された音声は、携帯型通信機器2の作用に
よってデジタルデータに変換され、記録するのに最適な
形態となるように所定の信号圧縮処理等が施される。そ
の後、当該デジタル音声データは、携帯型通信機器2の
情報記憶部202へと出力され、これに記録保存され
る。
【0040】なお、ここで行なわれる音声の記録操作
は、従来の一般的な携帯型通信機器等が有する機能、例
えば不在時に再生するための音声メッセージや受信時に
再生する音楽(いわゆる着信音)等を予め携帯型通信機
器の情報記憶部に記録しておく際の操作と同一の操作に
よって行なう。
【0041】このようにして、携帯型通信機器2の情報
記憶部202に予め記録させておいた音声情報等は、所
定の無線通信手段を利用することにより、カメラ1の側
へと伝送することができる。
【0042】この場合における無線通信手段としては、
携帯型通信機器2に設けられる近距離型無線通信回路2
04及びカメラ1に設けられる近距離型無線通信回路3
8が、その役目をすることになる。
【0043】即ち、カメラ1の使用者は、所望のときに
任意に操作部材6b・6cを操作することにより、携帯
型通信機器2の情報記録部202に記録されている所定
の音声情報をカメラ1の側へと伝送させるための指令信
号を発生させる。すると、この指令信号を受けてカメラ
1の近距離型無線通信回路38は、携帯型通信機器2の
近距離型無線通信回路204に対して所定の音声情報を
伝送させる旨の通信要求を発し、これを受けて携帯型通
信機器2の近距離型無線通信回路204は、要求された
データを情報記憶部202より読み出して、これを出力
する。
【0044】カメラ1の近距離型無線通信回路38は、
携帯型通信機器2の近距離型無線通信回路204から出
力された音声情報を受信すると、これを情報記憶部39
に記録保存する。
【0045】このようにして、カメラ1の情報記憶部3
9に記録保存された音声情報(データ)は、必要に応じ
てカメラ制御回路1aを介して、例えば音声再生部40
や写し込み回路41等へと出力されることになる。
【0046】この場合において、音声再生部40へと出
力された音声情報は、音声再生部40において再生する
のに最適な形態となるように所定の信号伸長処理やアナ
ログデジタル変換処理等が施された後、写真撮影動作時
などの所定の時に音声として再生出力されることにな
る。
【0047】また、写し込み回路41へと出力された音
声情報は、当該回路41においてフイルム面上に記録す
るのに最適な形態となるように所定の信号伸長処理や独
自の符号化処理等が行なわれた後、撮影動作(露出動
作)に伴うフイルム給送動作時等にフイルム面上の所定
の位置に光学的又は磁気的に記録されることになる。
【0048】一方、携帯型通信機器2は、上述したよう
に公衆回線107及びアンテナ8を介して外部大型情報
装置等とのデータ通信等を行なう機能を備えて構成され
ている。これは、従来のいわゆる携帯電話等における一
般的な機能である。
【0049】そこで、このような従来の携帯型通信機器
では、一般公衆回線によって接続される外部大型情報装
置等との間でデータ通信を行ない、接続先の外部大型情
報装置等に予め蓄積されている各種の情報のうち使用者
が所望する着信音・待機画面等の音声又は画像情報等を
取得し、この取得した情報等を自己の内部に設けられる
情報記憶部に記録保存することができるような機能を備
えている。
【0050】本実施形態において利用する携帯型通信機
器2は、この通信機能を利用して、所定の情報(デー
タ)を取得し、情報記憶部202に所定のデータ形態で
記録保存することができるようになっている。
【0051】即ち、従来の一般的ないわゆる携帯電話等
によるデータ通信を行なうのと同様の手段によって、ア
ンテナ8及び公衆回線107を介して携帯型通信機器2
と外部大型情報装置等(例えばフイルムへの写し込み用
の所定のデータである写し込みデータ等が保存されたサ
ーバ装置等)とを接続し、これに予め蓄積されている複
数の情報のうち所定の情報、例えば写し込みデータ等を
取得する。
【0052】この場合において、公衆回線107及びア
ンテナ8を介して受信される各種の情報は、携帯型通信
機器2の受信回路205へと入力され、ここで記録する
のに最適な形態となるように所定の信号処理が施され
る。その後、情報記憶部202へと出力されて、ここに
記録保存される。
【0053】携帯型通信機器2の情報記憶部202に記
録された情報を、カメラ1へと伝送する手段は、上述し
た無線通信手段を用いて同様に行なう。
【0054】ここで、写し込みデータとは、例えば撮影
動作(露出動作)に伴うフイルム給送動作が行なわれる
際に、フイルム上の所定の位置に光学的又は磁気的な記
録を行なうのに適した形態のデータであって、例えばカ
メラ1の位置情報等が挙げられる。
【0055】この場合において、所定の情報を光学的に
フィルム上の所定の位置に記録する場合には、次のよう
な手段が適用される。
【0056】即ち、カメラ1の写し込み回路41は、カ
メラ制御回路1aによって駆動制御される。このとき写
し込み回路41は、所定の写し込みデータに基づいて複
数のLED等によって構成されるフイルム記録部42の
発光駆動制御を行なう。この駆動制御は、上述したよう
に撮影動作に伴うフイルム給送動作が実行される際等に
実行される。
【0057】写し込みデータは、例えば複数のドット型
LEDの発光を発光させることにより給送動作中のフイ
ルム面上に所定のドットパターンのデータを光学的に写
し込むことができるような形態で構成されるドットパタ
ーンデータである。したがって、この写し込みデータを
フイルムに記録するフイルム記録部42は、ドットパタ
ーン写込手段の役目をしている。
【0058】他方、この写し込みデータは、上述したよ
うに外部大型情報装置等から受信する以外にも、例えば
携帯型通信機器2に設けられる複数の操作部材を用いて
行ない得る文字入力機能を利用して独自のデータを作成
することも容易である。この独自に作成したデータは、
情報記憶部202に記録保存し得るようになっている。
したがって、この独自データもまた上述の無線通信手段
を利用して、カメラ1の側へと転送し、カメラ1におい
て利用することができるようになっている。このように
することで、カメラ1の側に独自データを作成するため
の機能を付加することなく、またそのための操作部材等
を設ける必要もないので、カメラ1自体の大型化を抑え
ながら、写し込みデータにおける独自データを容易に利
用することができるようになっている。
【0059】なお、従来より、PHS等の携帯型無線機
器及び一般公衆回線等を用いた位置情報検出システムに
ついては、例えば特開平9−247737号公報等によ
って種々の提案がなされている。本実施形態の携帯型通
信機器2においては、このような従来の位置情報検出シ
ステム等についても、容易に利用することができるので
ある。
【0060】したがって、本実施形態においては、まず
携帯型通信機器2を用いて上述のような位置情報検出シ
ステムを利用して取得した位置データを、上述の無線通
信手段によってカメラ1の側へと伝送すれば、本実施形
態のカメラ1によっても全く同様の機能を実現させるこ
とができるようになる。即ち、この場合には、カメラ1
自体にPHS等の通信手段を備えた場合に比べて、より
小型化・低コスト化に寄与することができることにな
る。
【0061】次に、本実施形態のカメラ1における作用
の流れを図4・図5・図6のフローチャートを用いて、
以下に説明する。
【0062】図4に示すように、まずステップS0にお
いて、カメラ1の内部における所定の位置に電源電池
(図示せず)を装填することで、カメラ1の電気回路に
は電力が供給される。すると、カメラ制御回路1aの初
期化が実行された後(パワーオンリセット)、カメラ1
は動作を開始する。
【0063】次いで、ステップS1において、メイン操
作部材検知スイッチ12(図3参照)からの信号に基づ
いて、カメラ1のメインスイッチ(図示せず)の状態の
確認を行なう。ここで、メインスイッチのオン(ON)
状態が確認された場合には、ステップS4の処理に進
む。また、メインスイッチのオフ(OFF)状態が確認
された場合には、ステップS2の処理に進む。
【0064】ステップS2において、初期化処理(イニ
シャライズ処理)のサブルーチンを実行する。
【0065】この初期化処理サブルーチンとは、主に撮
影レンズ3(図1参照)をカメラ1の内部における所定
の収納位置(沈胴位置)へと収納する駆動動作等を実行
する処理である。つまり、上述のステップS1の処理に
おいて、メインスイッチがオン状態からオフ状態に移行
されているので、これを受けてカメラ1を非使用状態
(初期状態)に移行させる動作が行なわれるのである。
その後、初期化処理が完了すると、次のステップS3の
処理に進む。
【0066】次いでステップS3において、メインスイ
ッチ待機処理が実行され、回路の動作状態を低消費電力
状態に移行させる。そして、上述のステップS1の処理
に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0067】この低消費電力状態とは、カメラ制御回路
1aの動作クロックを停止させると共に、他の回路への
電力供給を遮断する等により消費電力を抑止し得る状態
である。この低消費電力状態においては、カメラ制御回
路1aは、その動作が停止している状態にあるが、メイ
ンスイッチ(メイン操作部材検知スイッチ12)の状態
変化の監視だけは継続して行なっている。したがって、
カメラ1がこの低消費電力状態に設定されているとき
に、カメラ1の使用者がメイン操作部材(メインスイッ
チ;図示せず)を操作してメイン操作部材検知スイッチ
12がオン(ON)状態に移行すると、上述のステップ
S1の処理において、メイン操作部材検知スイッチ12
がオン(ON)状態になったことを検知し、これを受け
て低消費電力状態は解除され、カメラ制御回路1aは、
通常動作状態に復帰する。そして、ステップS4の処理
に進む。
【0068】ステップS4において、フイルムの初期巻
上処理(空送り処理)が完了している状態にあるか否か
の確認を行なう。ここで、空送り処理が完了しているも
のと判断された場合にはステップS6の処理に進む。ま
た、空送り処理が完了していない場合には、ステップS
5の処理に進む。
【0069】この場合において、空送り処理が完了して
いない場合とは、例えばフイルムパトローネ16がカメ
ラ1の内部におけるパトローネ室(図示せず)等の所定
の位置に装填された後、パトローネ室蓋(図示せず)を
閉状態としただけの状態等が相当する。
【0070】このような状態にある場合には、ステップ
S5において、フイルムの初期巻上動作を実行するため
に、所定の空送り処理のサブルーチンを実行した後、ス
テップS6の処理に進む。
【0071】ステップS6において、カメラ制御回路1
aは、ストロボ回路23からの情報に基づいて閃光発光
装置(ストロボ装置)の主コンデンサ(図示せず)の充
電が完了しているか否かの確認を行なう。ここで、主コ
ンデンサの充電が完了しているものと判断された場合に
は、ステップS8の処理に進む。また、主コンデンサの
充電が完了していないものと判断された場合には、ステ
ップS7処理に進む。
【0072】ステップS7においては、ストロボ充電処
理のサブルーチンが実行される。その後、ステップS8
に進む。
【0073】ステップS8において、カメラ1の動作形
態(動作モード)が[通信モード]に設定されているか
否かの確認を行なう。この[通信モード]とは、カメラ
1と携帯型通信機器2との通信を行なう際に設定される
動作形態であって、カメラ1に設けられる複数の操作部
材のうちモードボタン6b及びセットボタン6c等によ
る操作、例えば両ボタン6b・6cの同時押圧操作等に
よって設定されるものである。
【0074】なお、この[通信モード]に設定するため
の操作としては、上述のモードボタン6b及びセットボ
タン6c等による操作(同時押圧操作等)に限らず、例
えば[通信モード]を設定するための専用の操作部材を
別に設け、これを用いて所定の操作を行なう等の手段に
よるようにしてもよい。
【0075】カメラ1の動作形態が[通信モード]に設
定されているか否かの確認は、所定の通信待機フラグ及
び転送要求フラグ等を確認することにより行なわれる。
ここで、通信待機フラグ及び転送要求フラグ等、所定の
フラグが確認されると、ステップS9の処理、即ち携帯
型通信機器との通信処理のサブルーチンが実行される。
このサブルーチンの詳細は、図6のフローチャートによ
って後述する。その後、携帯型通信機器との通信処理の
サブルーチンが終了すると、次のステップS10の処理
に進む。
【0076】また、上述のステップS8において、所定
のフラグが確認されずカメラ1の動作形態が[通信モー
ド]に設定されていないものと判断された場合には、次
のステップS10の処理に進む。
【0077】ステップS10において、1stレリーズ
検知スイッチ13の状態が確認されて、1stレリーズ
操作、即ちシャッタレリーズボタン6aの半押し操作が
なされたか否かの確認が行なわれる。ここで、1stレ
リーズ検知スイッチ13の状態がオン(ON)状態であ
ることが確認されるとステップS14の処理に進む。ま
た、同スイッチ13の状態がオフ(OFF)状態である
ことが確認されると、カメラ1の使用者がその時点にお
いて撮影動作を実行する意志が無いものと判断して、即
ち撮影動作が実行される状態にはないものと判断して、
ステップS11の処理に進む。
【0078】ステップS11において、モード選択スイ
ッチ37の状態に変化が有ったか否かの確認を行なう。
このモード選択スイッチ37の状態に変化が生じる場合
とは、例えば動作形態を変更するためのモード選択ボタ
ン6dが操作者によって所定の操作がなされた場合など
である。ここで、モード選択スイッチ37の状態に変化
が生じているものと判断された場合には、次のステップ
S12の処理に進み、このステップS12において、動
作形態の変更を指示する旨の所定の信号が発生する。こ
れにより、所定の動作モードフラグが変更される。そし
て、次のステップS13の処理に進む。
【0079】次いで、ステップS13において、変更さ
れた動作モードフラグに基づいて、動作形態の設定状態
を表示するための表示部(図示せず)における表示状態
を変更する。そして、上述のステップS1の処理に戻
り、以降の処理を繰り返す。
【0080】なお、この場合において、情報記憶部39
の内容の検索を行なうようにし、その検索の結果、設定
しようとする動作形態に対応する所定の音声情報(デー
タ)や文字情報(データ)が情報記憶部39に存在して
いないことが確認されると、その動作形態への設定変更
を認めないように規制するようにしてもよい。
【0081】一方、上述のステップS11において、モ
ード選択スイッチ37の状態に変化がなかったものと判
断された場合には、直ちに上述のステップS1の処理に
戻り、以降の処理を繰り返す。
【0082】他方、上述のステップS10において、1
stレリーズ検知スイッチ13の状態がオン(ON)状
態にあることが確認されてステップS14の処理に進む
と、このステップS14において、DXコード読み込み
処理のサブルーチンが実行される。このDXコード読み
込み処理のサブルーチンでは、例えばフイルムパトロー
ネ16に設けられている所定のDXコード(図示せず)
情報、たとえば当該フイルムパトローネ16の内部に収
納されているフイルムの感度情報(ISO感度値)等の
情報が読み込まれる。その後、ステップS15の処理に
進む。
【0083】次いでステップS15において、カメラ制
御回路1aは、測距演算回路21を介して測距センサ2
2等を駆動制御することによって、所望の被写体までの
距離を測定(検出)すると共に、これによって取得され
た測距情報に基づいてフォーカスレンズ駆動回路33を
介してフォーカスレンズ34を駆動制御する測距処理の
サブルーチンを実行する。その後、ステップS16の処
理に進む。なお、この測距処理においては、カメラ制御
回路1aは、移動中のフォーカスレンズ24の位置情報
をフォーカスレンズ位置検知回路35を用いて確認しな
がら制御するようにしている。
【0084】続いてステップS16において、カメラ制
御回路1aは、周囲光測定回路19を介して測光センサ
20を駆動させ、周囲光測定回路9は、測光センサ20
の出力に基づいて所定の周以降測定演算を行なって、被
写体を含む周囲光の輝度を検出する測光処理のサブルー
チンを実行する。その後、ステップS17の処理に進
む。
【0085】ステップS17において、カメラ1の動作
モードフラグの確認を行なって、動作形態が[赤ちゃん
モード]に設定されているか否かの確認を行なう。この
[赤ちゃんモード]とは、上述したように通常の露出処
理が実行される時点において所定の音楽や音声等を再生
(発音)させて赤ちゃん等の被写体に対してカメラ1へ
の注意を喚起させるようにする動作形態(動作モード)
である。即ち、当該[赤ちゃんモード]においては、実
際の露出動作時に所定の音声が発音されることになる。
またここで、発音される音声は、カメラ1の情報記憶部
39において予め記憶されている所定の音声情報に基づ
く音声であって、例えば赤ちゃんやペット動物等の被写
体が興味を引くような音声等である。
【0086】ここで、カメラ1の動作形態が[赤ちゃん
モード]に設定されていることが確認された場合には、
さらに同モードに対応する音声情報がカメラ1の情報記
憶部39に存在しているか否かの確認を行なう。そし
て、対応する音声情報が存在している場合には、次のス
テップS18の処理に進む。
【0087】ステップS18において、発音開始処理を
実行する。この発音開始処理は、カメラ制御回路1aに
よって音声再生部40を制御することにより実行される
処理である。即ち、この場合において音声再生部40
は、カメラ1の情報記憶部39に記録されている各種の
情報のうち[赤ちゃんモード]に対応する所定の音声情
報(データ)に基づいて所定の音声の再生を行なう。
【0088】ここで、[赤ちゃんモード]に対応する所
定の音声情報は、上述したように、例えば被写体として
の赤ちゃんやペット動物等の気を引いてカメラ1の側に
注意を向けさせるようにするための音声や、その場の雰
囲気を盛り上げ得るような所定の音声を再生し得る情報
である。つまり、[赤ちゃんモード]における発音動作
は、このような音声を露出動作時における一連のレリー
ズ動作に連動させて発音させることで、より魅力的な写
真を得るようにするのを目的とした写真撮影の補助的手
段である。なお、発音動作時には、発音中フラグを立て
ておくことによって、音声再生動作中であることが識別
され得るようにしてある。
【0089】一方、上述のステップS17において、カ
メラ1の動作形態が[赤ちゃんモード]に設定されてい
ないものと判断された場合、又はカメラ1の動作形態が
[赤ちゃんモード]に設定されていても対応する音声情
報がカメラ1の情報記憶部39に存在していないものと
判断された場合には、動作モードフラグを通常モードに
対応するフラグに戻し、表示部の表示を通常モードに対
応する表示とした後、ステップS19の処理に進む。
【0090】ステップS19において、2ndレリーズ
検知スイッチ14の状態が確認されて、2ndレリーズ
操作、即ちシャッタレリーズボタン6aの全半押し操作
がなされたか否かの確認が行なわれる。ここで、2nd
レリーズ検知スイッチ14の状態がオン(ON)状態で
あることが確認されるとステップS23の処理に進む。
【0091】なお、ここで、例えばカメラ1の動作形態
が[赤ちゃんモード]に設定されている場合には、カメ
ラ制御回路1aは、ステップS19における2ndレリ
ーズ検知スイッチ14のオン信号によって実行されるべ
き露出処理と並行して、上述の発音開始処理が実行され
ている。この発音開始処理では、情報記憶部39に記録
されている各種の情報のうち[赤ちゃんモード]に対応
する音声情報を音声再生部10へと転送する処理がなさ
れる。これを受けて音声再生部10は、転送された音声
情報に対して所定の信号処理を施した後、当該音声情報
に応じた音声の再生を実行する。そして、発音処理が終
了すると、音声再生中フラグを初期化(クリア)する。
【0092】一方、上述のステップS19において、2
ndレリーズ検知スイッチ14の状態がオフ(OFF)
状態であることが確認されると、ステップS20の処理
に進む。
【0093】ステップS20において、再度1stレリ
ーズ検知スイッチ13の状態が確認されて、1stレリ
ーズ操作(シャッタレリーズボタン6aの半押し操作)
がなされたか否かの確認が行なわれる。ここで、1st
レリーズ検知スイッチ13の状態がオン(ON)状態で
あることが確認されると、上述のステップS19の処理
に戻り、以降の処理を繰り返す。また、同スイッチ13
の状態がオフ(OFF)状態であることが確認される
と、カメラ1の使用者がその時点において撮影動作の実
行操作を解除したものと判断して、即ち撮影動作が実行
される状態にはないものと判断して、ステップS21の
処理に進む。
【0094】ステップS21において、音声再生動作中
を示す発音中フラグの確認を行なう。ここで、発音中フ
ラグが確認された場合(オン(ON)状態であった場
合)には、次のステップS22の処理に進み、このステ
ップS22において、所定の発音終了処理を実行する。
この発音終了処理は、例えば実行中の発音動作を停止さ
せると共に、発音中フラグを初期化(クリア)する処理
である。その後、上述のステップS1の処理に戻り、以
降の処理を繰り返す。
【0095】また、上述のステップS21において、発
音中フラグが確認されなかった場合(オフ(OFF)状
態であった場合)には、そのまま上述のステップS1の
処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0096】なお、上述のステップS18において実行
させる発音処理は、ステップS10における1stレリ
ーズ操作の一回の入力に対して一回の再生動作が実行さ
れるようにすればよい。また、ステップS20におい
て、1stレリーズ操作が解除されたことが確認される
か、又はステップS19における2ndレリーズ操作の
実行がなされるまでの間の時間、所定の音声情報の再生
動作を繰り返し実行するようにしてもよい。
【0097】次に、ステップS23において、再度動作
モードフラグの確認を行なって[音声セルフタイマーモ
ード]が設定されているか否かの確認を行なう。この
[音声セルフタイマーモード]とは、いわゆるセルフタ
イマー撮影を行なう場合の露出動作時に所定の音楽や音
声等を発音させるようにする動作形態である。
【0098】ここで、[音声セルフタイマーモード]が
設定されているものと判断され、かつ[音声セルフタイ
マーモード]に対応する音声情報がカメラ1の情報記憶
部39に記録されていることが確認された場合には、次
のステップS24の処理に進む。
【0099】続いてステップS24においては、セルフ
タイマー撮影動作を実行するのと同時に、発音開始処理
を実行する。この発音開始処理は、セルフタイマー撮影
動作における実際の露出処理が開始するまでの待機時間
中に実行される処理である。即ち、発音開始処理が実行
されると、カメラ制御回路1aは、情報記憶部39から
所定の音声情報を抽出し、これを音声再生部10へと出
力する。これを受けて、音声再生部10は、入力された
音声情報に対して所定の信号処理等を施し、当該音声情
報に応じた音楽又は音声等を再生出力する。そして、発
音開始処理による音声の再生出力が終了すると、次のス
テップS25に進む。
【0100】ステップS25においては、実際の露出処
理が実行される。この露出処理は、通常のカメラの機能
であって、撮影レンズ3を介して結像された被写体像を
カメラ1の内部の所定の位置に配置されたフイルムに露
出する一般的な処理である。即ち、この露出処理は、上
述のステップS15・S16で実行された測距処理及び
測光処理において、各種センサ等の出力結果によって得
られた被写体距離及び周囲光輝度等の各情報に基づいて
実行される処理である。この露出動作が完了した後、次
の図5に示すステップS26の処理に進む。
【0101】一方、上述のステップS23において、
[音声セルフタイマーモード]が設定されていないもの
と判断されるか、又はカメラ1の情報記憶部39に[音
声セルフタイマーモード]に対応する音声データが存在
しないことが確認された場合には、すぐにステップS2
5の露出処理に進み、露出処理の終了後、次の図5に示
すステップS26の処理に進む。
【0102】なお、セルフタイマー手段を用いた動作形
態においては、その待機時間中において、例えば発光ダ
イオード(LED)等を点滅させると共に、そのタイマ
ー残り時間に合わせて点滅の速度を変更するようにする
手段が、従来より一般的に用いられている。したがっ
て、本実施形態のカメラ1における[音声セルフタイマ
ーモード]を実行したときには、さらに、例えば対応す
る音声情報のデータ容量等に応じたLED等の点滅間隔
の演算を行なうようにして、音声の再生出力が終了する
時点に合わせてLED等の点滅を徐々に早くする等の工
夫が考えられる。
【0103】図5に示すステップS26において、音声
再生動作中を示す発音中フラグの確認を行なう。ここ
で、発音中フラグが確認された場合(オン(ON)状態
であった場合)には、次のステップS27の処理に進
み、このステップS27において、所定の発音終了処理
を実行する。この発音終了処理は、上述のステップS2
2における処理と同様に、実行中の発音動作を停止さ
せ、発音中フラグを初期化(クリア)する処理である。
その後、次のステップS28の処理に進む。
【0104】また、上述のステップS26において、発
音中フラグが確認されなかった場合(オフ状態であった
場合)には、音声再生動作中ではないか、又は再生動作
が既に終了しているものと判断し、ステップS28の処
理に進む。
【0105】ステップS28において、カメラ制御回路
1aは、フイルム給送回路17を介してフイルム給送モ
ータ18を駆動制御することにより一コマ巻上処理のサ
ブルーチンを実行する。この一コマ巻上処理は、所定の
露出処理が完了した直後に実行されるフイルム給送(巻
上)処理である。つまり、露光動作の完了後、一コマ分
の巻上動作を行なうことによって、今回撮影済みの撮影
コマをカメラ1の内部における所定の収納位置へと退避
させると共に、次の撮影コマをカメラ1の露光用開口部
に対応する所定の位置に配置するために行なわれる処理
である。
【0106】本実施形態のカメラ1における一コマ巻上
処理においては、カメラ1の動作形態の設定状況によっ
て、さらに次のような処理が行なわれる。
【0107】即ち、露光動作の完了後、一コマ巻上処理
に移行すると、まずカメラ1の動作形態の設定が確認さ
れる。このとき設定されているカメラ1の動作形態が、
所定の日時情報や音声情報等をフイルムの所定の位置に
記録する[情報記録モード]又は[情報写込モード]で
ある場合には、カメラ1の情報記憶部39に記憶された
各種の情報のうち日付情報や種々の文字情報等を所定の
形態でフイルムの所定の位置に記録する動作がフイルム
巻上動作に並行して行なわれる。ここで、情報記憶部3
9に記憶された各種の情報のうちの文字情報は、例えば
予め携帯型通信機器2による無線通信手段を用いて取得
した文字データや絵文字データ等である。
【0108】また、このとき設定されているカメラ1の
動作形態が、写し込み回路41及びフイルム記録部42
等によって所定の形態に符号化された音声情報をフイル
ム面上の所定の位置に記録する[情報記録モード]であ
る場合には、カメラ1の情報記憶部39に記憶された各
種の情報のうち直前に撮影済みの撮影コマに関連付けが
なされた音声情報の有無が確認され、そのような関連づ
けされた音声情報が存在する場合には、カメラ制御回路
1aは、これを写し込み回路41へと転送し、ここで所
定の符号化等の信号処理を行なった後、符号化された音
声情報をフイルム面上の所定の位置、例えばフイルム面
上であって露光がなされた画面外の所定の位置等に対し
て設けられたフイルムの磁気記録部(図示せず)に対し
てフイルム記録部42を構成する磁気ヘッド等による磁
気的な記録動作がフイルム巻上動作に並行して行なわれ
る。
【0109】次いで、ステップS29において、カメラ
1に装填されているフイルムパトローネ16の内部のフ
イルムが終端部(フイルムエンド)に到達したか否かの
確認を行なう。ここで、上述のステップS28で実行し
た一コマ巻上処理が完了せずにフイルムエンドに到達し
たと判断された場合には、ステップS30の処理に進
み、このステップS30において、フイルム給送のうち
フイルム巻戻処理のサブルーチンが実行される。このフ
イルム巻戻処理のサブルーチンが完了すると、次のステ
ップS31の処理に進む。
【0110】ステップS31において、カメラ制御回路
1aは、所定の巻き戻しが終了した旨の指示信号を受け
てカメラ1の初期化処理のサブルーチンを実行し、次の
ステップS32の処理に進む。
【0111】そして、ステップS32において、フイル
ムパトローネの再装填を待機する状態となる。なお、こ
の状態においては、フイルムパトローネの再装填が行な
われない限り、カメラ1は他の状態に移行しないような
っている。そして、フイルムパトローネの再装填が行な
われることにより、上述の図4に示すステップS1の処
理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0112】一方、上述のステップS29において、上
述のステップS28で実行した一コマ巻上処理の完了が
検知されることにより、フイルムエンドに到達していな
いものと判断された場合には、そのまま上述の図4に示
すステップS1の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0113】図6は、本実施形態のカメラと携帯型通信
機器との間で行なわれる通信処理の流れを示すフローチ
ャートである。この通信処理のサブルーチンは、上述し
たように図4のステップS8において、所定の通信待機
フラグ及び転送要求フラグ等が確認され、カメラ1の動
作形態が携帯型通信機器2から所望の情報を取得するた
めの[通信モード]に設定されていることを確認した場
合に実行される処理であって、図4のステップS9の処
理に相当するものである。
【0114】図6に示すように、まずステップS41に
おいて、通信確保の処理が実行される。この通信確保処
理は、カメラ1の近距離型無線通信回路38から携帯型
通信機器2の近距離型無線通信回路204に対して、通
信処理を開始する旨の所定の指示信号を送信すること
で、双方間の通信経路を確保して所定の通信処理を行な
い得る状態にさせるための処理である。この通信確保処
理を実行して、通信経路が確保されると、次のステップ
S42の処理に進む。
【0115】ステップS42においては、カメラ1の情
報記憶部39に記録されている内容、即ち記録済みの各
種情報の概略を表わす所定の情報である見出し情報や情
報記憶部39の記録領域の中に記録し得る残り容量等の
確認を行なうと共に、これらの情報(見出し情報と残り
容量情報等)を携帯型通信機器2の側へと転送する処理
が実行される。
【0116】すると、これを受けて携帯型通信機器2の
側では、受信した見出し情報(カメラ1側の情報記憶部
39の内容)を表示部2aを用いて、所定の形態でその
表示画面上に表示させる処理がなされる。その後、次の
ステップS43の処理に進む。
【0117】なお、近年のいわゆる携帯電話・PHS等
の携帯型通信機器(2)における表示部(2a)の表示
画面に比較的大きなサイズの物が用いられているのが普
通であることから、上述の見出し情報の表示処理では、
携帯型通信機器の側の表示手段を利用するようにしてい
る。
【0118】つまり、近年の携帯型通信機器の表示部に
おける表示画面では、例えば実際の表示範囲をより広く
するようにした手段であるいわゆるスクロール表示を行
ない得るようになされているのが普通である。このよう
な手段を用いれば、より多くの情報を広い画面で扱うこ
とができるという利点がある。
【0119】また、近年の携帯型通信機器には、複数の
操作部材7等が設けられているのが普通である。したが
って、このような複数の操作部材7を適宜使用すること
によって、所定の情報を表示部における広い表示画面上
に表示させつつ、その表示中の情報にたいして、編集・
決定・取り消し等の操作を行なうことが容易になってい
る。
【0120】さらに、複数の操作部材7を利用すること
で、様々な操作をより簡単に行なうことができるので、
このことは操作性の向上に寄与するだけでなく、広い表
示画面を利用することで、例えば情報記憶部39の残り
容量に関する情報等を常に表示させておく等の余裕もあ
ることから、携帯型通信機器の側の表示部を利用するこ
とは極めて至便な手段であると言える。
【0121】しかし、見出し情報の表示手段としては、
これに限ることはなく、例えばカメラ1の側に設けられ
る所定の表示部(図示せず)を用いて行なうようにして
もよいことはもちろんである。
【0122】次に、ステップS43においては、携帯型
通信機器2の側の情報記憶部202に記憶されている内
部情報(データ)に基づいて通信機器制御回路203
は、所定の形態の見出し情報を生成する。そして、この
見出し情報を携帯型通信機器2の表示部2aの表示画面
に表示する。この表示は、携帯型通信機器2の表示部2
aの表示画面上において、上述のカメラ1の側の見出し
情報と並列させて表示される。これにより、当該携帯型
通信機器2からカメラ1の側へと転送すべき所望の情報
(データ)の選択処理を行なうための表示画面が生成さ
れる。そして、次のステップS44の処理に進む。
【0123】なお、この場合における表示の手段につい
ては、これに限らず、例えば両者の表示画面を所定の操
作部材7の操作によって交互に切り換えて表示させ得る
ようにしてもよい。
【0124】カメラ1の情報記憶部39へのデータ転送
を行なうに際しては、当該情報記憶部39における最大
記憶容量よりも大きなデータや残り容量を超えるサイズ
のデータ等を転送することはできないのは当然である。
したがって、この処理において、携帯型通信機器2の情
報記憶部202の見出し情報を表示部2aに表示するに
当たっては、カメラ1の情報記憶部39へのデータ転送
が不可能なデータの表示は除外する等の処理を行なうよ
うにしてもよい。このデータ除外の判断は、上述のステ
ップS42において、カメラ1の側から取得した情報に
基づいて行なわれるようにしている。
【0125】次いで、ステップS44において、使用者
は、携帯型通信機器2からカメラ1へのデータ転送を所
望する情報(データ)の選択を行なう。この選択処理
は、携帯型通信機器2の表示部2aに表示されている見
出し情報のうち携帯型通信機器2の情報記憶部202の
見出しデータを参照しながら、携帯型通信機器2の複数
の操作部材7のうちの所定の操作部材を使用者が任意に
操作することにより生じる指示信号に従って行なわれる
処理である。
【0126】ここで、所望の情報(データ)が選択され
ると、その選択された情報(データ)について、データ
形式の判別が行なわれる。本実施形態において利用され
るデータ形式としては、例えばカメラ1の[赤ちゃんモ
ード]に対応する情報や入力された音声を所定の符号化
処理を行なった後にフイルムの所定の位置に光学的又は
磁気的に記録する[情報写込モード]に対応する情報等
は音声データが用いられる。また、[情報写込モード]
時に対応する情報として、フイルムの所定の位置にLE
D等の発光を利用して所定の光学的ドットパターンを写
し込むための文字情報等である写し込み用のパターンデ
ータが用いられる。
【0127】このステップS44において実行される判
定処理は、このような種々のデータ形式のうち選択され
たデータ形式がいずれの形式であるかの判定を行なう処
理である。
【0128】なお、カメラ1の情報記憶部39の残り容
量が少ない場合には、携帯型通信機器2から転送し得る
データが制限されてしまうことになる。このことを考慮
して、カメラ1の情報記憶部39に記録されている各種
の情報のうちその時点で不必要と思われるデータを消去
することができれば至便である。したがって、本実施形
態においては、カメラ1の情報記憶部39の見出し情報
を携帯型通信機器2の表示部2aに表示させ、これに基
づいて携帯型通信機器2の側からカメラ1の情報記憶部
39に記録されている所定の情報を消去する等の編集機
能が備えられている。そして、転送を所望する情報(デ
ータ)の選択操作や、カメラ1の情報記憶部39の所定
の情報(データ)等の消去等の操作は、携帯型通信機器
2の複数の操作部材7を用いて任意に行なうこととな
る。
【0129】このようにして、上述のステップS44の
処理において、転送を所望する情報(データ)の選択処
理及びその判定処理が行なわれると、その選択処理及び
判定処理の結果によって、次のステップS45又はステ
ップS46の処理に進む。
【0130】上述のステップS44の処理において選択
処理された情報(データ)が音声データ又は音楽データ
であると判定された場合には、ステップS45の処理に
進む。
【0131】ステップS45においては、音声・音楽デ
ータの通信を実行する旨を示すフラグが立てられて、ス
テップS47の処理に進む。
【0132】また、上述のステップS44の処理におい
て選択処理された情報(データ)が文字データ又は画像
データであると判定された場合には、ステップS46の
処理に進む。
【0133】ステップS46においては、文字・画像デ
ータの通信を実行する旨を示すフラグが立てられて、同
様にステップS47の処理に進む。
【0134】ステップS47においては、転送確認処理
が実行される。この転送確認処理は、上述のステップS
44で選択された情報(データ)通信を行なう旨の指示
を示す表示を、カメラ1の表示部(図示せず)及び携帯
型通信機器2の表示部2aの表示画面のそれぞれに行な
って、データ転送動作が開始されたことを確認するため
の表示を行なう処理である。
【0135】この場合において、カメラ1の表示部への
表示指示は、携帯型通信機器2の近距離型無線通信回路
204を介して近距離型無線通信回路38へと転送さ
れ、これによって、カメラ1の側における表示が行なわ
れることになる。その後、ステップS48の処理に進
む。
【0136】ステップS48においては、上述のステッ
プS45又はステップS46において立てられたフラグ
を確認するのと同時に、カメラ1の情報記憶部39に同
一形式の情報(データ)が存在するか否かの確認が行な
われる。ここで、同一形式の情報(データ)が存在する
ものと判断された場合には、ステップS49に進む。
【0137】このステップS49においては、カメラ1
の情報記憶部39において、転送を所望するデータを格
納するための余裕、即ち残り容量が有るか否かの確認を
行なう。ここで、情報記憶部39に充分な残り容量が有
るものと判断された場合には、ステップS52の処理に
進み、このステップS52において、データ転送処理が
実行される。
【0138】また、上述のステップS49において、情
報記憶部39に充分な残り容量がないものと判断された
場合には、ステップS50の処理に進み、このステップ
S50において、既に情報記憶部39に記録されている
情報のうち今回選択され転送しようとする情報と同一形
式の情報を消去した後、転送データを保存するいわゆる
上書き保存処理を実行するか否かの確認を要求する表示
画面を携帯型通信機器2の表示部2aの表示画面に表示
させる。
【0139】使用者は、ここで上書き保存処理を実行す
るか否かの判断を行なって、複数の操作部材7のうち所
定の操作部材を操作して、所望の処理の選択指示を行な
うことになる。
【0140】この場合において、使用者によって上書き
保存処理を行なう指示操作がなされた場合には、カメラ
1の情報記憶部39における上書きされるべき情報(デ
ータ)、即ち今回転送しようとする情報と同一形式の情
報(データ)を削除した後、ステップS52の処理に進
み、このステップS52においてデータ転送処理が実行
される。
【0141】また、上述のステップS50において、使
用者がデータ転送処理の取り消し(キャンセル)を指示
する操作、即ち上書き保存処理を取り消す指示がなされ
た場合には、ステップS51の処理に進み、このステッ
プS51において、データ転送処理を行なう旨を示すフ
ラグである転送モードフラグを初期化(クリア)した
後、図4のステップS1の処理に戻り、以降の処理を繰
り返す。
【0142】一方、上述のステップS48の処理におい
て、カメラ1の情報記憶部39に同一形式の情報(デー
タ)が存在しないと判断された場合、又は上述のステッ
プS49の処理において情報記憶部39に充分な残り容
量が有るものと判断された場合、又は上述のステップS
50の処理において、上書保存処理を実行する指示がな
された場合には、ステップS52の処理に進み、このス
テップS52において、データ転送処理が実行される。
【0143】ステップS52においては、所定のデータ
転送処理が実行される。このデータ転送処理は、携帯型
通信機器2とカメラ1とにそれぞれ設けられる近距離型
無線通信回路204・38によって実行される。このデ
ータ通信処理の実行中には、その旨を示す表示が、携帯
型通信機器2の表示部2aとカメラ1の表示部(図示せ
ず)との双方の表示画面上に表示される。
【0144】なお、ここで実行中のデータ転送処理が終
了するまでの間に、何らかの要因によって通信回線が切
断されてしまう等の問題も考えられる。このことを考慮
して、本実施形態においては、次のステップS53の処
理を実行するようになっている。
【0145】即ち、ステップS53において、上述のス
テップS52におけるデータ転送処理が正常に終了した
か否かの確認を行なう。この確認は、データ転送処理が
終了したとき、即ち正常終了した場合を含めて通信回線
が切断され、カメラ1と携帯型通信機器2との間の通信
接続状態が切断された場合に行なわれる。そして、その
確認は、カメラ1に転送されたデータファイルのデータ
形式が正常なものであるか否か、即ち転送済みのデータ
ファイルの破損の有無を確認することにより、データ転
送処理が正常終了したか否かを確認するいわゆるベリフ
ァイ処理によって行なわれる。
【0146】この場合において、カメラ1の情報記憶部
39に転送されたデータファイルの破損が確認され、デ
ータ転送処理が正常終了しなかったものと判断された場
合には、ステップS54の処理に進む。このような破損
データファイルの存在は、情報記憶部39の容量を無駄
に消費することになることから、ステップS54におい
て、その破損データファイルの削除処理を行なう。そし
て、次のステップS55の処理に進む。
【0147】ステップS55において、上述のステップ
S52によるデータ転送処理が失敗であった旨を知らせ
る表示が、携帯型通信機器2の表示部2aとカメラ1の
表示部(図示せず)との双方の表示画面上に表示され
る。これと同時に、再度同じデータに対して同様の転送
処理を実行するか否かの確認を要求する表示画面が携帯
型通信機器2の表示部2aの表示画面に表示される。
【0148】ここで、使用者は、複数の操作部材7のう
ち所定の操作部材を操作することによってデータの再転
送処理を実行するか否かの選択指示を行なう。この場合
において、使用者によって再転送処理を行なう指示操作
がなされた場合には、上述のステップS52の処理に戻
り、以降の処理を繰り返す。
【0149】一方、使用者によって再転送処理は実行し
ない旨の指示操作がなされた場合には、所定の転送要求
フラグを初期化(クリア)した後、図4のステップS1
の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0150】一方、上述のステップS53の処理におい
て、データ転送処理が正常終了したものと判断された場
合には、次のステップS56の処理に進む。
【0151】ステップS56においては、上述のステッ
プS53の処理でカメラ1の側に転送されたデータにつ
いて、データ種類(データ形式)の判別を行なう。ここ
で、転送データが音声データ・音楽データであると判別
された場合には、ステップS57の処理に進む。
【0152】続いてステップS57において、上述のス
テップS56の処理で音声データ・音楽データであると
判別されたデータの使用方法が確認される。この場合に
おいて、カメラ1の動作形態を[赤ちゃんモード]等の
動作形態に対応する使用方法、即ち撮影対象となる被写
体に対してカメラ1の側へと注意を向けさせるために、
その露光処理が実行される時点において所定の音楽や音
声等を再生(発音)させるのに使用するデータであるこ
とが確認されたときには、ステップS59の処理を経て
ステップS63の処理に進む。
【0153】また、[音声セルフタイマーモード]に対
応する使用方法、即ちセルフタイマーの待機時間中に実
行中に音声や音楽等を再生するためのデータである場合
には、ステップS60の処理を経てステップS63の処
理に進む。
【0154】そして、[情報記録モード]に対応する使
用方法、即ち独自の符号化処理を施した後、フイルムの
所定の位置に所定の形態で記録するためのデータである
場合には、ステップS61の処理を経てステップS63
の処理に進む。
【0155】一方、上述のステップS56において、カ
メラ1の側に転送されたデータのデータ形式が文字デー
タ・画像データであると判別された場合には、ステップ
S58の処理に進み、このステップS58において、上
述のステップS57と同様の処理、即ち上述のステップ
S56の処理において文字データ・画像データであると
判別されたデータの使用方法が確認される。ここで、
[情報写込モード]に対応する写し込み用のパターンデ
ータであると判別されると、ステップS62の処理を経
てステップS63の処理に進む。
【0156】ステップS63においては、上述のステッ
プS57・S58において判別されたデータの使用法の
種別によって、それぞれのデータと動作形態とを関連付
ける関連付け処理が行なわれる。この関連付け処理は、
カメラ1のカメラ制御回路1aにおいて行なわれる処理
であって、携帯型通信機器2の側から転送されたデータ
がカメラ1の情報記憶部39に記録される際に、当該情
報記憶部39のいずれのアドレスに記録するかを設定す
る処理である。したがって、カメラ制御回路1aは、音
声データとカメラの動作形態(動作モード)とを関連付
ける関連付け手段の役目をしている。
【0157】つまり、本実施形態のカメラ1において
は、動作形態の設定によって情報記憶部39の読み出し
アドレスが規定されている。このことから、情報記憶部
39に記録されている個々のデータに対して予め所定の
アドレスを動作形態に対応させて設定しておくことによ
り、動作形態に対応するデータが確実に読み出されるこ
とになる。
【0158】例えばステップS59の処理を経たデータ
に対しては、カメラ1における動作形態のうち[赤ちゃ
んモード]が選択された時に設定すべきアドレスを設定
する。
【0159】また、ステップS60の処理を経たデータ
に対しては、カメラ1における動作形態のうち[音声セ
ルフタイマーモード]が選択された時に設定すべきアド
レスを設定する。
【0160】そして、ステップS61の処理を経たデー
タに対しては、カメラ1における動作形態のうち[情報
記録モード]が選択された時に設定すべきアドレスを設
定する。
【0161】一方、ステップS62の処理を経たデータ
に対しては、カメラ1における動作形態のうち[情報写
込モード]が選択された時に設定すべきアドレスを設定
する。
【0162】このようにして、データ関連付け処理が終
了すると、その後、通信待ちフラグを初期化(クリア)
して、図4のステップS10の処理に復帰する(リター
ン)。
【0163】なお、本実施形態においては、ステップS
58の処理で確認され得る写し込み用のパターンデータ
としては、例えば所定の光学的ドットパターンを写し込
むための文字情報等からなるものであることから、これ
をステップS63の処理において[情報写込モード]に
関連付けするようにしているのは上述の通りである。
【0164】しかし、これとは別の写し込み用のパター
ンデータとして、例えばいわゆる携帯電話等の携帯型通
信機器における待ち受け画面等のような表示形態のもの
と同様の表示を、カメラ1の側の表示部(図示せず)を
用いて表示させるようにする機能をも考えられる。この
場合のデータは、表示画面上において二次元的に画像を
表示するドットパターンデータとなる。したがって、写
し込み用のパターンデータをこのような形態で使用する
ことを考慮した場合には、ステップS58の処理におい
て新たな分岐先を設けるようにすればよい。
【0165】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、カメラ1は、近距離型無線通信回路38を備えて構
成されているので、この近距離型無線通信回路38との
間で無線通信を行ない得る同様の近距離型無線通信回路
204を備えた従来の携帯型通信機器2と、当該カメラ
1との間において無線通信を行なって、所望の情報(デ
ータ)をカメラ1の側へと容易に転送することができ
る。
【0166】つまり、カメラ1との間で無線通信を行な
い得る従来の携帯型通信機器2は、音声情報や文字情報
等を含む所望の情報を公衆回線107を介して任意に取
得することができると共に、携帯型通信機器2に具備さ
れる音声入力手段(マイクロフォン等の音声入力部9)
や文字入力部材としての複数の操作部材7等を用いて任
意に所望の音声情報(データ)や文字情報(データ)等
を作成することができる。
【0167】したがって、近距離型無線通信回路204
・39を用いた無線通信を行なうことにより、携帯型通
信機器2によって取得され当該通信機器2の情報記憶部
202に一時的に記録されている各種の情報(データ)
を、カメラ1の情報記憶部39へと転送することができ
る。このことから、カメラ1の大型化を抑え、製造コス
トに負荷をかけることなくカメラ1の多機能化に寄与す
ることができる。
【0168】また、広く普及している一般的な形態の携
帯型通信機器2を音声情報等の入力手段として使用し、
これにより入力した情報は、無線通信手段を用いてカメ
ラ1の側へと転送することができるので、機器間を電気
的に接続するケーブル等を不要としながら容易に音声情
報を取得することができると共に、カメラ1自身にマイ
クロフォン等の音声入力手段を設けた場合に比べて、カ
メラ1の小型化および製造コストの低減化に寄与するこ
とができる。
【0169】さらに、カメラ1と携帯型通信機器2との
間で無線通信を行ない得るようにしたことから、音声情
報以外の各種の情報(例えば、位置情報データや写し込
み用のパターンデータ・セルフタイマー撮影動作時にお
ける待機時間中の発音データ等)についても同様に、カ
メラ1は、容易に各種の情報を取得することができると
共に、カメラ1自身に公衆回線を介した通信機能を付加
して構成した場合に比べて、カメラ1の小型化および製
造コストの低減化に寄与することができる。
【0170】ところで、近年においては、PHS等の携
帯型通信機器を用いて、その機器が存在する場所に関す
る位置情報データを一般公衆回線や所定の通信手段等を
介して取得する手段が実用化されている。
【0171】この場合において、取得した位置情報デー
タに対し所定の信号処理を施すことで文字データ等に変
換し、これを本実施形態のカメラ1の側へと転送するよ
うに構成し、当該カメラ1を[情報写込モード]によっ
て動作させた時には、その撮影画像に対応する位置情報
等をも文字列等によってフイルムの所定の位置に光学的
に写し込むようにすることも考えられる。
【0172】このような構成とすることによって、例え
ば携帯型通信機器に対応する基地局が近くにある場合等
には、GPS等に対応する装置を用いることなく、これ
と同様の機能を有することができる。
【0173】なお、上述のGPS(Global Positioni
ng System:グローバルポジショニングシステム)と
は、専用の人工衛星から発信される電波を受信すること
によって現在位置の経度・緯度・高度等を測定する測位
システムであり、近年においては一般的に実用化されて
いる。このGPSは、小型のアンテナ及び小規模の情報
信号処理装置によって、数m〜数十m(メートル)の精
度で現在位置を特定することができる装置であって、自
動車用の測位システム(いわゆるカーナビゲーションシ
ステム)等に採用されて、近年において急速に普及して
いるものである。
【0174】そのために、上述の一実施形態のカメラ1
における動作形態(動作モード)として、さらに[位置
情報写込モード]等を新たに付加するようにしてもよ
い。
【0175】この場合においては、カメラ1が起動して
いる状態で、モードボタン6b及びセットボタン6c等
を操作することにより[位置情報写込モード]に設定し
た時や、[位置情報写込モード]に設定されている状態
でメイン操作部材検知スイッチ12を操作し、本カメラ
1の電源状態をオン状態に変位させた場合等、所定の時
期に本カメラ1と携帯型通信機器2との通信経路を自動
的に確保するようにすると共に、そのときのカメラ1の
位置情報を取得するためのデータ転送処理を実行し、そ
の場所における位置情報を自動的に取得するように構成
する。そして、この取得した位置情報は、カメラ1の電
源オフ操作によって自動的に消去されるようする。
【0176】また、通信経路が確保されると、所定の時
間、繰り返して位置情報を検出するように制御すれば、
なお至便なものとなる。このことは、カメラの使用者
は、これを携帯して移動することになるので、所定時間
が経過した後には、取得した位置情報データが無意味に
なってしまうこともあり得る。したがって、位置情報デ
ータを自動的に更新するようにしておけば、煩雑な操作
を行なうことなく常に最新の位置情報データが維持され
ることになる。
【0177】また、例えば位置情報データの転送処理の
実行中において、何らかの要因により転送処理エラー等
が発生した場合にも、その転送処理エラー等の発生に伴
う状態を初期化した後に、自動的にデータ転送処理を再
開するようにすれば、常に最新の位置情報データを確保
することができることになる。
【0178】一方、携帯型通信機器を利用してカメラ1
の制御を行なうためのソフトウェア等を所定の外部大型
情報装置等(サーバ装置等)より取得した後、このソフ
トウェアを携帯型通信機器の近距離型無線通信手段によ
ってカメラ1の側に転送することで、カメラ1の制御ソ
フトウェアを常に最新のものにすることができる。これ
により、カメラ1の性能向上のための更新をより安価に
確保することができる。
【0179】この場合においては、さらにカメラ1の制
御ソフトウェアの編集作業等を、カメラ1自体又はこの
カメラ1との通信機能を介して接続される携帯型通信機
器によって実行することができるようにすれば、使用者
の好みに応じた個別の動作制御等をカメラ1に設定する
ことも可能になるという利便性を得られる。
【0180】ただし、カメラ1の制御ソフトウェアの変
更や編集等を行ない得るようにする場合には、使用者が
操作誤り等によって正常な制御ソフトを破損してしまう
等の予期しない事態も考えられる。これを考慮して、初
期状態の制御ソフトウェア情報を予め記憶した書き換え
不可能な記憶媒体(ROM等)をカメラ1の内部に備え
ておき、いつでもカメラ1の制御ソフトウェアを初期状
態に復帰させることができるようにしておく等の措置が
必要である。
【0181】[付記]上記発明の実施形態により、以下
のような構成の発明を得ることができる。
【0182】(1) 近距離型無線通信手段と、データ
を記憶する情報記憶手段と、カメラの動作モードを選択
するモード設定手段とを有するカメラにおいて、音声入
力可能な携帯端末の情報記憶手段に予め録音された音声
データのうちモード設定手段により選択された動作モー
ドに応じた音声データを上記近距離型無線通信手段を用
いて自己の側(カメラ側)に転送させる転送手段と、上
記音声データを撮影動作に関連付ける関連付け手段と、
を有するカメラ。
【0183】(2) 付記(1)に記載のカメラにおい
て、光学的もしくは磁気的な手段により情報をフイルム
に記録する記録手段と、上記モード設定手段による設定
に応じて、上記近距離型無線通信手段を用いて自己の側
(カメラ側)に転送された音声データを符号化し、これ
をフイルムに対して光学的または磁気的な形態で記録す
る変換記録手段と、をさらに有する。
【0184】(3) 付記(1)に記載のカメラにおい
て、フイルムに対し光学的にドットパターンによる文字
を記録する記録手段と、上記携帯端末により入力される
文字画像データを自己の側(カメラ側)に転送する近距
離型無線通信手段と、上記文字画像データをフイルムに
写し込むための変換手段と、をさらに有する。
【0185】(4) 付記(1)又は付記(2)又は付
記(3)又は付記(4)において、上記携帯端末は、公
衆回線との通信手段を有し、上記携帯端末は、上記公衆
回線を用いて上記音声データや写し込み文字列データを
予め用意された情報処理装置(サーバ)から上記携帯端
末の内部記憶手段へと転送し、上記カメラは、これらの
データを上記近距離無線通信手段を用いて自己の(当該
カメラ側の)情報記憶手段へと転送し所定の関連付けを
行なうカメラ及び携帯端末システム。
【0186】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、極め
て小型に形成される通信用電気部材等と一般的に普及し
ている携帯型通信機器等を利用して各種の情報(デー
タ)等を容易に取得することができるようにすると共
に、この取得した各種情報(データ)等を写真撮影等の
際に利用したり、また当該各種情報(データ)を所定の
記録媒体やフイルムの記録部等を用いて記録し得るカメ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラとこのカメラとの
間で無線通信を行ない得る携帯型通信機器とを示す概略
外観図。
【図2】図1のカメラ及び携帯型通信機器の内部構成の
概略を示すブロック構成図。
【図3】図1のカメラ内部の主要部の構成を示す要部ブ
ロック構成図。
【図4】図1のカメラにおける作用の流れを示すフロー
チャート。
【図5】図1のカメラにおける作用の流れを示すフロー
チャート。
【図6】図1のカメラにおける作用のうち携帯型通信機
器との通信処理の流れの詳細を示すフローチャート。
【符号の説明】
1……カメラ 1a カメラ制御回路(制御手段、関連付け手段) 2……携帯型通信機器 6b……モードボタン(カメラ側の操作部材) 6c……セットボタン(カメラ側の操作部材) 6d……モード選択ボタン(カメラ側の操作部材;モー
ド設定手段) 37……モード選択スイッチ(SW;モード設定手段) 38……近距離型無線通信回路(近距離型無線通信手
段) 39……情報記憶部(カメラ側;第2の記憶手段) 41……写し込み回路 42……フイルム記録部(記録手段;ドットパターン写
込手段) 202……情報記憶部(携帯型通信機器側;第1の記憶
手段) 204……近距離型無線通信回路(近距離型無線通信手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 19/00 G10L 9/18 A 5K067 H04B 7/26 H04B 7/26 M Fターム(参考) 2H020 FB05 2H054 BB11 BB13 2H103 AA31 AA34 BA01 BA31 BA32 BA33 BB23 CA01 CA11 ZA31 ZA41 ZA43 ZA44 ZA55 5D015 AA01 BB02 KK02 5D045 DA11 5K067 AA34 AA41 AA42 BB04 DD52 DD53 DD54 EE03 EE35 FF03 FF05 FF23 FF26 HH07 HH23 HH28 JJ52 KK15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの動作モードを設定するモード
    設定手段と、 少なくとも音声データが記憶されている携帯型通信機器
    との通信を行なう近距離型無線通信手段と、 上記モード設定手段により設定された動作モードに応じ
    て、上記近距離型無線通信手段が上記携帯型通信機器と
    の通信を行なうことにより当該携帯型通信機器から転送
    される音声データをカメラの動作に関連付ける関連付け
    手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 フイルムの記録部に対して光学的及び
    /又は磁気的に所定の情報を記録する記録手段を、さら
    に具備し、 上記モード設定手段により設定された動作モードに応じ
    て、上記近距離型無線通信手段が上記携帯型通信機器と
    の通信を行なうことにより当該携帯型通信機器から転送
    される音声データを符号化し、当該符号化されたデータ
    を上記記録手段を用いて上記フイルムの記録部に記録す
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 ドットパターンを光学的にフイルムに
    写し込むドットパターン写込手段を、さらに具備し、 上記近距離型無線通信手段が上記携帯型通信機器との通
    信を行なうことにより当該携帯型通信機器から転送され
    る文字データまたは画像データを、上記ドットパターン
    写込手段により上記フイルムに写し込むことを特徴とす
    る請求項1に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 所定の情報を記憶する第1の記憶手段
    を有する携帯型通信機器と近距離型無線通信手段を用い
    て通信を行なうことにより、上記情報携帯端末から転送
    される所定の情報を記憶する第2の記憶手段を有するカ
    メラにおいて、 上記携帯型通信機器は、公衆回線を用いてサーバより転
    送される音声データ・文字データ及び画像データを上記
    第1の記憶手段に記憶可能であって、当該第1の記憶手
    段に記憶された上記各データを、上記近距離型無線通信
    手段を用いて上記第2の記憶手段へと転送し、当該第2
    の記憶手段に記憶された各データに基づいて所定の動作
    を行なうことを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 上記所定の動作は、上記第2の記憶手
    段に記憶された各データをカメラの動作に関連付ける動
    作か、又は当該各データをフイルムの記録部に対し光学
    的又は磁気的に記録する動作か、又は当該各データをフ
    イルムの記録部に対し光学的なドットパターンとして写
    し込む動作か、の少なくとも何れか一つの動作であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
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