JP2000171886A - 撮影装置及び情報記録装置 - Google Patents

撮影装置及び情報記録装置

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JP2000171886A
JP2000171886A JP10342657A JP34265798A JP2000171886A JP 2000171886 A JP2000171886 A JP 2000171886A JP 10342657 A JP10342657 A JP 10342657A JP 34265798 A JP34265798 A JP 34265798A JP 2000171886 A JP2000171886 A JP 2000171886A
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JP10342657A
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Ichiro Onuki
一朗 大貫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影の際の面倒な情報入力作業を不要にし、
シャッタチャンスを逃す事無く、画像に有用な情報を付
加できるようにする。 【解決手段】 時刻と関連付けられたイベント情報を記
憶するイベント情報記憶手段と、現在時刻を計時する計
時手段と、撮影手段と、該撮影手段で取得した画像に関
連する付加情報を記録する付加情報記録手段とを有し、
前記付加情報記録手段は、前記計時手段が計時した前記
撮影手段による撮影時刻に基づき、前記イベント情報記
憶手段に記憶されるイベント情報を前記画像に対する付
加情報として記録する手段(S1502〜S1509)
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影画像と共に該
画像に関連した地名等の情報を記録可能な撮影装置及び
情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影画像に地名情報を記録し
て、プリント画像の整理の簡便性や、電子化された画像
の検索性を向上させる提案がなされている。
【0003】例えば特開平5−158887号では、バ
インダ機構を有した電子システム手帳に、GPS(Globa
l Positioning System)受信装置と電子スチルカメラを
枢着可能とし、該カメラで撮影した画像にGPS受信装
置で取得した測位情報(緯度,経度)を付加してICカ
ードに記憶する開示がなされている。
【0004】また、特開平9−98323号では、ビデ
オカメラは、GPS受信装置と、位置や時刻情報と地名
やイベント情報を関連づけて記憶するメモリとを有し、
前記GPS受信装置で取得した情報に基づいて前記メモ
リ内の情報を読み出し、画像と共にビデオテープに記録
する開示がなされている。
【0005】また、特開平6−110117号において
は、複数の地名情報からなる地名辞書を有し、撮影時に
該地名辞書の中から所望の地名を選択し、フィルムの磁
気的記録部に記録する技術が開示されている。
【0006】また、特開平6−27521号において
は、撮影者が入力した任意文字が記憶可能で、撮影時に
該文字を呼び出し、画像に関連づけて記録するカメラが
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術を用いて提供されたカメラは、以下の欠点を有す
るものであった。
【0008】つまり、特開平5−158887号に提案
のカメラでは、撮影位置情報を取得するのにGPS受信
装置を必要とし、装置が大型で高価になる。又、撮影場
所の緯度経度のみが取得可能で、固有の地名は取得不可
能であった。また、特開平9−98323号に提案のカ
メラでは、地名やイベント情報を呼び出すためにGPS
受信装置を必要とし、装置が大型で高価になる。又、位
置や時刻情報と地名やイベント情報を関連づけて記憶す
るメモリの構造が具体的に開示されておらず、撮影者が
欲するイベント情報を確実に取得するための記載がなさ
れていない。
【0009】また、特開平6−110117号に提案の
カメラでは、撮影者が撮影時に地名辞書の中から固有の
地名を選択する必要が有り、地名選択に手間取ってシャ
ッタチャンスを逃す恐れがある。また、特開平6−27
521号に提案のカメラでは、任意文字として地名を用
いる場合、撮影前に地名入力する必要が有り、入力操作
に手間取ってシャッタチャンスを逃す恐れがある。ま
た、予め地名情報を入力済みであっても、特開平6−1
10117号と同様に撮影者が撮影直前に記憶された文
字群の中から固有の地名を選択する必要が有り、地名選
択に手間取ってシャッタチャンスを逃す恐れがある。
【0010】(発明の目的)本発明の第1の目的は、撮
影の際の面倒な情報入力作業を不要にし、シャッタチャ
ンスを逃す事無く、画像に有用な情報を付加することの
できる撮影装置を提供しようとするものである。
【0011】本発明の第2の目的は、撮影の際の面倒な
情報入力作業が不要にし、シャッタチャンスを逃す事無
く、画像に撮影場所に関する情報を付加することのでき
る撮影装置を提供しようとするものである。
【0012】本発明の第3の目的は、撮像の際の面倒な
情報入力作業が不要にし、シャッタチャンスを逃す事無
く、画像に撮影状況に関する情報を付加することのでき
る撮影装置を提供しようとするものである。
【0013】本発明の第4の目的は、シャッタチャンス
を逃す事無く情報を付加でき、かつ誤った情報を画像に
付加する事の無くすことのできる撮影装置を提供しよう
とするものである。
【0014】本発明の第5の目的は、銀塩フィルムに高
精細画像を記録すると共に、画像に関連する多くの情報
をメモリ手段内に記録することのできる撮影装置を提供
しようとするものである。
【0015】本発明の第6の目的は、銀塩フィルムに高
精細画像を記録すると共に、該銀塩フィルムの磁気記録
部に画像に関連する情報を付加記録するようにして、画
像と付加情報が完全に一体となって取り扱われるように
することで、付加情報紛失の恐れを無くすことのできる
撮影装置を提供しようとするものである。
【0016】本発明の第7の目的は、一つのメモリ手段
内に電子画像と付加情報を記録するようにし、検索性に
優れた画像を取得することのできる撮影装置を提供しよ
うとするものである。
【0017】本発明の第8の目的は、予め記憶されたイ
ベント情報と撮影時に取得した測位情報のいずれか一方
を選択可能にして、より正確な付加情報を記録すること
のできる撮影装置を提供しようとするものである。
【0018】本発明の第9の目的は、撮影の際の面倒な
情報入力作業を不要にし、シャッタチャンスを逃す事無
く、画像に有用な情報を付加することのできる情報記録
装置を提供しようとするものである。
【0019】本発明の第10の目的は、撮影の際の面倒
な情報入力作業を不要にし、シャッタチャンスを逃す事
無く、画像に撮影場所に関する情報を付加することので
きる情報記録装置を提供しようとするものである。
【0020】本発明の第11の目的は、撮影の際の面倒
な情報入力作業を不要にし、シャッタチャンスを逃す事
無く、画像に撮影状況に関する情報を付加することので
きる情報記録装置を提供しようとするものである。
【0021】本発明の第12の目的は、シャッタチャン
スを逃す事無く情報を付加でき、かつ誤った情報を画像
に付加する事の無くすことのできる情報記録装置を提供
しようとするものである。
【0022】本発明の第13の目的は、銀塩フィルムに
高精細画像を記録すると共に、画像に関連する多くの情
報をメモリ手段内に記録することのできる情報記録装置
を提供しようとするものである。
【0023】本発明の第14の目的は、銀塩フィルムに
高精細画像を記録すると共に、該銀塩フィルムの磁気記
録部に画像に関連する情報を付加記録するようにして、
画像と付加情報が完全に一体となって取り扱われるよう
にすることで、付加情報紛失の恐れを無くすことのでき
る情報記録装置を提供しようとするものである。
【0024】本発明の第15の目的は、一つのメモリ手
段内に電子画像と付加情報を記録するようにし、検索性
に優れた画像を取得することのできる情報記録装置を提
供しようとするものである。
【0025】本発明の第16の目的は、予め記憶された
イベント情報と撮影時に取得した測位情報のいずれか一
方を選択可能にして、より正確な付加情報を記録するこ
とのできる情報記録装置を提供しようとするものであ
る。
【0026】本発明の第17の目的は、撮影者以外の人
が作成した汎用情報を画像に付加することのできる情報
記録装置を提供しようとするものである。
【0027】本発明の第18の目的は、撮影者以外の人
が作成した場所情報や、撮影現場に表示された看板等の
汎用情報を画像に付加することのできる情報記録装置を
提供しようとするものである。
【0028】本発明の第19の目的は、撮影者の行動に
関する情報を画像に付加することのできる情報記録装置
を提供しようとするものである。
【0029】本発明の第20の目的は、撮影者以外の人
が作成した汎用情報である、被写界の情報あるいは被写
体名称に関連する情報を簡単に記録することのできる情
報記録装置を提供しようとするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、時刻と関連付けら
れたイベント情報を記憶するイベント情報記憶手段と、
現在時刻を計時する計時手段と、撮影手段と、該撮影手
段で取得した画像に関連する付加情報を記録する付加情
報記録手段とを有し、前記付加情報記録手段は、前記計
時手段が計時した前記撮影手段による撮影時刻に基づ
き、前記イベント情報記憶手段に記憶されるイベント情
報を前記画像に対する付加情報として記録する手段であ
る撮影装置とするものである。
【0031】上記構成においては、撮影手段で撮像した
時刻に基づき、予め記憶されているイベント情報を読み
出し、画像に関連付けて記録する、つまり撮影画像に関
連する付加情報を簡単に記録可能にしている。
【0032】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、イベント情報を、撮影予定時
刻と撮影予定場所を関連付けたスケジュール情報とする
請求項1記載の撮影装置とするものである。
【0033】上記構成においては、予め記憶されている
撮影予定場所を、撮像された画像の撮影場所あるいは撮
影地名と見なして画像に関連付けて記録する、つまり撮
影画像に関連する付加情報を簡単に記録可能にしてい
る。
【0034】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、イベント情報を、撮像予定時
刻と撮影者の行動予定内容を関連付けたスケジュール情
報とする請求項1記載の撮影装置とするものである。
【0035】上記構成においては、予め記憶されている
撮影者の行動予定内容を、撮像シーンの状況を表わす情
報と見なして画像に関連付けて記録する、つまり被写体
や撮影場所の雰囲気に関する情報を簡単に記録可能にし
ている。
【0036】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、付加情報記録手段に、撮影時
に記録するイベント情報を修正する手段を有するように
した請求項1,2又は3記載の撮影装置とするものであ
る。
【0037】上記構成においては、予め記憶されている
イベント情報を撮影者が撮影の際に必要に応じて修正
し、画像に関連付けて記録する、つまり事前に設定され
た付加情報を撮影時に容易に修正可能にしている。
【0038】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、撮影手段を銀塩フィルムを記
録媒体とするものとし、付加情報記録手段を、電気的に
書き込み消去可能なメモリ手段とする請求項1,2,3
又は4記載の撮影装置とするものである。
【0039】上記構成においては、銀塩フィルムに画像
を記録すると共に、イベント情報をフィルムとは異なる
メモリ手段に記録する、つまり銀塩フィルムに記録され
る撮影画像に関連のある情報を容易に記録可能にしてい
る。
【0040】また、上記第6の目的を達成するために、
請求項6記載の本発明は、撮影手段を磁気記録部を有す
る銀塩フィルムを記録媒体とするものとし、付加情報記
録手段を、前記磁気記録部に情報を磁気的に記録する手
段とする請求項1,2,3又は4記載の撮影装置とする
ものである。
【0041】上記構成においては、銀塩フィルムに画像
を記録すると共に、該フィルムの磁気記録媒体にイベン
ト情報を記録する、つまり銀塩フィルムに記録される撮
影画像に関連のある情報を容易に記録可能にしている。
【0042】また、上記第7の目的を達成するために、
請求項7記載の本発明は、撮影手段を、被写体像を光電
変換する光電変換手段と該光電変換された画像信号を記
録するメモリ手段を有するものとし、付加情報記録手段
を、付加情報を前記画像信号と共に前記メモリ手段に記
録する手段とする請求項1,2,3又は4記載の撮影装
置とするものである。
【0043】上記構成においては、光電変換手段を含む
撮影手段を用いて電子画像を取得し、取得した画像信号
と該画像に関連するイベント情報をメモリ手段に記録す
る、つまり撮影されたディジタル画像に関連のある情報
を容易に記録可能にしている。
【0044】また、上記第8の目的を達成するために、
請求項8記載の本発明は、外部からの電波を受信して測
位を行う測位手段を有し、付加情報記録手段を、記憶さ
れたイベント情報と前記測位手段で取得した測位情報の
いずれかを選択して記録する手段とする請求項7記載の
撮影装置とするものである。
【0045】上記構成においては、予め記憶されている
イベント情報と、撮影時に測位手段で取得した撮影場所
に関する情報のいずれか一方を選択してを読み出しし、
画像に関連付けて記録する、つまり画像に付加する情報
の選択自由度を向上させるようにしている。
【0046】また、上記第9の目的を達成するために、
請求項9記載の本発明は、時刻とイベントを関連付けて
記録するスケジュール用手段と、現在時刻を計時する計
時手段と、撮影手段と、該撮影手段で取得した画像に関
連する付加情報を記録する付加情報記録手段とを有し、
前記付加情報記録手段を、前記計時手段が計時した前記
撮影手段による撮影時刻に基づき、前記スケジュール用
手段に記録されたイベント情報を前記画像に対する付加
情報として記録する情報記録装置とするものである。
【0047】上記構成においては、撮像前にスケジュー
ル用手段を用いて時刻とイベントを関連付けて記録し、
撮像の際に撮像した時刻に基づいてスケジュール用手段
に記録されているイベント情報を読み出し、画像に関連
付けて記録する、つまり撮影画像に関連する付加情報を
簡単に記録可能にしている。
【0048】また、上記第10の目的を達成するため
に、請求項10記載の本発明は、イベント情報を、撮像
予定時刻と撮像予定場所を関連付けたスケジュール情報
とする請求項9記載の情報記録装置とするものである。
【0049】上記構成においては、予めスケジュール用
手段で入力された撮影予定場所を、撮像された画像の撮
影場所あるいは撮影地名と見なして画像に関連付けて記
録する、つまり撮影画像に関連する付加情報を簡単に記
録可能にしている。
【0050】また、上記第11の目的を達成するため
に、請求項11記載の本発明は、イベント情報を、撮影
予定時刻と撮影者の行動予定内容を関連付けたスケジュ
ール情報とする請求項9記載の情報記録装置とするもの
である。
【0051】上記構成においては、予めスケジュール用
手段で入力された撮影者の行動予定内容を、撮像シーン
の状況を表わす情報情報と見なして画像に関連付けて記
録する、つまり被写体や撮影場所の雰囲気に関する情報
を簡単に記録可能にしている。
【0052】また、上記第12の目的を達成するため
に、請求項12記載の本発明は、付加情報記録手段を、
撮影時に記録するイベント情報を修正する手段を有する
ものとする請求項9,10,11又は12記載の情報記
録装置とするものである。
【0053】上記構成においては、予め入力されたイベ
ント情報を撮影者が撮影の際に必要に応じて修正し、画
像に関連付けて記録する、つまり事前に設定された付加
情報を撮影時に容易に修正可能にしている。
【0054】また、上記第13の目的を達成するため
に、請求項13記載の本発明は、撮影手段を銀塩フィル
ムを記録媒体とするものとし、付加情報記録手段を、電
気的に書き込み消去可能なメモリ手段であることを特徴
とする請求項9,10,11又は12記載の情報記録装
置とするものである。
【0055】上記構成においては、銀塩フィルムに画像
を記録すると共に、イベント情報をフィルムとは異なる
メモリ手段に記録する、つまり銀塩フィルムに記録され
る撮影画像に関連のある情報を容易に記録可能にしてい
る。
【0056】また、上記第14の目的を達成するため
に、請求項14記載の本発明は、撮影手段を磁気記録部
を有する銀塩フィルムを記録媒体とするものとし、付加
情報記録手段を、前記磁気記録部に情報を磁気的に記録
する手段とする請求項9,10,11又は12記載の情
報記録装置とするものである。
【0057】上記構成においては、銀塩フィルムに画像
を記録すると共に、該フィルムの磁気記録媒体にイベン
ト情報を記録する、つまり銀塩フィルムに記録される撮
影画像に関連のある情報を簡単に作成し、かつ記録可能
にしている。
【0058】また、上記第15の目的を達成するため
に、請求項15記載の本発明は、撮影手段を、被写体像
を光電変換する光電変換手段と該光電変換された画像信
号を記録するメモリ手段とを有するものとし、付加情報
記録手段を、付加情報を前記画像信号と共に前記メモリ
手段に記録する手段とする請求項9,10,11又は1
2記載の情報記録装置とするものである。
【0059】上記構成においては、光電変換手段を含む
撮影手段を用いて電子画像を取得し、取得した画像信号
と該画像に関連するイベント情報をメモリ手段に記録す
る、つまり撮影されたディジタル画像に関連のある情報
を簡単に作成し、かつ記録可能にしている。
【0060】また、上記第16の目的を達成するため
に、請求項16記載の本発明は、外部からの電波を受信
して測位を行う測位手段を有し、付加情報記録手段を、
記憶されたイベント情報と前記測位手段で取得した測位
情報のいずれかを選択して記録する手段とする請求項1
5記載の情報記録装置とするものである。
【0061】上記構成においては、予め入力されたイベ
ント情報と、撮影時に測位手段で取得した撮影場所に関
する情報のいずれか一方を選択してを読み出し、画像に
関連付けて記録する、つまり画像に付加する情報の選択
自由度を向上させるようにしている。
【0062】また、上記第17の目的を達成するため
に、請求項17記載の本発明は、光学的に記録された情
報をディジタルデータに変換する光学式文字読取手段
と、撮影手段と、該撮影手段で取得した画像に関連する
付加情報を記録する付加情報記録手段とを有し、付加情
報記録手段を、前記光学式文字読取手段が取得したディ
ジタルデータを前記画像に対する付加情報として記録す
る手段とする情報記録装置とするものである。
【0063】上記構成においては、光学的に表示されて
いる文字情報をディジタルデータに変換し、画像に関連
付けて記録する、つまり紙等の媒体に記録された撮影画
像に関する情報を簡単に記録可能にしている。
【0064】また、上記第18の目的を達成するため
に、請求項18記載の本発明は、光学的に記録された情
報を、撮影場所に関する情報とする請求項17記載の情
報記録装置とするものである。
【0065】上記構成においては、光学的に表示されて
いる撮影場所情報をディジタルデータに変換し、画像に
関連付けて記録する、つまり紙等の媒体に記録された撮
影場所に関する情報を簡単に記録可能にしている。
【0066】また、上記第19の目的を達成するため
に、請求項19記載の本発明は、光学的に記録された情
報を、撮影者の行動に関する情報とする請求項17記載
の情報記録装置とするものである。
【0067】上記構成においては、光学的に表示されて
いる撮像シーンの状況を表わす情報をディジタルデータ
に変換し、画像に関連付けて記録する、つまり紙等の媒
体に記録されたイベントに関する情報を簡単に記録可能
にしている。
【0068】また、上記第20の目的を達成するため
に、請求項20記載の本発明は、光学的に記録された情
報を、被写界の情報あるいは撮影対象の名称に関する情
報とする請求項17記載の情報記録装置とするものであ
る。
【0069】上記構成においては、光学的に表示されて
いる被写界情報をディジタルデータに変換し、画像に関
連付けて記録する、つまり紙等の媒体に記録された被写
体名称に関連する情報を簡単に記録可能にしている。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0071】図1〜図11は本発明の実施の第1の形態
に係わる図であり、図1は本発明の実施の第1の形態に
係るカメラ及び情報入力装置から成る撮影装置の概略構
成を示す斜視図である。
【0072】図1において、101は内蔵されたフィル
ムに被写体像と地名情報を記録する機能を有したカメラ
であり、撮影レンズ102,ファインダ接眼部103,
電源スイッチに相当するメインスイッチ104,レリー
ズボタン105,通信コネクタ106を有する。また、
カメラ101の背面には、液晶パネル等の表示部11
1,スクロールボタン112,モード選択ボタン11
3,選択確定ボタン114,音声入力用マイクロホン1
15,音声入力スイッチ116が設置される。
【0073】181は撮影者のスケジュールを管理編集
するための情報入力装置であり、CRT等の表示部18
2,ドキュメントスキャナ183,PCカードドライブ
184を内蔵している。185は電源スイッチである。
また、キーボード196,マウス197,通信コネクタ
198等の入出力用部材が接続される。191はプリン
トアウトされた旅行日程表等の原稿である。
【0074】図2は、図1のカメラ及び情報入力装置の
詳細構成を示す図であり、まずカメラ101の構成につ
いて説明する。
【0075】121はカメラ全体の動作を制御するCP
Uであり、ROM,RAM,EEPROM,A/D,D
/A変換機能を有する1チップマイコンである。122
はCPU121やカメラ101内の各種回路、アクチュ
エータに電力を供給する電源である。
【0076】被写体からの光束は、撮影レンズ102,
クイックリターンミラー123,ペンタダハプリズム1
24,接眼レンズ103を介して撮影者が観察するため
のファインダ像として形成される。また、撮影時には、
クイックリターンミラー123が上方に退避し、フォー
カルプレンシャッタ125で露光時間調節された被写体
像が、フィルム126に記録される。
【0077】126はベース部材上に感光用乳剤と磁性
媒体との混合物が塗布された,つまり磁気記録部を有す
るフィルムであり、被写体像が光学的に、地名等の付加
情報が磁気的に記録される。127は撮影レンズ102
のフォーカシング駆動や不図示の絞りを駆動するための
レンズ駆動装置である。128は前述のクイックリター
ンミラー123及びフォーカルプレンシャッタ125の
メカニカルチャージや、フィルム126の巻き上げ巻戻
しを行う巻き上げ装置である。
【0078】104はメインスイッチであり、該スイッ
チが撮影者によってオンされると、CPU121はスリ
ープ状態から脱し、撮影に関する所定のプログラムの実
行を許可する。131は測光,焦点調節等の撮影準備動
作の実行を開始させる撮影準備スイッチ(SW1)、1
32はフィルム126への露光動作を開始させる撮影ス
イッチ(SW2)である。そして、これらスイッチSW
1,SW2は前述のレリーズボタン105とメカニカル
に連動しており、該ボタンの半押し操作でスイッチSW
1がオンされ、該ボタン105の全押し操作でスイッチ
SW2がオンされ、前記撮影準備と撮影動作が実行され
る。
【0079】133は後述する地名情報を記憶するため
のメモリであり、EEPROM,フラッシュメモリ,磁
気ディスク,光ディスク等が用いられる。134は磁気
信号記録装置(MGH)であり、磁気ヘッドがフィルム
126に当接し、該フィルム126の磁気記録部に地名
情報等を磁気的に記録する。106は外部装置とデータ
授受を行うためのコネクタであり、地名情報等を外部に
対して入出力する。111は液晶パネル等で構成される
表示部であり、カメラに設定された撮影条件や、画像に
記録される地名等を表示する。
【0080】112はスクロールボタンであり、該ボタ
ン122の下にはこの操作に連動した4個のスクロール
スイッチが配置され、後述する方法でカメラの各種機能
やデータの選択、変更が行われる。113はカメラの種
々の動作モードを選択するモード選択ボタンであり、後
述する撮影条件設定モード,データ読み込みモード等が
選択され、選択されたモードに対応する情報が前記表示
部111に表示される。114は選択確定ボタンであ
り、地名等の選択された情報を確定する時に用いる操作
部材である。115はマイクロホンであり、カメラの撮
影条件の設定や、スケジュールデータの変更のために用
いられる。また、必要に応じて、撮影時に被写体周辺の
音を録音したり、撮影者の音声をメモとして録音するた
めにも用いられる。116は音声入力ボタンであり、該
ボタン116の押圧操作により前記マイクロホン115
からの音声入力が実行される。
【0081】次に、情報入力装置181の構成について
説明する。
【0082】187は情報入力装置全体の動作を制御す
るCPUであり、ROM,RAM,EEPROM,A/
D,D/A変換機能を有する制御装置である。そして、
該装置187は後述するスケジュール機能を有してい
る。182はCRT,液晶モニタ,プラズマディスプレ
イ等で構成された表示部であり、情報入力装置181や
これに接続される周辺機器の状態、及び、各種制御プロ
グラムの実行画面やデータを表示する。183は紙に記
載された情報を光学的に読み取るドキュメントスキャ
ナ、184は不図示のPCカードとデータの授受を行う
ためのカードドライブ、186はデータを保存するハー
ドディスクである。185は電源スイッチであり、該ス
イッチのオン操作で各種制御プログラムの実行が開始さ
れる。
【0083】196はデータ入力用キーボード、197
はマウスである。198は外部機器とのデータ授受用コ
ネクタであり、カメラ101のコネクタ106と接続さ
れて、カメラ101のCPU121とデータ授受を行
う。そして、これら182〜198の各種機器は、CP
U187により制御される。191は旅行日程等のスケ
ジュール情報が記載された原稿である。
【0084】情報入力装置181が有する後述のスケジ
ュールプログラムにおいては、前記キーボード196及
びマウス197を用いて個人のスケジュール情報が入力
される。しかし、旅行会社が企画した旅行に参加し、該
会社が作成した旅行日程表がある場合には、該日程表を
前記スキャナ183で読み取り、情報入力装置181が
有するOCR(Optical Character Recognition )機能
を用いて、該日程表の内容をスケジュールデータに自動
で入力できるようになっている。
【0085】図3は、情報入力装置181における、ス
ケジュールプログラムの入力画面を説明するための図で
ある。
【0086】情報入力装置181の電源スイッチ185
をオン操作し、不図示の初期画面においてスケジュール
プログラムの実行指示を行うと、表示部182には、図
3のスケジュール入力画面が表示される。
【0087】171は年月日入力部であり、スケジュー
ルデータを編集したい日付をキーボード196で入力す
る。あるいは、アップダウンボタン172をマウス19
7でクリックし、現在表示されている数値を増減操作し
て、年月日を修正する事も可能である。173はスケジ
ュールデータ表示部であり、時刻表示欄174,場所表
示欄175,予定表示欄176を有する。177はスク
ロールバーであり、マウス197で該バーをドラッグ操
作すると、所望の時間帯が表示部173内に表示され
る。図3では、11時から14時までの時間帯のスケジ
ュールデータが表示されている。この状態で、撮影者が
マウス197で所望の時間帯の場所あるいは予定欄を選
択し、キーボード196で当時間帯の予定を記入する。
図3においては、11時から12時までは銀座で買い
物、12時から13時までは同じく銀座で昼食、13時
から14時までは中央公園へ行くが行動は特定せず、と
いう予定を入力した事を示している。
【0088】178はスキャナ動作入力指示ボタンであ
り、該ボタンをマウス197でクリック操作すると、前
記スキャナ183は原稿191を取り込み、これに記載
された文字や図形を読み込む。そして、OCR機能で文
字認識を行い、認識結果を上記スケジュール画面173
に表示する。従ってこの場合には、撮影者が手動でスケ
ジュールデータを入力する手間が省ける。また、自動入
力した結果に誤りがある場合には、撮影者が前記キー入
力操作で編集すれば良い。179は終了ボタンであり、
該ボタンをマウス197でクリック操作すると、スケジ
ュールプログラムから脱して、初期画面に戻る。
【0089】以上の操作でスケジュールデータの入力が
行われると、後述の方法で該データがカメラ101に転
送される。
【0090】図4は、カメラ101のメインスイッチ1
04をオン操作し、カメラに電源を投入した時の初期画
面を説明するための図であり、図1において説明したカ
メラ101の背面に配置された表示部111と各種操作
部材を併せて示している。
【0091】表示部111内の141はカメラの動作モ
ード表示部、142は動作モード選択指標である。以下
に各動作モードを説明する。
【0092】「撮影条件設定」モードは、カメラの露出
制御プログラム線図,オートフォーカスモード,測光感
度分布切換え、連写単写切換え等の撮影条件を設定する
モードである。また、カメラ101が内蔵した時計機能
の時刻修正も当モード内で行われる。但し、具体的な操
作方法は本出願人による特願平10−80578号に記
載されており、また、本発明の趣旨には直接関係しない
ため、詳しい説明は省略する。
【0093】「タイトル」モードは、撮影時に画像と関
連付けて記録される特定の語句、例えば「誕生日おめで
とう」等のタイトルを選択するプログラムである。タイ
トル選択に関しても、具体的な操作方法は本出願人によ
る特願平10−80578号に記載されており、また本
発明の趣旨には直接関係しないため、詳しい説明は省略
する。
【0094】「スケジュール読込み」モードは、図3で
入力したスケジュールデータを情報入力装置181から
カメラ101に読み込むモードであり、図5において操
作方法を説明する。「スケジュール確認」モードは、撮
影画像にスケジュールデータを付加記録する際、該デー
タが正しいか否かを確認すると共に、該データを画像に
関連付けて記録するか否かを選択するモードで、図6に
おいて操作方法を説明する。
【0095】そして、上記各動作モードは、モード選択
ボタン113を一回押圧操作する毎に、選択指標142
が順次下に移動する。そして実行したい動作モードに該
指標142が設定された後に選択確定ボタン114を押
圧操作すると、該当モードの実行が開始され、図5及び
図6の画面に切り換わる。
【0096】図5は、スケジュールデータを読み込むプ
ログラムの実行画面を説明するための図である。
【0097】情報入力装置181のコネクタ198をカ
メラ101のコネクタ106に接続し、該装置181の
電源をオンする。そして、図3で説明した手順でスケジ
ュールプログラムを実行させる。続いてカメラ101に
おいて、前記図4で説明した方法でスケジュールデータ
読み込みプログラムを選択すると、表示部111には図
5の画面が表示される。
【0098】図5において、151は読み込みボタン、
152はキャンセルボタンであり、スクロールボタン1
12の上下方向の押圧部の押圧操作でいずれかを選択す
る。そして、黒地に白抜き表示されたボタンが選択状態
にある事を示している。この図では「読み込み」が選択
されており、この状態で選択確定ボタン114を押圧操
作すると、図3で入力されたスケジュールデータが、コ
ネクタ198,コネクタ106を介してカメラ101に
読み込まれ、メモリ133に記憶保存される。一方、
「キャンセル」を選択し、選択確定ボタン114を押圧
操作すると、スケジュールデータの転送は実行されな
い。
【0099】上記読み込み操作が終了し、モードボタン
113を押圧操作すると、図4の初期画面に戻る。
【0100】図6は、撮影に先立って、画像に関連付け
て記録するスケジュールデータを確認するプログラムの
実行画面を説明するための図である。
【0101】撮影者が撮影前に、前記図4で説明した方
法でスケジュール確認プログラムを選択すると、表示部
111には図6の画面が表示される。
【0102】図6において、161は現在時刻表示部で
あり、カメラ101が内蔵する時計機能が認識した現在
の年月日と時刻を表示する。162は地名表示部であ
り、メモリ133が記憶しているスケジュールデータ
に、前記現在時刻表示部161に表示された現在時刻を
照らし合わせ、スケジュール上は現在どこにいるのかを
表示する。163はイベント表示部であり、同じくメモ
リ133が記憶しているスケジュールデータに、前記1
61に表示された現在時刻を照らし合わせ、スケジュー
ル上は現在何をしているのかを表示する。164,16
5はデータ選択指標であり、前記地名表示部162に表
示された地名と、前記イベント表示部163に表示され
たイベント名を、これから撮影する画像に関連付けて記
録するか否かを設定する。そして、黒丸表示のついたデ
ータが画像に関連付けて記録されるデータである。
【0103】この図6では、地名とイベント名の両方が
記録される事を示している。もし、設定されているスケ
ジュールとは異なる行動をし、地名やイベント名が現実
とは合わなくなっている場合には、スクロールボタン1
12の上下方向の押圧操作で名称欄を選択し、該ボタン
112の左右方向の押圧操作で該名称を記録するか否か
を選択する。該操作で選択指標164の黒丸を消去する
と、該当する欄の名称は画像に関連するデータとしては
記録されない。
【0104】一方、スクロールボタン112の上下方向
の押圧操作で名称欄を選択し、音声ボタン116を押圧
しながらマイクロホン115にて所望の名称を発音する
と、前記スケジュールソフトで入力された地名やイベン
ト名を変更できるようになっている。従って、スケジュ
ール通りの行動をしている場合には、地名やイベント名
が自動選択される。また、スケジュールと異なった行動
をした場合には、地名やイベント名を手動で編集する
か、画像と関連付けた記録を中止すれば良い。
【0105】図7は、図3で説明した、情報入力装置に
おけるスケジュール入力プログラムの制御を示すフロー
チャートであり、図7と図3を参照してスケジュール入
力プログラムを説明する。
【0106】ステップS1001より動作を開始し、ま
ずステップS1002において、撮影者によって図2の
情報入力装置181の電源スイッチ185がオンされる
と、ステップS1003へ進み、表示部182に不図示
の初期画面を表示する。次のステップS1004では、
撮影者がスケジュールプログラムを選択したか否かを判
別し、選択していなければステップS1003へ戻り、
初期画面表示に留まる。撮影者がスケジュールプログラ
ムを選択したと判別した場合はステップS1004から
ステップS1005へ進み、ここではスケジュールプロ
グラムを起動し、図3の実行画面を表示する。
【0107】次のステップS1006では、図3の表示
画面において、撮影者がマウス197にてスキャナ入力
ボタン178をクリックしたか否かを判別する。そして
該操作がなされた時はステップ1007へ進み、なされ
ていない時はステップS1010へジャンプする。ステ
ップS1007では、スキャナ183で原稿191を読
み取る。続くステップS1008では、読み取った原稿
の文字認識を行う。そして、次のステップS1009で
は、文字認識結果をスケジュールデータに変換し、図3
の画面に変換結果を表示する。
【0108】次のステップS1010〜S1012で
は、前記ステップS1007〜S1009でスキャナに
よる入力を行った時は、該入力データの編集操作に相当
し、ステップS1006からジャンプしてきた時は、新
規データの入力操作に相当する。
【0109】ステップS1010では、図3のスケジュ
ール入力画面において、年月日欄171の指定を受け付
け、データ入力すべき年月日を設定する。次のステップ
S1011では、場所表示欄175の入力を受け付け
る。そして、次のステップS1012にて、予定表示欄
176の入力を受け付ける。
【0110】以上でスケジュールデータの入力あるいは
編集が終了したため、ステップS1013では終了ボタ
ン179がクリック操作されたか否かを判定する。そし
て該ボタン179がクリックされていなければステップ
S1005に戻ってスケジュールデータの入力を継続
し、クリック操作されたらステップS1014にてスケ
ジュールプログラムを終了した後、ステップS1003
の初期画面表示に戻る。
【0111】図8は、図4〜図6で説明したカメラ10
1における各種動作モードの設定操作及び撮影操作のメ
イン制御を示すフローチャートである。前述の図1及び
図4を参照しながら、図8のフローチャートを用いてメ
イン制御フローの概略を説明する。
【0112】ステップS1101より動作を開始し、ま
ずステップS1102において、撮影者によって図1の
カメラ101のメインスイッチ104がオンされると、
ステップS1103において、表示部111に図4の初
期画面を表示する。次のステップS1104では、撮影
者がレリーズボタン105に連動した撮影準備スイッチ
SW1をオン操作したか否かを判別する。そして該スイ
ッチSW1がオン操作されていたらステップS1801
へ進み、レリーズサブルーチンを実行する。レリーズサ
ブルーチンの詳細は後述する。
【0113】また、ステップS1104でスイッチSW
1がオン操作されていないと判別した時はステップS1
105へ進み、カメラ101のモードボタン113の押
圧操作を認識する。そしてステップS1106へ進み、
認識した該ボタン113の押圧操作回数に応じてステッ
プS1201ないしステップS1501の各サブルーチ
ンを実行する。ここで、ステップS1201ないしステ
ップS1501の各サブルーチンは、図5及び図6で説
明した各種入力操作の実行サブルーチンであり、具体的
な制御フローは図9及び図10で説明する。なお、ステ
ップS1201の撮影条件設定サブルーチンとステップ
S1301のタイトル選択サブルーチンは、前述の如く
本出願人による特願平10−80578号に記載されて
いるため、説明は省略する。
【0114】そして、上記サブルーチンあるいはレリー
ズサブルーチンを実行後は、ステップS1103に戻
り、カメラのメインスイッチ104がオフされるまで、
上記フローを繰り返し実行する。
【0115】図9〜図11は、図8に示したメインルー
チン内の各サブルーチンの制御を示すフローチャートで
ある。
【0116】図9は、図8で示したステップS1401
のスケジュールデータの読み込みサブルーチンの制御フ
ローである。図9と図5を参照してスケジュールデータ
読み込みサブルーチンを説明する。
【0117】ステップS1401を経由して、ステップ
S1402では、図2の情報入力装置181と通信を行
い、カメラ101へのデータ読み込みが可能な事を確認
した上で、表示部111に図5の如くスケジュール読み
込み画面を表示する。
【0118】ステップS1403では、図5のスクロー
ルボタン112の押圧操作を認識し、次のステップS1
404にて、前記押圧操作に応じてデータ読み込み実行
かキャンセルかのコマンドを選択し、その結果を図5の
如く黒地に白抜き文字で表示する。続くステップS14
05では、図5の選択確定ボタン114が押圧操作され
たか否かを判別し、押圧操作されていなければステップ
S1403に戻って、ステップS1403〜S1404
を繰り返し実行する。また、ステップS1405で、選
択確定ボタン114が押圧操作されたと判別されたらス
テップS1406に移行する。
【0119】ステップS1406では、上記ステップS
1404で選択確定されたコマンドがデータ読み込みか
否かを判別する。そして、データ読み込みコマンドが選
択されていればステップS1407へ進み、情報入力装
置181にて入力されたスケジュールデータをカメラ1
01内に読み込み、メモリ133に記憶保存する。ま
た、上記ステップS1406でデータ読み込みがキャン
セル確定されていると判別した時は、ステップS140
6からステップS1408にジャンプし、スケジュール
データの読み込みは行わない。
【0120】ステップS1408では、図5のモードボ
タン113が押圧操作されたか否かを判別する。そし
て、押圧操作されていなければステップS1408で待
機し、押圧操作されるとステップS1409で図8のメ
インルーチンにリターンする。
【0121】図10は、図8で示したステップS150
1のスケジュールデータの確認サブルーチンの制御を示
すフローチャートである。図10と図6を参照してスケ
ジュールデータ確認サブルーチンを説明する。
【0122】ステップS1501を経由して、ステップ
S1502では、カメラが内蔵する時計機能が計測して
いる現在の時刻を認識する。次のステップS1503で
は、前述のスケジュール読み込みサブルーチンでメモリ
133に記憶保存されたスケジュールデータ群と、前記
認識した現在時刻を照合する。そしてスケジュールデー
タ上では、現在はどこにいて何をしている予定なのかを
認識する。続くステップS1504では、前記認識結果
を基に表示部111に図6の如く表示する。
【0123】図6においては、カメラが計測する現在時
刻は、1998年3月1日11時32分、この時刻に対
応したスケジュールデータの場所(地名)情報は銀座、
行動予定(イベント)情報は買い物である事を示してい
る。
【0124】次のステップS1505では、図6のスク
ロールボタン112の押圧操作を認識し、続いて、ステ
ップS1506におけるデータ修正や、ステップS15
07におけるデータ記録の可否を決定するための選択操
作を行う。具体的には、スクロールボタン112の上下
方向の押圧操作に応答して、地名データ162あるいは
イベントデータ163を選択する。そして、選択された
データに対してステップS1506にて、図6の音声入
力ボタン116を押圧操作しながら新しいデータを発音
する事により、スケジュールデータを修正する事ができ
る。
【0125】一方、選択されたデータに対して、スクロ
ールボタン112の左右方向の押圧操作がなされる事に
より、選択されたデータを画像に付加して記録するか否
かを決定する。そして記録決定されたデータには指標1
64あるいは165が表示される。
【0126】ステップS1508では、図6の選択確定
ボタン114が押圧操作されたか否かを判別し、押圧操
作されていなければステップS1505に戻って、ステ
ップS1505〜S1507を繰り返し実行する。ステ
ップS1508で選択確定ボタン114が押圧操作され
たと判別したらステップS1509へ進み、記録するデ
ータを確定し、CPU121内のRAMに一時保存す
る。次のステップS1510では、図6のモードボタン
113が押圧操作されたか否かを判別する。そして押圧
操作されていなければステップS1510で待機し、押
圧操作されるとステップS1511で図8のメインルー
チンにリターンする。
【0127】図11は、図8で示したステップS180
1のレリーズサブルーチンの制御を示すフローチャート
である。前述の図1及び図2を参照しながら、図11の
フローチャートを用いて撮影動作を説明する。
【0128】撮影者により、図1のレリーズボタン10
5が半押し操作されると、撮影準備スイッチSW1がオ
ンされ、図8のステップS1104からステップS11
801に移行して、図11のレリーズサブルーチンが実
行される。
【0129】図11においては、ステップS1801を
経由して、ステップS11802に進む。ステップS1
802では、図8のステップS1201の撮影条件設定
サブルーチンで設定された撮影モードに従い、被写体輝
度の測光、焦点調節等の撮影準備動作を行う。そして、
その結果に基づいて、絞り制御値,シャッタ制御値の演
算も行う。
【0130】ステップS1803では、撮影準備スイッ
チSW1の状態検知を行い、オフであればステップS1
821にジャンプして、図8のメインルーチンにリター
ンする。該スイッチSW1がオンのままならステップS
1804へ進み、現在時刻に対応するスケジュールデー
タを表示部111に表示する。そして、次のステップS
1805では、図2のレリーズボタン105が全押し操
作されたか否か、すなわち図3のスイッチSW2がオン
されたか否かを判別する。そして、該スイッチSW2が
オンしていなければステップS1802に戻って、測
光,焦点調節及びスケジュールデータ表示を繰り返し実
行する。
【0131】前記スイッチSW2がオン操作されたらス
テップS1805からステップS1806へ進み、以降
のレリーズ動作を実行する。なお、前記ステップS18
04で表示されたスケジュールデータが不適切と判別し
た時は、撮影者はレリーズボタン105の押圧操作を解
除すれば、スイッチSW1及びスイッチSW2が共にオ
フとなり、ステップS1821からメインルーチンにリ
ターンする。その後、図10のスケジュール確認サブル
ーチンでデータの修正あるいはデータ記録の解除を行え
ば良い。
【0132】ステップS1806では、図2のクイック
リターンミラー123を撮影光束外に退避させると共
に、不図示の絞り機構を駆動する。次のステップS18
07では、上記ステップS1802で演算したシャッタ
秒時に基づいて図3のシャッタ機構125を制御し、フ
ィルム126に被写体像を記録する。続くステップS1
808では、図3のクイックリターンミラー123を撮
影光束内の初期位置に復帰させると共に、不図示の絞り
機構を開放に復帰駆動する。そして、ステップS180
9にて、図2の巻き上げ装置を駆動して、クイックリタ
ーンミラー123及びフォーカルプレンシャッタ125
のメカニカルチャージと共に、フィルム126の1 駒分
の巻き上げを行う。
【0133】次のステップS1810では、前記フィル
ム給送中に図2の磁気信号記録装置134を用いて、フ
ィルム126の磁気記憶部に撮影条件,タイトル,スケ
ジュールデータを磁気的に記録する。次いでステップS
1811にて、前記フィルム126の磁気記録部に記録
した撮影条件,タイトル,スケジュールデータを、メモ
リ133にも記録する。そして、ステップS1812に
て、スケジュールデータ確認のため、再度該データを表
示部111に表示し、ステップS1813にて図8のメ
インルーチンにリターンする。
【0134】以上が情報入力装置181におけるスケジ
ュールデータの入力・編集、カメラにおけるスケジュー
ルデータの読み込みと撮影前の該データの確認、及び、
カメラにおける撮影動作のサブルーチンの説明である。
【0135】ここで、撮影準備から撮影、及び、撮影デ
ータ整理までの一連の手順を、以下に簡単に説明する。
【0136】操作者は撮影に出かける前に情報入力装置
181において、図7のフローチャートに従ってスケジ
ュールの作成を行う。その後、カメラ101と情報入力
装置181を接続し、図9のスケジュール読み込みサブ
ルーチンに従って、スケジュールデータをカメラのメモ
リ133に転送し、保存する。
【0137】撮影地に到着すると、撮影者は図10のス
ケジュール確認サブルーチンによって、これから撮影す
る画像に付加されるスケジュールデータの確認を行う。
そして、該データが適切であると判断したら撮影を行
い、事前に入力されたスケジュールデータが画像に関連
付けて、フィルムの磁気記録部及びフラッシュメモリ等
のメモリ手段に記録される。一方、撮影前に確認したス
ケジュールデータが不適切であると判別したら、カメラ
の音声入力手段を用いて、事前に入力されたスケジュー
ルデータを修正するか、あるいは、該データを画像には
付加しない設定を行い、撮影を実行する。すると、前者
の場合には修正データが画像に関連付けられて記録さ
れ、後者の場合にはデータは記録されない。
【0138】その後撮影者は自宅に戻り、カメラ101
を情報入力装置181に再度接続し、撮影時に記録した
付加情報を該装置に転送する。そして、撮影画像と該付
加情報を対応づける事により、写真の整理を効率的に行
える。また、フィルムに磁気記録されたデータは現像済
みフィルムにも残されている他、必要に応じてプリント
にも印字されて返却されるため、これらの情報も写真の
整理に用いる事が可能である。
【0139】上記実施の第1の形態によれば、以下の様
な効果を有する。
【0140】(a)撮影前に入力したデータを、撮影時
に呼び出して画像に関連付けして記録できるため、撮影
直前にデータ入力する必要が無く、シャッタチャンスを
逃さず、かつ、画像に有用なデータを付加する事が可能
である。
【0141】(b)撮影前に入力するデータが、時刻に
関連付けられた場所やイベントの予定データであるた
め、カメラが内蔵する時計機能と照合する事により、撮
影時刻に対応した適切なデータを自動で選択でき、シャ
ッタチャンスを逃さず、かつ、画像に有用なデータを付
加する事が可能である。
【0142】(c)個人のデータ管理用として使用され
るスケジュール用機器が利用できるため、通常のスケジ
ュール管理の過程で入力されたデータが撮影にも利用で
き、撮影のためのデータ入力を新規に行う必要が無い。
【0143】(d)大画面を有したデスクトップパソコ
ン等を用いてスケジュールデータの入力や編集が可能な
ため、データ入力作業が効率化される。
【0144】(e)電子化されていないデータも利用で
きるため、既に他人が作ったデータ等を再入力する際の
作業が軽減される。
【0145】(f)GPS受信装置等の測位手段を用い
る事無く、画像に地名データを付加できるため、カメラ
が小型安価に構成できる。
【0146】(実施の第2の形態)上記実施の第1の形
態は、銀塩フィルムを有するカメラにおいて、情報入力
装置で入力されたスケジュールデータ群をカメラのメモ
リに記憶し、撮影時に、フィルムに塗布された磁気媒体
に画像固有のスケジュール情報を記録する実施の形態で
あった。
【0147】以下に示す本発明の実施の第2の形態は、
銀塩カメラの代わりに撮像素子を有した電子カメラを用
い、該電子カメラに着脱可能なICカード型メモリに、
スケジュールデータ群、画像信号及び画像に固有のスケ
ジュール情報を記録する実施の形態を示すものである。
また、ここでカメラは、GPS受信機による測位手段も
有している。
【0148】図12〜図16は本発明の実施の第2の形
態に係わる図であり、図12はカメラ及び情報入力装置
から成る撮影装置の概略構成を示す斜視図である。
【0149】図12において、201は、内蔵された撮
像素子で取得した画像信号と、該画像に関する付加情報
を記録する機能を有したカメラであり、以下の部材を有
する。なお、図12及び図13以降において、実施の第
1の形態と同様の機能を有する部材は同一の番号で示し
てあり、詳しい説明は実施の第1の形態でなされている
ため、ここでは変更部分のみ詳しく説明する。
【0150】カメラ201は、撮影レンズ102,電源
スイッチに相当するメインスイッチ104,レリーズボ
タン105を有する。また、カメラ201の背面には、
スクロールボタン112,モード選択ボタン113,選
択確定ボタン114,音声入力用マイクロホン115,
音声入力スイッチ116が設置される。
【0151】206はPCカード挿入孔であり、後述す
るフラッシュメモリ等の不揮発メモリを内蔵したPCカ
ードタイプの記憶手段が装着される。207はGPS
(Global Positioning System )受信機であり、撮影時
にGPS衛星からの電波を受信し、地表面上でのカメラ
の3次元座標、すなわち緯度,経度,高度と時刻を認識
するための装置である。211は液晶パネル等の表示部
であり、カメラの撮影条件や地図、地名等の情報を表示
すると共に、撮影される被写体像を表示する電子ビュー
ファインダを兼ねている。
【0152】181はスケジュールデータを入力編集す
るための情報入力装置であり、実施の第1の形態と同様
の機能を有する。191は実施の第1の形態と同様のス
ケジュールが記載された原稿である。292はPCカー
ドであり、フラッシュメモリ等の不揮発性ICメモリ、
あるいは、小型のハードディスク装置が内蔵されたカー
ド型記憶手段である。PCカード292は情報入力装置
181のPCカードドライブ284に装着され、情報記
憶部の所定領域に、該装置181で作成されたスケジュ
ールデータが記憶される。その後、該ドライブ184か
ら取り外されたPCカード292はカメラ201のPC
カード挿入孔206に装着され、記憶されたスケジュー
ルデータがカメラ201に読み込まれる。また、PCカ
ード292は撮影された画像信号の記憶手段としても用
いられる。
【0153】図13は、図12のカメラ201及び情報
入力装置181から成るカメラシステムの詳細構成を示
す図である。
【0154】まず、カメラ201の構成を説明する。
【0155】221はカメラ全体の動作を制御するCP
Uであり、ROM,RAM,EEPROM,A/D,D
/A変換機能を有する1チップマイコンである。226
はCCD等で構成された撮像素子であり、撮影レンズ1
02により形成された被写体像は撮像素子226の受光
面上に結像される。228はインターフェイス回路であ
り、撮像素子226の電荷蓄積タイミングや蓄積電荷読
み出しを制御し、光電変換された画像信号をCPU22
1に転送する。前記表示部211は、撮像素子226で
取得した被写体画像,カメラに設定されている撮影条件
やスケジュールデータの表示を行う液晶表示パネルで構
成されている。208はPCカードドライブであり、カ
メラ201の挿入孔206に挿入されたPCカード29
2を装着するコネクタ部を有し、PCカード292に記
憶されたデータの読み出しと、PCカード292に対す
る新たなデータの書き込みを制御する。
【0156】電源122,レンズ駆動装置127は、上
記実施の第1の形態と同様の機能を有する。メインスイ
ッチ104,撮影準備スイッチ131(SW1),撮影
スイッチ132(SW2),スクロールボタン112,
モード選択ボタン113,選択確定ボタン114,マイ
クロホン115,音声入力ボタン116等のスイッチや
マイクロホンも,上記実施の第1の形態と同様の機能を
有する。
【0157】情報入力装置181の構成は、上記実施の
第1の形態と同様なため、説明は省略する。また、該装
置181におけるスケジュールプログラムの実行画面は
図3とほぼ同一であり、その制御フローも図7とほぼ同
一のため、説明は省略する。
【0158】図14は、カメラ201のメインスイッチ
104をオン操作し、カメラに電源を投入した時の初期
画面を説明するための図であり、図12において説明し
たカメラ201の背面に配置された表示部211と各種
操作部材を併せて示している。表示部211内の241
はカメラの動作モード表示部、242は動作モード選択
指標である。
【0159】以下に各動作モードを説明する。この実施
の第2の形態における動作モードは、上記実施の第1の
形態に対してスケジュール読み込みモードが省略されて
いる。すなわち、この実施の第2の形態では、情報入力
装置181で入力されたスケジュールデータは、PCカ
ード292を介して物理的にカメラ201内に装着され
る。従って、実施の第1の形態の如くカメラ201を情
報入力装置181に接続してスケジュール読み込みを行
う必要が無い。よって、カメラ201には、スケジュー
ル読み込みモードが備えられる必要が無い訳である。
【0160】上記相違点以外は、上記の実施の第1の形
態と同様の作用をする。従って、実施の第1の形態の図
6に相当するスケジュール確認操作方法も同一のため、
これらの図に相当する機能の説明は省略する。
【0161】図15は、カメラ201における各種動作
モードの設定操作及び撮影操作のメイン制御を示すフロ
ーチャートである。
【0162】前述した様に、この実施の第2の形態で
は、図8の実施の第1の形態におけるステップS140
1のスケジュール読み込みサブルーチンが削除されてい
る。また、ステップS1801のレリーズサブルーチン
内容が変更され、ステップS2801になっている。従
って、変更になったステップS2801のレリーズサブ
ルーチンのみ、説明を行う。
【0163】図16は、図15で示したステップS28
01のレリーズサブルーチンの制御フローチャートであ
る。前述の図12及び図13を参照しながら、この図の
フローチャートを用いて撮影動作を説明する。
【0164】撮影者により、図12のレリーズボタン1
05が半押し操作されると、撮影準備スイッチSW1が
オンされ、図15のステップS2104からステップS
2801に移行して、図16のレリーズサブルーチンが
実行される。
【0165】図16においては、ステップS2801を
経由して、ステップS2802へ進み、図13のGPS
受信機207を起動し、カメラ201の現在位置を測位
し、緯度,経度,高度,時刻を認識する。次のステップ
S2803では、図15のステップS2201の撮影条
件設定サブルーチンで設定された撮影モードに従い、被
写体輝度の測光、焦点調節等の撮影準備動作を行う。そ
して、その結果に基づいて、絞り制御値,シャッタ制御
値の演算も行う。
【0166】ステップS2804では、撮影準備スイッ
チSW1の状態検知を行い、オフであればステップS2
821にジャンプして、図15のメインルーチンにリタ
ーンする。また、該スイッチSW1がオンのままならス
テップS2805へ進み、上記ステップS2802で測
位した結果を表示部211に表示する。この場合の表示
内容は、緯度,経度値でも良いし、カメラが地名辞書機
能を有している場合には、前記緯度,経度から求めた地
名でも構わない。次のステップS2806では、現在時
刻に対応するスケジュールデータを表示部211に表示
する。
【0167】ステップS2807では、上記ステップS
2805で表示した位置に関するデータと上記ステップ
S2806で表示したスケジュールデータのうち、どち
らのデータを画像に付加するかの選択操作を受け付け
る。ここで、GPS受信装置から認識した位置データ
は、正確という利点があるが、GPS電波が受信不能な
場所では位置認識できない、撮影者が望む地名データが
得られるとは限らない、という欠点を有す。一方、スケ
ジュールデータは、撮影者が望む形式での情報入力が可
能だが、入力を怠ったり、予定を変更した時には正しい
データが得られないという欠点を有す。従って、この実
施の第2の形態では、異なる方法で取得した場所等に関
する複数のデータを提示し、撮影者が所望のデータを選
択可能とする事で、手軽に、かつより正確な情報の付加
を可能としている。
【0168】次のステップS2808では、図12のレ
リーズボタン105が全押し操作されたか否か、すなわ
ち図13のスイッチSW2がオンされたか否かを判別す
る。そして、該スイッチSW2がオンしていなければス
テップS2802に戻って、測位,測光,焦点調節及び
データの表示を繰り返し実行する。また、スイッチSW
2がオン操作されたらステップS2808からステップ
S2811へ進む。
【0169】ステップS2811では、これから撮影す
る画像の信号をPCカード292に記録する際に、該カ
ード292のメモリ領域の空き容量が十分か否かを確認
する。そしてステップS2812へ進み、メモリの空き
容量が十分と判別した時はステップS2813以降のレ
リーズ動作を開始する。一方、メモリ容量が不十分な時
はステップS2812からステップS2831へ移行
し、表示部211上に、メモリ不足で画像信号が記録で
きない旨の警告表示を行う。そして撮影は行わないまま
ステップS2819にジャンプし、図15のメインルー
チンにリターンする。メモリの空き容量が十分な場合は
ステップS2812からS2813へ進み、撮影光学系
の絞り機構を駆動する。
【0170】ステップS2814では、上記ステップS
2803で行った測光結果に基づいて、撮像素子226
の撮影制御を行う。そして、次のステップS2815に
て、絞り機構を開放に復帰駆動する。続くステップS2
816では、上記ステップS2814で取得した画像信
号に、γ補正やホワイトバランス処理を施し、次いでデ
ータ容量を低減するための圧縮処理を行う。
【0171】次のステップS2817では、上記圧縮処
理を施した画像信号と、これに付随するヘッダー情報を
PCカード292に記憶保存する。ここでヘッダー情報
には、画像のファイル形式の他、前述した地名を始めと
する種々の情報が含まれる。続くステップS2818で
は、撮影済み画像、及び、該画像と共に記録された地名
やイベント名に関する情報を表示部211に表示し、正
常な撮影と画像記録が完了した事を撮影者に報知する。
そして、次のステップS2819で、図15のメインル
ーチンにリターンする。
【0172】以上が、電子カメラにおけるスケジュール
データと測位データを利用した撮影に関するサブルーチ
ンの説明である。ここで撮影準備から撮影、及び、撮影
データ整理までの一連の手順を、以下に簡単に説明す
る。
【0173】操作者は撮影に出かける前に情報入力装置
181において、図7のフローチャートに従ってスケジ
ュールの作成を行う。そして、PCカード292を情報
入力装置281に装着し、入力したスケジュールデータ
をPCカード292に記憶保存する。その後、該カード
292を情報入力装置181から取り外し、カメラ20
1に装着して、撮影者は撮影に備える。
【0174】撮影地に到着すると、撮影者は図10のス
ケジュール確認サブルーチンによって、これから撮影す
る画像に付加されるスケジュールデータの確認を行う。
そして、該データが適切であると判断したら撮影を行
い、不適切であると判断したら実施の第1の形態と同様
にカメラの音声入力手段を用いて、事前に入力されたス
ケジュールデータを修正する。そして、図16のレリー
ズサブルーチンにしたがって撮影準備操作を行うと、G
PS受信装置で得た場所に関するデータと、スケジュー
ルデータの表示を行う。そこで、撮影者は両データのう
ち、所望のデータを選択する。そして、撮影操作を行う
と、撮影された画像信号と、前記選択されたデータ等か
らなるヘッダー情報をPCカード292に記録する。
【0175】その後撮影者は自宅に戻り、PCカード2
92を再度情報入力装置181に装着し、PCカード2
92内の画像信号を情報入力装置に転送し、これをディ
ジタル画像として管理・保存する。その際、画像信号の
ヘッダー情報に付加された撮影場所に関する情報を用い
て、画像を効率的に管理する事ができる。
【0176】上記実施の第2の形態によれば、上記実施
の第1の形態の効果、(a)〜(e)に加え、更に以下
の効果を有する。
【0177】(g)電子カメラで取得した電子画像にス
ケジュールデータを利用した撮影場所情報を付加可能と
したため、電子画像に適した効率的な画像管理が可能と
なる。
【0178】(h)GPS受信装置等で得た撮影場所に
関する第1のデータと、スケジュール機能を用いて入力
された撮影場所に関する第2のデータを選択可能なた
め、撮影画像に関連付けて記録される場所に関するデー
タの信頼性が高まり、画像管理の効率が更に高まる。
【0179】(i)メモリ手段をカメラに対して着脱可
能としたため、スケジュールデータや画像信号の転送が
容易に行え、画像管理の効率が更に高まる。
【0180】(実施の第3の形態)上記実施の第1の形
態及び実施の第2の形態は、撮影のためのカメラとスケ
ジュール入力のための情報入力装置が、別々の機器とし
て構成されている実施の形態であった。
【0181】以下に示す本発明の実施の第3の形態は、
撮影機能とスケジュール管理機能が1 つの機器に内蔵さ
れた情報記録装置の実施の形態を示すものである。
【0182】図17〜図19は本発明の実施の第3の形
態に係わる図であり、図17は情報記録装置の概略構成
を示す斜視図である。
【0183】図17において、381はカメラ機能を内
蔵した携帯型の情報記録装置であり、電子手帳,PDA
(Personal Digital Assistance )等と称される、スケ
ジュール管理機能等を有した小型コンピュータである。
該装置381は、撮影レンズ302,表示部311,音
声入力用マイクロホン315,PCカードドライブ38
4,電源スイッチ385,キーボード396,マウスに
相当するポインティング装置397を有する。307は
前記PCカードドライブ384に着脱可能なGPS受信
装置である。
【0184】図18は、図17の情報記録装置381の
詳細構成を示す図である。
【0185】同図において、387は情報記録装置全体
の動作を制御するCPUであり、ROM,RAM,EE
PROM,A/D,D/A変換機能を有する制御装置で
ある。301は撮影光学系とCCD等の撮像素子及びそ
の周辺回路からなる撮影部であり、被写体像を取得し、
その光電変換信号をCPU307に送信する。315は
音声入力用マイクロホンであり、上記実施の第1の形態
あるいは実施の第2の形態のマイクロホン115と同様
の機能を有する。382は液晶モニタ等で構成された表
示部であり、情報記録装置381やこれに接続される周
辺機器の状態、各種制御プログラムの実行画面やデー
タ、及び、撮影部301で取得した画像を表示する。3
84は不図示のPCカードメモリや、後述するカード型
GPS受信機とデータの授受を行うためのカードドライ
ブである。386は、撮影やスケジュールプログラム等
の各種実行プログラムを記憶すると共に、撮影された画
像信号や各種データを保存するハードディスクである。
【0186】388は基地局を介して無線で他の電話と
通信を行う電話装置である。385は電源スイッチであ
り、該スイッチ385のオン操作で各種制御プログラム
の実行が開始される。396はデータ入力用キーボード
であり、データを入力するために用いられる他、特定の
キーがカメラの撮影に関する入力操作ボタンに割り当て
られる。397はマウスに相当するポインティングデバ
イスで、撮影者が触れた指先の座標を検知し、各種入力
や指示操作を行う。307は前記カードドライブ384
に装着可能なカード型GPS受信装置であり、該ドライ
ブ384を介して測位情報をCPU387に送信する。
【0187】図19は、情報記録装置381の電源スイ
ッチ385をオン操作し、該装置が起動した後に表示部
382に表示される初期画面を示す図である。表示部3
82内の341は各種プログラムのアイコン、342は
ポインティングデバイス397で指示されたポインタで
ある。
【0188】この実施の第3の形態における情報記録装
置は、実行プログラムとして、電子メール,電話,イン
ターネット通信,辞書,スケジュール管理,撮影機能を
有している。これらの機能については以下の図20にて
説明する。
【0189】図20は、情報記録装置381における各
種実行モードを選択する際のメイン制御を示すフローチ
ャートである。前述の図17〜図19を参照しながら、
この図20を用いてメイン制御動作の概略について説明
する。
【0190】ステップS3001より動作を開始し、ま
ずステップS3002において、撮影者によって図17
の情報記録装置381の電源スイッチ385がオンされ
ると、ステップS3003へ進み、表示部382に図1
9の初期画面を表示する。次のステップS3004で
は、撮影者の指によるポインティングデバイス397の
入力状態を認識し、その結果を図19のポインタ342
の位置として表示する。続くステップS3005では、
キーボード396の確定キーが押圧操作されたか否かを
判別する。そして確定キーが押圧操作されていなけれ
ば、ステップS3004を繰り返し実行する。
【0191】また、上記ステップS3005で確定キー
が押圧されたと判別したらステップS3006へ進み、
ポインタ342がどのプログラムのアイコン上に位置し
ているかを判別した後、ステップS3101ないしステ
ップS3601の各サブルーチンのうち、該当するサブ
ルーチンを実行する。
【0192】ステップS3101は電子メールサブルー
チンである。図18のGPS受信装置307を取り外し
て通信コネクタを接続し、該サブルーチンを実行する
と、ホストコンピュータを介して電子メールの送受信が
行われる。当機能を用いて、撮影画像信号を送信する事
も可能である。
【0193】ステップS3201は電話サブルーチンで
あり、図18の電話装置388は無線電話であるため、
該サブルーチンを実行すると、中継基地局を介して他の
電話との通話やデータ送受信が行われる。当機能を用い
て、撮影画像信号を送信する事も可能である。
【0194】ステップS3301はインターネットサブ
ルーチンである。図18のGPS受信装置307を取り
外して通信コネクタを接続し、該サブルーチンを実行す
ると、プロバイダを介してインターネット回線に接続さ
れ、他のコンピュータとの通信が行われる。この機能を
用いて、撮影画像をホームページ上に掲載する事も可能
である。
【0195】ステップS3401は辞書サブルーチンで
ある。ハードディスク386には、英和、和英辞書の
他、地名辞書も有した辞書機能が記憶されている。そし
て当地名辞書機能を用いる事により、次のスケジュール
サブルーチンにおける地名入力が効率的に行われる。
【0196】以上の4つのサブルーチンは周知であるた
め、詳しい説明は省略する。
【0197】ステップS3501はスケジュールサブル
ーチンである。該サブルーチンは上記実施の第1の形態
の図7に示したサブルーチンと同様の作用をするため、
ここでの説明は省略する。また、ステップS3601は
撮影サブルーチンである。該サブルーチンは上記実施の
第2の形態の図16に示したレリーズサブルーチンと同
様の作用をするため、ここでの説明は省略する。
【0198】以上の各サブルーチンの実行が完了した後
は、ステップS3003に戻り、引き続き次の実行指令
を待つ。
【0199】以上が、情報記録装置におけるメイン制御
の動作説明である。
【0200】ここで、撮影準備から撮影、及び、撮影デ
ータ整理までの一連の手順を、以下に簡単に説明する。
【0201】撮影者は常に情報記録装置381を携帯し
ているため、将来の予定が決まるとスケジュールプログ
ラムを起動して、予定の時刻に対する地名とイベント名
を入力する。撮影地に到着し、撮影時間に余裕のある場
合には、撮影者はスケジュールプログラムを再起動し、
スケジュールを確認する。
【0202】そして、撮影準備操作を行うと、情報記録
装置381はGPS受信装置で得た場所に関するデータ
と、スケジュールデータを表示器382に表示する。そ
こで、撮影者は両データのうち、所望のデータを選択し
て撮影操作を行うと、撮影された画像信号と、前記選択
されたデータ等からなるヘッダー情報をハードディスク
386に記録する。
【0203】その後撮影者は、電話機能や電子メール機
能を用いて画像を送信したり、該装置381をデスクト
ップコンピュータと接続し、撮影画像の編集や、データ
ベース化を行う。その際、画像信号のヘッダー情報に付
加された撮影場所に関する情報を用いて、画像を効率的
に管理する事ができる。
【0204】上記実施の第3の形態によれば、上記実施
の第1の形態の効果、(a)〜(e)と上記実施の第2
の形態の効果、(g),(h)に加え、更に以下の効果
を有する。
【0205】(j)電子手帳が有するカメラで取得した
電子画像に対して、該電子手帳が有するスケジュールデ
ータを付加可能としたため、電子画像への情報付加操作
が簡単になり、画像管理が効率的に行える。
【0206】(k)電子手帳が有する地名辞書機能を用
いてスケジュールデータの入力が可能なため、データ入
力操作が簡単になり、画像管理の効率が更に高まる。
【0207】(l)撮影画像を他の機器に無線で送信可
能なため、画像の利用価値が高まる。
【0208】(変形例)画像や該画像に関連する情報を
記録する記録媒体として、実施の第1の形態では銀塩フ
ィルムを、実施の第2及び第3の形態ではCCD等の電
子画像を取得する撮像素子を用いたが、これらを入れ替
えても構わない。例えば実施の第2あるいは第3の形態
において、銀塩フィルムを用いても等しく本発明特有の
効果を発揮する。
【0209】また、実施の第1及び第2の形態では、原
稿の光学的読み取り手段としてシート状原稿を読み取る
シートスキャナを記載したが、書籍等の厚い原稿を読み
取るフラットベッドスキャナでも構わない。あるいは、
実施の第2の形態においては、カメラが有する撮像手段
をスキャナとして用いる事も可能である。この場合は書
面状の原稿のみでなく、街頭の看板やレストランのメニ
ュー等、多彩な情報をイベント情報として入力可能であ
る。
【0210】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、予め時刻と対応付けて記憶されているイ
ベント情報の中から、撮影時刻に対応した情報を選択し
て画像に関連付けて記録するため、撮影の際に面倒な情
報入力作業が不要になり、シャッターチャンスを逃す事
無く、画像に有用な情報を付加する撮影装置を提供でき
るものである。
【0211】また、請求項2記載の本発明によれば、予
め時刻と対応付けて記憶されている場所情報の中から、
撮影時刻に対応した場所情報を選択して画像に関連付け
て記録するため、撮影の際に面倒な情報入力作業が不要
になり、シャッタチャンスを逃す事無く、画像に撮影場
所に関する情報を付加する撮影装置を提供できるもので
ある。
【0212】また、請求項3記載の本発明によれば、予
め時刻と対応付けて記憶されている撮影状況を表わす情
報の中から、撮影時刻に対応した情報を選択して画像に
関連付けて記録するため、撮影の際に面倒な情報入力作
業が不要になり、シャッタチャンスを逃す事無く、画像
に撮影状況に関する情報を付加する撮影装置を提供でき
るものである。
【0213】また、請求項4記載の本発明によれば、予
め時刻と対応付けて記憶されているイベント情報を撮影
者が修正可能なため、シャッタチャンスを逃す事無く情
報が付加でき、かつ誤った情報を画像に付加する事の無
い撮影装置を提供できるものである。
【0214】また、請求項5記載の本発明によれば、銀
塩フィルムに高精細画像を記録できると共に、画像に関
連する多くの情報をメモリ手段内に記録可能な撮影装置
を提供できるものである。
【0215】また、請求項6記載の本発明によれば、銀
塩フィルムに高精細画像を記録できると共に、該フィル
ムの磁気記録層に画像に関連する情報を付加記録するた
め、画像と付加情報が完全に一体となって取り扱われ、
付加情報紛失の恐れの無い撮影装置を提供できるもので
ある。
【0216】また、請求項7記載の本発明によれば、一
つのメモリ手段内に電子画像と付加応報を記録するた
め、検索性に優れた画像を取得する撮影装置を提供でき
るものである。
【0217】また、請求項8記載の本発明によれば、予
め記憶されたイベント情報と撮影時に取得した測位情報
のいずれか一方を選択可能なため、より正確な付加情報
を記録する撮影装置を提供できるものである。
【0218】また、請求項9記載の本発明によれば、ス
ケジュール用手段を用いて予め時刻と対応付けてイベン
ト情報を記録し、撮影時刻に対応したイベント情報を選
択して画像に関連付けて記録するため、撮影の際に面倒
な情報入力作業が不要になり、シャッタチャンスを逃す
事無く、画像に有用な情報を付加する情報記録装置を提
供できるものである。
【0219】また、請求項10記載の本発明によれば、
スケジュール用手段を用いて予め時刻と対応付けて撮影
場所情報を記録し、撮影時刻に対応した場所情報を選択
して画像に関連付けて記録するため、撮影の際に面倒な
情報入力作業が不要になり、シャッタチャンスを逃す事
無く、画像に撮影場所に関する情報を付加する情報記録
装置を提供できるものである。
【0220】また、請求項11記載の本発明によれば、
スケジュール用手段を用いて予め時刻と対応付けて撮影
状況を表わす情報を記録し、撮影時刻に対応した情報を
選択して画像に関連付けて記録するため、撮影の際に面
倒な情報入力作業が不要になり、シャッタチャンスを逃
す事無く、画像に撮影状況に関する情報を付加する情報
記録装置を提供できるものである。
【0221】また、請求項12記載の本発明によれば、
予め時刻と対応付けて入力されたイベント情報を撮影者
が修正可能なため、シャッタチャンスを逃す事無く情報
が付加でき、かつ誤った情報を画像に付加する事の無い
情報記録装置を提供できるものである。
【0222】また、請求項13記載の本発明によれば、
銀塩フィルムに高精細画像を記録できると共に、画像に
関連する多くの情報をメモリ手段内に記録可能な情報記
録装置を提供できるものである。
【0223】また、請求項14記載の本発明によれば、
銀塩フィルムに高精細画像を記録できると共に、該フィ
ルムの磁気記録層に画像に関連する情報を付加記録する
ため、画像と付加情報が完全に一体となって取り扱わ
れ、付加情報紛失の恐れの無い情報記録装置を提供でき
るものである。
【0224】また、請求項15記載の本発明によれば、
一つのメモリ手段内に電子画像と付加応報を記録するた
め、検索性に優れた画像を取得する情報記録装置を提供
できるものである。
【0225】また、請求項16記載の本発明によれば、
予め記憶されたイベント情報と撮影時に取得した測位情
報のいずれか一方を選択可能なため、より正確な付加情
報を記録する情報記録装置を提供できるものである。
【0226】また、請求項17記載の本発明によれば、
光学的に記録された情報を文字情報に変換してディジタ
ルデータとして画像に付加できるため、撮影者以外の人
が作成した汎用情報を画像に付加できる情報記録装置を
提供できるものである。
【0227】また、本出願に係る第18の発明によれ
ば、光学的に記録された場所情報を文字情報に変換して
ディジタルデータとして画像に付加できるため、撮影者
以外の人が作成した場所情報や、撮影現場に表示された
看板等の汎用情報を画像に付加できる情報記録装置を提
供できるものである。
【0228】また、請求項19記載の本発明によれば、
光学的に記録された旅行日程表等の行動予定情報を文字
情報に変換してディジタルデータとして画像に付加でき
るため、撮影者以外の人が作成した汎用情報を画像に付
加できる情報記録装置を提供できるものである。
【0229】また、請求項20記載の本発明によれば、
光学的に記録された被写界情報あるいは撮影対象の名称
を文字情報に変換してディジタルデータとして画像に付
加できるため、撮影者以外の人が作成した汎用情報を画
像に付加できる情報記録装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る撮影装置の概
略構成図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係る撮影装置の詳
細構成図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態の情報入力装置にお
ける入力画面説明図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態のカメラにおける表
示部での初期画面説明図である。
【図5】本発明の実施の第1の形態のカメラにおけるス
ケジュールデータ読み込みプログラムの実行画面説明図
である。
【図6】本発明の実施の第1の形態のカメラにおけるス
ケジュールデータ確認プログラムの実行画面説明図であ
る。
【図7】本発明の実施の第1の形態の情報入力装置にお
けるスケジュール入力プログラムの実行画面説明図であ
る。
【図8】本発明の実施の第1の形態のカメラにおけるメ
イン制御動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の第1の形態のカメラにおけるス
ケジュールデータ読み込みサブルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図10】本発明の実施の第1の形態のカメラにおける
スケジュールデータ確認サブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の実施の第1の形態のカメラにおける
レリーズサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の第2の形態に係る撮影装置の
概略構成図である。
【図13】本発明の実施の第2の形態に係る撮影装置の
詳細構成図である。
【図14】本発明の実施の第2の形態のカメラにおける
表示部での初期画面説明図である。
【図15】本発明の実施の第2の形態のカメラにおける
メイン制御動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の第2の形態のカメラにおける
レリーズサブルーチンを示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の第3の形態に係る情報記録装
置の概略構成図である。
【図18】本発明の実施の第3の形態に係る情報記録装
置の詳細構成図である。
【図19】本発明の実施の第3の形態に係る情報記録装
置における表示部での初期画面説明図である。
【図20】本発明の実施の第3の形態に係る情報記録装
置におけるメイン制御動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101,201 カメラ 104 メインスイッチ 105 レリーズボタン 111,211 表示部 113 モード選択ボタン 114 選択確定ボタン 126 磁気記録部を有するフィルム 133 メモリ 134 データ写し込み装置 181 情報入力装置 182,382 表示部 183 スキャナ 191 原稿 207,307 GPS受信機 226 撮影素子 292 PCカード 381 情報記録装置 301 撮影部 302 撮影レンズ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻と関連付けられたイベント情報を記
    憶するイベント情報記憶手段と、現在時刻を計時する計
    時手段と、撮影手段と、該撮影手段で取得した画像に関
    連する付加情報を記録する付加情報記録手段とを有し、
    前記付加情報記録手段は、前記計時手段が計時した前記
    撮影手段による撮影時刻に基づき、前記イベント情報記
    憶手段に記憶されるイベント情報を前記画像に対する付
    加情報として記録する手段であることを特徴とする撮影
    装置。
  2. 【請求項2】 前記イベント情報は、撮影予定時刻と撮
    影予定場所を関連付けたスケジュール情報であることを
    特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記イベント情報は、撮影予定時刻と撮
    影者の行動予定内容を関連付けたスケジュール情報であ
    ることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記付加情報記録手段は、撮影時に記録
    するイベント情報を修正する手段を有することを特徴と
    する請求項1,2又は3記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記撮影手段は銀塩フィルムを記録媒体
    とするものであり、前記付加情報記録手段は、電気的に
    書き込み消去可能なメモリ手段であることを特徴とする
    請求項1,2,3又は4記載の撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記撮影手段は磁気記録部を有する銀塩
    フィルムを記録媒体とするものであり、前記付加情報記
    録手段は、前記磁気記録部に情報を磁気的に記録する手
    段であることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記撮影手段は、被写体像を光電変換す
    る光電変換手段と該光電変換された画像信号を記録する
    メモリ手段を有し、前記付加情報記録手段は、付加情報
    を前記画像信号と共に前記メモリ手段に記録する手段で
    あることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の撮
    影装置。
  8. 【請求項8】 外部からの電波を受信して測位を行う測
    位手段を有し、前記付加情報記録手段は、記憶されたイ
    ベント情報と前記測位手段で取得した測位情報のいずれ
    かを選択して記録する手段であることを特徴とする請求
    項7記載の撮影装置。
  9. 【請求項9】 時刻とイベントを関連付けて記録するス
    ケジュール用手段と、現在時刻を計時する計時手段と、
    撮影手段と、該撮影手段で取得した画像に関連する付加
    情報を記録する付加情報記録手段とを有し、前記付加情
    報記録手段は、前記計時手段が計時した前記撮影手段に
    よる撮影時刻に基づき、前記スケジュール用手段に記録
    されたイベント情報を前記画像に対する付加情報として
    記録する手段であることを特徴とする情報記録装置。
  10. 【請求項10】 前記イベント情報は、撮影予定時刻と
    撮影予定場所を関連付けたスケジュール情報であること
    を特徴とする請求項9記載の情報記録装置。
  11. 【請求項11】 前記イベント情報は、撮影予定時刻と
    撮影者の行動予定内容を関連付けたスケジュール情報で
    あることを特徴とする請求項9記載の情報記録装置。
  12. 【請求項12】 前記付加情報記録手段は、撮影時に記
    録するイベント情報を修正する手段を有することを特徴
    とする請求項9,10,11又は12記載の情報記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記撮影手段は銀塩フィルムを記録媒
    体とするものであり、前記付加情報記録手段は、電気的
    に書き込み消去可能なメモリ手段であることを特徴とす
    る請求項9,10,11又は12記載の情報記録装置。
  14. 【請求項14】 前記撮影手段は磁気記録部を有する銀
    塩フィルムを記録媒体とするものであり、前記付加情報
    記録手段は、前記磁気記録部に情報を磁気的に記録する
    手段であることを特徴とする請求項9,10,11又は
    12記載の情報記録装置。
  15. 【請求項15】 前記撮影手段は、被写体像を光電変換
    する光電変換手段と該光電変換された画像信号を記録す
    るメモリ手段とを有し、前記付加情報記録手段は、付加
    情報を前記画像信号と共に前記メモリ手段に記録する手
    段であることを特徴とする請求項9,10,11又は1
    2記載の情報記録装置。
  16. 【請求項16】 外部からの電波を受信して測位を行う
    測位手段を有し、前記付加情報記録手段は、記憶された
    イベント情報と前記測位手段で取得した測位情報のいず
    れかを選択して記録する手段とすることを特徴とする請
    求項15記載の情報記録装置。
  17. 【請求項17】 光学的に記録された情報をディジタル
    データに変換する光学式文字読取手段と、撮影手段と、
    該撮影手段で取得した画像に関連する付加情報を記録す
    る付加情報記録手段とを有し、前記付加情報記録手段
    は、前記光学式文字読取手段が取得したディジタルデー
    タを前記画像に対する付加情報として記録する手段とす
    ることを特徴とする情報記録装置。
  18. 【請求項18】 前記光学的に記録された情報は、撮影
    場所に関する情報であることを特徴とする請求項17記
    載の情報記録装置。
  19. 【請求項19】 前記光学的に記録された情報は、撮影
    者の行動に関する情報であることを特徴とする請求項1
    7記載の情報記録装置。
  20. 【請求項20】 前記光学的に記録された情報は、被写
    界の情報あるいは撮影対象の名称に関する情報であるこ
    とを特徴とする請求項17記載の情報記録装置。
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