JP2007066251A - デジタルカメラ及びその画像ファイル管理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 記録メディア内の蓄積された多数の画像データの中から所望の画像データの検索を容易にする。
【解決手段】 ＧＰＳ受信装置と、時計装置と、被写体画像を撮像し撮像画像データを記録メディアに格納するとき前記ＧＰＳ受信装置で得た撮影場所情報と前記時計装置で得た撮影日時情報とを前記撮像画像データにタグ情報として付加する撮像装置とを備えるデジタルカメラにおいて、前記撮像画像データを検索して該撮像画像データに付加されている前記撮影場所情報及び前記撮影日時情報を抽出し当該撮像画像データのファイル番号と共に登録したインデックスファイルを作成して保存しておき、記録メディアに格納されている撮像画像データを検索するとき前記インデックスファイルを検索することで該当撮像画像データを検索する。
【選択図】 図１

Description

本発明はデジタルカメラ及びその画像ファイル管理方法に係り、特に、多数の画像ファイルの中から目的とする画像ファイルを容易に選択することが可能なデジタルカメラ及びその画像ファイル管理方法に関する。

カメラで撮影した画像は、アルバム化して保存するのが普通であり、また、デジタルカメラが普及した現在でも、撮影画像データを用紙に印刷しアルバムとして保存する要望が顕在化している。

撮影画像をアルバムにする場合、例えば下記特許文献１記載の従来技術では、イベント毎にアルバムのページを変えて整理する様にしており、このため、画像を撮影するフィルムに区切りデータを書き込む装置をカメラに搭載している。

特開平９―２１１６８１号公報

フィルムカメラで撮影した画像をアルバム化する場合、１本のフィルムに撮影できる枚数が２４枚とか３６枚とか少数であるため、アルバム対象とする目的画像をどの画像にするかの判断は、容易である。

これに対し、近年普及が著しいデジタルカメラでは、フィルムが無駄になるという心配が無いため気楽に写真が撮れ、しかも、記録メディアの大容量化が進んだため、デジタルカメラ内の記録メディアに保存されっぱなしになる画像枚数は数百枚にも達してしまう。このため、後でアルバム化するときに、アルバム対象とする画像を選択するのが容易でなく、数百枚の画像を、一枚一枚画面で確認する必要が生じ、面倒である。

上述した例は、画像データをアルバム化する際の問題であるが、アルバム化に限らず、例えば画像データの中のあるイベントに関する画像をプリンタに転送してプリントアウトしたり、インターネットを介して友人のパソコン宛に転送したりする際など、多数の画像データの中から必要画像を選択する際も同様の問題がある。

本発明の目的は、記録メディアに保存されている画像の中からユーザが必要とする画像を容易且つ迅速に選択することが可能なデジタルカメラ及びその画像ファイル管理方法を提供することにある。

本発明のデジタルカメラ及びその画像ファイル管理方法では、ＧＰＳ受信装置と、時計装置と、被写体画像を撮像し撮像画像データを記録メディアに格納するとき前記ＧＰＳ受信装置で得た撮影場所情報と前記時計装置で得た撮影日時情報とを前記撮像画像データにタグ情報として付加する撮像装置を備えるデジタルカメラにおいて、前記撮像画像データを検索して該撮像画像データに付加されている前記撮影場所情報及び前記撮影日時情報を抽出し当該撮像画像データのファイル番号と共に登録したインデックスファイルを作成して保存しておき、前記記録メディアに格納されている撮像画像データを検索するとき前記インデックスファイルを検索することで該当撮像画像データを検索することを特徴とする。

この構成により、画像データが記録メディア内に多数存在していても、各画像データ対応に作成されたインデックスファイルを検索することで、画像データを高速に検索でき、しかも、撮影日時や撮影場所で検索することができるため、関連する画像データ群、例えば或る行楽地に行ったときに撮影した画像データ群などを纏めてプリンタに出力しアルバム化することが容易となる。

本発明のデジタルカメラ及びその画像ファイル管理方法では、前記インデックスファイルには、撮像画像データ中に顔画像が含まれるときは顔画像を認識処理して顔画像を識別するパラメータが登録され、該パラメータによって当該顔画像を含む撮像画像データを検索可能としたことを特徴とし、また、前記パラメータ対応に被写体人物の名称をテーブルに登録しておき、前記名称により撮像画像データを検索可能としたことを特徴とする。

この構成により、例えば、或る特定の人が写っている画像データ群を纏めて検索することが可能となる。

本発明のデジタルカメラは、カメラ付携帯電話機のカメラとして搭載されることを特徴とする。

本発明によれば、画像データが記録メディア内に多数存在していても、各画像データ対応に作成されたインデックスファイルを検索することで、画像データを高速に検索でき、しかも、撮影日時や撮影場所、被写体の登録名で検索することが可能となり、関連する画像データ群の一括検索が容易となる。

以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。

図１は、本発明の一実施形態に係るデジタルスチルカメラの構成図である。このデジタルスチルカメラは、撮影レンズ１０と、固体撮像素子１１と、この両者の間に設けられた絞り１２と、赤外線カットフィルタ１３と、光学ローパスフィルタ１４と、デジタルスチルカメラ全体を制御するＣＰＵ１５と、フラッシュ用の発光部１６及び受光部１７と、撮影レンズ１０の位置調整を行うレンズ駆動部１８と、絞り１２を調整する絞り駆動部１９と、固体撮像素子１１を動作させる撮像素子駆動部２０と、固体撮像素子２０の出力信号を取り込みアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部２２と、アナログ信号処理部２２の出力信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換部２３とを備える。

ＣＰＵ１５は、レンズ駆動部１８を制御して撮影レンズ１０の位置をフォーカス位置に調整し、更に、撮像素子駆動部２０を介して固体撮像素子１１を駆動制御し、撮影レンズ１０を通して撮像した被写体画像を色信号として出力させる。ＣＰＵ１５には、操作部２１を通してユーザの指示信号が入力され、ＣＰＵ１５はこの指示に従って後述のインデックスファイル作成処理や画像検索処理などの各種制御を行う。

デジタルスチルカメラのデジタル処理系は、メインメモリ２４に接続されたメモリ制御部２５と、デジタル信号処理部２６と、撮像画像をＪＰＥＧ画像に圧縮したり圧縮画像を伸張したりする圧縮伸張処理部２７と、測光データを積算する積算部２８と、着脱自在の記録メディア２９が接続される外部メモリ制御部３０と、カメラ背面等に搭載された液晶表示部３１が接続される表示制御部３２とを備え、これらは、制御バス３３及びデータバス３４によって相互に接続され、ＣＰＵ１５からの指令によって制御される。

更にこのデジタルスチルカメラには、ＧＰＳ受信装置４０と、時計装置４１とが設けられており、これらはＣＰＵ１５に直接（またはバス３３，３４を介して）接続されている。また、図示しない通信制御装置が設けられており、インターネットに接続可能となっている。

デジタルスチルカメラで撮影が行われたとき、ＣＰＵ１５は、その撮影日時情報と撮影地点の経度緯度情報とを夫々時計装置４１とＧＰＳ受信装置４０から取得し、ＪＰＥＧ等の画像データを生成したとき、この画像データに付属するＥｘｉｆなどのタグ情報格納領域に、当該画像データのファイル番号の他に、撮影時の日時情報と、撮影地点の経度緯度情報とを書き込み、タグ情報付き画像データを記録メディア２９に格納する。

記録メディア２９に、大量の画像データが保存されると、上述した様に、画像データを一枚一枚表示部３１に表示させて、所望の画像を探すのが困難になる。そこで、本実施形態のデジタルスチルカメラでは、タグ情報付き画像データの他に、各画像データに対応するインデックスファイルを後述する様に作成し、インデックスファイルの内容から所望の画像を探すことにしている。

図２は、インデックスファイル作成処理手順を示すフローチャートである。インデックスファイル作成処理が開始されると、先ず、画像データのファイル番号に対応する新規ファイルを作成し（ステップＳ１）、次に、当該画像データのタグ情報から撮影日時情報を抽出し（ステップＳ２）、この撮影日時情報をインデックスファイルに登録する（ステップＳ３）。

図３は、インデックスファイルの構成図である。図３に例示するインデックスファイル５０は、ファイル番号「ＤＳＣ０００１．ｊｐｇ」に対応するインデックスファイルであり、ステップＳ２で抽出された撮影日時情報５１がステップＳ３で登録される。

図２のステップＳ３の次にはステップＳ４に進み、今度は、当該画像データのタグ情報から撮影地点の経度緯度情報を抽出し、ステップＳ５で、インデックスファイル５０中に撮影地点の経度緯度情報５２（図３参照）を登録する。

次のステップＳ６では顔認識処理を実行する。即ち、画像データをパターンマッチングして「顔」の画像が入っているか否かを検索する。処理対象の画像データが人物を被写体とした画像データである場合には、この顔認識処理により、顔の個数と各顔画像の画像中の位置情報とが抽出される。そして、次のステップＳ７では、図３に示す様に、顔の検出個数情報５３と、各顔の顔認識パラメータ５４と、各顔のＸ座標位置情報５５と、Ｙ座標位置情報５６とが登録される。顔認識パラメータ５４とは、その顔画像が誰の顔であるかを示すパラメータである。

以上により、各画像データのインデックスファイルが作成されるが、その作成は、各画像を撮像しタグ情報付き画像データを記録メディア２９に格納する毎に行ってもよく、また、デジタルスチルカメラの電源が投入されている状態において空き時間に行ってもよく、また、ユーザが作成指示入力をしたときに行ってもよい。

図４は、インデックスファイル中の撮影日時情報を用いて画像を検索する画像検索処理手順を示すフローチャートである。撮影日時情報で画像を検索する旨の指示入力があった場合、先ずステップＳ１１で各インデックスファイル中の撮影日時情報を参照し、次に、画像データが存在する撮影日時情報を表示部３１の画面にリスト表示する（ステップＳ１２）。

ユーザがカーソル移動キーを用いてリスト中の任意の日付を選択すると（ステップＳ１３）、選択された日付がインデックスファイル中に登録されているファイル番号の画像データを読み出し、表示部３１に表示する（ステップＳ１４）。選択された日付に該当する画像データが複数存在する場合には、各画像を表示部３１に順に表示してもよく、また、サムネイル画像を生成して表示部３１に一覧表示してもよい。

図５は、インデックスファイル中のＧＰＳ情報（撮影地点の経度緯度情報）を用いて画像を検索する画像検索処理手順を示すフローチャートである。撮影地点の情報で画像を検索する旨の指示入力があった場合には、先ずステップＳ２１で、各インデックスファイルを参照し、次に場所検索基準を表示部３１に表示する（ステップＳ２２）。

次のステップＳ２３で、ユーザが表示部３１上で場所検索基準を選択すると、選択された場所検索基準の選択肢の中から画像データが存在する選択肢をリスト表示するために、場所検索テーブルとインデックスファイルとで照合を行う（ステップＳ２４）。

場所検索テーブルとは、場所選択肢とそれに該当するＧＰＳ情報（経度緯度情報）を管理するテーブルであり、例えば場所選択肢が「東京タワー」であれば、東京タワーが存在する経度緯度範囲が格納されている。この場所検索テーブルのデータは、例えば予めインターネット上の所定サーバからダウンロードしておく。

次のステップＳ２５では、ステップＳ２４の処理結果を表示部３１に表示する。即ち、該当する検索基準の選択肢を表示部３１にリスト表示し、ステップＳ２６でユーザがリスト中の場所、例えば「青森」を選択すると、上記の場所検索テーブルとインデックスファイル中のＧＰＳ情報とを照合して、青森県内で撮影した画像の一覧を表示する（ステップＳ２７）。

以上の実施形態によれば、例えば、１２月４日付近で青森県に旅行に行ったという記憶に基づいて１２月４日という日付を選択するだけで、旅行中に撮影した画像一覧の表示が可能となり、また、青森県に旅行にいったという記憶に基づいて青森県を選択するだけで、一連の画像を読み出し表示させることが可能となる。

尚、図４，図５の説明では、撮影日時情報による画像検索と撮影場所情報による画像検索を別々に説明したが、撮影日時情報と撮影場所情報との両方の組み合わせで画像検索することも可能であることはいうまでもない。

本実施形態に係るデジタルスチルカメラは、人物が被写体になっている場合が多いことを想定し、人物を指定することで、その人が写っている画像を表示させる機能も持っている。この機能を実現するために、デジタルスチルカメラ内の人検索テーブルに予め人を登録しておく必要がある。

図６は、人検索テーブル登録処理手順を示すフローチャートである。先ず、ステップ３１でインデックスファイルを参照し、人が写っている画像の一覧を表示部３１に表示させる（ステップＳ３２）。次に、登録したい人の顔が写っている画像をユーザが選択し（ステップＳ３３）、その人の登録名称（図示の例では「あい」）をユーザが入力する（ステップＳ３４）。ＣＰＵ１５は、入力された登録名称と顔画像の顔認識パラメータとを人検索テーブルに登録する（ステップＳ３５）。

インデックスファイルの作成処理（図２）のステップＳ６では、顔認識処理を実行し、画像中に顔画像が存在する画像を選び出している。このとき、人検索テーブルに顔画像が登録されていなければ、単に顔画像が入っている画像としてインデックスファイルに登録される。しかし、人検索テーブルに顔画像が登録された場合には、その人の顔画像が登録画像であるか否かの認識処理を行い、登録画像である場合には、その登録画像の顔認識パラメータ５４をインデックスファイルに登録する。

図７は、インデックスファイル中の顔で画像検索処理を行う処理手順を示すフローチャートである。ユーザが顔による画像検索指示を入力すると、人検索テーブルに登録されている人の登録名称を表示部３１にリスト表示する（ステップＳ４１）。このリスト表示で、ユーザが人を選択すると（ステップＳ４２）、選択された人の顔画像の顔認識パラメータが登録されているインデックスファイルを探索し、探索されたインデックスファイルに対応する画像の一覧を表示部３１に表示する（ステップＳ４３）。

以上述べた様に、上述した実施形態のデジタルスチルカメラでは、画像データが記録メディア内に多数存在していても、各画像データ対応に作成されたインデックスファイルを検索することで、画像データを高速に検索でき、しかも、撮影日時や撮影場所、被写体の登録名で検索することができるため、関連する画像データ群、例えば或る行楽地に行ったときに撮影した画像データ群とか、或る人が写っている画像データ群などを纏めてプリンタに出力してアルバム化すること等が容易となる。

尚、上述した実施形態では、デジタルカメラとしてデジタルスチルカメラを例に説明したが、カメラ付携帯電話機にカメラとして搭載されるデジタルカメラにも上述した実施形態を同様に適用可能であることはいうまでもない。

本発明に係るデジタルカメラは、カメラ内の多数の画像データの中から所望の画像データを高速に検索できるため、大容量記録メディアを搭載したデジタルカメラ等のデジタルカメラとして有用である。

本発明の一実施形態に係るデジタルスチルカメラのブロック構成図である。 本発明の一実施形態のデジタルスチルカメラで実行するインデックス作成処理手順を示すフローチャートである。 図２に示すインデックス作成処理で作成されたインデックスファイルの構成例を示す図である。 撮影日時で画像検索を行う処理手順を示すフローチャートである。 撮影場所で画像検索を行う処理手順を示すフローチャートである。 人検索テーブル登録処理手順を示すフローチャートである。 被写体の顔（人）で画像検索を行う処理手順を示すフローチャートである。

符号の説明

１０ 撮影レンズ
１１ 固体撮像素子
１５ ＣＰＵ
２１ 操作部
２２ アナログ信号処理部
２６ デジタル信号処理部
２９ 記録メディア
３０ 外部メモリ制御部
３１ 液晶表示部
４０ ＧＰＳ受信装置
４１ 時計装置

Claims (7)

1. ＧＰＳ受信装置と、時計装置と、被写体画像を撮像し撮像画像データを記録メディアに格納するとき前記ＧＰＳ受信装置で得た撮影場所情報と前記時計装置で得た撮影日時情報とを前記撮像画像データにタグ情報として付加する撮像装置とを備えるデジタルカメラにおいて、前記撮像画像データを検索して該撮像画像データに付加されている前記撮影場所情報及び前記撮影日時情報を抽出し当該撮像画像データのファイル番号と共に登録したインデックスファイルを作成し保存する手段と、前記記録メディアに格納されている撮像画像データを検索するとき前記インデックスファイルを検索することで該当撮像画像データを検索する手段とを備えることを特徴とするデジタルカメラ。
2. 前記インデックスファイルには、撮像画像データ中に顔画像が含まれるときは顔画像を認識処理して顔画像を識別するパラメータが登録され、該パラメータによって当該顔画像を含む撮像画像データを検索可能としたことを特徴とする請求項１に記載のデジタルカメラ。
3. 前記パラメータ対応に被写体人物の名称をテーブルに登録しておき、前記名称により撮像画像データを検索可能としたことを特徴とする請求項２に記載のデジタルカメラ。
4. カメラ付携帯電話機のカメラとして搭載されることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のデジタルカメラ。
5. ＧＰＳ受信装置と、時計装置と、被写体画像を撮像し撮像画像データを記録メディアに格納するとき前記ＧＰＳ受信装置で得た撮影場所情報と前記時計装置で得た撮影日時情報とを前記撮像画像データにタグ情報として付加する撮像装置とを備えるデジタルカメラの画像ファイル管理方法において、前記撮像画像データを検索して該撮像画像データに付加されている前記撮影場所情報及び前記撮影日時情報を抽出し当該撮像画像データのファイル番号と共に登録したインデックスファイルを作成して保存しておき、前記記録メディアに格納されている撮像画像データを検索するとき前記インデックスファイルを検索することで該当撮像画像データを検索することを特徴とするデジタルカメラの画像ファイル管理方法。
6. 前記インデックスファイルには、撮像画像データ中に顔画像が含まれるときは顔画像を認識処理して顔画像を識別するパラメータが登録され、該パラメータによって当該顔画像を含む撮像画像データを検索可能としたことを特徴とする請求項５に記載のデジタルカメラの画像ファイル管理方法。
7. 前記パラメータ対応に被写体人物の名称をテーブルに登録しておき、前記名称により撮像画像データを検索可能としたことを特徴とする請求項６に記載のデジタルカメラの画像ファイル管理方法。

Images