JP2004309663A - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示面と表縁パネルの間に所定の大きさの間隙が形成されるように構成された表示装置において、潤滑剤や潤滑性に優れた材料を用いることなく、表縁パネルに力が加えられた場合の擦れ音の発生を防止する。
【解決手段】表示パネルの周辺部をフレーム3によって保持し、このフレーム3の舌部21に形成された円形孔21と、ケース4の舌部45に形成された楕円形孔21、46とに、ネジ10を用いて緩く締めることにより、ケース4をフレーム3に仮固定する。その後、フレーム3の正面側から、表示領域に対応する窓を有する表縁パネルをケース4の側面プレート42に固定する。窓の縁部と表示パネル表面との間の間隙が所定の大きさとなるように、フレーム3を矢印aの方向に動かして調節した後、ケース4の切り欠き部分47から工具を用いてネジ10を締め付け、フレーム3とケース4の間を本固定する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パーソナルコンピュータやカーナビゲーションシステムなどのディスプレイとして、液晶表示装置などの表示装置が用いられている。このような液晶表示装置においては、その表側において表示領域を取り囲むように樹脂製の表縁パネルが配設されており、この上に例えば操作スイッチなどが設けられている。表縁パネルが液晶表示パネルに接触するように構成されていると、波打ち現象などの表示不良を発生する恐れがあるため、これを防止するために、表縁パネルと液晶表示パネルの間には間隙が形成されており、また、このような間隙は、見映えなどの観点から、所定の大きさで均一に形成されている。
【0003】
液晶表示装置以外の表示装置においても、例えば図8(a)および(b)に示すように、表示パネル90の表示領域上に入力装置として抵抗膜式のタッチパネル91を備える場合などには、表縁パネル92がタッチパネル91に接触していると、これがタッチ操作として検出されてしまうため、表縁パネル92がタッチパネル91に接触しないように構成する必要がある。そこで、図8(b)に示すように、表縁パネル92にリブ93を設けて、このリブ93を、表示パネル90およびタッチパネル91を一体に保持しているフレーム94に押し当てることにより、タッチパネル91と表縁パネル92の間に所定の大きさの間隙を形成するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術におけるように、リブ93がフレーム94に当たるように構成されていると、例えば表縁パネル92上のスイッチをユーザが操作するなどして、表縁パネル92に力が加えられると、これによってリブ93とフレーム94との間が擦れて、擦れ音が発生する。そこで、このような擦れ音の発生を防止するために、リブ93とフレーム94との間の接触面に潤滑剤を用いたり、フレーム94を潤滑性に優れた材料で製造するなどしていた。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みなされたものであり、表示面と表縁パネルの間に所定の大きさの間隙が形成されるように構成された表示装置において、潤滑剤や潤滑性に優れた材料を用いることなく、表縁パネルに力が加えられた場合の擦れ音の発生を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の表示装置は、第1面側に表示領域を有する表示パネルと、表示パネルの周辺部分を保持するフレームと、表示パネルの第1面と相対する第2面側に配設されてフレームに取り付けられるケースと、ケースをフレームに固定する第1ネジと、表示領域に対応する窓を有し、表示パネルの第1面側の縁部を覆うように、ケースに取り付けられる表縁パネルとを備えた表示装置であって、フレームには第1ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第1孔が形成されており、ケースには第1ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第2孔が形成されており、第1孔および第2孔の少なくとも一方は、表示パネルの第1面に平行な第2方向よりも垂直な第1方向に長い形状を有しており、これにより、第1ネジが完全に締結されていないときには、第1孔と第2孔の少なくとも一方において第1ネジが第1方向に移動可能であることにより、ケースに対するフレームの位置を第1方向に変化させることが可能であり、第1ネジが完全に締結されているときには、表縁パネルはフレームおよび表示パネルと非接触状態にあり、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成されていることを特徴としている。
【0007】
このような構成によると、表縁パネルは、フレームおよび表示パネルとは非接触状態にあるため、表縁パネルに力が加えられても擦れ音が発生しない。このようにして、潤滑剤や潤滑性に優れた材料を用いることなく、表縁パネルに力が加えられた場合でも擦れ音が発生しないように、表示パネルと表縁パネルの間に所定の大きさの間隙が形成された表示装置を構成することができる。
【0008】
請求項2記載の表示装置は、第1面側に表示領域を有する表示パネルと、表示パネルの周辺部分を保持するフレームと、表示パネルの第1面と相対する第2面側に配設されてフレームに取り付けられるケースと、表示領域に対応する窓を有し、表示パネルの第1面側の縁部を覆うように、ケースに取り付けられる表縁パネルと、この表縁パネルをケースに固定する第2ネジとを備えた表示装置であって、ケースには第2ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第3孔が形成されており、表縁パネルには第2ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第4孔が形成されており、第3孔および第4孔の少なくとも一方は、表示パネルの第1面に平行な第2方向よりも垂直な第1方向に長い形状を有しており、これにより、第2ネジが完全に締結されていないときには、第3孔と第4孔の少なくとも一方において第2ネジが第1方向に移動可能であることにより、ケースに対する表縁パネルの位置を第1方向に変化させることが可能であり、第2ネジが完全に締結されているときには、表縁パネルはフレームおよび表示パネルと非接触状態にあり、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成されていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によっても、表縁パネルに力が加えられた場合に擦れ音が発生しないように、表示パネルと表縁パネルの間に所定の大きさの間隙を形成することができる。
【0010】
請求項3記載の表示装置は、第1面側に表示領域を有する表示パネルと、表示パネルの周辺部分を保持するフレームと、表示パネルの第1面と相対する第2面側に配設されてフレームに取り付けられるケースと、ケースをフレームに固定する第1ネジと、表示領域に対応する窓を有し、表示パネルの第1面側の縁部を覆うように、ケースおよびフレームに取り付けられる表縁パネルと、表縁パネルをフレームに固定する第3ネジとを備えた表示装置であって、フレームには第1ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第1孔、および第3ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第5孔が形成されており、ケースには第1ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第2孔が形成されており、表縁パネルには第3ネジをその軸部が表示パネルの第1面に平行になるように保持する第6孔が形成されており、第1孔および第2孔の少なくとも一方、および第5孔および第6孔の少なくとも一方は、表示パネルの第1面に平行な第2方向よりも垂直な第1方向に長い形状を有しており、これにより、第1ネジおよび第3ネジの両方が完全に締結されていないときには、第1孔と第2孔の少なくとも一方において第1ネジが第1方向に移動可能であり、かつ、第5孔と第6孔の少なくとも一方において第3ネジが第1方向に移動可能あることにより、ケースおよび表縁パネルに対するフレームの位置を第1方向に変化させることが可能であり、第1ネジおよび第3ネジの両方が完全に締結されているときには、表縁パネルは表示パネルとは非接触状態にあり、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成されていることを特徴としている。
【0011】
このような構成によると、表縁パネルは、フレームには固定されており、表示パネルとは非接触状態にあるため、表縁パネルに力が加えられても擦れ音が発生しない。このようにして、潤滑剤や潤滑性に優れた材料を用いることなく、表縁パネルに力が加えられた場合でも擦れ音が発生しないように、表示パネルと表縁パネルの間に所定の大きさの間隙が形成された表示装置を構成することができる。
【0012】
請求項1または3記載の表示装置において、請求項4記載のように、ケースが、フレーム取付け部分として突出部を有しており、さらにその外側に、例えば表縁パネルを取り付けるためなどに、側面プレートを有している場合は、この側面プレートには、突出部の第1孔が形成されている部分に対応して、切り欠きまたは孔が設けられているとよい。このような切り欠きや孔が設けられていると、ここから工具を用いて、第1孔および第2孔に保持される第1ネジを締め付けて、ケースとフレームの間の仮固定および本固定を行うことができる。
【0013】
表縁パネルは、請求項5記載のように、窓の縁部に隣接して補強部を備えているとよく、このような補強部を、窓の縁部と表示パネルとの間の間隙より小さい間隙をフレームとの間に形成するように設けると、表縁パネルに力が加えられた場合でも、窓の縁部が表示パネルに接触することを確実に防ぐことができる。
【0014】
また、表示パネルは、請求項6記載のように、液晶層を有する液晶表示パネルであるか、あるいは請求項7記載のように、表示領域上にタッチパネルを備えたものであるとよい。液晶表示パネルの場合は、上記のように、表縁パネルが表示パネルに接触するように構成されていると、波打ち現象などの表示不良を発生する恐れがあるため、表縁パネルが表示パネルに接触しないように構成する必要がある。また、タッチパネルを備えた表示パネルの場合にも、表縁パネルがタッチパネルに接触しないように構成する必要がある。
【0015】
そこで、上記のいずれかの構成により、表縁パネルと表示パネルとの間に所定の大きさの間隙を設けるようにすると、潤滑剤や潤滑性に優れた材料を用いることなく、表縁パネルに力が加えられた場合の擦れ音の発生を防止することができる。
【0016】
請求項8記載の表示装置の製造方法は、第1面側に表示領域を有する表示パネルの周辺部分にフレームを固定する第1工程と、この第1工程の後に、ケースを表示パネルの第1面と相対する第2面側に配置し、ケースに対するフレームの位置を第1面に垂直な第1方向に変化させることが可能な第1仮固定状態に、ケースをフレームに仮固定する第2工程と、この第2工程の後に、表示領域に対応する窓を有する表縁パネルを、表示パネルの第1面側の縁部を覆うようにケースに取り付ける第3工程と、この第3工程の後に、フレームのケースに対する位置を第1方向に変化させることにより、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙を形成するように調節する第4工程と、この第4工程の後に、第4工程により調節された状態が維持されるように、ケースをフレームに固定する第5工程とを備えている。
【0017】
このような製造方法により、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成された表示装置を構成することができる。
【0018】
請求項9記載のように、フレームに第1孔を形成し、ケースに第2孔を形成し、これらの第1孔および第2孔の少なくとも一方を、表示パネルの第1面に平行な第2方向よりも垂直な第1方向に長い形状を有するように形成すると、第2工程において、第1ネジを、その軸部が表示パネルの第1面に平行になるように第1孔および第2孔に配置し、第1ネジによりケースをフレームに所定範囲の強度で固定することにより、第1ネジが第1孔および第2孔の少なくとも一方において第1方向に移動することが可能な状態を第1仮固定状態として形成することができる。この場合、第5工程においては、第1ネジを締め付けることにより、ケースをフレームに固定する。
【0019】
請求項10記載の表示装置の製造方法は、第1面側に表示領域を有する表示パネルの周辺部分にフレームを固定する第1工程と、この第1工程の後に、ケースを表示パネルの第1面と相対する第2面側に配置し、ケースをフレームに固定する第2工程と、この第2工程の後に、表示領域に対応する窓を有する表縁パネルを、表示パネルの第1面側の縁部を覆うように配置し、ケースに対する表縁パネルの位置を第1面に垂直な第1方向に変化させることが可能な第2仮固定状態に、表縁パネルをケースに仮固定する第3工程と、この第3工程の後に、表縁パネルのケースに対する位置を第1方向に変化させることにより、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙を形成するように調節する第4工程と、この第4工程の後に、第4工程により調節された状態が維持されるように、表縁パネルをケースに固定する第5工程とを備えている。
【0020】
このような製造方法によっても、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成された表示装置を構成することができる。
【0021】
請求項11記載のように、ケースに第3孔を形成し、表縁パネルに第4孔を形成し、これらの第3孔および第4孔の少なくとも一方を、表示パネルの第1面に平行な第2方向よりも垂直な第1方向に長い形状を有するように形成すると、第3工程において、第2ネジを、その軸部が表示パネルの第1面に平行になるように第3孔および第4孔に配置し、第2ネジにより表縁パネルをケースに所定範囲の強度で固定することにより、第2ネジが第3孔および第4孔の少なくとも一方において第1方向に移動することが可能な状態を第2仮固定状態として形成することができる。この場合、第5工程においては、第2ネジを締め付けることにより、表縁パネルをケースに固定する。
【0022】
また、請求項12記載のように、第5工程が完了した後には、表縁パネルはフレームおよび表示パネルと非接触状態にあるように構成されているとよい。このように構成されていると、表縁パネルに力が加えられた場合でも擦れ音が発生しない。このようにして、潤滑剤や潤滑性に優れた材料を用いることなく、表縁パネルに力が加えられた場合でも擦れ音が発生しないように、表示パネルと表縁パネルの間に所定の大きさの間隙が形成された表示装置を構成することができる。
【0023】
あるいは、請求項13記載のように、表縁パネルがフレームにも固定される構成の場合には、第5工程が完了した後には、表縁パネルが表示パネルと非接触状態にあるように構成されているとよい。このような構成により、表縁パネルに力が加えられた場合の擦れ音の発生を防止することができる。この場合、第3工程においては、ケースおよび表縁パネルに対するフレームの位置を第1方向に変化させることが可能な第3仮固定状態に、表縁パネルをフレームに仮固定し、第5工程において、第4工程において調節された状態が維持されるように、表縁パネルをフレームに固定する。
【0024】
請求項14記載のように、フレームに第5孔を形成し、表縁パネルに第6孔を形成し、これらの第5孔および第6孔の少なくとも一方を、表示パネルの第1面に平行な第2方向よりも第1方向に長い形状を有するように形成すると、第3工程において、第3ネジを、その軸部が表示パネルの第1面に平行になるように第5孔および第6孔に配置し、第3ネジによりケースをフレームに所定範囲の強度で固定することにより、第1ネジが第1孔および第2孔の少なくとも一方において第1方向に移動することが可能であり、かつ、第3ネジが第5孔と第6孔の少なくとも一方において第1方向に移動することが可能な状態を第3仮固定状態として形成することができる。この場合、第5工程において、第3ネジを締め付けることにより、表縁パネルをフレームに固定する。
【0025】
また、第4工程においては、請求項15記載のように、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさのスペーサを配置して、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとによりスペーサが挟まれる状態になるように、フレームを第1方向に移動させ、その後、スペーサを抜き取ることにより、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙を形成することができる。
【0026】
あるいは、請求項16記載のように、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間の間隙を光学的に測定し、この間隙が所定の大きさとなるところまでフレームを第1方向に移動させることによっても、表縁パネルの窓の縁部と表示パネルとの間に所定の大きさの間隙を形成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る表示装置は、液晶パネルを有する液晶表示装置であり、例えば車両に搭載されて、マルチインフォメーションシステムのディスプレイとして、地図情報や車両情報などを表示するために用いられる。
【0028】
図1(a)は液晶表示装置1の外観を示す正面図であり、図1(b)は(a)における線I−Iに沿った断面図である。液晶表示装置1は、表示パネル2と、この表示パネル2をその周辺部分において保持する金属フレーム3と、表示パネル2の背面(第2面)側に配設されてフレーム3に取り付けられている金属製ケース4と、表示パネル2の正面(第1面)側において表示領域を取り囲むようにケース4に取り付けられている樹脂製の表縁パネル5とを備えている。
【0029】
表示パネル2は、薄膜で作られたトランジスタを用いたTFT型の液晶パネル6と、液晶パネル6の正面側に設けられた抵抗膜式タッチパネル7と、液晶パネル6の背面側に設けられた制御回路基板8とを備えており、これらはフレーム3によって一体に保持されている。表示パネル2は、その正面(第1面)側に110×170mmほどの表示領域を有している。
【0030】
図2はフレーム3の外観を示している。フレーム3は、液晶パネル6およびタッチパネル7を、これらの周囲を取り囲むようにして保持しており、その背面に制御回路基板8を保持している。フレーム3の両側面には、それぞれ2つの矩形の舌部21が形成されており、これらの舌部21には、ケース4を固定するための円形孔(第1孔)22が形成されている。
【0031】
図3はケース4の外観を示している。ケース4は、表示パネル2の背面(第2面)側に配置される背面プレート部分41とその両側の側面プレート42とからなり、側面プレート42には、表縁パネル5を取り付けるための円形孔43がそれぞれ2つずつ形成されている。さらに、両側面42の内側に、フレーム3の幅に対応した一対の突出部44が両側面42に平行に設けられており、これらの突出部44の間の背面プレート41部分には、表示パネル2の大きさにほぼ対応する大きな穴が開いている。
【0032】
突出部44にはそれぞれ2つの舌部45が設けられており、これらの舌部45にそれぞれ楕円形の孔(第2孔)46が形成されている。
【0033】
これらの楕円形の孔46は、それぞれフレーム3の円形孔22に対応して形成されており、表示パネル2の表示面に垂直な方向(第1方向)に長径を有している。また、これらの楕円形の孔46に対応する側面プレート42部分には、図3に示すように、切り欠き47が形成されている。
【0034】
図4は表縁パネル5の外観を示している。表縁パネル5は、表示パネル2の表示領域に対応した窓51が形成されている正面側部分52と、この正面側部分52を取り囲むように形成されている周辺部分からなる。周辺部分の両側面53には、それぞれ2つずつ円形孔55が形成されている。
【0035】
窓51の縁部には、図1(b)に示すように、正面側部分52から表示パネル2表面のタッチパネル7に向かって傾斜する傾斜部54が設けられており、傾斜部54は、その端部分において、タッチパネル7との間に所定の大きさ(例えば0.3mm)の間隙を形成している。さらに、傾斜部54から表示パネル2に向かって、両側面53に平行にリブ(補強部)55が形成されており、これらのリブ55はフレーム3との間に例えば0.2mmほどの間隙を形成している。ユーザにより表縁パネル5が正面側から過大な力で押された場合でも、このリブ55がフレーム3に押し付けられることにより、傾斜部54の端部がタッチパネル7に接触することを防止できる。
【0036】
液晶表示装置1は、つぎのような手順により組み立てられる。まず、第1工程において、フレーム3により、液晶パネル6、タッチパネル7、制御回路基板8を一体に保持して、これにより表示パネル2を構成する。
【0037】
つぎに、第2工程において、表示パネル2のフレーム部分3にケース4を仮固定する。図5(a)はフレーム3にケース4を取り付ける前の状態を示しており、図5(b)はフレーム3にケース4を取り付けた後の状態を示している。ケース4は、その舌部45がフレーム3の舌部21に外側から重ねられて、これらの舌部45、21の間を孔22、46にネジ(第1ネジ)10を用いて締め付けることにより、フレーム3に取り付けられる。
【0038】
但し、このとき、ネジ10を完全に締め付けることなく、ネジ10がケース4の楕円形孔46の中で長径方向に動くことが可能な状態(第1仮固定状態)にしておく。このような第1仮固定状態においては、図5(b)に矢印aで示すように、フレーム3およびこれに保持されている表示パネル2のケース4に対する位置を、表示面に垂直な方向(第1方向)に調整することが可能である。また、ネジ10の締め付けは、ケース4の側面プレート42に形成されている切り欠き47部分から工具を用いて行うことができる。
【0039】
つぎに、第3工程において、ケース4に表縁パネル5を取り付ける。図6(a)はケース4に表縁パネル5を取り付ける前の状態を示しており、図6(b)はケース4に表縁パネル5を取り付けた後の状態を示している。表縁パネル5は、その両側面部分53が、ケース4の側面プレート42に外側から重ねられて、これらの部分53、42の間を孔55、43にネジ(第2ネジ)15を用いて締め付けることにより、ケース4に取り付けられる。
【0040】
その後、第4工程において、表縁パネル5の傾斜部54とタッチパネル7との間に0.3mmの隙間を確保するための樹脂製のスペーサ(図示せず)を配置して、このスペーサが傾斜部54の端部とタッチパネル7によって挟まれるように、ケース4に対するフレーム3の位置を表示面に垂直な方向(第1方向)に調節する。
【0041】
第5工程において、第4工程において調節した状態が維持されるように、ケース4の側面プレート42の切り欠き部分47から工具を用いて、ケース4をフレーム3に仮固定している第1ネジ10を締め付けることにより、フレーム3がケース4に対して動くことがないように本固定する。その後、表縁パネル5の正面側からスペーサを抜き取り、液晶表示装置1の組み立ては完了する。
【0042】
本実施形態の液晶表示装置においては、上記のようにケース4に楕円形の孔46を設けることにより、ケース4をフレーム3に仮固定することが可能な構成とし、ケース4に表縁パネル5を固定してから、フレーム3のケース4に対する位置を調節することにより、表示パネル2と表縁パネル5の間に所定の大きさの間隙を形成する。このような構成によると、表縁パネル5は、ケース4と固定部分およびその周辺においてのみ接触しており、フレーム3および表示パネル2とは非接触状態にあるため、表縁パネル5に力が加えられても擦れ音は発生しない。
【0043】
本実施形態の液晶表示装置は、その表示パネル2の表面にタッチパネル7を備えているため、表縁パネル5がタッチパネル7に接触しないように構成する必要があるが、上記構成によると、潤滑剤や潤滑性に優れた材料を用いることなく、表縁パネル5に力が加えられた場合でも擦れ音が発生しないように、タッチパネル7と表縁パネル5の間に所定の大きさの間隙を形成することができる。
【0044】
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、つぎのように種々の変形が可能である。
【0045】
上記実施形態においては、液晶表示装置1の組み立て時に、表縁パネル5と表示パネル2の間の間隙を所定の大きさに調節するためにスペーサを用いたが、このようなスペーサを用いず、表縁パネル5と表示パネル2の間の間隙を光学的に測定して所定の大きさに調節するようにしてもよい。
【0046】
上記実施形態では、ケース4の舌部45に形成される孔46を楕円形とすることにより、仮固定状態においてフレーム3のケース4に対する位置を調節可能に構成したが、孔46の形状は楕円形に限らず、ネジ10が表示パネル2の表示面に対して垂直な方向(第1方向)に移動可能であるように、表示面に平行な方向(第2方向)よりも第1方向に長い形状であればよく、例えば長方形などであってもよい。また、ケース4の舌部45に形成される孔46は円形とし、代わりにフレーム3の舌部21に形成される孔21を楕円形としてもよく、あるいは、ケース4とフレーム3の両方に楕円形の孔を設けるようにしてもよい。また、楕円形の孔を形成する代わりに切り欠きを形成してもよい。
【0047】
上記実施形態においては、表縁パネル5がケース4にのみ固定されており、フレーム3とは接触していない構成であったが、図7に示すように、表縁パネル80をケース4とフレーム3の両方に固定するようにしてもよい。
【0048】
この場合、フレーム3の両側面に図示していない円形孔(第5孔)が形成され、さらに、表縁パネル80には、その両側面81に平行に一対の突出部82が設けられて、これら突出部82に図示していない楕円形の孔(第6孔)が形成される。第6孔は、表示面に垂直な方向(第1方向)に長径を有するように形成される。また、表縁パネル80の両側面81には、突出部82の第6孔に対応した部分に、切り欠きまたは孔(図示せず)が形成される。
【0049】
この場合の液晶表示装置1の組み立てはつぎのような手順で行われる。まず、第1工程および第2工程が上記実施形態と同様に行われた後、第3工程において、表縁パネル80をケース4に固定し、さらに、第5孔および第6孔に図示していないネジ(第3ネジ)を用いて表縁パネル80をフレーム3に仮固定する。この仮固定により、第3ネジが第6孔の中で長径方向に動くことが可能な状態(第3仮固定状態)が形成される。この第3仮固定状態においては、ケース4がフレーム3に仮固定されており、表縁パネル80がフレーム3には仮固定され、ケース4には本固定されていることにより、ケース4および表縁パネル80に対するフレーム3の位置を第1方向に変化させることが可能になっている。第4工程において、表縁パネル80の傾斜部83とタッチパネル7の間の間隙を所定の大きさに調節した後、第5工程において、ケース4をフレーム3に本固定すると共に、表縁パネル80をフレーム3に本固定する。
【0050】
このようにして、表縁パネル80を傾斜部83に隣接した部分でフレーム3に固定する構成にすると、表縁パネル80が押された場合に傾斜部83の端部がタッチパネル7に接触することを防止できるため、上記実施形態におけるような補強部(リブ)55を設ける必要がない。また、表縁パネル80は、ケース4およびフレーム3と固定部分とその周辺においてのみ接触しているため、表縁パネル80に力が加えられた場合でも、擦れ音が発生することがない。
【0051】
また、表縁パネル5、80が剛性に優れており、表縁パネル5、80に力が加えられた場合でも傾斜部54、83の端部がタッチパネル7に接触する恐れがない場合は、表縁パネル5、80をフレーム3に固定せず、またリブ55も設けない構成としてもよい。
【0052】
上記実施形態においては、ケース4をフレーム3に仮固定することができる構成であったが、代わりに、表縁パネル5をケース4に仮固定することができる構成であってもよい。
【0053】
この場合、ケース4の舌部45には楕円形孔46の代わりに円形孔が形成され、第2工程では、これらの円形孔とフレーム3の円形孔22の間を第1ネジ10で締め付けることにより、ケース4がフレーム3に固定される。一方、ケース4の側面プレート42には、円形孔43の代わりに図示しない楕円形孔(第3孔)が形成され、第3工程では、これらの楕円形孔と表縁パネル5の円形孔(第4孔)55の間を第2ネジ15で緩く締めることにより、表縁パネル5がケース4に仮固定される。第4工程において、ケース4に対する表縁パネル5の位置を表示面に垂直な方向(第1方向)に調節することにより、表縁パネル5の傾斜部54とタッチパネル7との間の間隙が所定の大きさに調節され、その後第5工程において、第2ネジ15を締め付けることにより、表縁パネル5をケース4に本固定する。
【0054】
このような構成によっても、表縁パネル5に力が加えられた場合でも擦れ音が発生しないように、タッチパネル7と表縁パネル5の間に所定の大きさの間隙を形成することができる。
【0055】
上記実施形態においては、タッチパネル7を備えた液晶表示装置に本発明を適用したが、タッチパネル7を備えていない液晶表示装置に本発明を適用することもできる。上記のように、液晶表示装置において、表縁パネルが液晶表示パネルに接触していると、波打ち現象などの表示不良を発生する恐れがあるため、本発明の構成により、表縁パネルと液晶表示パネルの間に隙間を設けると、このような表示不良の発生を防止することができる。
【0056】
また、上記実施形態においては液晶表示装置に本発明を適用したが、例えばエレクトロルミネセントディスプレイ(ELD)やプラズマディスプレイ(PDP)など、液晶表示装置以外の表示装置に対しても本発明を適用することができ、特に表示領域上にタッチパネルを備えている場合に本発明を適用すると有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の外観を示す正面図であり、(b)は(a)における線I−Iに沿った断面図である。
【図2】図1(b)に示すフレームの外観を示す斜視図である。
【図3】図1(b)に示すケースの外観を示す斜視図である。
【図4】図1(b)に示す表縁パネルの外観を示す斜視図である。
【図5】(a)はフレームにケースを取り付ける前の状態を示す斜視図であり、(b)はフレームにケースを取り付けた後の状態を示す斜視図である。
【図6】(a)は表縁パネルをケースに取り付ける前の状態を示す斜視図であり、(b)は表縁パネルをケースに取り付けた後の状態を示す斜視図である。
【図7】第1実施形態の一変形例の液晶表示装置を示す断面図である。
【図8】(a)は従来の液晶表示装置の外観を示す正面図であり、(b)は(a)における線VIII−VIIIに沿った断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置
2 表示パネル
3 フレーム
4 ケース
5 表縁パネル
6 液晶パネル
7 タッチパネル
10 ネジ (第1ネジ)
15 ネジ (第2ネジ)
22 フレームの円形孔 (第1孔)
42 ケースの側面プレート
45 ケースの突出部
46 ケースの楕円形孔 (第2孔)
47 ケースに形成された切り欠き
51 表縁パネルの窓
55 表縁パネルの円形孔55 (第4孔)
60 表縁パネルと表示パネルの間の間隙

Claims (16)

  1. 第1面側に表示領域を有する表示パネルと、
    前記表示パネルの周辺部分を保持するフレームと、
    前記表示パネルの前記第1面と相対する第2面側に配設されて、前記フレームに取り付けられるケースと、
    前記ケースを前記フレームに固定する第1ネジと、
    前記表示領域に対応する窓を有し、前記表示パネルの前記第1面側の縁部を覆うように、前記ケースに取り付けられる表縁パネルとを備えた表示装置であって、
    前記フレームには、前記第1ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第1孔が形成されており、
    前記ケースには、前記第1ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第2孔が形成されており、
    前記第1孔および前記第2孔の少なくとも一方は、前記第1面に平行な第2方向よりも前記第1面に垂直な第1方向に長い形状を有しており、これにより、前記第1ネジが完全に締結されていないときには、前記第1孔と前記第2孔の少なくとも一方において前記第1ネジが前記第1方向に移動可能であることにより、前記ケースに対する前記フレームの位置を前記第1方向に変化させることが可能であり、
    前記第1ネジが完全に締結されているときには、前記表縁パネルは前記フレームおよび前記表示パネルと非接触状態にあり、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 第1面側に表示領域を有する表示パネルと、
    前記表示パネルの周辺部分を保持するフレームと、
    前記表示パネルの前記第1面と相対する第2面側に配設されて、前記フレームに取り付けられるケースと、
    前記表示領域に対応する窓を有し、前記表示パネルの前記第1面側の縁部を覆うように、前記ケースに取り付けられる表縁パネルと
    前記表縁パネルを前記ケースに固定する第2ネジとを備えた表示装置であって、
    前記ケースには、前記第2ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第3孔が形成されており、
    前記表縁パネルには、前記第2ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第4孔が形成されており、
    前記第3孔および前記第4孔の少なくとも一方は、前記第1面に平行な第2方向よりも前記第1面に垂直な第1方向に長い形状を有しており、これにより、前記第2ネジが完全に締結されていないときには、前記第3孔と前記第4孔の少なくとも一方において前記第2ネジが前記第1方向に移動可能であることにより、前記ケースに対する前記表縁パネルの位置を前記第1方向に変化させることが可能であり、
    前記第2ネジが完全に締結されているときには、前記表縁パネルは前記フレームおよび前記表示パネルと非接触状態にあり、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成されていることを特徴とする表示装置。
  3. 第1面側に表示領域を有する表示パネルと、
    前記表示パネルの周辺部分を保持するフレームと、
    前記表示パネルの前記第1面と相対する第2面側に配設されて、前記フレームに取り付けられるケースと、
    前記ケースを前記フレームに固定する第1ネジと、
    前記表示領域に対応する窓を有し、前記表示パネルの前記第1面側の縁部を覆うように、前記ケースおよび前記フレームに取り付けられる表縁パネルと、
    前記表縁パネルを前記フレームに固定する第3ネジとを備えた表示装置であって、
    前記フレームには、前記第1ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第1孔、および前記第3ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第5孔が形成されており、
    前記ケースには、前記第1ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第2孔が形成されており、
    前記表縁パネルには、前記第3ネジをその軸部が前記第1面に平行になるように保持する第6孔が形成されており、
    前記第1孔および前記第2孔の少なくとも一方、および、前記第5孔および前記第6孔の少なくとも一方は、前記第1面に平行な第2方向よりも前記第1面に垂直な第1方向に長い形状を有しており、これにより、前記第1ネジおよび前記第3ネジの両方が完全に締結されていないときには、前記第1孔と前記第2孔の少なくとも一方において前記第1ネジが前記第1方向に移動可能であり、かつ、前記第5孔と前記第6孔の少なくとも一方において前記第3ネジが前記第1方向に移動可能であることにより、前記ケースおよび前記表縁パネルに対する前記フレームの位置を前記第1方向に変化させることが可能であり、
    前記第1ネジおよび前記第3ネジの両方が完全に締結されているときには、前記表縁パネルと前記表示パネルとは非接触状態にあり、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に所定の大きさの間隙が形成されていることを特徴とする表示装置。
  4. 前記ケースには、前記第1面に垂直に突出部が形成されて、前記突出部に前記第1孔が形成されており、前記突出部の外側に、前記第1孔に対応した部分に切り欠きまたは孔が設けられた側面プレートを有していることを特徴とする請求項1または3記載の表示装置。
  5. 前記表縁パネルは、前記窓の縁部に隣接して、前記フレームの前記第1面側との間に前記所定の大きさの間隙より小さい間隙を形成するように設けられた補強部を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記表示パネルは液晶層を有する液晶表示パネルであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルは、前記表示領域上にタッチパネルを備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 第1面側に表示領域を有する表示パネルの周辺部分にフレームを固定する第1工程と、
    前記第1工程の後に、ケースを前記表示パネルの前記第1面と相対する第2面側に配置し、前記ケースに対する前記フレームの位置を前記第1面に垂直な第1方向に変化させることが可能な第1仮固定状態に、前記ケースを前記フレームに仮固定する第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記表示領域に対応する窓を有する表縁パネルを、前記表示パネルの前記第1面側の縁部を覆うように前記ケースに取り付ける第3工程と、
    前記第3工程の後に、前記フレームの前記ケースに対する位置を前記第1方向に変化させることにより、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に、所定の大きさの間隙を形成するように調節する第4工程と、
    前記第4工程の後に、前記第4工程により調節された状態が維持されるように、前記ケースを前記フレームに固定する第5工程とを備えた表示装置の製造方法。
  9. 前記フレームには第1孔が形成されており、前記ケースには第2孔が形成されており、前記第1孔および前記第2孔の少なくとも一方は、前記第1面に平行な第2方向よりも前記第1方向に長い形状を有しており、
    前記第2工程においては、第1ネジを、その軸部が前記第1面に平行になるように前記第1孔および前記第2孔に配置し、前記第1ネジにより前記ケースを前記フレームに所定範囲の強度で固定することにより、前記第1ネジが前記第1孔と前記第2孔の少なくとも一方において前記第1方向に移動することが可能な状態を前記第1仮固定状態として形成し、
    前記第5工程においては、前記第1ネジを締め付けることにより、前記ケースを前記フレームに固定することを特徴とする請求項8記載の表示装置の製造方法。
  10. 第1面側に表示領域を有する表示パネルの周辺部分にフレームを固定する第1工程と、
    前記第1工程の後に、ケースを前記表示パネルの前記第1面と相対する第2面側に配置し、前記ケースを前記フレーム固定する第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記表示領域に対応する窓を有する表縁パネルを、前記表示パネルの前記第1面側の縁部を覆うように配置し、前記ケースに対する前記表縁パネルの位置を前記第1面に垂直な第1方向に変化させることが可能な第2仮固定状態に、前記表縁パネルを前記ケースに仮固定する第3工程と、
    前記第3工程の後に、前記表縁パネルの前記ケースに対する位置を前記第1方向に変化させることにより、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に、所定の大きさの間隙を形成するように調節する第4工程と、
    前記第4工程の後に、前記第4工程により調節された状態が維持されるように、前記表縁パネルを前記ケースに固定する第5工程とを備えた表示装置の製造方法。
  11. 前記ケースには第3孔が形成されており、前記表縁パネルには第4孔が形成されており、前記第3孔および前記第4孔の少なくとも一方は、前記第1面に平行な第2方向よりも前記第1方向に長い形状を有しており、
    前記第3工程においては、第2ネジを、その軸部が前記第1面に平行になるように前記第3孔および前記第4孔に配置し、前記第2ネジにより前記表縁パネルを前記ケースに所定範囲の強度で固定することにより、前記第2ネジが前記第3孔と前記第4孔の少なくとも一方において前記第1方向に移動することが可能な状態を前記第2仮固定状態として形成し、
    前記第5工程においては、前記第2ネジを締め付けることにより、前記表縁パネルを前記ケースに固定することを特徴とする請求項10記載の表示装置の製造方法。
  12. 前記第5工程が完了した後には、前記表縁パネルは前記フレームおよび前記表示パネルと非接触状態にあるように構成されていることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  13. 前記第3工程において、前記ケースおよび前記表縁パネルに対する前記フレームの位置を前記第1方向に変化させることが可能な第3仮固定状態に、前記表縁パネルを前記フレームに仮固定し、
    前記第5工程において、前記第4工程において調節された状態が維持されるように、前記表縁パネルを前記フレームに固定し、
    前記第5工程が完了した後には、前記表縁パネルは前記表示パネルと非接触状態にあるように構成されていることを特徴とする請求項8または9記載の表示装置の製造方法。
  14. 前記フレームには第5孔が形成されており、前記表縁パネルには第6孔が形成されており、前記第5孔および前記第6孔の少なくとも一方は、前記第1面に平行な第2方向よりも前記第1方向に長い形状を有しており、
    前記第3工程においては、第3ネジを、その軸部が前記第1面に平行になるように第5孔および第6孔に配置し、前記第3ネジにより前記ケースを前記フレームに所定範囲の強度で固定することにより、前記第1ネジが前記第1孔および前記第2孔の少なくとも一方において前記第1方向に移動することが可能であり、かつ、前記第3ネジが前記第5孔と前記第6孔の少なくとも一方において前記第1方向に移動することが可能な状態を前記第3仮固定状態として形成し、
    前記第5工程においては、前記第3ネジを締め付けることにより、前記表縁パネルを前記フレームに固定することを特徴とする請求項13記載の表示装置の製造方法。
  15. 前記第4工程においては、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に前記所定の大きさスペーサを配置して、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとにより前記スペーサが挟まれる状態になるように、前記フレームを前記第1方向に移動させ、その後、前記スペーサを抜き取ることにより、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に前記所定の大きさの間隙を形成することを特徴とする請求項8ないし14のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
  16. 前記第4工程においては、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間の間隙を光学的に測定して、この間隙が前記所定の大きさとなるところまで前記フレームを前記第1方向に移動させることにより、前記表縁パネルの前記窓の縁部と前記表示パネルとの間に前記所定の大きさの間隙を形成することを特徴とする請求項8ないし14のいずれか1項に記載の表示装置の製造方法。
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