JP2004308405A - 杭頭余盛り部処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 場所打ちコンクリート造成杭の余盛り部処理を簡便かつ安価に行う。
【解決手段】 生分解性プラスチックを発泡させてシート状に形成した処理シート1を杭鉄筋2の上端部に周回させた状態で装着しておき、処理シートの内外の余盛りコンクリートを縁切りした状態で硬化させ、処理シートの外側の余盛りコンクリートを斫って杭鉄筋を斫り出した後、処理シートの内側の余盛りコンクリートを斫る。処理シートを杭鉄筋の内側または外側に装着するか、内外に蛇行させた状態で装着する。生分解性プラスチックからなる接着テープ3を用いて処理シートを杭鉄筋に対して接着して固定する。接着テープにより杭鉄筋を被覆する。生分解性プラスチックを筒状または袋状に形成した鉄筋カバーを杭鉄筋の各主筋2aの上端部に装着する。杭鉄筋の内側の余盛りコンクリートの全体を本体部から分断して一括して除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、場所打ちコンクリート造成杭を施工するに際しての杭頭余盛り部処理方法に関する。
周知のように、場所打ちコンクリート造成杭を施工するに際しては杭頭部に対する余盛り処理を行うことが必要である。すなわち、コンクリート打設に際しては杭頭部に泥やスライム等が集中してコンクリート品質が低下するので、通常は設計杭天端より500〜800mm程度余分にコンクリートを打設する(余盛りをする)こととし、コンクリート硬化後にその余盛り部分を斫って除去することで杭全体のコンクリート品質を確保するのである。
上記のような余盛り部処理は、低品質で脆弱であるとはいえコンクリートを斫る作業であるから、かなりの手間を要するものであるばかりでなく騒音と振動を伴う作業となる。
そのため、余盛り部の斫り作業を軽減するための手法として、特許文献1には、多数の袋状部を所定間隔毎に設けたシート状片を杭頭主筋に装着しておくという杭頭鉄筋養生方法が提案され、また特許文献2には、生分解性プラスチックによるスリーブを杭主筋に装着しておくという余盛り部処理方法が提案されている。これらの方法によれば、シート状片やスリーブを杭鉄筋に装着した状態でコンクリートを打設することにより、杭鉄筋とその周囲のコンクリートとが自ずと縁切りされるので、後段での斫り作業を容易に行い得るとされている。
特開平7−138946号公報 特開2002−327435号公報
しかし、特許文献1に示される方法では、多数の杭主筋の全てに対して袋状部を嵌着しながらシート状片を装着しなければならないので、その作業に手間がかかって面倒であるし、またそのシート状片は杭径や杭筋間隔の異なる各種の杭に適合するものを用意しなければならないし、しかもそのシート状片はビニールシート等を素材とするので産業廃棄物として分別回収して処分する必要もあり、それらの点で必ずしも有効ではなく、広く普及するに至っていない。
また、特許文献2に示される方法では、生分解性プラスチックによるスリーブを採用していることから、そのスリーブはいずれは自然消失するので廃棄物としての処理は不要であり、その点では極めて有効ではあるが、生分解性プラスチックをスリーブの形状に加工するためにコスト高であり、スリーブ自体を斫ったり抜き取る作業も必ずしも容易ではないので、それらの点で改善の余地があり、有効な改善策が望まれていた。
上記事情に鑑み、本発明は杭頭余盛り部の処理をより簡便かつ安価に行い得る有効適切な処理方法を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、場所打ちコンクリート造成杭を施工するに際して杭頭部の余盛りコンクリートを除去する杭頭余盛り部処理方法であって、生分解性プラスチックを発泡させてシート状に形成した処理シートを用い、その処理シートを杭鉄筋の上端部に周回させた状態で装着し、その状態でコンクリートを打設して処理シートの内外の余盛りコンクリートを縁切りした状態で硬化させ、処理シートの外側の余盛りコンクリートを斫って杭鉄筋を斫り出した後、処理シートの内側の余盛りコンクリートを斫ることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明の杭頭余盛り部処理方法において、処理シートを杭鉄筋の内側または外側に周回させることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明の杭頭余盛り部処理方法において、処理シートを杭鉄筋の内外に蛇行させた状態で周回させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1,2または3の発明の杭頭余盛り部処理方法において、テープ状の生分解性プラスチックに粘着剤を塗布した接着テープを用い、その接着テープによって処理シートを杭鉄筋に対して接着して固定しておくことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明の杭頭余盛り部処理方法において、接着テープを余盛り部における杭鉄筋の全長を被覆する状態で貼付することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1,2,3,4または5の発明の杭頭余盛り部処理方法において、筒状または袋状の生分解性プラスチックによる鉄筋カバーを用い、その鉄筋カバーを杭鉄筋の各主筋の上端部に装着したうえで処理シートを装着することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1,2,3,4,5または6の発明の杭頭余盛り部処理方法において、処理シートの外側の余盛りコンクリートを斫った後、処理シートの内側の余盛りコンクリートの全体を杭の本体部分から分断してその全体を一括して吊り上げて除去することを特徴とする。
請求項1の発明は、生分解性プラスチックを発泡させてシート状に形成した処理シートを杭鉄筋の上端部に周回させた状態で装着することにより、処理シートの内外の余盛りコンクリートが自ずと縁切りされるので、余盛りコンクリートの斫り作業を容易に行い得ることはもとより、処理シートの装着作業を何等面倒なく簡単に行い得るし、処理シートはいずれは自然消失してしまうから産業廃棄物として分別回収して処分する必要はなく、また、処理シートは生分解性プラスチックを発泡させて単なるシート状に成形したものであるので充分に安価なものとでき、したがって、余盛り処理作業の効率向上と低コスト化を充分に図ることができる。
請求項2の発明は、処理シートを杭鉄筋の内側または外側に装着することで、杭鉄筋とその内側または外側の余盛りコンクリートとの縁切りを確実に行い得る。
請求項3の発明は、処理シートを杭鉄筋の内外に蛇行させて周回させるので、処理シートの内外の余盛りコンクリートを確実に縁切りできるばかりでなく、杭鉄筋の外側の余盛りコンクリートを斫る際にはそれを大きく剥離させることができて効率的な斫り作業が可能である。また、処理シートを杭鉄筋に引っかけながら装着することができるので、その作業を1人でも容易に行うことが可能である。
請求項4の発明は、生分解性プラスチックからなる接着テープによって処理シートを杭鉄筋に接着するので、杭鉄筋に対する処理シートの装着作業を特に容易にかつ確実に行い得るし、接着テープもいずれは自然消失してしまうのでそれを産業廃棄物として分別回収して処分する必要もない。
請求項5の発明は、接着テープにより処理シートを杭鉄筋に接着すると同時にその接着テープにより杭鉄筋の全長を被覆することにより、処理シートのみならず接着テープによっても杭鉄筋と余盛りコンクリートとの縁切りがなされる。
請求項6の発明は、生分解性プラスチックを筒状または袋状に形成した鉄筋カバーを各主筋に装着することにより、杭鉄筋と余盛りコンクリートとをより確実に縁切りでき、余盛りコンクリートの斫りをより容易に行うことができる。
請求項7の発明は、処理シートの内側の余盛りコンクリートの全体を杭の本体部分から分断してその全体を一括して吊り上げて除去することにより、斫り作業を大幅に軽減し得て最も効率的な処理が可能である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態では、いずれも公知の生分解性プラスチックを10倍程度の発泡倍率で発泡させて厚さ2〜3mm程度、幅800mm程度の長尺シート状とした処理シート1を用い、その処理シート1を杭鉄筋2の上端部に周回させた状態で装着することを主眼とするものである。なお、本実施形態における杭鉄筋2は、主筋2aとフープ筋2bとが予め組み立てられた鉄筋かご状のものである。
図1〜図2に示す実施形態では、2枚の処理シート1をそれぞれほぼ半周にわたって周回させるようにして杭鉄筋2の内側に装着している。その装着位置は、図2(b)に示すように、設計杭天端よりも100mm程度上の位置から余盛り部(通常は設計杭天端から500〜800mm程度の高さまで)の全体にわたる範囲とする。
杭鉄筋2に対する処理シート1の装着は、各処理シート1の端部を折り返して主筋2aに巻回して接着テープ3により固定するとともに、処理シート1の中間部も同様に接着テープ3によって適当な間隔で主筋2aに対して接着して固定することで行う。接着テープ3も生分解性プラスチックからなるものを用いることとし、その接着テープ3としては、公知の生分解性プラスチックからなる厚さ数百μm程度、幅150mm程度のテープ状のフィルムの一面に粘着材を塗布したもの、あるいは上記の処理シート1をテープ状に加工してその一面に粘着材を塗布したものを用いると良い。
上記のように、杭鉄筋2の上端部内側に処理シート1を周回させた状態で装着し、その状態でコンクリートを打設すると、処理シート1の内外に打設された余盛りコンクリートは杭鉄筋2の内側の位置で自ずと縁切りされた状態で硬化するから、余盛りコンクリートの斫り作業を容易に行うことが可能となる。すなわち、まず杭鉄筋2の外側の被り部分をドリルにより側方あるいは上方から斫ると、処理シート1の外側のコンクリートは自ずと剥がれ落ちるようにして容易に除去され、杭鉄筋2を容易に斫り出すことができる。そして、その時点では杭鉄筋2の内側(つまり処理シート1の内側)のコンクリートは既に杭鉄筋2とは分断されているから、内側のコンクリートに対する斫りも容易に行うことができる。以上のようにして処理シート1の内外のコンクリートを斫って除去した後には、通常どうり設計杭天端までの仕上げ斫りを行う。
なお、内側のコンクリートを斫る際には、処理シート1とともに、あるいは処理シート1を取り外しながら、ドリルによる通常の斫り作業で行うことでも良いが、あるいは削岩機やクサビを利用して処理シート1の内側に残されているコンクリートの全体を杭の本体部分から分断し、その全体を一括して重機により吊り上げて除去することも可能であり、そのようないわゆる芯抜き工法を採用することで余盛り部の処理作業をより効率的に行うことができる。
以上の方法によれば、余盛りコンクリートの斫り作業を容易に行い得ることはもとより、コンクリート打設に先立って処理シート1を杭鉄筋2の内側に周回させた状態で接着テープ3により固定するだけで良いので、その装着作業は何等面倒ではなく、上述した従来の方法のように多数の袋状部を個々の主筋に対して嵌着する場合に比較して施工性を大きく改善することができる。
そして、処理シート1のみならず接着テープ3も、いずれは自然消失してしまう生分解性プラスチックを素材とするものを用いたので、それらを産業廃棄物として分別回収して処分するような必要はないし、特に処理シート1は生分解性プラスチックを10倍程度に発泡させて単なるシート状に形成したものであるので、生分解性プラスチックを発泡させずにシート成形する場合や、従来の複雑な断面形状のスリーブに加工する場合に較べて充分に安価なものとできる。
なお、上記実施形態では、杭鉄筋2にそれを吊り上げるためのワイヤーをかけたり、また杭鉄筋2にそのレベル調整用の治具等を取り付ける必要があることから、2枚の処理シート1を用いてそれらを半周ずつ周回させた状態で装着することとしてそれらの間に若干の隙間を確保するようにしたが、そのような必要がなければ、図3に示すように単に1枚の処理シート1を全周にわたって隙間なく周回させた状態で装着することで充分である。勿論、必要であれば処理シート1を3枚以上に分けて3か所以上の隙間を設けることでも良いのであるが、あまり多数の隙間を設けることは、隙間の部分ではコンクリートの縁切りがなされないし、装着の手間もかかるから、本方法の主旨にもとり、好ましくない。
さらに、必要であれば、図4に示すように、杭鉄筋2の各主筋2aに鉄筋カバー4を装着しておくことも考えられる。この場合、鉄筋カバー4としては、生分解性プラスチックを筒状に発泡成形したものや、あるいは上記の処理シート1を主筋2aに被せることができる径寸法の筒状に加工したものが好適に採用可能である。杭鉄筋2に処理シート1を装着するに先立ってこのような鉄筋カバー4を各主筋2aに被せておけば、その分のコストと装着の手間は必要とはなるが、主筋2aとコンクリートとの縁切りをより確実に行うことができ、余盛りコンクリートの斫り作業をより容易に行うことが可能である。
以下、さらに他の実施形態について説明する。
図5に示す実施形態は、図1〜図2に示した先の実施形態を基本として、接着テープ3の使用形態を変更したものである。すなわち、先の実施形態では単に処理シート1を主筋2aに対して固定するために接着テープ3を用いていたのであるが、本実施形態では大判(たとえば幅200mm×長さ800mm)の接着テープ3を用いて、そのような接着テープ3により主筋2aを全長にわたって被覆してしまうように接着しており、これにより処理シート1をより確実に固定できるととともにその装着作業を効率的に行うことができ、しかもその主筋2aは接着テープ3によって余盛りコンクリートと自ずと縁切りがなされることになるので、主筋2aの外側の余盛りコンクリートをより容易に斫ることが可能となる。この場合、図示例のように主筋2aを1本おきに接着テープ3によって被覆することでも良いが、全ての主筋2aを同様にして被覆してしまえばより効果的である。また、先の実施形態では処理シート1の端部を折り返して主筋2aを巻き込むようにしていたが、本実施形態では(b)に示すように処理シート1の端部を巻き込むことなく、大判の接着テープ3を主筋2aを包み込むように接着することに代えており、それにより処理シート1の節約とその装着作業をより簡易化できるものとなっている。
以上の各実施形態はいずれも処理シート1を杭鉄筋2の内側に装着するものであるが、図6に示す実施形態は、処理シート1を杭鉄筋2の外側に装着するようにしたものである。この場合も同様に処理シート1による縁切り効果が得られて余盛りコンクリートを容易に斫ることができるが、さらに本実施形態では、図5において示した大判の接着テープ3を用いて全ての主筋2aをその全長にわたって被覆するようにしており、これにより主筋2aとその内側の余盛りコンクリートとが確実に縁切りされるものとなっている。なお、処理シート1の端部は図5の場合と同様に接着テープ3により包み込むようにして固定している。
図7〜図8に示す実施形態は、処理シート1を主筋2aの内外に蛇行させた状態で周回させるようにしたものである。すなわち、基本的には処理シート1を杭鉄筋2の内側に装着するのであるが、2本おきに主筋2aの外側を通す(2本の主筋の内側を通したら次の主筋の外側を通す)ようにしている。そして、処理シート1を内側から大判の接着テープ3によって主筋2aに対して接着して固定するとともに、その接着テープ3により主筋2aを被覆するようにしている。
本実施形態によれば、処理シート1と接着テープ3により余盛りコンクリートと主筋2aとを縁切りできるばかりでなく、処理シート1を主筋2aに引っかけながら装着することができるので、その作業を1人でも容易に行うことが可能となるし、処理シート1が主筋2aから外れてしまったりずれる懸念も少ないので、処理シート1の端部以外は接着テープ3による固定を軽減ないし省略することも可能である。但し、接着テープ3による縁切り効果を期待する場合には上記のように接着テープ3により主筋2a全体を被覆してしまうことが好ましい。
そして本実施形態では、処理シート1を蛇行させて部分的に主筋2aの外側を通すことにより、処理シート1の外側の余盛りコンクリートを斫る際にはその位置で余盛りコンクリートが周方向に分断され易いものとなり、それが自ずと大きく剥離するように斫ることができて効率的な作業が可能となる。
それに加えて本実施形態では、主筋2aに袋状の鉄筋カバー5を装着するようにしている。図4に示した先の実施形態では、生分解性プラスチックを筒状に発泡成形したものや、同じく発泡成形している処理シート1を筒状に加工した鉄筋カバー4を用いていたが、本実施形態では発泡成形していない薄いフィルム状の生分解性プラスチックからなる袋状の鉄筋カバー5を採用し、それを全ての主筋2aに被せてビニールテープ6により止め、それら鉄筋カバー5上に処理シート1を装着するようにしている。これにより、全ての主筋2aが処理シート1、接着テープ3、鉄筋カバー5によって余盛りコンクリートと完全に縁切りされることになる。また、主筋2aが濡れているような場合には接着テープ3による粘着力が低下して確実に接着されなかったり剥がれてしまうことも想定されるが、上記のような鉄筋カバー5を装着することでそのような不具合も回避することができる。
なお、上記のように処理シート1を蛇行状態で周回させる場合、杭径や主筋2aの本数、主筋2aの間隔等の条件によっては、必ずしも上記のように2本おきに蛇行させることはなく、たとえば3本の主筋2aの内側を通したら1本の主筋2aの外側を通す、あるいは3本の主筋2aの内側を通したら2本の主筋2aの外側を通すようにする等、適宜の変更が可能であるし、図9に示すように1本ずつの主筋2aの内外に交互に蛇行させることでも勿論良い。
図10〜図11は主筋2aが二重に配筋されている場合の適用例であり、図10は外側の主筋2aと内側の主筋2aのそれぞれに対して処理シート1を図5に示した実施形態と同様に装着したものであり、図11は内側の主筋2aに対してのみ図7に示した実施形態と同様にして処理シート1を装着したものであり、いずれも処理シート1による余盛りコンクリートに対する縁切り効果が得られてその斫り作業を容易に行うことが可能である。
以上で本発明の実施形態を説明したが、それら各実施形態は様々に組み合わせることも可能であり、たとえば図4に示した鉄筋カバー4や図7〜図8に示した鉄筋カバー5は他の実施形態においても同様に採用可能であるし、図1〜図2に示した実施形態において説明した芯抜き工法はいずれの実施形態においても適用可能である。また、図1〜図9に示したいずれの実施形態も、図10〜図11に示したように二重に配筋されている主筋2aのいずれに対しても同様に適用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態を示す杭頭部の斜視図である。 同、平面図および側面図である。 本発明の他の実施形態を示す杭頭部の斜視図および平面図である。 同、さらに他の実施形態を示す杭頭部の斜視図および要部詳細図である。 本発明の他の実施形態を示す杭頭部の斜視図および平面図である。 本発明の他の実施形態を示す杭頭部の斜視図および平面図である。 本発明の他の実施形態を示す杭頭部の平面図および側面図ならびに要部詳細図である。 同、要部斜視図である。 本発明の他の実施形態を示す杭頭部の平面図である。 本発明の他の実施形態を示す杭頭部の平面図である。 本発明の他の実施形態を示す杭頭部の平面図である。
符号の説明
1 処理シート
2 杭鉄筋
2a 主筋
2b フープ筋
3 接着テープ
4 鉄筋カバー
5 鉄筋カバー
6 ビニールテープ

Claims (7)

  1. 場所打ちコンクリート造成杭を施工するに際して杭頭部の余盛りコンクリートを除去する杭頭余盛り部処理方法であって、生分解性プラスチックを発泡させてシート状に形成した処理シートを用い、その処理シートを杭鉄筋の上端部に周回させた状態で装着し、その状態でコンクリートを打設して処理シートの内外の余盛りコンクリートを縁切りした状態で硬化させ、処理シートの外側の余盛りコンクリートを斫って杭鉄筋を斫り出した後、処理シートの内側の余盛りコンクリートを斫ることを特徴とする杭頭余盛り部処理方法。
  2. 請求項1記載の杭頭余盛り部処理方法において、処理シートを杭鉄筋の内側または外側に周回させることを特徴とする杭頭余盛り部処理方法。
  3. 請求項1記載の杭頭余盛り部処理方法において、処理シートを杭鉄筋の内外に蛇行させた状態で周回させることを特徴とする杭頭余盛り部処理方法。
  4. 請求項1,2または3記載の杭頭余盛り部処理方法において、テープ状の生分解性プラスチックに粘着剤を塗布した接着テープを用い、その接着テープによって処理シートを杭鉄筋に対して接着して固定しておくことを特徴とする杭頭余盛り部処理方法。
  5. 請求項4記載の杭頭余盛り部処理方法において、接着テープを余盛り部における杭鉄筋の全長を被覆する状態で貼付することを特徴とする杭頭余盛り部処理方法。
  6. 請求項1,2,3,4または5記載に杭頭余盛り部処理方法において、筒状または袋状の生分解性プラスチックによる鉄筋カバーを用い、その鉄筋カバーを杭鉄筋の各主筋の上端部に装着したうえで処理シートを装着することを特徴とする杭頭余盛り部処理方法。
  7. 請求項1,2,3,4,5または6記載の杭頭余盛り部処理方法において、処理シートの外側の余盛りコンクリートを斫った後、処理シートの内側の余盛りコンクリートの全体を杭の本体部分から分断してその全体を一括して吊り上げて除去することを特徴とする杭頭余盛り部処理方法。
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