JP2004308148A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人の通行により外れてしまうことを抑制でき、枠体への取り付けが容易な戸当りパッキンを備えた開口部装置を提供する。
【解決手段】開閉可能な戸体と、該戸体の接触を受ける戸当りパッキンを少なくとも下枠に備えた枠体とを具備する開口部装置において、下枠室外側上面に上向きに開口する上部溝を設けるとともに、下枠の室外側側面に室外側に開口する側部溝を設け、戸当りパッキンには上部溝に係合する上部係合部と、側部溝に係合する側部係合部とを設ける。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部装置にかかり、特に開口部を通過する人の通行により外れることが少なく、メインテナンス性に優れる戸当りパッキンを備えた開口部装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
戸建住宅や、集合住宅の玄関などには、枠体に開閉機構を介して戸体が取り付けられている開口部装置が使用されることが多い。このような開口部装置の場合、戸体が閉鎖される場合に枠体に衝撃がかからないように、枠体の戸体に面する側に戸当りパッキンと称される緩衝部材が取り付けられている。この戸当りパッキンにより、戸体を閉鎖する際の戸体と枠体との衝撃を和らげるとともに、戸体と枠体との間を密着させて、気密・水密を図ることが可能となる。
【0003】
このような従来の戸当りパッキンを枠体に取り付ける場合、図7に示すように、断面形状で示した場合、枠体71側に凹部又は湾入部72を設ける一方、パッキン側73にはドッグボーン状の嵌入部74を形成して、パッキンの嵌入部74を横方向から枠体の湾入部72内部に差し入れるようにしてパッキン73を枠体に組み付け、パッキン73の両端部を枠体に接着剤にて接着して固定を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この戸当りパッキンが枠体の下枠に取り付けられている場合、人がその開口部を出入りするので、パッキンを踏みつけることがあり、状況により、パッキンを下枠から引き剥がす方向への力がかかることが多々ある。したがって、人が通行することにより、戸当りパッキンが下枠から外れてしまうことがあるという問題があった。また、図7に示したような構造の下枠とパッキンの場合、下枠にパッキンを取り付けるには下枠の一の端部にパッキンの端部を差し込んでしごき入れるようにはめ込む作業を必要とし、この作業が繁雑で煩わしいという問題もあった。
【0005】
そこで、本発明は、人の通行により外れてしまうことを抑制でき、枠体への取り付けが容易な戸当りパッキンを備えた開口部装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
請求項1の発明は、開閉可能な戸体(4)と、該戸体の接触を受ける戸当りパッキン(30)を少なくとも下枠(2b)に備えた枠体(2)とを具備する開口部装置(1)であって、前記下枠室外側上面には上向きに開口する上部溝(B1)が設けられるとともに、前記下枠の室外側側面には室外側に開口する側部溝(B2)が設けられ、前記戸当りパッキンには前記上部溝に係合する上部係合部(M)と、前記側部溝に係合する側部係合部(N)とが設けられていることを特徴とする開口部装置を提供して前記課題を解決する。
【0008】
この発明によれば、下枠に取り付けられた戸当りパッキンを人が踏みつけた場合、パッキン上部係合部が横方向及び下方向への力を受けるが、上部係合部は上向きの上部溝に係合されているので、上記の横方向及び下方向への力に抗して、両者の係合が容易に外れることがない。また、上部係合部の下方に配置される側部係合部は、側方に開口されている側部溝に係合されているので、上下方向の力に坑して戸当りパッキンが下枠から抜け出ることが防止される。このように異なる方向に組み合わされた複数の係合が協働することにより、上下方向及び横方向への力に抗して、戸当りパッキンが枠体(下枠)から抜け落ちることが防止される。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の開口部装置(1)において、前記上部溝(B1)には折り返し形状(132、133)が設けられるとともに、前記上部係合部(M)にも折り返し形状(33、34)が形成され、前記側部係合部(N)は、先端部(35a)が楔形状に形成されるとともに抜け止め形状(35b)を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、上部溝と上部係合部とは折り返し形状同士が係合しあうことが可能となり、さらに係合が外れ難い構造を取ることが容易である。また、側部係合部には抜け止め形状が備えられているので、側部溝から脱落することを防止しやすい。さらに、戸当りパッキンの上部係合部の折り返し部を枠体(下枠)上部溝に、また戸当りパッキンの側部係合部の楔状先端を側部溝に当接してそのまま押し込めば両者を一体に組み立てることが容易であり、組み立て時の作業性がすこぶる良い。
【0011】
請求項3の発明は、請求項2に記載の開口部装置(1)において、戸当りパッキン(30)の楔形状がなす面の一部(35c)と、前記側部溝(B2)の一部(135)とが、枠体(2)長手方向に面接触可能に構成されていることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、面接触可能な戸当りパッキンの楔形がなす面の一部と、側部溝の内面の一部とを、接着剤により接着して、戸当りパッキンを枠体(下枠)に堅固に固定して一体化することが容易となる。
【0013】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
【0015】
図1は、本発明の開口部装置を室内側視点より示す正面図である。図1において、開口部装置1はテラスドア等のドア装置で、開口部装置1は複層ガラスを備え、樹脂アルミ複合サッシドアとして構成されている。この開口部装置1は、建物の躯体の開口に取付けられる枠体2と、この枠体2内に蝶番3a、3b、3cを介して室外側に回動自在に吊り込まれた戸体4とを備えている。前記枠体2は、上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2c、2dにより四方枠状に形成されている。上枠2aおよび左右の縦枠2c、2dは、樹脂アルミ複合サッシからなり、略同一断面形状に形成されている。下枠2bは、押出し成型されたアルミニウムサッシにより形成されている。
【0016】
戸体4は、上桟4aと下桟4bと、左右の縦框4c、4dからなる戸体枠にガラスパネル5がはめ込まれている。左縦框4cには前記蝶番3a、3b、3cが取り付けられ、これを介して戸体4が枠体2の縦枠2cに取り付けられている。右縦框4dの高さ方向略中央部にはドアノブ6が取り付けられている。使用者はドアノブ6に手を掛けてドアノブ6を垂直方向に回動させることにより、戸体4を蝶番3a、3b、3cの軸芯の回りに回動させて室外側に開くことができる。
【0017】
図2は、図1におけるII−II線に沿った垂直断面図である。図2の上端及び下端には上枠2aと下枠2bとが表されている。上枠2aは、室内側(図において右方向)に樹脂パネル21を装着した上枠サッシ22を備えている。上枠22の室外側向きの面の下端には上部戸当りパッキン23が取り付けられている。下枠2bはアルミニウムサッシ31を主体に構成され、その室外側向きの面の上端には本発明の特徴的部分である下部戸当りパッキン30が取り付けられている。上部戸当りパッキン23、及び下部戸当りパッキン30については後に詳しく説明する。
【0018】
上下の枠2a、2bの間には、戸体4が配置されている。戸体4は、上桟2aと、下桟2bとを備えている。上桟2aは、サッシ部25と、サッシ部25の室内側に装着された樹脂パネル24とを備えている。同様に、下桟2bは、サッシ部29と、サッシ部29の室内側に装着された樹脂パネル28とを備えている。上下のサッシ部25及び29の間にはグレージングチャネル26、27を介して、スペーサ32、33を狭持するように複層ガラス5a、5bが装着されている。
【0019】
図3は、図2における参照符号Aで示された部分を拡大して示す図である。本図において、下部戸当りパッキン30が中央部にスマッジングを付されて表されている。戸当りパッキン30は、上部水平部32と、上部水平部32の室内端部が下方に折り返された右側垂直部33とが形成され、右側垂直部33の下端はさらに室外側に折り返されて中央水平部34を形成している。右側垂直部33と、中央水平部34とは、上部係合部Mを形成している。一方上部水平部32の中央やや室内側よりの下面からは中央垂直部39が下方に向けて延在している。中央垂直部39の下端よりやや上方の室内側面からは室内方向に向けて楔部35が延設されている。楔部35は、室内方向先端が楔状をしており、下方に向けて返し部35bが設けられている。楔部35、及び返し部35bは、側部係合部Nを形成している。
【0020】
中央垂直部39の下端には室外方向に向けて下部水平部36が上部水平部の略2分の1の長さに延設されている。中央垂直部39と下部水平部36との交点付近から上部水平部32の室外側端部やや室内よりの下面に向けて斜行部37が設けられている。斜行部37の上端は上部水平部32の下面に接合されている。さらに上部水平部32の室外側先端からは下方に向けて左側垂直部38が延在する。左側垂直部38の長さは略中央垂直部と同一である。左側垂直部38の下端は自由端となっている。
【0021】
次に下部戸当りパッキン30が取り付けられている下枠2bのアルミニウムサッシ31の構造について戸当りパッキン30との関係を中心に説明する。下枠2bの室内側に面する垂直な主端面120の上端近傍から室外側に向けて水平部130が延設されている。水平部130の室外側先端には、水平部130とともに略「T」字状を形成する第一垂直部133が設けられている。第一垂直部133の室外側の面は下部戸当りパッキン30の中央垂直部39の室内側面に当接されている。第一垂直部133の上端はさらに室内側に折り返された折り返し部132を形成している。水平部130の中央やや室外側寄り上面からは第一垂直片131が立設されている。第一垂直片131の室外側面は戸当りパッキン30の右側垂直部33の室内側面に当接されている。
【0022】
水平部130、第一垂直片131、折り返し部132、及び第一垂直部133に囲まれた部分は、上部溝B1を形成している。第一垂直部133と折り返し部132とは、戸当りパッキン30の右側垂直部33及び中央水平部34と互いの折り返しが絡み合うように係合している。換言すれば、戸当りパッキン30の上部係合部Mと、下枠2bの上部溝B1とが係合している。上記のような位置関係をとることにより、戸当りパッキン30の係合部M、とくに右側垂直部33の自由な動きが規制され、両者の係合がさらに強固にされている。
【0023】
第一垂直部133の下方には水平部130の下面より第二垂直片134が延設されている。第二垂直片134の先端からは室外方向下方に斜行する斜行片135が設けられ、斜行片135の先端はさらに上方に折り返されて、上向き部136を形成している。第一垂直部133、水平部130、第二垂直片134、斜行片135、及び上向き部136は湾型を形成しており、第一垂直部133、及び上向き部136がこの湾型の側部溝B2にあたる。このアルミニウムサッシ31の側部溝B2に戸当りパッキン30の側部係合部Nが係合されている。
【0024】
楔部35はその先端35aが楔形状をしているので、側部係合部Nを側部溝B2の入り口から円滑に内部に導き入れることができる一方、ひとたび楔部35が側部溝B2に係合されると楔部35には返し部35bが形成されているので、側部係合部Nが側部溝B2から抜け落ちることがない。すなわち戸当りパッキン30が下枠2bに堅固に保持される。
【0025】
さらに、楔部35の楔形状をなす下側傾斜面35cとアルミニウムサッシ31の斜行片135上面は面接触可能に形成されている。したがってこれら両面を接着剤にて固定することにより(通常は長手方向両端部のみの接着が行われる。)戸当りパッキン30をアルミニウムサッシ31に堅固に固定することができる。
【0026】
かくして、アルミニウムサッシ31に堅固に固定された戸当りパッキン30は、図3の左側に示される戸体4が閉鎖される際の衝撃を和らげ、また戸体4が閉鎖された状態において戸体4と枠体2との気密を保つ機能を発揮する。実際に接触が行われるのは戸体4の樹脂パネル28と、戸当りパッキン30の右側垂直部38である。右側垂直部38の下端は自由端となっており、また、上部水平部32及び斜行部37が衝撃を受けると適度に撓み、緩衝機能及び気密機能を発揮する。
【0027】
図4は、図1におけるIV−IV線に沿った水平断面図である。図4においては、図1〜図3において説明した部材と同一部材は、それらと同一参照符号を付してそれらの説明は省略する。本実施形態においては本発明の特徴的部分である戸当りパッキン30が上枠2a、及び下枠2bのみに使用されており、左右の横枠2c、2dには通常のタイプの戸当りパッキン100、200が使用されている。
【0028】
左縦枠2cには蝶番3bを介して戸体4が室外方向に開放化能に取り付けられている。左縦枠2cはアルミサッシ41と、アルミサッシ41に装着された樹脂パネル42により構成されている。同様に右縦枠2dはアルミサッシ43と、アルミサッシ43に装着された樹脂パネル44により構成されている。
【0029】
戸体4の左縦框4cは、アルミサッシ45と、アルミサッシ45に装着された樹脂パネル46により構成されている。同様に戸体4の右左縦框4dは、アルミサッシ47と、アルミサッシ47に装着された樹脂パネル48により構成されている。左右の縦框4c、4dの間にはグレージングチャネル49、50を介して、スペーサ51、52を狭持するように複層ガラスパネル5a、5bが配置されている。
【0030】
図5は、第二実施形態にかかる開口部装置に使用される戸当りパッキンを示す断面図である。この実施形態では側部溝B2に係合する戸当りパッキン30の側部係合部N(楔部35)の形状が鏃形状となり、返し部が側部溝B2の二つの先端それぞれに対して形成されている。このような構成をとることにより、さらに下枠2bと戸当りパッキン30との係合強度を高めることができる。
【0031】
図6は、戸体4を開放した状態において、下枠2bに取り付けられた戸当りパッキン30を示す斜視図である。下枠2bは、図1におけるVI−VI線に沿った垂直面で切り欠かれた断面が表されている。戸当りパッキン30は下枠2bに取り付けられた状態で、スマッジングが付されて表されている。図6に表されている戸体4が開放された状態においては、戸体4が閉鎖されている状態において、戸体4に当接されている、戸当りパッキン30の右側垂直部38は、戸当りパッキン30が本来持つ弾性により、先端が斜め下方に伸びている。かくして戸体4が閉鎖されるときには、戸体4の下桟4bの室内側面が斜め下方に伸びている戸当りパッキンの右側垂直部38に当接され、その弾性によって、衝撃を和らげられるようにして、枠体2に納まることができる。
【0032】
本発明において、戸当りパッキン30を構成する材料は特に限定するものではないが、適度な弾性を有するという観点からエラストマー樹脂が好ましく使用される。
【0033】
なお、上記実施形態においては、テラスドアに本発明の開口部装置を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、玄関ドア、勝手口ドア当にも当然に適用できる。但しこれらの場合には、防犯上の観点から、複層ガラスパネルの大きさは最小限にとどめるか、あるいは全く使用しないことが好ましい。
【0034】
さらに本発明は、上記のようないわゆるスイング形のドアを備えた開口部のみならず、引き違い式の障子を備えた開口部装置に適用することも可能である。このような場合には、障子とパッキンとの間に適切な隙間を設けることが好ましいことはいうまでもない。
【0035】
また、上記実施形態では、上部に折り返し形状同士の係合、下部には溝とその溝に嵌入する楔形状との係合構造を配した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記係合構造が上下逆に配置されていても良い。要は、二つの異なる形状を持つ係合構造が上下方向に組合わされて配置され、互いに協働して異なる方向の力に対して、パッキンと枠体とが引き離されることを防止することができるような構成をとっていればよい。
【0036】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
【0037】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、下枠に取り付けられた戸当りパッキンを人が踏みつけた場合、パッキン上部係合部が横方向及び下方向への力を受けるが、上部係合部は上向きの上部溝に係合されているので、上記の横方向及び下方向への力に抗して、両者の係合が容易に外れることがない。また、上部係合部の下方に配置される側部係合部は、側方に開口されている側部溝に係合されているので、上下方向の力に坑して戸当りパッキンが下枠から抜け出ることが防止される。このように異なる方向に組み合わされた複数の係合が協働することにより、上下方向及び横方向への力に抗して、戸当りパッキンが枠体(下枠)から抜け落ちることが防止される。
【0038】
請求項2の発明によれば、上部溝と上部係合部とは折り返し形状同士が係合しあうことが可能となり、さらに係合が外れ難い構造を取ることが容易である。また、側部係合部には抜け止め形状が備えられているので、側部溝から脱落することを防止しやすい。さらに、戸当りパッキンの上部係合部の折り返し部を枠体(下枠)上部溝に、また戸当りパッキンの側部係合部の楔状先端を側部溝に当接してそのまま押し込めば両者を一体に組み立てることが可能であり、組み立て時の作業性がすこぶる良い。
【0039】
請求項3の発明によれば、面接触している戸当りパッキンの楔形がなす面の一部と、側部溝の内面の一部とを、接着剤により接着して、戸当りパッキンを枠体(下枠)に堅固に固定して一体化することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開口部装置を示す図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った垂直断面図である。
【図3】図2における参照符号Aで示された部分を拡大して示す図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿った水平断面図である。
【図5】第二実施形態にかかる開口部装置に使用される戸当りパッキンを示す断面図である。
【図6】戸体を開放した状態において、下枠に取り付けられた戸当りパッキンを示す斜視図である。
【図7】従来の戸当りパッキンの枠体への取り付けを示す断面図である。
【符号の説明】
B1 上部溝
B2 側部溝
M 上部係合部
N 側部係合部
1 開口部装置
2 枠体
2b 下枠
4 戸体
30 戸当りパッキン
33 右側垂直部(折り返し部)
34 中央水平部(折り返し部)
35 楔部(嵌入部)
35a 先端部
35b 返し部(抜け止め形状)
35c 下側傾斜面(楔形状がなす面の一部)
132 折り返し部
133 第一垂直部(折り返し部)
135 斜行片(湾入部内面の一部)

Claims (3)

  1. 開閉可能な戸体と、該戸体の接触を受ける戸当りパッキンを少なくとも下枠に備えた枠体とを具備する開口部装置であって、
    前記下枠室外側上面には上向きに開口する上部溝が設けられるとともに、前記下枠の室外側側面には室外側に開口する側部溝が設けられ、
    前記戸当りパッキンには前記上部溝に係合する上部係合部と、前記側部溝に係合する側部係合部とが設けられている、
    ことを特徴とする開口部装置。
  2. 前記上部溝には折り返し形状が設けられるとともに、前記上部係合部にも折り返し形状が形成され、
    前記側部係合部は、先端部が楔形状に形成されるとともに抜け止め形状を備えることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記戸当りパッキンの楔形状がなす面の一部と、前記側部溝の内面の一部とが、前記枠体長手方向に面接触可能に構成されている請求項2に記載の開口部装置。
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